ロッテの黄金ルーキーに心強い援軍が届いた。ドラフト1位の安田尚憲内野手(18=履正社)宛てへの1通の手紙。送り主は、長野県上田市の母袋(もたい)創一市長だった。「安田選手が大の真田幸村ファンであると知り、非常に嬉しく思い、突然ではございますが筆を執らせていただきました」。今月5日の新入団選手発表会。安田は好きな戦国武将に真田幸村を挙げた。そのことを知った、真田氏ゆかりの地である上田の母袋市長から、リストバンド、タオル、手拭いといった真田グッズ、さらに上田城内にある真田神社のお守りをプレゼントされた。
真田氏は「上田合戦」で2度にわたり、徳川勢を撃退。いずれも圧倒的な戦力差をはね返しており、戦国の世に武名を高めた。そんな上田のお守りは、勝負事にはうってつけだ。安田は「真田幸村が『日本一の兵(ひのもといちのつわもの)』と言われたように、自分も日本一の打者と言われる日が来るよう、日々を必死に練習を重ねて頑張ります」と感激の面持ちだった。1月の新人合同自主トレへ向け、鍛錬の毎日。戦国パ・リーグへ、いざ、出陣だ。
「日本一の兵(ひのもといちのつわもの)」になる! ロッテのドラフト1位・安田尚憲内野手(18)=履正社高=に、長野・上田市の母袋(もたい)創一市長(65)から手紙が届いたことが29日、分かった。そこには、あの戦国武将の家紋「六文銭」が示されていたという−。
ロッテファンのみならず、全国の野球ファンも期待するスーパールーキー・安田に手紙が届いたのは、今月下旬だった。
「安田選手が大の真田幸村ファンであると知り、嬉しく思い、突然ではございますが筆をとらせていただきました」。
送り主は、長野・上田市の母袋市長。そして手紙には、戦国武将・真田幸村の家紋「六文銭」が示されていた。
安田は、高校の社会科教諭で陸上部監督でもある父・功さんの影響で歴史好きに。中でも「大坂夏の陣で死を覚悟しながら自分の仕事をやり遂げた」と真田幸村の生き方に共鳴している。
そんな“歴男”に、幸村ゆかりの地の市長が“勝手連”を名乗り出たのだ。「六文銭は決死の覚悟を象徴しています。プロの世界は大変厳しいものと思いますが、本塁打王を目指して頑張ってください」という激励の言葉とともに、リストバンドなどの真田グッズ、真田神社のお守りが送られてきた。
「幸村が『日本一の兵』といわれたように、自分も日本一の打者といわれる日が来るように頑張ります」と安田。大きな“後ろ盾”を得て、プロへの一歩を踏み出す。
ロッテのドラフト1位・安田尚憲内野手(18=履正社)が、「真田幸村魂」で日本一の打者を目指す。好きな戦国武将である真田幸村ゆかりの長野県上田市からエールが届き、母袋(もたい)創一市長(65)から激励の手紙や真田神社のお守りなどを受け取った。戦国の荒波にもまれながら強い信念を持ち続けた武将。18歳のスラッガーは自らを重ね合わせ、「初陣」する。
驚き、そして背筋が伸びた。安田は真田家の拠点だった上田城の本丸跡にある真田神社のお守りを手にし、プロの世界での誓いを新たにした。
「まさかこのようなメッセージを頂けるとは思ってもいませんでした。真田幸村が“日本一の兵(ひのもといちのつわもの)”と言われたように、自分も“日本一の打者”と言われる日が来るように、日々必死に練習を重ねて頑張ります」。
初めてロッテのユニホームに袖を通した5日の新入団発表。安田は野球以外に得意なことを聞かれると「日本史」と答え、好きな武将に真田幸村を挙げた。その報道を目にした長野県上田市の母袋市長から、球団を通じて手紙やタオルなどの真田グッズとお守りを贈られた。幸村ら真田家が、わずかな戦力で徳川家の大軍を2度退けた上田合戦で知られ、昨年のNHK大河ドラマ「真田丸」の舞台にもなった「本場」からの激励だった。
手紙に記されていたのは「真田家の家紋である六文銭は決死の覚悟を象徴しています。プロの世界は大変厳しいものと思いますが、これまで積み上げてこられたものを信じ、揺るぎない幸村魂で本塁打王を目指して頑張ってください」などの熱い言葉だった。三途(さんず)の川の渡し賃といわれた六文銭を旗印に、険しい戦いを重ねた幸村。思いを受け取った18歳は「プロに入ってからも、色々な人に応援してもらっているのだということを胸に刻みながら過ごさないといけない」と決意を込めた。
高校通算65本塁打の看板を引っ提げ、プロの世界に飛び込むスラッガー。球団では1986年の落合博満を最後に遠ざかっている本塁打王に向けて、心強い「援軍」となった。
ロッテのドラフト1位、安田尚憲内野手(18)=履正社高=が、真田家ゆかりの地として知られる長野・上田市からエールを送られたことが29日、分かった。日本史が得意な安田は、5日の新入団発表で好きな武将を真田幸村と即答。「信念をしっかり持ってやり遂げる」とプロの世界に飛び込む自身を重ねる姿に、昨年の大河ドラマ「真田丸」にも登場した上田市が動いた。
きっかけは6日付の本紙だった。関係者によると、「安田 幸村魂で本塁打王」と報じた記事を見た同市の母袋(もたい)創一市長(65)から球団にこのほど手紙が届いた。「真田家の家紋である六文銭は決死の覚悟を象徴しています。プロの世界は大変厳しいものと思いますが、ご自身がこれまで積み上げてこられたものを信じ、その揺るぎない幸村魂で本塁打王を目指して頑張ってください!」などと記され、上田城内にある真田神社のお守りなども贈られた。
予想もしなかった激励に、安田は驚きを隠せない。「真田幸村が日本(ひのもと)一の兵(つわもの)と言われたように、自分も日本一の打者と言われる日が来るように日々必死に練習を重ねて頑張ります」と感激しきり。真田氏との新たな絆が生まれ、思いも新たにした。
ロッテのドラフト1位・安田尚憲内野手(18)=履正社=に頼もしい“援軍”だ。好きな戦国武将は真田幸村という歴史好きだが、その真田家ゆかりの長野県上田市の母袋(もたい)創一市長(65)から29日までに激励の手紙と真田グッズが届いた。
同市長からの手紙は「大の真田幸村ファンであると知り、非常に嬉しく思い」の書き出しで、「真田家の家紋である六文銭は決死の覚悟を象徴しています。(中略)その揺るぎない幸村魂で本塁打王を目指して頑張ってください!」などと熱くつづられていた。
真田グッズのタオル、手拭い、お守りなどが同封されており、安田は「真田幸村が『日本一の兵』と言われたように、自分も『日本一の打者』と言われる日が来るように、必死に練習を重ねて頑張ります」と思わぬ“援軍”に大喜びだった。