ロッテが打ち勝ち、連敗を4で止めた。3−5の5回に満塁から鈴木、ダフィー、三木の適時打で3点を奪い逆転。6回も3点を加えた。鈴木は4安打4打点。中日の連勝は3でストップ。鈴木が制球を乱して降板し、救援陣も崩れた。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
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中日 | 2 | 0 | 0 | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 5 |
千葉ロッテ | 0 | 1 | 2 | 0 | 3 | 3 | 0 | 0 | x | 9 |
ロッテは打線のテコ入れが実り、連敗を4で止めた。
今季初めて外国人野手3人を同時に先発起用。3人ともにマルチ安打を記録した。外国人だけでなく、鈴木が3打席連続適時打を含む4安打4打点と、打線は今季最多タイの13安打で9得点。伊東監督は「外国人が今日は機能してくれた。(パラデスは)ラストチャンスのつもりで出した。今までパッとする活躍ができなかったので、これを機にやってくれれば」と話した。
ロッテは打線のテコ入れが実り、連敗を4で止めた。伊東勤監督のコメント。
「外国人が今日は機能してくれた。(パラデスは)ラストチャンスのつもりで出した。今までパッとする活躍ができなかったので、これを機にやってくれれば」。
ロッテが連敗を4で止めた。3−5で迎えた5回に3四球で好機をつかむと、鈴木大地内野手(27)とダフィー内野手(28)、三木亮内野手(25)が適時打を放つなど、3点を奪って逆転に成功。7回にも4安打を集中し、3得点して突き放した。
5番の鈴木は二塁打、単打、単打、三塁打で4安打4打点の活躍。お立ち台で「連敗が止まって良かった。今日は(4番に復帰した)ジミー(パラデス)がいいつなぎをしてくれ、そのパワーで打てた。いいきっかけになれば」と話した。
第5打席は、本塁打が出ればサイクル安打だった。当初は気が付いてなかったが、スタンドからの本塁打コールにスコアボードを見て、本塁打を狙った。一発は出ずに三振を喫したが「そんなに甘くなかった。サイクル安打より勝つことが1番」と話し、ファンを喜ばせていた。
4連敗中のロッテは、打線が粘りを見せた。3−5と逆転されて迎えた5回裏。3四球でチャンスをもらうと、3本の適時打で逆転に成功した。
中前適時打の鈴木大地内野手(27)は「打ったのはスライダーです。勝ちます。それだけです。すいません、同じことしか言えなくて。ただただ、勝ちたいんです」。
二塁手の頭を越える中前同点打を打ったダフィー内野手(28)は「打ったのはストレート。バットを内から出そうとコンパクトに打ちに行った結果。当たりはどうであれ、同点に追いつくタイムリーになってくれたのが嬉しい。勝ちたい気持ちだけ」。
遊撃左への勝ち越し内野安打を放った三木亮内野手(25)は「打ったのはスライダーです。ダフィーがよく走ってくれた。それに尽きます。満塁のチャンスだっただけに、勝ち越せて良かったです」と喜んだ。
元AKB48の秋元才加(28)が、初めての始球式を行った。ピンクのユニホームに緑と白のショートパンツ姿で登場。
打者に根元俊一内野手(33)、捕手に清田育宏外野手(31)を迎えて投じた球は、ゴロで一塁側にそれた大暴投となった。
「緊張しました。風が回って難しい球場と聞いていた。キャッチボールではいけるかなと思っていたけど、マウンドに立ったら(風が)ぐるぐる回っていて、投手の方達はすごいなと。大暴投でお恥ずかしい。(自己採点は)30点。地力を発揮できなかった」。
板橋のスポーツ施設、スポッチャで練習を積んできたが、成果を見せられなかった。それでも千葉県出身だけに「夢がかなった。ノーバウンドで投げたかったけど、次回は肩をつくってきたい」と目を輝かせた。
日本とフィリピンのハーフで、大相撲の高安とは幼なじみ。関係を取り沙汰されるが「皆さんがはやしたててくれるのはありがたいんですけど、おかみさんは並大抵ではできない。まだ芸能界で頑張りたいです。日比の懸け橋になりたい」と笑顔でかわしていた。
鈴木大地内野手(27)があと1歩のところでサイクル安打を逃した。
2回の第1打席で二塁打。第2、3打席は単打の適時打を放った。6回の第4打席では右翼への2点適時三塁打を打ち、王手をかけた。しかし8回の第5打席は空振り三振に倒れた。快挙達成とはならなかったが4安打4打点の活躍でチームを勝利に導いた。
13安打で9点を奪い、中日に逆転勝ち。連敗を4で止めた。主将の鈴木が気を吐いた。右翼線二塁打、2本の適時打、右中間2点三塁打と4安打4打点の固め打ち。8回の第5打席で本塁打を放てばサイクル安打だった(結果は三振)。「最後は(本塁打を)狙ってみたけど、そんなに甘くはなかった。これをきっかけに、勝ちにつながる安打をたくさん打ちたい」と誓った。
ロッテは5回から5投手が無失点でつなぎ、逃げ切った。唐川が4回5失点で降板した後、大嶺祐が5回を三者凡退に仕留めて逆転を呼び込む。松永、益田、大谷、内と反撃を許さずにバトンをつないだ。
2勝目を挙げた大嶺祐は「良い流れになるように三者凡退にしようと投げた」と語る。4戦連続登板でも疲れを見せず、お立ち台では気持ちよさそうに歓声を浴びた。
ロッテは、11日のヤクルト戦(ZOZOマリン、午後2時開始)で、今季3回目の「マリンフェスタ」を実施する。当日は、マリンフェスタ応援ボード(紙製)を来場者全員に配布するほか、試合後には「交流戦トークショーwithつば九郎」と題して、ボールパークステージ(スタジアム外周Fゲート下付近)でロッテの選手、球団公式キャラクターのマーくん、ヤクルトのつば九郎によるトークショーが行われる。
試合前には選手によるウエルカム・ハイタッチ、選手による飲食メニュー販売などのファンサービスを行う。詳細は球団HPで。
試合後のロッテ・伊東監督は「珍しく打線がつながったね」と目を細めた。今季初めて先発メンバーにそろって名を連ねたサントス、パラデス、ダフィーの助っ人陣がいずれもマルチ安打。最近2試合で4安打と元気のなかった打線が、5試合ぶりの2桁安打で連敗を4でストップした。
指揮官が「ラストチャンスくらいの感じで」と4月16日以来の4番に据えたパラデスは、1−2の3回2死一、二塁から約1ヶ月半ぶりの適時打。6日には同じドミニカ共和国出身で、日本通算71本塁打のペーニャの獲得が発表された。「やることは変わらない」と言うものの、刺激になっている様子だ。伊東監督は「この勝ちを明日に生かさないと」と、いつも通り表情を引き締め会見を締めた。
ロッテ・伊東監督がしみじみと言った。「3タテを食らわなくてよかった」。
ここ2試合連続で4安打の打線が13安打で9得点。主役は4安打4打点の鈴木だ。本塁打ならサイクルだったが、8回は三振。スタンドからのホームランコールに、「なぜ(されるの)か分からなかった。でも、それよりチームが勝つのが1番」と主将らしく締めていた。
今夜ばかりは安心して、ゲームを見ていたのではないか。ロッテ・伊東監督は開口一番でこう言った。
「3タテを食らわなくてよかった。なかなか波に乗れずにいるが、この勝ちを明日に生かしていかなくちゃいけない。打線がつながって、1イニングに4安打も出て…」。
2試合連続で4安打の打線が右へ左へ、そして中堅へと打球を飛ばした。特に6回に4安打を集めて3点を奪い中日に引導を渡した。指揮官、久々に胸がスッとしただろう。 不振の打線に毎日、試行錯誤が続く。この日、サントスを初めて1番に入れ、4番にパラデス、6番にダフィーを起用した。
元々、「パラダフ」コンビが開幕から絶不調に陥り、ここまでの不振になったが、ついにこの2人の尻に火がついたか。新外国人・ペーニャの9日来日に歩調を合わせたように活躍を見せた。
1点を追った3回のパラデスだ。2死一、二塁で右へ同点打。「自分が打つことでチームに勢いが付き、勝利につながってくれればいいと思った」。5月17日以来の適時打を振り返った。
ダフィーは2回に執念の適時打だ。1死。二塁に鈴木を置いて、打球は強烈な勢いで遊撃を襲った、この打球が京田のグラブをはじいて左翼へ転がった。鈴木が本塁を踏んだ。
「強い打球を打つことを意識して打席に入った。ラッキーバウンドになってくれた」。
5回にもしぶとさを見せた。1点を取ってなお1死満塁。中前へ落とす同点打だ。
「当たりはどうであれ、同点に追いつくタイムリーになって嬉しい」と顔をほころばせた。
ペーニャの加入で2人ともうかうかしていられない。サントスを加えると外国人野手は4人となり、最低でも1人がベンチから外れることになる。
伊東監督は裏話をサラッと披露した。「今日は(2人を)ラストチャンスのつもりで使った。本人には言っていないけどね。特にジミー(パラデス)の方が。これを機会に頑張ってくれればいい」。
パラデスは4打数2安打で1打点、ダフィーは5打数2安打で2打点だ。
だが、今年のロッテ打線はちょっといいと思うと、すぐに勢いがパタッと止まる。何度も繰り返してきた。
9日からはヤクルトを迎えての3連戦。この夜は13安打で9得点。尻に火が付いた「パラダフ」コンビを軸に、打線が今度こそは波に乗ったと信じたいところだ。
ロッテが13安打9得点で打ち勝ち、連敗を「4」で止めた。
1点を追う3回、2死から四死球で一、二塁とし、パラデスの右前適時打で同点とし、なおも一、三塁から鈴木の右前適時打で勝ち越した。
4回に唐川が3点を失い再びリードを許したが、5回に鈴木、ダフィー、三木の適時打で逆転に成功した。6回にも清田の適時打と鈴木の2点三塁打で3点を加えた。
4安打4打点の鈴木は「連敗が止まって良かったです」と笑った。8回の最終打席で本塁打が出ればサイクル安打となるところだったが、空振り三振に終わった。「打席に入るまで知らなくて、何であんなに“ホームラン、ホームラン”と言われるのかなと思ったんです。僕のサイクルヒットより勝つことが1番」と連敗ストップを喜んだ。
大嶺祐は、2点のビハインドで5回のマウンドに上がり、三者凡退で逆転を呼び込んだ。「いい流れがいくように三者凡退でいくようにと思ってました。四球を出さなかったことが1番よかった。負けている試合が」と2勝目を喜んだ。
中日は3連勝で止まった。女優を中心にマルチ活動中の秋元才加が始球式を務めた。
この日の中日戦は、『BS12 トゥエルビ スペシャルナイター』と題して行われたが、秋元は7月9日からBS12 トゥエルビで放送を開始する新番組「ハワイに恋して2」のMCに決定しており、ロッテの始球式登場は初めてだ。
「千葉県出身なのでとても嬉しく思っております。ホームグラウンドなのでやるからには、絶対にノーバウンドでいきたい」と試合前は張り切って登板したが、張り切りすぎたか大暴投となった。
「始球式に登板することが憧れだったので夢がかなって嬉しかった。気持ちが前のめりになってしまい大暴投になってしまい、ハズカシィ!次回は肩を作ってリベンジしたいです!」と早くも次回に目を向けていた。
ロッテの新外国人選手、元楽天のウィリー・モー・ペーニャ選手(35)が9日、成田空港着の航空機で来日する。8日、ロッテが発表した。
ペーニャは日本在籍4年間で71本塁打を放っている。ロッテは開幕から長打力不足に泣き続けていたが、5月後半に松本編成部長が渡米して獲得にこぎつけていた。待ち望んだ大砲候補だ。
伊東監督は、「日本での経験や実績がある」と話しており、林球団本部長も、「本塁打が期待できて日本球界に対応できる」と説明していた。
現在、ロッテは最下位街道を激走中で、“救世主”的な存在になれるかどうか、注目される。