ロッテが今季初の4連勝。2回に角中の4号2ランで先制。4回はペーニャが7号ソロを放ち、7回に1点、8回にも失策で2点を加えた。涌井は5回1失点で約2ヶ月ぶりの4勝目。ソフトバンクは千賀を援護できなかった。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
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千葉ロッテ | 0 | 2 | 0 | 1 | 0 | 0 | 1 | 2 | 0 | 6 |
福岡ソフトバンク | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 1 | 0 | 1 | 3 |
ロッテ福浦が走攻守でフル回転した。2−0の2回1死走者なし。ソフトバンク千賀の146キロを引っ張った。右翼線への当たりに「行ける」と果敢に一塁を蹴った。大股で駆け、滑り込む。間一髪、二塁打とした。「いい球が来てたらアウトだったね。やばいよ。気持ちだね」と苦笑い。得点にはつながらなかったが、41歳が激走でベンチを盛り上げた。
6回2死一、二塁でも千賀の直球を中前打。二塁走者の憤死で打点は逃したが、今季3度目のマルチ安打を記録した。通算1955安打で、2000安打まで残り45本だ。一塁守備でも再三、キレのある動きで投手を助けた。「(守備は)よくないよ」と謙遜したが、ともに今季初の4連勝と2カード連続勝ち越しを支えた。最下位でも勝つという目標は変わらない。フル出場の疲れも見せず「良かった」と満足そうだった。
ロッテは今季初の4連勝。伊東勤監督のコメント。
「特に意識はしてません。これだけ負けていれば」。
ロッテ有吉優樹投手(26)がピンチをしのぎ、勝利を呼び込んだ。
3−1で迎えた6回、2番手チェンが1死から四球を連発。有吉がマウンドに上がった。代打川島に死球を与え満塁としたが、次の代打福田を空振り三振。本多を二ゴロに仕留め、0で切り抜けた。
「気持ちの準備はできていました。死球は内角を突いたので。四球ではないので、悪くはない」と、ルーキー右腕は動じなかった。
福岡は九州三菱自動車時代に勤務していた。敵地でもゆかりのある場所で、堂々と投げ抜いた。
ロッテ涌井秀章投手(31)が5回4安打1失点で、6月23日以来の白星となる4勝目を挙げた。
2回、3回と得点圏に走者を背負ったが、踏ん張った。4回に上林に打たれたソロ1本に抑えた。ただ、球数は88球。通常なら、まだまだ投げられる数だが「感じがよくなる傾向がなかった。(故障などでは)ありません」と、自ら交代を申し出た。伊東監督は「5回が終わって、力が入らなくなった」と説明した。
降板後は「ブルペン陣に申し訳ない気持ちだけです」と話した涌井だが、「2ヶ月以上、勝っていなかったので。1つ勝った。次も頑張りたい」と、次回登板へ気持ちを切り替えていた。
ロッテが今季初となる4連勝を果たした。2カード連続勝ち越しも、今季初めてだ。
先発涌井が5回4安打1失点で、自身2ヶ月ぶりとなる4勝目を挙げた。
打線は2回、角中の4号2ランで先制。4回には、ペーニャが2試合連続となる7号ソロで加点した。7回には加藤が適時三塁打。8回は敵失で2点を加えた。
伊東勤監督(54)は「4番が仕事をしてくれた。今日は、ボールがよく見えていた。どの球種にもタイミングが合っていた。本人のためにも、来年残れるよう、アピールしてもらえれば」と、当たりが出てきたペーニャをねぎらった。
ロッテ角中勝也外野手(30)が先制2ランを放った。
2回無死一塁でソフトバンク千賀の146キロを引っ張り、右越えに放り込んだ。前打者のペーニャは9球粘り、四球を選んだ。
角中は「ペーニャも追い込まれてから何とかしようと粘って出塁してくれたので、自分もチャンスを作れればと思っていました。まぐれです。もう1度同じバッティングは出来ないと思います」と話した。
ロッテのウィリー・モー・ペーニャ内野手(35)が2試合連続となる7号ソロを放った。
2−0の4回先頭で、ソフトバンク千賀のフォークを左中間スタンド上段へ放り込んだ。前日は推定飛距離145メートル。この日は同140メートルと、長打力を見せつけた。「千賀はいいピッチャーなので、なかなか甘いところには来ないと思っていた。前の打席(四球)も低めにいいボールを投げられていたので、この打席は高めの甘いボールに絞って狙っていた。前の打席でボールをよく見られていたので、この結果につながってくれたね。今日のホームランも気持ちが良かったよ」と話した。
ロッテが今季初めて4連勝を飾った。ペーニャの2試合連続の本塁打などで4回までに3点を先行し、終盤も代打で出た井口の三ゴロが失策を誘って2点を挙げるなど加点を続けた。
2カード連続の勝ち越しも今季初めて。まだ同一カード3連戦の3連勝がないだけに、伊東監督は「明日(27日)1つ取れたらいいな」と意欲的だった。
ロッテの涌井が6月23日以来、約2ヶ月ぶりの4勝目を挙げた。丁寧にコーナーを突く投球で5回を投げてソロ本塁打の1失点。ただ球速が上がらず「投げていて良くなる感じがなかった」と交代を申し出て88球でマウンドを降りた。
5回での降板に「ブルペンに申し訳ない」と悔しさをにじませながらも「流れを変えるためにも、勝ちをつけてもらえたのが1番良かった」と、ほっとしたように話した。
ロッテの角中が2回に先制2ランを放った。2ストライクから右脚を上げない「ノーステップ打法」に切り替えると、千賀の140キロ台後半の内角直球に対し、バットを立てながらコンパクトに体を軸回転させて右翼席へはじき返した。
前を打つペーニャが粘って四球を選び「自分も好機をつくれればと思っていた」と角中。巧みな打ち方を「まぐれ。もう1度、同じ打撃はできないと思う」と話した。
ネクストバッターズサークルに背番号6が姿を現すと、ヤフオクドームは大歓声に包まれた。4−2の8回2死二、三塁。今季限りで現役を引退するロッテ・井口が代打で打席に立った。モイネロの変化球にバットを出すと、三ゴロに全力疾走。松田の悪送球を誘い、貴重な2点を呼び込んだ。42歳は「安打にしたかったけれど、点が入ったので」と何よりも、チームの今季初4連勝を喜んだ。
28日に出場選手登録を外れることから、引退試合の9月24日日本ハム戦(ZOZOマリン)を除けば、27日が最後の試合となる。「4番・DH」での先発出場が予定され、かつての同僚和田との対戦が待つ。「何とか1本打てるように頑張ります」。プロ入りから8年間を過ごした古巣で、最後の勇姿を見せる。
ロッテ・涌井が5回4安打1失点で、6月23日以来の今季4勝目を手にした。
走者を出しながら粘ったが「自分の中でしっくりいかなかった。よくなる傾向がなかった」と自ら申し出て5回で降板。それでも約2ヶ月ぶりの白星に「1つ勝つと、次もさらに頑張ろうという気分になる」と満足げだった。
ロッテは今季初の4連勝。こちらも今季初の2カード連続カード勝ち越しとなった。伊東監督は「特に意識はないです。これだけ負けているので」と表情を変えなかったが、首位のソフトバンク相手に意地を示した。
先発の涌井が5回4安打1失点。6月23日オリックス戦(ほっと神戸)以来、約2ヶ月ぶりの白星となった。失点は上林のソロのみ。2回無死一、三塁、3回1死二塁とピンチを無失点でしのぐ粘りの投球だったが「投げていて、よくなる傾向がなかった」と自ら申し出て5回で交代した。伊東監督は「急に力が入らなくなった」と説明したが、涌井は故障を否定。「2ヶ月以上勝ちがついていなかった。1つ勝つと、次もさらに頑張ろうという気分になるので」と自身の久々の白星を喜んだ。
ロッテが今季初の4連勝。2点リードの6回1死満塁のピンチで、有吉の好リリーフが光った。
先発の涌井が5回1失点で降板。2番手のチェンが1死一、二塁のピンチを招いたところで3番手としてマウンドに上がった。
先頭の川島に死球を与え満塁としたが、福田を三振、本多を二ゴロに斬って無失点。「2点差だったので自分の投球をしようと思った」と振り返った。
7回以降は南、大谷、内とつないで首位ソフトバンクに連勝。エースの涌井に2ヶ月ぶりに白星が付き、有吉は「チーム一丸となって点差を守り切れて良かった」と胸をなでおろした。
この日が今季43試合目の登板となったドラフト5位ルーキー。慣れないお立ち台で「1日1日必死にやっています」と初々しく語った。
ロッテの角中勝也外野手が先制の4号2ランを放った。
2回。先頭のペーニャが2球で追い込まれながらも粘り、9球目の変化球を見極め四球で出塁。続く角中は内角直球を右翼席へと運んだ。今季2度対戦して2敗を喫している右腕を相手に試合の主導権を握り、「自分もチャンスを作れればと思っていました。まぐれです。もう1度同じバッティングはできないと思います」と話した。
4回にはペーニャがフォークを捉えて、2戦連発の7号ソロを左翼席中段へと運んだ。連日パワーを見せつけた主砲は「千賀はいい投手なので、なかなか甘い所には来ないと思っていた。前の打席も低目にいいボールを投げられていたので、この打席は高目の甘いボールに絞って狙っていた。前の打席でボールをよく見れていたので、この結果につながってくれたね。今日のホームランも気持ちが良かったよ」と喜んだ。
運も味方した。2点リードの8回2死二、三塁。今季限りで引退する井口が、代打で放った三ゴロを松田が悪送球。懸命な走塁が、貴重な2点を呼び込んだ。「ヒットを打ちたかったですけど、点が入ったので」。チームは今季初の2カード連続勝ち越しで、昨年6月以来の4連勝だ。
若手に出場機会を譲るため、27日のソフトバンク戦がプロ入りから8年を過ごした福岡での自身最終戦。この日は角中が先制2ランを放つと、4番のペーニャも2試合連発。1歳下の福浦が2安打を放てば、エース涌井は2ヶ月ぶりの4勝目と、主役級が全力を挙げてレジェンドの最後の舞台をお膳立てした。
相手先発の和田とは03年から2年間プレー。25日の試合前に健闘を誓い合った。好調のペーニャもDH専門のため、スタメン出場は確実ではないが「最後に何とか1本打てるように頑張ります」と約束。20年前に満塁弾デビューしたこの球場のラストへ、静かに闘志を燃やした。
ロッテが、昨年6月に7連勝して以来の4連勝。エースが白星をマークすると、4番も価値ある一発を放ち、今季初の2カード連続勝ち越しも決めた。
今季5勝14敗と大きく負け越していた天敵相手に、2回に角中の2ランで先制すると、4番のペーニャが4回に2試合連続の特大7号。ベテラン福浦も2安打に好守備で盛り立てた。涌井は粘りながら5回、88球でマウンドを降りたが、6月23日のオリックス戦(ほっと)以来となる64日ぶりの4勝目を挙げた。
伊東監督は「涌井は5回終わって、力が入らなくなったらしいわ。勝ててなかったので、今日はという思いで投げていたと思う。昨日も今日も4番が打ってくれて大きかった。どの球種に対しても、タイミングが合っていた」と絶賛。27日の同カードは、昨年7月以来の同一カード3連勝を目指す。
ロッテ・涌井秀章投手(31)が6月23日以来、約2ヶ月ぶりの4勝目を挙げた。
5回を投げてソロ本塁打の1失点。球速が上がらず「投げていて、良くなる感じがなかった」と交代を申し出て、88球でマウンドを降りた。
5回での降板に「ブルペンに申し訳ない」と悔しさをにじませながらも「流れを変えるためにも、勝ちをつけてもらえたのが1番良かった」と、ほっとしたように話した。