5月27日5月27日ロッテが打ち勝った。勝ち越された直後の6回に今江の2点二塁打で逆転し、9回は根元の3点三塁打でリードを広げた。イ・デウンは5回4失点ながらもリーグトップに並ぶ6勝目。広島の大瀬良は味方の得点後に失点を重ねた。
| 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 千葉ロッテ | 0 | 1 | 0 | 0 | 2 | 2 | 0 | 0 | 3 | 8 |
| 広島 | 0 | 1 | 0 | 2 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 4 |
試合後のロッテ根元俊一内野手（31）は開口一番「野球の神様、ありがとう！」と笑った。適時打2本を含む3安打4打点。幸運もあった。5回2死一、二塁で同点二塁打。広島大瀬良の初球だ。高いバウンドで一ゴロと思われた直後、打球がベースに当たり、一塁新井の股を抜いた。「ベースに当たるヒットは初めて」と驚いた。
トドメもツイていた。9回1死満塁で走者一掃の三塁打。「最低でも外野フライで」と振ったら、前進守備の左翼エルドレッドの頭上を越えた。定位置なら左飛の可能性が高かった。
運も、心がけのおかげかもしれない。10年目。「色々経験させてもらって、分かりました。愚痴っても、何にもならない」。レギュラーも、2軍も味わった。苦い経験がある。110試合に出た08年オフ。当時のフロントに「来年も二塁のレギュラー」と言われたが、同じオフに井口が加入。09年は30試合にとどまった。「これがプロ」と痛感させられた。実はこの日、スタメンの予定はなかった。井口が守備練習中に右手小指を痛めたため回ってきた。そこで活躍。「準備はいつもしている。やることは変わりません」。仕事を果たした。
ロッテが連敗を2で止めた。
打線がつながった。2番に今季初めて角中を起用。3安打3得点で、つなぎの仕事を果たした。
3−4の6回は、2死から1番の清田が粘った末に四球。角中が右前打で好機を広げ、最後は今江が左越えに決勝の逆転2点適時打を放った。
伊東勤監督（52）は「もつれた試合。最後まで気が抜けなかったけど、連敗しなくて良かった。打線は、かなりいじりました。カク（角中）が久しぶりの2番で、よく打ってくれた。ゴリ（今江）もいいところで打ってくれた」と、ねぎらった。
ロッテ先発のイ・デウン投手（26）が5回8安打4失点ながら、打線の援護に恵まれ、リーグトップタイの6勝目を挙げた。
2回にはエルドレッド、5回には丸にソロを打たれるなど、状態は今一つ。「何か力がうまく入らないというか、自分のボールが投げられなかった。自分の投球ができなかったし、早い回でマウンドを降りてしまったのが悔しい」と話した。
伊東勤監督（52）は「不思議な投手。もってますね」と苦笑いだった。
ロッテのアルフレド・デスパイネ外野手（28）が左膝を痛め、7回の守備から交代した。
4回の走塁中に、左膝の靱帯（じんたい）を痛めた。伊東勤監督（52）は「明日はどうなるか」と明言はしなかった。28日からの出場は、当日の状態を見て決める模様。
ロッテ今江敏晃内野手（31）が逆転の2点適時二塁打を放った。
3−4の6回2死一、二塁で、広島大瀬良のフォークを振り抜き、左越えに適時二塁打とした。「今日は2回チャンスで回って来て打ててなかったので、三度目の正直です。何が何でも1本打ちたかった。ツーアウトからのチャンスで逆転出来たのは大きいですね。次もチャンスで回ってくるイメージで準備しておきます」と話した。
ロッテ根元俊一内野手（31）がラッキーな適時打を放った。
2−3の5回2死一、二塁で、広島大瀬良の初球に手を出した。高いバウンドで一塁方向に飛び、一ゴロで攻守交代と思われた。ところが、その直後、打球が一塁ベースに直撃した影響でバウンドが変化し、地をはうようなゴロとなった。とっさのことに、一塁新井は対応できず股の下を抜かれ、右翼線への同点の適時二塁打となった。
根元は「打った瞬間、打球がどこに飛んだか分からなくて、ファウルかなと思っていたら、まさかですね。ベースに当たってくれてラッキーというか、結果タイムリーになってくれて良かったです」と話した。
ロッテのアルフレド・デスパイネ外野手（28）が先制の8号ソロを放った。
2回先頭で、広島大瀬良の高め143キロを振り抜き、ライナーでバックスクリーン左横まで運んだ。「自分のスイングでしっかり芯で捉えることができたね。良いホームランが打てたよ。先制できたしね」と話した。
ロッテは交流戦の本拠地開幕となる29日のDeNA戦（QVCマリン、午後6時15分開始）で、交流戦挑発ポスターのモデルを務めた千葉県のプロレス団体「KAIENTAI DOJO」のレスラーを招待したイベントを行う。
球場正面ステージ前にリングを設置。午後4時50分から、交流戦記念イベントとしてマリーンズマスクとセ・リーグ6球団の覆面レスラー（横浜・絶好調スター、巨人・剛打ジャイアン、広島・コイ野郎、ヤクルト・ツバルト、中日・シャチホコ8、阪神・TORA男）による勝ち上がりタッグマッチを予定している。
球団公式キャラクターのマーくんも参戦。マリーンズマスクとタッグを組む。その後、マリーンズマスクは始球式にも登場。試合中もさまざまな場面で盛り上げていく。
マリーンズマスクは球団を通じ「交流戦だけど、交流なんかしていられない！ 交流戦の初代、そして2代目チャンピオンはマリーンズだ！」とコメントした。
試合前に右手小指を負傷した井口に代わり、先発出場した根元が5打数3安打4打点。5回の打席では打球が一塁ベースを直撃した後、右翼線を転がる同点適時二塁打を放った。「一塁ベースに当たったのは野球人生で初めて」と本人も驚きの一打。9回にも3点二塁打を放って勝利に貢献し、伊東監督は「連敗しなくてよかった」と胸をなでおろした。
ロッテの根元が3安打4打点と活躍した。井口が試合前の守備練習で右手小指を痛め、急遽一塁で先発。「準備はいつもしていた。慌てることなくできた」と冷静だった。
2−3の5回には平凡なゴロが一塁ベースに当たり、適時二塁打。「ベースに当たるヒットは初めて」と同点打に笑顔だった。1点リードの9回1死満塁では「最低でも外野フライをと思っていた」と左越えに走者一掃の三塁打を放った。
ロッテのデスパイネが2回に先制の8号ソロを放った。高めの143キロを捉えた打球は低い弾道のまま伸び、中越えに届いた。パワーを見せつけた一発に「自分のスイングでしっかりと芯で捉えることができた」と納得していた。
来日1年目だった昨季は7月下旬にチームに加わったため、この一発が交流戦第1号となった。「いいホームランが打てたよ」と喜んでいた。
不思議な6勝目だ。ロッテのイ・デウンが5回を8安打4失点ながら、日本ハム・大谷に並んでハーラートップタイに躍り出てしまった。「運がいい。よく打ってくれたおかげ」。来日1年目の韓国人右腕は「不思議の勝ち」を苦笑いで振り返った。
4回までに3失点。ところが5回、最初の不思議が起きた。1点を追う2死一、三塁で根元の打球は一塁ベースの隅で方向を変え、一塁手の新井の股間を抜けた。根元が「ベースに当たってヒットになったのは人生初」と驚いた一打は同点の二塁打となった。直後に勝ち越され、イ・デウンは6回に代打を送られた。だが打線が2死から一、二塁の好機を築き、今江が左越えへ逆転の2点二塁打。またも強運ぶりを発揮し、勝ち投手の権利が転がり込んだ。
ここまで8試合の登板で防御率4・57。1日の日本ハム戦（QVCマリン）で3回5失点KOされて2軍降格したこともあり、規定投球回には2/3回足りない。それでもリーグトップに並ぶ6勝目を挙げる。不思議だ。
伊東監督も「不思議なピッチャーですね。持っている」と首をひねった。この日の13安打を含め、2桁安打の援護が8試合中5度あるのも不思議だ。3安打3打点の今江は「失点は多くても四球が少ないので守っていてリズムには乗りやすい」と1四球のみの投球を「不思議」の要因に挙げた。
イ・デウン自身も「僕の人生は幸運が多いかも」と照れ笑いし「次は自分の力でチームを勝たせたい」と誓った。今度こそ、マイナーリーグ通算40勝の実力で勝利を挙げるつもりだ。
ロッテのデスパイネが2回に中越え8号ソロ。大瀬良の143キロ直球を捉え、22日のオリックス戦（ほっと神戸）以来の豪快な一発に「自分のスイングでしっかり捉えることができた」と自画自賛。
しかし、四球で出塁した4回の走塁の際に左膝のじん帯付近を痛めるアクシデント。大事を取って7回守備から退いたが、試合後は「大丈夫」と軽症をアピールした。
ロッテのデスパイネが2回に先制の8号ソロを放った。高めの143キロを捉えた打球は低い弾道のまま伸び、中越えに届いた。パワーを見せつけた一発に「自分のスイングでしっかりと芯で捉えることができた」と納得していた。
ただ、その後の走塁で脚を負傷し、途中交代。伊東監督は「左膝の靱帯を伸ばした感じ。（本人は）最後まで行く気でいたけど（代えた）」と説明した。
ロッテは29日の交流戦本拠地開幕となるDeNA戦で、交流戦挑発ポスターにてモデルとして協力してもらった地元・千葉県のプロレス団体「KAIENTAI DOJO」のレスラーを招待したイベントを行う。
球場正面ステージ前にてリングを設置。午後4時50分からマリーンズマスクとセ・リーグ6球団の覆面レスラー（横浜・絶好調スター、巨人・剛打ジャイアン、広島・コイ野郎、ヤクルト・ツバルト、中日・シャチホコ8、阪神・TORA男）による勝ち上がりタッグマッチを予定。球団公式キャラクターのマーくんも参戦する。
13安打8得点で打ち勝った。伊東ロッテが一進一退の攻防を制し、前夜の敗戦ショックを振り払った。
「ツイてるなと思いました」。根元は振り返った。1点差とした5回、2死一、二塁。放った当たりは、高いバウンドでの一ゴロと思われたが、一塁ベースを直撃した。勢いが死に、地をはった打球は一塁・新井の両足の間をすり抜け、ラッキーな同点適時二塁打となった。その裏に再び勝ち越されたが、流れは渡さなかった。
6回。2死から好機が生まれ一、二塁。今江は左越えに痛烈な逆転2点適時二塁打。昨季の広島戦で、大瀬良から3打数3安打だった今江はこの日、宿舎の自室で携帯の動画サイトでその映像を繰り返し見て、良いイメージだけを焼き付けた。「今年はまだホームランも出ていないし、打点を稼がないと」。ベテランが、意地の一打で逆転を手繰り寄せた。
前夜は投打ともに精彩を欠き「最低の試合」と嘆いた伊東監督だが、この試合前、「交流戦はデータは少ないが、データが全てではない。日本シリーズのような短期決戦のつもりで戦おう」と鼓舞。息を吹き返した。
ロッテは27日、交流戦本拠地開幕となる29日のDeNA戦（QVCマリン）で、交流戦「挑発ポスター」のモデルに起用された千葉県のプロレス団体「KAIENTAI DOJO」のレスラーを招待したイベントを行うと発表した。
球場正面ステージ前にリングを設置。6球団の覆面レスラー（横浜・絶好調スター、巨人・剛打ジャイアン、広島・コイ野郎、ヤクルト・ツバルト、中日・シャチホコ8、阪神・TORA男）による勝ち上がりタッグマッチを行う予定で、球団マスコットのマーくんも参戦し、マリーンズマスクとタッグを組む。
マリーンズマスクは「交流戦だけど、交流なんかしていられない！交流戦の初代、そして2代目チャンピオンはマリーンズだ！」と息巻いた。
千葉ロッテマリーンズにとって交流戦本拠地開幕となる5月29日の横浜DeNAベイスターズ戦（18:15試合開始、QVCマリンフィールド）にてマリーンズ名物の交流戦挑発ポスターにてモデルとして協力して頂いた地元・千葉県のプロレス団体「KAIENTAI DOJO」のレスラーを招待したイベントを行う事になった。
球場正面ステージ前にてリングを設置。16:50より交流戦記念イベントとしてマリーンズマスクとセ・リーグ6球団の覆面レスラー（横浜は『絶好調スター』、巨人・『剛打ジャイアン』、広島・『コイ野郎』、ヤクルト・『ツバルト』、中日・『シャチホコ8』、阪神・『TORA男』）による勝ち上がりタッグマッチが企画されている。この試合では球団公式キャラクターのマーくんも参戦。マリーンズマスクとの夢のタッグが実現する。
マリーンズマスクは「交流戦だけど、交流なんかしていられない！交流戦の初代、そして2代目チャンピオンはマリーンズだ！」とコメントしている。その後、マリーンズマスクには始球式にも登場。試合中も様々な場面で盛り上げていただく予定だ。
交流戦挑発ポスターは5月26日にお披露目。今年の文言は次の通りとなっている。「広島」→必殺！カープ女子に嫉妬締め。「横浜」→痛快！まいりまスター！言わせるドロップ。「阪神」→奥義！六甲おろさせないツイスト！。「ヤクルト」→極技！つば苦労固め。「中日」→秘技！逆シャチホコ・ラリアット。「巨人」→炸裂！打線がGメGメソバット。