わたしはかもめ2019年鴎の便り(9月)

便

9月23日

千葉ロッテ6−1北海道日本ハム(ZOZOマリン)

ロッテが勝率を5割に戻した。1回に鈴木の適時二塁打、井上と清田の連続適時打で3点を先制。その後も2回に井上の適時打で1点を奪うなど小刻みに得点を重ねた。石川が7回1失点で8勝目。日本ハムは投打に精彩を欠いた。

123456789R
北海道日本ハム0000001001
千葉ロッテ31101000x6

ページトップ

さらばロッテ福浦、最後は一塁守備でつかんだ勝利球[ニッカン]

多くの遺産を残しレジェンドが去る。通算2000安打のロッテ福浦和也内野手兼2軍打撃コーチ(43)が現役を引退した。今季初の1軍は7番DHで先発し、4打数無安打もフル出場。DH解除で就いた一塁守備では美技を披露し、ロッテ一筋26年間の現役生活を締めくくった。チームは負ければCS進出が完全に消滅する可能性もあった一戦。福浦効果でチーム一丸となり、CS争いに踏みとどまった。

一塁ミットを高く突き上げた。福浦は9回から一塁守備に就いた。2死一塁の15球目。一、二塁間を抜けそうなライナーをダイビングキャッチ。巧打者ながらゴールデングラブ賞3度の名手は、ウイニングボールを右手に収めた。「最高の野球人生だった。最後は体が勝手に反応した。もう少し打てると思ったが甘くなかった。これが今の実力かな」。4打数無安打。それでも試合後9度、宙に舞った男に悔いはなかった。

ZOZOマリンや2軍のロッテ浦和球場では、練習で意図的にポップフライを上げる選手が目立つ。福浦の教えだ。02年から取り入れ、いまだ続けるルーティン。「ずっと前だね。まだ高畠さんが生きている時だから」。そう振り返ったのは高畠導宏氏(享年60)。ソフトバンク小久保やオリックス田口らを育てた名コーチ。初めて打率3割を達成した翌年の02年にロッテで打撃コーチを務めた。「しっかり見るのが1つだし、下半身を使わないと上がらない。(打撃の)修正方法で1番足を使いたい時はそれをするね」。同氏はロッテを1年で退任。04年に膵臓がんで亡くなった後も、教えを守り続けた。

初回に先制打を放った鈴木も、この練習の継承者。今年の石垣島キャンプ。調整期間として2軍で福浦と長く練習する時間があり取り入れた。今でも試合後の室内練習場で繰り返す。鈴木は「今日はやっぱり福浦さんのためにという思いもあった。すごい風が吹いていたが、あまり感じることなくできたのは、そういう思いがあったからだと思う」。最大風速18メートルの風にも全員が集中力を切らさず、3位に0.5差と迫った。

26年の現役生活を終えた福浦は「自分がかなえられなかったことは、リーグ優勝と井口監督の胴上げ。後は若い選手に任せたい」。築いた財産は、後輩達に受け継がれた。こうしてロッテの歴史は続いていく。

ページトップ

里崎氏「ロッテの歴史変えた人」福浦惜別コメント集[ニッカン]

ロッテ福浦和也内野手兼2軍打撃コーチ(43)が23日、引退試合にフル出場。7番指名打者で先発し、9回にはDH解除で一塁守備に。ライナーをダイビングキャッチして勝ち試合を締めた。ロッテナインや関係者が引退を惜しんだ。

サブロー氏(球団OB)
「知り合って25年。若い頃、毎晩僕の寮の部屋に来ていた。ロッテという球団への貢献度は誰よりもある。ロッテを強いチームにして欲しい。」
里崎智也氏(球団OB)
「福浦さんは、弱いときから強いときまでずっとやってきた。18連敗から31年ぶりの日本一を経験した最後の人。ロッテの歴史を変えた人。一緒に練習して自分もレベルアップできたと思う。」
日本ハム栗山監督
「2000安打まで努力で積み上げてきた姿は、メディアにいた頃から見てきた。(対戦相手としては)やっぱり嫌だった。技術的に本当に高いものがあった。26年はすごい。本当に、お疲れさまでした。」
ロッテ小野2軍投手コーチ(同期入団)
「色々な思い出がある。いい思い出でいうと一緒に入って、優勝をマウンドで一緒に喜べたこと。つらい思い出は入ってすぐお互いケガして、雑用やトレーニングしかできなかったり。いい思い出でもあるけどね。」
ロッテ根元内野守備・走塁コーチ
「練習で僕が福浦さんにノックするなんて。実感が湧かなかった。同じユニホームを着て立ち会えたこと、感謝しかありません。常に背中を見させてもらい、準備の大切さを学びました。伝えていきたい。」
ロッテ福嶋打撃投手(近鉄で現役引退後、スタッフとして福浦と同じ94年に入団)
「体も細く強い方じゃなかったけど、努力して体を作り上げた。2000本も打ち、大したもの。今日、久しぶりに福浦に投げられて、楽しかったです。」
ロッテ細谷
(今年ともに自主トレ)「見ていて学ぶことが多い。一緒に自主トレをさせてもらったのは1回だけだったけど、濃い時間だった。時間は戻せないけど、若いうちからもっと聞いておけばよかった。」
ロッテ香月
(2年前から自主トレ)「今まではただやみくもにフルスイングしていた。一緒に練習するようになってからは全力で振る中でも、1つ1つ考えるようになった。」
ロッテ田村
「1番の思いでは沖縄での自主トレやな。5年も一緒にやってたから1日1日が思い出だった。直接見てないのに調子を落としてるときにアドバイスくれたり、本当にすごかった。」
小学5年生の福浦の次男(始球式を務め)
「緊張したけどお父さんがバッターだったから投げやすかった。お父さんはいつも優しいしかっこいいです。」

ページトップ

ロッテ福浦が後輩に遺産…天国の高畠氏の練習法継承[ニッカン]

多くの遺産を残しレジェンドが去る。通算2000安打のロッテ福浦和也内野手兼2軍打撃コーチ(43)が現役を引退した。今季初の1軍は7番DHで先発し、4打数無安打もフル出場。DH解除で就いた一塁守備では美技を披露し、ロッテ一筋26年間の現役生活を締めくくった。チームは負ければCS進出が完全に消滅する可能性もあった一戦。福浦効果でチーム一丸となり、CS争いに踏みとどまった。

一塁ミットを高く突き上げた。福浦は9回から一塁守備に就いた。2死一塁の15球目。一、二塁間を抜けそうなライナーをダイビングキャッチ。巧打者ながらゴールデングラブ賞3度の名手は、ウイニングボールを右手に収めた。「最高の野球人生だった。最後は体が勝手に反応した。もう少し打てると思ったが甘くなかった。これが今の実力かな」。4打数無安打。それでも試合後9度、宙に舞った男に悔いはなかった。

ZOZOマリンや2軍のロッテ浦和球場では、練習で意図的にポップフライを上げる選手が目立つ。福浦の教えだ。02年から取り入れ、いまだ続けるルーティン。「ずっと前だね。まだ高畠さんが生きている時だから」。そう振り返ったのは高畠導宏氏(享年60)。ソフトバンク小久保やオリックス田口らを育てた名コーチ。初めて打率3割を達成した翌年の02年にロッテで打撃コーチを務めた。「しっかり見るのが1つだし、下半身を使わないと上がらない。(打撃の)修正方法で1番足を使いたい時はそれをするね」。同氏はロッテを1年で退任。04年に膵臓がんで亡くなった後も、教えを守り続けた。

初回に先制打を放った鈴木も、この練習の継承者。今年の石垣島キャンプ。調整期間として2軍で福浦と長く練習する時間があり取り入れた。今でも試合後の室内練習場で繰り返す。鈴木は「今日はやっぱり福浦さんのためにという思いもあった。すごい風が吹いていたが、あまり感じることなくできたのは、そういう思いがあったからだと思う」。最大風速18メートルの風にも全員が集中力を切らさず、3位に0.5差と迫った。

26年の現役生活を終えた福浦は「自分がかなえられなかったことは、リーグ優勝と井口監督の胴上げ。後は若い選手に任せたい」。築いた財産は、後輩達に受け継がれた。こうしてロッテの歴史は続いていく。


チームメートの粋な計らいが目立った。予め決まっていた監督、コーチ、選手が「背番号9」を背負うだけでなく、野手はみな福浦と同じオールドスタイル。普段はロングパンツスタイルの清田、井上、マーティンらも「福浦流」で臨んだ。自主トレをともにする田村は登場曲をSMAPの「ありがとう」に変更し感謝を伝えた。

ページトップ

9度宙に舞ったロッテ福浦、3度涙こらえ千葉に別れ[ニッカン]

千葉の誇りが26年間の現役生活に幕を下ろした。ロッテ福浦和也内野手兼2軍打撃コーチ(43)が23日、1年ぶりの1軍戦となる日本ハム25回戦(ZOZOマリン)にフル出場。7番指名打者で先発し、9回にはDH解除で一塁守備に。ライナーをダイビングキャッチして勝ち試合を締めた。引退セレモニーでは9度宙を舞い、長年熱い声援を送り続けた千葉のファンへ、感謝の言葉をつづった。

福浦コールが鳴りやまない。背番号9と同じ数だけレジェンドは舞った。引退決意から8カ月。紡ぐ言葉は同僚への感謝。そしてスタンドを埋めた、あるいはテレビの向こうから祈ったファンへの思いだった。「声援が力となり、勇気をもらい、今日まで僕の体を動かしてもらいました」。全方位に深々と頭を下げた。

出るつもりはなかった。1軍戦は1年間遠ざかる。前夜、電話が鳴った。井口監督だ。「明日スタメンね」。1度は断った。だが、球場で念押しされた。打撃練習後、緩んだ肘当てを締め直した。ぎりぎりまで最高の状態を模索。「4打席も立たせてもらった。CSがかかった大事な試合で。応えなきゃいけないけど、これが実力」。2001安打目はならず。でも向けられる視線は優しかった。

朝9時の球場入りからファンが迎えてくれた。第3打席では母校の名物応援歌、レッツゴー習志野がかかった。横っ跳びの華麗な一塁守備でゲームセットとすると、両ベンチから拍手が起こった。「足を引っ張ってしまったけど、勝てたことが本当に嬉しい」。

2日間で3度、泣きそうになった。前日の浦和での胴上げ。妻と愛息2人からの手紙を読んだ朝。そして9回、益田が牽制を入れてくれた時。過ぎ去る一瞬一瞬を大切に刻み込んだ。

紙吹雪の舞うグラウンドを1周し、右翼スタンドに差しかかった頃。何度背を押されたか分からない、あのメロディーが流れた。

♪俺達の福浦 一打に全て込めて 不屈の闘志を見せてくれ 千葉の誇り胸に

「これが最後なんだなあ」。ロッテ一筋26年。「ドラフト最下位からここまで来られて、たくさんの皆さんに送っていただいた。幸せな野球人生でした」。悔いは、ない。

ページトップ

井口監督逆転CSへ「明日は全員で勝ちにこだわる」[ニッカン]

ロッテが3位楽天とのゲーム差を0.5に縮め、逆転でのCS進出へ望みをつないだ。初回からチーム一丸となり3点を先制するなど打線がつながり6得点。

投げては先発石川が7回1失点でチームトップタイの8勝目を挙げた。井口監督は「初回からみんなしっかりいってくれたし、石川も丁寧に投げてくれた。明日は全員で1つの勝ちにこだわっていきたい」と力を込めた。

ページトップ

ロッテ福浦、通算2000安打ジャスト引退は史上初[ニッカン]

ロッテ福浦和也内野手が引退試合で4打数0安打に終わり、通算安打が2000本で現役を引退した。

00年駒田徳広(横浜)が9月6日に通算2000安打を達成し、通算2006本で引退したが、2000本ちょうどで引退するのは初めてだ。ちなみに、投手では藤本英雄(巨人)が55年10月11日広島戦で通算200勝を達成し、この登板を最後に通算200勝87敗で引退している。

ページトップ

ロッテ福浦「多くの人に支えられ」引退挨拶で感謝[ニッカン]

ロッテ福浦和也内野手の引退セレモニーが行われた。この日、7番指名打者でフル出場した福浦は4打数無安打に終わったが、守りでは9回日本ハム平沼の一、二塁間を襲う強烈なライナーを横っ飛びのファインプレーで好捕し、ウイニングボールをつかんだ。

試合後の引退セレモニーでは井口監督らから花束が手渡された。

高橋由伸前巨人監督、巨人上原、元同僚のベニー・アグナヤニ、里崎、小林雅、大松、渡辺俊、今江、西岡、岡田、サブローからビデオメッセージで26年間のプロ生活にねぎらいの言葉がおくられた。

福浦は引退の挨拶の冒頭、セレモニーを企画してくれたロッテや日本ハム球団関係者へ感謝の言葉をつづった。「ロッテに入団して26年が経ちました。自分の力ではここまでこれませんでした。井口監督、今岡監督、コーチ、ともに戦った選手、これまで戦ってきた監督、コーチ、選手、同期、たくさんの人に支えられいい経験をさせていただき、ここまでこれた」と話した。

小学1年から野球を始め、丈夫な体を授けてくれた親や家族にも感謝しきりだった。

サブローらから花束を受け取り、場内一周では紙吹雪が舞う中、福浦コールに手を挙げて応えた。最後はチームメイトから背番号9と同じ9回の胴上げで千葉の夜空に舞った。

福浦和也(ふくうら・かずや)
1975年(昭50)12月14日、千葉県習志野市生まれ。習志野ではエースで4番(甲子園出場なし)。93年ドラフト7位でロッテ入団。1年目の94年夏に打者転向。01年に首位打者を獲得して、01〜06年に6年連続打率3割。18年9月22日西武戦で通算2000安打を達成した。ベストナイン1度、ゴールデングラブ賞3度。183センチ、88キロ。左投げ左打ち。今季推定年俸2000万円。

ページトップ

ロッテ福浦7番指名打者で引退試合、第4打席は捕飛[ニッカン]

ロッテ福浦和也内野手兼2軍打撃コーチ(43)が、自身の引退セレモニー実施日に「7番指名打者」で先発出場した。

福浦を勝利で送りだそうと言わんばかりに、打線は1回からつながり3点を先制。1回1死一、二塁で第1打席へ入った。2ボールからの3球目の初スイングは139キロをファウル。もう1球ファウルを挟んだカウント2−2から、142キロの直球をたたき、遊ゴロに倒れた。

第2打席は3回の先頭。カウント1−2から144キロの直球を捉えたが、投ゴロに倒れ出塁ならず。

第3打席は5回無死一塁。右翼応援席からは美爆音で有名な母校習志野高校の「レッツゴー習志野」の福浦バージョン「レッツゴー福浦」の応援。2ストライクから2球粘った後の5球目、139キロの直球を捉え打球は右中間へ。大きな歓声が上がるも右翼手の守備範囲。右飛に倒れた。

第4打席は7回の先頭。スタンドからは割れんばかりの「福浦コール」。1ボールからの2球目129キロを高々と打ち上げた打球は風に戻され捕飛となった。7回終了で4打数無安打。

ページトップ

ロッテ福浦次男が始球式「お父さんはいつも優しい」[ニッカン]

ロッテ福浦和也内野手兼2軍打撃コーチ(43)の引退セレモニー実施日で、福浦の小学5年生の次男が始球式を行った。

打席には福浦。投球前に帽子が飛ぶほどの強風で、電光掲示板には風速18メートルが表示される中、内角へ投じた球はワンバウウンドで捕手田村のミットに収まった。福浦次男は「緊張したけど、お父さんがバッターだったから投げやすかった。お父さんはいつも優しいし、かっこいいです。今日もヒットを打って欲しいなって思います」と言葉を弾ませた。

ページトップ

ロッテ福浦、引退記念カップ第6弾を販売[ニッカン]

ロッテは23日、福浦和也内野手兼2軍打撃コーチ(43)の引退記念カップ第6弾を23日の日本ハム戦、24日の西武戦(ともにZOZOマリン)で販売すると発表した。第6弾はピンストライプユニホームの写真となっている。

引退記念カップは全てのドリンクにプラス300円で購入可能。

ページトップ

ロッテ福浦「正直さみしい」引退試合スタメン起用[ニッカン]

ロッテ福浦和也内野手兼2軍打撃コーチ(43)が昨季2000安打を達成した8月22日の西武戦以来の1軍合流。引退セレモニー実施日のこの日、日本ハムとの最終戦に先発出場する。

多くの報道陣が集まる中、午前10時18分にグラウンドに姿を現した。アップを済ませた後、ノックで軽快な一塁守備を見せると、打撃練習は40スイング中1本の柵越えを放った。「正直さみしい気持ちが強い。バッティングピッチャーの一生懸命投げてくれた球で詰まっている。試合は不安です」としながらも「何とかチームが勝てるように頑張りたい」と意気込んだ。

井口監督は「福浦が入って、チームが1つになってこの2試合勝てたらと思う。基本的にはフルで(出場を)考えている」とスタメン起用を明言した。

ページトップ

福浦と一緒に絶対CS!ロッテ、連勝で3位楽天と0.5差、引退試合“男気起用”にナイン発奮[サンスポ]

パ・リーグ4位のロッテは23日、日本ハム最終戦(ZOZOマリン)に6−1で勝利。今季限りで現役を引退する福浦和也内野手兼2軍打撃コーチ(43)が「7番・DH」で出場した引退試合を白星で飾り、3年ぶりのクライマックスシリーズ(CS)進出へ望みをつないだ。24日に西武と当たる今季最終戦(ZOZOマリン)に勝ち、楽天がソフトバンクに敗れれば、逆転でのCS進出が決まる。

レジェンドが飛んだ。6−1の9回2死一塁。この回から一塁で現役最後の守備に就いた福浦が、自身の右を襲った痛烈なライナーに飛びついた。自らの引退試合、そして奇跡の逆転CS進出へ望みをつなぐ大きな1勝をつかみ取り、とびっきりの笑顔を見せた。

「とにかく試合に勝ってくれて嬉しかった。まさか最後飛んでくるとは…。体が勝手に反応した」。

今季1軍出場のない本人が1度は固辞した、チームが激しいCS争いをするシーズン最終盤でのフル出場。「福浦が入ることで、またチームが1つになる」という井口監督の“男気起用”に、ナインは奮い立った。指揮官を含め全員が背番号9のユニホームを着用。野手はストッキングも福浦流のオールドスタイルで臨んだ。

「福浦さんに1打席でも多く、守備にも就くと聞いていたので、なるべくいい展開にしたいと思っていた」と選手会長の鈴木。1回無死二塁で先制の適時二塁打を放ち、口火を切った。

“福浦チルドレン”も輝いた。2試合続けて当たりのなかった4番・井上が2打席連続適時打を含む3安打2打点。「昨日も打てていない。福浦さんの引退試合だし、勝ちたかった」。主砲は今季、開幕直後に大不振で2軍落ち。そのとき、救いの手を差しのべたのが福浦だった。「下だよ、下」。短い言葉だったが、打撃における下半身の意識を見つめ直すと復調。持ち前のパワフルな打撃を取り戻し、昨季に並ぶ自己最多の24本塁打をマークした。

福浦は4打数無安打に終わり、史上初のジャスト2000安打でバットを置いた。それでも、最後の雄姿を見ようと詰めかけた本拠地今季最多3万343人の大観衆とナインが1つになった。負ければCS進出が絶望的となる一戦に、12安打6得点で勝利した。

福浦が「悔いはない」と言い切った26年に及ぶ現役生活。だが、果たせなかった夢はある。「リーグ優勝と井口監督の胴上げ」。24日のレギュラーシーズン最終戦に勝てば、胴上げの可能性は残っている。夢は、後輩達に託された。『選手・福浦』と戦う最後のシーズン。まだ終わらせるつもりはない。

井口監督
「福浦の引退試合だったし、CS進出も懸かっている。最後は神様がいた。(24日の西武戦に)自分達ができることを全てぶつけたい。」
益田(9回を締め)
「低く投げる意識しかなかった。今日はエンターテインメント感がすごかった。」
日本ハム・栗山監督(引退試合の福浦に)
「この世界でここまでやるのは本当にすごいこと。お疲れさまでした。」

◇同率ならロッテが3位

レギュラーシーズンの順位は勝率によって決定する。同率の場合、パ・リーグは
(1)
当該球団間の対戦勝率が高い順
(2)
リーグ内対戦成績(各球団125試合)の勝率が高い順
(3)
前年度順位の上位

の順で決定。ロッテが残り1試合に勝ち、楽天が残り2試合を1勝1敗だと勝率.504で並ぶが、ロッテが楽天に13勝10敗2分けと上回っており、ロッテが3位になる。なおセ・リーグは同率の場合、

(1)
勝利数の多さ
(2)
当該球団間の対戦勝率が高い順
(3)
前年度順位の上位

の順で決める(2球団が同率の場合)。

福浦和也(ふくうら・かずや)
1975(昭和50)年12月14日生まれ、43歳。千葉・習志野市出身。習志野高から94年ドラフト7位でロッテに投手として入団。野手に転向し、プロ4年目で1軍初昇格。2001年に史上初めてシーズン盗塁ゼロでの首位打者に輝いた。昨年に通算2000安打を達成。同年からコーチを兼任し、今季は2軍打撃コーチ。ベストナイン1度(DH)、ゴールデングラブ賞3度(一塁手)。183センチ、88キロ。左投げ左打ち。既婚。年俸2000万円。背番号9。

ページトップ

ロッテ・石川、先発復帰5連勝締め[サンスポ]

ロッテの石川歩投手(31)が23日、日本ハム最終戦(ZOZOマリン)に先発。7回6安打1失点、5奪三振の好投でチームトップタイの8勝目を挙げた。

「今日は絶対に負けちゃいけない試合なので、精神的にもなかなか厳しかった。とにかく風がすごく、コントロールも思ったところにはなかなかいかないので、真ん中に狙って投げた。打ち損じてくれてよかった」。

最大20メートル近く吹き荒れた強風をもろともせず、1回から安定した投球。3回までに5得点の援護も味方に、テンポ良く投げ抜いた。

6年目の今季は開幕投手を務めたが、状態が上がらず大量失点を喫するケースも目立ち、後半戦からは中継ぎに配置転換された。しかし、8月13日の先発復帰後は、これで全7試合で6回以上を投げて自責点3以下のQS(クオリティ・スタート)を達成した。

6月までに9勝を挙げながら、7月以降未勝利に終わった昨季とは一変。今季は終盤に無傷の5連勝を飾り、レギュラーシーズンを締めくくった。

ページトップ

ロッテ・石川、風に負けず8勝目「今までで1番」[サンスポ]

ロッテの石川は15メートルを超える強風が吹く中、7回を6安打1失点と粘り、自身5連勝でチームトップに並ぶ8勝目を挙げた。「絶対に負けてはいけない試合だった。精神的にもなかなか厳しかった」と、クライマックスシリーズ(CS)進出に望みをつないだことを安堵した。

6年目の経験をもってしても「とにかく風がすごかった。今までで1番」と振り返るほどの悪条件だった。制球が定まらない中、真ん中を狙って投げた。相手の淡泊な攻撃にも助けられ「打ち損じてくれて良かった」と息をついた。

ページトップ

ロッテ・福浦が引退試合でウイニングボールを好捕、史上初のジャスト2000安打で引退[サンスポ]

今季限りで現役を引退するロッテの福浦和也内野手兼2軍打撃コーチ(43)が23日、日本ハム25回戦(ZOZOマリン)に「7番・DH」で現役最後の試合に先発出場。4打数無安打で、史上初となる通算2000安打ちょうどでバットを置いた。

3打席凡退で迎えた7回の第4打席は先頭で捕飛。満員のファンの前で安打は出なかったが、守備では最後の雄姿をみせた。6−1の9回、DHが解除され、慣れ親しんだ一塁の守備位置へ。2死一塁から平沼の痛烈なライナーを横っ飛びで好捕した。自身の引退試合でウイニングボールをつかむ美技で、大観衆を喜ばせた。

ページトップ

ロッテが福浦引退試合で3回までに5点の猛攻、大地「福浦さんのため、千葉のために」[サンスポ]

ロッテの福浦和也内野手兼2軍打撃コーチ(43)が23日、現役最後の試合となる日本ハム25回戦(ZOZOマリン)に「7番・DH」で先発出場した。

3年ぶりのクライマックスシリーズ進出を争うシーズン終盤の重要な一戦。今季1軍出場なしのレジェンドをスタメンで起用した井口監督は試合前に「福浦が入ることで、またチームが1つになる」と話していたが、その言葉通りにチームは一丸となった。

1回から先頭の荻野が中前打で出塁。続く鈴木の左翼への飛球が風に乗って左翼手・近藤の頭上を越える適時二塁打となり、1点を先制した。選手会長の鈴木は試合前に「今日は絶対に勝ちます。福浦さんのため、千葉のために」と力強く誓っていた。

さらに無死一、二塁から井上、清田の連続適時打で1回に3得点。2回は再び井上の適時打、3回も暴投で1点ずつを加え、3回までに5−0とした。

ページトップ

ロッテ・福浦の引退試合で次男が始球式、「今日もヒット打って欲しい」[サンスポ]

ロッテの福浦和也内野手兼2軍打撃コーチ(43)が23日、日本ハム25回戦(ZOZOマリン)に「7番・DH」で現役最後の試合に臨んだ。

試合前には小学5年の次男が始球式を行った。左打席に立った父に向かってワンバウンド投球。大観衆の拍手に包まれた。大役を務めた次男は「緊張したけど、お父さんがバッターだったから投げやすかった。お父さんはいつも優しいし、かっこいい。今日もヒットを打って欲しいなって思います」と語った。

ページトップ

ロッテ・福浦、引退試合に「正直寂しい」[サンスポ]

今季限りで現役を引退するロッテの福浦和也内野手兼2軍打撃コーチ(43)が23日、日本ハム25回戦(ZOZOマリン)に「7番・DH」で現役最後の試合に臨んだ。

試合前には「正直寂しい気持ちは強いけど、この舞台を用意してもらって、ここまでやってきてよかったなと。感謝しかない。一生に残る1日になると思う。チームの大事なときに使ってくれた井口監督、チームに応えられるように、自分が打って勝てれば1番いい」と感謝すると共に、気合を入れた。試合前のフリー打撃では、40スイングで1本の柵越えを放った。

チケットは完売。大歓声に包まれながら打席に向かった。おなじみのルーティン、聞き慣れた「♪俺たちの〜福浦〜」の応援歌を背に力いっぱいバットを振った。

3−0とリードして迎えた1回1死一、二塁の第1打席は遊ゴロ。3回先頭の第2打席は投ゴロに倒れた。

ページトップ

ロッテ、福浦引退記念カップ第6弾を発売、全ドリンクにプラス300円で[サンスポ]

ロッテは23日、今季限りで現役を引退する福浦和也内野手兼2軍打撃コーチの引退記念カップ第6弾を、引退セレモニーが催される同日の日本ハム戦(午後2時試合開始)と、24日の西武戦(午後6時15分試合開始)で販売することを発表した。ピンストライプのユニホーム姿がデザインされており、アルコール・ノンアルコールすべてのドリンクにプラス300円で購入できる。

ページトップ

ロッテ福浦「幸せ」引退セレモニーで9度舞い、さらば「幕張の安打製造機」[スポニチ]

「70番目の男」はついに伝説となった。今季最多3万343人が見守った引退セレモニー。目の前のビジョンには西武・松井稼頭央2軍監督、前巨人監督の高橋由伸氏、今季引退した元巨人・上原浩治氏ら、同学年の仲間からねぎらいの言葉が届いた。93年のドラフト7位、12球団で最後に名前を呼ばれたロッテ・福浦が、最後にバットを置いた。

「ドラフト最下位指名で26年。ここまで来られて幸せだった」。

投手で入団し、1年目に打者転向。多くの支えの手に救われ、積み上げた2000安打。監督、コーチ、打撃投手、用具担当、マネジャー、広報、トレーナー、そしてファン。助けられた人達の役職を並べたのは苦労人・福浦らしかった。

チームはCS争いの真っ最中。前夜まで辞退するつもりだったが、井口監督の直電で腹を決めた。「7番・DH」で4打数無安打だったが、9回に一塁の守備に就き、2死から平沼のライナーにダイビング。「体が反応した」とウイニングボールをつかみ、最高の笑顔が浮かんだ。

涙もあった。千葉市内の自宅を出る際、麻由美夫人と息子2人から手紙を渡された。球場のロッカールームで読むと涙腺が緩んだ。「家族は十分、支えてくれた。これからは接する時間を増やし、たくさん遊んであげたい」。勝負師がふと父の顔になった。

この日は最大風速19メートル。背番号と同じ9度、胴上げされても涙はなかった。「涙は次の機会にとっておきます」。昨季2000安打を放った際の「井口監督を胴上げする」との約束実現へ−。今後は2軍コーチの顔に戻って、「第2の福浦」を育てる。

ページトップ

福浦のために…ロッテCS“逆王手”、井口監督「1つの勝ちにこだわる」[スポニチ]

福浦が打って、福浦が抑えた。16年以来3年ぶりCS進出にロッテが“逆王手”だ。全員が背番号9と福浦のトレードマークのクラシックスタイルで登場。初回無死一塁、鈴木の左越え二塁打で先制すると12安打6得点で流れを決めた。

引退セレモニーで花束を渡し「頼んだぞ」と声を掛けられた鈴木は「みんなが、福浦さんに最後の花道をと思ってやっていた」と興奮冷めやらぬ様子だ。「悪い時によく声を掛けてもらった」と感謝する先発・石川は7回1失点だ。9回2死では守護神・益田が「内角の直球しか投げなかった」と一塁の守備に就いた福浦の守備機会が高まる配球で演出した。

24日の西武戦に勝利し、3位・楽天が敗れればCS進出が決定する。「明日(24日)は全員で1つの勝ちにこだわる」と井口監督。「福浦」でまとまったチームが、最終戦で奇跡を起こす。

◇CS進出はロッテか楽天か?

西武、ソフトバンクに続くパCS進出チームの決定は24日以降に持ち越しとなった。ロッテのCS進出が決まる条件は、西武に勝ち、楽天がソフトバンクに敗れた場合のみ。逆に楽天が勝ち、ロッテが引き分けか敗戦、楽天が引き分けでロッテが敗戦の場合は、楽天がCSに進出。その他のケースでは26日の楽天(対西武)の勝敗で、楽天、ロッテのどちらかに決まる。

ページトップ

ロッテ福浦、引退試合で次男が始球式、父の内角へワンバウンド投球[スポニチ]

引退試合の始球式は福浦の次男(小5)が務めた。福浦とは反対の右投げで、左打席に立つ父の内角低めにワンバウンド投球。自宅ではよく、ロッテ戦のナイター中継を観戦するという次男は「緊張したけどお父さんがバッターだったから投げやすかった。お父さんはいつも優しいし格好いいです」とコメント。試合後は中3の長男と3人で場内一周をしていた。

ページトップ

ロッテ一筋26年の福浦、引退試合でチーム、家族、ファンに感謝「幸せな野球人生でした」笑顔で別れ[スポニチ]

ロッテ一筋26年目“幕張の安打製造機”福浦和也内野手(43)が23日、引退試合となる同日の日本ハム戦(ZOZOマリン)に「7番DH」で先発出場。無安打に終わるも9回の守備からは一塁に就き、最後はライナーをダイビングキャッチする好プレーを見せて白星を飾った。

チームは選手全員が背番号「9」のユニホームを着用。福浦と同じ膝下までストッキングを見せる「オールドスタイル」で試合に臨んだ。引退試合を勝利で飾りたい打線は初回から奮起。2番鈴木、4番井上、5番清田の適時打で3点先制すると、その後も効果的に加点してリードを広げた。

この日の主役、福浦が打席に入るとマリン全体から拍手と大声援が送られた。初回の第1打席は遊ゴロ、3回の第2打席は投ゴロ、5回の第3打席は右飛、7回の第4打席は捕飛とプロ通算2001安打目はならなかったが、9回の守備からは一塁に就き、2死一塁の場面で平沼のライナーをダイビングキャッチしゲームセット。マリンのファンを沸かせた。

試合後の引退セレモニーでは「26年間、自分の力ではここまでできませんでした。ご指導いただいた監督、コーチ、選手達、そしてこれまでの歴代監督、コーチ、先輩、同期、後輩達。たくさんのことを学び経験させていただき成長することができました。本当にありがとうございました」と挨拶。

ファンには「マリーンズファンの皆さま、いつも本当に温かい応援ありがとうございました。その応援が勇気となり、僕は身体を動かし続けることができました」と感謝した。

「小学校1年から野球を始め、好きな野球を続けさせていただき、今日まで野球ができた丈夫な身体に育てていただいた両親にこの場を借りて挨拶させてください。お父さん、天国で見守ってくれたお母さん、本当にありがとうございました。そして26年間ずっとそばで支えてくれた妻、いつもどんな時でも明るく応援してくれた子供達、本当に感謝しています。ありがとう」と家族にも温かいメッセージ。

「最後になりますが、自分の叶えられなかったリーグ優勝、井口監督の胴上げ、ここにいる1軍選手と2軍選手が必ず叶えてくれると思う。そのためにもファンの皆さま、熱い声援を宜しくお願いいたします。幸せな野球人生でした。ファンの皆さま26年間本当にありがとうございました」と思いを伝え、マリンのファンに別れを告げた。

福浦和也(ふくうら・かずや)
1975年12月14日、千葉・習志野市出身の43歳。93年のドラフトで千葉・習志野高校からドラフト7位で投手として入団。94年に打者転向し、97年7月5日のオリックス戦でフレーザーからプロ初安打を記録した。01年に首位打者を獲得し、ゴールデングラブ賞を03、05、07年に受賞。05年と10年にチームの日本一に貢献し、10年には指名打者でベストナインに選ばれた。18年9月22日の西武戦(ZOZOマリン)で史上52人目となる通算2000安打を達成。183センチ、88キロ、左投げ左打ち。

ページトップ

ロッテ、福浦引退試合で勝利飾る、3位楽天と0.5差!逆転CSへ最終戦望みつないだ![スポニチ]

ロッテが23日、福浦和也内野手兼2軍打撃コーチ(43)の引退試合となる日本ハム戦(ZOZOマリン)に6−1で勝利し、逆転CS進出へ望みをつないだ。

ロッテ一筋26年目“幕張の安打製造機”福浦が「7番DH」で先発出場。チームは選手全員が背番号「9」のユニホームを着用し、福浦と同じ膝下までストッキングを見せる「オールドスタイル」で試合に臨んだ。

引退試合を勝利で飾りたい打線は初回から奮起。2番鈴木、4番井上、5番清田の適時打で3点先制すると、2回に井上の2打席連続適時打、3回にワイルドピッチで加点。5回に9番藤岡のタイムリーでリードを広げた。

先発の石川は7回121球を投げ4安打1失点と力投し8勝目(5敗)。

この日の主役、「7番DH」で先発した福浦が打席に入るとマリン全体から拍手と大声援が送られた。初回の第1打席は遊ゴロ、3回の第2打席は投ゴロ、5回の第3打席は右飛、7回の第4打席は捕飛とプロ通算2001安打目はならなかったが、9回の守備からは一塁に就き、2死一塁の場面で平沼のライナーをダイビングキャッチしゲームセット。勝利に貢献した。

この日、1.5ゲーム差の3位楽天が1位西武に3−5で敗れたため、ロッテとのゲーム差は0.5に。残り1試合、福浦とともに逆転CSへ奇跡を起こす。

ページトップ

ロッテ福浦、次男と引退試合の始球式で対戦「お父さんはいつも優しいしかっこいい」[スポニチ]

ロッテ・福浦和也内野手(43)の引退試合となった23日の日本ハム戦(ZOZOマリン)で福浦の次男(小5)が、始球式を務めた。

福浦とは反対の右投げだが、左打席の父の内角低めにワンバウンド投球でスタンドから拍手を浴びた。

自宅ではよく、親子でロッテ戦のナイター観戦をするという次男は「緊張したけどお父さんがバッターだったから投げやすかった。お父さんはいつも優しいしかっこいいです。今日もヒットを打って欲しいなって思います」とコメントした。

ページトップ

ロッテ福浦、引退試合は7番・DHで先発!第1打席は遊ゴロもチームは3点先制[スポニチ]

ロッテの福浦和也内野手(43)が23日、引退試合となる同日の日本ハム戦(ZOZOマリン)に「7番DH」で先発出場した。

3点先制して迎えた初回の第1打席。1死一、二塁の場面でマリンの大声援を背に打席に入った福浦は堀の5球目を打ち遊ゴロだった。

先発起用した井口監督は試合前に「フル(出場)で考えています。2001、2002本目を期待したい」とコメント。チームは選手全員が背番号「9」のユニホームを着用。福浦と同じ膝下までストッキングを見せる「オールドスタイル」で試合に臨んだ。

通算2000安打を達成した昨年9月22日の西武戦(ZOZOマリン)以来約1年ぶりの1軍出場となる福浦は、試合前の打撃練習を終え「打撃投手の方が一生懸命投げてくださる球に詰まっていた。不安しかないけど、何とかしてチームのために勝てるように頑張りたい」と意気込みを語った。

ページトップ

ロッテ、引退記念カップ第6弾を発売[スポニチ]

ロッテ・福浦和也内野手(43)の引退記念カップ第6弾を9月23日の北海道日本ハム戦(ZOZOマリン)、24日の西武戦(ZOZOマリン)で販売すると発表した。

第6弾はピンストライプユニホームの写真。引退記念カップをアルコール、ノンアルコール全てのドリンクにプラス300円で購入できる。

ページトップ

ロッテ福浦、引退試合は「7番・DH」、フル出場を予定[スポニチ]

ロッテ・井口資仁監督(44)は23日、同日の日本ハム戦(ZOZOマリン)で引退試合を迎える福浦和也内野手(43)の先発起用を明言した。

「フル(出場)で考えています。2001、2002本目を期待したい」。

「7番・DH」での出場になる見込み。また、終盤にはDHを解除し、一塁の守備につく可能性もある。

通算2000安打を達成した昨年9月22日の西武戦(ZOZOマリン)以来約1年ぶりの1軍出場となる福浦は試合前の打撃練習を終え「打撃投手の方が一生懸命投げてくださる球に詰まっていた。不安しかないけど、何とかしてチームのために勝てるように頑張りたい」と意気込みを語っていた。

ページトップ

引退の福浦に上原浩治さんら“同世代トリオ”がビデオでエール、松井2軍監督「第2の福ちゃん育てて」[報知]

千両役者だった。ロッテ・福浦和也内野手兼2軍打撃コーチ(43)が日本ハム戦(ZOZO)で引退試合を行い、4打数無安打ながら9回の守備では一塁に就き、好プレーを披露した。球界最年長、プロ26年目。通算2000安打の“幕張の安打製造機”が、最後はダイビングキャッチでファンを沸かせた。

試合後のセレモニーでは前巨人監督でスポーツ報知評論家の高橋由伸氏と今季限りで引退した前巨人の上原浩治さん、西武・松井稼頭央2軍監督の“同世代トリオ”からビデオメッセージが届いた。高橋氏からは「ユニホームを脱いで、また違った形でゆっくりやりましょう」とねぎらわれ、松井2軍監督からは、「同級生ながら誇りです。これからは第2の福ちゃんを育ててくれることを楽しみにしています」と、指導者人生へのエールを送られた。

ページトップ

猛追0.5差、最終戦勝利し楽天が負ければCSに逆転進出[報知]

大先輩を白星で送り出したいというナインの思いが結実した。0−0の初回、先頭の荻野が中前打で出塁すると、捕逸で二塁へ進塁。続く鈴木の打球は風にも乗って左翼越えの先制適時二塁打となった。「今日は福浦さんに最高の花道を、という思いでみんなやっていた」。初回から3点を奪うなど終始、優位な展開に持ち込んだ。

6−1の9回には守護神・益田が登板。2死一塁では牽制球も挟む粋な演出も見せた。最大風速18メートルの風を読んで平沼には直球攻め。「何とか一塁方向に打球が飛ぶようにと思っていた。今日は僕がエンターテイナーですね。でも、あんなファインプレーになるような打球はイメージしてなかったので、捕ってもらえて感謝しています」と笑顔。一、二塁間のライナーを捕球した背番号9へ賛辞を贈った。

チームは最高のムードで連勝を飾った。24日の最終戦に勝利し、楽天が負ければCS進出が決まり、“下克上”への舞台が整う。

ページトップ

福浦、引退試合を美技で締めた「26年間幸せでした」[報知]

千両役者だった。ロッテ・福浦和也内野手兼2軍打撃コーチ(43)が日本ハム戦(ZOZO)で引退試合を行い、4打数無安打ながら9回の守備では一塁に就き、好プレーを披露した。球界最年長、プロ26年目。通算2000安打の“幕張の安打製造機”が、最後はダイビングキャッチでファンを沸かせた。チームは2連勝。24日の西武とのシーズン最終戦(ZOZO)で勝利し、楽天が負ければ4年ぶりのCS進出が決まる。

“レジェンド”と呼ばれるに相応しいフィナーレだった。6−1の9回。慣れ親しんだ一塁の守備に就いた。2死一塁の場面では益田のけん制球を受けて、「うるっときた」。目に浮かぶものをこらえて最後は一、二塁間への強烈なライナーを横っ跳びでつかんだ。プロ26年目のラストプレーでウィニングボールを手にし、「最後飛んでくるとは思ってなかった。体が勝手に反応した。(ボールを)もらっちゃったよ。いい思い出ができました」と笑った。

引退試合の日程が決まった7月末。浦和で寄ってきたハトに餌をやりながら真剣な表情で話す福浦の姿があった。「優勝とかCS争いをしてたら絶対に行かない。俺なんかのために打席を用意してもらうのは申し訳ない」と、出場を固辞する予定だった。チームに対する思いが人一倍強い福浦ならではの言葉だった。

それでも引退試合の前夜に、井口監督から電話で「スタメン」を伝えられると、これまで応援してくれたファンのために腹を決めた。ナインは背番号9のユニホームを着て、ソックスを上げる“福浦スタイル”でプレーした。「CSが懸かっている大事な試合で使ってくれた井口監督にも、コーチ、選手、裏方さんにも感謝です」。当日の朝には麻裕美夫人と2人の息子から手紙をもらった。球場で目を赤くした。周囲の優しさが何よりも嬉しかった。

バットでは4打数無安打に終わり、「いやあ、もうちょっといい当たりを出したかったですけど、甘くない。これが今の実力です」と、晴れやかな表情で振り返った。

今季本拠地最多3万343人が詰めかけて盛大に送り出された“幕張の安打製造機”は、「ドラフトの最下位指名されて26年間、ここまで来られて幸せな野球人生でした」。最後まで涙は流さず、笑顔で球場を後にした。

ページトップ

福浦が引退セレモニーのスピーチで「ありがとう」8度、感謝の言葉で26年の選手人生締めくくる[報知]

今季限りで現役引退を表明しているロッテ・福浦和也内野手兼2軍打撃コーチ(43)が23日、引退試合となった日本ハム戦に「7番・指名打者」でスタメン出場。今季初の1軍の舞台では遊ゴロ、投ゴロ、右飛、捕飛の4打数無安打に終わったが、9回に一塁の守備につくと、2死から平沼のライナーを好捕して、ウィニングボールをつかみ笑顔を見せた。

試合終了後には勝利の儀式で右翼スタンドのファンに「今日は本当に、試合にも出させてもらっていい時間をありがとうございました。本当に力になれず、ちょっと今日は足ばかり引っ張ってしまいましたが、ここにいる素晴らしい選手達が勝ってくれました。明日も勝って、クライマックスに行くと思うので、どうかファンの皆様、あしたも応援よろしくお願いします」と挨拶。その後の引退セレモニーでは同学年の西武・松井稼頭央2軍監督、元巨人の高橋由伸氏、上原浩治氏や、元チームメートの里崎氏、サブロー氏らの惜別コメントも寄せられた。

福浦からの挨拶では「ありがとう」の言葉を約5分間で8度使用。これまでの野球人生をサポートしてもらった多くの人に感謝の言葉を伝えた。セレモニーでの全文は以下の通り。

「まずはじめにこのようなセレモニーを用意していただいた千葉ロッテマリーンズ球団関係者の皆様、スタッフの皆様、そして井口監督、コーチ、選手、裏方さん、千葉ロッテマリーンズのファンの皆様、日本ハムファイターズの球団関係者の皆様、そして日本ハムファイターズファンの皆様、本当に心から感謝申し上げます。本当にありがとうございます。千葉ロッテマリーンズに入団し、26年経ちました。本当に自分の力ではここまで出来ませんでした。今日までご指導いただきました井口監督、今岡(2軍)監督、コーチ、ともに戦った選手、そして、これまでご指導いただきました歴代の監督、コーチ、先輩方、同期、後輩達。たくさんの人と出会い、たくさんのことを学び、たくさんの経験をさせていただき、自分は今日まで成長することが出来ました。本当にありがとうございました。そして、1、2軍マネジャー、広報、スタッフの皆様、たくさんのサポートをしていただきました。1、2軍用具担当、裏方さん、たくさんのサポートをしていただき、毎日練習をサポートしていただきました。そして1、2軍のトレーナーの先生方、毎日体のサポートをしていただきました。本当に皆さんの支えがあり、ここまでやってこられた野球人生でした。本当にありがとうございます。そして、千葉ロッテマリーンズのファンの皆様。いつも温かいご声援、本当にありがとうございました。ファンの声援が、力となり、勇気をもらい、そして今日まで僕の体を動かしてもらいました。本当にありがとうございます。そして小学校1年から野球を始め、好きな野球を続けさせていただき、今日まで野球を出来た丈夫な体に育てていただいた両親にこの場を借りてあいさつさせてください。お父さん、天国で見守ってくれたお母さん、本当にありがとうございました。そして、26年間ずっとそばで支えてくれた妻、いつもどんなどきでも笑顔にしてくれた…すみません間違えました。いつもどんなときでも明るく応援してくれた子供達、本当に感謝しています、ありがとう。最後になりますが、自分のかなえられなかったリーグ優勝、そして井口監督の胴上げ。ここにいる1軍選手、そして2軍で必死に頑張っている選手達が必ずかなえてくれると思います。そのためにも、ファンの皆様、これかえらも熱いご声援、どうかよろしくお願いします。本当に今日、たくさんの人に、見送っていただき、幸せな野球人生でした。本当にありがとうございます。ファンの皆様、26年間本当にありがとうございました」。

ページトップ

福浦さんのために…レジェンドの引退試合で初回から打線爆発[報知]

今季限りで現役引退を表明しているロッテ・福浦和也内野手兼2軍打撃コーチ(43)の引退試合で打線が爆発した。

初回先頭の荻野が中前打で出塁すると、捕逸で二塁へ進んだ。続く鈴木の打球は風にも乗って左翼越えの適時二塁打となった。チームに流れを呼び込む先制の一打に「今日は絶対に勝ちます。福浦さんのため、千葉のために」とリーダーらしい言葉を残した。

さらにマーティンが死球で無死一、二塁とし、井上が左翼線へ適時打を放った。「昨日打てていないですし、最初の打席から流れに乗せてもらって打つことができました。福浦さんの引退試合ですし何としても勝ちたいです」と力を込めた。

続く清田もスライダーを右前に運ぶ技ありの適時打で3点目を奪った。「軽打しました。それがよかったのかな。今日は何とか勝ちたいのでランナーをかえせてよかった」と笑顔。1度でも多く先輩を打席に立たせたいという思いがプレーに表れた。

「7番・DH」でスタメン出場した福浦をスタンドのファンも、もり立てた。初回1死一、二塁の第1打席では福浦の応援歌を熱唱。遊ゴロに倒れたが、ムードを高めた。2打席目は一ゴロ。5回無死一塁の第3打席は「レッツゴー習志野」を披露。右飛に倒れるも、快音には大歓声が巻き起こった。

ページトップ

福浦、引退試合は「7番・DH」でスタメン、「自分が打って勝てれば1番いい」現役26年の最後の1日[報知]

今季限りでの現役引退を表明しているロッテ・福浦和也内野手兼2軍打撃コーチ(43)が、「7番・DH」で出場する。昨年9月22日に球団史上3人目の通算2000安打を達成。1年ぶりに1軍のグラウンドに立ったベテランは「正直、寂しい思いも強いですが、ここまでやってきてよかった。感謝の気持ちしかありません。本当に長い現役生活。今日で最後になりますけど、一生(思い出に)残る1日になると思う」と心境を吐露。「チームがこの大事な時にスタメンで使ってくれた井口監督、チームの選手、コーチの方々には感謝の言葉しかありません。自分が打って勝てれば1番いいんですけど、そのためにも頑張りたい」と、引退試合に向けて意気込みを示した。

井口監督は「福浦が入ってチームが1つになって、まずは今日勝てたら。基本的にはフル出場でと考えてます。(みんな)何とかいい形で送り出してあげたいという気持ち。こういう時だからこそ福浦に2001本目、2本目と打って欲しい。きっと打つでしょう」と期待を込めた。

現役最後の日の前夜、福浦は周囲の予想に反して「眠れちゃったんですよ」と笑わせたが、この日の朝には緊張感が高まってきたという。これまでの現役生活を支えてきてくれた麻裕美夫人に見送られて「お疲れ様でした」と言葉を掛けられ「子供達から手紙をもらって、車に乗っていよいよ来たなと思った」。球場に着くなり、大勢のファンに出迎えられ「朝から涙が出そうになった。感無量です」と感謝した。

試合前の打撃練習では自身が入団した94年に“同期入団”した裏方の福嶋明弘打撃投手のボールを打った。「感謝の言葉しかないですね。いつも、どんな時でも応援してくれましたから。いつも練習サポートしてくれて感謝の言葉しかない」と長年、苦楽をともにした“相棒”への思いも明かした。

福浦和也(ふくうら・かずや)
1975年12月14日、千葉県習志野市生まれ。43歳。習志野高からドラフト7位で94年、ロッテに投手として入団。1年目の夏、山本2軍打撃コーチの勧めで打者転向。97年に1軍入り、翌年から一塁のレギュラーに定着。01年に打率3割4分6厘で初の首位打者。183センチ、88キロ。左投左打。家族は麻裕美夫人と2男。年俸2000万円。

ページトップ

ロッテ・福浦、感謝の引退、先発フル出場ウイニングボール掴み取った![デイリー]

ロッテ・福浦が紙吹雪の中、息子2人とグラウンド一周した。鳴りやまぬ「福浦コール」。43歳に熱い思いがこみ上げた。

「盛大なコールでした。こんなことは最初で最後です。26年間、幸せな野球人生でした」。

楽天とCS争いの中でのスタメン。22日夜、井口監督から「スタメンでいくぞ」と告げられて1度は固辞しかけたが、全力での出場を決意した。

4打数無安打、史上初のジャスト2000本安打打者となったが最後に見せ場が待っていた。9回から一塁の守備に入って2死一塁。

益田の内角攻めに、平沼の打球はライナーで一塁横を襲った。鮮やかにダイビングキャッチ。「ウイニングボールをもらった。体が勝手に反応した」。守備でも職人ぶりを発揮してきた福浦らしい最後のプレーとなった。

夢だったシーズン1位、そして井口監督の胴上げは今後の新たな夢となった。「感謝」の2文字を胸に若手育成に情熱を注ぐ。

ページトップ

ロッテ・福浦、引退試合で劇的幕切れ、9回2死でダイビングキャッチ[デイリー]

ロッテ・福浦和也2軍打撃コーチ兼内野手(43)が、引退試合に臨んだ。

打撃では4打数無安打に終わったが、5点リードの9回、2死一塁で一塁ライナーをダイビングキャッチでつかみ、試合終了となった。

試合後は右翼席のファンへ「今日は足ばかり引っ張ってしまいましたが、ここにいる素晴らしい選手が勝ってくれました。明日も勝ってクライマックスに行くと思います。応援よろしくお願いします!」と挨拶。福浦コールが巻き起こった。

打撃は遊ゴロ、投ゴロ、右飛、捕飛に終わった。

ページトップ

ロッテ・福浦、引退試合で遊ゴロ、投ゴロ、右飛[デイリー]

ロッテ・福浦和也2軍打撃コーチ兼内野手(43)が、引退試合に臨んだ。

第1打席は1回。堀から3点を奪ってなお1死一、二塁。2−2から142キロ真っ直ぐを打って出て、遊ゴロだった。

第2打席は3回の先頭打者。1−2から西村の真っ直ぐをたたいて投ゴロだった。

第3打席は5回、右飛。第4打席は7回、捕飛に倒れた。

26年間の現役生活に別れを告げる引退試合。この日は自宅を出る前に奥さんから「お疲れさまでした」の言葉と子供達から手紙をもらって球場入りした。

ZOZOマリンでは早朝から大勢のファンが長蛇の列を作った。「ありがたくて涙が出そうになった」と感激。試合前練習に、合流し汗を流した。

ページトップ

ロッテ、福浦の「引退記念カップ」23、24日に販売[デイリー]

ロッテは23日、福浦和也2軍打撃コーチ兼内野手(43)の「引退記念カップ第6弾」を23日の日本ハム戦(ZOZOマリン・14時試合開始)、24日の西武戦(ZOZOマリン・18時15分試合開始)で、販売すること発表した。

写真を第1弾は背番号「70」時代、第2弾は09年に採用したオールドユニホーム、第3弾は13年に着用したロッテ・オリオンズのビジターユニホーム、第4弾は日本一となった05年と10年のビジターユニホーム、第5弾は赤色のCHIBAユニホームのバージョンだった。

第6弾はピンストライプユニホームの写真となっている。

引退記念カップをアルコール・ノンアルコール全てのドリンクに+300円で販売する。

飲食担当者は「福浦選手のプレー画像をデザインした引退記念カップはびっくりするほどの大反響をいただいています。改めて福浦さんの人気のすごさを感じました」と話していた。

ページトップ

ロッテ、福浦の引退試合に長蛇の列「ありがたくて涙が出そうになった」[デイリー]

ロッテ・福浦和也2軍打撃コーチ兼内野手(43)が26年間の現役生活に別れを告げる引退試合を迎えた。

自宅を出る前に奥さんから「お疲れさまでした」の言葉と子供達から手紙をもらって球場入りした。

ZOZOマリンでは早朝から大勢のファンが長蛇の列を作った。「ありがたくて涙が出そうになった」と感激。試合前練習に合流し汗を流した。

この日のマリンは名物の強風が吹いており「(打撃投手の)球に詰まってどうかなとちょっと不安だけど頑張りたい」と気合を入れ直した。

「感謝の言葉しかありません」。福浦が感謝とともに最後の試合に臨む。

ページトップ