ロッテ井口が来月24日の引退試合(日本ハム戦)に向け、振り込みを誓った。いったん出場選手登録を外れ、今後は浦和の2軍施設で練習する。
28日、荷物整理でZOZOマリンを訪れると「今年は、まだ右方向への良い当たりが出ていない。この1ヶ月はチャンス。振り込んできます。川越さんに投げてもらいますよ」とイタズラっぽく、青学大の先輩である川越2軍投手コーチの名前を挙げた。
ロッテは28日、台湾プロ野球のラミゴ・モンキーズと18年2月17日、18日に石垣市中央運動公園野球場で交流戦を行うと発表した。石垣市主催で「アジアゲートウェイ交流戦(亞洲門戸交流戰)PowerSeries2018in石垣島」と銘打つ。
ラミゴとは、コーチ派遣で10年から交流があり、14年には台湾で、16年、17年には石垣で、交流戦を行った。
山室晋也球団社長は「来年も開催が決まり、大変嬉しく思っています。昨年から行っている石垣島での、この交流戦も来年で3回目となり、回を重ねるごとに盛り上がりを増しています。ファンの皆さんによる応援合戦やパフォーマーの技の見せ合い、熱気あふれる雰囲気は両チームのシーズンスタートに勢いを与えてくれます。来年も多くの方々に交流戦を盛り上げて頂き、また石垣島の自然や食など球場の枠を超え多くの魅力に触れて頂けたらと思っています。皆様のお越しを心よりお待ちしております」とPRした。
ロッテの人気キャラクター「謎の魚」が28日、球界初の売り子アイドルグループであるマリーンズカンパイガールズを引き連れて、都内の日刊スポーツに来社した。
31日のオリックス戦(ZOZOマリン)で「チケット・ビール半額デー」を実施することを、セクシーポーズを前面に押し出して無言でPRした。
マリーンズカンパイガールズは、4月4日の本拠地開幕戦より8月31日の試合までの本拠地主催ゲーム59試合でメンバー4人合計3万5000杯のビール売り上げを記録しなければ解散となる企画にチャレンジ中。ここまで56試合を消化して3万1619杯の売り上げを記録(今井さやか1万4014杯で最高は1日476杯、宮崎佑希6751杯で最高は1日315杯、中村葵5443杯で最高は1日244杯、畑内寿理5411杯で最高は1日190杯)。残り3試合で3381杯(1試合1人あたり282杯)の売り上げが必要となっている。
ロッテは28日、井口資仁内野手(42)の引退試合として行う9月24日の日本ハム戦(ZOZOマリン、午後2時開始)の着用ユニホームを、通常のホームユニホームであるピンストライプユニホームとすることを発表した。
当初の予定では、マリンフェスタユニホーム(青ユニ)の着用試合だった。引退試合ということで、井口が09年の入団時より着用している通常ユニホームに変更された。
井口は「やはり私にとってマリーンズといえばピンストライプなので、引退試合で着用できるのは嬉しいです。当日はチケットが前売り完売ということで大変ありがたく思っています。ピンストライプのユニホームを身にまとい、最後の姿をいい形でファンの皆様に見せることが出来ればと思っています」とコメントした。
今季で引退するロッテ井口資仁内野手(42)が28日、ZOZOマリンを訪れ、ロッカーの荷物整理を行った。
前日までのソフトバンク3連戦(ヤフオクドーム)を終え、いったん出場選手登録を外れる。前日は、かつての同僚である和田と対戦。1安打を放った。「昨日は、すごく良い1日を過ごさせてもらった。(引退試合の9月)24日まで、浦和でキャンプしてきます」と、今後は引退試合に向けて2軍施設でトレーニングを続ける。
「若手と一緒に汗を流したいですね。原点に戻って、また1ヶ月、出来たらいい」とスッキリした表情で話していた。
ロッテの球界初の売り子アイドルグループ「マリーンズカンパイガールズ」4人のうち3人が28日、サンケイスポーツ編集局を訪れ、ZOZOマリンへの来場を呼びかけた。本拠地開催の59試合で合計3万5000杯のビールを売り上げなければ解散という企画に挑戦中。残り3試合で3381杯がノルマとなる中、最終日となる31日のオリックス戦はチケット・ビール半額デーで、ビールは350円。最高で1日に476杯を売った今井さやかは「600杯を目指します!」と掲げた。
ロッテの売り子アイドルグループ「マリーンズカンパイガールズ」は4月4日の本拠地開幕戦より8月31日の試合までの本拠地主催59試合でメンバー4人合計3万5000杯のビール売り上げを記録しなければ解散となる企画にチャレンジしており、現在56試合を消化して3万1619杯の売り上げを記録(今井さやか1万4014杯で最高は1日476杯、宮崎佑希6751杯で最高は1日315杯、中村葵5443杯で最高は1日244杯、畑内寿理5411杯で最高は1日190杯)。残り3試合で3381杯の売り上げが必要となっている(1試合1人あたり282杯の売り上げが必要)。
なお、8月1日の雨天中止試合の開場後、試合中止決定までの売り上げも加算。これに加え8月16日のJリーグ ジェフ千葉対湘南ベルマーレにゲスト出演した際の売り上げ395杯も加算している。
リーダーの今井さやかは「いよいよチャレンジ企画も最終コーナーに突入しました!相当、厳しい数字が目の前に立ちふさがっていますが、諦めずに最後まで元気で笑顔で頑張ります!何よりも最終日の8月31日はチケット・ビール半額デーがあります。ここで自己最高記録をそれぞれが更新して、いい結果を出せるように夢を諦めずに悔いが残らないように頑張ります!それでは最後に、ウ〜グビグビ。マリーンズカンパイガールズです!」とコメントした。
ロッテは、CPBL(中華職業棒球聯盟)のLamigoモンキーズとの交流試合を来年2018年2月17日、18日に石垣市中央運動公園野球場にて石垣市主催で「アジアゲートウェイ交流戦(亞洲門戸交流戰)Power Series2018 in石垣島」として行うと発表した。Lamigoモンキーズはチーム名を「Lanewベアーズ」から2011年に「Lamigoモンキーズ」に変更。ロッテは派遣コーチとして球団OBの荘勝雄氏を2010 年から2013年に派遣するなど、交流がある。
ロッテの山室晋也球団社長は「来年も開催が決まり、大変嬉しく思っています。昨年から行っている石垣島での、この交流戦も来年で3回目となり、回を重ねるごとに盛り上がりを増しています。ファンの皆さんによる応援合戦やパフォーマーの技の魅せ合い、熱気溢れる雰囲気は両チームのシーズンスタートに勢いを与えてくれます。来年も多くの方々に交流戦を盛り上げて頂き、また石垣島の自然や食など球場の枠を越え多くの魅力に触れて頂けたら思っています。皆様のお越しを心よりお待ちしております」とコメントした。
ロッテは、井口資仁選手の引退試合として行う9月24日の日本ハム戦(ZOZOマリン、14:00試合開始)について、マリンフェスタイベントデーとしてシーズン当初よりマリンフェスタユニフォーム(青ユニ)着用試合と発表していたが、2009年のマリーンズ入団時より井口が着用し愛着のあるピンストライプユニフォーム(通常ホームユニ)を着用すると発表した。
井口は「やはり私にとってマリーンズといえばピンストライプなので、引退試合で着用できるのは嬉しいです。当日はチケットが前売り完売という事で大変ありがたく思っています。ピンストライプのユニフォームを身にまとい、最後の姿をいい形でファンの皆様に見せることが出来ればと思っています」とコメントした。
今季限りで引退を表明しているロッテの井口が28日、ZOZOマリンスタジアムに荷物整理に訪れた。引退試合が行われる9月24日の日本ハム戦までは2軍で調整する予定。「原点に戻って若手と汗を流したい。右方向へのいい打球が打てていないので振り込んでくる」と意欲的に話した。
27日のソフトバンク戦で対戦した元チームメートの和田とは試合後に感謝の言葉を伝え合ったそうで「1打席しか捉えられなかったけど、いい試合だった」と感慨深そうだった。
9月24日の日本ハム戦(ZOZOマリン)で引退試合を行うロッテ・井口が、荷物整理のため同球場を訪れた。この日出場選手登録を外れ、29日からはさいたま市内の2軍施設で調整する。
代名詞の右方向への強い打球を最後まで追い求める42歳は「キャンプしてきます。1ヶ月、原点に戻って若手と一緒に汗を流したい。いいチャンスだと思って振り込んできます」と意気込んだ。27日のソフトバンク戦では「4番・DH」で出場して元同僚の和田と対戦。一夜明け、改めて「いい1日を過ごした」と感慨に浸った。
球団は引退試合で着用するユニホームについて、当初予定されていた青色のマリンフェスタユニホームから通常ホーム用のピンストライプユニホームに変更すると発表した。すでに前売り券は完売。「マリーンズといえばピンストライプなので嬉しい」と井口。09年に加入して以来慣れ親しんできた戦闘服で、最後のときを迎える。
ロッテの新キャラクター「謎の魚」と売り子アイドルグループ「マリーンズカンパイガールズ」が東京都江東区のスポニチ本社を訪れ、31日オリックス戦(ZOZOマリン)で行う「チケット・ビール半額デー」をPRした。
カンパイガールズは、同日までの本拠地主催59試合で、メンバー4人で合計3万5000杯のビール売り上げを記録しなければ解散となる企画にチャレンジしている。残り3試合で3381杯の売り上げが必要だ。リーダーの今井さやかは「厳しい数字ですが、最後まで元気で笑顔で頑張ります」とアピールした。
今季限りで現役を引退するロッテ・井口資仁内野手が28日、ロッカー整理のためZOZOマリンスタジアムを訪れた。
この日に出場選手登録を外れ、今後は引退試合となる9月24日の日本ハム戦(ZOZOマリン)に向けて埼玉県内の2軍施設で汗を流す。「昨日いい1日を過ごしたので、これからは浦和でキャンプしてきます。いいチャンスなのでしっかり振り込みたい。若手と一緒に練習して、原点に戻って1カ月間できればいい」と話した。
27日のソフトバンク戦(ヤフオクドーム)では「4番・DH」でスタメン出場。03年から2年間同僚だった和田と3打席の対戦で、かつての本拠地に別れを告げた。左腕とは試合後にもLINEでやりとりしたそうで「“ありがとうございました”ときたので“ありがとう”と。映像も振り返っていい試合だったなと思う」と笑顔を見せていた。
ロッテは28日、井口資仁内野手の引退試合として行う9月24日の日本ハム戦(ZOZOマリン)でピンストライプユニホームを着用すると発表した。
マリンフェスタイベントデーとして、シーズン当初から青色のマリンフェスタユニホーム着用試合と発表していたが、09年のロッテ入団時から井口が着用し、愛着のある通常ホーム用のピンストライプユニホームに変更することになった。
井口は「やはり私にとってマリーンズといえばピンストライプなので、引退試合で着用できるのはうれしいです。当日はチケットが前売り完売ということで、大変ありがたく思っています。ピンストライプのユニホームを身にまとい、最後の姿をいい形でファンの皆さまに見せることができればと思っています」とコメントした。
今季限りで現役引退するロッテ・井口資仁内野手(42)が28日、“地獄の浦和キャンプ”を予告した。若手に出場機会を譲るためこの日、出場選手登録を抹消。「キャンプしてきます。シーズン中よりこの1ヶ月の方が振り込める。体を作らなきゃ」と、9月24日の日本ハムとの引退試合(ZOZO)へ万全の調整を行うことを明かした。
27日の古巣ソフトバンク戦(ヤフオクD)で和田との3打席勝負を終えたばかりでも、心も体も休まることはない。この日は29日の2軍合流を前にZOZOで荷物整理を行った。首脳陣から1軍帯同も提案されたが、迷惑をかけると固辞。井口が選んだ異例とも言える結論は、2軍で若手と同じ日時に同じメニューをこなすことだった。
引退試合をセレモニーで終わらせない。練習は「全部一緒にやります。若手と一緒に汗を流したい。原点に戻れたら。今年は右方向にいい打球が打てていないので振り込みたい」と意欲的。残り4週間。生きざまのすべてを出し切り、最後の一瞬まで全力で燃え尽きる。
ロッテは28日、中華職業棒球大連盟(CPBL)のラミゴと、2018年2月17、18日に交流試合「アジアゲートウェイ交流戦 Power Series2018 in石垣島」を沖縄・石垣市中央運動公園野球場で行うことを発表した。
ロッテは球団OBの荘勝雄氏を派遣コーチとして2010年から4年間派遣。14年秋に台湾・桃園、16、17年には石垣島で交流試合を行っている。ラミゴには、今季も打率3割9分5厘、22本塁打、75打点をマークし、「大王」のニックネームで知られる王柏融も在籍している。
山室球団社長は「来年も開催が決まり、大変嬉しく思っています。昨年から行っている石垣島での、この交流戦も来年で3回目となり、回を重ねるごとに盛り上がりを増しています。ファンの皆さんによる応援合戦やパフォーマーの技の魅せ合い、熱気あふれる雰囲気は両チームのシーズンスタートに勢いを与えてくれます。来年も多くの方々に交流戦を盛り上げて頂き、また石垣島の自然や食など、球場の枠を越え多くの魅力に触れて頂けたら思っています。皆様のお越しを心よりお待ちしております」とコメントした。
ロッテは28日、井口資仁内野手(42)の引退試合となる9月24日のオリックス戦(QVCマリン・14時試合開始)でピンストライプ・ユニホームを着用すると発表した。
当日は「マリンフェスタイベントデー」としてマリンフェスタユニホーム(青ユニ)着用試合と発表をしてきた。だが、井口が09年のロッテ入団以来、愛着のあるピンストライプユニホーム(通常ホームユニ)に変更した。
井口は「やはり私にとってマリーンズといえばピンストライプなので、引退試合で着用できるのは嬉しいです。当日はチケットが前売り完売ということで大変ありがたく思っています。
ピンストライプのユニホームを身にまとい、最後の姿をいい形でファンの皆さまに見せることができればと思っています」と球団のイキな計らいに感謝していた。
ロッテは28日、CPBL(中華職業棒球聯盟)の「Lamigoモンキーズ」との交流試合を来年の2月17、18日に『石垣市中央運動公園野球場』(石垣市主催)で「アジアゲートウェイ交流戦(亞洲門戸交流戰)Power Series2018 in石垣島」として開催すると発表した。
Lamigoモンキーズはチーム名を「Lanewベアーズ」から2011年に「Lamigoモンキーズ」に変更。ロッテは派遣コーチとして球団OBの荘勝雄氏を10年から13年まで派遣するなど交流がある。
また、14年に台湾・桃園県で交流試合を3試合行い1勝2敗。16年は石垣島で交流試合を2試合行い1勝1敗。17年はやはり石垣島で交流試合を2試合行って1勝1敗の戦績を残している。
ロッテの山室晋也球団社長は「来年も開催が決まり、大変うれしく思っています。昨年から行っている石垣島での、この交流戦も来年で3回目となり、回を重ねるごとに盛り上がりを増しています。ファンの皆さんによる応援合戦やパフォーマーの技の見せ合い、熱気あふれる雰囲気は両チームのシーズンスタートに勢いを与えてくれます」と開催の意義を強調した。
さらに「来年も多くの方々に交流戦を盛り上げていただき、また石垣島の自然や食など球場の枠を越え多くの魅力に触れてもらえたらと思っています。皆さまのお越しを心よりお待ちしております」と来島を訴えていた。
ロッテの球界初の売り子アイドルグループ「マリーンズカンパイガールズ」と新キャラクター「謎の魚」が28日、東京・木場のデイリースポーツを訪問。ビール売り上げ3万5000杯達成に向けてPRした。
現在、本拠地開幕戦から8月31日までの本拠地59試合でメンバー4人が合計3万5000杯のビール売り上げを記録する企画に挑戦中で、達成できなければ解散となる。
56試合を消化して3万1619杯。あと3381杯の売り上げがノルマとなる。
29日から31日のオリックス3連戦で全てが決まるが、最終日の31日は「チケット・ビール半額デー」。続投か解散か、勝負をかけた決戦の場となる。
カンパイ・ガールズの3人と助っ人でやってきた謎の魚は「皆さん、ぜひ球場にいらしてビールを飲んで下さい!」と気合いを込めてファンにお願いしていた。
4人の個人記録は次の通り。
今井は自己記録を大幅に刷新する600杯越えを狙う。なお、1試合1人あたり282杯が必要となる。
頑張れ!カンパイガールズ。
ロッテは28日、球界初の売り子アイドルグループ「マリーンズカンパイガールズ」が4月4日の本拠地開幕戦から8月31日までの本拠地59試合でメンバー4人が合計3万5000杯のビール売り上げを記録する企画に挑戦しているが、現在56試合を消化して3万1619杯を記録していると発表した。
売り上げを達成しなければ解散となる。
各メンバーの売り上げは次の通り。
残り3試合で3381杯の売り上げが必要となる。(1試合1人あたり282杯)
リーダーの今井さやかは「いよいよチャレンジ企画も最終コーナーに突入しました。相当、厳しい数字が目の前に立ちふさがっていますが、諦めずに最後まで元気で笑顔で頑張ります」と改めて意欲をたぎらせた。
そして「何よりも最終日の8月31日はチケット・ビール半額デーがあります。ここで自己最高記録をそれぞれが更新して、いい結果を出せるように夢を諦めずに悔いが残らないように頑張ります」と最後の決戦をアピールした。
不思議な縁を感じた。プロ初勝利に向けた次回先発の登板日を伝え聞いた酒居知史投手はその舞台が京セラドーム大阪だと分かると表情を引き締めた。大阪は枚方市出身。地元での登板であると同時に、そこは思い出の多いマウンドだった。
「正直、嬉しかったです。球場やマウンドのイメージもあった。そういった場所でしっかりと結果を出したいと思いました」。
大阪ガスに在籍していた社会人時代は京セラドーム大阪で行われた日本選手権で計36イニング無失点。さらに振り返ると中学3年夏に同球場で行われたバファローズカップで優勝した経験を持つ。枚方リトルシニアに所属していた酒居は先発して枚方ボーイズを抑え完投勝利。枚方対決を制したこともあり深く記憶に残っている。
そして多くの想いが球場には集まっていた。この日、京セラドーム大阪に駆け付けた親族、知人の数は50人以上。88歳になる母方の祖母もわざわざ神戸から駆け付けてくれた。大阪ガス時代の同僚、所属していた部署の上司も足を運んでいた。多くの人の期待と想いを胸にマウンドに上がった。
「応援に来てくれた皆さんのためにも勝ったところを見せたいと思っていた。勝つことができて本当に嬉しい」。
開幕は2軍スタート。しかし、焦ることなく自分の投球とプロのレベルの差を見つめ直した。プロでは失投は命取り。持っている球の精度を上げることに集中した。
「自分の思った球をどれだけの確率で思い通りに投げることが出来るか。そこを意識してファームでは取り組んでいました。投げるたびに自信がついていた」。
2軍でコツコツと精度を上げたボールにバファローズ打線は凡打を繰り返した。酒居がキーポイントの1つに挙げるのは立ち上がり。先頭を打ち取り、1アウト走者なしで迎えたT−岡田にカウント3−2となった。流れを考えて四球は出したくない場面。ファウルで粘られて9球目。捕手からは内角スライダーの要求だったが、見逃されて四球になる確率やこの状況での打者心理を踏まえ、あえて1度、首を振り、外スライダーを選択。見事にイメージ通りに外に逃げるスライダーで空振り三振に打ち取った。
「あの場面、迷って投げて後悔はしたくなかった。試合の中には色々な状況や場面がある。その中で与えられた時間の中でしっかりと考えて、自分の悔いのない選択をしたいと思っていた。ファームではただ単に投げてきたわけではない。考えながらやってきましたから」。
1点リードの5回にも先頭に出塁を許すという状況があった。流れがどう変わるか分らない分岐点に気持ちを入れ直した。続く小島はバントの構え。高めストレートで1球目をファウルさせると、再度、同じゾーンを狙った。
「バントが成功して送らせてもそれはそれでいいと思っていた。ただ、高めに直球を投げれば、もしかしたらフライになる可能性もある。トライした」。
結果はイメージ通りの小フライでのバント失敗。冷静な分析が功を奏していった。
ドラフト、新人自主トレ、春季キャンプではドラフト1位ルーキー・佐々木千隼投手に注目が集まった。「少しはうらやましいと思った部分はあった」。そう思いながらも「アイツとは入ってきたドラマ性が違う。オレは元々、注目をされるような人生ではない。それにこっちのが自分のペースで出来る。プラスにとらえた」としっかりと自己分析。チャンスが来るのをじっくりと待った。
「攻めた結果の失敗はいいと自分は思っている。とにかく何事もトライして攻めて、一歩踏み込んだ野球をしたい。失敗をして落ち込んだりしているのは嫌」。
クレバーな投球と強気の気持ちを併せ持つルーキーは我慢して努力を重ねた結果、大きな花を咲かせようとしている。開幕2軍スタートから一歩一歩と前に進み、確かな未来を見据えている。
(千葉ロッテマリーンズ広報・梶原紀章)