名前 | 年俸(万円) | 前年比 |
---|---|---|
渡辺 | 1000 | ▼100 |
永野 | 900 | △50 |
成田 | 670 | ▼30 |
原 | 500 | − |
鎌田 | 230 | − |
森 | 230 | − |
平沢 | 2300 | ▼320 |
宗接 | 750 | ▼50 |
松田 | 750 | ▼20 |
山口 | 560 | − |
和田 | 240 | − |
出世して後輩に室内練習場を贈る。ロッテ育成1位の148キロ左腕、本前郁也(22=北翔大)が19日、札幌市内のホテルで仮契約した。支度金300万円、年俸300万円(金額は推定)。
同大初のプロ選手として「冬場の練習が大変だった。後輩のために、活躍して室内練習場をつくってあげられるような投手になりたい。そして第2、第3のプロ選手が育ってくれるように」と目標を掲げた。
球速は大学入学時の138キロから現在は148キロへ。プロへの道を開いてくれた大学と恩師にも恩返しをする。昨冬、渡部峻監督(28)にフォームを動作解析してもらったことで、効率よくボールに力を伝えられるよう改善。今秋、再度分析すると、さらに効率的なフォームに進化していた。「プロに入っても時間があれば監督のところで継続して解析してもらいたい。自分が活躍することで、監督の研究や大学のPRにつながれば」と意気込んだ。
ゼミでは、北海道各地で小学生以下の子供達の体力測定や、運動の楽しさを伝える活動を続けてきた。「早く支配下登録になってテレビで活躍して、子供達に夢を与えられるように」。地道に鍛えチャンスをつかみ、ここまで支えてくれた人達を喜ばせる。
ロッテ平沢大河内野手(21)が19日、契約更改に臨み、320万円減の2300万円でサインした。「昨年より成績は落ちているので、そこはしっかり評価してもらった。でもいいところはいいところで評価してもらえた感じですね」と話した。
昨季は112試合に出場し、2割1分3厘だったのに対し、今季は51試合に出場し、打率1割9分8厘にとどまった。正遊撃手藤岡の離脱などもあったが、定位置をつかみきれなかった。「チャンスはもらいましたし、そこで生かし切れなかったのは僕自身の実力の無さ」と反省しつつ「自主トレなど、12月、1月で差をつけて頑張っていきたい」と意気込んだ。
選手会長の鈴木大地内野手(30)が国内FA権を行使し、楽天へ移籍することが決まった。「ずっと引っ張ってもらった。その背中を見てきているので、大地さんを追い越せるようにしたい。(球団からは)『チームリーダーとして球団の将来を引っ張って欲しい』と言われたので、その意識を持って頑張っていきたい」と力を込めた。(金額は推定)
ロッテ和田康士朗外野手(20)が19日、ロッテ浦和寮で契約更改に臨み、現状維持の240万円でサインした。
「球団からは周東選手のような足のスペシャリストにと言われているので、走塁でアピールしていけたら」と力を込めた。
2年目の今季は2軍で103試合に出場し打率2割6分4厘6本塁打。盗塁はイースタン・リーグ2位タイの23盗塁を記録した。「シーズン中も代走が多かったので、その警戒されている中で、盗塁する難しさなど感じられた。(大切なのは)スタートの勇気と反応。スタートがものすごく遅かったので、構えとか、色々試しながらやった」と試行錯誤をくり返した。
来季は勝負の3年目を迎える。支配下登録に向けて「育成同士の競争だと思うので、キャンプ初日からアピールしていけたら」。高校時代陸上部に所属した異色の男が、自慢の足で支配下を勝ち取る。(金額は推定)
ロッテ山口航輝外野手(19)が19日、ロッテ浦和寮で契約更改に臨み、現状維持の560万円でサインした。「プレミア12で活躍した(広島)鈴木誠也さんのようになってくれと言われた」と笑顔を見せた。
ドラフト4位で入団した今季は2軍で114試合に出場し、2割3分8厘、6本塁打、29打点の成績を残した。「自分の持ち味である長打力は出せた。フェニックス(リーグ)でも感覚をつかめたので来季に生きると思う」と手応えをつかんだ。
一方で「思うようにいかなくて野球で悩むことが多かった。バッティングにしろ守備にしろ、思っているプレーができなかった」とプロの壁にもぶつかった。
現在は秋季キャンプでの左足距骨後方骨折の影響で松葉杖生活だが「しっかり治して(春季)キャンプ初日からアピールできるように頑張りたい。今年は1軍に上がれなかったので、1軍に行くことを目標に、やるべきことをやっていきたい」と力を込めた。
ロッテ松田進内野手(25)が19日、ロッテ浦和寮で契約更改に臨み、20万円減の750万円でサインした。「何も分からない状態で1年間試合をするという中で、1軍にも出させてもらい、経験はできた。来年はしっかり結果を残したい」と話した。
ドラフト7位で入団した今季は出場3試合にとどまった。それでも先発起用された5月12日のソフトバンク戦では第1打席で中前へプロ初安打を放つなど、適応力を見せた。
来季は「ショートで勝負したい気持ちは強いが、機会があればどこでも出たい。1軍にいてなんぼだと思う。チャンスをものにしてスタメンで多く出られるように頑張りたい」と力を込めた。勝負の2年目へ、台湾ウインターリーグへ出場する。(金額は推定)
ロッテ成田翔投手(21)が19日、ロッテ浦和寮で契約更改に臨み、30万円減の670万円でサインした。「来年しっかり活躍して、上げればと思う」と話した。
今季は1軍登板なしに終わったものの、2軍ではチームトップの51試合に登板し、3勝2敗2セーブ、防御率2.82の成績を残した。「1軍、2軍でレベルは違うかもしれないが、試合であることに変わりはない。その中で50試合以上投げられたことは来年につながると思う」と手応えを得た。
現在は吉井投手コーチの助言を受け、スリークオーターに挑戦中。目標とする選手に日本ハム宮西を挙げ「肘の位置は違いますが、左は絶対抑えているイメージがある。ああいうピッチャーになっていきたい」と力を込めた。(金額は推定)
4年目シーズンを終えたロッテ・平沢が19日、320万円減の年俸2300万円で契約を更改。正遊撃手を狙った今季は51試合で打率.198だった。前日18日には、鈴木が国内FA権を行使して楽天へ移籍することが決定。「ずっとチームを引っ張ってきてもらい、その背中は見てきている。(鈴木)大地さんを追い越せるように頑張りたい」と決意を新たにした。
ロッテが育成ドラフト1位で指名した北翔大の本前郁也投手(22)=175センチ、76キロ、左投げ左打ち=の入団が19日、決まった。支度金300万円、年俸300万円で合意した。(金額は推定)
ロッテ・平沢大河内野手(21)が19日、さいたま市内の浦和寮にて交渉し、320万円減の年俸2300万円で契約を更改した。
「去年より成績も落ちているので。チャンスもいただいたので、そこで生かし切れなかったのは、僕の実力のなさだと思います」。
昨季は外野手にも挑戦しながら、自己最多の112試合に出場。4年目の今季は遊撃の定位置奪取を目指したが、足首などの故障もあり打率.198、1本塁打、8打点、0盗塁で51試合の出場にとどまった。
「シーズン後半は守備も打撃も、以前より安定感が出てきた。そこを評価してもらえたので、1年通してできるようにしたい」。
高卒5年目となる来季は、同い年の福田がドラフト5位で、仙台育英高の2学年後輩・西巻が楽天を戦力外となりテスト入団するなど、同世代のライバルが次々と加入。「危機感もある。より責任感を持っていきたい」と力を込めた。
前日18日には、同じ内野手のチームリーダー・鈴木大地のFAで楽天に移籍することが決まった。18日に行われた選手会納会でエールをもらったという平沢は「ずっとチームを引っ張ってきてもらった方。その背中は見てきている。(球団から)チームリーダーとして球団の将来を引っ張って欲しいと言われているので、大地さんを追い越せるように、頑張っていきたい」と誓いを立てた。
ロッテ・永野将司投手(26)が19日、さいたま市内の浦和寮で契約更改交渉に臨み、50万円増の年俸900万円で合意した。
「5試合しか投げていないですけど、少ない試合数の中で、評価してもらえたことはよかった」。
3月に不安障害の1つである広場恐怖症を患っていることを公表した。飛行機や新幹線などで長距離を移動する際、動悸がしたり、強い恐怖心を感じたりするという。九州国際大で症状が出て、社会人のホンダ時代に病院で診断された。通院して治療を続けている。
新幹線移動を避け、仙台でのナイター終了後に約4時間、自ら車を運転するなど努力しながら、貴重な左の中継ぎとして自己最多5試合に登板した。10月に宮崎で行われたフェニックスリーグにも、大阪で1泊するなど片道20時間、車を走らせた。「球団から自分にあった移動方法でいいと言っていただいている。最低でも20試合以上投げて、チームにしっかり恩返しができるようにしたい」と誓った。
ロッテの育成選手、森遼大朗投手(20)と鎌田光津希投手(24)が19日、さいたま市内の浦和寮にて交渉し、ともに現状維持の年俸230万円で契約を更改した。
森は「今年は春先から登板機会をいただいて、ファームでもそれなりに試合とイニング数を投げることができたので、自分としてはいいシーズンだった」と話した。
育成2年目、イースタン・リーグで17試合に登板し、2勝(2敗)をマーク。「来年が3年目なので、しっかり順調に育ってくれれば、という話はいただきました。まだ育成なので、来年しっかり支配下をとれるように頑張りたい」と気合を入れた。
1年目の鎌田は2軍で28試合に登板し、0勝2敗2セーブ。「出だしはケガで出遅れたけど、そこからは自分の投球を確立できた。入ったときよりもコントロールもまとまって、変化球もレベルアップできた」と振り返った。
20日に台湾ウインターリーグへ出発する右腕は「しっかり感覚を身につけて、支配下をとってチームに必要とされる選手になりたい」と意気込んだ。(金額は推定)
ロッテの育成2年目・和田康士朗外野手(20)は、現状維持の240万円で契約を更改した。
「周東(ソフトバンク)のような足のスペシャリストになれといわれている。しっかり足でアピールしていきたい」。
埼玉・小川高時代は硬式野球部ではなく陸上部に所属し、走り幅跳びの選手だった運動神経の持ち主。今季は2軍で103試合に出場し、リーグ2位タイの23盗塁をマークした。
「シーズン中は代走で出ることが多く、警戒されている中で走る難しさも感じた。スタートの勇気だったり、反応だったり、構えとかを試しながらやった。成功率も伸びて、結果として出すことができた」。
打っても打率.264、6本塁打、20打点。ソフトバンク・柳田ばりのフルスイングで「和ギータ」の異名をとる若武者は「打率も本塁打もよかったので、来年は今年の記録を抜けるように。育成同士の競争にもなると思うので、キャンプ初日からしっかり力を発揮したい」と、3年目での支配下登録へ、気合を入れた。(金額は推定)
ロッテ・渡辺啓太投手(26)が19日、さいたま市内の浦和寮で交渉し、100万円減の年俸1000万円で契約を更改した。
「何も役に立てなかったというか、何もできなかったです」。
福島県出身。NTT東日本から昨季、ドラフト5位で入団し、1年目から6試合(0勝1敗)に登板した。しかし、2年目の今季は、右肘を痛めた影響もあり、1軍登板なし。10月に右肘の関節鏡視下クリーニング術を受けた。
現在は、来年2月の実戦復帰を目指してリハビリ中。「リハビリは順調にできている。キャンプからしっかりアピールしていかないといけないので、そこでいいアピールできるようにしたい。後がないというか、結果が出なければ終わりと思って、結果を残せるようにしたい」と勝負の3年目へ、力強く意気込んだ。
ロッテ・宗接唯人捕手(25)が19日、さいたま市内の浦和寮にて交渉し、50万円減の年俸750万円で契約を更改した(金額は推定)。
「2軍で捕手として1人のときもあって、ずっと出してもらって、そこはアピールできる機会も多かったけど、そこでアピールしきれなかったので、悔しかった」。
亜大から2017年にドラフト7位で入団。昨季、1軍初出場を果たした。今季は2軍で91試合に出場したものの、6人の捕手陣でただ1人、1軍出場なしに終わった。
「打撃を生かすために、出られる機会があるならどこのポジションでも出たい。来年はどんな形でもいいので、1軍にいられるように」。
ドラフトでは育成を含む2選手が指名された。持ち前の打力をアピールし、背水の陣で4年目の来季に臨む。
ロッテ・原嵩投手(21)が19日、さいたま市内の浦和寮にて交渉し、現状維持の年俸500万円で契約を更改した(金額は推定)。
千葉・専大松戸高から2016年ドラフト5位で入団。2年目のオフに右肩鏡視下手術、および右肘神経移行術を受け、昨季は大半をリハビリに費やした。
昨年11月に投球練習を再開。4年目の今季、4月のイースタン・リーグのヤクルト戦で、2年ぶりの公式戦登板を果たした。1軍登板こそなかったものの、ファームで自己最多の20試合に登板した。
新たな武器も威力を発揮した。1月に高校の先輩・上沢(日本ハム)からカーブの握りを教わった。「手術して、どうしても真っ直ぐが走らなくなる中で、どういう風に真っすぐを強く見せるか考えていたので、感触もよかった」と“上沢カーブ”に秋季キャンプでのシート打撃登板を見守った松本球団本部長も「1軍で通用するレベル」と太鼓判を押した。
さらなる飛躍を目指し、20日からイースタン・リーグ選抜の一員として台湾ウインターリーグに派遣される。
「現状、どんどん投げていかないといけない。その中で、オフでも試合できる環境があるので、いい経験にしたい」。
来季は5年目。鮮やかな成長カーブを描き、右腕は飛躍を誓った。
ロッテ・山口航輝外野手(19)が19日、さいたま市内の浦和寮にて交渉し、現状維持の年俸560万円で契約を更改した(金額は推定)。
「(球団の人からは)プレミア12で活躍した鈴木誠也(広島)選手のようになって欲しいといわれました」。
山口は今季、秋田・明桜高からドラフト4位で入団した。代打からチャンスをつかみ、イースタン・リーグで4位の114試合に出場し、打率.238、6本塁打、29打点をマーク。貴重な右の大砲候補として、高い将来性を感じさせた。
「スピードも変化球のキレも全て、レベルの違いを実感した。ただ、自分の持ち味である長打だったり、本塁打を打つことはできた。シーズンや(10月の)フェニックスリーグでも、いい感覚をつかめていた」。
シーズン終了後は、浦和2軍施設で秋季練習に取り組み、12日からは平沢、同期の藤原とともに千葉・鴨川市で行われている秋季キャンプに合流。しかし、そんな矢先にアクシデントが襲った。合流初日の12日、特守で左足を痛め、左足距骨後方骨折と診断された。全治は約2ヶ月で、「人生初」という松葉杖姿で、まさかの契約更改を迎えることとなった。
「まずはしっかり治して、来年のキャンプ初日からアピールできるようにしたい。今年は1軍に上がれなかったので、そこを目標にやるべきことをしっかりやって、打撃でアピールしていきたい」。
19歳の若武者は、下を向くことなく、明るく振る舞った。
ロッテ・松田進内野手(25)が19日、さいたま市内の浦和寮にて交渉し、20万円減の年俸750万円で契約を更改した(金額は推定)。
「本当に何も分からない状態だったので、1年間試合があって、1軍も数試合ですが経験できた。雰囲気からやっぱり1軍は違う。プレッシャーのかかる中でやれたのはよかった。1軍では出場試合も少なかったので、来年はもっと結果を求めていきたい」。
188センチ、95キロの大型内野手で、井口監督と同じ国学院久我山高出身。高校時代は「井口2世」とも呼ばれた。中大、ホンダを経て今季、ドラフト7位で入団。5月10日に1軍初昇格すると、12日に「9番・遊撃」で初先発。中前へプロ初安打を放った。
しかし、1軍での安打はその1本のみ。3試合で5打数1安打(1四球)に終わり、大半を2軍で過ごした。
秋季キャンプ中の4日に、急性腰痛を発症。全治約2週間と診断され、イースタン・リーグ選抜として選出された台湾ウインターリーグへの参加が危ぶまれたが、20日の出発には間に合わせた。
「もちろん、ショートで勝負したいですが、2軍ではセカンドも多く経験して、社会人ではサードだったので、内野はどこでも、出られる機会があればどこでも勝負していきたい。1軍に出てなんぼなので、全試合帯同して、チャンスをものにしていきたい」。
2年目となる来季は、1軍定着を目指す。
ロッテ・成田翔投手(21)が19日、さいたま市内の浦和寮にて交渉し、30万円減の年俸670万円で契約を更改した(金額は推定)。
「少し下がったので、その分は来年、しっかり活躍して上げられればいい。悔しさは1年間ずっと持っていたので、その思いは来年も忘れず、春からアピールしていきたい」。
秋田商から2016年にドラフト3位で入団。昨秋はU23W杯、日米野球の日本代表にも選出されたが、4年目の今季は、2軍でチーム最多51試合に登板したものの、ルーキーイヤー以来の1軍登板なしに終わった。
「1、2軍でレベルの違いはあるかもしれませんが、試合であることは変わらないので、50試合以上投げられたことはよかった。来年はそれを1年通して1軍でできるようにしたい」。
今秋からは左腕の位置を下げた、サイド気味の新たな投球フォームにも挑戦中。“左殺し”として活路を見いだす。
「肘の位置はちょっと違うんですけど、宮西さん(日本ハム)は左は絶対抑えているイメージがあるので、ああいうピッチャーを目指していきたい」。
ロッテの恒例企画「バレンタイン総選挙」では、イケメンルーキーの藤原をおさえて3連覇を達成するなど、人気は絶大。5年目でのプロ初勝利も視野に、一気に飛躍を期す。
ロッテ・平沢が契約更改交渉に臨み、320万円減の年俸2300万円(金額は推定)でサインした。4年目の今季は51試合の出場で打率.198、本塁打1本と不本意な成績に終わった。「昨年より成績は落ちているが、球団からはいいところも評価してもらった」。
同じ内野手の鈴木がFAで楽天に移籍。平沢は「ずっと(鈴木)大地さんの背中を追ってきた。いつか追い越したい」と、後継者を目指して攻守にレベルアップを目指す。
楽天からFAで獲得した美馬と、その楽天にFA移籍した鈴木の補償について、ロッテ・松本尚樹球団本部長は「大事なところ。明日(20日)、納会で井口監督と話したい」と語った。
美馬と鈴木の今季年俸は人的や金銭の補償が必要なBランク。今後、球団は28人のプロテクト選手名簿を提出し、楽天からも名簿をもらう。
ロッテの平沢がさいたま市内で契約更改に臨み、320万円減の年俸2300万円でサインした。
4年目の今季は51試合の出場で打率.198、本塁打1本に終わった。「昨年より成績は落ちているが、球団からはいいところも評価してもらった」。入団時から背中を追い続けた鈴木がFAで楽天移籍する。同じ内野手の兄貴分はいなくなるが「練習やチームのことを常に考える姿勢が凄い。(鈴木)大地さんを追い越せるように、球団にもチームを引っ張る存在になって欲しいと言われた」と、後継者を目指して攻守にレベルアップを目指す。
ロッテの4年目右腕・原が前代未聞の短パン契約更改を寸前で免れた。さいたま市内で契約更改に現れた原は、まさかの短パンのジャージー姿。球団スタッフが不思議に思って「更改じゃないの?」と聞くと、「(成田)翔がジャージーでいいよっていうから」とまさかの返答。先に契約更改を終えた同期の成田のジョークにだまされたようだ。
あわてて寮の部屋でスーツに着替えて契約更改の席には間に合った。更改は現状維持の500万円でサイン。右肩の手術などで登板機会に恵まれなかったが、昨オフに専大松戸の先輩・日本ハムの上沢から高い位置から落差のあるカーブを伝授され、「シート打撃を見た松本(球団本部長)さんに1軍でも通用するカーブと言っていただいた」と、新たな武器に手応えを口にした。
ロッテの4年目左腕・成田がさいたま市内で契約更改を行い、30万円減の670万円でサインした。
3年ぶりに1軍登板がなかった今季を振り返り、「悔しさしかない。来年こそ戦力になりたい」と決意を明かした。
10月に参加した宮崎フェニックスリーグ中に吉井投手コーチのマンツーマン指導で腕をスリークォーター気味に下げるフォームに改造した。
「吉井さんに毎日見てもらった。徐々に下げて自分の感覚を見付けた。強い球が投げられる」。
秋田出身の期待のイケメン左腕も、まだ1軍未勝利。「日本ハムの宮西さんのようになりたい」と、まずは中継ぎでアピールする。
ロッテの松本球団本部長が、楽天からFA移籍で獲得した美馬に対する人的補償について言及した。
さいたま市内での契約更改後に対応。プロテクトの振り分けについて「自分の中ではイメージはありますけど、現場と擦り合わせないといけない。明日(20日)納会で井口監督とも会うので。大事なことなので考えたい。難しいですね」。チームは若返りを図っており、実績のあるベテランも28人の枠から多数漏れる可能性がある。
ロッテから育成1位指名を受けた北翔大の本前郁也投手(22)が19日、札幌市内のホテルで、支度金300万円、年俸300万円(金額は推定)で仮契約を結んだ。左腕は大学入学時の最速136キロから、148キロにまで成長。プロの世界でビッグになり、無名だった自分を育ててくれた北翔大、そして渡部峻監督(27)への恩返しを誓った。
プロへのステップを進め、本前が決意をより一層強めた。マウンドでは緊張しないという左腕が「印鑑を持つ手の震えが止まらなかった」と振り返る仮契約。「改めて仕事としてやっていく覚悟を持てた」。これから始まる支配下入りへの厳しい戦いへ、視線を鋭くした。
北翔大で人生は大きく変わった。昔から細身な体の使い方に苦労した時期もあったが、運動力学専門の渡部監督の指導で直球は136キロから148キロにアップ。膝の重心や腰のひねりなどが一目瞭然の最新技術を利用し、二人三脚で課題を見つけてきた。打球が頭部に当たった影響で、4年秋は登板なしも傷が癒えた今月上旬に久々に投球フォームの解析を依頼。「プロ入り前に自分をもっと知っておきたい」という本前に、渡部監督は「この1年だけでも腕の遠心力などまるで別人。探究心のある彼だからこそ」とプロ入り後も伸びしろに期待する。
大学ゼミでは小学生以下の子供に体力測定のボランティアも行ってきた。同期の投手にはドラフト1位指名された“令和の怪物”佐々木朗希(大船渡高3年)もいる。「彼は既に有名人だが自分には自分の持ち味がある。そこで競い合って自分も夢を与えられる存在になれたら」。子供達にも雄姿を見せたいと思い描く。
ビッグになったら、北翔大に、現在はない室内練習場建設や動作解析の最新機器導入の手助けをするつもりだ。「北翔大や渡部監督の素晴らしい技術を知って欲しいし、後輩たちにも全国大会に行って欲しいので」。心優しき男が、恩返しの気持ちを形にするべく育成の星へと駆け上がる。
ロッテ・平沢大河内野手(21)が19日、さいたま市内のロッテ浦和寮で契約更改し320万円減の2300万円でサインした。
昨年は112試合に出場するなど倍増となる2620万円を勝ち取ったが、4年目の今季は好不調の波が激しく51試合にとどまった。打率1割9分8厘、1本塁打、8打点と満足いく結果は残せなかった。「チャンスもいただいたが、生かしきれなかったのは実力の無さだと思う」と悔しい表情を浮かべた。
国内FA権を行使し、楽天へ移籍が決まった鈴木には何度も食事に連れていってもらうなど、期待をかけられていた。「ずっと引っ張ってきてもらった方。その背中を見てきた。大地さんを追い越せるように。球団から『チームリーダーとして引っ張って欲しい』と言われたので、その意識を持って頑張っていきたい」と決意を新たにした。
練習に対する姿勢、劣勢の場面でもチームを鼓舞している背中を見てきた。「自分の成績や結果を抜きにして僕にも声をかけてくれたり、ありがたかった」と感謝の思いも語った。
来季の目標に「キャリアハイ」を掲げた期待のホープは「全ての項目で1番を目指せるようにやっていきたい」と力強かった。
ロッテ・永野将司投手(26)が19日、さいたま市のロッテ浦和寮で契約交渉に臨み、50万円増の年俸900万円で更改した。
今季は5試合に登板し0勝1敗、3ホールド、防御率4.50だった左腕は「5試合しか投げてないですけど、評価していただいた」と笑顔を見せた。
3月に不安症の1つである「広場恐怖症」であることを公表。仙台遠征では埼玉の自宅から4時間かけて車で移動。宮崎でのフェニックスリーグも車で移動し、大阪で宿泊し1泊2日で現地入りした。
新幹線も各駅停車の「こだま」だけは乗車可能だというが、空路での移動は依然として厳しい状態。球団は「自分にあった移動の仕方でいい。できる範囲で投げて欲しい」と温かい言葉をもらったという。それに対して永野は「プレーで恩返ししたい。レベルアップして1軍に定着できるようにしたい。最低20試合に投げてチームに恩返しがしたい」と活躍を誓った。
チームの左の救援陣は手薄な状況だけに、最速154キロの剛球で確固たるポジションを築きたいところだ。
ロッテの育成の和田康士朗外野手(20)が19日、さいたま市のロッテ浦和寮で契約交渉に臨み、現状維持の年俸240万円で更改した。ソフトバンク・柳田のパワフルなスイングに似ていることから“和ギータ”の愛称で親しまれている。一方で高校では陸上部に所属した異色の経歴を持つ快足選手は「来年は勝負の年。キャンプからアピールしたい」と決意を新たにした。
球団からは「プレミア12」で活躍した「ソフトバンク・周東のような選手に」と期待の言葉を掛けられたといい「周東さんは足のスペシャリスト。日本代表の大舞台で結果を残していてすごいなと思った」。テレビで観戦し見習う部分も多かったという。
「自分も今年は代走で出ることが多かった。警戒されているなかで走って成功率も伸びた。練習の成果として出ている」とイースタン2位の23盗塁をマークしたことに手応えをつかんだ。
打撃面でも、打率2割6分4厘、6本塁打、20打点と成長を見せた。勝負の3年目となる来季こそ支配下契約をつかむ。
ロッテ・渡辺啓太投手(25)が19日、さいたま市のロッテ浦和寮で契約更改し100万円減の年俸1000万円でサインした。
昨年は6試合に先発も未勝利。今季は1軍登板がなかった。10月に右肘のクリーニング手術を終えて現在はリハビリ中の右腕は「何も役に立てなかった。リハビリも始めて順調にきている。キャンプからアピールしていかないといけない」と気を引き締めた。
17年のドラフト5位でNTT東日本から即戦力として入団し、来季は勝負の3年目。「後がない。結果が出ないと終わる。結果にこだわりたい」と力を込めた。
ロッテ・宗接唯人捕手(25)が19日、さいたま市のロッテ浦和寮で契約更改し50万円減の年俸750万円でサインした。
亜大から16年ドラフト7位で入団。昨季1軍デビューを果たしたが、今季は1軍出場なし。2軍で91試合に出場したが「1軍に上がれていないので悔しい。アピールしきれなかった」と唇をかんだ。
来季はルーキーのドラフト2位・佐藤=東洋大=が加入し、競争は激化する。「球団には打撃に力を、という話をさせていただいた」と本職の捕手以外のポジションにも本格的に挑戦する。「ライバルも増え、意識しないと言えばうそになりますが、あまり気にせず、自分の長所を伸ばしていけたら」。持ち前の打棒で生き残りをかける。
ロッテ・原嵩投手(21)が19日、さいたま市内のロッテ浦和寮で契約更改し現状維持の500万円でサインした。
17年10月に右肩鏡視下手術および右肘神経移行術を行い、全治9ヶ月のリハビリを終えて今年4月に実戦復帰した。
鴨川キャンプではシート打撃に登板し、松本球団本部長から「カーブは1軍でも通用する」と絶賛された。専大松戸高の先輩で日本ハム・上沢の得意球の握りを伝授してもらった。「高い位置から投げることを意識するように」と助言を胸に磨いてきた。
オフは11月下旬からの台湾ウィンターリーグに参加も決まった右腕は「いいアピールができるようにしたい。オフでも試合ができる環境があるので、(台湾での経験を)来シーズンに生かしていければ」と飛躍を誓った。
来季は大卒の同世代がプロに入ってくる勝負の5年目。ケガを乗り越え、1軍デビューを目指す。
ロッテは19日、松田進内野手(25)、鎌田光津希投手(24)、原嵩投手(21)と大隣憲司2軍投手コーチ(35)を台湾ウィンターリーグに派遣すると発表した。
鴨川キャンプの4日練習中に急性腰痛を発症した松田は回復が順調なため、予定通り派遣する。
ロッテ・山口航輝外野手(19)が19日、さいたま市内のロッテ浦和寮で契約更改し現状維持の560万円でサインした。千葉・鴨川での秋季キャンプ中に左足距骨後方骨折のケガを負ったため、球団では異例となる松葉杖にギプス姿で対応した未来の大砲候補は「球団からはプレミア12に出ていた広島の鈴木さんみたいになって欲しいと言われました。今年1軍に上がれなかったので、まずは1軍に上がりたい」と決意表明した。
秋田・明桜高では高校通算25本塁打の長打力を買われ、ドラフト4位で入団。高校時代は金足農高の吉田輝星(日本ハム)としのぎを削った。
今季はイースタンでは114試合の出場で打率2割3分8厘、6本塁打、29打点をマーク。「(高校と)レベルが違った。打撃も守備も全てのことがうまくいかなかった」とスランプに陥ることもあったが、長打力は1軍首脳陣も高く評価しており、好調だった7月頃は1軍昇格の可能性もあった。
「しっかりケガを治して、キャンプ初日からアピールできるようにしたい」と山口。リハビリを乗り越え、初の1軍の舞台を目指す。
ロッテ・松田進内野手(25)が19日、さいたま市内のロッテ浦和寮で契約更改し20万円減の年俸750万円でサインした。昨年ドラフト7位でホンダから入団。即戦力内野手として期待されたが、3試合で5打数1安打、打率2割、0本塁打、1打点に終わった。
井口監督の国学院久我山高の後輩は「1軍で出させてもらって、プレッシャーのかかる場面の中で野球ができたのはいい収穫だった」と今季を振り返った。
来季は藤岡、平沢、楽天から移籍した西巻、ドラフト5位の福田=法大=らとの競争が待ち受ける。「出られるならどこでも出たい。1軍にいてなんぼ。少ないチャンスをものにしたい」と意気込んだ。
ロッテ・成田翔投手(21)が19日、さいたま市のロッテ浦和寮で契約更改した。30万円減の年俸670万円でサインした左腕は「悔しさは1年間ずっと持っていた。今年はファームで50試合投げられたので、来年は1軍でできるように頑張りたい」と決意を口にした。
今季は3年ぶりに1軍登板なしに終わったが、イースタンではチーム最多51試合で3勝2敗、防御率2.82をマーク。フェニックスリーグでは吉井投手コーチの助言でスリークオーター気味にフォーム改造。球威向上に手応えを得ている。「肘の位置は違うんですけど。日本ハムの宮西さんは左は絶対抑えているイメージはある。ああいう投手になりたい」と目標を掲げた。
ロッテ・平沢大河内野手(21)が19日、埼玉県内の浦和寮で契約更改交渉に臨み、320万減の2300万円で更改した。
平沢の頭の中は早くもオフの過ごし方でいっぱいだった。「12月、1月をしっかりと頑張りたい。危機感をもってやっていく」。昨季は112試合に出場して打率.213だったが、今季は51試合で打率.198にとどまった。正遊撃手・藤岡の戦線離脱もあって定位置取りのチャンスはあったがモノにできなかった。「そこは実力のなさです」と認めるしかなかった。
松本球団本部長からは「チームを引っ張れ」と言われた。鈴木が楽天移籍を決断し、来季5年目を迎える平沢への期待は大きい。「大地さん(鈴木)を追い越せるようにしたい」と言い切った。
ロッテから育成ドラフト1位指名された本前郁也投手(22)=北翔大学=が19日、札幌市内のホテルで入団交渉に臨み、支度金300万円、年俸300万円で契約合意した。(金額は推定)
背番号は新入団会見にて発表予定。
本前投手は「契約書にサインするときはマウンドよりも緊張して手が震えましたが、これから仕事として覚悟を持って取り組まなければいけないと強く感じました。1日でも早く支配下登録を勝ち取り、将来は日本を代表する左腕になりたいです」と飛躍を誓った。
最後に「いつもキシリトールガムをよく噛んでいますが、1番好きなお菓子はコアラのマーチです」と早くもPRしていた。