わたしはかもめ2017年鴎の便り(8月)

便

8月15日

「恩返しとか要らない」/伊東監督[ニッカン]

ロッテ伊東勤監督が選手を集め、今季限りの退任を伝えた。

「恩返しとか要らない。残り四十数試合、自分のためにやってくれ」。

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ロッテ、最下位知らぬ伊東監督のため最下位脱出を[ニッカン]

ロッテが最下位脱出のチャンスだ。明日16日からの日本ハムとの2連戦次第で、5月2日以来の5位浮上となる。

14日、ZOZOマリンで練習を終えた第1戦先発のスタンリッジは「伊東監督もそうだろうし、選手もそう。最下位では終わりたくない気持ちが強い」と強調した。伊東監督は、選手、監督を通じて最下位がない。今季で退任する指揮官のためにも、まずは初戦を取る。

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ロッテ・伊東監督が球団に抱いた不信感…「責任」の重さにつり合わない「不自由」さ[サンスポ]

指揮官としての矜持を見ると同時に、悔しさのにじむ突然の会見だった。ロッテ・伊東監督が、13日の西武戦(ZOZOマリン)の試合前に今季限りでの辞任を発表した。去就をめぐる一部報道の影響に配慮しての電撃会見だったが、チームが低迷するなかで、早い段階から意思を固めていたという。

「ゲームが終わった後で“責任は俺がとる”いう言葉が出てきたときくらいから、ずっとそういう覚悟はしてきた」と胸の内を明かした。

「責任」の語源は英語の「responsibility(応答)」だという。何かをするにあたり、本人の自由な裁量と意思に委ねられている場合、その反応に負う何らかの義務。近代的な解釈で言えば、「責任」という重荷の前提には「自由」な選択肢があってこそ、といえる。

今季「責任」という言葉を最も発したのは日本ハム・栗山監督だろうか。敗戦後に幾度も「俺の責任」とコメントしていた。借金はロッテの「35」に対して、日本ハムも「32」。戦力が整わずに故障者が続いた両チームの状況は似ている。だが、日本ハムはすでに球団側が来季続投要請の姿勢を示し、7年目の指揮をとるかは栗山監督の意思任せになっている。

以前、日本ハムの球団幹部に「3つの目」という話を聞いたことがある。勝利をかけて、この1年を戦う視点=監督の裁量と、3年後を見通す編成や育成、10年後を見定めるスカウティングなど、それぞれの視点と構想を持つ別々の責任者が三位一体となりチーム運営と強化にあたることが大切、ということだ。

そういえば今季開幕前、ライバル球団の編成担当者が日本ハムの戦力を眺めて「今季は“種まき”だな」と予想していた。栗山監督が優勝を目指して戦う姿は本物だろうが、フロントは「種まき」「育成」「収穫」と長いスパンの構想を持っているものだ。だからこそ、後半戦では石川直や上原を先発させるなど、3年先を見据えた起用が続いているのだろう。

入れ替えや育成方針などがフロント主導で行われる日本ハムは現場の「自由」が限定される分、「責任」も明確化される。一方で伊東監督の抱いた不信感は「責任」の重さにつり合わない「不自由」さだったのではないか。新監督人事も含めて、ロッテが3年後、10年後の構想を描けるか。ここからはフロントの「責任」になる。

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伊東監督ナインに辞意伝える、鈴木「寂しい気持ちしかない」[スポニチ]

今季限りの辞任を表明したロッテの伊東監督が、札幌ドームで行われた全体練習前に選手やスタッフらを前に辞任の意向を伝えた。選手らに「まだ40試合以上あるから全力を注いでくれ。恩返しとか感謝とかはいらない。この先を考えて、自分のためにやってくれ」とメッセージを送った。

「勉強させてもらったことが多く寂しい気持ちしかない」と主将の鈴木。「伊東監督の野球は素晴らしい。それを全て出したい」と話した。

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ロッテ伊東監督、選手らに今季限りの辞任報告、鈴木「さみしい気持ちしかない」[スポニチ]

ロッテは15日、16日からの日本ハム2連戦に備えて、札幌ドームで全体練習を行った。

練習前、伊東監督は選手やスタッフらを集めて、今季限りで辞任する意向を伝えた。13日の試合前に辞意を表明していたが、選手らに直接伝えてはいなかった。指揮官は「40試合以上ある。そこに全力を注いでくれ」とメッセージを送ったことを明かした。

「さみしい気持ちしかない」と声を絞り出したのは鈴木だ。プロ3年目から主将を任されるなど伊東監督からの信頼も厚い男は「まだ41試合一緒に野球ができる。たくさん学んでいきたい」と最後まで戦い抜くことをあらためて誓った。

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伊東監督、選手に辞任報告「恩返しとか要らない」[報知]

今季限りでの辞任を表明したロッテ・伊東監督が、初めて選手に辞意を伝えた。

札幌Dに移動しての全体練習前に「順番は逆になったけど、残り41試合全力を注ごう。恩返しとか要らないから、今後の自分のことだけ考えてくれ」と挨拶。14年からキャプテンを務める鈴木は「僕自身は監督に5年間教わってきたことを全て出したい。1つでも多く勝って終わりたい」と有終の美を約束した。

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ロッテ・伊東監督、選手に辞意伝える「自分のために頑張ってくれ」[デイリー]

今季限りでの辞任を表明したロッテ・伊東勤監督(54)が15日、札幌ドームで行った全体練習前のミーティングで選手に直接辞意を伝えた。残り41試合で「恩返しとか感謝の気持ちはいらない。先を見て自分のために頑張ってくれと話した」と明かした。

感傷的にならず将来を見据えてスキルを高めろ−。そんな指揮官の思いにプレーで応える。主将の鈴木は「野球人として多くのことを勉強した。監督に5年間教わったことを残りの試合で全部出したい」と力を込めた。

伊東監督は昨季までの選手、監督を通じた30年のキャリアで最下位を経験したことがない。5位の日本ハムとは1.5ゲーム差。16日からの直接対決2連戦に連勝して5月2日以来の5位浮上を果たせるか。

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