ロッテ球団史上最高額16万5000円の選手グッズが販売される。
井口の「LEGENDリング」で、引退試合が行われる今月24日に受注販売を開始。メジャーで手にした2つのチャンピオンリングをイメージし、人工ダイヤなどで作った。井口は11日、「売れるかなあ。でも、重量感があって格好良い。大切に自宅に飾らせてもらいます」と、高額に驚きつつも喜んでいた。
ロッテのドラフト1位ルーキー佐々木千隼投手(23)が11日、1軍に再合流した。13日の日本ハム戦(札幌ドーム)で先発する。
1年目から開幕ローテに入ったが、2勝7敗、防御率5.61で、7月5日の楽天戦を最後に2軍で再調整となった。
2ヶ月以上ぶりに1軍に復帰する。ZOZOマリンでの投手練習に参加し、ブルペンでは47球を投げた。「ある程度、狙ったところに投げられました。指にかかる球も多かった。良かったです」と手応えを口にした。次回登板に向けては「しっかりした形で投げたい。せっかく、投げさせてもらえるので」と意気込んだ。
ロッテは10日のソフトバンク戦(ZOZOマリン)後、グラウンドにファンを入れ、今季で引退する井口資仁内野手(42)へのメッセージをフラッグ(25メートル×4メートル)に書き込んでもらった。
約1000人が参加。24日の引退試合の試合後セレモニー内でセンターバックスクリーンスペースに掲示する。
イベント担当者は「非常に多くの方にご参加いただき、熱い思いのこもったメッセージの数々をいただきました。引退試合当日の試合後セレモニーで井口選手が場内1周する際にバックスクリーンの部分に掲示して本人を驚かせたいと考えています。きっと喜んでくれると思います」と話した。
ロッテは11日、今季で引退する井口資仁内野手(42)の「マリーンズ×ホークス」Wロゴグッズを10日に発売開始したところ、Tシャツ、フェイスタオル、キーホルダーが完売したと発表した。キャップは若干数、在庫がある。
15日に、ソフトバンクのオフィシャルグッズショップであるダグアウト(ヤフオクドーム店、公式通販ショップダグアウト)で再発売される。
ロッテ福沢洋一2軍監督(50)には、5歳年上の伊東監督との間に忘れられない思い出がある。30歳になる前だから、もう20年以上昔のことだ。
当時、ロッテの捕手だった福沢監督は、ある試合前に思い切った行動を取った。相手ベンチを訪れると、直立不動になって、勇気を出して、ある人に声をかけた。「教えていただきたいことがあります」。その相手とは、西武伊東勤だった。
3連戦の間、毎日トライした。初日、相手にされなかった。2日目、うるさがられた。ついに、3日目、「また来たのか」とあきれられつつも、答えてくれた。捕手にとっての商売道具、配球について学んだ。福沢監督は「伊東さんは球界を代表する捕手。聞くしかないと思ったんです」と懐かしむ。
自分より優れている人から何を学ぶか。プロ野球の世界に限らず、伸びていくためには欠かせない要素だと思う。そして、そういう“お手本”が身近にいるチャンスは、実は案外と限られている。そのことに気がつけるか、どうか、成長の分かれ道ではないだろうか。
ロッテの2軍本拠地、浦和球場。今、ここには、若手にとって、とんでもないお手本がいる。言うまでもない。井口である。24日の引退試合に向けて、本人の言葉を借りれば「キャンプ中」だ。連日、高校を出て1年に満たない選手とも一緒に、汗を流している。
福沢監督は「若い子が井口を見て、追いつけ、追い越せと思えるか。思える人は、当然、井口のことを見るし、分からないことがあれば、声をかけるでしょう」と言った。井口の合流にあたり、若い選手たちに「井口を見習うように」といった訓示は、あえてしなかったという。福沢監督の脳裏には、20年以上前の記憶がよみがえっていた。
ロッテは、10日のソフトバンク戦後に今季限りで引退する井口資仁内野手(42)に向けメッセージ入りフラッグ(横25メートル×高さ4メートル)への書き込みイベントをZOZOマリンで実施、約1000人が参加した。このフラッグは9月24日の井口の引退試合(対日本ハム)後のセレモニーでバックスクリーンスペースに掲示する予定。
イベント担当者は「非常に多くの方にご参加いただき、熱い想いのこもったメッセージの数々をいただききました。引退試合当日の試合後セレモニーで井口選手が場内一周する際にバックスクリーンの部分に掲示して本人を驚かせたいと考えています。きっと喜んでくれると思います」とコメントした。
ロッテ・清水雅治外野守備走塁コーチ(53)が今季限りで退団することが11日、分かった。
チームが低迷する責任を取り球団に申し入れ、了承された。13年伊東監督の就任とともに入団し、5年間で3度のAクラスと指揮官を支えた。しかし、今季はここまで借金40で最下位。伊東監督が今季限りでの辞任を表明しており、「自分にも責任がある」と清水コーチも決断した。今後は「アジアチャンピオンシップ」で侍ジャパンの外野守備走塁コーチに就任する。また、英二投手コーチ(48)も投手陣の不振の責任を取って退団する。
ロッテは井口の現役引退を記念して、球団選手グッズ史上最高額の「レジェンドリング」を製作する。
24日の引退試合(ZOZOマリン)に合わせて販売。日米で獲得した2つのチャンピオンリングをイメージし、人工ダイヤ、エナメル、オニキスなどを使用した本格商品で、値段は16万5000円。球団オンラインストアでの受注販売となり、実際に手にした井口は「この金額には驚いています。売れるのかなあ。でもカッコイイ」と笑顔を浮かべていた。
ロッテ・井口資仁内野手(42)の引退試合にメッセージ入り巨大フラッグが掲示される。このフラッグは横25メートル×高さ4メートルで、10日のソフトバンク戦後のグラウンドで、ファン約1000人の手により、メッセージが書き込まれた。
フラッグは9月24日の日本ハム戦(ZOZOマリン)の引退試合の試合後セレモニー内でセンターバックスクリーンに掲示し、偉大な背番号6を送り出す。イベント担当者は「非常に多くの方にご参加いただき、熱い想いのこもったメッセージの数々をいただききました。引退試合当日の試合後セレモニーで井口選手が場内一周する際にバックスクリーンの部分に掲示して本人を驚かせたいと考えています」と話した。
今季限りで現役引退する井口のLEGENDリングを、球団の選手グッズとしては最高の16万5000円で発売する。Wソックス、フィリーズで2度チャンピオンリングを獲得したことから製作。引退試合の24日から受注する方向だ。「自分にとっての最高額のグッズだね。実際に手にしてみると重量感があって、それでいて洗練されていて格好いい」と気に入った様子だった。
ロッテは11日、選手グッズとしては球団史上最高額となる16万5000円の商品を発売すると発表した。
今季限りで引退する井口の「LEGENDリング」で大リーグ時代に手中に収めた2つのチャンピオンリングをイメージした。「自分にとっての最高額。この金額はないね。驚いています。売れるのかなあ(笑)」と井口。受注販売で24日からマリーンズオンラインストア限定で。
ロッテは10日の試合後、グラウンドで横25メートル×高さ4メートルのメッセージ入りフラッグへファンの井口資仁内野手へ向けたメッセージの書き込みイベントを実施し、約1000人が参加したと11日に発表した。
このフラッグは9月24日に行われる井口の引退試合において、試合後セレモニー内でセンターバックスクリーンスペースにて掲示する予定。
イベント担当者は「非常に多くの方にご参加いただき、熱い想いのこもったメッセージの数々をいただきました。引退試合当日の試合後セレモニーで井口選手が場内一周する際にバックスクリーンの部分に掲示して本人を驚かせたいと考えています。きっと喜んでくれると思います」とコメントした。
ロッテは10日から発売を開始した井口資仁選手「マリーンズ×ホークス」WロゴグッズのTシャツ、フェイスタオル、ロゴキーホルダーが完売したと11日に発表した。キャップのみ若干数の在庫がある。
この商品はソフトバンクの協力でロッテの黒と、ダイエーホークスのオレンジのチームカラーをベースに、両チームのロゴを使用した貴重なWロゴグッズ。大きな反響を呼んだ。
なお、この商品は9月15日に福岡ソフトバンクホークスオフィシャルグッズショップ ダグアウト ヤフオクドーム店、ホークス公式通販ショップダグアウトで再発売される。
突然、エースから声を掛けられた。メットライフドームでの試合前練習から1軍に初合流をした成田翔投手は練習後に涌井秀章投手に呼び止められた。「頑張れよ」と励まされた後、思いがけない事を聞かれた。「そういえば、登場曲は決まっているの?」。ホームゲームで投手がマウンドに上がる時には必ずお気に入りの曲が流れる。その数日後の9月8日からホーム・ZOZOマリンスタジアムでの試合が行われることから、出囃子となる曲はその時までに決めておかないといけない。それを聞かれたのだ。
「正直、全く頭になかったので『まだ、何も決まっていません』と言いました。すると『じゃあ、オレが考えてあげるよ』とおっしゃっていただいた。これまでそれほど会話をさせていただく機会もなかったので、たわいもないことなのですが嬉しかったです」。
その会話の後、成田は必死の毎日で約束の事をすっかり忘れていた。プロ初登板は9月6日のライオンズ戦。1/3回、無失点で切り抜けた。そして本拠地でのデビューは8日のホークス戦。リリーフカーに乗り、マウンドに向かうと、かすかに曲が聞こえてきた。人気音楽グループのMr.Childrenの「終わりなき旅」だった。本拠地初登板を鼓舞するかのような歌詞に勇気が湧いた。
「ビジターでの初登板の時はめちゃくちゃ緊張したのですが、不思議とマリンでの初登板の時は落ち着いて投げることができたのです。すごく冷静でした。投げやすかったし、楽しかった」。
2点ビハインドの7回。先頭のデスパイネを高めの直球で二飛。続く松田を変化球で空振り三振を奪い、これがプロ初の奪三振となった。最後は上林を直球で三邪飛に仕留めた。1回を三者凡退で役目を終えベンチに戻る19歳にスタンドからこの日1番の拍手が送られた。 登板後、涌井もまた若い頃、Mr.Childrenの曲を登場曲に使っていたことを聞かされた。そしてこの曲を選んだ理由として涌井が「かっこいい選手になって欲しいため」と後輩への熱い想いを込めて選んでくれたことを知らされ、さらに嬉しさがこみ上げてきた。
「涌井さんが好きな曲と聞いて、ビックリしました。それを自分のために用意してくれた。ありがたいことだと思いました。いつか涌井さんのようにチームを背負えるような投手になりたいと思っています。エースと呼ばれるような存在の選手になりたい。曲にもあるようにこれから苦しいことや迷う事も高い壁もあると思うけど、未来を信じて、もっともっと大きくなれるように頑張っていきたい」。
そう言って成田はキラキラと目を輝かせた。1度、1軍登録を抹消となるが首脳陣はその能力を高評価。2軍調整の後に1軍での先発の舞台も視野に入れている。同じく高校を卒業後にプロ入りして、球界を代表する投手に上り詰めた大先輩の優しさと期待を胸に、来るべきチャンスの時に備え若き左腕は必死の毎日を過ごす。今はただ前に向かって突き進む時。「新しい何かが待っている」と大先輩は優しくエールを送ってくれている。終わりなき旅は始まったばかり。マリーンズのエース・涌井のような絶対的な存在に近づける日を夢見る日々が始まった。
(千葉ロッテマリーンズ広報・梶原紀章)