わたしはかもめ2019年鴎の便り(8月)

便

8月26日

ZOZOマリンのビール売り子、30日半額デーPR[ニッカン]

ロッテのZOZOマリンの売り子5人が日刊スポーツ新聞社を訪問。30日のオリックス戦(ZOZOマリン=午後6時30分)で開催されるビール半額デーをPRした。

現在開催中の売り子ペナントレース7月ラウンドの勝者のりかさんは「1日の最高売り上げが334杯なので、当日は400杯を目標にしたい。ぜひZOZOマリンにお越し下さい」と呼びかけた。

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ロッテ小島が雪辱へ闘志、則本から「次もよろしく」[ニッカン]

ロッテ小島和哉投手が楽天則本昂にリベンジする。7回2失点も敗戦投手となった21日の楽天戦に続き、28日の同戦に登板予定。

2週連続で則本昂との投げ合いが予想され「登板翌日に『また次もよろしくね』と声をかけられた。負けないように頑張りたいと思います」と力を込めた。前回の失点は茂木、ブラッシュによる1発だっただけに「他にも1発がある人がいる。たまたま打たれなかっただけなので意識して投げるようにしたい」と警戒を強めた。

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選手会とNPB「現役ドラフト」導入めぐり事務折衝[ニッカン]

日本プロ野球選手会が出場機会の少ない選手を対象とした「現役ドラフト」の20年シーズンからの導入に強い意欲を示した。

26日、日本野球機構(NPB)と都内で事務折衝を行った。炭谷選手会長は「20年から行いたいという気持ちはある」と話した。両者とも制度導入に前向きだが、対象選手のリスト作成法などで協議を重ねている。NPB選手関係委員会の谷本委員長(阪神)は「まとめるのは簡単ではないとは伝えている」と一致に時間を要する構え。7月開催案も上がっているが、選手会の森事務局長は「シーズン中となると来年からは厳しいかもしれない。オフならば来年からやれるのではという感覚」とシーズン後の実施も念頭に置いた。

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[ニッカン]

ロッテが26日、売り子ペナントレース8月ラウンドの途中経過を発表した。1位はハンディを含め、つかささん(ソフトドリンク2070杯=ソフトドリンクのため200%計算で4140杯としてカウント)となった。

以下、順位詳細。

現在2位のななさんは「私はビールと試合の後半からはレモンサワーと2種類を販売しています。8月も残り2試合しかありませんが、30日の金曜日はビール半額デーで1杯350円なので、沢山売って逆転できるように全力で頑張ります。目指せ、マウエ」と意気込んだ。

[ルール]
(1)
参加者の勤続年数によって、日々の売上杯数にボーナスを加えた数量を確定杯数とする。1年目:1日の売上杯数の150%、2年目:1日の売上杯数の140%、3年目:1日の売上杯数の130%、4年目:1日の売上杯数の120%、5年目以上:ボーナス無し。ソフトドリンク・日本酒は勤続年数にかかわらず200%設定とする。
(2)
月毎(3月は4月度と合わせて集計する)に売上杯数1位の売り子を決定し、9月に実施する決勝ラウンドへの進出権を獲得。9月(10月に試合があれば加える)は各月の勝者で杯数を競い、9月にハンディを含み、トップの売り子が優勝となる。販売杯数ナンバーワンには多大なる栄誉と優勝賞品として「ハワイアン航空成田−ホノルル往復ペア航空券」がプレゼントされる。なお、今回の企画は東京ドーム開催は除く。

以下、各月ラウンドの勝者。

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ロッテ、30日オリ戦「チケット・ビール半額デー」[サンスポ]

ロッテ本拠地・ZOZOマリンでの「売り子ペナントレース」に参戦中のゆきさん、あやかさん、りかさん、ありささん、近藤さんが26日、サンケイスポーツ編集局を訪れ、30日のオリックス戦で実施する「チケット・ビール半額デー」をPR。年間優勝者はハワイ往復航空券がゲットできる。あやかさんは「ペアチケットなので、お母さんを連れて行きたいです」と夢を語った。

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現役ドラフト、来季導入検討、NPB&選手会が意見交換[サンスポ]

日本野球機構(NPB)と日本プロ野球選手会の事務折衝が26日、東京都内で行われ、他球団の現役選手を指名して移籍させる現役ドラフト制度の導入へ向けて意見交換を行った。炭谷銀仁朗選手会長(32)=巨人=は「2020年シーズンから行いたい」と来季の導入を目指す意向を示した。

現役ドラフトは選手の出場機会を増やすため、選手会が要望。双方が実施時期、対象者などの案を提示して検討している。NPB側の窓口を務める阪神の谷本修球団副社長は来年の導入について「引き続き相互で検討する。協議がまとまれば、そうしたいと思っている」と話した。

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現役ドラフト、来季導入も、選手会がNPBと意見交換[サンスポ]

日本野球機構(NPB)と日本プロ野球選手会の事務折衝が26日、東京都内で開かれ、他球団の現役選手を指名して移籍させる現役ドラフト制度の導入へ向けて意見交換した。炭谷銀仁朗選手会長(巨人)は「2020年シーズンから行いたい」と来季の導入を目指す意向を示した。

現役ドラフトは出場機会に恵まれない選手を救済するため選手会が実現を求めており、NPB側も導入には前向きな姿勢を見せている。開催時期や対象となる選手の条件、人数などは今後詰める。NPB側の窓口を務める阪神の谷本修球団本部長は来年の導入について「引き続き相互で検討する。協議がまとまれば、そうしたいと思っている」と話した。

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ロッテ、売り子5人がサンスポ編集局を電撃訪問、30日「ビール・チケット半額デー」PR[サンスポ]

ロッテの本拠地ZOZOマリンスタジアムで行われている「売り子ペナントレース」に参戦中の売り子、ゆきさん(アサヒビール)、あやかさん(キリンビール)、りかさん(サッポロビール)、ありささん(菊正宗)、近藤さん(コカ・コーラ)の5人が26日、東京・大手町のサンケイスポーツ編集局を訪問。30日に同球場でのオリックス戦で行われる恒例企画「ビール・チケット半額デー」をPRした。

サラリーマンが働き回る昼過ぎの大手町に、商売道具のビールサーバーを背負い、球場と同じ“勝負服”を身につけて来社。7月ラウンド優勝のりかさんは「半額デーで売るのは今年で3年目。去年は334杯だったので、今年は400杯売れるように頑張ります」と意気込むと、ゆきさんも負けじと「これまでは394杯が最高なので、新記録を出したい」と闘志を燃やした。

普段はチューハイを売ることが多いあやかさんも「半額デーは年に1回なので、慣れないけど頑張る」とビール売りに意欲。ソフトドリンク、日本酒は半額にはならないが、当日は多くの来場者が見込まれるとあって、ありささんは「日本酒は人数が少ないので、いっぱい回りたい」、売り子歴24年目の近藤さんも「ビール、コーラ関係なく、たくさん売って自分自身も楽しめるようにしたい」と笑顔を見せた。

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ロッテ売り子ペナント、8月2位・ななさんが30日ビール半額デーで大逆転V狙う[サンスポ]

ロッテは26日、好評企画の「売り子ペナントレース」の8月ラウンドのホームゲーム12試合(東京ドームを除く)終えての途中結果を発表し、ソフトドリンクを販売するつかささんが1位に立った。

8月のホームゲームは残り2試合。30日は恒例企画の「チケット・ビール半額デー」が行われるとあって、105杯差(ハンデを含む)で追う2位・ななさんは「私はビールと試合の後半からはレモンサワーと2種類を販売しています。30日の金曜日は、ビール半額デーの1杯350円ですので、たくさん売って逆転できるように全力で頑張ります。目指せ、マウエ」と大逆転優勝を誓った。

8月の途中結果は以下の通り。

昨年は、立ち売り販売のドリンクメニュー(ソフトドリンクも含む)を販売している売り子経験5年以内が条件だったが、今年はハンデをつける形で売り子年数に関わらず参加。また男性も参加可能となり、参加者総勢110人(昨年は88人)で行われている。

月毎(3月は4月度と合わせて集計する)に売り上げ杯数1位の売り子を決定し、9月に実施する決勝ラウンドへの進出権を獲得する。

4月ラウンドの勝者は今井さやかさん(ビール)、5月ラウンドの勝者は近藤晃弘さん(ソフトドリンク)、6月ラウンドの勝者はあやかさん(チューハイ)7月ラウンドの勝者はりかさん(ビール)。

9月(10月に試合があれば加える)の決勝ラウンドでは、各月の勝者で杯数を競い、ハンデを含み、9月にトップだった人が優勝となる。優勝者には、多大なる栄誉と優勝賞品として「ハワイアン航空 成田−ホノルル往復ペア航空券」がプレゼントされる。

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ロッテ、30日オリ戦で「チケット・ビール半額デー」、売り子5人が来社PR[スポニチ]

ロッテの本拠地ZOZOマリンで人気のビール売り子5人が、東京・越中島のスポーツニッポン新聞社を訪問。30日のオリックス戦で開催される「チケット・ビール半額デー」をPRした。

5人のうち近藤晃弘さん、あやかさん、りかさんが、9月に行われる「売り子ペナントレース」の決勝ラウンドに進出。ハワイ往復航空券の副賞がかかるだけにソフトドリンク担当24年目・近藤さんは「ぜひ、優勝したいですね」と意気込んでいた。

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炭谷選手会長「現役ドラフト」来季から導入希望、NPBと事務折衝[スポニチ]

日本野球機構(NPB)と労組・日本プロ野球選手会の事務折衝が26日、都内で行われ、選手会は炭谷銀仁朗選手会長(巨人)が出席。導入を求めている現役ドラフトについて意見交換し「20年シーズンから(制度として)行いたい」と希望した。

出場機会に恵まれない選手を救済するため、他球団が指名して移籍する同制度。導入へ向けてNPB側も実施時期など具体案を検討しており、窓口を務める阪神・谷本修球団本部長は来季からの導入について「引き続き相互で検討する。協議がまとまればそうしたいと思っている」と話した。

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ロッテ、売り子ペナントレース8月ラウンド2位に「ななさん」[スポニチ]

ロッテは26日、売り子ペナントレース8月ラウンドホームゲーム12試合を終えて、ハンデも含めた途中経過を発表した。

売り子年数、性別に関わらず、参加可能。110人で開催中。

月毎に売上杯数1位の売り子を決定し、9月の決勝ラウンドへの進出権を獲得できる。(4月=今井さやかさん、5月=近藤晃弘さん、6月=あやかさん、7月=りかさん)。決勝ラウンドで1位を獲得した売り子が、優勝となり「ハワイアン航空 成田−ホノルル往復ペア航空券」がプレゼントされる。

現在、8月ラウンド2位につけるななさんは「売り子歴2年目のななです。私はビールと試合の後半からはレモンサワーを販売しています。8月も残り2試合しかありませんが、30日の金曜日はビール半額デーの1杯350円ですので沢山売って逆転できるように全力で頑張ります」と意気込んでいた。

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大混戦パ・リーグ、9.5差に6チーム、“史上最強の最下位”誕生も[スポニチ]

◇データプラス

ソフトバンクに優勝マジック点灯が迫っているパ・リーグだが今季は6チームが9.5差に収まる大混戦。今後の展開次第では史上最強の最下位が誕生するかもしれない。

優勝争いもさることながら今季のパはCS圏争いが激しい。全チームに自力でのCS進出の可能性があり、2位から6位までが6.0差。3位から6位は3.5差しかない。現在の最下位はオリックスだが、53勝59敗5分けで借金6。勝率.473は過去に最も勝率が高かった最下位である73年広島の.472(60勝67敗3分け)を上回っているのだ。

1位ソフトバンク(.557)と6位オリックスの勝率差は.084。過去に1位から6位までの勝率差が.100未満だったのは(パの前後期制=73〜82年を除く)

年度勝率差ゲーム差
73年セ.0526.5
92年セ.0699.0
94年セ.0699.0
98年パ.0729.5
08年パ.08912.5

両リーグ合わせて5度だけ。今季がいかに珍しいかが分かるだろう。

最下位チームからタイトルホルダーが出る可能性もある。昨年、岸(楽)が最優秀防御率を獲得したが、今季も山本(オ)が防御率1.84でトップにいる。故障のため1軍登録を抹消されており規定投球回数到達は微妙だが、最下位&1点台での獲得なら史上初の珍事だ。5位の日本ハムにはハーラートップ(13勝)の有原がいる。最下位&最多勝は98年黒木知宏(ロ)以来21年ぶりとなる。残り30試合を切ったペナントレース。混パは最後まで盛り上がりそうだ。

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炭谷選手会会長、「現役ドラフト」2020年からの開催を希望[報知]

日本野球機構(NPB)と日本プロ野球選手会の事務折衝が26日、都内で行われ、出場機会が少ない選手の移籍活性化を目的とした「現役ドラフト」について議論した。出席した炭谷選手会会長(巨人)は「2020年から行いたい」と、選手会側の希望を口にした。

現役ドラフトを巡っては、2年に1度、7月に開催するNPB案を軸に検討を進めているが、開催時期や方式、対象人数(リスト)などについては12球団内で意見がまとまっていない。選手会側はシーズンオフに開催する選択肢も視野に入れながら早期導入を希望し、炭谷会長は「色々な意見を出した上で最終的によりよい制度になってくれたら」と期待を込めた。

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井上、3位楽天との直接対決へ決意「自分が打って勢いづけたい」[報知]

ロッテ・井上晴哉内野手(30)が26日、27日からの3位楽天との3連戦(楽天生命)に向けて決意を示した。24日のソフトバンク戦(ZOZO)で4番に復帰したアジャは「チームの状態がいい。自分が打ってさらに勢いづけたい」と意欲。主砲の仕事を全うするつもりだ。

今季は敵地で6勝1敗2分けと好調。井上は打率は2割7厘も、2本塁打、7打点と勝負強さは際立つ。勝ち越せば3位浮上の“山場”でアジャが快音を響かせる。

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8・30オリ戦は「チケット・ビール半額デー」売り子5人が熱烈PR[報知]

ロッテが本拠地開幕戦から実施しているビールの売り子ペナントレースで活躍中の5人が26日、東京・港区の報知新聞社を訪れた。

戦いの舞台は本拠地・ZOZOマリンで、月毎に売上杯数1位の売り子を決定し、9月に実施する決勝ラウンド(R)で優勝を争う。9月(10月に試合があれば加える)の決勝Rは各月の勝者で杯数を競い、9月にハンデを含み、トップだった売り子が優勝となり、優勝賞品としてハワイ往復航空券がプレゼントされる。

30日のオリックス戦は「チケット・ビール半額デー」で通常700円の生ビールが1杯350円になる。

アサヒビール3年目・ゆきさんは「お客さんの応援をアルコールでプッシュできるようにしたいですね。一緒に楽しめたら」とクリクリの目を輝かせた。 6月R勝者のキリンビール2年目・あやかさんは「『半額デー』は年1回なので、お客様が楽しめるように頑張りたいです。1日の最高記録が264杯なので300杯を目指したいです」と気合十分だ。

将来の夢が「カメラマンになって巨人の坂本勇人選手を撮ること」だというサッポロビール3年目・りかさんは7月Rの勝者。「(試合の)チケットも半額で普段は野球をあまり見ない方も足を運んでもらって、ZOZOマリンがいいところだと思ってもらえるように、お客様と色々お話できたらいいですね。杯数は自己最高の400杯を目指します」と満面の笑みで決意表明した。

菊正宗1年目・ありささんは「売り子の先輩たちを見習って私も頑張ります!」と初々しい表情で意気込みを語れば、5月R勝者のコカ・コーラ24年目の大ベテラン近藤さんは「ソフトドリンク、アルコール関係なく、お客様に楽しんでもらえるようにしたいです。過去最高の400杯を狙います」と高らかに宣言した。

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「現役ドラフト」NPB、選手会とも実施に前向き、巨人・炭谷会長「来季から」[デイリー]

日本野球機構(NPB)と日本プロ野球選手会の事務折衝が26日、都内で開かれ、出場機会の少ない選手を対象とした「現役ドラフト」などについて議論した。

選手会側は炭谷選手会長(巨人)も出席。開催時期など超えるべきハードルは高いが、双方ともに実施そのものについては前向きな姿勢。同選手会長は「色々と意見を出して素晴らしい制度にしたい」と活発な議論を歓迎した上で「来シーズンから行いたいと思っているので」と早期導入への強い気持ちを示した。

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ロッテ30日オリ戦でビール半額350円、売り子7月王者りかさん「目標400杯」[デイリー]

ロッテは30日の主催試合のオリックス戦で「チケット・ビール半額デー」と銘打つイベントを開催する。

26日はZOZOマリンスタジアムでビールの売り子を務めるあやかさんら5人が東京・木場のデイリースポーツを訪れ、通常700円のビールを350円で販売することをPRした。現在「売り子ペナントレース」企画も実施中で、7月の王者・りかさんは「半額デーの目標は1日400杯です」と自己最多記録の更新を誓った。

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プロ野球現役ドラフト来季導入も選手会がNPBと意見交換[デイリー]

日本野球機構(NPB)と日本プロ野球選手会の事務折衝が26日、東京都内で開かれ、他球団の現役選手を指名して移籍させる現役ドラフト制度の導入へ向けて意見交換した。炭谷銀仁朗選手会長(巨人)は「2020年シーズンから行いたい」と来季の導入を目指す意向を示した。

現役ドラフトは出場機会に恵まれない選手を救済するため選手会が実現を求めており、NPB側も導入には前向きな姿勢を見せている。開催時期や対象となる選手の条件、人数などは今後詰める。NPB側の窓口を務める阪神の谷本修球団本部長は来年の導入について「協議がまとまれば、そうしたいと思っている」と話した。

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[千葉魂]荻野支えた「塞翁が馬」、プロ10年目“初”づくし[千葉日報]

人間万事塞翁が馬。荻野貴司外野手ほど、この格言がピッタリのプロ野球選手はいない。プロ10年目の2019年。荻野は規定打席に初めて到達。本塁打も2桁を記録した。オールスターにも初出場。史上9人目の新人から10年連続の2桁盗塁をマークし、8月22日の東京ドームで行われたイーグルス戦では200盗塁を記録。ルーキーイヤーの2010年にわずか46試合の出場で25盗塁を記録するなど鮮烈なデビューを飾ったことを考えれば不運なケガに見舞われ遅い記録達成とはなったが、数々の不運としっかりと向き合い、地道にここまでたどり着いた。そして悔しさの募る心に、いつも伝え続けてきたのは知人から教えてもらった「人間万事塞翁が馬」という言葉だった。

「大事にしている言葉です。プロ野球はどうしても成績で一喜一憂したり、ケガをして落ち込んだりするけど、でも長い目で見ることも大事だと考えるようになりました。不幸と思ったことが実は幸せにつながっていたりする。不幸をただ単に嘆いて終わらせるのではなく、そこから這い上がることで成長できることもあるはずだと考えるようになりました」。

鮮烈なデビューを飾った1年目に半月板、2年目に膝の軟骨を痛めた。足と脇腹も肉離れした。肩も脱臼した。昨年は7月に右手首に打球を受け骨折。毎年のように故障して離脱。そのたびに落ち込んだ。「なぜ自分だけがこんなにケガに見舞われるのか」と悩んだ。そんな時にこの格言を教えてくれたのは先輩選手を通じて知り合ったビジネスマンだった。

「不幸な出来事が起きても、実はそれは人生において何かいい事へと繋がるのかもしれない。だから試練が立ちふさがっている時はそれを乗り越えることで人として成長するチャンスが待っているかもしれないと思うことだよ」。

食事を共にした際に聞いたその言葉が荻野の胸にスッと入ってきた。それからは様々な予期せぬ出来事にも前向きに捉えられるようになった。 「もちろんケガをしないに越したことはないと思います。でもケガをしたからプレーができる幸せを誰よりも自分は知っているし、野球選手である一瞬をしっかりと噛みしめながら生活できるようになった。ケガをしたから出会えた人もたくさんいた。体のことなど分かった事もたくさんある。今の自分があるのはたくさんの挫折のおかげだと思っています」。

最近、格言を教えてくれた知人から連絡がきた。「荻野くんの活躍が励みになっている」と言ってくれた。その知人は今まで営んでいた仕事を辞め、新しい事業に取り組み始めたばかり。様々な予期せぬトラブルや理想と現実の狭間に打ちのめされそうになる中で、10年目にして初めて規定打席に到達しグラウンド所狭しと躍動する背番号「0」の姿をテレビで目にして勇気が湧いてきたという。そして5年以上も前にケガに悩み苦しむ若者を元気づけようと教えた言葉を思い返し、自身もまた格言の意味を噛みしめ直す日々を過ごしている。

「あの時、人間万事塞翁が馬と言う言葉を教えてもらって、本当にありがたかった。その言葉が支えになった。今度は自分がプレーで恩返しをする番だと思いました」。

電話での知人との会話を終えた荻野は自分のプレーが人の心を動かしていることを感じ取り、気持ちを新たにした。

ケガに見舞われてきた野球人生。戦線離脱するたびに味わったつらさ。そして悔しさを噛みしめながら過ごしたリハビリの日々が背番号「0」を後押しする。今季はここまで110試合に出場をして打率3割9厘、10本塁打で27盗塁。チームの切り込み隊長としてマリーンズを引っ張り勝利へと導いている。味わった挫折の日々がエネルギーとなり困難を乗り越えてきた男だからこそ伝えられるメッセージがある。
(千葉ロッテマリーンズ広報・梶原紀章)

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