わたしはかもめ2019年鴎の便り(8月)

便

8月3日

東北楽天0−0千葉ロッテ(楽天生命パーク)

両チームとも決め手を欠き、延長12回の末に無得点で引き分けた。楽天は盗塁死や送りバント失敗が響き、2回1死満塁や7回2死満塁でもあと1本が出なかった。ロッテも拙攻が続き、好投した小島を援護できなかった。

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千葉ロッテ0000000000000
東北楽天0000000000000

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ロッテ小島好投、両親は青葉神社で政宗パワー授かる[ニッカン]

ロッテ小島和哉投手(23)が“4度目の正直”とはならなかったが、6回5安打無失点の好投を見せた。

「今まで試合を作れて来なかったので、今日の試合に関しては試合を作ることだけを考えてマウンドに立った。最低の役目は果たせたかなと思う」と手応えを口にした。

初回、抜群の立ち上がりを見せた。右打者には徹底的に内角を、左打者には外角を攻め、12球で3者連続三振を奪った。特に先頭の茂木、2番の下水流には6球連続ストライクで2三振。直球は140キロ前後だが勢いのある球を投げ込み、カットボール、スライダー、チェンジアップと多彩な変化球を交え、相手打者を翻弄した。「初回から飛ばし過ぎて後半真っ直ぐの勢いが弱くなっていたところはある。その辺は課題だが、初回はしっかりと入れたかなと思う」と言った。

この日の朝、父浩行さんと母美和子さん(ともに58)は車で仙台に入り。息子の初勝利を願って、青葉神社を参拝した。同神社に祭られている伊達政宗は偶然にもこの日が452歳の誕生日。青葉城にも訪れ“伊達政宗パワー”を吸収した。その後チェックインしたホテルの部屋番号は403。息子の「背番号43」を連想させる数字が並んでいたため好投の予感はあった。

反省を忘れず、1試合ごとに進化を遂げる。プロ初登板となった4月4日の西武戦は2回8失点KOだったが、3度目の登板となった前回7月17日の同戦では4回終了まで1安打投球。勝ち投手の権利が目前に迫った5回に5安打を浴び4点を失い降板したが成長を示していた。「前回やった失敗をくり返さないようにと。1戦目よりも2戦目。2戦目よりも3戦目という風に自分の中で分析してやってきた。今日出た課題は次に生かしたい」。プロ初勝利とはならなかったが、1歩ずつ階段を上った先には明るい未来が待っている。

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ロッテ・大地、最後の危機救った[サンスポ]

最後のピンチを鈴木が好守で救った。0−0の延長12回2死一、三塁で下水流の三塁前へのゴロを右手でつかんでそのまま一塁へ送球し、間一髪のアウトに。楽天ベンチのリクエストも判定は覆らず、選手会長は「内野安打でも駄目な場面。チームとしても、僕自身としても大きなプレー」と胸を張った。打線は延長戦に入ってからの2度を含め、3度の満塁機を生かすことができなかった。

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ロッテ小島、6回零封も初勝利お預け「役割は果たせた」[スポニチ]

ロッテのルーキー・小島は6回5安打無失点と好投したが、プロ初勝利はならなかった。「今まで試合をつくれていなかったので、今日はそれだけを考えた。役割は果たせた」。

初回は3者連続三振で入り、2回1死満塁も無失点。3回以降は3人ずつとテンポも良かった。14残塁と援護なく、初白星は逃したが、井口監督は「次回はまた、考える」と評価。1度、出場選手登録を抹消するが、近いうちに先発機会はありそうだ。

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ロッテ鈴木、サヨナラ阻止の好守、ぼてぼて三ゴロ間一髪アウト[スポニチ]

サヨナラ負けの危機を救ったのはロッテ・鈴木の勇気と洞察力だった。

0−0の延長12回2死一、三塁。楽天・下水流の打球はぼてぼての三ゴロだった。代走を出され、退いたレアードに代わり、この回、一塁から三塁に回った背番号7は素早く前進すると素手で打球をつかみ、一塁へ。間一髪アウトだった。

「下水流さんはその前の打席でも同じような当たり(8回1死、三塁内野安打)があったし、イメージはありました。正直、一塁は見る余裕もなかった。ギャンブルでした」。

今季はレアードの加入でコンバートされ、三塁でのスタメンは4試合。途中交代を入れても11試合目だったが、守備練習だけは欠かしたことはなかった。「練習は大事だと改めて分かりましたね」とほっとした表情を浮かべていた。

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ロッテルーキー小島、4度目の初白星ならずも力投6回零封!「試合を作ることだけ考えた」[スポニチ]

3戦3敗のルーキー左腕が、力投した。4度目の先発となったロッテ・小島は初回3者連続三振の立ち上がり。2回は一転、1死から3連打され満塁を招いたが、ここも太田をチェンジアップで空振りの三振など先制点だけは与えなかった。

「前回は5回で勝利を意識してしまった。今まで試合を作れていなかったので、今日は試合を作ることだけを考えてマウンドに上がりました」。

3敗目を喫した7月17日の西武戦(メットライフドーム)では勝利投手のかかった1−0の5回に一挙4失点し、KO。2軍へ降格している間、自分のことではなく、チームのためにできることを考え、たどり着いた答えだった。

6回5安打無失点。勝敗はつくことはなかったが、白星に値する貢献だ。「こういった展開でも、もう1イニング任せられるような、信頼されるピッチャーになりたいです」と小島は前を向いた。

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絶体絶命のピンチ脱出、鈴木の準備が生んだ最高のプレー[報知]

ロッテ・鈴木大地内野手(29)が執念のプレーで5時間9分の熱戦をドローに持ち込んだ。

0−0の延長12回。この回から三塁の守備につき、迎えた2死一、三塁の絶体絶命のピンチで打席には下水流が入った。

ここでチームリーダーの起点が働いた。

「下水流さんの前の打席の打球がぼてぼての当たりで内野安打。あのイメージがあったので気持ち前寄りにいた」。

下水流の8回の打席が三塁への当たりはぼてぼてのゴロで内野安打となったシーンを思い出していた。

土壇場の場面で同じような打球が飛んで来たが、猛ダッシュしてから素手で捕球し素早く一塁へ送球。36個目のアウトを奪う好守を「素手でいきましたし、一塁を見る余裕もなかった。ギャンブルでした」と振り返った。

用意周到さが生んだ最高のプレーだった。試合前練習では内野の全ポジションを守り、出番に備える。普段の積み重ねが、ここ一番で生きた。「打撃だけじゃなく、守備練習も大事ときづけた。今日みたいに守備で負けを減らせる試合もある。明日からもしっかり意識を持ってやっていきたい」と大地。負けていればAクラスが遠のく一戦。リーダーがチームを救った。

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井口監督「チャンスをものにできていない」、3度の満塁機生かせず14残塁でスコアレスドロー[報知]

ロッテは14残塁で無得点と打線が沈黙した。初回、延長10、11回と3度の満塁機を生かせなかった。相手投手陣が8四死球を出し、再三にわたって得点圏に走者を置いたが、あと1本が出ず。井口資仁監督(44)は「チャンスはいっぱいあったが、ものにできていない。その辺です。(状態の)良い人と悪い人がハッキリしている。打線の組み替えも考えます」と指摘した。

一方の投手陣は先発のドラフト3位・小島が6回無失点の好投。その後を継いだ松永、酒居、唐川、益田、石川、東妻、東條が無失点リレー。吉井投手コーチは「小島は真っすぐも強く突っ込めていたし、変化球も低めに投げられていた。5回も乗り切れたので、次につながる」とルーキー左腕を称賛。「リリーフは多分、彼らのキャリアの中で1番、緊張した試合だったと思う。経験できてレベルが上がったと思う。疲労が心配ですけど、また明日から彼らがどういう顔でどういう投球をするのかが楽しみです」と力投をねぎらっていた。

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ドラ3小島、6回無失点の好投も…援護なく初勝利お預け[報知]

ロッテのドラフト3位・小島和哉投手(23)が6回5安打6奪三振、無失点の好投も打線の援護がなく、初勝利はお預けとなった。

4度目の先発マウンドに上がった左腕は初回3者連続三振を奪う好スタートを切った。2回には1死から3連打を浴びて満塁のピンチを招いたが、太田を空振り三振、辰己を中飛に抑えて切り抜けた。

プロ初登板から観戦し続ける父・浩行さん(58)と母・美和子さん(58)がこの日も埼玉から球場へと訪れた。両親に初白星を贈ることはできなかったが、スコアボードに6つのゼロを並べたルーキー。収穫いっぱいの89球だった。

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ロッテ、3度の満塁生かせず…8四死球で14残塁[デイリー]

ロッテは1日のオリックス戦の延長12回5時18分に次ぐ5時間9分の長時間ゲームは延長12回ドロー。8四死球で14残塁。

3度の満塁機を生かせなかった井口監督は「チャンスで点が取れないので、その辺をしっかり反省しなければいけない」と悔しそうに振り返った。6回を無失点と好投した新人・小島には「いい投球だった」と合格点だった。

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