ロッテは同点の8回に鈴木が勝ち越しソロを放った。二木は緩急を使って7回を3失点とし、昨年に並ぶ7勝目を挙げた。ソフトバンクは5回に松田と吉村の2本塁打で3点差を追い付いたが、8回に登板した岩崎が痛打された。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
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千葉ロッテ | 0 | 2 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 4 |
福岡ソフトバンク | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 |
引退試合を終えたロッテ井口が、古巣ソフトバンクとの試合で解説を務めた。福岡の地元局の中継に出演。鈴木の打席で「キャプテンとして引っ張っていく強い意思を持っている。引退試合で『二遊間を組みましょう』と言われたけど、守る自信がなかった」と話すなど、裏話も交え盛り上げた。その鈴木が同点の8回1死で決勝の11号ソロ。岩崎のフォークを右翼テラス席へ運んだのを見て「チームを引っ張っている鈴木大地が、いいところで打った。託せます」と目を細めた。
伝え聞いた鈴木は「教わったことは多い。もっと、もっと頑張らないと」と気を引き締めた。新監督就任が決定的となっている。放送の中で「(要請があれば)ありがたいこと。前向きに考えさせてもらいます」と話す場面もあった。放送後は「まだ何も言えることはないです」と控えたが、来季からともに戦う選手達の姿を、ネット裏で目に焼き付けた。
ロッテ伊東勤監督は、福岡で最後の試合を終え、ソフトバンク工藤監督から花束を贈られた。
「ずっと現役で一緒だった工藤監督から思わぬサプライズ。感謝です。生まれ育った九州の地は温かかった」。
ソフトバンク工藤公康監督(54)が、今季限りで退任するロッテ伊東勤監督(55)にねぎらいの言葉を送った。
この日はロッテとの今季最終戦。試合後、工藤監督から伊東監督へ花束を贈呈した。
現役時代には西武でバッテリーを組んだ間柄で「バッテリー賞を一緒に取らせていただいたし、色んなことを学んだ。ロッテはいつも何をしてくるか分からず、思いもよらない作戦もあった。捕手出身で、田村くんがいい捕手になっていくのも、伊東さんのなせる業。5年間お疲れさまでした。またどこかで食事でもしながら野球の話を聞かせて欲しいですね」と、労をねぎらった。
引退試合を終えたロッテ井口資仁内野手(42)が、福岡の地元局の中継に解説で出演した。
試合前にはスーツ姿でグラウンドに現れ、両軍関係者に挨拶した。ソフトバンク王会長からは「本当に、ご苦労さま。でも、まだ先がある。野球界のために頑張って欲しい」と励まされた。
解説では、両チームの各選手のことを、どう見ているかなどを披露した。荻野については「マリーンズが上に行くには、1番、2番に座って、どんどん行ってもらわないと。スライディングが本当に速い選手」。角中には「どの球でも対応できる。真似できない打撃フォーム。前半、角中がいなかったのは、チームとして痛かった。ストライクゾーンは関係ない。高めも、低めも、天才的に打つ選手」と話した。
中継を終えると「シーズン中に解説をやることはないので。楽しかったです」と話した。
ロッテ先発の二木康太投手(22)は、7回5安打3失点で、昨季に並ぶ7勝目を挙げた。
直球の出来が良くなかったが、根気強く投げ、初回から0を並べた。だが、3−0の5回に松田の2ランと吉村のソロで同点を許した。それでも7回まで投げきり、味方打線の勝ち越しで白星を手にした。
自身初となるシーズン規定投球回まで、残り9回2/3とした。「納得できる投球ではなかったです。最低限の仕事はできたかなと。大胆にいこうと思ったけど、うまくいきませんでした。ホームランは防げるもの。しっかり反省したい。(規定投球回については)何も考えていません。余裕がないです」と話した。
今季で退任するロッテ伊東勤監督(55)が、福岡でのラストゲームを勝利で飾った。
2回に中村の9号2ランで先制。4回には井上の適時打で1点を加えた。5回に追い付かれたが、8回に鈴木が決勝の11号ソロを放った。
先発二木は7回5安打3失点で、7勝目を挙げた。
ソフトバンクは開幕3連敗を喫した相手。この日が今季最後の対戦だった。結局、7勝18敗と大きく負け越したが、最後に一矢報いた。ユニホームを脱ぐ伊東監督は「色んな思い出がありますが、あっという間の5年間でした。今日は、たまたま勝たせてもらったけど、ソフトバンクにどう立ち向かうかが課題だった。ソフトバンクには、是非ともCSをクリアしてもらって、パ・リーグの強さをセ・リーグ相手に見せつけてもらいたい。また、対戦する機会があれば、破ってみたい」と、エールを送った。
試合前には、王会長から「ご苦労さま」とねぎらわれ、試合後はグラウンドで工藤監督から花束を贈られた。「ずっと現役で一緒だった工藤監督から、思わぬサプライズ。生まれ育った九州の土地は温かかった」と感謝していた。
ロッテ井上晴哉内野手(28)が適時打を放った。
2−0の4回1死二塁で、ソフトバンク和田の真っ直ぐを左前に運び、二塁走者をかえした。
井上はこの日、1軍に再昇格したばかり。早速、結果を出すと「1軍に戻ってきてすぐに結果が出たことは良かったです。積極的にいこうと思っていました。今は相手が誰とかは関係なく、とにかく自分のやるべきことをやるだけです」と話した。
ロッテは26日、引退試合を終えた井口資仁内野手(42)が米大リーグのホワイトソックスからオファーを受け、ホワイトソックスの本拠地最終戦となる現地時間28日のエンゼルス戦(現地時間午後7時10分試合開始、ギャランティード・レート・フィールド)で始球式に登場することになったと発表した。
井口は27日に渡米。30日に帰国予定。「日本だけではなくアメリカでもセレモニーをやっていただけるとのことで大変光栄に思っています。シカゴは約3年間過ごし、05年に世界一になるなど私にとっては思い出深い地です。久しぶりにスタジアムに立つのも、とても楽しみです。アメリカで始球式をする機会はもちろん初めてですし、そうあることではないと思うので、当日は楽しみたいと思っています」とコメントした。
ロッテは26日、ソフトバンク最終戦(ヤフオクドーム)に4−3で勝利した。来季はロッテ監督就任が決定的な井口資仁内野手(42)が地元テレビ局(テレビ西日本)でゲスト解説を務めた。
24日の引退試合からわずか2日後に解説席に座った井口は、若手に熱視線を送った。8回に値千金の決勝アーチを放った鈴木に対し「後を託せます」と太鼓判を押した。 番組の中で今後について「いずれは(指導者に)なりたい。自分の目標でもある。(オファーがあったら)ありがたいし、前向きに考えたい」と言及。すでに球団からは就任要請を受けており、改めて指導者の道へ意欲を見せた。
試合前には、プロ入りした際の監督だったソフトバンク・王球団会長から「野球界のために頑張れ」とエールを送られたそうで「挨拶できてよかった」と表情を緩めていた。
ロッテは、引退した井口がテレビのゲスト解説を務めた試合でしぶとく勝利をつかんだ。8回に勝ち越しの11号ソロを放った鈴木は「井口さんが来ているのは知っていた。良い姿を見せたいという気持ちが強かったので」と声を弾ませた。
中村は、早大の先輩の和田から先制2ランを打つなど3安打。「井口さんのことは意識していた」と語り、「和田さんにはタイミングを早めにしてどんどん初球からいこうと思った」と笑顔で振り返った。
24日に引退試合を終えたロッテの井口がテレビ中継のゲスト解説で球場を訪れた。スーツ姿で両チームの選手、関係者と和やかに挨拶を交わし、「やり切った感はあるし、自分の現役が終わったんだなとの思いはある」としみじみ話した。
プロ入りした際の監督だったソフトバンクの王球団会長からは「野球界のために頑張れ」とエールを送られたそうで「挨拶できて良かった」。解説では「来季は頑張ってレギュラーを張って」とロッテの若手に期待し、監督就任を要請されている自身の今後については明言を避けた。
ロッテの中村が早大の先輩、和田から2回に先制2ランを放った。1死一塁でチェンジアップに体勢を崩されず、左中間にアーチを架け「和田さんから今季初の安打。思い切って打ちにいくことができた」と納得の談話を残した。
開幕から2度の2軍落ちを味わい、出場試合数は過去2年に比べて少ないが、本塁打数は初の2桁まであと1本。思い切りの良い打撃が目立っている。
最下位のロッテがソフトバンクに一矢報いた。同点の8回、鈴木が勝ち越しの右越え11号ソロ。テレビ中継のゲスト解説で監督就任が決定的な井口が見守る中で「来ているのは知っていたので、いい姿を見せられた」と満足げだ。
今季限りで退任する伊東監督は試合後、ソフトバンク・工藤監督から花束を贈られた。「現役時代も(西武で)一緒にやった工藤監督からサプライズだった。最後にいい形の試合ができた」と話した。
現役引退し来季のロッテ監督就任が決定的な井口資仁内野手(42)がホワイトソックスの本拠地シカゴで始球式を行うことが26日、決まった。05年にワールドシリーズ制覇に貢献するなど、05年から07年途中までホ軍に在籍。古巣からオファーが届き、28日(日本時間29日)のエンゼルス戦で引退セレモニーとしてマウンドに立つ。
「思い出深い地。米国で始球式をする機会は初めてですし、とても楽しみです」。
この日はヤフオクドームを訪れ、ソフトバンク・王貞治球団会長と対面。「“まだ先があるので野球界のために頑張れ”という話を頂きました」と話した。テレビ中継で解説を務め、引退試合での胴上げのVTRを見て「夢がかなった時にできるようにしたいと思った」と指揮官としての優勝の瞬間へ思いをはせていた。
今季限りで退任するロッテ・伊東?監督(55)が26日、敵地でのソフトバンク戦後、ソフトバンク・工藤公康監督(54)から花束を贈られた。
ヤフオクドームでのソフトバンクとの今季最終戦は、同点の8回に鈴木が決勝の右越え11号ソロ。7回3失点の二木が7勝目を挙げて、ソフトバンク戦の連敗を4で止めた。敵地で声援を送った左翼席のロッテファンへの挨拶を終えた伊東監督は、本塁付近でソフトバンク・工藤監督から花束を贈られてがっちりと握手。「ずっと同僚で現役時代に一緒にやった工藤監督からサプライズだった。ソフトバンクに勝つ、とやってきて目標はかなわなかったけど、最後にいい形でできた」と感慨深げだった。また試合前にはソフトバンク・王貞治球団会長とも対面し「ねぎらいの言葉をいただきました」と話した。
熊本出身だけに、気持ちが強かった九州での最終戦で勝利。「ソフトバンクさんにはCSをクリアしてもらって、パリーグの強さをセリーグに見せつけてもらいたい」とエールを送った。
大リーグのホワイトソックスは25日(日本時間26日)、05年ワールドシリーズ制覇に貢献し、今季限りで引退するロッテの井口資仁内野手(42)が28日(同29日)の本拠地エンゼルス戦で始球式を務めると発表した。
24日にZOZOマリンスタジアムで行われた引退セレモニーでは、当時監督のオジー・ギーエン氏らのメッセージ動画が流された。
ロッテは、井口の引退試合でサヨナラ打を放ったキャプテン・鈴木が、この日も決勝アーチで勝負を決めた。
同点の8回に岩崎のフォークを右翼席へ11号。ゲスト解説に訪れた井口に雄姿を見せ「いい姿を見せたかった。一緒にやってよかったことしかない」と感謝の一発。中継では井口も「チームを引っ張っていかなきゃいけない選手。期待しています」とリーダーに指名した。
日米21年間の現役生活を終え、ロッテの次期監督就任が確実な井口資仁内野手(42)が26日、ヤフオクDを訪れ、地元局が中継したソフトバンク戦をゲスト解説した。24日の引退試合で胴上げされたVTRを見て「今度は(監督就任の)夢がかなった時にしてもらいたい」とV奪回を宣言した。
レジェンドは走り続ける。劇的な同点2ランを放った引退試合からまだ2日。試合前に恩師のソフトバンク・王会長から激励を受け、ユニホームを脱いだ選手がシーズン中では異例の解説に挑んだ。「(鈴木)大地は色々な打順を打っていたので、固定してあげたい」などの視点を披露。一連の報道に「ありがたいこと。そうすることがファンの皆さまへの恩返し。(オファーは)前向きに考えさせていただきます」と口にした。
42歳は海をも渡る。古巣Wソックスの招待を受け、28日(日本時間29日)に地元シカゴの最終戦で始球式を務めることが発表された。05年から07年途中まで在籍し、1年目にレギュラー二塁手としてワールドシリーズ制覇に貢献。「当日は楽しみたいと思っています」と声を弾ませた。
今季限りで退任するロッテ・伊東勤監督(55)が、ヤフオクDの最終戦を白星で飾り、感慨にふけった。
07年に西武監督として最終戦を戦った福岡。この日は練習中にソフトバンク・王会長から直々に「ご苦労さま」と慰労され、試合後に西武時代のチームメートだった工藤監督から花束を贈られた。敵地の左翼席からは大きな伊東コールを浴び「現役時代にやった工藤監督から思わぬサプライズ。色々思い出はありますけどね、あっという間の5年間のような気がする。今日こうやって送ってもらって、感謝しています」と喜びをかみしめた。
ようやく、今季50勝目。白星で締めたが、ソフトバンクには18敗を喫した。「ソフトバンクさんにはぜひともCSをクリアして、パ・リーグの強さを見せつけてもらいたいなと思います。また対戦する機会があれば、ぜひとも破ってみたい」とリベンジの機会を早くも待ち望んでいた。
ロッテ・中村奨吾内野手(25)が、早大の先輩の和田から先制の9号2ランを放った。
両軍無得点の1死一塁。チェンジアップを左中間スタンドへ運んだ。「ホームランはたまたまですが、思い切って打ちにいくことができました。和田さんからは今シーズン初めてのヒットです」と喜んだ。
この日の地元のテレビ中継のゲスト解説は、24日に引退試合を終えたばかりの井口。3年目の後輩に「入団して3年苦しんで、自分と重なる。レギュラーをとらなくちゃいけない選手」と期待をかけた。
米大リーグのWソックスは25日(日本時間26日)、2005年の世界一メンバーで、今季限りで現役を引退したロッテ・井口資仁内野手(42)が28日(同29日)に本拠地のギャランティード・レート・フィールドで行われるエンゼルス戦で始球式を務めると発表した。
井口は、24日の日本ハムとの引退試合(ZOZO)で同点2ランを放ち、日米通算21年の現役生活にピリオドを打ったばかり。Wソックスでは05年にレギュラー二塁手としてワールドチャンピオンに輝くなど、07年途中にフィリーズにトレードされるまで363試合で打率2割7分8厘、39本塁打、169打点、34盗塁をマークした。
引退した井口資仁内野手(42)がテレビのゲスト解説を務めた試合で、ロッテがしぶとく勝利をつかんだ。8回に勝ち越しの11号ソロを放った鈴木大地内野手(27)は「井口さんが来ているのは知っていた。良い姿を見せたいという気持ちが強かったので」と声を弾ませた。
ロッテが2連勝。3−3の8回、鈴木が右越えに勝ち越しの11号ソロを放った。先発・二木は7回5安打3失点で7勝目(9敗)を挙げた。
2回は中村の左中間9号2ランで2点を先制。4回は井上の左前適時打で1点を追加。
今季はヤフオクドームでの試合が最後となったロッテ・ナインは試合後、左翼スタンドのファンの前に整列して脱帽して挨拶。今季限りで退陣する伊東監督へは、西武時代の同僚のソフトバンク・工藤監督から花束が贈られた。
2日前には本拠地で行われた井口の引退試合で延長12回にサヨナラ打を放った主将の鈴木は、2試合連続の決勝ヒーローとなった。「今年福岡で最後のゲームに勝ち、すごく嬉しい。塁に出ることだけを考えていたが、久しぶりのホームランすぎてよく覚えていない。僕自身は伊東監督と出会えてすごく良かった。お世話になった監督さんに(福岡で)最後に勝てて良かった」などと語った。
ソフトバンクは0−3の5回、松田の中越え24号2ランと吉村の左中間1号ソロで同点としたが、8回に球団新記録となる今季72試合目の登板を果たした岩崎が鈴木に勝ち越し本塁打を浴びた。先発・和田は7回5安打3失点。
今季限りで現役を引退するロッテ・井口資仁内野手(42)がシカゴ・ホワイトソックスよりオファーを受け、同チームの本拠地最終戦となる現地時間28日(19時10分試合開始)でのロサンゼルス・エンゼルス戦で、始球式を務めることが26日、分かった。
井口は来季、ロッテの新監督に就任することが確実視されている。27日に渡米。30日に帰国の予定。
井口は「日本だけではなくアメリカでもセレモニーをやっていただけるとのことで大変光栄に思っています」と話し、さらにこうコメントした。
「シカゴは約3年間過ごし、05年に世界一になるなど私にとっては思い出深い地です。久しぶりにスタジアムに立つのも、とても楽しみです。アメリカで始球式をする機会はもちろん初めてですし、そうあることではないと思うので、当日は楽しみにしたいと思っています」。