巨人が2カード連続で3連戦に勝ち越した。3回にマギーの適時打と村田の適時二塁打で2点を先制、その後も陽岱鋼の移籍後初本塁打などで着実に加点した。田口が今季2度目の完封で5勝目。ロッテは今季6度目の4連敗を喫した。
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千葉ロッテ | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
巨人 | 0 | 0 | 2 | 1 | 0 | 1 | 1 | 3 | x | 8 |
ロッテは投手陣が8失点、野手陣は2試合連続で完封され、今季6度目の4連敗で借金は今季ワーストの24になった。
伊東監督は「点を取れないし、取られる。塁に出られないから策の立てようがない」と嘆き、「まだシーズンは長い。諦める姿はやめて欲しい。応援してくれる人のためにも意地を見せないといけない」と言った。1軍の練習に初合流したペーニャは試合前練習で東京ドームの看板直撃弾を連発。18日にダフィーに代わり、1軍昇格することになった。
ロッテは投手陣が8失点、野手陣は2試合連続で完封され、今季6度目の4連敗で借金は今季ワーストの24になった。伊東勤監督のコメント。
「点を取れないし、取られる。塁に出られないから策の立てようがない」。
「まだシーズンは長い。諦める姿はやめて欲しい。応援してくれる人のためにも意地を見せないといけない」。
ロッテは4人の投手陣が14安打を浴びて8失点、野手陣は4安打に封じられて2試合連続で完封された。
4連敗で、借金は今季ワーストの24になった。
伊東勤監督(54)は「昨日と一緒です。点を取れないし取られるし。ちょっと打線が上向きになってきたと思ったら、悪い時の状態になってきた。つながらないし、塁に出られない。策のたてようがない。セーフティーとかも(サインを)出しているんですが決まらない。ノーアウトで出てもつながらない。打つべく人が打たないと打線にならない。まだシーズンは長い。ここで諦めた姿はやめて欲しい。応援してくれる人のためにも、意地を見せないといけない」と話した。
巨人戦初先発したロッテ二木康太投手(21)は、4回83球を投げて8安打3失点で降板した。
「調子は良かったのですが…。甘く入ったボールを打たれてしまった。ゴロアウトも少なかった。もっと低目に意識して投げていれば、違った展開になっていたと思う。全体的に甘く入ってしまった。ゲームをつくることができなくて申し訳ないです」と悔やんだ。
ロッテに加入したウィリー・モー・ペーニャ内野手(35)が1軍の練習に初参加し、試合前のフリー打撃で東京ドームの看板直撃弾を連発した。
左翼席の上にある「一番搾り」の看板、さらに左中間の「総合防災のニッタン」の看板にもぶち当てた。東京ドーム4階席付近の「能美防災」の広告を超える打球もぶち込んだ。待望の長距離砲の加入に、フリー打撃後には、左翼席のロッテファンから拍手がわき起こった。
ペーニャは「今日初めて1軍の選手と一緒に練習して本当に楽しい。今までは1人で練習していた。球場に来て打てたのは良かった。今日の打撃は僕にとっては普通。状態はいい。試合に出られる準備をしっかりとしたい」と言った。
この日は1軍登録はされなかった。伊東監督は「今日は無理。明日どうするか。今すぐにでも入れたいぐらい。(DH制のないセの本拠地の交流戦では)実際には代打でしか使えない。あれだけの飛距離は魅力。いてくれたら脅威になる」と期待した。
ペーニャは、12年にソフトバンク入団。14年はオリックス、15年は楽天でプレー。日本での4年間で71本塁打を放った。
16年は所属球団はなかったが、トレーニングを継続。今春にインディアンスのキャンプに参加した後も、フロリダで自主的にトレーニングを続けていた。元DeNAのエレラやマイナー投手の生きた球を打ってきたという。16日は2軍のヤクルト戦に出場し、4打数1安打1打点だった。
2試合連続の零封負けで今季6度目の4連敗。今季最多の借金24となり、伊東監督は「また悪い流れになってきている。意地を見せないといけない」と声を絞り出した。貧打解消へ、新外国人のペーニャを18日に出場選手登録する。この日のフリー打撃で3本の看板直撃を含む8本の柵越えを放ち、「自分としては普通の当たり」と涼しい顔の35歳に期待がかかる。
ロッテの二木は5回の打席で代打を送られ、4回8安打3失点で今季初黒星を喫した。0−0の3回1死一、二塁でマギーに適時打されると、続く村田にも適時二塁打を浴びて2失点。4回にも追加点を許した。
開幕からの連勝は4で止まった。「甘く入った球を打たれてしまった。もっと低目に意識して投げていれば、違った展開になっていた」と反省しきりだった。
ロッテは打線が沈黙し、2試合連続の零敗を喫した。攻撃前に円陣を組んだ4回から先頭打者を4度出塁させたが、後続が得点に結び付けることができず、15日のDeNA戦の5回から23イニング連続で無得点となった。
今季6度目の4連敗で借金が24に膨らんだ。伊東監督は「打線は悪い時の状態。塁に出られないので、策を立てようがない」とうな垂れる。「応援してくれる人がいるし、意地を見せないと」とナインに奮起を促した。
ロッテの二木は5回の打席で代打を送られ、4回8安打3失点で降板した。0−0の3回1死一、二塁でマギーに適時打されると、続く村田にも適時二塁打を浴びて2失点。4回にも1死から連打されてピンチを招き、追加点を許した。
登板前日の16日には「巨人は足が速い打者がいるし、小技もできる。大量点を取れるチームなのでピンチでも最少失点でいきたい」と話していたが、長いイニングを投げることはできなかった。
ロッテに新加入したペーニャが17日に1軍に合流し、東京ドームでの巨人戦の試合前練習に参加した。フリー打撃で外野フェンスを越える当たりを連発し「状態はいい。力を発揮できるように準備をしている」と話した。
18日以降に出場選手登録する。伊東監督は「魅力があり、すぐにでも入れたいが、(指名打者制のない)18日は代打でしか使えない。登録をどうするか」と語った。
ロッテはわずか4安打。大敗を喫した伊東監督は「点を取れないし、取られる。打つべき人が打ってくれないから打線にならない」と怒りをにじませた。唯一得点圏に走者を送った4回1死一、二塁も鈴木、ダフィーが凡退。今季9度目の零敗で4連敗だ。
打線は15日のDeNA戦の5回から23回連続無得点。最近3試合で9打数無安打のダフィーと新加入したペーニャの入れ替えも決定。日本で通算71発の大砲に泥沼脱出を託した。
ロッテが巨人・田口の前にわずか4安打、0−8と大敗を喫した。
伊東監督は試合後、「点を取れないし、取られる。打線も横浜の3つ目(DeNA戦3戦目)くらいから抑えられている」と首をかしげた。打線は15日のDeNA戦(横浜)の5回から得点が入らず、これで連続23イニング無得点。2試合連続、今季9度目の零敗。泥沼の4連敗と悪い数字ばかりが並んだ。指揮官は「今日もすごい数の人達が応援してくれた。いいところを見せないといけない」と悔しさをにじませた。
ロッテが4安打しか打てず、2試合連続9度目の完封負け。巨人戦9年ぶりの負け越しで、連続イニング無得点は23に伸び、借金は今季最多の24に膨らんだ。
完敗だ。田口の前に、得点圏に進んだのは4回の1度だけ。三塁さえ踏めなかった。本塁打以外での得点はこれで30イニングない。伊東監督は「点を取れないし、取られるし。つながらないし、塁に出ない。どうしたもんですかね」とため息。交流戦6カード中、5カードで負け越しが決まり「打つべき人が打たないと打線にならない。悪い流れになってきているけど、ここで諦める姿だけはやめて欲しい」と奮起を促した。
ロッテ・二木康太投手(21)が、今季初黒星を喫した。巨人戦初登板で4回を8安打3失点(自責点2)。通算4勝負けなしだった交流戦でも初めて敗れた。
初回、2回と得点圏に走者を背負うピンチを切り抜けたが、3回に1死から4社連続安打を浴びて2失点。4回にも味方の失策で追加点を奪われた。同級生の田口との先発対決にも敗れ「全体的に甘かったです。逆球も多くて、打たれるべくして打たれました」と反省を口にした。
ロッテ・伊東監督は「昨日と一緒です。点は取られて、点を取れない」。6度目の4連敗で借金24は今季最多、23イニング無得点、2度目の2試合連続完封負け。イヤな数字がつきまとう。
この日は4安打。「どうしたらいいですかね?手の打ちようがない」と言いながら「切り替えてやります」と声を絞った。
今季初黒星はホロ苦かった。4回を被安打8で3失点。ロッテ・二木はプロ4年目の巨人戦先発をこう振り返った。
「いつもと変わりません。いつもと同じ感じでいけました。(東京ドームの)マウンドもしっくりきました」。
鹿児島情報高出身。昨年は7勝を挙げ、現在、4勝を挙げてチームの勝ち頭だ。今季、大きな飛躍が期待されて売り出し中だ。
地方出身らしく、鹿児島で高校時代まで過ごしたが、「テレビが巨人戦しかやっていなかった。応援していましたよ」。巨人・高橋監督が現役バリバリの頃だという。
どうやら巨人ファンだったようだが、登板前は、「楽しみなんて(気持ちは)ない。余裕はないです。足の速い選手、小技のある選手、一発のある選手…波に乗せないようにしないといけない」と対戦をにらんでいた。
1回、長野、山本を連続三振に仕留めた。坂本に中前に運ばれ、マギーを警戒し過ぎて四球で一、二塁。だが、村田を宝刀フォークで空振り三振だ。
2回も陽岱鋼に右中間二塁打を浴びたが、橋本以下をピシッと抑えた。
だが、3回1死から制球が乱れた。山本と坂本に連続安打されて一、二塁。マギーに中前への先制適時打を許し、さらに村田には右への適時二塁打。4連打で2点を失った。
「甘かった。球が高めに行った。失投が多かった」と集中打のシーンを振り返り、「もっと低めに意識して投げていれば、違った展開になっていたと思う…」と反省した。
4回。長野と山本の連打で1死一、三塁。坂本の打球は二塁左へ。遊撃の三木がこれをトンネルして3点目が入った。
二木と三木は同期入団で、2人が合体して「チーム五木」と呼ばれて大の仲良し。マウンドの二木は表情を変えなかった。
「同じことをしないように、この登板を次に生かしたいと思います」。ホロ苦い味はいつか、“甘い味”に変わる。この夜の巨人戦で得た教訓を糧に。
「昨日と一緒です…」。
ロッテ・伊東監督の第一声だった。先制されて中押しを許し、最後にダメを押される。チームは得点できない。
16日の再現フィルムを見ているようだ。
借金は「24」と今季最多、6度目の4連敗、23イニング無得点、そして2度目の2試合連続完封負け。見たくもない数字が並ぶ。
3、2、4。ここ3試合の安打数だ。
「横浜(DeNA戦)の3つ目から悪いときの状態になってきた。セーフティを命じたり、エンドランをかけたりとやっているのだが…」。
「どうしたらいいですかね…」。取り囲んだ報道陣を見回した。
4回の1死一、二塁では鈴木、ダフィーが凡打に倒れた。
5回。先頭の三木が安打で出塁したが、田村が三振。二木に代えて代打に起用した清田がこれまた空振りの三振だ。荻野も三振を喫した。6回の無死一塁も生かせない。
「塁に出ても走者を進められない。手の打ちようがない。打つべき人が打っていない、打たなくてはならない」。
それでも左翼席に陣取ったロッテファンは声を張り上げ続けた。
指揮官は、「諦める姿を見せる訳にはいかない。応援してくれるファンがいる。意地を見せなきゃ」と話し、こう締めた。
「切り替えてやっていきます」。
18日の交流戦最終試合は必勝を期す。
ロッテに新加入したペーニャが17日に1軍に合流し、東京ドームでの巨人戦の試合前練習に参加した。フリー打撃で外野フェンスを越える当たりを連発し「状態はいい。力を発揮できるように準備をしている」と話した。
18日以降に出場選手登録する。伊東監督は「魅力があり、すぐにでも入れたいが、(指名打者制のない)18日は代打でしか使えない。登録をどうするか」と語った。