わたしはかもめ2019年鴎の便り(8月)

便

8月14日

北海道日本ハム4−9千葉ロッテ(東京ドーム)

ロッテが4位タイに浮上した。1回に荻野のソロと鈴木の2ランで3点を先制。2回に荻野の2打席連発となる2ランでリードを広げた。新人の小島が6回1失点でプロ初勝利を挙げた。日本ハムは8連敗で勝率が5割を切った。

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千葉ロッテ3220001019
北海道日本ハム0000011204

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ロッテ小島やっと日の目見た「オジマだよ」Tシャツ[ニッカン]

お立ち台を降りたロッテ小島和哉投手は「コジマじゃないよ、オジマだよ」Tシャツを着用し、ファンに挨拶した。

初勝利を挙げたら発売すると、球団が今季の早い段階から企画していた。「開幕のローテで投げさせてもらってから全然抑えられなくて、ここまで初勝利にかかってしまった。長かったという印象です」という小島のグッズがようやく日の目を見ることになった。

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ロッテ荻野「まさか」初の連発&3安打3打点大暴れ[ニッカン]

ロッテ1番荻野貴司外野手がプロ入り初の2打席連続本塁打を含む3安打3打点2得点と大暴れ。

小島の初勝利を後押しした。「まさかです。2打席連続はプロに入って初めてです」と驚きの表情を見せた。井口監督は「ホームランで前半良い形で(小島を)援護できた」と評価した。

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ロッテ3位小島「勝ったよー」観戦の両親に叫んだ[ニッカン]

ロッテのドラフト3位小島和哉投手(23)が、プロ5度目の先発となった日本ハム戦で初勝利を挙げた。打者から球の出どころが見えづらいフォームからキレのある直球、変化球をコーナーに決め、6回4安打1失点、6三振4四球と好投。昨夏の甲子園準優勝投手の吉田輝を相手に、浦和学院2年時の13年センバツで全国制覇を達成した左腕が、貫禄を見せつけた。

お立ち台で小島が叫んだ。「勝ったよー!」。観戦に訪れていた両親へ、心からの感謝の叫びだった。

「ウイニングボール?ここまで全試合を見に来てくれていた両親に渡したいです。近いところ(東京ドーム)で勝てて良かった」。ホッとした表情で話した。

立ち上がりをしのいで波に乗った。初回、2四球と大田の安打で2死満塁のピンチ。ここで6番王柏融に対し、持ち前の制球力で外角ギリギリを突いた。カウント2−1から、133キロカットボールでバットの芯を外し遊飛に打ち取った。

テークバックが体の真後ろに来るため、打者から球の出どころが見にくい。だから140キロ前後の直球が数字以上に速く見える。「スピードはないんですけど、自分の中では真っ直ぐがメイン。チェンジアップやスライダーも、その真っ直ぐを生かすためのもの」。2回以降、6回に失点するまで危なげない投球。特に西川、近藤、清宮、王柏融と並んだ左打者には1本も安打を許さなかった。

この日も観戦に訪れた父浩行さんは野球未経験者。だが小島が小学2年に野球を始めて以来、ほとんどの試合に応援に駆けつけ、アドバイスを送る。「父も母も野球をやったことはないけど『この間の試合とここが違うね』と感じたことを言ってくれる。そういうぼそっとした一言で気づくこともあるんです」。だからこそ、お立ち台から真っ先に感謝の言葉を伝えた。

「ここ最近投げ出したぐらいなので。チームを勝たせるとまで言えるピッチャーじゃないですけど、しっかり長いイニングを投げられるようになりたい」。これからも両親の目の前でイキの良い投球を披露する。

小島和哉(おじま・かずや)
1996年(平8)7月7日生まれ。埼玉県出身。浦和学院では甲子園に3度出場し、13年センバツではチームを初優勝に導いた。早大では2年秋に最優秀防御率に輝くなど、リーグ戦通算22勝。18年は大学日本代表にも選出され、同年ドラフト3位でロッテ入団。今年4月4日西武戦でプロ初登板。今季推定年俸1000万円。177センチ、81キロ。左投げ左打ち。

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ロッテ・小島がプロ初勝利!ドラ3左腕“5度目の正直”「この勝ちで次につながる」[サンスポ]

待ち焦がれた瞬間がやってきた。ロッテのドラフト3位左腕・小島和哉投手(23)=早大=がプロ初勝利。達成時の約束だった「コジマじゃないよ。オジマだよっ!!」Tシャツを身につけ、「勝ったよ〜!!」。初登板から全5試合、スタンドで見守り続けた両親に向けて絶叫した。

「結構長くかかったけど、この勝ちで次につながることもある。早大の先輩、和田さんのように長く投げ続けたい」。

切れのある直球で6回4安打、6奪三振。5回までは前回登板から11回連続無失点で、自己最多の114球を投げ抜いた。昨夏の甲子園準優勝の日本ハム・吉田輝との投げ合いを制し、2013年春の選抜優勝投手が威厳を示した。

プロを目指して早大へ進んだ。1年春から神宮デビューも、3年秋は1勝止まり。「球威も落ちていた。プロは無理だ」。当時の高橋広監督(現神戸医療福祉大監督)から厳しい言葉が飛んだが、小島の心は折れなかった。自分を追い込み「3年の10月頃から練習に取り組む姿勢が全く変わった」と同監督を驚かせ、4年時は春秋とも4勝。入学時から1度もぶれなかった「プロ一本」の思いを実らせた。

開幕ローテ入りしながら、4月4日の初登板は2回8失点。試合後に2軍落ちを告げられ、号泣した。このときも小島は折れなかった。目を覆いたくなる初登板の映像を何度も見返し、成長の糧にした。涙のKOから133日、チームを連勝で4位タイに導いた。

東京ドームは小2のとき、巨人のファン感謝祭へ家族で訪れ、グラウンドに降りてマウンドにも触れた。あれから15年、折れずに伸び続けた新芽が、思い出のマウンドで花開いた。

井口監督(小島について)
「回を追うごとに良くなっていった。チームに必要な左腕。次も頑張って欲しい。」
小島の父・浩行さん
「『なるようにしかならないから、リラックス』と言い続けてきた。とりあえずよかったね。後悔のないような野球人生を送って欲しい。」

◇その時

早大で主務を務めた高橋朋玄(現JX−ENEOS野球部マネジャー)は、移動中の車内で小島の初勝利を確認した。元々は選手だったが、小島に背中を押されてマネジャー転向を決意。「小島がいたから今の自分がいる。僕は日本一のマネジャーになれるよう頑張るので、小島には日本一の投手になって欲しいです」とエールを送った。

◇小島和哉(おじま・かずや)という男

生まれ
1996(平成8)年7月7日生まれ、23歳。埼玉・鴻巣市出身。
球歴
箕田小2年からりんどうスポーツ少年団で野球を始め、赤見台中では行田シニアでプレー。浦和学院高2年春の選抜で優勝。早大では4年時に斎藤佑樹(日本ハム)以来のエースで主将。東京六大学リーグ通算22勝13敗。
音楽好き
E−girlsが大好きで、大学時代は移動の車内BGMをいつも勝手に変えていた。
憧れの投手
早大先輩の和田(ソフトバンク)。動画を見て投球フォームを研究。プロ入り前には食事会で祝福を受けた。
好きな食べ物
肉、すし。
サイズなど
177センチ、81キロ。左投げ左打ち。独身。年俸1000万円。背番号43。

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ロッテ・鈴木、日本ハム・吉田輝に「簡単にやられたくない」[サンスポ]

ロッテは4本塁打で打ち勝った。荻野は吉田輝から、初回先頭打者本塁打を含む2本のアーチを放った。第1打席は全て直球の7球目を捉え「いい真っ直ぐが来るなと思っていた。たまたまバットの芯に当たってくれた」とうなずいた。

1回は荻野の一発の後に鈴木が14号2ランで続いた。吉田輝の初球の直球を右翼席に運び「真っ直ぐは強いし、いい投手。でも、簡単にやられたくないという気持ちだった」と先輩の意地をのぞかせた。

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ロッテ、荻野今季4本目先頭打者弾&大地14号2ラン[サンスポ]

ロッテの荻野貴司外野手(33)が14日、日本ハム19回戦(東京ドーム)に「1番・中堅」で出場。1回に日本ハム先発・吉田輝から、左翼席へ8号ソロを放った。

フルカウントからの7球目、甘く入った147キロ直球を完璧に捉え、ロッテファンで真っ黒に染まった左翼席中段まで運んだ。頼れるリードオフマンが、今季4本目の先頭打者本塁打でチームを勢いづけた。

さらにマーティンの四球を挟み、続く鈴木も初球の142キロ直球を捉え、右翼席へ14号2ラン。プロ初勝利を目指す先発のD3位・小島(早大)を1回から強力援護した。

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ロッテ・小島、早大時代に出会った「肩甲骨トレ」で球速10キロUP[スポニチ]

◇Hero's File

早大時代の小島は悩みを抱えていた。リーグ戦を戦えば、1ヶ月ほどで肩の痛みが出た。そのまま投げればパフォーマンスは大きく落ちる。原因は「肩甲骨」にあった。長らくソフトバンク・和田の個人トレーナーだった早大野球部の土橋恵秀コンディショニングコーチが、たまたま「肩甲骨」をテーマに研究しており、専用の器具で測定すると「肩甲骨が体に張り付かず、安定性がない状態だった」と土橋氏。3年の11月に症状が判明して以降は肩甲骨を安定させるトレーニングを強化した。3年では130キロ台後半だった直球が、4年の5月には147キロにまで伸びた。

日米通算134勝左腕を支え続けた男と出会い、肩痛の原因が判明した。1年を通じ、ローテーションで回る必要のあるプロの世界。この「偶然」の連鎖が、このプロ初勝利にもつながっていた。

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ロッテ・オジマ、プロ初勝利!5度目登板初のお立ち台「インタビューで名前を間違えられなくてよかった」[スポニチ]

5度目の正直だ。ロッテ・小島はヒーローインタビューで腹の底から叫んだ。「勝ったよ〜!」。5試合全て観戦しに来てくれた客席の両親に向けた感謝の雄叫びだった。

「開幕ローテーションで投げさせてもらって、全然勝てなくて初勝利までかかった。長かったと思います」。

苦手を克服した。この試合まで対左打者は33打数14安打の被打率.424だったが、初回1死一、二塁で清宮を空振り三振、なお2死満塁も王柏融(ワンボーロン)を遊飛。対左打者は9打数無安打と完封した。「内角へしっかり投げ、外勝負」とコンビを組んだ田村との左対策を徹底し、6回4安打1失点にまとめ上げた。

プロ初登板から3戦3敗、防御率10.35と壁にぶつかっていた左腕は3日の楽天戦(楽天生命パーク)の直前に母・美和子さん(58)から「健康にいいから食べてみなさい」とキウイを薦められた。ビタミンCや食物繊維が豊富で「毎食1個食べるようにしました」。夏の暑さ対策もあり、食べ始めた直後の楽天戦は6回無失点。この試合の5回まで11イニング連続無失点と「母の言葉」は偉大だった。

小2の時だ。巨人のファン感謝デーで東京ドームのマウンドに立ち、その手で土に触れた。「全く覚えていません」と笑うが、思い出の地でつかんだ初勝利もまた縁だった。

連勝でチームは4位タイへ浮上。「チームが上位に行くためには必要な左腕」と井口監督も期待をかけた。

初勝利記念の「コジマじゃないよ!オジマだよ!!」Tシャツに袖を通した小島は「インタビューで名前を間違えられなくてよかった」と笑いを誘った。

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ロッテ・ドラ小島がプロ初勝利、全試合見守った両親「野手の皆さんのおかげです」[スポニチ]

5度目の観戦となったロッテ・小島の両親も初勝利を喜んだ。父・浩行さん(58)は「大量点を取ってくれた野手の皆さんのおかげです」と笑顔。この日は昨年、死去した母方の祖父母である加藤清義さん(享年90)、初恵さん(同86)の遺影も一緒に「応援」。浩行さんは「お盆ですし、いい方向に導いてくれたのかもしれません」としみじみ語った。

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ロッテ・小島、プロ初勝利で「オジマだよっ」Tシャツ発売へ、お立ち台で“コジマ”警戒も…[スポニチ]

名字は「おじま」だが「こじま」と読み間違えられることが多かったロッテ・小島が、6回4安打1失点。5試合目で待望のプロ初勝利を挙げ、球団がかねて用意していた「コジマじゃないよ。オジマだよっ」Tシャツが、近日中に発売されることになった。

ヒーローインタビュー後、試作品に袖を通した小島は「インタビューで言われるかなと思っていました」と笑顔。「おめでとうございます!コジマさん」という無茶ぶりも警戒し、用意していた「オジマだよ!」の返しは杞憂に終わったが「名前を間違われずによかったです」と「オジマ」の読みが、浸透しつつあることを喜んでいた。

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ロッテ・ドラ3、オジマ勝ったよっ!!5戦目やっとプロ1勝、全試合見守った両親に「勝ったよー!」[スポニチ]

ロッテのドラフト3位ルーキー・小島がプロ5試合目の登板で待望の初白星を手にした。0勝3敗で迎えたこの日、日本ハム打線を料理し6回4安打1失点。6奪三振の好投で昨夏の甲子園準優勝右腕・日本ハム吉田輝との勝負に、浦和学院2年生エースとして13年センバツ優勝を導いた左腕が投げ勝った。

「結構長い時間かかったんですけど、勝つことができてよかったです」と充実した表情をお立ち台で見せた。デビュー戦となった4月4日の西武戦では、2回8失点と打ち込まれて2軍降格。それでも7月に1軍に再昇格を果たし、今月3日の楽天戦では初白星こそならなかったものの、6回5安打6奪三振無失点と好投を見せていた。

10日ぶりのマウンドに「前回のミス、反省を、必ずこの試合で生かすといいますか、次につながる投球を心掛けた」と話すように、5回まで2安打無失点。6回2死一、二塁、7番清水に適時打を打たれ1失点したが、114球を投じ待望のプロ初勝利を挙げた。だが、「少しフォアボールが多くなってしまって、流れも悪かったので、そこは次の反省点だと思います」と4四球を後悔。早大出身の左腕は喜びよりも先に反省点を口にした。

良かった点を問われると「数えるくらいしかないと思いますけど、次の試合に生かしていきたいです」とまたも謙虚。序盤に大量の援護をもらい「初回から点をとっていただいたので、投げやすい状況をつくってもらえてよかったです」と打線に感謝。

ようやく手にしたウイニングボールは「ここまで全試合、見に来てくれた両親に渡したいと思います」と話し、スタンドで見守った両親に向け「勝ったよー!」と声を張り上げた。

チームも2連勝で借金1とし、4位タイに浮上。「チームも流れが、勢いよく勝てているので、新人らしく、勢いづけるようなピッチングができるように頑張ります」と最後までルーキーらしい謙虚な笑顔で今後の活躍を誓った。

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ロッテ荻野、日本ハム・輝星から2打席連発!先頭打者本塁打は今季4本目[スポニチ]

ロッテの荻野貴司外野手(33)が14日、日本ハムのドラフト1位右腕・吉田輝星投手(18)から2打席連続本塁打を放った。

荻野はこの日「1番・中堅」で出場。初回に左翼席へ8号ソロを放つと、2回には甘く入ったスライダー左スタンドへ。9号2ランで5−0と突き放した。

荻野の先頭打者本塁打は今季4本目。昨季まではけがに苦しむシーズンが続いたが、今月12日にプロ10年目で初めて年間規定打席に到達した。荻野の2発により、チームの本塁打はリーグ2位の131本に。この日は日本ハムの吉田輝から2回にして早くも3本塁打を放つなど、注目を集めるルーキーに“洗礼”を浴びせた。

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小島のちょっといい話、好投の裏に母のアドバイス「キウイ」で球威が保たれた…[報知]

小島にとっては家族にささげる1勝になった。ここまで全試合、投球を見守った父・浩行さんは「昨年、和哉の大ファンだった母方の祖父母(加藤清義さん、初恵さん)が亡くなっていた。ちょうど今はお盆の時期だったので和哉をいい方向に導いてくれたのかな」と感慨深そうに語った。

母・美和子さんの助言も生きた。3日・楽天戦(楽天生命)では勝ち星こそつかなかったが、6回無失点。好投の秘密は「キウイ」だった。疲労回復に効果のあるビタミンCと筋肉の痙攣などを防ぐカリウムが豊富で夏場を乗り切るために毎日食べるように勧められ、選手寮では朝晩1個ずつ頬張った。キウイを食べ始めて以降の2戦で計12イニング1失点。キウイのおかげで球威(キュウイ)が保たれた。記念のウィニングボールは最愛の家族の元へと贈られる。

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小島、プロ初勝利!13年センバツV投手「コジマじゃないよ!オジマだよ!!」[報知]

気力を振り絞り小島は左腕を振った。7−0の6回。1点を返され、なおも2死二、三塁。自己最多114球目のカットボールで谷内を遊ゴロに仕留めた。6回を投げ4安打4四球も1失点にまとめ5戦目でプロ初勝利。ヒーローインタビューでは「結構長い時間がかかったけど勝ててよかった」と満面の笑みを浮かべた。

エリート街道を歩んできた左腕にとって忘れられない一戦がある。13年に浦和学院の2年生エースとしてセンバツ優勝。公式戦無敗のまま臨んだ同年夏の甲子園では1回戦で仙台育英に11失点しサヨナラ負けを喫した試合だ。左足をつって降板するアクシデントに見舞われ、182球の熱投も実らず途中降板。号泣しながらグラウンドを去った。「高校に入って最初に負けたのが、あの試合。それまでは投げれば勝つのが当たり前。あの試合のおかげで勝つのが当たり前じゃないんだなと教えられた」。

早大では東京六大学リーグ戦通算22勝。即戦力として満を持して臨んだ4月4日。プロ初登板初先発の西武戦では2回8失点の屈辱を味わった。自信を打ち砕かれたルーキーは打ち込まれる自分の映像を何度も見返し糧にしてきた。「勝てないんじゃないか」という弱い気持ちに打ち勝てたのも6年前の聖地で学んだ経験があったからこそだ。

打線も4本塁打などで9点を奪いルーキーを援護した。チームは2連勝で4位タイに浮上。「ルーキーらしく勢いをつけられる投球をしたい」と小島。逆転CSを狙う上で頼もしい新星が誕生した。

小島和哉(おじま・かずや)
1996年7月7日、愛知県生まれ。23歳。浦和学院高では1年夏からベンチ入り。2年生エースとして2013年センバツで優勝。14年夏は高校日本代表に選ばれ、U18アジア野球選手権準V。早大では4年時に主将。リーグ戦通算22勝12敗。18年ドラフト3位でロッテ入団。177センチ、81キロ。左投左打。年俸1000万円。

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ドラ3小島、亡き祖父母に贈ったプロ初勝利「勝つことができてよかった」[報知]

ロッテのドラフト3位・小島和哉投手(23)が6回1失点の好投でプロ初勝利を挙げた。

小島が気力を振り絞り左腕を振った。7−0の6回。1点を返されなおも2死二、三塁のピンチ。自己最多114球目はカットボールを選択し谷内を遊ゴロに仕留めた。6回を投げ4安打、4四球を与えたが、粘って1失点にまとめた。ベンチで交代を告げられると井口監督と握手を交わし、ねぎらわれた。

5戦目でようやく挙げた白星にヒーローインタビューでは「結構、長い時間がかかったけど、勝つことができてよかったです」と、はにかんだ。ウィニングボールの行き先を問われると「ここまで全試合見に来てくれた両親に渡したい。勝ったよー!」とスタンドに向かって手を振った。

ネット裏で息子の投球を見守った父・浩行さんは「5度目の正直ですね。点を取ってくれた野手の皆さんに感謝です。昨年、和哉の大ファンだった母方の祖父母(加藤清義さん、初恵さん)が亡くなっていた。ちょうど今はお盆の時期だったので和哉を良い方向に導いてくれたのかな」と感慨深そうに語った。

母・美和子さんからのアドバイスも奏功した。3日の楽天戦(楽天生命)では勝ち星こそつかなかったが6回無失点。好投の秘密は「キウイ」だった。試合の数日前に疲労回復に効果のあるビタミンCと長時間の運動による筋肉の痙攣などを防ぐカリウムが豊富で毎日食べるように勧められた。浦和の選手寮では毎日、朝と晩に1個ずつ頬張り、登板前は白米などの炭水化物を多めに食べてエネルギーを蓄えてきた。5度目の登板となったこの日の5回まで11イニング連続0封。キウイのおかげで球威(キュウイ)が保たれた。

井口監督は「ようやく初白星がついた。また次に向けて頑張って欲しい。残り試合でチームが上に行くために必要な左腕だと思うので」と称賛。逆転CSに向けた今後のキーマンとした。

小学2年の秋に巨人の「ファンフェスタ」で訪れた時に初めて踏んだマウンドで記念の1勝。今後に向けて「ルーキーらしくチームに勢いをつけられる投球をしたい」と堂々と宣言した。

小島和哉(おじま・かずや)
1996年7月7日、愛知県生まれ。23歳。浦和学院では1年夏からベンチ入り。2年生エースとして13年センバツで優勝。14年夏は高校日本代表に選ばれ、U18アジア野球選手権準V。早大では4年時に主将。リーグ戦通算22勝12敗。18年ドラフト3位でロッテ入団。177センチ、81キロ。左投左打。年俸1000万円。

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荻野「まさか」自身初の2打席連発&大地弾でハムのドラ1吉田輝KO[報知]

ロッテが荻野貴司外野手(33)の2本塁打と鈴木大地内野手(29)のアーチで日本ハムのドラフト1位・吉田輝星投手(19)をKOした。

荻野が放った打球は高く舞い上がり左翼席中段に吸い込まれた。初回先頭。オール直球勝負を挑んできた吉田輝の7球目を仕留めた8号は今季4本目の先頭打者弾。「最近は先頭で塁に出ることができていなかったので、何とか塁に出ることだけを考えていきました。結果的に本塁打になって先制することができてよかったです」と控えめに喜んだ。

さらにマーティンが四球を選ぶと、続く鈴木が初球の真ん中高めに来た直球を強振。右翼席にライナーで突き刺す14号2ランとなった。

さらに3−0の2回2死一塁の場面で再び荻野が見せた。スライダーを捉えた打球は左翼席への9号2ラン。自身初の2打席連発に「まさかです」と驚きの表情。ハムの黄金ルーキーに初被弾を含む3本のアーチを浴びせ、プロ最短となる2回0/3KOに追い込んだ。

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ロッテ・小島プロ初星、両親へ「勝ったよーっ」ドラ3が5戦目で歓喜[デイリー]

ドラフト3位の左腕、小島(早大)が5試合目の先発でプロ初勝利を挙げた。

開幕からローテに入ったが、なかなか勝てず「長かった…」。大量援護を受けて6回を1失点。「これからもチームに勢いをつける投球がしたい」と意欲を見せた。5試合追いかけてきたスタンドの両親に向かって「勝ったよーっ」と大声で報告していた。

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