プロ野球12球団の新人研修会が11日、都内のホテルで行われ、昨季限りで引退した前DeNAの三浦大輔氏(43)が「先輩プロ野球選手からプロ野球の後輩へ」と題した講演を行った。
ロッテ・ドラフト6位の種市篤暉投手(18=八戸工大一)が三浦氏の講演に奮い立った。指名順位、高卒右腕、甲子園経験なしと共通点は多い。「自分と同じスタートだった方が、こんなに成功している。6位と低くても頑張ってああいう先輩になりたい。プロに入ったという意味では順位は変わらないので」と感銘を受けていた。
プロ、アマ合同の日本野球規則委員会が11日、東京都内で開かれ、併殺を阻止するための危険なスライディングを防ぐ規定が公認野球規則に追加されることが決まった。昨年の米大リーグでのルール変更を受けた改正。
正しいスライディングの要件として、滑り込んだ後もベースにとどまろうとすることや、野手と接触する目的で進路を変えないことなどが定められた。違反した場合は守備妨害が適用されて打者走者とともにアウトとなる。
プロ野球は23日の実行委員会で具体的な運用方法を決める。アマは2013年に定めた内規に同じ趣旨の規定があるため、実質的な変更はない。
また、ファウルグラウンドでの捕球後にベンチ内に入り込んだ場合、これまでは倒れ込まない限りプレーを続けられたが、今後は踏み込んだ時点でボールデッドとなり走者が1つ進塁することが決まった。
ロッテのドラフト1位、佐々木千隼投手(22=桜美林大)が11日、都内ホテルで行われたNPB新人研修会に参加した。
他球団の新人とともに参加。午前中は野球殿堂博物館を見学し、午後は座学だった。ドーピング、税、薬物、暴力団などテーマごとの講義に続き、最後は昨季限りで現役を引退した三浦大輔氏の講演を聴いた。
1日を終えると「大学ではドーピングの話を学んだぐらいだった。賭博や暴力団の話は初めて。これからは、他人事じゃない」と感想を口にした。
ロッテは11日、球団チアパフォーマー「M☆Splash!!」の2017年新メンバーを発表した。
応募総数106人の中から6人が選ばれ、継続メンバー19人と人と合わせて25人体制となる。
YUIさんは、千葉・野田市出身。「まだ実感が湧きませんが、これから私の元気で明るいパフォーマンスで千葉県とマリーンズやファンの皆さんを盛り上げていきます!」と意気込みを口にした。
ロッテは11日、M☆Splash!!2017年新メンバーを発表。総応募総数106人から6人が選ばれ、継続メンバーと合わせて25人体制となった。新メンバー6人のプロフィルとコメントは以下の通り。
日本野球機構(NPB)は11日、東京・文京区の東京ドームホテルで新人研修会を開き、12球団の新人114選手が参加した。一昨年から昨年にかけて発覚した巨人の4選手による野球賭博問題を受け、昨年までは同じ時間内で行っていた「暴力団の実態と手口」と「有害行為について」の講義を、それぞれ別項目に振り分けて実施。計1時間を費やすなど、日本野球機構(NPB)の再発防止への姿勢が強く打ち出された内容になった。
NPBの井原敦事務局長が担当した「有害行為について」では、野球賭博問題を大々的に報じる新聞記事をスクリーンで紹介。信頼を低下させる重大な問題であることが強調された。賭博常習者が食事を振る舞うなどの手段で近付き、勧誘を断りにくくする生々しい手口も説明され、選手は神妙に聞き入った。
巨人のドラフト1位・吉川尚(中京学院大)は「『相談する勇気が必要』とのことだったので、何かあれば相談したい」。ソフトバンクの同1位・田中(創価大)は「『自分は大丈夫』と思っている人が危ない。より一層、注意していきたい」と背筋を伸ばした。
今回は昨年まで行われてきた「話し方、インタビューの対応」がなくなり、これらに時間が割かれた形。熊崎コミッショナーは「プロ野球選手になる以上、通常の社会人以上に厳しい目にさらされる」と自覚を促した。
「薬物乱用防止について」の講義では、警視庁組織犯罪対策部の長沼繁雄氏が大麻や覚醒剤の恐ろしさについてレクチャー。
「皆さんには、色々な人達が寄ってくる。気をつけて欲しい」と注意喚起した。球界OBでは巨人などでプレーした清原和博氏が昨年2月に覚せい剤取締法違反で逮捕され、有罪判決を受けている。
ロッテのドラフト1位・佐々木千隼投手(桜美林大)が未知の世界にビックリだ。11日の新人研修会での野球賭博・暴力団の実態説明に「こういう世界もあるんですねえ。初めて聞きました」。
午前中は野球殿堂博物館を見学し、「昔の方はすごい成績を残しているんだな」と稲尾、金田ら大投手の活躍にも驚いていた。
プロ野球の新人選手研修会が11日、東京都内で行われ、ソフトバンクの田中正義投手(創価大)やロッテの佐々木千隼投手(桜美林大)ら12球団の新人選手が暴力団対策などの講義を受けた。
野球賭博問題の実例を含め暴力団関係者が選手に近づく手口などが示され、薬物乱用、ドーピング、脳振とうについての講義も行われた。田中は「『自分は大丈夫』と思っている人が危ない。より一層、厳しく注意していきたい」と言い、佐々木は「プロ野球界は色々なことがある。他人事ではないと思った」と表情を引き締めた。