1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
千葉ロッテ | 1 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 1 | 3 | 0 | 7 |
斗山 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 0 | 1 | 0 | 0 | 4 |
打順 | 守備 | 名前 | 打 | 安 | 点 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 中 | 藤原 | 2 | 1 | 0 |
中 | 岡 | 2 | 2 | 0 | |
2 | 遊 | 三木 | 5 | 1 | 1 |
3 | 二 | 中村奨 | 1 | 0 | 0 |
一 | 高濱 | 2 | 2 | 1 | |
4 | 一 | 井上 | 3 | 1 | 0 |
走二 | 松田 | 1 | 0 | 0 | |
5 | 指 | バルガス | 3 | 2 | 1 |
打指 | 宗接 | 2 | 1 | 0 | |
6 | 三 | 安田 | 5 | 4 | 1 |
7 | 右 | 平沢 | 4 | 0 | 0 |
8 | 捕 | 吉田 | 3 | 1 | 1 |
9 | 左 | 菅野 | 2 | 0 | 0 |
打左 | 加藤 | 2 | 2 | 1 | |
計 | 37 | 17 | 6 |
名前 | 回 | 安 | 責 |
---|---|---|---|
種市 | 2 | 1 | 0 |
東妻 | 1 | 0 | 0 |
小島 | 1 | 1 | 0 |
中村稔 | 1 | 3 | 3 |
西野 | 1 | 0 | 0 |
東條 | 1 | 2 | 1 |
土肥 | 2 | 1 | 0 |
ロッテの新外国人ケニス・バルガス内野手(28=ツインズ3A)が15日、韓国・斗山との練習試合に「5番DH」でスタメン出場。初回の中前への先制適時打を含む3打数2安打1打点1得点と活躍。7−4の勝利に貢献した。
4回の第2打席では相手内野守備陣が大きく右による「バルガス・シフト」を敷いた。二塁手が一、二塁間の真ん中に、遊撃手が二塁ベースの右に、三塁手が遊撃手の定位置付近に移動。しかしバルガスはフルカウントから外角136キロ直球を流し打ち、左翼線への二塁打でシフトを破った。バルガスは「アメリカでもシフトはあった。走者がいなくて自由に打っても良い状況なら、(出塁するために)真ん中から外なら逆方向へヒットを狙ってました」と胸を張った。
5回の打席では最終的には遊飛に倒れたが、カウント2−2から右翼ポールの右奥、はるかかなたへ消えていく大ファウル。井口監督も「コンパクトにしっかり打っている。追い込まれてからも食らい付いて、何とか日本に対応しようとやっている。とてつもないファウルも打ってますし(笑)」と新加入の長距離砲へ手応えを口にしていた。
ロッテのドラフト1位藤原恭大外野手(18=大阪桐蔭)が15日、“超積極走塁”を見せた。
韓国・斗山との練習試合に「1番中堅」でスタメン出場。3回の第2打席で相手右腕の137キロ直球を中前やや左へはじき返し、3安打を放った前日14日・中日戦に続く2戦連続安打をマークした。藤原はそのまま勢いよく一塁ベースを蹴ると、一目散で二塁へ。ヘッドスライディングをしたが間一髪アウトとなった。
4回の守備で岡と交代してベンチに退いた藤原は試合後「暴走ぎみでした(笑い)。アウトでもいいから1本(走れるところを)見せておこうと思って。アウトのタイミングだったので頭から行こうと思って。もうちょっとベースランニングがうまくなれれば」とニヤリ。
井口監督も「自分で行けると思って走って、紙一重ですし。ああいう積極的な走塁はどんどんしていってもらいたい」と次の塁を奪おうとする姿勢をたたえた。
昨年のドラフト1位ロッテ安田尚憲内野手が貫禄を示した。15日、韓国・斗山との練習試合(具志川球場)に「6番三塁」でスタメン出場。
14日の中日戦で3安打した今年のドラフト1位藤原恭大外野手(18=大阪桐蔭)を上回る4安打の固め打ちで、7−4の勝利に貢献した。
4回の第2打席から右前打、左前打、中前打、左前打と全方向に打ち分け、1打点2得点もマーク。それでも「良いセンター前もありましたけど、それ以外は追い込まれてから当てただけのシングル。求められているところは長打なので」と満足せず。「追い込まれるまでに仕留められるコンタクト力を上げていきたい」と力を込めた。
昨年の安田と同様、今年は藤原に大きな注目が集まる。安田は「去年の僕よりは間違いなくバットが振れている。すごいなと思います」と認めた上で「後輩には負けてられないという気持ちもある。めちゃくちゃ刺激されているかと言われたら、それはちょっと違うかもしれないですけど、後輩には負けないように頑張りたい」。プロで1年間プレーした経験は伊達じゃないところを見せつけるつもりだ。
ロッテのドラフト1位、藤原恭大外野手(18=大阪桐蔭)は「1番中堅」でスタメン出場。14日の中日戦に続く活躍はなるか、注目された。
第1打席は1回表、先頭で打席に入りカウント1−2から相手右投手の外角133キロ変化球を打って左飛。
第2打席は3回表、先頭打者。カウント0−1から相手2番手右腕の外角137キロを中前打。そのまま二塁を狙ってタッチアウト。
4回の守備から岡と交代して退いた。2打数1安打で、2試合連続安打をマークした。
ロッテは15日、「ALL for CHIBAデー」として開催する6月15日の中日戦(ZOZOマリン、午後2時)でCHIBAオリジナルユニホームを配布すると発表した。
来場者プレゼントのユニホームデザインは選手が着用するCHIBAユニホームとは異なり、デザインは後日発表される。
「ALL for CHIBAデー」とはサンライズレッドのCHIBAユニホームで地元千葉県のために試合を行う日で、12年より実施。今年は6月15日を含むホーム13試合で開催する。
ロッテのドラフト1位・藤原恭大外野手(18)=大阪桐蔭高=が15日、沖縄・うるま市の具志川野球場で行われた、韓国斗山との練習試合に「1番・中堅」で先発し、2打数1安打。前日の3安打に続き、2試合連続安打を放った。積極果敢な走塁も披露するなど、またも存在感を示した。
迷いはない。一心不乱に一塁ベースを蹴ると、藤原はさらに速度を上げていった。
「ずっといこうと思っていたので。暴走気味でしたが、別にアウトでもいいから、1本見せとこうと思った」。
3回先頭の第2打席、2球目の外寄りの直球をジャストミート。鋭い打球が左中間へ飛んだことを確認すると、一気に二塁へと向かった。
中堅手の手前への打球だったが、セーフになりたい一心で、二塁へ果敢なヘッドスライディング。際どいタイミングでアウトになったが、井口監督は「紙一重でしたし、ああいう積極的な走塁はどんどんしていってもらいたい」と評価した。
前日14日、中日との練習試合(北谷)での“プロ初安打”を含む3安打に続いて、2試合連続安打。初めてのキャンプ、そして対外試合でも18歳は、堂々とした姿を見せている。母・道子さん(42)がその理由を明かす。「(中学の)枚方ボーイズも、大阪桐蔭高のときもそうでしたが、周りが自分よりうまい先輩ばかりでも、大変と思わない。いずれ抜かしてやると思ってやる子なんです」。現在もプロの高いレベルを実感しながら、毎日挑戦し続けている。
前日フル出場したこともあり、この日は2打席で退いたが、「だいぶ慣れてきて、普段と変わらず打てるようになってきた」と手応えは十分。目標の開幕1軍へ、必死のアピールを続けていく。
先輩の意地を見せた。昨年のD1位・安田が5打数4安打1打点の活躍。「後輩には負けていられない。負けないように頑張りたい」と語気を強めた。左翼へ2本、中堅と右翼へ1本ずつと広角に打ち分けたが、単打4本には納得せず「求められているのは長打。当てただけの安打もあったので、対応はよかったが外野を越してこそだと思っている」とさらに上を見据えた。
ロッテのドラフト3位・小島和哉投手(22)=早大=が15日、沖縄・うるま市の具志川野球場で行われた、韓国・斗山との練習試合に3番手で登板。プロ入り後初の実戦登板で、1回を1安打1奪三振、無失点に抑えた。
「実戦登板は大学の秋のリーグ戦以来でしたが、しっかり自分のボールが投げられた」。
球の出所の見にくいフォームから投げ込むキレのある直球は、この日は最速142キロを記録。“プロ初奪三振”も記録し「真っ直ぐが1番よかった。吉井投手コーチからも、今日は三振の取れる配球をしていけといわれていたので、三振を取りにいって取れたことはよかった」とうなずいた。
「ドラフトで入団が決まってから、ローテーションに入って1年間投げることを見据えてオフもトレーニングを積んできた。もっとアピールして、ローテに入れるように頑張りたい」と頼もしいルーキー左腕が、チームの希望の光となる。
ロッテは15日、韓国・斗山との練習試合(具志川)を行い、前日、“プロ初安打”を含む3安打を放ったドラフト1位・藤原恭大外野手(18)=大阪桐蔭高=が、2試合連続安打を放った。
2試合続けて「1番・中堅」でスタメン出場した藤原は、1回の第1打席は左飛に倒れたが、3回先頭の第2打席に、2球目の直球を中前へはじき返した。
中堅手の前への打球だったが、チャージが遅れているのを見て、藤原は一塁を蹴った。最後はぎりぎりのタイミングで二塁へ頭から滑り込んだが、惜しくもアウトになった。
ロッテは15日、韓国・斗山との練習試合(具志川)のスターティングメンバーを発表。前日、3安打を放ったドラフト1位・藤原恭大外野手(18)=大阪桐蔭高=が2試合続けて「1番・センター」で先発した。
ロッテのスタメンは以下の通り。
ロッテは15日、「ALL for CHIBAデー」として本拠地・ZOZOマリンスタジアムで開催する6月15日の中日戦(午後2時試合開始)にて、「CHIBAオリジナルユニホーム」を配布することを発表した。
来場者プレゼントのユニホームのデザインは、選手が着用する「CHIBAユニホーム」とは異なり、デザインは後日発表される。
「ALL for CHIBAデー」とは、サンライズレッドの「CHIBAユニホーム」で、地元・千葉県のために試合を行う日のことで、2012年より実施されている。今季も6月15日を含む、ホーム13試合で開催される。
ロッテは11日に、沖縄・石垣島での1軍キャンプを打ち上げた。井口資仁監督(44)は「100点に近い。やりたいことは全部できたと思う。若い選手が底上げして、活気のあるキャンプができた」と総括した。
多くの他球団は、まだシート打撃や紅白戦などの実戦練習が始まった段階での異例ともいえる11日間の石垣島キャンプ。2年前は21日間、井口監督就任1年目の昨年は19日間だったが、今年は「実戦中心」という明確な狙いがある。
最も象徴的なのは、1日のキャンプ初日に行った紅白戦。紅組が涌井秀章投手、白組が石川歩投手の両大黒柱が先発マウンドに上がった。ともに1回を無失点の投球を披露した2人に、井口監督は「彼らが初日からしっかり調整してきて投げてくれたことで、練習から去年よりも投手陣が引き締まった」とキャンプのMVPに選出した。
「チーム内競争」を井口監督は求めた。実戦を行うことで、目に見える「結果」が表れる。早くもキャンプ4日目に行われたシート打撃では、三塁のレギュラーを目指す2年目の安田がいきなり快音。翌日のシート打撃でも安打を放つと、9日の初の対外試合となる台湾・ラミゴとの交流試合では2本塁打5打点の大暴れ。キャンプ前から「結果を求めていきたい」と語っていた19歳にとって、貴重なアピールの場となった。
11日では短すぎるという世間の声もある。それでも、実戦があるからこそ、選手たちはしっかりと自主トレを行い、戦える体をつくってきた。全体練習の時間は短いが、その分、アーリーワークには若手から中堅まで、毎日半数以上の40から50人の選手が参加。安田、平沢、田村らは最後まで残って打撃練習にも励んでいた。
もちろん夏場以降に失速した昨季の反省も忘れてはいない。第2クール初日には全身持久力の評価・トレーニングに用いられるヨーヨートレーニングを全選手が実施するなど、選手の体調をデータで管理し、各選手に合ったトレーニングが課されている。
日本では珍しい、11日間キャンプは、新たな風を吹かすことができるだろうか。
かつて横浜(現DeNA)でプレーし、3年ぶりに日本球界へ復帰したロッテのロバート・ローズ内野手が、17日にキャンプ地の鹿児島から緊急帰京し、19日に電撃退団して米国へ帰国した。
1月22日の来日からわずか29日。8年在籍した横浜で打率.325、167本、808打点と活躍した助っ人は「野球に対する情熱がなくなった」と力なく話した。
退団理由は新しい環境に家族がなじめなかったため。横浜時代は、外国人の多い横浜市内で家族ぐるみのつきあいがあった。だが、千葉・浦安での暮らしに夫人と子供4人は順応できなかった。4番候補がキャンプ中に退団する異常事態。ロッテは激震に見舞われた。
FAで広島から阪神に移籍した金本知憲外野手が、星野阪神2年目の目玉としてキャンプイン。同年の18年ぶりリーグ優勝の礎を築いた。
大胆だ。ロッテドラフト1位・藤原(大阪桐蔭)が韓国・斗山戦の3回無死、中堅やや左に打球を飛ばす。2試合連続安打となる中前打。18歳は一塁ベースを蹴り、二塁を狙った。頭から滑り込み、間一髪アウトとなったが、周囲を驚かせた価値ある挑戦だった。
「アウトでもいい。1本、見せとこうと思った。行けるかと狙いながら走ったけど、むちゃで暴走でした」。
苦笑いは初々しい。ただ、そのタイムは衝撃的だ。打った瞬間から二塁到達まで7秒7だった。日本球界では公式データはないが、昨季、メジャーリーグの公式データ解析システムで「指名打者最速」だったエンゼルス・大谷が7秒99。少しでも送球がそれれば「単打」が「二塁打」になっていたのだ。
「(藤原は一塁を)回ってからが速い」と大塚外野守備・走塁コーチ。藤原自身も「長い距離の方が、スピードに乗りやすい」と自認。一塁から二塁への到達タイムはチームで荻野、岡らにはまだ劣るが、加速力はすでにチームトップレベルだ。井口監督は「紙一重でしたね。これからも、彼らしい積極的な走塁をしてほしい」と背中を押した。
大阪桐蔭がテーマとして掲げる「一打二進」を体現している背番号2は「もう少し、ベースランニングを勉強すればいける感じだと思います」と言った。末恐ろしい、自信にあふれる表情だった。
ロッテ・安田が4安打1打点でチームの対外試合4連勝に貢献した。「追い込まれて簡単に三振するより、粘ってしぶとくいけた」。
1−0の4回1死二塁、フルカウントから詰まりながら右前へ落とす適時打。長打が魅力だが、この日の4安打は全て単打と自在性も見せる。「(藤原は)昨年の自分より、凄い。負けてはいられない」。2年目の大砲候補は14日の中日戦で3安打の藤原にも刺激を受けている。
ロッテのドラフト3位・小島(早大)が、1番の輝きを見せた。4回に3番手でプロ初の対外試合に登板し、1回1安打無失点。4回1死では17年のWBC韓国代表・金宰鎬(キムジェホ)から142キロ直球で空振りの三振も奪い「三振を取りにいって取れたのは良かった」と笑顔を見せた。
2位・東妻(日体大)は1回無失点も2四死球、5位・中村稔(亜大)は1回3失点と、持ち味を見せられなかった。
ロッテの新外国人ケニス・バルガス内野手(28=ツインズ)は15日、韓国・斗山との練習試合(具志川)に「5番・DH」で先発出場し、2安打1打点と気を吐いた。
「感じは良かったよ。(初回2死一、三塁の中前適時打は)直球をうまく打てたね」。
ご機嫌だった助っ人だが、それを上回る見せ場は左打席に立った4回1死。斗山が外国人用のシフトをテストし、三塁手を遊撃手の位置に置き、一、二塁間を3人で守ってきた。「アメリカでやられたことはあるけど、外角に来たから逆方向へヒットを狙ったよ」。打球は誰もいない三塁へ飛び、そのまま左翼線を転々とする二塁打。日本球界最重量133キロの巨体には似合わぬ器用さもある。
手先の器用さを生かし、母国プエルトリコでは野球をしつつ、理容師の免許も取得し、生計を立てた。「向こうでは、1人20ドルで髪を切っていたよ。今でもアミーゴ(友達)なら無料でやるさ」と背番号42は人なつっこく、笑った。
ロッテは「ALL for CHIBAデー」として開催する6月15日の中日戦(ZOZOマリン、午後2時)でCHIBAオリジナルユニホームを配布すると発表した。
来場者プレゼントのユニホームは選手着用の「CHIBAユニホーム」とはデザインが異なり、後日、発表される予定。
「ALL for CHIBAデー」はサンライズレッドの「CHIBAユニホーム」で地元千葉のために試合を行うイベント。2012年から行われ、今季は6月15日を含んだホーム13試合開催される。
ロッテの安田尚憲内野手(19)が15日、韓国・斗山との練習試合(具志川)に「6番・三塁」でフル出場し、5打数4安打1打点でチームの対外試合4連勝に貢献した。
「追い込まれて簡単に三振するよりも、粘ってしぶとく行くのが大切だと思います。それができたことはよかったと思いますね」。
1−0の4回1死二塁ではフルカウントから、詰まりながらも右前へ落とす適時打。9日のラミゴ戦(石垣市)では2本塁打したように長打が魅力。この日、4安打はすべて単打だっただけに「内容としては納得のいく打席は多くなかった」と反省も込めた。
14日の中日戦(北谷)で3安打2打点と活躍したドラフト1位・藤原(大阪桐蔭)にも刺激を受ける。「昨年の自分より、すごいなと思う。後輩に負けてはいられない」。先輩の意地を見せた4安打でもあった。
2年目のレギュラー奪取を目指すロッテの安田尚憲内野手(19)が、15日の韓国・斗山との練習試合(具志川)に「6番・三塁」でフル出場し、4安打と存在感を示した。14日の中日との練習試合(北谷)では、ドラフト1位の藤原恭大外野手(18)=大阪桐蔭高=が3安打。1年先輩のドラ1スラッガーは「後輩には負けていられない気持ちはあります」と、藤原に1安打上乗せして、進化した打撃をアピールした。
レスラーのような大きな体から、硬軟自在の打撃を繰り出した。2年目を迎えた安田は、確実な進化を遂げていた。カウントに応じたアプローチで3方向へ4安打。一発へのこだわりを持ち続けながら確実性アップを印象づけ、レギュラー奪取へ好スタートを切った。
「内容には納得してませんが、いい結果が出た。追い込まれて簡単に三振するよりは、しぶとく打てて良かった。でも単打4本なので…。僕は外野の頭を越してこそですから」。
オーバーフェンスでしか満足感を得られないのは、生粋のスラッガーの証し。試合後の安田は少し複雑そうだった。ただ、新フォームによって、長打の魅力は消さず、確率を上げることに成功した。昨季は1軍で打率1割5分1厘。昨年は立てて構えていたバットを、今季は寝かせることで対応力がアップ。4回1死二塁。追い込まれてから変化球を拾った右前適時打が、1年目との違いを物語った。
技術の向上だけでなく、先輩の意地が詰まった4安打でもあった。前日は藤原が3安打を放ち、話題を独占。1年先輩のドラ1戦士はこの日、藤原を上回る4安打を集中させ、後輩に2日連続で主役を張ることを許さなかった。
「去年の僕より間違いなく(バットを)振れている。すごいなぁ、と。でも後輩に負けていられない気持ちはあります。負けないように頑張りたいです」。
三塁を争うレアードと鈴木は石垣で残留調整を続けている。合流前の今は、アピールの絶好機。藤原から受ける刺激もバットに込め、安田が一気呵成にレギュラーを奪いにいく。
ロッテのドラフト1位・藤原恭大外野手(18)が15日、韓国・斗山との練習試合(具志川)に「1番・中堅」でスタメン出場。3回先頭の第2打席で中前へクリーンヒットを放ち、猛打賞だった14日の中日戦(北谷)から2試合連続安打とした。
打球は定位置やや左へ飛んだが、藤原は快足を飛ばして二塁を狙った。ストライク送球でアウトとなったが、俊足と抜け目なさをアピールしていた。
この日は2打席で交代し、左飛、中前安打の2打数1安打だった。南国からキャンプ便りが届く中、真冬の東京で「オープナー戦術は日本でも有効か」という議論がこのほど都内で交わされた。
「オープナー」とは、先発投手をリリーフ陣が務め1イニング程度投げて、本来の先発投手にリレーする仕組み。メリットとしては、好打者がそろう初回の序盤から中軸に対して「抑え」専門の投手をまずあて、下位打線から本来の先発投手を起用することで相手の得点力をそぐというもの。MLBでは昨季にレイズが取り組みはじめ、すぐに他チームも積極的に使い出した。
「おっさんの、おっさんによる、おっさんのためのプロ野球講座」と銘打ったイベントに登壇した野球データ分析会社「DELTA」の岡田友輔代表は「NPBはかなり有効と個人的に考えている」と説明した。
その大きな理由が出場選手登録枠が今季から1人増え29人となり、投手を手厚くできること。さらにMLBに比べると「1、2軍の入れ替えが比較的容易にできるので、投手起用が柔軟にできる」点が、MLBよりもNPBの方がメリットを感じやすいという。
ローテ5番手、6番手投手が先発する際には「オープナーを使用して、(ローテ)5、6番手は打者2巡くらい投げてブルペンに再びタッチすると、失点が下がるのでは」と予測した。
「オープナー」は従来の「勝ち投手」「ホールド」「セーブ」といった評価の概念を覆す。野球ファンの間にも賛否含めて様々な見方があるのも事実だ。
岡田氏が登壇したのは、日経新聞社とパ・リーグマーケティングが6日に開催した「もし野球好きのおっさんがデータ分析を学んだら」というイベント。「自称!?おっさん」の野球好き男女約90人が専門家の話に耳を傾けて、白熱した質疑応答も交わされていた。
ロッテのドラフト1位・藤原恭大外野手(18)=大阪桐蔭=が15日、実戦で持ち味の脚力をテストした。韓国・斗山との練習試合(具志川)に「1番・中堅」で出場。3回先頭の第2打席に2試合連続安打となる中前打を放つと、積極走塁で二塁を狙った。
「暴走気味でしたね。ちょっとむちゃでしたけど、ずっと行こうと思っていたので。アウトでもいいから見せておこうと思っていました」。迷いなく一塁を蹴ると、二塁へスライディング。惜しくもアウトになったが、50メートルを5秒7で走るアイテムをアピールした。
前日は“プロ初安打”を含む3安打2打点。この日は4回の守備からベンチに退いたが、連日の全力プレーでさらなる経験値を積み上げた。井口監督も「紙一重だし、今後も積極的な走塁をして欲しい」と目を細めた。期待のルーキーは失敗を恐れず、開幕1軍へ突き進む。
ドラフト3位ルーキー、ロッテの小島(早大)が韓国プロ野球斗山との練習試合で対外試合にデビューし、1回無失点と好投した。しなやかに左腕を振って空振り三振を直球で奪い「狙って取れたのが良かった」と喜んだ。
埼玉・浦和学院高時代の2013年に選抜大会で優勝し、早大でも主力を張るなどアマでの実績は十分だ。ドラフト会議で指名された時から、先発ローテーションに入ることを目標にしてきたそうで「今後は2巡、3巡する打線を念頭に、投球の組み立ても考えて投げたい」と意欲的だ。
ロッテは15日、ALL for CHIBAデーとして開催する6月15日の中日戦で、CHIBAオリジナルユニフォームを配布すると発表した。
来場者プレゼントのユニフォームデザインは選手が着用するCHIBAユニフォームとは異なる。デザインは後日発表。
ALL for CHIBAデーとは、サンライズレッドのCHIBAユニフォームで地元千葉県の為に試合を行う日の事で、2012年より実施している。6月15日を含むホーム13試合で開催予定。