ソフトバンクは3回に松田のソロとデスパイネ、中村晃の連続適時打で3点を奪い、逃げ切った。7回2失点のバンデンハークは来日3年目で初の2桁勝利。ロッテは好機であと1本が出ず、ソフトバンク戦の負け越しが決定した。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
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福岡ソフトバンク | 0 | 0 | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 |
千葉ロッテ | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 2 |
今季のソフトバンク戦13敗目で負け越しが決まったロッテ伊東勤監督のコメント。
「1点の壁を打ち破れない。投手力が良くても、それを打っていかないと勝ち上がれない。課題ですね」。
ロッテがソフトバンク戦で13敗目(4勝)を喫し、今季の対戦の負け越しが決まった。
1点差の惜敗だった。投手陣はジェイソン・スタンリッジ投手(38)が連打された3回の3失点のみで粘ったが、前夜に17得点を挙げた打線が静まった。角中勝也外野手(30)の2本の適時打のみで、走者を進めてもここ1本が出なかった。
チームの連勝は2でストップ。伊東勤監督(54)は「1点の壁が大きかった。スタンリッジもゲームをつくったようには見えますけど、3人で抑えて攻撃にリズムを持ってくる感じじゃなかった。昨日が大味のゲームだっただけに、今日を何とか取りたかった。接戦になるとは思ってましたけど、こういうゲームを取っていかないとこれからは難しい。うちより上位にいるチームからは、いつもこういう展開で点が取れない」とため息だった。
ロッテ角中勝也外野手(30)は3試合連続適時打をマークした。
3点を追う4回無死一塁、1ボール1ストライクから、右翼フェンス直撃の三塁打を放った。あと数センチでスタンドインしそうな打球だった。「打ったのはカーブです。風のおかげだと思います。またここから早めに追いつけるように頑張ります」と話した。
ロッテは11日の西武戦(ZOZOマリン、午後6時開始)で、来場者全員にピンストライプユニホームを配布すると9日、発表した。
開場から試合終了まで、球場の各ゲートで配られる。
酒居知史投手(24)は「自分もこの伝統あるピンストライプのユニホームが大好きです。当日はぜひこのユニホームを着て、一緒にマリーンズの勝利に向かって戦いましょう。自分もスタンドが真っ白に染まる光景を見るのが今から楽しみです」と心待ちにした。
1点及ばず、今季のソフトバンク戦の負け越しが決まった。角中の2本の適時打で2点を奪ったが、4、5回の無死三塁の好機を逸したことが最後まで響いた。このカードは4年連続の負け越しとなり、伊東監督は「1点の壁が厚かった。(好機に)外野フライすら打たせてくれない。ここ数年のソフトバンク戦を象徴するような試合」と嘆いた。
ロッテは1点が届かなかった。4回は1点を返し、なお無死三塁で3人が次々と凡退。5回も無死三塁から無得点に終わった。伊東監督は「力負けで、1点の壁が厚かった。外野フライも打たせてもらえなかった」と嘆くしかない。
ソフトバンク戦は4勝13敗となり、負け越しが決まった。「ここ数年、1点が、という試合ばかり。どうやったら取れるかを考えてきたが、今年も変わりなかった」とため息交じりに語った。
ロッテの角中が4回に適時打を放った。3点を追い掛ける展開で、無死一塁からバンデンハークの緩いカーブを力強く捉えた。打球はぐんぐんと加速して右翼フェンスに当たり、今季初めての三塁打になった。
これで連続試合安打は9に伸びた。好調をキープする角中は「風のおかげだと思う」と謙遜した。
ロッテは9日、11日に行われる西武戦(ZOZOマリン、午後6時試合開始)で来場者全員にピンストライプユニホームを配布することを発表した。
配布場所は各ゲート、配布時間は開場〜試合終了までとなっている。
酒居知史投手は「自分もこの伝統あるピンストライプのユニホームが大好きです。当日はぜひこのユニホームを着て一緒にマリーンズの勝利に向かって戦いましょう。自分もスタンドが真っ白に染まる光景を見るのが今から楽しみです」とコメントした。
ロッテは角中が2本の適時打を放ったが1点及ばず、連勝は2でストップ。ソフトバンク戦は今季4勝13敗となり、負け越しが決定した。
伊東監督は「ソフトバンクとは“1点が”という試合ばかり。1点の壁が厚かった」と振り返った。
前夜は19安打17得点も、この日は4回に1点を返した後に無死三塁からたたみかけられず、5回も無死三塁を逸した。「こういう試合をとっていかないと厳しいですね」と息をついた指揮官。先発のスタンリッジは6回3失点で5敗目を喫し「3回だけ。何とかあの回を乗り切れていたら」と悔やんだ。
ロッテのスタンリッジの長男・キャッシュ君は愛らしい笑顔とやんちゃな性格でZOZOマリンスタジアムのアイドルだ。
この日は父親がかつて所属していたソフトバンク戦であり、見慣れた顔との再会に興奮気味。ロッテから移籍したデスパイネとハイタッチを交わした後、松田の姿を見付けると駆け寄ってハグ。松田から「元気?」と言葉をかけられ、笑顔を浮かべていた。
ところが、この試合に先発した父親が6回3失点で敗戦投手となった原因を思い出したのか、口から出たのは「パパからホームラン打ったね」。キャッシュ君の思わぬ言葉にさすがの松田も苦笑いだった。
ロッテの連勝は2で止まった。
先発のスタンリッジが0−0の3回に2死から松田に被弾。さらにデスパイネ、中村晃に連続適時打を浴びた。6回3失点と試合はつくったが、3人で攻撃を切ったのは6回だけ。伊東監督は「粘ったが、流れとしてはすんなり攻撃がリズムに乗れない」と指摘した。
ソフトバンク戦は4勝13敗となり、今季の負け越しが決定。「どうやったら点が取れるのかという考えでやってきたが、今年も変わりはなかったというところです。この差、壁をなかなか打ち破れない。投手はいいが、そこを打っていかないと勝ち目がない」と課題を口にした。
ロッテは9日、11日西武戦(ZOZOマリン)で来場者全員にピンストライプユニホームを配布すると発表した。
配布場所は、各ゲート。配布時間は、開場〜試合終了まで。
ドラフト2位の酒居は「自分もこの伝統あるピンストライプのユニホームが大好きです。当日はぜひこのユニホームを着て一緒にマリーンズの勝利に向かって戦いましょう。自分もスタンドが真っ白に染まる光景を見るのが今から楽しみです」と呼びかけた。
ロッテが反撃もあと一歩届かず、競り負けた。
3点を追う4回無死一塁から角中が9試合連続安打、3試合連続打点となる右越え三塁打を放つが、1点止まり。5回も無死三塁での逸機が響いた。伊東監督は「1点の壁が厚かった」とがっくり。今季のソフトバンク戦は4勝13敗となり、負け越しが決定。「ここ数年、ソフトとの戦いはこういう展開でどうやったら1点を取れるのかを意識してやってきたけど、今年も変わりはなかった」と自虐的だった。
打倒・ソフトバンクを目標にしてきたが、ロッテのカード負け越しが決まった。
「内容的に1点の壁が厚いですね」と伊東監督。4、6回に無死から角中の適時打で得点したが後続を断たれ、終盤の3イニングは三者凡退。大差勝ちから一転して1点差負け。「こういう試合を取っていかないと…。なかなか厳しいですね」と力の差を実感していた。
一塁ベンチにはお祭りの後のような寂しさが漂った。
8日の同カード、ロッテは19安打で今季最多の17得点を挙げた。それが一転して、最も悔しい1点差負けだ。
ソフトバンクに負け越しが決まった。
「チャンスがあって…今年、ここ数年のソフトバンクとの戦いで1点、今日があれ(典型)でしたね。1点の壁がなかなか厚い」。
伊東監督は自らこう切り出した。
先発のスタンリッジが3回に2死から3失点した。
松田に先制となる17号ソロ弾を浴び、続く柳田の打球は左翼線方向へ。追いかけた平沢と加藤の前にポトリと落ちた。二塁打だ。
デスパイネが149キロのストレートを捉え、右中間を割る二塁打で柳田を迎え入れた。
さらに中村も2−2から150キロストレートを右に適時打だ。
スタンリッジはこう振り返った。「全体的には自分の投球、粘りの投球はできたと思うけどね。3回だけね。失投もあったけど、不運な当たりもあり、何とかあの回を乗り切れていたらね」。
しかし、伊東監督は「粘ったように見えたが、3人で終わっていないから、スンナリと攻撃に入っていけなかった」と評した。
1、2回ともに2死から走者を出し、4回は先頭打者の高谷に右前打を許した。5回には1死から柳田に右前打された。
3回以外は得点に結びつかなかったが、打線にリズムを呼び込めなかった。
「昨日は大味なゲームだったから、今日は接戦になると思っていた。こんなゲームを取っていかないと。なかなか厳しい」(伊東監督)
角中1人が気を吐いた。
3点を追った4回無死一塁。3試合連続となる適時打が三塁打となった。押せ押せとなったが、鈴木、根元、中村が凡打に倒れた。
5回には無死から安打で出塁のサントスが二盗から、バンデンハークの暴投に乗じて三塁を陥れた。
しかし、期待のシーンはすぐにしぼんだ。田村が三ゴロ、平沢が空振り三振、加藤が左飛に終わった。
6回無死二塁。またもや角中だ。中前への適時打で1点差に迫ったが鈴木が遊ゴロ併殺打。根元は空振り三振を喫した。
バンデンハークは時に150キロを超える速球を主体に、110キロ台のカーブ、130キロ台のスライダーを操った。この緩急に前夜19安打をマークした打線の面影はなかった。
7回2失点のバンデンハークの後を受けた岩嵜に8回、そしてサファテに9回を三者凡退に封じられた。
1点の最少得点差はまた、伊東監督が指摘するように、分厚い壁と言える1点でもあった。
「投手はいいと言っても、打っていかないと勝ち目はない。今後の課題です」。
指揮官は最後に力を込めて言った。10日もゲームはある。
ロッテは11日(金・祝)の西武戦(ZOZOマリンスタジアム・18時試合開始)で、来場者全員にピンストライプのユニホームを配布すると9日、発表した。
酒居知史投手は「自分もこの伝統あるピンストライプのユニホームが大好きです。当日はぜひこのユニホームを着て一緒にマリーンズの勝利に向かって戦いましょう」とチームの勝利とともに、改めて自身のプロ初勝利を誓った。そして「自分もスタンドが真っ白に染まる光景を見るのが今から楽しみです」と来場と応援を呼びかけていた。
8日の同カードで今季3勝目(9敗)を挙げた石川歩が出場選手登録を外れた。
13日まで5連戦。今後の日程をにらんだもので、伊東監督は「中継ぎ(の投手)を入れておきたかったので」と説明した。なお、田中靖洋投手が替わって出場選手登録された。
石川は3勝目を挙げたが、6回1/3を被安打8で7失点。1軍に帯同しながら調整を続ける。