ロッテが競り勝ち、3連勝で勝率5割に復帰した。4−4の延長11回に代打高浜の二塁打で勝ち越した。5番手の唐川が2勝目。西野が3年ぶりのセーブを挙げた。西武は9回に代打岡田の適時打で追い付いたが及ばず3連敗。
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千葉ロッテ | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 1 | 0 | 1 | 0 | 0 | 1 | 5 |
埼玉西武 | 1 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 4 |
ロッテが総力戦で3位タイに浮上した。
延長11回、代走で途中出場した岡が四球で出塁すると、6日ぶりに先発出場した吉田が犠打を決め1死二塁。最後は8日に昇格したばかりの代打高浜が、今季初打席で決勝の二塁打を放ち終止符を打った。井口資仁監督は「(岡)大海もいい形で先頭の仕事をしてくれたし、吉田もしっかり送ってくれた。ピッチャーもよく頑張ったし、ハマ(高浜)もいいところで打ってくれた。1点差のゲームで勝てるようになってきた。底力がついたと思う」と手応えを口にした。
打線の組み替えも功を奏した。前日8日に11安打12得点を奪いながらも西武先発榎田との相性を考慮し、下位打線を変更。7番に起用した清田が3安打を放てば、8番吉田、9番三木もともに安打を放った。これで開幕カードの3月30日以来の勝率5割としたが、井口監督は「通過点なんでまだまだこれから」。8日の勝利まで、昨季から1分けを挟み9連敗中だった天敵西武に勝ち越した勢いそのままに、福岡へ乗り込む。
ロッテが9日、サマーユニホームを着用して試合を行う夏の名物名物イベント「LOTTEアイス MAKUHARI SUMMER STADIUM!!」初日の7月7日の西武戦(ZOZOマリン=午後2試合開始)で来場者先着2万人に、サマーハット&タオルを配布すると発表した。
イベント担当者は「昨日、2019年サマーユニホームの発表を行ったことを受けて大反響をいただきました。今年もファンの皆様と一緒にマリーンズ真夏の祭典を盛り上がっていきたいと思います。初日となる7月7日は特別にサマーハットとタオルの2つを来場者にプレゼントさせていただきますので、ぜひご来場ください。さあ、令和元年の優勝目指して、もっともっと盛り上がっていきましょう!」とアピールした。
以下配布詳細。
プロ12年目の苦労人が試合を決めた。ロッテは延長11回1死二塁で、代打の高浜卓也内野手(29)が決勝の左越え二塁打を放った。 「当てれば何かあると。泳ぎ気味だったけど、うまくヘッドが残ってくれた」。
2008年に高校生ドラフト1巡目で阪神に入団。11年にFAの人的補償でロッテへ移籍したが、度重なる故障で今季は“代打の切り札”になる覚悟を決め、オープン戦で猛アピールした。開幕1軍こそ逃したが、2軍で福浦内野手兼コーチに打撃フォームとタイミングの取り方の指導を受けて8日に今季初昇格。初打席で結果を出した。
チームは3連勝で借金を完済し、3位に浮上。井口監督は「底力がついてきて、1点差のゲームを勝てるようになった」と納得の表情を浮かべた。
ロッテの西野勇士投手(28)が9日、西武8回戦(県営大宮)の延長11回に6番手で登板し、1回を3人斬りで2016年7月26日のオリックス14回戦(京セラ)以来、3年ぶりのセーブを記録した。
「久しぶりで緊張はした。先頭の金子侑を出すと苦しくなるので、とにかく先頭を出さないようにとマウンドに上がった」。
先頭の金子侑を代名詞のフォークで空振り三振に仕留めると、続く熊代を二飛、最後は代打の外崎を空振り三振に斬って無失点で切り抜けた。
2015年には34セーブを挙げ、オールスターにも2度出場。侍ジャパン選出経験もある右腕は「最後のマウンドに立っているのは気持ちいい。久しぶりに味わえてよかった」と笑顔を見せた。
ロッテは9日、西武8回戦(県営大宮)に5−4で、昨季から9連敗していた西武に連勝。3連勝でついに借金を完済し、3位に浮上した。
8回に清田の右前適時打で勝ち越し、4−3で迎えた9回。守護神・益田が、2死一塁から1番・秋山を遊ゴロに仕留めて試合終了かと思われたが、これを遊撃手の三木が処理を誤り遊失で2死一、二塁のピンチを招くと、代打の岡田に中前適時打を打たれ、同点に追いつかれた。
それでも延長11回、先頭の岡が四球で出塁すると、8番・吉田がしっかり犠打を決めて1死二塁。三木に代打で打席に立った高浜が、左越えの適時二塁打を放って勝ち越した。
井口監督は「(高浜も)いいところで打ってくれて、1点差のゲームを勝てるようになった。チームに底力がついてきた」とたたえた。
ロッテは9日、西武8回戦(県営大宮)を戦った。
井口監督は、昨季6度対戦し、0勝5敗の西武先発左腕・榎田に対して、7番に清田、8番に吉田、9番に三木を起用し、4番から9番まで6人、1番の荻野を含めた7人の右打者を並べる打線を組んだ。
4回まで無安打に封じ込められたが、0−1の5回にその打線が機能。好調の5番・レアードがチーム初安打となる左翼線二塁打で出塁すると、1死から清田が右前打で一、三塁の好機を演出。前日に代打本塁打を放った吉田が「練習でやっていることが出ているのかな」と右越えの同点二塁打を放つと、続く三木も「いいところで1本出て良かった」と左前適時打をマークし、下位打線の3連打で逆転に成功した。
その裏に逆転を許したが、直後の6回に4番・井上の左越えソロで同点。続くレアードも左前打を放ったところで、榎田はマウンドを降りた。
天敵に対して2イニングで6安打、全て右打者が放って攻略。井口采配が的中した。
ロッテの井上晴哉内野手(29)が9日、西武8回戦(県営大宮)に「4番・一塁」で出場。2−3の6回に左翼席へ、4月28日の楽天戦(楽天生命パーク)以来となる3号同点ソロを放った。
「初回のチャンスで打てなかったので…。決して取り返したとは思っていないので、ランナーのいる場面で仕事ができるようにしたい」。
逆転された直後の6回先頭、フルカウントからの6球目のスライダーをライナーで左翼席へ運んだ。主砲の新元号では初となる一発で、試合を振り出しに戻した。
ロッテは9日、サマーユニホームを着用して試合を行う夏の名物イベント「LOTTEアイス MAKUHARI SUMMER STADIUM!!」の初日となる7月7日の西武戦(ZOZOマリン、午後2時試合開始)で、来場者先着2万人にサマーハット&タオル(BILLABONGデザイン)をプレゼントすることを発表した。
配布時間は、午前10時から試合終了後30分まで(無くなり次第配布終了)。当日の観戦チケットを持った来場者先着2万人が対象で、球場外周ステーションで配布される。
「代打」にこだわり抜いてきた男が、死闘に決着をつけた。延長11回1死二塁。今季初打席に立ったロッテの代打・高浜は、マーティンのチェンジアップをすくい上げるように左中間へ決勝二塁打を放った。代走を送られベンチに戻る時、ようやく笑みがこぼれた。
「(土のグラウンドの)地方球場だし、当てれば何とかなると思った。1軍の舞台で結果が出てよかった」。
先制され、逆転し、再逆転され、また追いついた。8回2死三塁、清田の右前適時打で勝負あったかに思えたが、9回2死一塁から失策をきっかけに守護神・益田が追いつかれた。そんなシーソーゲームにも、8日に1軍昇格したばかりの高浜は一喜一憂せず「(代打を)想定してやっていた」と黙々と準備した。
横浜高から07年高校生ドラフト1巡目で阪神入りしたが、11年に小林宏のFAによる人的補償でロッテへ。腰痛に悩まされるなど、1軍に定着できず、30歳を迎える今季は代打に専念すると決めた。
オープン戦前半までは好調だったが、開幕前に2軍落ちした。そこで福浦兼任2軍打撃コーチの助言に救われる。速球に合わせようとタイミングを早く取るあまり、体をねじる動きが失われていた。「意識してやってきた」と課題を克服した。2軍では先発出場が多かったが「1打席目を大事にした」と代打と感覚が近い1打席目に集中力を高めた。
「ハマ(高浜)は代打でいいところで打ってくれた。地力がついて、1点差の試合を勝てるようになった」と井口監督。今季3度目の3連勝で最大6あった借金は完済し、40日ぶりに勝率5割に復帰。3位タイに浮上し、ロッテが勢いに乗ってきた。
前日8日に今季1軍初昇格を果たしたロッテの高浜卓也内野手(29)が今季初打席で初安打初打点初決勝打。チームの40日ぶりとなる勝率5割復帰と3位タイ浮上に大きく貢献した。
4−3での勝利目前だった9回2死から三木の失策絡みで追いつかれ、延長戦に突入。11回、1死二塁でその三木の代打に出た高浜は西武5番手・マーティンが投じたカウント1ボール2ストライクからの4球目、外寄りのチェンジアップを弾き返し、ボールは左越えの勝ち越し二塁打に。これが決勝点となった。
「何とかランナーを返そうと思って。バットに当てるとなんかあると思ったんで、必死に当てにいきました」と高浜。「ちょっと泳いだんで、どうかなと思ったんですけど。強い気持ちを持って振りにいったんで、その気持ちの分、飛んでくれました」と一言一言かみしめるように静かな口調で振り返った。
今季初昇格2日目の初打席で、チーム、そして三木をも救う大きな一打。「本当に嬉しいです」と話した高浜は「まだ始まったばっかりなんで、これからもっともっといいところで打てるように頑張っていきたいと思います」と言い切った。
高浜の一打でチームは3連勝&40日ぶりの勝率5割となったが「ここまでの戦い、僕自身チームの力に全くなれてなかったのでこれからもっと力になれるように頑張りたいと思います」と控えめに話した29歳。その背中にスタンドから「ありがとう!」の大きな声が飛んでいた。
ロッテが同率4位で並んでいた西武との延長戦を5−4で制して3連勝。開幕2戦目の3月30日以来40日ぶりとなる勝率5割復帰を果たし、日本ハムと並ぶ3位タイに浮上した。西武は3連敗で借金2とし、5位に転落している。
ロッテは4−3で迎えた9回、2死一塁で試合終了と思われた秋山の遊ゴロを三木がエラーして一、二塁としてから代打・岡田に同点打を許して4−4で延長戦に突入。
だが、11回、四球を足場に1死二塁とすると、三木の代打に出た高浜が左越え二塁打を放って勝ち越し。この1点リードをその裏、6番手・西野が守り切った。
西武は初回、1死二塁から源田の右前適時打で先制。1−2と逆転された直後の5回には1死満塁から主砲・山川が右翼フェンス直撃の二塁打を放って再逆転し、9回に土壇場で追いついて延長戦に持ち込んだが、5番手のマーティンが力尽きた。
ロッテはサマーユニホームを着用する「LOTTEアイス MAKUHARI SUMMER STADIUM!!」の初日となる7月7日の西武戦(ZOZOマリン、午後2時開始)で来場者2万人にサマーハット&タオル(BILLABONGデザイン)を配布すると発表した。
午前10時〜試合終了後30分まで。配布場所は球場外周ステーションで行う。
福浦の教えで復調したロッテ・高浜が決めた。
同点の延長11回、代打で左越え決勝二塁打。8日に昇格後、今季初打席で結果を出し、「2軍で福浦さんとフォームやタイミングを修正して調子が上がってきた」と、今季限りで引退する福浦兼任2軍打撃コーチに感謝した。
チームは3連勝で5割復帰。3位タイに浮上し、井口監督は「底力がついてきた」と手応えを口にした。
ロッテの西野勇士投手(28)が3年ぶりのセーブを挙げた。1点を勝ち越した延長11回に登板。下位打線をきっちり3人で片づけ、1回無安打無失点、2三振で2016年以来のセーブをマークした。
「金子を出すと苦しくなるので、先頭打者は出さないように」。先頭の金子侑を空振り三振に仕留めると、熊代を二飛、代打・外崎を三振に打ち取り、試合を締めた。
2014年から16年にはチームの守護神を務め、31、34、21セーブをマーク。同点でも11回の登板は決まっていたようで、「セーブもつくし、点をとってくれ、と思っていました」と本能がうずいた。故障に苦しむ時期もあったが、「やっぱり最後のマウンドに立っているのは気持ちいいですね」と実感を込めた。
ロッテの高浜卓也内野手(29)が延長11回の死闘に終止符を打った。9回に失策が絡み延長に持ち込まれたが、11回1死二塁、今季初打席となった代打・高浜が左越えに決勝二塁打。3連勝で勝率5割に復帰し、3位タイに浮上した。
前日8日に今季初昇格を果たした男が試合を決めた。オープン戦後半で調子を落としたが、ファームで福浦兼任2軍打撃コーチと二人三脚でフォーム、タイミングの取り方を修正したという。
「自分では早くタイミングをとっているつもりだったが、手と足が一緒に出ていた。福浦さんから『足が出た時にトップができるように』と言っていただいた。タメがなかったんだと思います」。
今季限りで現役を引退する福浦兼任コーチのアドバイスで復調。8日に今季初昇格を勝ち取った。ファームでは先発起用も多かったが、1軍での代打起用を見据え、「2軍でも1打席目を大切にしていました」という。
井口監督は「左の代打で使おうと思っていた。いいところで打った」と称賛。近年の福浦は控えに回った際は代打で存在感を放ってきた。同じ左打者として、福浦の教えを胸に刻む高浜が、代打の切り札として定着するかもしれない。
ロッテは9日、サマーユニホームを着用して試合を行う夏のイベント「LOTTEアイス MAKUHARI SUMMER STADIUM!!」の初日となる7月7日の西武戦(ZOZO・午後2時)で、来場者先着2万名にサマーハット&タオル(BILLABONGデザイン)をプレゼントすると発表した。
配布時間は午前10時から終了後30分までで、なくなり次第配布終了。当日の観戦チケットを持っている人が対象で、配布場所は球場外周ステーション。担当者は「今年もファンの皆様と一緒にマリーンズ真夏の祭典を盛り上がっていきたいと思います」とコメントした。
決勝打を放ったのは、8日に今季初昇格したロッテ・高浜卓也内野手。延長11回1死二塁に代打で登場し、マーティンから左中間に適時二塁打。「(地方球場なので)当てたら、なにかあると思った」。
高浜コールに「嬉しかった。スタメンで使ってもらえるように」と声を弾ませた。
ロッテが延長戦を制し、3連勝で勝率5割、3位タイに浮上した。延長11回、代打・高浜が1死二塁で左越え決勝二塁打を放った。
高浜は「何とかランナーをかえそうと、バットに当てに行った。ちょっと泳いだのでどうかなと思ったが、強い気持ちをもって振ったので越えてくれた」と振り返った。今季初打席で初安打を放ち「本当に嬉しい。ここまでチームの力になれていなかったので、チームの力になりたい。明日もいいところで打てるように頑張りますので応援よろしくお願いします」と晴れやかな表情を浮かべた。
「LOTTEアイス MAKUHARI SUMMER STADIUM!!」の初日となる7月7日(日)の西武戦(ZOZOマリン・14時試合開始)で、来場者先着2万人にサマーハット&タオル(BILLABONGデザイン)をプレゼントすると発表した。
イベント担当者は「昨日、2019年サマーユニホームの発表を行ったことを受けて大反響をいただきました。今年もファンの皆さまと一緒にマリーンズ真夏の祭典を盛り上がっていきたいと思います」と意気込んでいた。