2月25日2月25日「赤バット」から打撃の神様を目指す。ロッテのドラフト1位藤原恭大外野手（18＝大阪桐蔭）が25日、高知から空路で宮崎入り。本格化した外野手争いを相棒とともに勝ち抜く。
前日24日の西武との試合前練習、真っ赤なバットが輝いていた。重さ950グラムのマスコットバット。試合用より70グラム重い。赤バットで有名な川上哲治氏は知らないが「赤が好きなんです。中学の時から使っています」とティー打撃、フリー打撃で快音を響かせた。
こだわりが詰まっている。「気分を上げて打席に立ちたい」と赤色で闘争本能をかき立て「しっかりと振れるように」とフルスイングを意識。実戦では使用できないが、練習試合では9戦で25打数6安打3打点、打率2割4分と振り込んできた成果が表れつつある。
26日はオリックスとの練習試合（清武）。「今まで通り自分ができることを全力でやりたい」と打ちまくって開幕1軍をつかむ。
宮崎ではオリックス、楽天、ソフトバンクと練習試合3試合を行う。
1軍同行でアピールを続けるドラフト1位、藤原恭大外野手（18＝大阪桐蔭）の起用について、井口監督は「まだ決めていない」と話したが、藤原は「出られるか分からないですけど、打席に立てるだけですごく良い経験なので、ありがたみをかみしめてやりたいと思います」と意気込んだ。
26日のオリックス戦（清武）には、涌井秀章投手（32）が先発する。開幕2カード目の初戦を任される見込みで、今季初の対外試合登板へ「頑張ります」と集中した。
ロッテのブランドン・マン投手（34＝レンジャーズ）が初実戦で好投した。24日の西武との練習試合の6回から3番手で登板。最速147キロの直球とキレのあるスライダーで森、外崎から連続の空振り三振を奪うなど、1回を無安打無失点2奪三振の好投を見せた。
DeNAに在籍した12年以来7年ぶりのNPB復帰で、球場表示が「マン」になるハプニングもあったが、数球を投じた後に「ブランドン」に修正。安定したマウンドさばきで球場からの拍手を浴びた。
井口監督も「実戦は初めてだったが、球に勢いがあった。ローテに食い込んできて欲しい」と期待を受ける左腕。石川、涌井、ボルシンガーに続く「先発ローテ第4の男」を目指す。
ロッテ・藤原が25日、26日から始まる「球春みやざきベースボールゲームズ」に参加するため、チャーター機で高知から宮崎へ移動した。3日間で3試合を予定。開幕へ近づくにつれて相手投手のレベルも上がってくるだけに、D1位・藤原（大阪桐蔭高）は「打席に立てるだけでもすごくいい経験。立つことができれば、かみしめてやりたい」と1軍生き残りへ、決意を示した。
ロッテは25日、26日から練習試合を3試合行うため、高知から宮崎に入った。涌井、二木、石川ら主力投手が先発する予定で、開幕に向けて調整を進める。
走攻守でアピールを続けているドラフト1位新人の藤原（大阪桐蔭高）は引き続き1軍に同行し「打席に立てるだけでいい経験になる」と話した。
ロッテ・涌井秀章投手（32）が開幕2カード目の初戦となる4月2日の西武戦（メットライフドーム）に先発することになった。
26日のオリックスとの練習試合（SOKKEN）に先発するエースの登板について、高知から宮崎入りした井口監督は「（開幕2カード目？）そうですね」と認めた。
楽天との開幕3連戦（ZOZOマリン）については「投げる順番はそうなります」と石川、ボルシンガーの2戦目までは内定していることを明言した。同3戦目は有吉、2カード目の2戦目は二木が有力だが、こちらはまだ確定となっていない。
ロッテ・井口資仁監督（44）が25日、ボルシンガーを「土曜の男」として起用する方針を示唆した。高知から空路で宮崎入りした指揮官は「ボルシンガーですか？投げる順番を見ておけば自然と分かりますよ」とニヤリと笑った。
昨季13勝を挙げた助っ人右腕は土曜日の登板が15試合で11勝負けなし。防御率も2.71と安定感抜群だった。24日の西武戦（春野）の登板後には「去年は土曜日に投げて自分で流れを作れた。土曜日に投げたいけどそれは監督が決めること」と“熱望”。これに応える形となった。
首脳陣はボルシンガーの次回登板をオープン戦初戦となる2日、土曜日の中日戦（ナゴヤD）にする方向。今後は中6日の登板間隔で調整を進めることになりそうだ。昨季は無双を誇った“サタデー・ボルシンガー”が今季はどんな活躍を見せてくれるか。
ロッテ・涌井秀章投手（32）が25日、26日のオリックス戦（SOKKEN）に向けて空路で宮崎入りした。前日24日は高知・春野でブルペン入りし、50球。カーブを投げながらリリースポイントの確認するなどフォームチェックに余念がなかった。
今季初の対外試合の登板で2イニングを予定しているエースは「明日、頑張ります」と短い言葉を残してバスに乗った。