わたしはかもめ2017年鴎の便り(8月)

便

8月27日

福岡ソフトバンク3−0千葉ロッテ(ヤフオクドーム)

ソフトバンクが継投で零封勝ち。手術から復帰の和田は6回を2安打無失点、9奪三振の力投で4月7日以来となる3勝目。打線はデスパイネの2打席連続適時打などで6回までに3点を挙げた。ロッテの連勝は4で止まった。

123456789R
千葉ロッテ0000000000
福岡ソフトバンク00020100x3

ページトップ

ロッテ井口、デビューの地で和田から有終1安打[ニッカン]

万感の思いが込み上げた。6回2死走者なし。ロッテ井口は中飛を打ち上げた。二塁手前まで走り、ベンチに戻ろうとすると、マウンドでソフトバンク和田が待ってくれていた。駆け寄り「ありがとう」と声をかけた。「彼も『ありがとうございました』と。福岡は終わったなと思いました」と、穏やかに振り返った。

若手の出場機会増を望み、いったん登録を外れる。試合前「最初の打席で1本、出ましたね。何十年前だって話だけど」と照れ笑いした。97年5月3日と覚えている。デビューの地で見せる最後の勇姿。4番DHで先発出場した。復帰登板の和田が相手。その後輩を「ケガする前より良くなっていた。みんな、千賀より速いと」とたたえた。2回は8球粘って左前打。4回は逆に空振り三振。くしくも、和田の通算1500奪三振で「すごいタイミング。貢献しなくていいのに」。嬉しそうに言った。

ダイエー時代の応援歌が流れる中、工藤監督、和田から花束を贈られた。「24日があるので。キャンプしてきます」と、おどけた。次期監督の最有力候補だが、今は一選手。来月の引退試合まで、2軍の若手と汗を流す。

ページトップ

「あの姿を見て、他の選手がどう思うか」/伊東監督[ニッカン]

ロッテ井口はデビューの地である福岡での最終戦。4番DHで先発出場し、2回には8球粘って左前打を放った。伊東勤監督のコメント。

井口の左前打に「あの姿を見て、他の選手がどう思うか。40を超えて直球をさばく。良い手本がいるのに、応え切れていない」。

ページトップ

伊東監督「2ケタ狙える」二木完投負けも来季に期待[ニッカン]

ロッテ先発の二木康太投手(22)は8回134球で完投したが、11安打3失点で7敗目を喫した。

デスパイネに3安打2打点と打たれた。「ランナーを置いてデスパイネだと、点を取られる感じがした。チャンスを作られたことを反省しないといけない」と話した。

伊東監督は「よくも、悪くも、序盤は変化球が多すぎた。途中から直球を多めにさせた。二木が打たれる時は、インコースを攻められていない時。ただ、最後(8回無死満塁)は、よく抑えた。完投能力は上がった。来年はローテの軸として、2ケタ(勝利)は狙える投手になって欲しい」と期待していた。

ページトップ

ロッテ井口「アドレナリン出過ぎ」最後の福岡で4番[ニッカン]

今季で引退するロッテ井口資仁内野手(42)が「4番DH」で先発出場した。

いったん出場選手登録を外れるため、プロデビューした福岡で、かつての古巣相手では最後となる試合に臨んだ。

相手先発は、03年からダイエーで2年間、一緒にプレーした和田。2回の第1打席は左前打。「1本出て、ホッとしました」。4回の第2打席は空振り三振。和田の通算1500奪三振に当たった。最後は、6回に中飛。9回にも打席は回ってきたが、自ら引いて、代打を送られた。

「(和田は)一緒にプレーした仲間。頼もしかった。プロをスタートした地。成長させてもらった場所。アドレナリンが出過ぎて気持ち悪かったですけど、最後に勝負できて良かったです」と、満足そうに話した。

試合後は、左翼席のロッテファンに続き、右翼席のソフトバンクファンのもとにも駆け寄り、声援に感謝した。ソフトバンク工藤監督、和田からは花束を贈られた。

引退試合である9月24日の日本ハム戦(ZOZOマリン)に合わせ、再登録される。

ページトップ

ロッテ井口、4番DHで最後の古巣戦「楽しみ」[ニッカン]

今季で引退するロッテ井口資仁内野手(42)が「4番DH」で先発出場する。

この試合が終われば、いったん出場選手登録を外れる。古巣と戦うのは最後となる。試合前の練習を終えると「最後の福岡の試合。楽しみです。最後に和田君と当たるのも楽しみですね」と話した。

和田とは03年から2年間、ダイエーで一緒にプレーした。対戦を心待ちにしている様子だった。

ページトップ

ロッテ・井口、古巣本拠地ヤフオクドームで“現役ラストゲーム”[サンスポ]

敵、味方なく、球場全体が井口コールに包まれた。試合後はグラウンドに出て、ファンに手を振った。すがすがしい笑顔で「プロ選手として成長させてもらった場所。(歓声は)嬉しかった」と興奮気味に語った。

引退試合を前に、最後の試合に選んだのはプロ入りから8年間を過ごした福岡。相手投手はかつての同僚、和田で「アドレナリンが出過ぎた」と苦笑いしながら、2回に速球を左前にはじき返すと、4回の三振はくしくも和田の通算1500三振目。3度の好勝負で幕が下りた。

井口は「3打席の後、グラウンドを見て色々こみ上げた」という。1997年5月3日。プロデビューの近鉄戦で満塁本塁打を放ったのもこの球場だった。入団時の監督だったソフトバンクの王会長は「日米21年間も、大したもの」と米大リーグ挑戦を含めた、愛弟子の足跡をたたえた。

ページトップ

ロッテ・二木は3失点完投も援護なく7敗目「取られるべくして取られた」[サンスポ]

ロッテの二木は3失点で投げ抜き、援護がなく7敗目を喫した。直球の切れが戻り、序盤からバッテリーで決め球に選択。デスパイネに適時打を2本打たれたが、内角を攻め続けた。11安打を許すも、要所で大崩れはしなかった。

134球を投げた二木は「中軸に打たれて、点を取られるべくして取られた」と反省。「直球が良かったし、完投できたのはすごく良かった」と手応えも口にした。

伊東監督
「井口の(食らいついて安打とした)姿を、若い選手がどう見たのか。良い手本があるのに残念。」(打線に)
清田
「すごかった。短く持っても当たらない。140キロが速かった。」(和田に3三振)

ページトップ

ロッテ井口「色々な思いが…」古巣・福岡で現役最後の別れ[スポニチ]

試合を終えたロッテ・井口が左翼席のファンの声援に応える。さらに右翼へ走り、古巣ソフトバンクのファンから歓声を受けた。工藤監督と和田から花束を受け取ると、満面の笑み。プロのスタートを切った福岡での現役最後の一戦を終えた。

「プロ野球選手として成長させてもらった場所。3打席終わった後、球場を見ながら色々な思いがこみ上げてきました」。4番・DHで出場し、相手先発は元同僚の和田。初回の第1打席で8球粘った末、外角直球を左前に運んだ。「1本出てホッとした」。日米通算2252安打目。20年前の97年5月3日、同じ球場で放ったプロ初安打も、この日と同じ左前打だった。6回に中飛に倒れると、帽子を取って一礼した後輩に「ありがとう」と声を掛けた。

日米合わせて21年プレー。前日にはプロ入り時の監督だったソフトバンク・王貞治球団会長から「ここまでできて強運だな。現役を終えてからの方が長いのでそれを考えてやっていきなさい」という言葉をもらった。

若手に出場機会を譲るため、28日に出場選手登録を外れる。今後は2軍に合流し、引退試合となる9月24日の日本ハム戦(ZOZOマリン)に備える。「キャンプしてきますよ」と笑顔を見せながら、数え切れないほどの思い出が詰まった球場に別れを告げた。

ソフトバンク・王貞治球団会長(井口がプロ入り時の監督)
「21年たいしたもんだよ。米国でチャンピオンリング2つももらってるし、今日はヒットも打ったしね。」

ページトップ

連勝止まったロッテ伊東監督、苦言「若い人はどう思っているのか」[スポニチ]

ロッテは今季13度目の零敗で連勝は4で止まった。復帰登板となった和田の前に6回までわずか2安打と打線が沈黙。

伊東監督は、2回の井口の左前打を例に挙げ「40歳を過ぎて直球をさばいている。いい手本がいるのに、若い人はどう思っているのか」とハッパを掛けた。また7敗目を喫したものの、8回3失点で完投した二木には「来年はローテの軸として2桁狙える投手」と成長を称えた。

ページトップ

ロッテ・井口、元同僚・和田から左前打、ラスト福岡で大歓声[スポニチ]

今季限りで現役を引退するロッテ・井口資仁内野手がヤフオクドームでの最後の試合に「4番・DH」で臨んだ。

03年から2年間、ダイエーでともにプレーした和田との対決。2回無死で迎えた第1打席。フルカウントから8球目の直球を左前に運ぶと、ヤフオクドームは大きな歓声に包まれた。

プロ入りから8年間を過ごした古巣。試合前には「97年5月3日にここでデビューして、もう何十年前なんだろうという感じ。選手としてここでプレーするのは最後ですし、楽しんで、色々思い出しながらプレーしたい。最初に安打を打ったので、最後も出ないかな」と話していた42歳。デビュー戦のプロ初打席と同じく、「H」ランプを灯した。

4回2死で迎えた第2打席は、外角直球に空振り三振。和田はこの三振で、通算1500奪三振達成となった。

第3打席は中飛。ベンチへ戻る際、帽子を取って一礼した左腕のお尻を叩き、「ありがとう」と言葉を掛けた。手術明けながら6回2安打無失点と抜群の投球を見せたかつての同僚に「ケガをする前よりよくなっているのでは。制球もよかったし、一緒にプレーした仲間として頼もしい」と賛辞を惜しまなかった。

試合を終えると、左翼スタンドのファン、さらに右翼スタンドのソフトバンクファンにも帽子を取って一礼。工藤監督、和田から花束を受け取り笑みがこぼれた。

「最後は嬉しかったですね。プロとしてスタートした地。プロ野球選手として成長させてもらった場所。3打席終えた後、球場を見ながら色んなことを思い出しました」。

伊東監督は、井口が第1打席に和田から放った左前打について「40歳を過ぎて直球をさばいている。ああいうのを見て若い人がどう思うのか。いい手本があるんだから」と背番号6の姿を称えていた。

若手に出場機会を譲るため28日に出場登録を抹消される予定。この試合を終えると、残る出場は引退試合となる9月24日の日本ハム戦(ZOZOマリン)だけとなる。

ページトップ

井口ラスト福岡…場内を1周「色々こみ上げてきた」[報知]

晴れやかな表情で、井口は思い出が詰まった場内を1周した。「プロのスタートした地ですし、成長した場所。3打席終わって、色々こみ上げてきました」。入団から8年を過ごした福岡でのラストに涙はない。黒く染まる左翼席、そして懐かしい右翼席にも頭を下げると、一塁ベンチ前で元同僚の工藤監督、和田から花束を受け取った。

今季限りで引退。28日に登録を外れるが、後輩左腕との3打席でプロの真骨頂を示した。2回にフルカウントから左前へはじき返すと、4回2死でメモリアル三振を献上。6回2死から全球直球勝負で中飛に倒れると、一礼する和田の腰をポンとたたいた。「頼もしい」。9回も打席に立つチャンスはあったが、もうこれで十分だった。

26日には恩師のソフトバンク・王会長を訪ね「現役が終わってからの方が長い。これからだ」と激励された。97年に東都大学リーグ記録の通算24発を引っ提げて入団。日本一広かった球場で華々しい満塁弾デビューも、一発を狙わず、右方向を意識するモデルチェンジの必要性を痛感して今がある。9月24日の引退試合が正真正銘のフィナーレ。29日に2軍に合流予定で「キャンプしてきますよ」とニヤリ。万感を胸に、レジェンドは福岡に別れを告げた。

ページトップ

井口、最後の福岡でヒット、かつての同僚・和田から左前にはじき返す[報知]

今季限りで現役を引退するロッテ・井口資仁内野手(42)は、自身最後の福岡での試合で「4番・DH」でスタメン出場。元チームメートの和田との第1打席はフルカウントから8球目のストレートを左前へはじき返した。

プロ入りした97年から8シーズン、本拠地として育ててくれた原点のスタジアム。古巣を相手に「選手としてここでプレーするのは最後。楽しみ」と声を弾ませていたが、打席に立つと冷静さは変わらない。国内1758本目、日米通算2252本目の安打。塁上でスタンドに右手を掲げた。

9月24日に引退試合を控えている井口は、首脳陣に「若い人を使って欲しい」と伝えており、この試合を最後に28日に出場選手登録をいったん外れることが決まっている。

ページトップ

ロッテ・井口、思い出深い福岡での最後の試合満喫、元戦友・和田撃ち[デイリー]

今季限りで現役引退するロッテ・井口が思い出深い福岡でのラストゲームを満喫した。ダイエー時代に8年間、慣れ親しんだ球場で「4番・指名打者」で先発出場。その一戦はかつての戦友との縁が交錯した感慨深いものだった。

マウンドには同僚だった和田。2回の第1打席で左前打を放ったが、4回の第2打席は空振り三振。くしくも通算1500奪三振をプレゼントしたが「最後に勝負できてよかった」と幸運な巡り合わせに感謝した。

「プロをスタートして、成長させてもらった。球場を見ながら、色々な思いが込み上げてきた」。試合後は歓声と拍手に包まれたグラウンドを1周。右翼席の前ではソフトバンクファンに一礼し、最後は一塁ベンチ前で工藤監督と和田から花束を受け取った。

前日には当時監督だったソフトバンク・王球団会長に挨拶。「よく頑張った。ここまでできて幸運だぞ」とねぎらわれた。今後は28日に出場選手登録を外れ、引退試合となる9月24日・日本ハム戦(ZOZOマリン)に備える。勇姿を見られるのは残り1試合のみだ。

ページトップ

ロッテ井口ラストヤフオクは3打数1安打、和田1500奪三振の相手に[デイリー]

今季限りでの現役引退を表明しているロッテ・井口資仁内野手が1997年から2004年まで所属したダイエーの本拠地である、ヤフオクドームでのラストゲームに「4番・DH」でスタメン出場。かつての同僚・和田毅投手から2回に左前打を打つなど3打数1安打だった。

井口は4回の第2打席では空振り三振。偶然にもこれが和田の通算1500奪三振となった。「自分が入団した年に井口さんがセカンドを守っていらして、ヒット、タイムリー、ホームランと打っている印象しかない。最後の対戦ということで全力で、できるときは真っ直ぐで勝負した。入団15年で少しは成長したところを見せることができたかなと思います」と和田は話した。

メモリアル三振を奪った相手が井口だったことについては「狙ってはいない。まさか井口さんから奪えるなんて夢のようです。一生記憶に残る三振になりました」と振り返った。

井口は試合後、グラウンドに出て、まずはロッテファンの待つレフトスタンド前で挨拶。続いてソフトバンクファンの陣取るライトスタンド前に走って移動して古巣ファンに挨拶した。両軍ファンからの温かい拍手が球場を包んだ。

ページトップ