わたしはかもめ2015年鴎の便り(5月)

便

5月20日

埼玉西武6−7千葉ロッテ(西武プリンス)

ロッテが連敗を3で止めた。3−3の7回に清田の安打などで1死満塁とし、代打デスパイネの二塁打で3点を勝ち越した。9回は角中の適時打で加点。清田は2本塁打を含む4安打。西武は打線が粘ったが、あと一歩及ばなかった。

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千葉ロッテ2000013017
埼玉西武0001020126

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清田、止まらん7戦21安打!連敗止めた「状態いい」[報知]

ロッテ・清田のバットが止まらない。20日の西武戦(西武プリ)で5打数4安打2本塁打と固め打ち。これで7戦連続マルチ安打、うち5戦で猛打賞を記録と絶好調だ。抜群の才能を持ちながらレギュラー定着を逃し続けてきた男が、3連敗中のチームを救った。

完璧な打球を左翼席へ運んだ。清田は初回、高めに浮いた104キロのカーブを振り抜いた。自身初の先頭打者本塁打。今季5号で、シーズン自己最多の4本塁打を早くも更新した。「浮いた変化球に対して、しっかりタイミングが取れました」という自画自賛の一打が、猛打の合図だった。

6回には左翼ポール際へ「勝手に体が回転してくれた。たまたま。打ったらそのまま(スタンドに)いってくれた」という6号ソロを放つなど、この日も4安打。不振の昨季は24試合の出場で8安打に終わったが、連続マルチ安打を記録中のここ7試合だけで33打数で21安打。16日に4戦連続猛打賞の球団新記録も樹立し、8日まで2割5分だった打率は、規定打席には13打席足りないが、3割7分1厘。「打撃練習から自分のスイングを変えず、強い打球を打とうと芯に当ててやれている」と胸を張った。

6回の本塁打、7回の左前打は、2ストライクに追い込まれてから左足を上げないノーステップ打法に切り替えて放った。打撃コーチらに助言されたもので「一つの動作を省くので、速い球でもファウルにできる。それがうまくはまっているんだと思う」と好調の秘密を明かした。

10年の日本シリーズでは、新人ながら30打数10安打6打点で優秀選手に選ばれた。だが、以降は打撃の好不調の波が大きく、期待されながらもレギュラーに定着できなかった。トレード候補としては他球団から引く手あまたの身体能力を誇りながら、今年2月に29歳を迎えた。「毎年毎年、新しい人が入ってくる。(今年が勝負という気持ちは)常に持っています」。強い信念は、結果が出ないときも失わなかった。

伊東監督は「秋のキャンプでも『来年こそは』という気持ちが出ていた。『打てなかったら打てない』と割り切ってやれている」と1番打者としてチームを引っ張る清田に目を細めた。「状態はずっといいので、保っていきたい」という背番号1が、開眼の時を迎えている。

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M清田2発4安打!7試合連続マルチだ[デイリー]

当たり前のように安打が飛び出す。ロッテ・清田のバットが、止まらない。1回の鮮やかな先頭打者本塁打を皮切りに4安打の固め打ち。6回には昨季4月6日の日本ハム戦以来となる1試合2発目のアーチも飛び出した。

9日の西武戦(QVCマリン)から7試合連続のマルチ安打。「強い打球を打つことを心掛けていることが、結果的にヒットになっている」と気持ちよさそうに汗をぬぐった。

ルーキーイヤーだった2010年の日本シリーズで、新人選手通算最多打点のタイ記録をマークするなど活躍した。しかしその後は伸び悩み、1軍と2軍を行ったり来たり。それがプロ6年目の今季、カウントや状況に応じて左足を上げたり、すり足にしたりとフォームを自在に変える技術を身につけ、再び花開いた。

つなぎの打撃を心掛ける一方で長打力にも磨きがかかった。伊東監督は「2本目のホームランは、インサイドの難しい球だった。今までそこが1番苦労したところだったが、体がくるっと回って上手に対応した」と目を細めた。

連続試合マルチ安打の球団記録は、有藤道世氏の8試合。「気にしていませんよ」と表情は変えなかったが、今の清田ならばあっさり到達しそうだ。

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ロッテ清田2発&4安打「1番いい」7戦連続マルチ[ニッカン]

振ればヒットかホームラン!ロッテ清田育宏外野手(29)が、7試合連続マルチとなる4安打でチームの連敗を3で止めた。1回には自身初となる5号先頭打者アーチ。3回には、ロッテとなってからは有藤の8試合連続複数安打に王手をかける右前打。6回にも6号ソロを放つと7回には左前打でチャンスを満塁に広げ、代打デスパイネの決勝走者一掃二塁打を呼んだ。主砲の不振を埋める打棒が止まらない。

ロッテの1番は清田で不動だ。試合後、伊東勤監督(52)が「動かせないね、1番がいい」と言ったところに清田が通り掛かった。「キヨ、1番がいいだろ?」と問い掛けた。

清田は間髪入れず「いいですね!」と答えて破顔した。1発あり、つなぎあり。状況に応じた打撃ができている。1回は先頭アーチで3連敗中のチームに勢いをつけた。同点に追いつかれた7回は1死一、二塁からしぶとく三遊間を破り満塁機を作った。

秘密は2種類の打法にある。普段は左足を上げて打つが、追い込まれるとスタンスを広げノーステップにする。速い球にも変化球にも対応するためだ。しかし、19日の最終打席が悔しかった。2−3で迎えた9回2死走者なし。1−2と追い込まれたが、足を上げてホームランを狙った。「打ちたかった。悔しい」と最後の打者での敗戦を悔いた。

その思いが6回の3打席目に結実する。フルカウントとなってからはノーステップで粘る。4球ファウルした後、内角速球を左翼ポール際へ6号ソロだ。「今は強い打球を打つことを考えています」と、自分のスイングに徹している。

好不調の波が大きかった。2軍との行き来も度々。今は結果を割り切ることができるようなり、安定感が増した。ここ7試合は33打数21安打の6割3分6厘。規定打席に達していないが、3割7分1厘は隠れ首位打者だ。イチローの連続マルチ安打試合は8。世界の安打製造機にもあと1試合で並ぶ。

清田が2本塁打を含む4安打。これで7試合連続マルチ(複数)安打。2リーグ制後、マルチ安打の最多連続試合は52年後藤(阪神)54年ルイス(毎日)01年小笠原(日本ハム)の10試合。ロッテではルイスに次ぎ62年山内が9試合、77年有藤が8試合連続を記録。清田の先頭打者本塁打は初。1試合2発は14年4月6日日本ハム戦に次いで2度目。

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ロッテ清田「タイミングが取れた」初の先頭打者弾[ニッカン]

ロッテ清田育宏外野手(29)が1回表、自身初の先頭打者アーチを左翼席上段へ運んだ。

「打ったのはカーブです。ホームランという結果も良かったのですが、浮いた変化球に対してしっかりタイミングが取れたことが良かった。バッティング投手(手嶌)がいいからですかね。バッティングの状態はずっといいので、この状態を保っていきたいです」とコメントした。

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連敗3で止めた!ロッテ・デスパイネが代打で勝ち越し3点打[サンスポ]

不振で先発メンバーから外れたデスパイネが意地の一打だ。同点の7回、代打で出場し、走者一掃の左越え適時二塁打を放った。5試合ぶりの打点に「当たりがよく、打点も取れてよかった。1本出たので続けたい」とまくし立てた。連敗は「3」で止まり、伊東監督は「火の出るような当たり。本人もホッとしたと思う」と目を細めた。

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ロッテ・デスパイネ「狙っていた」、代打で勝ち越し打[サンスポ]

ロッテのデスパイネが勝利につながる打撃を見せた。不振のために先発から外されたが、3−3の7回1死満塁で代打に起用される。高めの速球をたたいて左翼手の頭を越える走者一掃の適時二塁打とし「真っ直ぐがいい投手なので狙っていた。越えてくれると思った」と笑みを浮かべた。

4番として期待されながら打率2割台前半と苦しみ、最近は下位を打つことも多かった。打点を挙げたのは5試合ぶりで「1本出たことで乗っていけると思う」と息をついた。

伊東監督
「よく打線を引っ張ってくれるし、状況に応じた打撃をできている。打てる球を確実にスイングしている。」(4安打の清田に)
イ・デウン
「クルーズや福浦さんなどバックの守りに助けられた。得点も取ってくれたし、チームメートに感謝です。」(6回3失点で5勝目)

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ロッテ・清田、初の先頭打者本塁打「しっかりタイミング取れた」[サンスポ]

ロッテの清田が自身初の初回先頭打者本塁打を放った。野上のカーブが高めに来たところを見逃さず、左翼席中段まで飛ばし「結果も良かったけど、浮いた変化球に対してしっかりタイミングが取れたことが良かった」とコメントした。

3回には右前打を打ち、9日の西武戦から7戦連続で複数安打をマーク。6回には左翼へ6号ソロをたたき込み「内角のボールに少し詰まったが、体がうまく反応してくれて打つことができた」と振り返った。

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清田の小づちだ!2発4安打!すり足打法で7戦連続マルチ[スポニチ]

振れば安打になる。そこには確かな理由がある。ロッテ・清田が2本塁打を含む4安打で、9日の西武戦(QVCマリン)から7試合連続のマルチ安打を記録した。

「ホームランは2本ともノーステップでした」。

秘密は左足だ。今季から相手投手の球威、打撃カウントなどによって、打席内で両脚のスタンスを広くしてすり足で打っている。清田自身は「(左足を上げるという)動作を1つ省くことで速い球にも対応できるし、自分の中でボールを長く見られるという感覚がある」と説明する。

プロ6年目で自身初の先頭打者アーチとなった初回の5号は高めに浮いてきたカーブ。10球粘った末の6回の6号ソロは内角の厳しいストレートをともに左翼席に運んだ。特に6号は両脇を開けず体に巻き付けたままスイングした技ありの一撃で、「普通に打ったらファウル。バットが内側からよく出ている証拠」と振り返った。

試合前のフリー打撃では、ボール気味の球であっても、芯に当てて強いライナー性の打球を打ち返すことを強く意識。野手の間を抜く確率を上げるためで、2打席目の右前打、4打席目の左前打はその象徴だった。

不振の昨季は24試合の出場で8安打に終わったが、ここ7試合だけで実に21安打のヒットパレード。連続試合マルチ安打のプロ野球記録まであと3試合。今の清田なら十分に狙える。

◇2度目の1試合2本塁打

清田(ロ)が自身初の初回先頭打者本塁打となる5号を放ち、6回にも6号。1試合2本塁打は、昨年4月6日の日本ハム戦以来2度目で、シーズン6号は昨季の4本を抜く自己ベストだ。また、5月9日西武戦からは7試合連続マルチ安打。ロッテで8試合まで伸ばすと、54年ルイスの10試合(当時毎日)、62年山内(当時大毎)、77年有藤の各8試合に次ぎ3人目となるがどうか。なお、連続試合マルチ安打の両リーグ最多記録は52年後藤(神)、前記ルイス、01年小笠原(日)の各10試合。

伊東監督
「昨秋のキャンプから“来年こそ”という気持ちが伝わってきていた。センターから右方向の打球が多くなったし、打てるボールは確実にスイングしている。」(清田について)

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