ソフトバンクが先発全員安打で打ち勝った。1回に今宮、松田宣、デスパイネの3者連続本塁打で先行。3回に松田宣の2打席連続弾、8回に栗原のプロ1号2ランなどで突き放した。高橋礼が9勝目。ロッテは投手陣が総崩れだった。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
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千葉ロッテ | 0 | 2 | 0 | 1 | 0 | 0 | 2 | 0 | 2 | 7 |
福岡ソフトバンク | 3 | 0 | 1 | 0 | 3 | 0 | 1 | 3 | x | 11 |
ロッテは両軍合わせて9本の本塁打が出る空中戦に敗れた。
先発した岩下が初回に3連発を浴びるなど、4回途中4失点。中継ぎ陣も3投手がそれぞれ失点し突き放された。打線は井上の2打席連続発などで追い上げたが及ばなかった。
井口資仁監督は「点は取れていたので、何とか守り勝たないといけない」と話した。
ロッテ鈴木大地内野手が攻守で存在感を見せた。5回の守備では一、二塁間を抜けそうな当たりを好捕し、打撃では2安打。打率を再び3割台に乗せた。
東京五輪では登録できる選手は24人と限られる。そこで鈴木だ。内野全ポジションに加え、今季は左翼も守った。高いリーダーシップも併せ持つ。
初回に先発岩下がつかまると、3度マウンドに歩み寄り「自分は技術的なことは言えない。『頑張れ』とだけ言いました」。攻守だけでなく精神的な支柱としてもチームを支える。
ロッテ先発の岩下はソロ本塁打を4本打たれた。1回1死から今宮に始まり松田宣、デスパイネと3者連続で柵越えを許し、松田宣には3回にも2打席連続弾を浴びた。4回途中で交代を告げられ「実力不足。こういう形になってしまいチームに申し訳ない」とうな垂れた。
これで7試合連続で3失点以上と不安定な投球が続く。井口監督は「立ち上がりは課題。どう調整するか考えないと」と苦言を呈した。
6点差の9回1死一塁、ロッテ・井上はソフトバンク・田浦のチェンジアップを捉え、左翼へ2打席連続16号2ランを放った。
両軍合計9発の打ち合いに敗れたが、不調で7番に下がる主砲にとっては今季初の1試合2本塁打。「少しずつ、自分のスイングができてきた。(本塁打を)勝利につなげるようにしたい」。対ソフトバンクは今季23打数12安打の打率.522、4本塁打、11打点と「鷹キラー」ぶりも健在だった。
ロッテ・井上が、レンジャーズのダルビッシュが絶賛した左腕のチェンジアップをつかまえた。9回1死一塁、ソフトバンク・田浦のチェンジアップを左翼席へ2打席連続の16号2ランだ。
「元々すごいチェンジアップ投げるなぁって思ってたけど、スローでみたら凄い。俺がこんなんやったら1球で肩もげる」と10日(日本時間11日)にダルビッシュが更新したツイッターでたたえた田浦の変化球だったが、落ち際を完璧にとらえた。
「少しずつ、自分のスイングができるようになってきている。負けている展開だし(本塁打を)勝利につなげるようにしたい」と井上。1試合2本塁打は今季初。7日の西武戦(ZOZOマリン)以来10試合ぶりの一発だった。開幕4番も不振により、現在は7番を打っているが、対ソフトバンクに関しては今季23打数12安打の打率.522、4本塁打、11打点だ。
激しい打ち合いの末、チームは敗れたものの「鷹キラー」の意地はみせた。
ロッテ・岩下はプロ入りワーストとなる1試合4被弾を喫し、4回途中4失点で3敗目を喫した。
「実力不足です。こういう形になってしまいチームに申し訳ないです」。
初回1死、今宮、松田宣、デスパイネに3者連続本塁打され、3回無死でも松田宣に2打席連続本塁打された。4回2死二塁、今宮を迎えた場面で76球での交代となった。
終始、リードを許したまま押し切られてしまった。井口資仁監督(44)は「なかなか流れを持ってこられなかった。点は取れたので守り勝たないといけない。岩下は立ち上がりが課題だと思う。ここ何試合か続いているので、その辺をどう調整するか考えてもらいたい」と厳しい表情で振り返った。
打線は角中、レアード、井上の2打席連続アーチの4本塁打で7得点を挙げたが、投手陣が踏ん張れなかった。
先発・岩下が初回に3者連続でソロを被弾。さらに3回にも松田に2打席連発となるソロを浴びた。後を継いだ東條、チェン、田中も失点し反撃ムードに水を差した。これで後半戦は2勝5敗と失速気味。上位進出へ正念場がやってきた。
ロッテ・岩下大輝投手(22)が3回2/3を投げ4本塁打を含む7安打4失点で降板。5勝目はならなかった。
初回1死から今宮、松田、デスパイネに3連続ソロを被弾。さらに3回先頭の松田には2打席連発となるソロを浴びた。
直近3試合は3回までに必ず失点し「序盤の失点をなくしたい」と課題を挙げていたが、この日も3回までに4失点と苦しんだ。これで7月の4試合で3回までに許した失点は実に「14」。カード初戦を任されている未来のエース候補は「実力不足です。こういう形になってしまいチームに申し訳ないです」と、うな垂れた。立ち上がりの悪さを克服しない限り、次のステップは見えてこない。
ロッテのブランドン・レアード内野手(31)が3試合ぶりにアーチを描いた。 2−4の4回1死で高橋礼の直球を左中間スタンドに運んだ。
試合前まで30本塁打を放っている西武・山川とデッドヒートを繰り広げる助っ人砲は「1点取られた後だったので、すぐに点を取ることができて良かった。何とか離されないようにして最後は勝ちたい」と言葉に力を込めた。
後半戦の開幕投手のロッテ・岩下大輝投手は「実力不足です」とうな垂れた。
初回1死から今宮、松田宣、デスパイネに3連発を被弾。立ち上がりが課題で8日の日本ハム戦で2失点、15日・西武戦では4失点。3回も松田宣に2打席連続のソロを浴び、井口監督は「(立ち上がりを)どう調整していくかだが、もう少し考えて欲しい」と話していた。