わたしはかもめ2015年鴎の便り(5月)

便

5月21日

埼玉西武6−10千葉ロッテ(西武プリンス)

ロッテが一発攻勢で快勝した。2回に中村の3ランで先制すると、その後はクルーズとデスパイネがともに2本塁打するなどリードを広げた。唐川が7回途中まで5失点で今季初勝利。西武は後半に追い上げたが及ばなかった。

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埼玉西武0000023106

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5本塁打一発攻勢[千葉日報]

◇強力援護背に今季初勝利、唐川

7回途中被安打9の5失点。反省材料は残ったが、千葉ロッテの唐川が今季最多の5本塁打を放った打線の大きな援護を背に今季初勝利をつかんだ。

「状態はいい」と手応えを胸に上がった5日以来のマウンド。6回に先頭打者からの3連打で無死満塁を招いて2失点。7回に1死満塁のピンチを残して、リリーフ陣に後を託した。それでも、五回まではチーム打率がリーグトップの強力打線に二塁を踏ませない好投だった。130キロ台中盤の直球に、100キロ前後のカーブ。30キロ差の緩急を駆使し、試合をきっちりつくった。

プロ7年目の昨季は成田高から入団後、最少の4勝。「ことし1番大事なことは1年間通して投げること」と誓っていたが、4月2日の日本ハム戦で4回途中8失点と崩れていきなり2軍へ。言葉とは裏腹のシーズン序盤を送り、これが3試合目の登板だった。

「中盤につかまったが、1人で投げて欲しかった」と伊東監督は本音を漏らしつつ「ボール自体の切れは良かった」と及第点は与えた。遅すぎる今季1勝だが、昨年に初勝利を挙げたのは7月1日。まだここから巻き返す時間は、たっぷり残っている。

◇中村が先制3ラン

またしても一発を見舞った。千葉ロッテの中村が2回に先制の3ラン。4月30日のプロ初本塁打に続いて、西武・ルブランから2号を放った。変化球が続いた後の5球目、低め139キロ直球を完璧に仕留めて左翼席中段まで運んだ。

打率2割2分1厘で「疲れと悩みがある」(伊東監督)という鈴木に代わって、2試合連続で遊撃手として先発したドラフト1位新人。相手左腕の武器はチェンジアップで「見極めを意識していた。その中で甘いボールをしっかり捉えられた」と喜んだ。

◇デスパ、目覚めの予感

試合前まで打率2割2分2厘と低調だった千葉ロッテのデスパイネが、2本塁打を含む今季最多の5安打をマークした。

2本の左前打を放ち、迎えた第3打席。「しっかりとたたくことができた。天井に届くと思ったけど」。1死二塁から高めに浮いたスライダーを逃さず左翼席へ、5号2ラン。そして、7回にも左中間席に大きな一発をたたき込んだ。

スタメンを外された前日は代打で勝ち越しの3点二塁打を放っている。キューバの主砲がお目覚めとなるか。

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クルーズ&デスパイネ、仲良くアベックおかわり弾[ニッカン]

ロッテのアルフレド・デスパイネ外野手(28)の特大の1発を誰よりも喜んだのは、ルイス・クルーズ内野手(31)だった。8−2の7回1死、西武岡本篤の甘く入ったフォークを振り抜くと、左中間席の最深部、外周の通路と隔てるコンクリートフェンスにぶち当てた。「どこまで飛ぶかと思ったよ」と、本人もびっくりの6号ソロだ。ベンチで目をまん丸にしたクルーズの出迎えを受けた。クルーズは、この回の先頭で11号ソロ。胸を突き合わせ、喜びを分かち合った。

C(クルーズ)砲とD(デスパイネ)砲のアベック弾は、今季3試合目。全てに勝利している。しかも、この日はお互い2本塁打ずつで、クルーズは3安打3打点で再びリーグの打点トップに躍り出た。デスパイネは、来日2年目で最多となる5安打の固め打ち。2人合わせて、8安打4本塁打6打点と手が付けられなかった。2連勝で4位浮上の立役者となった。

デスパイネにとって、大事な試合だった。不振から前日にスタメンを外れた。ただ、7回に代打で決勝の3点適時二塁打を放った。首脳陣の助言を受け、軸足に体重を残した打撃が戻った。「準備は常にしているけど、あの1本で楽になった」と打ち明けた。そんなデスパイネを、同じスペイン語を喋るクルーズもサポートする。来日が早い分、自らの経験を伝授。配球なども話し合っている。デスパイネが「同じ言語だし、仲良くしているよ」と笑えば、クルーズは「デスパイネも打ち出した。2人で貢献していきたい」と共闘を誓った。

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ロッテ5年ぶり1試合5発、伊東監督「大味な試合」[ニッカン]

ロッテが5年ぶりとなる1試合5本塁打で勝利し、カード勝ち越しを決めた。

2回、中村の2号3ランで先制。3回には、クルーズが10号2ラン。5回にはデスパイネが5号2ラン。さらに、7回にはクルーズとデスパイネがソロを重ねた。

先発唐川は、直球にキレがあり、5回までは無失点。6回、7回に失点を重ね、6回1/3、9安打5失点だったが、援護を受け今季初勝利を手にした。

伊東勤監督(52)は「大味な試合になった」としながらも、2本塁打ずつを放った両外国人選手には「デスパイネは明日から期待できる。クルーズはずっといいね」と目を細めた。

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ロッテ伊東監督「球悪くない」唐川立ち上がり注意[ニッカン]

試合前、ロッテ伊東勤監督(52)は、先発の唐川侑己投手(25)の立ち上がりをポイントに挙げた。

「立ち上がりをうまい具合、もってくれれば、行ける。球自体は悪くなさそう。自分のペースをつかめば、試合になりそう」と期待していた。

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ロッテ中村先制2号3ラン「1号もルブランでした」[ニッカン]

ロッテ中村奨吾内野手(22)が先制の2号3ランを放った。

2回2死一、二塁で、西武ルブランの内寄り真っ直ぐを引っ張り、左翼席中段まで運んだ。「前回の対戦でもチェンジアップを空振りしてしまっていたので、そこのボールの見極めを意識していました。その中で、甘いボールをしっかり捉えられたのが良かったです。第1号もルブランでしたね。前回は、その後が3三振だったので、次の打席をしっかりしていきたいです」と話した。

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ロッテ・デスパイネ2発「天井に届くと思った」[ニッカン]

ロッテのアルフレド・デスパイネ外野手(28)が2発の本塁打を放った。5−0の5回1死二塁で、5号2ランだ。西武岡本洋の高めのスライダーを捉えた。高く上がった打球は、そのまま左翼席へ飛び込んだ。

「高めに抜けて来たボールをしっかりたたくことができたね。天井に届くと思ったけどね」と、笑顔でジョークも飛び出した。

さらに7回、今度は岡本篤から本塁打だ。この試合、チーム5本目のアーチだった。

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ロッテ・クルーズも2発「自分でもびっくり」[ニッカン]

ロッテ・ルイス・クルーズ内野手(31)と、アルフレド・デスパイネ外野手(28)が、そろってこの試合2本目の本塁打を放った。

7−2で迎えた7回、まずは先頭クルーズが左翼へ11号ソロ。西武岡本篤のフォークを振り抜き、左翼席前列に届けた。「芯ではなかったので、レフトに捕られると思ったんだけど、自分でもびっくりしているよ」と話した。

続いて、1死からデスパイネが6号ソロを放った。同じく、岡本篤のフォークを捉えた。左中間席の最深部に届く特大の1発で「会心の当たり。どこまで飛ぶのかと思ったよ」と、本人も話す当たりだった。

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ロッテ助っ人大暴れ!クルーズ、10&11号放ち打点トップ再浮上[サンスポ]

ラテン系コンビが爆発!クルーズが3回に左越え10号2ランを放ち、7回にも左越えソロ。この日3打点で計40打点とし、トップに再浮上した。それでも「勝利に貢献するだけ」と浮かれる素振りはない。一方、デスパイネも2打席連続アーチを含む5安打3打点。「いいときも悪いときも2人でアドバイスをし合っている」と二人三脚を強調した。

データBOX
ロッテがクルーズ、デスパイネの各2本塁打を含め1試合5発。球団で1試合5本は2010年5月4日の日本ハム戦(井口、金泰均、サブロー、大松2本)以来5年ぶり。1試合2本をマークした選手が2人は、06年6月3日の広島戦でのフランコ、ベニー(各2本)以来9年ぶりとなった。

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ロッテ・唐川が今季初勝利「スピードは全然出ていなかったけど」[サンスポ]

ロッテの唐川が今季初勝利を挙げた。開幕ローテーションに入りながら、不振もあってこの日が3試合目の先発登板。球速は130キロ台でも打者を差し込み「スピードは全然出ていなかったけど、切れが良かった」と手応えをにじませた。

大量リードした6回以降に追い上げを許し、7回途中5失点。ただ、強力打線相手に1度もリードを許さず「試合で勝てたので、それに越したことはない。次につながる」と納得の表情で話した。

清田
「ヒットも打てたし、勝てて良かった。(勝負を避けられた9回は)向こうの作戦ですから。嫌がられているなら光栄。」(1安打に終わり、連続試合複数安打が7で止まる)

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ロッテ・クルーズが10号到達「球が曲がる前に捉えるようにした」[サンスポ]

ロッテのクルーズが2試合連続となる10号を放った。3−0の3回1死一塁でルブランの変化球を左翼席へ。前回対戦時にカットボールで攻められていたこともあり、打席での立ち位置を前にしたという。「ボールが曲がる前に捉えるようにした。それがホームランにつながった」と話した。

昨季もチームトップの16本塁打を記録したが、10本に到達したのは86試合目の7月22日だった。今季は41試合目、2ヶ月も速いペースで量産している。

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デスパ連発5の5!クルーズ2発、ドラ1中村弾!5年ぶり5発[報知]

助っ人大砲2人が、お互いのアーチ競演をたたえ合った。デスパイネが「クルーズがよく打っているからね」と言えば、クルーズも「デスパイネの結果が出てきたのが嬉しいよ」と笑顔だ。デスパイネが、2打席連発を含む来日初の5打数5安打。クルーズも2発を含む猛打賞、リーグトップの40打点目をたたき出した。2人で8安打4発、6打点と暴れまくった。

全ての得点に2人が絡んだ。2回、中村の2号先制3ランをお膳立てしたのは、2死から左前打を放ったデスパイネだ。3回にクルーズが10号2ラン。5回にデスパ砲が5号2ランで続くと、7回には2人そろってソロアーチ。アベック本塁打を“おかわり”した。

キューバ出身のデスパイネと、メキシコ出身のクルーズ。ともにスペイン語が母語で、慣れない日本で自然と打ち解けた。常に一緒で「同じ言語でアドバイスし合える。いいときも悪いときもね」とデスパイネ。相乗効果で17安打10点の猛打ショーを演出した。1試合5発は、10年5月4日の日本ハム戦(千葉マリン)以来5年ぶり。「デスパイネもやっと目を覚ましてくれたし、クルーズはずっと調子がいい」と伊東監督も手応えを口にした。

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唐川、7回途中5失点で今季初白星!一発攻勢で快勝[報知]

ロッテが一発攻勢で快勝した。2回に中村の3ランで先制すると、その後はクルーズとデスパイネがともに2本塁打するなどリードを広げた。唐川が7回途中まで5失点で今季初勝利。

一発攻勢で西武投手陣を沈めた。ロッテが5年ぶりとなる1試合5本塁打で10点のうち9点を奪った。伊東監督が「打線はそこそこ感じがいい」と手応えを口にしていた通り、打撃で勝利をつかんだ。

先陣を切ったのは中村だ。鈴木の打撃不振もあり、前日に続いて「8番・遊撃」で先発出場の機会を得た。「思い切ってやった結果が今の力」と話していたドラフト1位ルーキー。2回2死一、二塁で左翼席中段へ先制の2号3ランをたたき込み「甘いボールをしっかり捉えられたのが良かった」と起用に応えた。

打点でリーグトップを争う4番クルーズが10号2ラン、11号ソロを放てば、当たりの出ていなかったデスパイネも2打席連続でスタンドへ。2本目は左中間深くまで運ぶ一発で「会心の当たり。どこまで飛ぶのかと思ったよ」とご機嫌だった。

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ロッテ・クルーズ&デスパイネ2発競演[デイリー]

助っ人コンビがド派手にアーチ競演だ。ロッテ・クルーズ&デスパイネのCD砲がともに2本塁打。2人合わせて8安打6打点と豪快に打ちまくった。

デスパイネは笑顔を弾ませた。5回に左越え5号2ラン。7回はバズーカ砲のような痛烈な打球が左中間に飛び込んだ。「どこまで飛ぶかと思ったよ。デスパ、イ〜ネ!」。打撃不振で前夜は先発落ちしたが、スタメン復帰すると、吹っ切れたように5安打。打撃練習では軸足に体重を残すことを意識。その感覚を試合で体現した。

クルーズのバットも止まらない。前夜に続いて2戦連発。10号2ラン、11号ソロで両リーグ最速の40打点到達。「まだ4ヶ月あるし、勝利に貢献するだけだよ」とかわしたが、4番のこの数字は頼もしい限りだ。

2人はともに母国語がスペイン語で、大の仲良し。食事をともにしたり、配球などのアドバイスを送り合っている。クルーズは、打棒が復活したデスパイネの活躍を「最初は苦労していたから結果が出るのは嬉しい」と自分のことのように喜んだ。

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ロッテが連勝、デスパイネ5打数5安打[デイリー]

ロッテが17安打10得点と打ち勝って連勝。先発・唐川は6回1/3、9安打2失点で今季初勝利を挙げた。

ロッテは2回2死一、二塁から中村の左越え2号3ランで先制。3回はクルーズの左越え10号2ランで2点。5回がデスパイネの左越え5号2ランで2点を追加。7回はクルーズがこの試合2本目の左越え11号ソロを放ち、デスパイネが2打席連続となる6号ソロを左中間席へ運んだ。9回は鈴木の適時打で10点目。

2本塁打を含む5打数5安打3打点のデスパイネは「試合前からいい準備をして出ているので打てました。(2本目は)自分でもびっくりするくらい大きいホームランだった」と喜びを表した。

西武は連敗。先発・ルブランが3回途中8安打5失点で5敗目(2勝)。6回は森の適時打で2点。7回は浅村の犠飛と中村、メヒアの適時打で3点を返し、8回は代打・木村が2号ソロ。

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ロッテ5発10点「デスパいいね!」2発だ!初の1試合5安打だ![スポニチ]

久々の決めゼリフが、敵地の西武プリンスドームに響き渡った。「デスパいいね!!」。右翼席のロッテファンから大歓声が上がる。2本塁打を含む来日2年目で初の1試合5安打をマークしたデスパイネは「勝利に貢献できて嬉しい。準備が結果につながった」と陽気に声を弾ませた。

ここまでの不振がウソのような大爆発だ。2、3回に左前打を放つと、5−0の5回1死一塁では左越えの5号2ラン。この時点で今季初の猛打賞となったが、まだ終わらない。7回1死では「どこまで飛ぶのかと思ったよ」と本人もびっくりの左中間席上段への特大6号ソロ。9回にも左翼線二塁打で出塁し、10点目のホームを踏んだ。

試合前までの打率は.222。今季は打撃の調子が上がらず、前日はスタメンを外れた。しかし、7回1死満塁で代打出場し、決勝の走者一掃二塁打。その1本で「気持ちが楽になった」と重圧から解放された。宿舎へ帰ると、球団関係者に「いつもより多くビールを買ってきてくれ」とリクエスト。キューバ出身の主砲は、二日酔いになるほど飲み続けた。伊東監督も「あのヒットで精神的に楽になったと思う。やっと目覚めてくれた」と目を細めた。

試合前の打撃練習では指揮官と二人三脚で「体が前に突っ込まない」打撃フォームを体に叩き込んだ。配球や打撃フォームのアドバイスを受けているクルーズとの2発競演。前日から6打席連続安打となり、打率を.263まで一気に上げた。

チームは10年5月4日の日本ハム戦(千葉マリン)以来、5年ぶりの5本塁打。3連敗後の連勝で4位に浮上した。「デスパいいね!!」の決めゼリフが増えれば、ロッテも上昇気流に乗っていく。

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敬遠気味にブーイング…ロッテ清田、連続試合マルチ7で止まる[スポニチ]

ロッテの清田は3打数1安打2四死球に終わり連続試合マルチ安打が7で止まった。

5打席目の8回に右翼線二塁打を放ち、4点リードの9回にも2死二塁で打席が回ってきた。しかし、西武ベンチは勝負を避け、敬遠気味の四球。スタンドのロッテファンからブーイングが起きたが、清田は「記録は気にしない。チームが勝ててよかった」と振り返った。

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ロッテ中村満足2号、いずれも左腕ルブランから[スポニチ]

ルーキーのロッテ・中村が2回2死一、二塁で左越えに先制3ラン。

4月30日の西武戦(QVCマリン)では、同じルブランから新人では球団初の「プロ初本塁打が初回先頭打者本塁打」を記録。プロ2号も左腕からマークし「タイミングを取れて強く振れた」と満足そうに振り返った。

クルーズ
「数字は気にしていない。これからもデスパイネと2人で力を合わせていきたい。」(2本塁打を含む3安打3打点でリーグトップの40打点)
唐川
「カーブで打ち取ることができて投球の幅が広がった。」(6回1/3を5失点も今季初勝利)

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