わたしはかもめ2015年鴎の便り(6月)

便

6月19日

千葉ロッテ1−2東北楽天(QVCマリン)

楽天が競り勝ち、4月28日以来の勝率5割に復帰した。3回に藤田の2点二塁打で先制し、5投手の継投で逃げ切った。辛島の故障により急遽先発した戸村が5回1失点で4勝目。松井裕が17セーブ目。ロッテの連勝は4で止まった。

123456789R
東北楽天0020000002
千葉ロッテ0010000001

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ロッテ10安打も…連勝ストップ5位転落[デイリー]

交流戦の勢いをつなげることはできなかった。ロッテは、楽天を上回る10安打を放ちながら、あと1本が出ずに11残塁。伊東ロッテの連勝は4で止まり、5位に転落した。

「楽天戦になると、打てないんだよなあ。振りが良くない」。指揮官は嘆いた。相性の悪いイヌワシ軍団の前に、交流戦でチーム打率.286を誇った強打も影を潜めた。先発は辛島から、今季既に2敗を喫していた戸村に変更。「その影響はそんなにないけど、打たなきゃダメ。インサイドのボールを見せられて、踏み込みが甘い」と唇をかんだ。

リーグ戦再開の試合は、交流戦が始まった05年から11年連続で黒星スタート。再び勝率5割を切り、伊東監督は「また借金生活か。頑張るしかないね」と自らに言い聞かせるように話した。

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交流戦明け初戦11連敗!10安打でも1点だけ[報知]

ロッテは楽天に競り負け、交流戦明けは一度も勝てず、連敗は11に伸びた。

ジンクスを破れなかった。ロッテは交流戦が導入された05年から、交流戦明けのリーグ戦再開初戦は11戦11敗。「楽天戦になったら打てないよなあ…なんか知らんが…」と10安打を放ちながら1得点に終わった打線に、伊東監督も首をかしげた。

相手先発・戸村の強気の投球に押された。「前半チャンスがあった。そこでつけ込まないといけなかった」。3回まで毎回走者を出したが、右打者が内角にシュート系の球を投げ込まれ、踏み込みが甘くなってしまったと指揮官は分析。最後はカット系の球などで打ち取られ、得点を重ねられなかった。「打たなきゃダメ。無死からチャンスもあった」とうな垂れた。

試合前に思わぬ“アクシデント”にも見舞われた。相手の先発予定だった辛島が、背中の痛みで登板回避。急遽右腕の戸村との対戦となった。午後3時頃に辛島の登板回避を知った指揮官は「しょうがない」と話したが、打線が戸村を攻略できず、1得点に終わった。昨季チームが1割4分3厘に抑えられた辛島に対し、前日(18日)に対戦を想定してスタメンを組むなど準備を進めていたが、全てが狂った。

チームは負の歴史を止められず、5位転落。借金1となり、リーグ戦再開で好スタートを切れなかった。リーグ戦再開後は、最初のカード勝ち越しも過去10年で1度もないというジンクスもまだ残る。「また借金生活か。明日、頑張ります」。流れに乗るには、ここから2連勝しかない。

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なぜか勝てない…ロッテ、交流戦明け初戦11年連続黒星[スポニチ]

またしても「鬼門」でつまずいた。ロッテは10安打を放ちながらわずか1点に終わり、交流戦明けの初戦は05年から11年連続黒星となった。

開幕から3連勝中の先発・唐川は、6回1/3を5安打2失点で今季初黒星。「先に点を取られて負けてしまったので、良かったとは言えない」と悔しさをにじませた。チームの連勝は4で止まり、5位に転落。楽天戦は4連敗となり、伊東監督も「楽天戦になると打てないんだよな…」と不満顔だった。

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ロッテ・伊東監督「楽天戦になると打てない」、好機生かせず再び借金[サンスポ]

ロッテは10安打を放ちながらも好機を生かせず、1得点に終わった。交流戦終盤で4連勝して勝率を5割に戻していたが、再び負けが先行した。

辛島の登板回避で急遽先発した戸村を崩せなかった。伊東監督は「楽天戦になると、どういう訳か打てない。前半の好機につけ込んでいかなければいけなかった」と話した。

唐川
「せめて7回は投げきりたかった。」(7回途中2失点で今季初黒星)

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ロッテ唐川初黒星「球高かった」7回途中2失点[ニッカン]

ロッテ先発の唐川侑己投手(25)が6回1/3、5安打2失点で今季初黒星を喫した。

3回に1死一、二塁を招き、藤田に左中間へ2点適時二塁打を打たれた。これが、そのまま決勝点となった。

藤田には3球続けて外を攻め、カウント1−2。最後も外にチェンジアップを投じ、併殺を狙ったが、やや高く入った。唐川は「防がないといけなかった。ボールの選択ですね。高かったというのもあるし、球種も。あの時は、僕も、(捕手の)田村も、あれがベストと思って投げましたが、内に真っ直ぐを突っ込んでも良かった」と振り返っていた。

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ロッテ連勝4で止まる…伊東監督「また借金生活か」[ニッカン]

ロッテの連勝が4で止まった。

打線がたたみかけられなかった。楽天の6安打を上回る10安打を放ったが、1点のみ。11残塁を数えた。

伊東勤監督(52)は「楽天戦になったら打てないね。振りが良くない。思い切りが良くない」と嘆いた。

連勝が止まり、再び借金1。同監督は「また借金生活か」と悔しそうに言い残した。

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ロッテ角中が適時打「勝って勢い付けたい」[ニッカン]

ロッテ角中勝也外野手(28)が適時打を放った。

0−2の3回2死二塁で、楽天戸村のカットボールを右前に運び、1点を返した。「早い回に追いついて逆転と思っていたので、とりあえず1点返せたのは良かった。リーグ再開ですから、勝って勢いを付けたいので、早く逆転したいです」と話した。

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ロッテ伊東監督、楽天の先発変更「しょうがない」[ニッカン]

ロッテ伊東勤監督(52)は、楽天の先発投手交代を冷静に受け止めた。

試合前の練習中だった午後3時頃、球団スタッフを通じ一報を聞いた。午後4時過ぎ、楽天大久保監督から直接、経由の説明を受け「しょうがないと思います。特にどうってことはない。試合開始ギリギリではなくて良かった。早めに分かったので」と話した。

なお、楽天の先発投手が左腕の辛島から右腕の戸村に変更されたことを受け、先発メンバーの一部を変更した。

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ロッテ田中英祐がNPB選抜で29日大学侍戦に先発[ニッカン]

ロッテのドラフト2位、田中英祐投手(23)が29日に行われるユニバーシアード日本代表壮行試合「侍ジャパン大学日本代表−NPB選抜」(神宮)で先発予定であることが19日、分かった。

NPB選抜は、イースタン、ウエスタン両リーグの若手中心に編成。指揮を執るロッテ青山2軍監督は「大学とはいえ、相手は侍ジャパン。田中には場数をどんどん踏ませたい」と狙いを口にした。NPB選抜の首脳陣で話し合って最終決定するが、田中は「良い機会にしたいです」と意気込んだ。

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オールスターファン投票結果・中間発表

◇ファン投票守備位置別得票数一覧表

セントラル・リーグパシフィック・リーグ
順位選手名背番球団累計票数順位選手名背番球団累計票数
1黒田博樹15142,283先発投手1大谷翔平11291,233
2高木勇人54115,1872牧田和久35西68,638
3藤浪晋太郎1986,2723大隣憲司2865,425
4大野雄大2272,3564涌井秀章1654,091
5前田健太1860,0885則本昂大1452,051
6大瀬良大地1456,9266西勇輝2135,121
7菅野智之1943,6127岸孝之11西28,032
8山口俊1136,7938ディクソン3221,042
9小川泰弘2931,4569バリントン2716,434
10能見篤史1421,88910攝津正5015,852
1山口鉄也47174,290中継投手1バリオス65148,352
2田中健二朗46156,2062増田達至14西135,851
3又吉克樹1699,9513宮西尚生25132,700
4松田遼馬5670,4204佐藤達也15108,151
5永川勝浩2060,2295青山浩二4146,217
1山崎康晃19263,974抑え投手1松井裕樹1232,887
2澤村拓一15144,6982高橋朋己43西146,158
3呉昇桓2287,5933サファテ58125,029
4福谷浩司2459,1764増井浩俊1998,468
5バーネット3454,2775西野勇士2950,424
1阿部慎之助10174,109捕手1嶋基宏37177,167
2會澤翼27159,8332炭谷銀仁朗27西159,660
3谷繁元信27137,1963近藤健介54139,335
4梅野隆太郎4481,4494伊藤光22102,466
5黒羽根利規963,2135鶴岡慎也860,536
1新井貴浩28225,938一塁手1中田翔6344,851
2井端弘和2132,0352メヒア99西111,217
3ロペス2125,0503李大浩10104,753
4畠山和洋3399,3014井口資仁653,997
5福田永将5571,7195中島裕之148,624
1菊池涼介33250,614二塁手1浅村栄斗32西232,668
2片岡治大8127,8032藤田一也6108,189
3山田哲人23121,1483田中賢介3105,047
4石川雄洋7108,5514クルーズ4797,013
5荒木雅博263,2005明石健志3694,150
1バルディリス52143,659三塁手1中村剛也60西254,098
2川端慎吾5127,3792松田宣浩5214,983
3梵英心6118,8453今江敏晃875,379
4村田修一25102,5874銀次3370,833
5ルナ098,3765レアード556,169
1鳥谷敬1211,756遊撃手1今宮健太2223,750
2坂本勇人6188,2572中島卓也9158,523
3田中広輔63178,5743金子侑司2西97,642
4エルナンデス0072,1654鈴木大地784,842
5倉本寿彦556,8065後藤光尊467,977
1筒香嘉智25329,127外野手1柳田悠岐9342,098
2丸佳浩9213,0832秋山翔吾55西226,097
3梶谷隆幸3195,9523糸井嘉男7214,069
4平田良介6149,5894内川聖一1189,530
5亀井善行9132,3325西川遥輝8161,593
6長野久義7131,5006栗山巧1西132,940
7大島洋平8118,7697陽岱鋼1113,819
8雄平41117,2828中村晃7102,281
9高橋由伸24107,7739松井稼頭央790,002
10関根大気6375,42810角中勝也6179,068
DH1森友哉10西377,106
2T−岡田5582,576
3長谷川勇也2459,146
4ペーニャ4245,241
5ハーミッダ741,387

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[千葉魂]福浦、愛息の笑顔で湧いた実感、2千試合、積み重ねた日々に感謝[千葉日報]

朝起きると小学校5年生になる長男が新聞を真剣そうに読んでいた。普段はあまり子供が朝から新聞を読むような光景を見ることはない。しかし、この日ばかりは新聞を片手に父の顔を見ると嬉しそうに話しかけてきた。

「パパ、新聞に載っているよ!福浦、通算2千試合出場って!」。

その時、初めて強い実感が湧いた。福浦和也内野手は15日の東京ヤクルト戦(神宮)で通算2千試合出場を達成した。1997年7月5日のオリックス戦(マリン)にて7番一塁手で出場。あれから、どれほどの月日が経っただろうか。2005年2月のキャンプ中に生まれた長男も随分と大きくなった。08年には次男も生まれた。そして自分は1つ1つの試合を積み重ねてここまで来た。達成をした前日の試合中には実感があまり湧かなかったが、息子の笑顔でここまでの日々を思った。

「信じられないよ。誰も思っていないと思う。オレが2千試合なんて。まさかだよね。そもそも最初は投手だしね」。

福浦が言うように当時を知る関係者も、今では笑い話のように口にする。「あの練習についていけずに泣いていた選手が、まさかこんなになるとはね」。地元・習志野高校から93年ドラフトの最後となる7位で入団。当時の印象を知る人に聞くと必ず返ってくるのがプロとは思えない細い体で練習についていけずに苦しんでいたという事実だ。

「当時、浦和(2軍グラウンド)が暑くてね。高校の時は授業が終わってからの練習だから土日以外はあまり昼間から練習をすることはない。それだけに毎日の暑さが耐えられなかった。走らされては倒れた。熱射病になったこともあった」。

本人曰く、当時、2軍にいた先輩はみな足が速かったという。ついていけずに1周遅れ、2周遅れになる。そして暑さに耐え切れず毎日のように倒れてはベンチ裏で嘔吐を繰り返した。悩んで病院に行ったこともあった。医者には「鉄分不足ですね」と告げられた。プロ野球選手失格だと、情けなくなり、涙しながら帰路についた。

「これは無理だなって。すぐにクビになると思った。でもその時の追い込まれた気持ちがあったから今がある。クビになるという怖さがいつも付きまとっていたから必死になれた。どうせクビになるなら悔いのないようにしようと思った。だから投手から野手に転向を言われた時もすぐに受け入れることが出来た。今の自分?当時のことを考えたら夢みたいだよ」。

先輩達の励まし。様々な指導者との出会い。努力と辛抱を重ねて福浦は徐々に才能を開花させていく。投手から野手に転向。細い体を補うためウエートを積極的に行うようになった。超一流バッターの映像を食い入るように見ては、参考にしてみた。当時だとオリックスのイチロー、広島の前田智徳、メジャーではマリナーズのケン・グリフィー・ジュニア。様々な映像を見て、バットを振ってみた。鉄分を吸収することを意識して食事を心がけることでスタミナもついていった。そんな地道な努力の積み重ねがプロ野球史上48人目の偉業達成を導いた。

試合のなかったこの日。練習免除となっていた福浦は球場のウエート場にいた。記録の余韻に浸ることなくバーベルを持ち上げ、次なる高みを目指し、体を磨き上げていた。練習が終わると05年2月、長男が生まれた当時のことを振り返った。

鹿児島キャンプ中だったが当時のバレンタイン監督から特別許可をもらい1日だけ練習を免除。千葉の病院に向った。「可愛くて仕方がなくてね。親バカという言葉の意味が初めて分かった」。初めて両手で息子を抱くと愛しくて仕方がない気持ちに包まれた。息子のために。今までは感じたことのない父親としての責務、自覚が心の中で芽生えた瞬間だった。翌日に鹿児島に戻るとバレンタイン監督に全選手の前で呼ばれた。「今日から彼はパパの仲間入りをしました。おめでとう。そして頑張ってくれ」。初めて日本一を経験した05年のことだ。

あれから時は流れた。長男は小学5年生になった。そして自身の2千試合出場を嬉しそうに祝福してくれた。月日の流れを思い、積み重ねてきた日々に感謝をした。次なる目標は2千本安打。家族のために、ここまで励まし、応援してくれた人達のため、そして一緒に戦った仲間達のために。日々を積み重ね、一歩ずつ近づいていくつもりだ。
(千葉ロッテマリーンズ広報 梶原紀章)

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