日本ハムは6回に大田、松本の連続本塁打で2点を先行。8回にレアードの17号2ラン、大田の2点打などで5点を挙げた。上沢は6回1失点で2年ぶり勝利。ロッテは石川が5回途中に危険球退場となり、救援陣が踏ん張れなかった。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
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北海道日本ハム | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 5 | 1 | 8 |
千葉ロッテ | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 2 | 3 |
ロッテ先発石川が5回に日本ハム石井一の頭にぶつけ退場。6回以降、中継ぎ陣が失点を重ね大敗した。伊東勤監督のコメント。
「今は後ろ(の投手)が疲れて手薄。先発がああいう形で代わると、こうなる」。
ロッテ益田直也投手(27)が緊急登板で好投した。
5回1死一、二塁で先発石川が死球を出し、危険球退場。ブルペンにいた益田は全く準備していなかった。「アップもしてませんでした。向こう(マウンド)でつくってくれと。ここまでの(緊急登板)は初めてでした。打たれてもしょうがない。四球だけは出さないよう、カウントは悪くしないようにと思いました」と、ブルペンを飛び出した。
ところが、準備が出来ていなかったのは、益田だけじゃなかった。リリーフカーもだ。なぜか、エンジンがかからなかったため、益田は仕方なく小走りでマウンドへ。「恥ずかしくて。(先発の退場という)周囲のすごい状況と、走ってる自分の差が。僕を見て、大地(鈴木)や三木も笑ってるし。でも、それで緊張がなくなりました」。マウンドに向かう益田の口元もほころんだ。
12球ほど投げ、急ピッチで肩をつくると「準備不足はなかったです。感覚はつかめました」と落ち着けた。ここからが圧巻だった。まずは、市川を外の真っ直ぐ146キロで空振り三振。続く中島は低めのスライダーで空振り三振でピンチを脱した。
ベンチに下がる右腕に対し、スタンドからは「益田コール」が鳴り響いた。
ロッテはカード勝ち越しを逃し、借金が今季最多タイの26となった。
先発石川は4回まで1人の走者も出さなかったが、5回に暗転した。先頭から連打を許し、1死一、二塁。ここで、石井一の頭部にぶつけ、危険球で退場となった。
緊急登板の益田は後続を断ったが、6回に3番手の有吉がソロ2発で先制を許した。8回には、大谷、藤岡が崩れ、さらに5失点。9回には宮崎が1失点でダメを押された。
打線は日本ハム先発の上沢を打ちあぐね、6回1失点に抑えられた。
伊東勤監督(54)は「思わぬアクシデントだった」と、石川の危険球退場を嘆いた。有吉が許したソロ2発については「しょうがない。ずっと頑張ってきてくれていた。1発は食らっちゃいけない場面だったけど…。先発が早い回で崩れるとこうなる」と話した。
ロッテ井口資仁内野手(42)が適時二塁打を放った。
1−8の9回1死一、二塁で代打で登場。玉井から左越えに二塁打を放ち、二塁走者をかえした。
6月20日に今季限りの引退を表明してからは初めての安打だった。一方的な展開だったが、集中力を切らさずに期待に応えた。
「大差でもファンが残ってくれていた。1本打ちたかったし、ヒットが出てよかった。(首脳陣から代打で)行くと言われていたので、(大差でも)準備はしてました。これからも1本でも多く打って、恩返しをしていきたい」と話した。
ロッテのウィリー・モー・ペーニャ内野手(35)が適時打を放った。0−2の6回2死一、三塁で、日本ハム上沢の真っ直ぐを右前適時打とした。
「変化球を待っていたんだけどね。うまく対応できた。最低1点は取らないといけない場面。良いヒットが打てた」と話した。
ロッテ先発の石川歩投手(29)が危険球を投げ、退場となった。5回1死一、二塁で日本ハム石井一に投じた4球目がヘルメットをかすめる死球となった。これが危険球と判定され、退場処分を受けた。
4回までは1人の走者も許さない好投を続けており、無念の降板となった。
2番手で益田が緊急登板。1死満塁のピンチだったが、市川、中島と連続で空振り三振に仕留めると、大歓声が起きた。
石川は、4回1/3、2安打無失点、58球で、勝ち負けはつかなかった。降板後は「あのような形で急遽マウンドを降りてしまい、チーム、ブルペン陣、相手打者に申し訳ない気持ちしかありません。すいません…。今はそれだけです」とコメントした。
ロッテ先発の石川歩投手(29)が危険球を投げ、退場となった。
5回1死一、二塁で日本ハム石井一に投じた4球目がヘルメットをかすめる死球となった。これが危険球と判定され、退場処分を受けた。4回までは1人の走者も許さない好投を続けており、無念の降板となった。
2番手で益田が緊急登板。1死満塁のピンチだったが、市川、中島と連続で空振り三振に仕留めると、大歓声が起きた。
石川は、4回1/3、2安打無失点、58球で、勝ち負けはつかなかった。
女優の石川恋(23)が、「石川コール」の中、始球式のマウンドに上がった。
先発がたまたまロッテ石川歩投手(29)だったこともあり、スタンドの「石川!石川!」の大声援を背に、白いショートパンツ姿で登場。「自分が応援されている気持ちになりました」と意気込んで臨んだが、結果は捕手までワンバウンド。「久しぶりにこんなに緊張しました。機会があればリベンジしたいです」と、次回のノーバウンド投球を誓っていた。
ロッテ伊東勤監督(54)が2日、上田利治氏を悼んだ。
この日の日本ハム戦(ZOZOマリン)の試合前練習後、訃報を知った。思い出を聞かれ「強い時代の阪急のイメージが強い。オールスターでよくしてもらって、若い時にどんどん起用してもらって、いい経験をさせてもらった。グラウンドでは敵でしたが、挨拶に行って色んな言葉をかけてもらった。厳しい監督さんだったけど、勝負にかける執念を感じていた。投手が打たれると、ベンチで怒鳴られるのが聞こえてました。普段は温厚な方。野球界で色んなことを教えてくれた大先輩です」と、しんみりした様子で話した。
ロッテは2日、ZOZOマリンで「おもてなしプロジェクト」の6月の月間表彰を実施した。
クルー、職員がよりよい接客対応を行う意識の向上を目的に行っており、一昨年より月1回の表彰を行っている。今回は今年の第3回目で、9人が表彰され、表彰状と観戦チケット、三木亮内野手(25)のサイン色紙がプレゼントされた。
山室晋也球団社長は「ちょうどシーズンも折り返したところですが、まだまだこれから盛り上げて、頑張っていかないといけません。蒸し暑い季節ですが皆様の笑顔で湿気を吹き飛ばしてください。そしてファンの皆様に喜んでいただけるような対応をしていきましょう」と呼び掛けた。
三木は「立場は違うかもしれませんがファンの方に喜んでいただくために頑張るという意味では一緒だと思います。これからも一緒にZOZOマリンスタジアムを盛り上げていきましょう」と話した。
ロッテの石川は危険球退場となった。5回途中まで2安打と好投していたが、1死一、二塁から石井一への投球が頭部付近をかすった。「あのような形でマウンドを降りて、チーム、ブルペン、相手打者に申し訳ない」と悔やんだ。
チームは前倒しで登板した救援陣が踏ん張れなかった。伊東監督は「思わぬアクシデント。後ろの投手にしわ寄せがきた」とため息だった。
ロッテの益田直也投手が緊急登板で好投した。
4回までパーフェクトピッチングを続けていた先発の石川歩投手が、5回1死一、二塁から石井一の頭部に死球を与えて危険球退場。「アップはしていなかった」(益田)という状態から、急遽マウンドに上がった。
しかもリリーフカーのエンジンがつかないアクシデントにも見舞われた。「大地(鈴木)とかが笑っていた。面白かったです」と、走ってマウンドへ向かう際には笑顔も見えた。
「打たれても仕方ないと思った。カウントを悪くして四球だけは出さないように」。10数球の投球練習を終えると、市川を高めの直球で空振り三振、さらに中島を変化球で連続空振り三振に斬り、チームの窮地を救った。
ロッテ打線は3得点に終わったが、井口が、先月20日に今季限りでの現役引退を表明してから初安打を適時打で飾った。1−8の9回1死一、二塁から中村の代打で登場。カットボールを捉えると打球は左翼フェンス直撃の適時二塁打となった。
劣勢の中、本拠地で大歓声を浴びた背番号6は「右翼席には多くのファンの方が残っていたし1本打ちたかったので出てよかった。1打席でも多く立って恩返ししたいし、これからもしっかり準備したい」と話した。
ロッテの石川歩投手が危険球により退場した。
4回までパーフェクトピッチング。5回に先頭の中田にカーブを左前に運ばれてこの日初めての走者を許すと、レアードも右前打。1死一、二塁となったところで、石井一への投球が頭部への死球となり、退場が宣告された。快投を続けていた右腕のまさかの事態の、本拠地は騒然。石井一は1度ベンチに引き揚げたが、大事には至らなかった様子でそのまま一塁走者に戻った。
急遽マウンドに上がった2番手の益田が、市川と中島を連続空振り三振。窮地を救うと、大きな「益田コール」に包まれた。
女優の石川恋(23)が2日、ZOZOマリンで「スポニチスペシャルデー」として行われたロッテ−日本ハム戦で始球式に登板した。今回が自身初の始球式で、赤のCHIBAユニホームに白いショートパンツ姿で登場。注目の投球は惜しくもワンバウンドとなり「久しぶりにこんなに緊張しました。真ん中にちゃんと投げられたのはよかったけど、バウンドしちゃったのは悔しい」と振り返った。
この日は、くしくもロッテの先発投手が自身と同姓の石川。「登板前に石川コールが聞こえて、自分が応援されているような気持ちになりました」と笑顔を見せ「また始球式の機会があったら、リベンジしたいです!」と、早くも“次回”に向けて意欲を見せていた。
ロッテは2日、ZOZOマリンスタジアム正面ロビーにて、おもてなしプロジェクト6月の月間表彰を実施した。
ZOZOマリンスタジアムにてクルー、職員がよりよい接客対応を行う意識向上を目的に行っており、一昨年から月1回の表彰を行っている。今回は今年の第3回目。案内クルー1名、警飲食クルー2名、グッズ販売クルー1名、インターン1名、サンプリングクルー1名、カスタマーセンタークルー1名、ボランティアクルー1名、ファンクラブクルー1名の9名が表彰され、表彰状と観戦チケット、三木のサイン色紙がプレゼントされた。
山室晋也球団社長は「ちょうシーズンも折り返したところですが、まだまだこれから盛り上げて、頑張っていかないといけません。蒸し暑い季節ですが皆様の笑顔で湿気を吹き飛ばしてください。そしてファンの皆様に喜んでいただけるような対応をしていきましょう」とコメント。三木は「立場は違うかもしれませんがファンの方に喜んでいただくために頑張るという意味では一緒だと思います。これからも一緒にZOZOマリンスタジアムを盛り上げていきましょう」と話した。
ロッテ・石川歩投手(29)が2日、日本ハム戦(ZOZO)の5回1死一、二塁、石井一の頭部に死球を与え、危険球による退場処分を受けた。
今季退場者は両リーグ11人目(12度目)でパでは7人目(7度目)。危険球では8人目(パ7人目)。
ロッテ・井口資仁内野手(42)が6月20日の引退表明後、本拠地のファンの前に初めて勇姿を見せた。
9回1死一、二塁から代打で登場し、左翼フェンス直撃の適時二塁打を放った。「ファンの人達があんなに残っていたので。何とか1本打ちたかった」。42歳のパワーは健在で「1打席でも立って(ファンに)恩返ししたい」と笑顔を浮かべていた。
前半戦の緊迫した雰囲気が一転し、一方的なゲームになった。
分岐点は5回、先発・石川の危険球退場だった。4回までパーフェクトピッチ。ストレートが走り、変化球も切れていた。
だが、この回に先頭・中田の初安打から1死一、二塁のピンチを招いた。次打者、石井一へ1−2からの内角球は頭部死球となり、危険球の判定で退場となった。
「思わぬアクシデントがあって…。益田はよく抑えてくれたが、後ろが疲れていて、しわ寄せがいった。(相手も)なかなか点が取れず、投手戦かと思ったが…」。
伊東監督は静かに振り返った。
1死満塁。それでも急遽登板した益田が気迫の投球で市川、中島を連続三振に切って落とした。
だが、6回に3番手の有吉が2被弾だ。
大田に初球、142キロストレートを中堅左へ運ばれる。先制弾。続く松本にも2−1から141キロのストレートを左翼席に突き刺された。
ともに真ん中高めのボールだった。
その裏、ロッテも1死一、三塁からペーニャの右適時打で1点を奪って追撃の姿勢をのぞかせたが、そこまでだった。
8回だ。5番手の大谷がレアードに17号2ランを浴びる。これでロッテ投手陣はレアードの17本塁打のうち、実に7本を供給したことになる。
さらに6番手の藤岡が1死満塁から中島に押し出しの四球、大田には2点適時打を喫した。この回、一気に5点を失った。
「1発を食らってはいけない場面だったけど、先発が早い回に崩れるとこういう展開になる。大谷もだいぶくたびれている。藤岡は使えないな。あれでは」(伊東監督)
石川も、「こういう形で急遽マウンドを降りてしまい、チーム、ブルペン陣、相手打者に申し訳ない気持ちしかありません。すいません」。敗戦の責任を1人で背負ったようにうな垂れた。
この日の観衆は27854人。7点差で迎えた9回、ファンに最後の意地を見せた。
1死一、二塁から代打・井口が左翼フェンス直撃の適時二塁打、そして伊志嶺の内野安打で2点を奪った。
井口は言った。「ファンの人達があんなに残って応援していた。なんとか1本打ちたかった」。
これで借金は今季最多タイの「26」になった。それでも、応援を続けるファンのためにも、最下位脱出を諦める訳にはいかない。
女優の石川恋が始球式に登場した。赤のCHIBAユニホームに白のショートパンツ姿で、「何日間か練習した」という投球は山なりで田村捕手の前で弾んだ。始球式は初めてで、「久しぶりにすごく緊張しました。真ん中に投げられたのはよかったのですが、バウンドして悔しい」と振り返った。
この日は同姓のロッテ・石川が先発。「石川コールが起こって自分が応援されているようでした。次回、機会があればぜひリベンジしたい」と次の好投を誓っていた。
ロッテ・伊東勤監督(54)が2日、取材に応じ、上田利治氏の死去について「いやあ。そうなの。全然知らなかった…」と驚きを隠さなかった。
「黄金時代の阪急のイメージが強い」と前置きし、「グラウンドで会うと声をかけていただき、色んな話をさせていただきました」と懐かしそうに振り返った。
伊東監督は西武時代の84年、21歳で球宴に初出場。以来、98年まで15年連続出場を果たしている。
上田氏はオールスターでパ・リーグの監督、コーチを務めることが多く、「よくしてもらいました。若い時はどんどん使ってもらった。いい経験になった」と語り、そして「色々教えてくれた大先輩です」と改めて感謝した。
現役時代は選手として上田監督と対戦したが、「ベンチから打たれた投手が怒鳴られる声が聞こえてきた。勝負にかける執念はすごかった。普段は温厚なのに」と上田氏の勝負師ぶりを肌で感じ取っていた。
また1人、プロ野球界の巨星が落ちた。「闘将、名将と言われて本当に熱い方だった」としみじみとしのんでいた。
ロッテ・田口昌徳バッテリーコーチ(47)が2日、取材に応じ、プロ球界の恩人、上田利治氏の死去に「(出場の)チャンスをいただき、プロでやっていく基礎を築かせてもらった方です。残念です…」と声を落とした。
田口コーチは93年のドラフトで日本ハムに入団。95年に日本ハムの監督に就任した上田氏に見い出され、同年82試合に出場した。
それまで正捕手だった田村がオフにロッテに移籍。96年には正捕手に抜擢され、101試合に出場した。
「ベテランから若手に切り替える時期でした。日本一を経験された監督とやれたことは幸せでした。元気な方で選手を引っ張ってくれた」。
上田氏からは、「いい時も悪い時も継続して練習をすること。練習して、人間としても成長していかなければならない。そうでないと野球もうまくならない」とアドバイスされ、その教えはいまだに心に刻まれている。
試合に勝って、宿舎に帰るとお酒が用意されており、「ビールが好きで、ほろ酔いの姿を見ると嬉しかった」と振り返った。
上田氏との思い出は尽きないが、田口コーチは、「厳しい中にも優しさがあった。ご冥福をお祈りいたします」と結んだ。
ロッテは2日、ZOZOマリンスタジアムで「おもてなしプロジェクト」6月の月間表彰を実施した。
これはZOZOマリンでクルー、職員がよりよい接客対応を行う意識向上を目的に行っており、一昨年から月1回の表彰を行っているもの。今回は今年の3回目。
案内クルー1人、飲食クルー2人、グッズ販売クルー1人、インターン1人、サンプリングクルー1人、カスタマーセンタークルー1人、ボランティアクルー1人、ファンクラブクルー1人の9人が表彰され、表彰状と観戦チケット、三木選手サイン色紙がプレゼントされた。
山室晋也球団社長は「ちょうどシーズンも折り返したところですが、まだまだこれから盛り上げて、頑張っていかないといけません。蒸し暑い季節ですが皆さまの笑顔で湿気を吹き飛ばしてください。そしてファンの皆さまに喜んでいただけるような対応をしていきましょう」と改めてファンへの懇切丁寧な対応を呼びかけた。
三木内野手は「立場は違うかもしれませんが、ファンの方に喜んでいただくために頑張るという意味では一緒だと思いますので。これからも一緒にZOZOマリンスタジアムを盛り上げていきましょう」とコメントしていた。