わたしはかもめ2015年鴎の便り(6月)

便

6月30日

千葉ロッテ8−0東北楽天(QVCマリン)

ロッテが3連勝で勝率を5割に戻した。1回にデスパイネの3ランで先制。2回に清田が適時打、6回に岡田、清田が連続で2点適時打を放った。石川が7安打完封でチームトップに並ぶ7勝目。楽天は則本が6回途中8失点で7敗目。

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東北楽天0000000000
千葉ロッテ31000400x8

◇苦手の楽天封じ込める

千葉ロッテは今季2勝8敗と苦手にしていた楽天を封じ込めた。石川が今季2度目の完封でチームトップに並ぶ7勝目。自己最多を更新する11三振を奪い、チームの勝率5割に貢献した。「先に点を取られないようにと思っていた」と汗を拭った。

7安打を許し、4度得点圏に走者を背負ったが後続を断った。4回無死一、二塁では、4番サンチェスから3者連続三振に仕留めた。カーブやシンカーなど、ボールになる変化球をうまく振らせる投球で「ランナーが出てから動揺したけど、粘れた」と好投の要因を口にした。

落合投手コーチは「いつも同じペースで淡々と投げるんじゃなく、ここというところを感じてギアチェンジして欲しい」と話していた。その要求に応えるように、走者を得点圏に置いた場面での三振が多かった。

チームはここまで、勝率5割前後を行ったり来たりする状態。前回の楽天戦は本拠地で3連敗していた。その借りも返し石川は「まだ5割。また試合もあるので、貯金をつくっていきたい」と力強かった。

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ロッテ石川完封7勝、デスパイネV弾3連勝借金完済[ニッカン]

苦手払拭の5割復帰だ。ロッテが今季6連敗中だった天敵・楽天を投打に圧倒し、3連勝で借金を完済した。1回にアルフレド・デスパイネ外野手(29)の11号3ランで先制し、6回までに8点差をつけた。守っては石川歩投手(27)が今季2度目の完封で、チームトップタイの7勝目を挙げた。

“お得意様”の則本に、デスパイネは容赦しなかった。1回1死一、二塁。四球の後の甘く入った初球を逃さない。振り抜いた外角高めスライダーは左翼席中段へ。「野球は投手と打者の戦争みたいなものだから。失投が来たら逃さないよ」。デスパイネが本塁打した試合は、昨年9月23日の日本ハム戦から負けなしの12連勝。不敗神話を継続した。

今季楽天戦は相性が悪く、2勝8敗で6連敗中だった。過去2勝の相手投手も則本。伊東監督が「徐々に調子を上げてくる投手。立ち上がりを打てて良かった」と言った通り、序盤に攻め立てた。対戦打率4割2分9厘と得意にしていた清田も、2回2死三塁から外角低めへのチェンジアップを左前に運んで4点目を追加。清田はこの日、デスパイネと並ぶ3打点をたたき出した。

援護に先発石川も応えた。4月28日西武戦に続く今季2度目の完封勝利。連打で無死一、二塁とした4回の3者連続など、自己最多の11三振を積み重ねた。自身も3連勝とし、「疲れましたけどね。走者を出した方がバランス良く投げられた」と、7安打されながらスコアボードに9個のゼロを並べた。

チームは3連勝で、勝率を5割に戻した。調子を上げてきた主砲デスパイネは、キューバ代表としてパンアメリカン大会に出場するため9日に日本を離れる。「いい状態で戻ってきて、あと20本くらいホームランを打ちたい。その間、チームのみんなにも頑張って欲しい」。後半戦に勝負をするために、連勝をここで止める訳にはいかない。

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ロッテ清田「少々のボールでも」積極策で適時打2本[ニッカン]

ロッテ清田育宏外野手(29)が2本のタイムリーを放った。

2回は2死三塁から三遊間を破り「打ったのはチェンジアップですかね。前の打席に見逃し三振をしてしまったので、少々のボール球でも打ちに行こうと思っていました。チャンスだったので追加点を取ることが出来て良かったです」。

6回は1死二、三塁から右前にダメ押し2点タイムリーを放ち「打ったのはカットボールです。前の打席と一緒で、追い込まれていたので少々のボールでも行こうと思っていました。高めに来たので気持ち軽く振る感じでいい対応が出来ました」とコメントした。

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ロッテ・デスパイネ「いい援護できた」先制3ラン[ニッカン]

ロッテのアルフレド・デスパイネ外野手(29)が1回1死一、二塁から左翼席へ先制11号3ランを放った。

「打ったのはフォークかスライダーか分からないがスライダーかな。相手投手の立ち上がりに3点取れたのは大きいね。いい投手から打てたのはうれしいよ。うちのイシカワもいい投手だから初回からいい援護ができたね。今の気分?まだ初回だよ。気分は悪くないけどね」。

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岡田久美子バックスクリーンから競歩で登場し始球式[ニッカン]

今年8月の世界陸上(北京)女子20キロ競歩日本代表、岡田久美子(23=ビックカメラ)が始球式を務めた。

センターバックスクリーンから競歩で登場。投球は大きく左へそれ、「歩きの方はいい歩きができたと思っています。でも投球の方は残念でした。いい経験ができました。世界陸上に向けて、いい弾みになります」とコメント。捕手役の鈴木大地内野手(25)が競歩で本塁へ向かったことには「面白かったですし、嬉しかったです。でもフォームがちょっと…」と苦笑いだった。

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3ラン!ロッテ・デスパイネ、キューバ代表招集前にアーチ量産ネ[サンスポ]

ロッテは30日、楽天11回戦(QVCマリン)に8−0で快勝した。4番のアルフレド・デスパイネ外野手(29)が1回に左越え先制11号3ランを放ち、チームを5割復帰に導いた。

「勝利につながって嬉しい。先発した石川のために打ててよかった。いい投手(則本)から打てたので嬉しい」。

相手先発、則本の128キロの外角高めに浮いたスライダーをとらえた。序盤に飛び出した一発。これで、試合の流れを引き寄せた。

今季は5月下旬に右膝を痛めて約3週間戦列を離れた。6月20日に復帰後、「4番」に座った5試合で3発と爆発。キューバの至宝が一発打てば、昨年9月から12連勝と“不敗神話”も継続している。

7月に行われるパンアメリカン大会(カナダ・トロント)に参加するキューバ代表に招集され、9日に出国することが判明。再合流まで10日以上要する。

「ロッテから離れるのはさみしい。(今季は)20本ぐらい打ちたい」とデスパイネ。チームは3連勝。一時離脱までに、アーチを量産する。

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ロッテ・石川、完封7勝「先に点を与えないように心がけた」[サンスポ]

石川が今季2度目の完封勝利で7勝目(4敗)を挙げた。7安打を許すも無失点に「則本が先発だったので、先に点を与えないように心がけた。味方が早い回で点をとってくれて助かりました」。チームは楽天に6連敗中と苦手にしていたが、11三振を奪うなど寄せ付けなかった。伊東監督は「うまくカーブのボール球を振らせていた」と好投の右腕をねぎらった。

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ロッテ・デスパイネは9日に離日、国際大会参加で[サンスポ]

ロッテのデスパイネは30日、キューバ代表としてカナダで7月11日から行われる国際大会に参加するため、同9日に日本を離れることを明らかにした。

大会直前に代表へ合流する強行日程となるが「もちろん直前まで試合に出る」と強調。チーム2位の11本塁打を放っている長距離打者は「寂しい部分もあるけど、抜けないといけない。いい状態で戻ってきたいし、あと20本くらいホームランを打ちたい」と話した。

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ロッテ石川、今季2度目完封「まだ5割、貯金を作りたい」[サンスポ]

ロッテは先発した石川歩投手(27)が、楽天打線から11三振を奪う快投を見せ7安打完封勝利を挙げた。今季2度目の完封劇で石川は7勝目(4敗)を飾った。打線は11安打8得点を挙げ、石川を強力に援護。投打がかみ合い3連勝で、勝率を5割に戻した。

石川がスイスイと投げ続けた。制球が冴え渡り、直球と変化球を低めに集めると、楽天打線に安打を許しながらも得点を許さなかった。4回には先頭のペーニャから連打を浴び、無死一、二塁のピンチ。しかしここで続くサンチェス、中川、三好を3者連続三振に仕留め、大きくガッツポーズ。味方打線に大量の援護をもらった中盤以降も気を抜かず、9回までスコアボードに0を並べた。

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ロッテ・デスパイネ、則本から先制3ラン「いい投手から打てたのは嬉しい」[サンスポ]

ロッテのデスパイネが1回に先制の11号3ランを放った。1死一、二塁。前の打者に四球を与えた則本の初球が甘く浮いたところを見逃さず、鋭いスイングで左翼席中段へ軽々と運んだ。「いい投手から打てたのは嬉しい。立ち上がりに3点取れたのは大きいね」と喜んだ。

交流戦序盤の5月末に右膝の靱帯を損傷して約3週間、戦列を離れた。6月23日の日本ハム戦から4番に戻り、これが3本目のアーチと持ち前の長打力を発揮している。

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ロッテ・清田、新グッズにビックリ!「まさか出してもらえるとは…」[サンスポ]

ロッテは、本日30日より清田育宏外野手(29)をモチーフした水筒とTシャツを新発売すると発表した。

清田水筒はステンレス製の携帯用で容量は300ml。定価2500円(税込)。Tシャツは黒色で、サイズはS、M、L。定価2800円(税込)。

清田は「暑い季節になるので、ぜひこの水筒を持って、観戦に来て欲しいと思います。それにしても、まさか水筒のグッズを出してもらえるとは思ってもいませんでしたね(笑)」とコメントした。

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デスパイネ、不敗弾10連勝、「投手との戦争」則本撃ちV11号[スポニチ]

特大の先制弾に、本拠地QVCマリンは「デスパイネ・コール」に包まれた。ロッテの主砲はベンチ前でヘルメットを取り、右翼席のファンに向かって五厘刈りの頭を深々と下げた。試合前に自らバリカンで刈り込み、左翼席に叩き込んだ気合の11号3ランだった。

「野球というのは打者と投手の戦争なんだ。だから失投したら、逃さずに打つだけだよ」。初回1死一、二塁。相手エース則本が投じたスライダーが外角高めに浮くと、見逃さなかった。4月25日も敵地で則本から今季1号の逆転3ランを放っており「基本的には則本と相性はいいと思う」と胸を張る。チームの楽天戦の連敗を6で止め、勝率5割復帰に導いた。

右膝側副じん帯損傷から復帰後、7試合で打率.320、3本塁打、8打点と絶好調。だが、キューバ代表としてカナダで11日から19日まで行われる国際大会に参加するため、チームを離れる。8日の日本ハム戦(QVCマリン)まで出場し、翌9日に日本を出国する強行日程だ。チームにとっては大きな痛手だが「チームを離れるのは寂しいけど、いい状態で戻ってくる」と誓った。

本塁打を打った試合は今季10連勝。昨季から含めると12連勝とあって、伊東監督から「毎試合本塁打を打って欲しいね」とさらなる量産をリクエストされ、デスパイネも「あと20本ぐらいは打ちたい」と笑顔で応じた。チームを離れるまで残り7試合だが、頼れる主砲は「不敗神話」を途絶えさせるつもりはない。

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ロッテ石川、11K完封7勝目「地に足を着けて」[スポニチ]

ロッテの石川が今季2度目の完封でチームトップタイの7勝目を挙げた。

4回に無死一、二塁とされたが、3者連続三振。自己最多の11三振を奪い「そんなに三振を取った感じはないけど、走者を出した方がフォームが安定して球が良くなった」と振り返った。10勝を挙げて新人王を獲得した昨季よりも約1ヶ月早いペースで7勝に到達したが「地に足を着けて1試合1試合やっていく」と表情を引き締めた。

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ロッテ清田「よかった」、発売後初!本当の猛打賞丼[スポニチ]

正真正銘の「清田モ〜打賞丼」だ。打撃好調を受け、5月29日にQVCマリンで販売開始されたメニュー。当初は「猛打賞達成後」が条件だったが、難度が高いことから、1安打した直後からの販売に変わっていた。

発売後初となる3安打で、店は大行列。球団スタッフは「40杯が売れた。試合終盤では驚異的な数字」と言い、清田も「味わってもらえてよかった」と喜んでいた。

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ロッテ、デスパイネ特大3点弾「いい援護ができた」[スポニチ]

ロッテのデスパイネが30日の楽天戦(QVCマリン)で特大の11号3ランを放った。0−0の初回1死一、二塁で、楽天のエース・則本の投じた高めのスライダーを左翼席へと叩き込んだ。

「打ったのはスライダーかな。相手投手の立ち上がりに3点とれたのは大きいね。いい投手から打てたのも嬉しい。うちのイシカワ(先発の石川)もいい投手だから、初回からいい援護ができた」とコメントした。

チームとして楽天戦4月26日(コボスタ宮城)から6月21日(QVCマリン)まで6連敗を喫していいるとあって、幸先の良い先制弾となった。

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女子競歩の岡田がロッテ戦始球式「いい経験」[スポニチ]

30日のロッテ−楽天:QVCマリン)で、8月に中国・北京で開催される「2015年世界陸上競技選手権大会」に女子20キロ競歩の日本代表として出場する岡田久美子(ビックカメラ)が始球式を行った。

「(センターから競歩で登場した)歩きの方はいい歩きが出来たと思っています。でも、投球は左にそれて、残念でした。いい経験が出来ました。世界陸上に向けていい弾みになります」とコメントした。

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ロッテ、清田、水筒とTシャツ発売、問い合わせ多数寄せられていた[スポニチ]

ロッテは30日、チームの首位打者・清田のオリジナルグッズとして「清田水筒」(税込み2500円)と7月の球団主催試合の告知ポスターのデザインがプリントされた「清田Tシャツ」(同2800円)の発売を開始した。

水筒はステンレス製魔法瓶(300ミリリットル)で、夏の野球観戦にぴったりのアイテムだ。6年目の今季は1番打者としてチームトップの打率をキープしており、選手間投票で球宴(7月17、18日)への初出場も決まった。まさに売り出し中の選手とあって、球団にはグッズに関する問い合わせが多数寄せられているという。清田は「まさか水筒をグッズとして出してもらえるとは思いませんでした。これから暑くなるので、ぜひこの水筒を持ってQVCマリンに観戦に来て欲しいですね」と笑顔でPRしていた。

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ロッテ“デスパ弾神話”で12連勝![デイリー]

勝利を約束する一撃が、左翼席中段に吸い込まれた。初回、1死一、二塁。ロッテ・デスパイネは、則本の初球スライダーを仕留めた。先制11号3ラン。“デスパ弾”が出た試合は、昨季9月23日の日本ハム戦(QVCマリン)から12連勝となった。

「強い打球を打ちたいと思った。勝ちにつながって嬉しいよ」。主砲は会心の笑みを浮かべた。楽天には、試合前の時点で対戦成績2勝8敗とカモにされていた。気合を入れるため、自らバリカンで五厘刈りにして球場入り。気迫がそのままバットに乗り移った。

5月末に右膝じん帯を痛め、約3週間離脱。6月20日の楽天戦で復帰後は、7試合で3本塁打と絶好調だ。主砲の一発から打線がつながり、チームは勝率5割に復帰した。

カナダで11日から行われる国際大会にキューバ代表として出場するため、9日に日本を離れることが決定。8日の日本ハム戦まで出場し、約2週間ほど不在となる。伊東監督は「ずっといてもらいたいよ」と苦笑いするしかなかった。

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ロッテ、魔法瓶など清田グッズを新発売[デイリー]

ロッテは30日、初のオールスター出場を決めた清田育宏外野手(29)のグッズを、同日から新発売することを発表した。

これからの季節にピッタリな水筒(ステンレス製携帯用魔法瓶、価格2500円)とTシャツ(サイズS・M・L、価格2500円)で、清田は「暑い季節になるので、ぜひこの水筒を持って、観戦に来て欲しいと思います。それにしてもまさか水筒のグッズを出してもらえるとは思っていませんでしたね(笑)」とコメントした。

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完封で7勝目の石川、お立ち台は「絶景です!」[報知]

ロッテの石川歩投手(27)が30日、楽天戦(QVC)で7安打完封勝利を挙げた。最速147キロの直球とシンカーを軸に、自己最多の11奪三振。チーム最多タイの7勝目とし、お立ち台で「絶景です!」と決めぜりふを叫んだ。

中盤は先頭打者の出塁を許す苦しい展開だった。「(走者が出て)動じてました。もっとしっかり抑えられていたと思う」と反省したが、走者が出てからは安定した投球を披露した。相手の楽天は2番にペーニャが入る打線で、「嫌だったけど、(1番の)松井さんを抑えれば、長打だけを警戒して行けば良いかなと思った」と話した。

新人王を獲得した昨季より1ヶ月以上早く7勝目を挙げたが「あまり考えず1試合1試合やって行ければ。嬉しいですけどね」と笑った。

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デスパイネ、11号3ラン!代表合流のためチームを離脱[報知]

ロッテのアルフレド・デスパイネ外野手(29)が30日、楽天戦(QVC)での初回に11号3ランを放った。試合後には、国際大会に出場するキューバ代表に合流するため、7月9日にチームを離脱することを明かした。

則本が真ん中に投じた128キロスライダーをとらえ、「野球は投手と打者の戦争みたいなもの。失投が来たら、打たないといけない」と話した。お立ち台ではお決まりの決めぜりふ「デスパ、イイネ!」をファンと掛け合って笑顔を見せた。

これでデスパイネが本塁打を放った試合は、14年9月23日の日本ハム戦(QVC)から12戦無敗。伊東監督は「(日本に)いるときは全部打ってもらいたいね」と話した。

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女子20km競歩日本代表の岡田久美子選手が始球式![千葉日報]

6月30日の千葉ロッテマリーンズ対東北楽天戦(QVCマリンフィールド)にて今年8月に中国・北京で開催される「2015年世界陸上競技選手権大会」に女子20km競歩の日本代表として出場が決定した岡田久美子選手(ビックカメラ所属)が始球式を務めた。センターバックスクリーンからマウンドまで競歩で登場する演出でスタンドを盛り上げた。

岡田選手は「歩きの方はいい歩きが出来たと思っています。でも、投球は左にそれて、残念でした。いい経験が出来ました。世界陸上に向けていい弾みになります」と興奮気味にコメントをした。

また、この日、捕手役を務めた鈴木大地内野手が一塁側ベンチからホームベースまで競歩で向かい、笑いを誘った。これについて岡田選手は「競歩で登場してくれて面白かったですし、嬉しかったです。でも、フォームがちょっと・・・(笑)」と笑いながらもダメ出しをしていた。

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延長11回、ベテラン川本が決めた![千葉日報]

決めたのはベテランの一打だった。延長11回までもつれた30日のイースタンリーグ・埼玉西武戦(西武第2)。決めたのは6番DHで出場していた33歳、11年目の川本良平捕手だ。2死一、三塁から西武・6番手の中郷から中前の勝ち越し適時打。3−2で勝利した。

川本は「あの場面で打たなければ意味がない。体も一から作り直して、スピードもキレも出てきた。まだまだ若い選手に負けたくない。結果を残していきたい」と話をした。

今シーズンはまだ1軍登録はないが、準備は怠らない。4月から毎朝、ハードな筋トレメニューのアーリーワークを継続。いつ、1軍から呼ばれても良いように入念な準備をして出番を待っている。夏場にかけての苦しい時期。必ず、ベテランの経験と力が必要になる時がくるはずだ。

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[千葉魂]同級生・清田の活躍が刺激、黙々とリハビリ続ける荻野[千葉日報]

右中間を抜ける打球を見て、ギアチェンジをした。ちょうど一塁ベースを抜けた後。2、3歩と土を蹴った辺りで、左の太ももに違和感を感じた。減速した。荻野貴司外野手が顔をゆがめながら二塁ベースに到達した。5月31日のDeNA戦(QVC)の出来事だ。

「三塁まで行けると思って加速しました。足の肉離れは経験をしたことがなかったので、つったのかと思った。自分の中では最初はそんなに重くはとらえていなかったです」。

交代を告げられ、トレーナーの診断を受けた。「多分ぶん、肉離れだな」と告げられた。軽傷だと信じていただけに頭が真っ白になった。そこから、色々な人から声を掛けられたが、なにも覚えていない。翌朝は、もう歩けなくなっていた。病院の診断の結果は、やはり肉離れだった。その瞬間、長期戦線離脱が決定した。

自主トレから柔軟性、体幹を意識した新しいトレーニングを取り入れた。キャンプではチームの練習より前にウエート場に足を運び、体づくりとメンテナンスを繰り返した。その努力を重ねる姿に誰もが、2015年の飛躍を期待した。それだけにあまりにも残酷な結末だった。

「また、やってしまったのかと…。でも、今は何かが、自分には、まだ足りなかったのだと考えるようにしています」。

あれから1ヶ月が経ち、リハビリを再開した荻野はロッテ浦和球場のウエートルームで精力的に体を動かしていた。診断直後と比べ、前向きな気持ちを取り戻していた。そこには清田育宏外野手という同級生の活躍も刺激になっている。

「キヨ(清田)の実力からしたら驚きはしません。ずっとキヨが頑張っている姿を見てきたので、僕も嬉しい思いがあります。負けたくないというモチベーションにもなっています」。

リハビリから帰って自宅に戻ると出来る限り、1軍のゲームは見るようにしている。特に目に入ってきたのは連続安打を続けている清田の打撃。6月12日の巨人戦(QVC)の勝ち越しの本塁打を目にして、うらやましくもあり、悔しくもあり、そして頑張っていた同級生の活躍が素直に嬉しかった。自分もいつまでもクヨクヨしている訳にはいかない。1日でも早く完治させ、一緒にプレーをしたい。折れかけていた心に強い欲求が湧いてきた。

清田との最初の出会いは社会人2年目の山形県鶴岡市で行われた日本代表合宿に招集された時。メンバー唯一の同い年ということもあり宿舎では同部屋になった。意気投合した。同じプロ野球を目指しているもの同士、いつか同じ舞台で頑張ろうと、その後もメールなどで連絡を取り合った。

「ドラフト前も連絡をしました。ただ、同じ外野手だったので、同じチームでプレーをすることはないだろうねとお互い話をしていました。それだけに指名された時はビックリだった」と荻野は2人の出会いを懐かしそうに振り返った。

自主トレ、キャンプとなにかと一緒にいる時間が多かった。そして夢を語り合った。いつか、層の厚いマリーンズ外野陣に2人で割って入って、レギュラーになろうと誓い合った。最初に1軍で活躍したのは荻野だった。しかし、ケガで離脱。今度は日本シリーズで清田が活躍した。それからは、お互い出たり出なかったり。なかなか長い期間にわたって、一緒に外野に名を連ねる機会は巡って来ていない。

「ボクがケガばかりで1年間、1軍にいたことがないこともあって、まだ一緒にレギュラーとして定着したことがない。そういう意味では自分が追いつかないといけない。リハビリが終わって、全力で走れるようになったら、全力で追いかけます。頑張りますよ」。

6月25日。清田から連絡があった。気を使って、あえて時間を置いてから荻野に電話をくれた。どれくらい、ショックだったかは痛いほど分かる。だから、すぐには声を掛けられなかった。お互いの近況を話した。順調にリハビリメニューを進めていることを語り合った。

「今は、しっかりとした強い体をつくり上げることに専念しています。戻ったらすぐに呼んでもらえるよう。戦力になれるように備えたい」。

荻野はロッテ浦和球場で黙々とリハビリを続けている。友の活躍を刺激に、1軍の舞台に必ず戻ると自分に誓っている。ケガをする前より、強く大きくなって、必ず舞い戻ると。そして、ファンも夢見ている。背番号「1」と「4」が高いレベルで切磋琢磨し合いながら、マリーンズを引っ張る日々が来るのを。
(千葉ロッテマリーンズ広報 梶原紀章)

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