ロッテは1回に失策と鈴木の7号3ランで4点を先行。4回に角中の適時打、5回はダフィーの二塁打で加点した。涌井は6回1失点で4月15日以来の2勝目。ヤクルトは1分けを挟み2年ぶりの9連敗で自力優勝の可能性が消えた。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
東京ヤクルト | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 |
千葉ロッテ | 4 | 0 | 0 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | x | 6 |
表情を変えなかったのは、照れ隠しかも知れない。ロッテ涌井が4月15日以来の2勝目。インタビュアーにそのことを振られると「できれば2勝目とか言って欲しくないです」と答え、球場を沸かせた。前々回、前回と4点援護を追い付かれての降板が続いた。2ヶ月近く勝てず、さすがにモヤモヤがあったという。野手はミーティングで「涌井さんに勝ちを」と団結。仲間の後押しも受け、チームに2連勝をもたらした。
本調子ではなくても、勝負どころで踏ん張った。5−1の5回1死満塁、1発同点でヤクルト山田。「ピンチでは腕を振って低めに。最近、薄れていたこと」。直球が走っていないと自覚し、変化球中心に攻めた。ストライクからボールになるスライダーで空振り三振。次の坂口もスライダーで左飛に仕留めた。6回6安打1失点、106球の交代は涌井にしては早かった。「勝つためには代わった方が良かった。次は最後まで投げたい」と宣言した。
ロッテ涌井が交流戦通算24勝目。交流戦の投手勝利で歴代2位の和田(ソフトバンク)に並んだ。1位は杉内(巨人)の26勝。
ロッテ涌井が4月15日以来の2勝目。伊東勤監督のコメント。
「久々に白星がついたので、乗っていけるでしょう」。
ロッテ涌井秀章投手(30)が6回6安打1失点で、4月15日以来となる2勝目を挙げた。
本調子ではなかったが、丁寧に投げ、ヤクルト打線に連打を許さなかった。4回に1点を失ったが、すぐに味方打線が1点追加と、投打もかみ合った。
涌井は「最近は大量点を取られることが多かったので、まずは1点でしのいで、追加点を期待しました」と話した。久しぶりの勝利で、チームも2連勝。「気持ちも変わるし、チームの雰囲気も出てくる」と喜んでいた。
英二投手コーチは「勝ちがついたことが大きい。石川、涌井は計算している。勝つべき人が勝っていかないと」と話した。
ロッテ・ロエル・サントス外野手(29)が来日最多となる4安打を放った。
1回、先頭で左前打。初盗塁となる二盗を決め、先制ホームを踏んだ。4回には中前打、6回には3バントとなるセーフティーで投手内野安打、最後は8回に左前打を放った。「毎日色んな投手と対戦させてもらい、結果が出ている」と喜んだ。
6回は、初球、2球目と続けてセーフティーバントを狙い、いずれもファウルで失敗していた。3バント失敗のリスクはあったが、3球目で成功させた。「初球はサインだったが、ミスした。その後は、自分の出来ることはランナーを三塁に進めることだと思い、やった。自信はあった。そのために練習している」と胸を張った。
伊東監督は「(6回は)意表を突いたね」と驚きつつも、「うまく機能してくれた」と、1番打者の仕事ぶりをねぎらった。
ロッテ・マット・ダフィー内野手(28)が左翼線へ適時二塁打を放った。
5−1の5回1死二塁で、ヤクルト原樹から放ち、貴重な追加点を挙げた。「打ったのはストレートだね。ストレート系のボールが多かったから、それを狙っていたよ。大振りをしないでセンター中心にね。コンパクトのスイングを心がけた結果だよ。ダイチ(鈴木)もセカンドにいたから、何とかかえしたかったから狙い通りのバッティングが出来たよ」と話した。
ロッテ角中勝也外野手(30)が右前適時打を放った。
4−1の4回2死満塁で、ヤクルト原樹から放ち、1点を追加した。「打ったのはカットボールかフォークだと思います。三木選手をはじめ皆がつなごうという気持ちが出ていたので、自分も何とかつなぐことが出来て良かった。点を取られた後だったのでいい追加点になりました」と話した。
ロッテ鈴木大地内野手(27)が1回、7号3ランを放った。
敵失で1点を先制し、なお1死一、三塁。鈴木は、ヤクルト原樹のカーブを右翼スタンドに放り込んだ。
東洋大の後輩から1発を放つと「打ったのはカーブです。ホームランはたまたまですが、初回からいい攻撃が出来ました。相手投手は大学の後輩ですし、うちはエースのワク(涌井)さんなので色々な意味で負けられないです。負けたくない。今日も勝ちます」と話した。
ロッテの新外国人、ウィリー・モー・ペーニャ内野手(35)が9日、米国発の航空機で成田空港に来日した。長旅の疲れも見せず「体調はいい。準備はできている」と話した。体重は122キロ前後と、ベストに近い状態だ。
ソフトバンク、オリックス、楽天に在籍した経験があり、来週には横浜スタジアムで試合があるが「イージーだ」と狭い球場であることを思い出していた。今日10日に入団会見を行いう予定、順調にビザが取得できれば、最速で来週にも試合に臨めそうだ。
ロッテは57試合で17勝39敗1分けと、パ・リーグの最下位に沈んでいる。新外国人のパラデス、ダフィーはオープン戦で好調だったものの、公式戦に入ってから不調に陥った。「走り打ち」の俊足サントスは加入したものの、12球団最少の27本塁打と長打力不足は深刻な状態。日本で71本塁打を放っている長距離のペーニャが、チームの起爆剤となれるか。
ロッテは本拠地ZOZOマリンの試合で「マリーンズYOGAタイムタイム」を行っているが、9日からのヤクルト3連戦は「肩こり改善につながるポーズ」を行う。
5回表終了後、場内ビジョンでマリーンズYOGAガールの北原絵里菜さんが短いレッスンを実施。北原さんは「息を吐きながらあごを引いて、下を向きます。吸いながら頭を右から後ろに回し、吐きながら左から前へと戻します。吸いながら頭を左から回し、吐きながら右から下へと下ろします。このポーズは、首こり、肩こりに効果的なポーズです。こりを改善したところで週末はマリーンズの応援、精一杯頑張りましょう!ヤクルト戦3連勝だ!GO、マリーンズ!ナマステ!」と話した。
右太もも裏の張りのため2軍調整中のロッテ福浦和也内野手(41)が9日、2軍戦で守備に復帰する。
5月21日に登録を抹消。リハビリをへて、既に6日のフューチャーズ戦で実戦復帰している。その際はDHでの出場だったが、この日のイースタン・リーグ楽天戦(ロッテ浦和)は、一塁で先発出場する。
試合前の練習を終えると「この前(フューチャーズ戦)は、打った後の走る感じを確認した。今日は病み上がりで守り。ここからだね。頑張るよ!」と、明るく話した。
涌井は5回1死満塁のピンチで山田を空振り三振に仕留めるなど、6回1失点で4月15日以来の2勝目。交流戦は通算24勝目で、ソフトバンク・和田と並ぶ歴代2位に浮上した。「調子自体はよくなかったが、そういうときに勝てたのが大きい」と息をつき、3ランを放った鈴木には「先月、ご飯をおごっておいてよかった」とニヤリ。伊東監督は「白星がついて乗っていけるでしょう」と信頼を口にした。
ロッテの涌井が6回を1失点で粘り、4月15日以来の2勝目を挙げた。「調子は良くなかった」と、普段以上に低めを丁寧に突いた。5−1の5回1死満塁ではしぶとい山田を9球目のスライダーで空振り三振に、坂口を左飛に仕留めた。
「(山田には)とにかく腕を振って低めに投げようと。最後まで流れを渡さなかったのが良かった」とほっとした様子。勝利から遠ざかったことを「気にしていた」と言い「これから挽回していきたい」と笑顔で話した。
ロッテの鈴木が7号3ランで勝利を呼んだ。1−0の1回1死一、三塁から、東洋大の後輩、原樹の緩いカーブを引きつけて右翼スタンドへ運び「入ってくれて良かった。先輩としてちょっと格好良いところを見せられた」と喜んだ。
前日8日に4安打4打点で連敗ストップに貢献した勢いを持ち込んだ。主将として、試合前の野手ミーティングで涌井に白星を付けようと呼び掛けるなどチームを引っ張った。
ロッテの新外国人ペーニャが9日、来日し、球団を通じ「また日本に来られて嬉しい。ずっと体はつくってきた。戦う準備はできている」とコメントした。10日にZOZOマリンスタジアムで入団記者会見を行う。
2015年までソフトバンク、オリックス、楽天でプレーし、4年間の通算成績は打率2割6分4厘、71本塁打、222打点。ロッテは打線が不振でパ・リーグ最下位に低迷しており、起爆剤として期待される。
ロッテは、9日からのヤクルト3連戦(ZOZOマリン)でも「マリーンズYOGAタイム」を実施する。今回は「肩こり改善につながるポーズ」で、5回表終了後、球場内ビジョンでマリーンズYOGAガールの北原絵里菜さんが観客にレッスンする。
北原さんは「息を吐きながらあごを引いて、下を向きます。吸いながら頭を右から後ろに回し、吐きながら左から前へと戻します。吸いながら頭を左から回し、吐きながら右から下へと下ろします。このポーズは、首こり、肩こりに効果的なポーズです。こりを改善したところで週末はマリーンズの応援、精一杯頑張りましょう!」とコメントした。
ロッテ・涌井が6回1失点で4月15日以来、55日ぶりの今季2勝目を手にした。
最大のピンチだった5回1死満塁を無失点でしのぎ「流れを渡さなかったのが大きい。普段に比べて(調子は)よくなかったが、そういうときに勝てたのは大きい」と安堵した。この日の野手ミーティングでは「涌井さんを勝たせよう」との声が出ていた。応えたエースは「2ヶ月かかったが、挽回していければ」と誓った。
ロッテ新外国人のペーニャが成田空港着の航空機で来日。12年から4年間、ソフトバンク、オリックス、楽天の3球団でプレーした日本通算71本塁打の大砲は「また日本に来られて嬉しい。体はつくってきた。いつでも戦う準備はできている」と頼もしかった。
10日に入団会見が行われ、Twitter社が提供するライブ動画配信サービス「Periscope(ペリスコープ)」で生配信される。
ロッテ・涌井秀章投手(30)が、6回を6安打1失点。4月15日の西武戦(ZOZO)以来、55日ぶりの2勝目を挙げ、お立ち台では「できれば2勝目とか言って欲しくなかったです」とおどけた。
初回に4点の援護をもらい、気が引き締まった。直近2登板も4点のリードを追いつかれる投球内容。「ビッグイニングを作っていたので、それをなくそうと」。5回1死満塁のピンチでは山田を空振り三振、坂口を左飛に仕留めた。本来の状態ではなかったが、きっちり試合を作り、巨人・杉内(26勝)に次ぐ交流戦2位タイの24勝目となった。
この日の野手ミーティングでは「何とかワクさんを勝たせてあげよう」とチームは結束。「そういうのは伝わってきています。できるだけ早く応えたいのに、2ヶ月かかった。これから挽回していきたい」と巻き返しを誓った。
ロッテが緊急獲得したウィリー・モー・ペーニャ内野手兼外野手(35)が9日、成田空港着の航空機で来日した。10日に入団会見を行う。
日米通算155本塁打をマークしているペーニャは、ソフトバンク、オリックス、楽天に続いて4球団目の所属。「また日本に来られて嬉しいよ。そしてチャンスをくれたマリーンズに感謝をしている。マリーンズファンの熱い応援も心強いし、楽しみだ。ずっと体は作ってきた。いつでも戦う準備は出来ているよ」と意気込んだ。
106球で手中にした2勝目は4月15日の西武戦以来となる白星だった。お立ち台のロッテ・涌井は“お久しぶり星”を振られ、「2勝目と言って欲しくなかった」と珍しく照れた。
勝ち運に見放され、このところ1イニングに大量失点するケースが続いた。「モヤモヤしていた」と振り返ったエースだが、この夜も5回に1死満塁と詰め寄られた。
「だが、こんな時こそ腕を振って投げよう」と自分自身に言い聞かせた。山田を9球目に空振り三振、坂口を10球目で左飛に仕留めた。ともにスライダーで粘り勝ちだった。
試合前、選手会長の角中が野手ミーティングで「今日は勝たせてあげよう」とゲキを飛ばした。打線の援護にも恵まれての2勝目。涌井は「これで乗っていけたら」と力強く宣言した。
ロッテの新外国人、前楽天のウィリー・モー・ペーニャ選手(35)が9日、成田空港着の航空機で来日した。
現在、ロッテは最下位に座り続けているが、9日までのチーム打率.209は12球団最低で、本塁打数27も12球団最低だ。
ペーニャは日本在籍4年間で71本塁打を放っており、まさに「ノドから手」の大砲候補だ。今春、インディアンズのキャンプに招待選手として参加していたが、開幕前に解雇されていた。
日本での実績を買われての入団に、「また日本に来られて嬉しいよ。チャンスをくれたマリーンズに感謝をしている。マリーンズファンの熱い応援は心強いし、楽しみだ」と話した。
もちろん、準備は万全のようで、「ずっと体は作ってきた。いつでも戦う準備はできているよ」と力強いコメントをしていた。
ロッテは9日、「マリーンズYOGAタイム」のヤクルト3連戦のお題を「肩こり改善につながるポーズ」と発表した。
「YOGAタイム」はZOZOマリンスタジアム球場内ビジョンで、5回表終了後にYOGAガールの北原絵里菜さんが観戦中のファンに短いレッスンを行うもの。
北原さんは「息を吐きながらあごを引いて、下を向きます。吸いながら頭を右から後ろに回し、吐きながら左から前へと戻します。吸いながら頭を左から回し、吐きながら右から下へと下ろします」とやり方を伝授。さらに「このポーズは、首こり・肩こりに効果的なポーズです」と効能を強調し、「こりを改善したところで週末はマリーンズの応援、精一杯頑張りましょう」と呼びかけた。