本拠地がオールスター戦の開催球場となる中日、ロッテからはファン投票での選出がなかった。
中日は新人の京田陽太内野手(23)ら4人が各部門の2位となり、外野手部門でも大島洋平外野手(31)が次点となる4位につけたが及ばなかった。ロッテも二塁手部門での鈴木大地内野手(27)の2位が最高だった。
規定では、監督推薦などで各球団から1人以上選出されることになっている。
セントラル・リーグ | パシフィック・リーグ | |||||||
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順位 | 選手名 | 球団 | 得票数 | 順位 | 選手名 | 球団 | 得票数 | |
★1 | 菅野智之 | 巨 | 254,949 | 先発投手 | ★1 | 千賀滉大 | ソ | 276,593 |
2 | バルデス | 中 | 197,655 | 2 | 菊池雄星 | 西 | 200,130 | |
3 | メッセンジャー | 神 | 153,945 | 3 | 則本昂大 | 楽 | 197,578 | |
4 | 野村祐輔 | 広 | 113,999 | 4 | 金子千尋 | オ | 146,546 | |
5 | 小川泰弘 | ヤ | 112,980 | 5 | 涌井秀章 | ロ | 91,137 | |
6 | 藤浪晋太郎 | 神 | 64,939 | 6 | 岸孝之 | 楽 | 67,931 | |
7 | 吉見一起 | 中 | 62,465 | 7 | 高梨裕稔 | 日 | 49,993 | |
8 | 能見篤史 | 神 | 55,999 | 8 | 有原航平 | 日 | 27,192 | |
9 | 今永昇太 | デ | 55,829 | 9 | 石川歩 | ロ | 23,781 | |
10 | 九里亜蓮 | 広 | 40,487 | 10 | 唐川侑己 | ロ | 23,758 | |
★1 | マテオ | 神 | 241,648 | 中継投手 | ★1 | 牧田和久 | 西 | 453,755 |
2 | 岩瀬仁紀 | 中 | 227,734 | 2 | 宮西尚生 | 日 | 199,940 | |
3 | ジャクソン | 広 | 226,767 | 3 | 森唯斗 | ソ | 141,921 | |
4 | マシソン | 巨 | 226,630 | 4 | 大谷智久 | ロ | 124,467 | |
5 | 石泰稚 | ヤ | 137,443 | 5 | 黒木優太 | オ | 115,292 | |
★1 | 山ア康晃 | デ | 323,122 | 抑え投手 | ★1 | 松井裕樹 | 楽 | 428,532 |
2 | ドリス | 神 | 289,243 | 2 | サファテ | ソ | 307,533 | |
3 | 秋吉亮 | ヤ | 209,500 | 3 | 増井浩俊 | 日 | 148,182 | |
4 | 田島慎二 | 中 | 205,656 | 4 | 増田達至 | 西 | 133,072 | |
5 | 中ア翔太 | 広 | 125,468 | 5 | 平野佳寿 | オ | 120,550 | |
★1 | 梅野隆太郎 | 神 | 344,147 | 捕手 | ★1 | 嶋基宏 | 楽 | 347,765 |
2 | 小林誠司 | 巨 | 311,420 | 2 | 炭谷銀仁 | 西 | 253,388 | |
3 | 中村悠平 | ヤ | 194,710 | 3 | 田村龍弘 | ロ | 176,985 | |
4 | 會澤翼 | 広 | 155,227 | 4 | 大野奨太 | 日 | 165,768 | |
5 | 杉山翔大 | 中 | 136,448 | 5 | 谷裕亮 | ソ | 95,318 | |
★1 | 新井貴浩 | 広 | 356,339 | 一塁手 | ★1 | 中田翔 | 日 | 402,438 |
2 | ビシエド | 中 | 235,989 | 2 | 内川聖一 | ソ | 342,105 | |
3 | 阿部慎之助 | 巨 | 222,175 | 3 | メヒア | 西 | 236,534 | |
4 | 原口文仁 | 神 | 207,709 | 4 | 井口資仁 | ロ | 115,893 | |
5 | ロペス | デ | 162,367 | 5 | 銀次 | 楽 | 110,544 | |
★1 | 菊池涼介 | 広 | 428,242 | 二塁手 | ★1 | 浅村栄斗 | 西 | 402,176 |
2 | 山田哲人 | ヤ | 377,827 | 2 | 鈴木大地 | ロ | 241,836 | |
3 | 荒木雅博 | 中 | 220,363 | 3 | 田中賢介 | 日 | 143,460 | |
4 | 上本博紀 | 神 | 183,392 | 4 | 本多雄一 | ソ | 136,435 | |
5 | 田中浩康 | デ | 60,836 | 5 | 藤田一也 | 楽 | 131,652 | |
★1 | 鳥谷敬 | 神 | 471,327 | 三塁手 | ★1 | 松田宣浩 | ソ | 403,253 |
2 | 安部友裕 | 広 | 218,790 | 2 | レアード | 日 | 323,301 | |
3 | マギー | 巨 | 209,433 | 3 | 中村剛也 | 西 | 236,815 | |
4 | ゲレーロ | 中 | 196,688 | 4 | ウィーラー | 楽 | 119,635 | |
5 | 西浦直亨 | ヤ | 112,116 | 5 | 小谷野栄一 | オ | 87,333 | |
★1 | 坂本勇人 | 巨 | 413,665 | 遊撃手 | ★1 | 今宮健太 | ソ | 341,854 |
2 | 京田陽太 | 中 | 268,296 | 2 | 茂木栄五郎 | 楽 | 318,855 | |
3 | 田中広輔 | 広 | 239,674 | 3 | 源田壮亮 | 西 | 270,854 | |
4 | 北條史也 | 神 | 190,327 | 4 | 中島卓也 | 日 | 174,947 | |
5 | 大引啓次 | ヤ | 159,162 | 5 | 安達了一 | オ | 78,934 | |
★1 | 鈴木誠也 | 広 | 448,715 | 外野手 | ★1 | 柳田悠岐 | ソ | 509,359 |
★2 | 糸井嘉男 | 神 | 444,426 | ★2 | 秋山翔吾 | 西 | 479,589 | |
★3 | 筒香嘉智 | デ | 421,079 | ★3 | 上林誠知 | ソ | 343,196 | |
4 | 大島洋平 | 中 | 392,520 | 4 | 近藤健介 | 日 | 322,242 | |
5 | 丸佳浩 | 広 | 300,001 | 5 | 西川遥輝 | 日 | 284,950 | |
6 | 山俊 | 神 | 220,343 | 6 | T−岡田 | オ | 275,930 | |
7 | 平田良介 | 中 | 216,118 | 7 | 中村晃 | ソ | 212,683 | |
8 | エルドレッド | 広 | 209,439 | 8 | 角中勝也 | ロ | 183,275 | |
9 | 福留孝介 | 神 | 208,444 | 9 | ペゲーロ | 楽 | 180,177 | |
10 | バレンティン | ヤ | 178,808 | 10 | 栗山巧 | 西 | 177,369 | |
DH | ★1 | 大谷翔平 | 日 | 447,910 | ||||
2 | デスパイネ | ソ | 373,258 | |||||
3 | 山川穂高 | 西 | 85,559 | |||||
4 | アマダー | 楽 | 82,079 | |||||
5 | パラデス | ロ | 71,365 |
有効枚数 | 無効枚数 | 投票総枚数 | 有効得票数 | |
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Web | 727,023 | 0 | 727,023 | 30,253,815 |
投票用紙 | 1,389,292 | 13,202 | 1,402,494 | |
合計 | 2,116,315 | 13,202 | 2,129,517 |
ロッテは27日から那覇市で西武と2試合対戦する。
ロッテが沖縄で1軍公式戦を戦うのは前身の大毎が阪急と対戦した1962年以来、55年ぶり。同県出身の伊志嶺は「なかなかない機会。生のプレーをファンに見てもらって恩返しをしたい」と意気込んだ。
今季限りでの引退を表明した井口にとっては毎年、自主トレーニングを行う、思い入れのある地で「楽しみ。チームを勝たせる一打を打てればいい」と活躍を期した。
ロッテは、7月1日の日本ハム戦(ZOZOマリン、午後2時試合開始)を「WE ARE CHIBA LOTTE×ALL for CHIBAデー」として開催し、来場者全員にCHIBAユニホームを配布する。
配布場所は各ゲート。配布時間は開場から試合終了まで。当日の観戦チケット1枚につき、1着を配布する。
また、ALL for CHIBAデー開催日限定で、赤色のジェット風船を2本入り100円(税込み)でマリーンズストアにて発売する。
唐川侑己投手(27)は「今年、デザインが変更になったCHIBAユニホーム、とても気に入っています。当日はZOZOマリンスタジアムを真っ赤に染めていただき、マリーンズを応援して頂ければと思います。CHIBAユニ配布は5月7日以来の2度目でこれが最後となりますので、ぜひこの機会にゲットしてください」と呼び掛けた。
ロッテは26日、7月の日程ポスターに、今季限りで現役引退する井口資仁内野手(42)を起用すると発表した。約7000部を製作し、ZOZOマリンや、千葉市内の公共施設などに掲示する。
ロッテは27日から那覇市で西武との2連戦。チームとしては前身の大毎が阪急と対戦した1962年以来、55年ぶりの沖縄での試合に、二木が先発する。チームトップの4勝(1敗)を挙げている21歳の右腕は26日、気温30度超、湿度80%超の酷暑の中で調整。「暑いのはみんな一緒。守備の時間を短くして、チームにリズムをもたらす投球をしたい」と意気込んだ。
ロッテは27日から那覇市で西武と2試合対戦する。ロッテが沖縄で1軍公式戦を戦うのは前身の大毎が阪急と対戦した1962年以来、55年ぶり。同県出身の伊志嶺は「なかなかない機会。生のプレーをファンに見てもらって恩返しをしたい」と意気込んだ。
今季限りでの引退を表明した井口にとっては毎年、自主トレーニングを行う、思い入れのある地で「楽しみ。チームを勝たせる一打を打てればいい」と活躍を期した。
ロッテは、「WE ARE CHIBA LOTTE×ALL for CHIBAデー」として行われる7月1日の日本ハム戦(ZOZOマリン、午後2時開始)で来場者全員にCHIBAユニホームを配布する。
配布場所は各ゲート。配布時間は開場から試合終了までで、当日の観戦チケット1枚につき、1着を配布する。また、「赤色のジェット風船」を2本入り100円(税込み)でマリーンズストアで発売する。
唐川侑己投手は「今年、デザインが変更になったCHIBAユニホーム、とても気に入っています。当日はZOZOマリンスタジアムを真っ赤に染めていただき、マリーンズを応援して頂ければと思います。CHIBAユニ配布は5月7日以来の2度目でこれが最後となりますので、ぜひこの機会にゲットしてください」とコメントした。
今季限りで現役引退するロッテ・井口が沖縄で「御礼打」を誓った。「お世話になった方もたくさんいる。チームが勝つ一打を打てればいい」と意気込んだ。
2年目のオフから、名護市内で自主トレを行っている。20日に引退表明したのも「(色んな人に)1試合でも多く見て欲しい」との思いがあった。球団にとって那覇での公式戦は55年ぶり。伊東監督も「いいところで使いたい」と好機での代打を予告。また、球団は7月の日程ポスターに井口起用を決めた。
初戦に先発するロッテ・二木は、今季2度対戦して1勝無敗の西武相手にも「打者の調子も変わってきていると思うし、相手も自分に慣れてきていると思うのでしっかり投げたい」と警戒心を強めた。
交流戦を終えて先発ローテーションを再編し、チームトップの4勝をマークしている右腕がカード初戦を任される。英二投手コーチは「彼にとってはチャンス」とさらなる成長に期待を寄せた。
ロッテは26日、「WE ARE CHIBA LOTTE×ALL for CHIBAデー」をして行われる7月1日日本ハム戦(ZOZOマリン)で、来場者全員にCHIBAユニホームを配布すると発表した。
配布場所は各ゲート。配布時間は開場から試合終了までとなっており、当日の観戦チケット1枚につき1着を配布する。なお、ALL for CHIBAを開催する日限定で、赤色のジェット風船を2本入り100円(税込み)でマリーンズストアにて発売する。
唐川は「今年、デザインが変更になったCHIBAユニホーム、とても気に入っています。当日はZOZOマリンスタジアムを真っ赤に染めていただき、マリーンズを応援していただけければと思います。CHIBAユニ配布は5月7日以来2度目でこれが最後となりますので、ぜひこの機会にゲットしてください」とコメントした。
今季限りで現役を引退する井口資仁内野手(42)の引退試合の日程が、7月中旬をめどに発表される予定であることが26日、分かった。20日の引退会見以降、球団にファンからの問い合わせが殺到。メジャー流で早い時期に引退表明したが、ラストゲームの告知も異例のスピードで行い、球団をあげて盛り上げる。
Xデーはいつなのか。9月24日の最終日曜、10月3日の古巣ソフトバンク戦、同5日の最終戦、それとも?ファンの間で想像以上に高い注目を集めていることから、早期発表に踏み切ることになった。今後は球団として多くの企画やグッズを予定。第1弾として、7月のチーム日程ポスターに急遽起用。「レジェンドを目撃せよ!」のフレーズとともにプロ21年で築いた記録が紹介されている。
この日のオフを挟み、27日からは那覇で西武戦。これも縁なのか、プロ2年目から自主トレを行う沖縄で最後の年に初めて公式戦を行える。球団としても大毎時代以来、実に55年ぶりだ。「お世話になった人がいっぱいいる。楽しみですし、チームが勝つ一打を打てればいいですね」と恩返しを約束。南国の暑さに負けじと、ベテランの心も燃え上がっている。
ロッテは、27日から那覇で西武主催の2連戦に臨む。沖縄で公式戦を行うのは大毎時代の62年以来、55年ぶり。まだ、本土復帰前のことで、当時の報知新聞でも連日1面で掲載している。
試合の内容はもちろん「沖縄シリーズでほくそえんでいるのは観光客目当ての商店だ。町の人の話では選手が来島する少し前から1割値段が高くなっているそうだ」「買い物の圧巻は山内だ。千二百ドルの腕時計(パテック・フィリップ)を買った。日本円になおすと四十三万三千円。日本で買えば八十万円はする」「がっかりしているのは田宮だ。ゴルフ道具を一式買うつもりだったが、羽田を経つとき3割課税されると聞いて諦めた」など時代を感じさせる記述もある。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
大毎 | 0 | 1 | 2 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 4 |
阪急 | 0 | 2 | 3 | 6 | 1 | 0 | 0 | 0 | x | 12 |
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
大毎 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 0 | 0 | 3 | |
阪急 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 1 | 2 |
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
大毎 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 | 0 | 3 |
阪急 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 |
ロッテは、7月1日の日本ハム戦(ZOZO)を「WE ARE CHIBA LOTTE×ALL for CHIBAデー」として来場者全員にサンライズレッドのCHIBAユニホームを配布する。
当日の観戦チケット1枚につき1着配布。当日の先発が予想される唐川は「今年、デザインが変更になったCHIBAユニホーム、とても気に入っています。当日はZOZOマリンスタジアムを真っ赤に染めて、マリーンズを応援して頂ければと思います。CHIBAユニ配布は5月7日以来の2度目でこれが最後となりますので、ぜひこの機会にゲットしてください」と呼びかけた。
ロッテは26日、7月の日程ポスターに20日に引退を表明した井口資仁内野手(42)を急遽起用すると発表した。
約7000部を制作し、30日前後から球場内、千葉市内の商業施設、公共交通機関、公共施設等に掲出する。また、引退試合の日程に関しては現在、調整中で7月中旬の発表を検討している。
ロッテは27日から那覇市で西武と2試合対戦する。ロッテが沖縄で1軍公式戦を戦うのは前身の大毎が阪急と対戦した1962年以来、55年ぶり。同県出身の伊志嶺は「なかなかない機会。生のプレーをファンに見てもらって恩返しをしたい」と意気込んだ。
今季限りでの引退を表明した井口にとっては毎年、自主トレーニングを行う、思い入れのある地で「楽しみ。チームを勝たせる一打を打てればいい」と活躍を期した。
ロッテは26日、7月1日の日本ハム戦(ZOZOマリン・14時試合開始)を『WE ARE CHIBA LOTTE×ALL for CHIBAデー』として、来場者全員にCHIBAユニフォームを配布すると発表した。
また、「ALL for CHIBA」開催日限定で、赤色のジェット風船を2本入り100円(税込み)をマリーンズストアで発売する。
千葉愛に燃える唐川投手は「今年、デザインが変更になったCHIBAユニホーム、とても気に入っています。当日はZOZOマリンスタジアムを真っ赤に染めていただき、マリーンズを応援して頂ければと思います。
CHIBAユニ配布は5月7日以来の2度目でこれが最後となりますので、ぜひこの機会にゲットしてください」と熱く呼びかけていた。
思えば子供の頃からマイナス思考だった。失敗をしたらどうしよう。怒られるのではないか。荻野貴司外野手の頭の中にはいつもマイナスな結果と、それによって生じるであろう最悪の事態がいつも浮かび上がっていた。だから、楽しみながらアグレッシブにプレーをする新助っ人の姿がまぶしく見えた。シーズン途中でキューバから加入をしたロエル・サントス外野手はポジションが同じということもありライバル関係にあたる。しかしその姿と言動にいつしか魅了され、刺激を受ける自分がいた。
「サントスの発言はいつもプラスなんです。明るい。ボクは気持ち的にマイナスなことを考えるタイプ。何でもマイナス思考。出来るだけそういうのは払拭したいと思っていただけに目の前にそういう存在がいて、見ることが出来たのはとても良かったです」。
憧れていたプラス思考を実践している新助っ人に強く好奇心を駆り立てられた。いつしかよく話しかけるようになった。そしてある時、サントスから提案を受けた。試合前ベンチ付近で行う円陣。チーム全員で行った後にもう1度、2人だけでやろうと。面白いアイデアにすぐに承諾をした。それから2人だけの円陣が始まった。「悪いことは忘れて今のことをだけを考えよう」。「今日からが開幕だという気持ちで戦おう」。「試合を楽しもう」。「いい流れが来ている。どんどんやっていこう」。「自分たちは強いという気持ちをもってやりましょう」。サントスが発する言葉の数々に不思議と心が前向きになれるような気がした。
元々、今季は「もっと積極的な姿勢を出してチームを引っ張るような存在になって欲しい」との1軍首脳陣の想いから、試合前円陣では荻野が仲間達の前で声を出す役に指名されることが多かった。それは人前で話をすることが苦手な男にとって難しい役割でもあった。なかなかうまく話ができず、しどろもどろになることもあった。それだけにサントスの言葉の数々は、こうあるべきだという自分の姿を見つけることが出来たような気がした。
「皆さんからは色々な形で期待をかけていただいて、ここまで我慢をして試合に使っていただいたのに結果を出すことができなくて不甲斐なく思っています。とにかく残りシーズンで少しでも貢献できるように小さいことを1つ1つ積み重ねて、一歩ずつ前に進んでいかなくてはいけない。いつ呼ばれてもいいように、つねに準備をしていつどんな場面で使っていただいてもチームに貢献できるようにしていきたい」。
6月18日、再調整のための2軍落ちを通告された。それでも落ち込むことはなく、結果を出してすぐに上に戻ると強い気持ちを放つ荻野がいる。ロッテ浦和球場で目をギラつかせながら汗を流す姿がある。
「サントスはプレーの中でも、常に絶対に出塁してホームにかえってやるというプラスで貪欲な姿勢が見える。それは自分にも、もっと強く必要なこと。彼が入ったことでチームはいい方向に向かっている。タイプ的にも自分と似ているけど、刺激を受けながら自分も負けないようにチームに貢献をしていきたい」。
人は想いだけでは成功を手にすることは出来ない。だけど、多くの場合において想いが勝者と敗者を分けるものだ。サントスの言葉と行動から大事なことを学んだ背番号「0」は、アグレッシブにプレーをし、最善の準備をして備える。3度の手術と数重なるけがにも負けずに立ち上がった男は、プラス思考の想いでリベンジの時を待つ。
(千葉ロッテマリーンズ広報・梶原紀章)