わたしはかもめ2015年鴎の便り(3月)

便

3月31日

千葉ロッテ5−3北海道日本ハム(QVCマリン)

ロッテが逆転勝ちした。0−2の4回、クルーズの2点二塁打で同点。続く根元の適時打で勝ち越し、吉田の2点適時打でこの回計5点を奪った。石川は9安打を浴びたが7回3失点と粘り今季初勝利。日本ハムは拙攻が目立った。

123456789R
北海道日本ハム0002001003
千葉ロッテ00050000x5

◇石川、7回130球の熱投

石川が粘りの投球でホーム開幕戦白星に貢献した。

4回1死二塁、甘く入った直球を左中間スタンドに運ばれ先制を許し後続にも連打を浴び、ピンチが続く。

だが、昨季の新人王は落ち着いていた。140キロ前後の直球にカーブとシンカーを織り交ぜ、併殺で切り抜けた。「調子は良くなかった」と話すが、逆転した5回以降は4つの三振を奪う安定を見せた。「熱い声援で投げ切れた」と7回130球の熱投。大歓声の期待に応えた。

ページトップ

ロッテ石川「絶景」本拠開幕戦1勝、7回3失点[スポニチ]

ロッテ・石川が本拠地開幕戦で白星をつかんだ。昨季新人王は4回の先制2ランなど9安打を許しながら7回3失点にまとめ「内容はともかく、勝てればいいと思っていた」と息をついた。

QVCマリン特有の強風に悩まされ、得意のシンカーが落ちきらなかった。その中で、カーブやスライダーを効果的に使って組み立て「悪いなりにできた」。“幕張の石川五右衛門”はお立ち台でスタンドを見渡し、「絶景です」と決めゼリフで締めた。

根元
「今日の試合は大事だった。このカードを勝ち越せたら、さらに勢いが付く。」(4回1死三塁から勝ち越しの右前打)

ページトップ

佐々木希、ワンバン始球式「不思議な感覚になりました」[スポニチ]

ロッテアイスのCMに出演しているモデルで女優の佐々木希(27)が始球式を務めた。

「やるからにはストライクをとりたい」と意気込んでいたが、人生初の始球式はワンバウンド投球。「マウンドに出る前は緊張しましたが、実際にマウンドに立ってみると不思議な感覚になりました。あとちょっとでボールが(捕手まで)届きそうだったので、悔しいからまたリベンジしたい」とコメントした。

ページトップ

ロッテ、石川、本拠地開幕戦で白星「内容はともかく…」[スポニチ]

ロッテの石川が本拠地開幕戦で白星をつかんだ。昨季新人王は4回の先制2ランなど9安打を許しながら7回3失点にまとめ「内容はともかく、勝てればいいと思っていた」と息をついた。

この球場特有の強風に悩まされ、得意のシンカーが落ちきらなかった。その中で、カーブやスライダーを効果的に使って組み立て「悪いなりにできた」と言う。次回の登板に向けては「監督もこういう内容は求めてないと思う。次は内容もしっかりして勝てれば」と好投を誓った。

ページトップ

ロッテ、マーくん、球団社長に「倍倍倍返し」を宣言[スポニチ]

ロッテの球団公式マスコット・マーくんが、みずほ銀行出身の「リアル半沢直樹」こと山室晋也球団社長に「倍倍倍返し」を宣言した。

昨オフに、国内FAで成瀬がヤクルトに移籍した。その補償として、山室社長はヤクルト側に人的補償ならぬ「鳥的補償」を要求してつば九郎の獲得に動いた。ヤクルト側がこれを拒否したため、マーくんが「定位置」を奪われる危機は回避された。だが、マーくんの社長への「遺恨」はまだ残っているようだ。

「昨年のオフは“鳥的補償”で危なかった」。今季はチームは日本一になった場合、空を飛ぶという公約を掲げており「空を飛んで社長を見返したい。“リアル半沢直樹”に倍倍倍返しだ!」と挑戦状を叩きつけた。

ページトップ

ロッテ、鈴木、「3D大地くん」に感激も「イタズラやめて」[スポニチ]

ロッテ・鈴木大地の等身大3Dプリントフィギュア「3D大地くん」が本拠地開幕の31日、QVCマリンでお披露目された。

千葉市に本社があり、高度な3Dプリント技術をもつファソテック社が全面協力。実物フィギュアと記念撮影した鈴木は「すごいっすね!」と感動しきり。今後は球場Dゲート入り口に常設されるということで「僕が知らないところでイタズラするのだけはやめてくださいね」とファンに呼びかけて笑いをとっていた。

ページトップ

ロッテ石川、風ニモ負ケズ本拠地8連勝[デイリー]

苦しみながらも、今季初星を手にした。「7回3失点は結果オーライ」。ロッテ・石川は反省の言葉ばかり並べたが、昨季5月24日の巨人戦から、本拠地QVCマリン8連勝だ。

地の利を生かすはずが、この夜は逆に苦しめられた。最大瞬間風速10メートル。強風の影響で、宝刀シンカーは落ちずに横に流れ、「今日はちょっと投げづらかった」と頭をかいた。制球も今一つで、打たれた安打は9本。レアードに許した先制2ランも「外にしっかり投げ切っていれば抑えられた」と振り返った。

唯一、笑みを漏らしたのは、5回の大谷への攻めだった。2死一塁、内角をえぐった直後に外角低めの直球で空振り三振。「あれはすごく良かった」。2年目の進化をにじませた。

悪条件の中、データ通りの結果をもたらした。新人王に輝いた昨季、10勝のうち9勝が本拠地での星。その心強い数字を裏付けに起用された本拠地開幕戦で白星を呼び込んだ。2年目のジンクス打破が、自ずとチームの躍進につながる。

ページトップ

吉田、好リード!大谷3三振斬り![報知]

試合終了の瞬間、吉田は大きなガッツポーズを作った。今季初出場で先発の石川ら3人を好リード。大谷から3三振を奪うなど、クリーンアップを15打数2安打、8三振に仕留めた。「(内、外角の)どっちかに(リードが)偏ったら打ってくるので。いいスタートが切れました」と充実感を漂わせた。

開幕から3試合はライバル・田村がマスクをかぶり、出番がなかった。30日は休日返上、QVCの室内練習場で落合投手コーチを相手にカウント、場面を想定して打撃練習した。「(開幕カードは)出たい気持ちでベンチで待っていた。休んでいられない」。4回1死二、三塁では左翼線に2点適時打。「スクイズ出すより、打たせよう」という伊東監督の期待に応えた。

昨年は新人ながら50試合に出場。「去年、いい経験をさせてもらって、打者の特徴もつかめてきている」と2年目の成長を実感している。正捕手争いに負けるつもりはない。

ページトップ

クルーズ、自画自賛の一打[報知]

ロッテのルイス・クルーズ内野手(31)が、31日の日本ハム戦(QVC)で反撃の一打を放った。

2点を追う4回1死一、二塁から、メンドーサの128キロスライダーを左中間へ同点の2点二塁打。「本当のところはシンカーを待っていたんだけど、スライダーにうまく反応してしまったよ」と自画自賛の一打だった。

一塁走者・井口の激走もあって2打点。「よく走ってくれた。ナイスラン、ナイスラン」と笑顔だった。

ページトップ

佐々木希、初の大役もノーバンならず、涌井から指導受ける[報知]

ロッテ対日本ハム戦(QVC)で、女優でモデルの佐々木希(27)が始球式を行った。

ロッテアイスのCMに出演していることから、本拠地開幕の始球式を務めることになった。「NOZOMI」と入ったユニホームにショートパンツ姿で、自身初の大役に臨んだ。この日は涌井に足の上げ方やボールの握り方を教わったが、投球は惜しくもワンバウンドで捕手のミットに収まった。

ページトップ

公式マスコット・マーくん、公約発表「日本一になったら、空を飛ぶ」[報知]

ロッテの球団公式マスコット・マーくんが31日、今年も「日本一になったら、空を飛ぶ」という公約を掲げることを明かした。

この公約は、鳥などが目的地までの長い距離を飛びきるという意味の「翔破」がチームスローガンとなった2013年から掲げている。昨オフ、屈辱的な“鳥的補償騒動”を味わったマーくんは「どうも、カモメのマーくんです。アヒルではございません。今年のスローガンは『翔破〜熱く!勇ましく!!泥臭く!!!』。炎のごとく熱く応援して、空を飛べるように頑張ります!そして、去年のオフは鳥的補償で危なかったので、飛んで社長を見返したいと思います。“幕張のリアル半沢直樹社長”に、倍倍倍返しだっ!」とコメントした。

ページトップ

山室球団社長「おもてなし隊」と観客を出迎え[報知]

ロッテの山室晋也球団社長(54)が31日、自ら「おもてなし隊」を率いて観客を出迎えた。

本拠地QVC開幕戦(対日本ハム)のこの日、QVCのCゲートで「QVCマリンおもてなし隊」と書かれたたすきを掛け、球団マスコットのマーくんらと「QVCマリンへ、ようこそ!」など、入場者に声をかけた。

12球団NO.1サービスを目指す山室社長は「こっぱずかしいけど、自分から率先してこういうことをやることが大事だと思った。今年もたくさんのお客さんに来てもらいたい」と話した。

ページトップ

「マリーンズ・タクシー」千葉市内運行、31日から2年間[報知]

ロッテは31日から2年間、三ツ矢エミタスタクシーHDと協力し、マリーンズのラッピングタクシー「マリーンズ・タクシー」を運行することを31日、発表した。

同タクシーは、トランク部分と側面部分にマリーンズのロゴと、公式マスコットキャラクターを表記したもの。QVCの最寄り駅の海浜幕張を中心に、千葉市内を運行する。ちなみにQVCまでのアクセスは徒歩で15分だが、タクシーなら3分だ。

ページトップ

選挙風ポスター、選手投票31日開始!4・5楽天戦試合前まで受付[報知]

ロッテは4月の日程ポスターを選挙風にしたことを受け、4月5日の試合前まで投票を行うことを31日、発表した。本日より、QVCのBゲート内とライトゲート内に投票箱を設置する。

投票項目はスローガンにかけて、「熱い選手」、「勇ましい選手」、「泥臭いプレーをする選手」の3項目。毎試合、開門から5回裏終了まで投票を行い、4月5日の楽天戦の試合中に途中経過を発表する。

試合後、マリンフェスタの一環として、選ばれた選手達によるトークショーを一塁ベンチ上で行う。

ページトップ

フィギュア「3D大地くん」QVCでお披露目[報知]

ロッテは31日、鈴木大地内野手(25)の等身大3Dプリントフィギュア「3Dプリントフィギュア大地くん」を、本日16時5分ごろからQVC正面ステージでお披露目すると発表した。

QVCがある海浜幕張に本社を置き、高度な3Dプリント技術を持つファソテック社の協力の下で作成。今後はDゲート横に常時設置される。

鈴木は数字選択式宝くじ「ロト」のCMに出演していることもあり、パ・リーグのスポンサーでもある宝くじがこの企画に協賛。等身大フィギュアのバックパネルには「ロト7」と「宝くじ70周年」のロゴも掲出される。

ページトップ

ロッテ・クルーズ、親友メンドーサ撃ちで逆転の口火切る[サンスポ]

大好物のメキシコ菓子「タマリンド」で精をつけ、開幕から好調のクルーズが2点を追う4回1死一、二塁から中堅左に同点の2点二塁打。幼なじみの親友、メンドーサ撃ちで逆転劇の口火を切った。「狙い球(シンカー)とは違うスライダーが来たけど、うまく体が反応した。(一走の)井口もよく走ってくれた」とご機嫌だった。

ページトップ

2年目ジンクス関係なし!ロッテ・石川、歩むエースの道[サンスポ]

昨季のパ・リーグ新人王、ロッテ・石川歩投手(26)が31日、日本ハム1回戦(QVCマリン)で先発し、7回を9安打3失点。白星発進で「本拠地開幕投手」の大役を果たした。

観衆2万2417人。見上げるスタンドは「絶景でした!!」。石川が喜びをかみしめた。中堅からマウンド方向に最大10メートルの「マリン風」。武器にも敵にもなる。

「今日はさすがに気になった。あっても4、5メートルがちょうどいい」。必殺のシンカーが横滑りしたり、落ちなかったりで4回にはレアードに先制2ランを浴びた。直後、味方が大逆転劇。今度は慎重に粘り強くリードを守りきった。熱い130球だった。

「2年目のジンクスというほど、1年目に活躍していないです」と球界に潜む魔物も意に介さない。名前通り、石川がエースへの道を“歩”み始めた。

ページトップ

ロッテ・石川、本拠地開幕戦で白星「悪いなりにできた」[サンスポ]

ロッテの石川が本拠地開幕戦で白星をつかんだ。昨季新人王は4回の先制2ランなど9安打を許しながら7回3失点にまとめ「内容はともかく、勝てればいいと思っていた」と息をついた。

この球場特有の強風に悩まされ、得意のシンカーが落ちきらなかった。その中で、カーブやスライダーを効果的に使って組み立て「悪いなりにできた」と言う。次回の登板に向けては「監督もこういう内容は求めてないと思う。次は内容もしっかりして勝てれば」と好投を誓った。

クルーズ
「本当はシンカーを待っていたけど、スライダーにうまく反応した。」(4回に同点の2点二塁打)
伊東監督
「ボールの走りは良かったけど、追い込んでから甘い球、不用意な球が何球かあった。」(石川に)

ページトップ

ロッテ本拠地QVCに『3D大地くん』が登場…地元企業が開発[サンスポ]

海浜幕張に本社を置き、高度な3Dプリント技術を持つファソテック社の協力で、ロッテ・鈴木大地内野手(25)を3Dスキャンして作り上げられた等身大3Dプリントフィギュア、名称『3D大地くん』が31日、同球場でお披露目され、同選手と等身大人形との写真撮影も行われた。今後はDゲート横に常時、設置されファンが記念写真などを楽しめる。

また、同選手が球場やインターネット特設サイトで放映される、数字選択式宝くじ「ロト」の2015年版CMに出演していることもあり、パ・リーグのスポンサーでもある宝くじがこの企画に協賛、等身大フィギュアのバックパネルに「ロト7」と「宝くじ70周年」のロゴを掲出することになった。

ページトップ

ロッテが開幕から走る!『マーリンズ・タクシー』も地元を走る![サンスポ]

ロッテは31日、三ツ矢エミタスタクシーHDとタイアップ、今季開幕戦の同日から2年間、チームのラッピングタクシー「マリーンズ・タクシー」を運行すると発表した。本拠地・QVCマリンまでのアクセスは海浜幕張駅から徒歩約15分、タクシーで約3分。「マリーンズ・タクシー」はホームスタジアムの最寄り駅である海浜幕張駅を中心に千葉市内を運行する。

内容
トランク部分と側面部分にロッテのロゴマークと公式マスコットキャラクターを表記。チームの色を出したラッピングタクシー
運行
2015年3月31日(火)〜17年3月末(予定)。運行は当日の配車状況によって異異なる
対象
30台。JR海浜幕張駅前を中心に、千葉市内にて利用できる

ページトップ

QVC総選挙!?ロッテが日程ポスターの人気投票を開始[サンスポ]

ロッテは、4月の日程ポスターを選挙風にイメージしたのを受け、31日の開門から4月5日の試合前までBゲート内とライトゲート内に投票箱を設置。

チームスローガンにかけて「熱い選手は誰?」、「勇ましい選手は誰?」、「泥臭いプレーをする選手は誰?」をファンからの投票を受け付ける。

毎試合、開門から5回裏終了まで投票を行い、4月5日の試合中にビジョンで途中経過を発表。試合後、最終結果を発表しマリンフェスタの一環として選ばれた選手達によりトークショーを一塁側ベンチ上にて行う。

ページトップ

ロッテ石川が本拠開幕戦1勝も厳しく自己評価[ニッカン]

ロッテ石川歩投手(26)が本拠地開幕戦勝利を飾った。先発して7回を投げ9安打を浴びたが3失点でまとめた。陽、中田、打者として今季初出場の大谷のクリーンアップは1安打、5三振と封じた。

しかし内容には満足していない。10メートル近い風に悩まされ、変化球が低めに決まらなかった。「4、5メートルなら気にならないけど、10メートル近くなると気になってしまう。今日みたいなピッチングは監督も求めていない」と厳しく自己評価していた。

ページトップ

ロッテ根元が自画自賛打「ナイスバッティングです」[ニッカン]

ロッテ根元俊一内野手(31)が4回、同点に追いつきなお1死三塁から右前に勝ち越し適時打を放った。

「打ったのはストレート系の変化球だと思います。カットボールですかね。クルーズが打ってくれた後だったので、自分はイケイケで積極的に初球から打ちにいきました。詰まってしまいましたが、ナイスバッティングです。本拠地開幕なので負ける訳にはいきません」とコメントした。

ページトップ

ロッテ・クルーズが2点打、井口に「ナイスラン」[ニッカン]

ロッテ・ルイス・クルーズ内野手(31)が4回1死一、二塁から左中間を破る2点適時二塁打を放った。

クルーズ
「打ったのはスライダーだね。本当のところはシンカーを待っていたんだけど、スライダーにうまく反応してしまったよ。いいコースに飛んでくれ、イグチ(一塁から)も良く走ってくれた。ナイスラン、ナイスラン。」

ページトップ

佐々木希ノーバンより美脚で沸かせた、ロッテ始球式[ニッカン]

人気女優佐々木希(27)が、始球式でノーバンならずも美脚で沸かせた。

ロッテ本拠地開幕戦のセレモニーの一環で登場。ロッテ製品のCMにも出演しており、グラウンドに姿を現すと大歓声が巻き起こった。ポニーテールにユニホーム姿、ショートパンツからはスラリとした美脚をのぞかせた。

マウンドより少し前から投球も、ワンバウンドでミットに入った。大きな瞳をパチクリさせて悔しがった。

ページトップ

4回、一気呵成の猛攻[千葉日報]

開幕カードで昨季日本一のソフトバンクに勝ち越し、千葉ロッテは本拠地に戻ってきた。その勢い、そのままの攻撃だった。4回、2点を先行された直後に4安打を集め大量5得点で試合をひっくり返した。

1死から今江が左前打で出塁。井口が四球を選び好機を築くと、クルーズが「シンカーを待っていたが、スライダーにうまく反応してしまった」と左中間へ鋭く同点の2点二塁打。打線は3回までわずか1安打に抑えられていたが、ここで終わらなかった。続く根元が詰まりながらも勝ち越しの右前打を放つと、相手失策を挟んで吉田が2点左前打で突き放した。

根元、吉田はいずれも初球を捉えた。一気呵成。「クルーズが打ってくれた後だったので、イケイケで積極的に打ちにいった」と根元。吉田は「スクイズの可能性もあったので見送るか悩んだが、思い切って打ちにいった。強く熱い気持ちがつながった」と誇った。

開幕から全て2点差以内の接戦。相手より少ない安打数で、しぶとく競り勝っている。開幕カードを「粘りのある試合ができている」と振り返っていた伊東監督は「点が入ったのはあの回だけだったが、どんどん早いカウントから打っていく姿勢が逆転につながった。見事な攻撃だった。状態は非常にいい」と柔らかな表情を浮かべた。

ページトップ

佐々木さん始球式、「リベンジしたい」[千葉日報]

ロッテアイスのCMに出演しているモデルで女優の佐々木希さんが千葉ロッテの本拠地開幕戦の始球式に登場し、球場を沸かせた。大きく振りかぶって投げたボールは、ワンバウンドで捕手吉田のミットに収まった。

緊張のマウンドを終えた佐々木さんは「(ワンバウンドで)悔しいからリベンジしたい」とコメント。「ファンの皆様に元気を与えて欲しい」と今季のロッテの活躍を願った。

ページトップ

マリーンズ・タクシー運行開始![千葉日報]

三ツ矢エミタスタクシーHDと千葉ロッテマリーンズは、2015年ホーム開幕戦の本日3月31日から2年間、千葉ロッテマリーンズのラッピングタクシー「マリーンズ・タクシー」を運行することになった。、トランク部分と側面部分に千葉ロッテマリーンズのロゴマークと公式マスコットキャラクターを表記し、千葉ロッテマリーンズ色を出したラッピングタクシーだ。

千葉ロッテマリーンズの本拠地であるQVCマリンフィールド(千葉市)までのアクセスは、海浜幕張駅から徒歩約15分、タクシーで約3分。マリーンズ・タクシーはホームスタジアムの最寄り駅である海浜幕張駅を中心に、千葉市内を運行する。

マリーンズ・タクシーの運行は、地元チームの応援と海浜幕張地区の賑わい作りを目的として実施する、ファンの心をくすぐる格別のタクシーとなりそうだ。運行は当日の配車状況によって異なるが、30台あり、海浜幕張駅前を中心に、千葉市内にて利用できる。

ページトップ

[千葉魂]開幕で魅せた魂の投球、涌井、大黒柱への決意強く[千葉日報]

うなるようなボールだった。静寂に包まれたブルペンで涌井秀章投手のボールを受け止めるミット音だけが鳴り響いた。その音から、開幕投手を任された男の魂の声が聞こえた。勝つ。ただ、それだけ。2015年シーズンの柱を任された男は、必ず勝つと覚悟を決めていた。30球目。最後はアウトコースいっぱいにストレートを投じた。パーン。27日、福岡ヤフオク!ドームのブルペンに力強い音が鳴り響いた。エースは颯爽とマウンドに向かった。

「先発投手なら誰でも、開幕を目指すのは当たり前。とにかく勝ちたい。チームを勢いづかせるような投球をしたい」。

キャンプから今年に懸ける気迫にみなぎっていた。若い選手の多い投手陣を引っ張る。多くは語らなかったが、ブルペンで投じるボールがその思いを物語っていた。キャンプ中盤の2月13日。ブルペンで落合英二投手コーチにお願いをした。涌井がコーチにお願いをするのは珍しい光景だった。「スイマセン。審判をしていただけませんか?仮想ソフトバンクで投げますから」。誰もいないブルペン。そこから200球。中村、柳田、内川、李大浩、松田、長谷川、本多。打席には誰も立っていないが、涌井にはホークスの打者達が確かに映っていた。インコースにアウトコースに投げ分け、緩急を使いながら打ち取っていった。審判役を頼まれた落合投手コーチは、キャッチャーの後ろから涌井のボールを見ながら、鳥肌が立つ思いだった。これを無言のメッセージと受け止めた。

「私は涌井を信頼しているので、基本的に全て任せています。だから彼から何かを頼まれたのはあれが初めてでした。ボクは審判をやりながら、これは涌井からの強烈なメッセージだと思いました。『開幕戦は僕が投げますからね』という力強いメッセージでした」。

あえて報道陣もたくさんいるブルペンでホークスを想定して、敵打者の名前を、連呼しながら投げていた。それは当然のようにマスコミに報道されることも分かっていたはずだ。あまり派手な言動を好まないタイプが明らかに目立つことをした。涌井は投手コーチに開幕に懸ける熱い思いを伝え、同時にマスコミを通して、ファンにもその気持ちを伝えた。それは強い覚悟と決意の表れだった。

6回無失点。強力ホークス打線に立ちはだかった。6回1死一、二塁のピンチでは連続三振。力を余すことなく投じた147キロのストレートは「この日、1番の球だった」と誇った。リードはわずか2点。それでも頼れる後続のブルペン陣が残りのイニングを守り切ってくれると信じていた。ベンチに戻り交代を告げられると、フラフラになりながらもブルペンに直行した。そこでは涌井の後を受けてマウンドに向かうべく準備をしていた投手陣が緊迫した姿で投げていた。涌井は大きな声を出し、頭を下げた。

「スイマセン。後はよろしくお願いします!」。

そのエースの魂の声に誰もが心を動かされた。ブルペンで投手陣のボールを受けていた味園博和ブルペン捕手はこの瞬間、空気が変わったことを察した。「先発投手がわざわざブルペンに『あとはお願いします。よろしくお願いします』と頭を下げに来る姿は初めて見た。そりゃあ、リリーフ投手は『やってやるぞ』となるよね。あの瞬間、みんなゾーンに入った。気持ちがさらに入った」。

後は受けたリリーフ陣は涌井の魂と共に投げた。大谷、松永、西野。猛反撃を開始するホークス打線に立ちはだかった。魂と魂のぶつかり合いとなった戦いはマリーンズに軍配が上がった。その瞬間、涌井はふうーと深呼吸をした。開幕投手の重責を果たした心地良い脱力感を味わった。「マリーンズは成瀬さんが抜けて柱がいないと言われる。別にエースと呼ばれたいとは思っていないけど、自分はただ柱になりたい」。試合後、記者に囲まれると、独特の言い回しで、静かに、しかし力強くそう口にした。

30日。ホークスに2勝1敗と勝ち越し、マリンに戻ってきたマリーンズ投手が練習をする中で、涌井はグラウンドを黙々と走っていた。すでに次回登板に向けて気持ちを切り替え、調整に入っていた。1人だけの世界に浸るように、静かに外野センター付近で青空を見上げた。今年、1年、マリーンズの大黒柱としてチームを引っ張る。本拠地に戻って、また決意を強くした。31日はQVCマリンフィールドでの本拠地開幕戦。長いペナントレースは始まったばかりだ。背番号「16」の魂の戦いは熱く、熱く続く。
(千葉ロッテマリーンズ広報 梶原紀章)

ページトップ