わたしはかもめ2019年鴎の便り(12月)

便

12月5日

契約更改

名前年俸(万円)前年比
二木4600△300
田中3500△1500
加藤2400▼300

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ロッテ益田、ジャクソン加入も守護神は譲らん![ニッカン]

守護神は譲らん。ロッテ益田直也投手が5日、大阪市で選手会総会に参加。4日に元広島でNPB通算10勝8敗2セーブ、92ホールドのジャクソンが加入したが、守護神の座を守り抜く姿勢を示した。「頑張って競争して、後ろを投げられるように頑張りたい」と力を込めた。

前選手会長の鈴木が楽天へ移籍したことに伴い、来季から選手会長に就任する。これまで野球人生でキャプテンの経験がなく「ああいう場で発言しないといけないのは慣れていないです」と困惑。それでも「プロ野球の発展のためにも、こういうところにも力を使っていかないといけない。いい方向にみんながいけるように頑張っていきたい」と全力を尽くす。今季チームトップの60試合に登板し、27セーブを挙げた新選手会長が、来季はグラウンドの内外でリーダーシップを発揮する。

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ロッテアプリ14万人突破「新カードたくさん登場」[ニッカン]

ロッテが5日、選手のデジタルカードをコレクションできるスマートフォン向けアプリ「マリーンズ・スターカード(Mスタ)」の利用者が14万1000人を突破したと発表した。

メディア事業担当者は「配信開始から非常に大きな反響がありましたが、ここまで多くの方にログインしてもらえるとは思っていませんでした。新カードがたくさん登場し、カード集めがさらに楽しくなったことも大きかったと思います。シーズンオフではありますが、さらに多くのファンの方に参加をしてもらえるように色々なキャンペーンを行ったり、カードの種類、機能を追加していきたいと思います」とコメントした。

なお、19日までは井口資仁監督の歴代の名シーンを集めたデジタルカード11枚が特別版で登場。09年のロッテ入団から、10年のCSファイナルステージ進出へと導いた決勝タイムリー、17年の引退試合で放った同点弾、ドラフト会議での雄姿などとなっている。

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現役ドラフト協議、過去複数の移籍活性化策定着せず[ニッカン]

「現役ドラフト」の概要が見えてきた。労働組合・日本プロ野球選手会は5日、大阪市内で定期大会を開き、出場機会の少ない選手を対象とした「現役ドラフト(仮称・ブレークスルードラフト)」の20年シーズンからの導入を日本野球機構(NPB)に強く要望することを決議した。同ドラフト案に対する両者の協議は続いているが、各球団が対象となる8人を選定し、全12球団から最低1人以上が指名されるプランが明らかになった。来季導入へタイムリミットとなる来年1月までの大筋合意を目指す。

現役ドラフト導入は18年7月の選手会の臨時大会が起点となった。「日本プロ野球構造改革ビジョン2018」に向けた改革案の1つとして「魅力あるプロ野球の制度の構築」を議論。米大リーグで若い選手の飼い殺しを防ぐため、メジャーに昇格できない選手を対象に行われている「ルール5ドラフト」を日本風にアレンジした「現役ドラフト」として提唱する意向を示した。

過去にも選抜会議やセレクション会議と移籍活性化策は存在したが、制度として定着しなかった。プロテクト人数などの反省点を踏まえて選手会とNPBの選手関係委員会(阪神谷本修委員長)が18年8月から事務折衝を継続。12球団も導入に基本的に前向きな姿勢は見せているが、細部での折り合いがついておらず、合意には至っていない。

選抜会議メモ
70〜72年に実施され、通称「トレード会議」と呼ばれた。第1回は70年11月19日、ドラフト会議の10日後に、同じ東京・日比谷の日生会館で行われた。1球団の支配下選手20%が対象となり、70年はセ・リーグ66人、パ・リーグ64人がリストアップされた。1巡目は参稼報酬+200万円、2巡目は参稼報酬+100万円、3巡目以降は参稼報酬が元所属球団に支払われる仕組みで、1巡目は指名がなかった。2巡目で阪神の鏑木悦純投手が大洋に指名され、その後合計14人が指名を受けた。71年は17人、72年は8人が指名され、大洋に移籍した鏑木投手は71年の会議では巨人に指名を受けて移籍している。
セレクション会議
選手会が要望したFA制度の代案として90年に開催され、12球団がそろってトレードについて話し合った。3月30日、東京グランドホテルで行われた第1回の会議では、開幕時の現役選手登録28人に5人を加えた「1軍要員の33人」とプロ入り3年未満の選手がプロテクトされ、残った選手の中から、移籍を希望する選手を各球団がリストアップ。第1回は約20人が対象となったが、トレードは成立しなかった。11月1日の第2回では約40人がトレード可能選手として提出され、島田誠(日本ハム)−坂口千仙(ダイエー)、斉藤浩行(中日)−小松崎善久(日本ハム)など3件のトレードが合意した。

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対象者は?選手会が導入目指す現役ドラフト案入手![ニッカン]

「現役ドラフト」の概要が見えてきた。労働組合・日本プロ野球選手会は5日、大阪市内で定期大会を開き、出場機会の少ない選手を対象とした「現役ドラフト(仮称・ブレークスルードラフト)」の20年シーズンからの導入を日本野球機構(NPB)に強く要望することを決議した。同ドラフト案に対する両者の協議は続いているが、各球団が対象となる8人を選定し、全12球団から最低1人以上が指名されるプランが明らかになった。来季導入へタイムリミットとなる来年1月までの大筋合意を目指す。

選手の未来を変える新ルールの20年からの実施を選手会の総意で切望した。「ブレークスルードラフト」と仮称された現役ドラフトの来季導入をNPBに強く要望すると決議。シーズン中も交渉を続けている炭谷選手会会長は「20年から実施したい、早く実行して欲しいという気持ちは選手全員で一致している」と意向をあらためて表明した。

昨夏から出場機会の少ない選手を救済するため、現役ドラフトの導入をNPBと協議してきた。当初は入団年数ごとに1軍登録日数の下限を設け、登録日数に満たない選手をすべて対象にするビジョンを描いていた。だが現状、12球団が意見を出し合い、まだ総意は得られていないが、骨子となっている案は球団側が対象選手を選定するやり方だ。炭谷会長は「最初、求めていたよりは、ずれるかもしれない」と理想を求めつつ、現実を受け入れる姿勢を見せている。

両者の交渉は継続中だが、素案に対する大きな反対はないという。具体的になってきたのは対象となる選手の人数や、同ドラフトの方式だ。球団が8人を選定し、リストを作成。前年10月のドラフト会議で指名された新人や外国人、一定の高額年俸選手らは自動的に対象外となる見込みだ。また全12球団から最低1人以上が指名される方式とみられる。例えばA球団がB球団から対象選手を指名すると、次の球団はB球団以外から指名する。1巡するまで繰り返し、全12球団が埋もれていた選手を選ぶことになる。

一方で来季導入へはタイムリミットも迫る。現在は7月31日で移籍期限が終了する野球協約を変える必要がある。見切り発車での導入に慎重論もあるNPBは、次回の選手会との事務折衝となる来年1月22日をメドとしたい方針。選手会の森忠仁事務局長は「協約に例外的にこういうの(現役ドラフト)をやると先に入れてもらい、内容(の話し合い)は継続してもらえば、1月いっぱいでなくてもできるのでは」と大筋合意からの“延長戦”の交渉も視野に入れている。

実現すれば、五輪を終えた後の8月中に実施する可能性もある。炭谷会長は「完成形が理想だが、やってみて微調整していけばいい」と新しい未来を見据えた。

◇参加選手のコメント

日本ハム中島選手会長
「来年からできるように話し合いました。早くやった方がいい。僕らは1年1年が勝負。2020年からやりたいというのが、選手会の意見です。ルールはまだ決まっていない感じなので、急がないといけない。」
日本ハム近藤
「選手は、早く実現したいと、みんな言っていた。できれば来年にも。移籍が活性化すれば、出場機会も増えるので、いい制度だと思う。」
楽天則本昂
「色んな意見を交換できた。いい時間になったと思います。」
楽天鈴木
「1年でも早く実現できるようにしたい。選手の人生も変わってくるので。」
ロッテ益田
「何とかいい方向に持っていければいいと思う。なるべく早く。選手は1年1年が勝負なので来年から実施できるようにやっていきたい。」
巨人菅野
「みんな1年でも早く実現して欲しいという思いだと思います。(議論は)だいぶ煮詰まっている。」
阪神藤浪
「それによって(選手の)人生が変わってくる。選手会としては早くやりたい。」
ヤクルト中村選手会長
「早く開催して、移籍市場が活性化するようにという意見は、12球団で一致した。選手は1年1年が勝負。みんなで同じ方向を向いてやっていく。」

◇これまでの経緯

18年7月
選手会が臨時大会を開き「日本プロ野球構造改革案2018」について論議。改革の1つに「魅力あるプロ野球の制度の構築」を掲げ、現役ドラフトを提唱する意向を示す。
8月
NPBとの事務折衝で、現役ドラフトを最優先に協議したいと伝える。NPB側も話し合いを続けることに同意。
19年3月
野球界への提言として「選手会ビジョン2019」を発表し、現役ドラフト実施を最優先課題とした。
6月
事務折衝で議論。同年オフの導入は難しい状況としたが、選手関係委員会の谷本修委員長は「12球団が合意するのは大変だが、できたら形を作っていきたいというのはある」。
7月
NPBが具体案を提示。対象選手や行うタイミング(シーズン中かオフか)などで選手会案との相違があり、今後も折衝を重ねていくとした。
11月
20年からの導入を改めて要望。対象選手の選定については協議中としたが、開催時期については柔軟な姿勢を示す。

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ロッテ・田中が年俸3500万円でサイン、16年再スタートから6倍超[サンスポ]

救援右腕のロッテ・田中が5日、契約更改交渉に臨み、1500万円増の年俸3500万円でサインした。プロ14年目の今季は自己最多の44試合に登板し、4勝1敗、防御率2.72の好成績を挙げた。15年に西武を戦力外となり、16年にテスト入団。年俸550万円の再スタートから、6倍超をつかんだ。32歳は「まだまだ若い子には負けられないという気持ちで、最低50試合は投げたい」と貪欲だった。

二木(先発で7勝(10敗)を挙げ、年俸4600万円で更改)
「後半の失速が何年も続いている。来年は規定投球回到達と防御率2点台を目指したい。」

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ロッテ、公式アプリ「Mスタ」利用者14万人突破、期間限定で井口監督特別カード登場[サンスポ]

ロッテは5日、選手のデジタルカードをコレクションできるスマートフォン向け球団公式アプリ「マリーンズ・スターカード(Mスタ)」の利用者が14万1000人となったことを発表した。

同アプリは今季、3月15日に配信開始。ログインボーナスやミッションを通じて配布されるMコインやMクリスタルを使用して、選手のデジタルカードを獲得するもの。

12月19日までは、期間限定で井口資仁監督(45)の歴代の名シーンを集めたデジタルカード11枚が特別版で登場。2009年のマリーンズ入団から、10年のCSファイナルステージ進出へと導いた決勝タイムリー、17年の引退試合で放った同点弾、ドラフト会議での雄姿など、球団史に刻まれた珠玉のシーンの数々をコレクションできる。

メディア事業担当者は「配信開始から非常に大きな反響がありましたが、ここまで多くの方にログインしてもらえるとは思っていませんでした。新カードがたくさん登場し、カード集めがさらに楽しくなったことも大きかったと思います。シーズンオフではありますが、さらに多くのファンの方に参加をしてもらえるように色々なキャンペーンを行ったり、カードの種類、機能を追加していきたいと思います」とコメントした。

『マリーンズ公式カードコレクションアプリ マリーンズ・スターカード』。制作、配信:EMTG株式会社(本社・東京都渋谷区)。対応端末:スマートフォン(iOS/Android)。ジャンル:スポーツ。価格:ダウンロード無料。一部アイテム課金あり。詳細はMスタ公式サイト、Mスタ公式twitter(@marinesstarcard)でご確認ください。

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ロッテ・田中が1500万増3500万円で更改、来季15年目「若い子には負けられない」[サンスポ]

ロッテの田中靖洋投手(32)が5日、ZOZOマリンスタジアムにて交渉し、1500万円増の年俸3500万円で契約を更改した(金額は推定)。

「右打者へのシュートが自分の武器。そこが安定して投げられたかなと。(球団からは)『よく投げてくれた』と言われた。色んな場面で投げさせていただいたことはいい経験になった。8月に離脱してしまったことは反省して、来年は1年やり通したい」。

2015年に西武を戦力外となり、翌年ロッテにテスト入団。年俸550万円からのスタートだったが、昨季の32試合を上回る今季自己最多44試合に登板し、防御率2.72の安定した投球でブルペンを支えた。

来季がプロ15年目となる苦労人は「ロッテに来てから登板数も増えて、経験も増え、試合の中で流れやまわりを見て、余裕を持って投げられるようになってきた」と自己分析。「どんどん若手もいい投手が出てきて、チームの競争も激しくなっているけれど、まだまだ若い子には負けられないという気持ちでやっていきたい」と田中。「最低50試合」を目標に掲げ、さらなる飛躍を誓った。

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ロッテ・二木、300万増の4600万円でサイン、シアトルで痛感「英語を勉強しておけばよかった」[サンスポ]

ロッテの二木康太投手(24)が5日、ZOZOマリンスタジアムにて交渉し300万円増の年俸4600万円で契約を更改した(金額は推定)。

「チームで1番投げさせてもらって、7勝を挙げたけれど、後半に失速というのが、ここ何年も続いている。自分にいらだちもあったし、情けないとも感じていた」。

6年目の今季は、開幕ローテ入りこそ逃したものの、前半戦は安定した投球で先発投手陣の軸となった。しかし、夏場以降に調子を落とし、7勝10敗、防御率4.41に終わった。

前日4日まで、米シアトルの施設、ドライブライン・ベースボールに派遣され、トレーニングを積んだ。「今まで体が開いているとか、突っ込んでいるとか感覚ではわかっていたけど、それを数値として出してくれるのでより意識できる。いい経験になった」と感謝した。

一方で悩みも暴露した。「シーズン中も引き続きトレーニング法などを送って、アドバイスなどをもらえるようにしてもらったんですけど、そのやりとりが全部英語なので…。自分1人ではどうにもできない。中学、高校でもっとちゃんと英語を勉強しておけばよかったなって思った」と笑いを誘った。

来年1月には涌井、益田らの千葉県内での合同自主トレに初参加し、徹底した走り込みも行う。「ここ3、4年は年俸も大きくは変わらず、成績も伸びていないので、何かを変えたいと思っていたタイミングでいいきっかけをもらった。来年は大きく変われるように、いいオフにしたい」と若き右腕は、規定投球回到達と防御率2点台を目標に掲げた。

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ロッテ・加藤が300万円ダウン、FA福田も加入「補強が進むのはいいこと」[サンスポ]

ロッテの加藤翔平外野手(28)が5日、ZOZOマリンスタジアムにて交渉し、300万円減の年俸2400万円で契約を更改した。

「オープン戦から感じもよかった。開幕のときできたことは、自分のやれることだと思う。ただ、それを継続してやれるのがいい選手だと思うので、来年は継続できるようにしたい」。

俊足スイッチヒッターは7年目の今季、オープン戦から猛アピールし、2年連続で開幕スタメンの座を奪取。開幕から8試合で4本塁打を放つなど絶好調だったが、4月中旬からは大きく調子を落とした。それ以降は本塁打はなく、終わってみれば打率.202で、シーズンの大半を2軍で過ごすこととなった。

「試合に出られなくなった時期に、自分の中で迷いが出てしまった。迷いが消えることっていうのはないと思うので、それをどう封じ込めるか考えてやっていきたい」。

来季は同じ外野手の福田が、ソフトバンクからFAで加入。今季途中加入のマーティン残留も決まり「外野手の争いは今まで以上に激しくなる。補強が進むというのは、チームにとってはいいこと。そこに割って入ればいいので、自分が頑張ればいい」と加藤。角中、清田らは一塁練習も課せられる中「僕はそこ(外野)でしか勝負できないので、今までやってきたことをそこで発揮したい。(目標とする)数字は特にない。試合に出ることが1番」と並々ならぬ思いで、8年目に挑む。(金額は推定)

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ロッテ二木、300万円増でサイン、米国トレでは英語に苦労?「もっと勉強すればよかった」[スポニチ]

ロッテの二木が契約更改交渉に臨み、300万円増の年俸4600万円でサインした。今季はチーム最多の128回2/3を投げ7勝を挙げたが、パ・リーグではワーストの10敗に「来季は規定投球回数のクリアと防御率2点台が目標」と話した。

「ドライブライン・ベースボール」でのトレーニングを終えて前日帰国。フォームを動作解析し「僕は体が開き気味なんですが、左足が着いてから膝が何センチ動くとか、感覚ではなく数値で示してくれる。いい経験になった」という。シーズン中も継続してアドバイスを受ける予定だが、文面は英語。「中学、高校ともっと勉強すればよかった」と苦笑交じりに話した。

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ロッテ、田中、1500万円増で更改、44試合登板、自己最多4勝「シュートが安定して投げられた」[スポニチ]

ロッテの田中靖洋投手(34)が5日、ZOZOマリンスタジアムで契約更改交渉し、1500万円アップの年俸3500万円でサインした。(金額は推定)

14年目の今季44試合に登板し、キャリアハイの4勝(1敗)2H、防御率2.72をマークしたことが大幅増につながった。「色々な場面で投げさせてもらったことが、いい経験になりました。自分の中で心の余裕が出てきた。右打者へのシュートが自分の武器。そこに安定して投げられたのが良かったと思います」。

2015年に西武を戦力外となり、翌年ロッテへテスト入団。当時550万円からの再スタートとなったが、自軍ビハインドでの登板も追加点を与えない心構えを常に持つことが集中力増につながったという。8月に一時戦線離脱したのが反省点。「若い子にまだまだ負けたくない気持ちはあります。でも“教えて欲しい”と言われれば教えますよ」。来季「最低50試合登板」を掲げる田中はブルペンを引っ張っていく。

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ロッテ、二木、300万円増でサイン、チーム最多投球回で7勝も悔しさ、フォーム解析でレベルアップ図る[スポニチ]

ロッテの二木康太投手(24)が5日、千葉市のZOZOマリン内で契約更改交渉を行い、300万円アップの4600万円でサインした。(金額は推定)

来季の目標として防御率2点台と規定投球回クリアを掲げた。今季もチーム最多の128回2/3を投げ7勝(10敗)を挙げたが、本人は後悔の方がはるかに強かった。「(6月まで5勝も)後半戦に失速したし、特に最終戦はああいう形で終わって…。悔しい気持ちがすごくあります」。9月24日・本拠地での最終戦。西武打線に初回から痛打され、相手の胴上げを見守ると同時に、シーズン4位も確定した。

期する思いは、米シアトルでの「ドライブイン・ベースボール」トレーニングで具体的に膨らんできた。投球フォームを動作解析した上で、各自の悪癖を矯正し質の高いボールを投げ込めるよう指導する、メジャーリーガー御用達の施設だ。

「意外と繊細なんです。感覚ではなく数値で示してくれるから。僕は体が開き気味なんですが、左足を踏み出した時にヒザが何センチ動くとか。シーズン中もずっとアドバイスしてもらえるから嬉しいですね」。とはいえ送られてくるアドバイスは当然英語。「中学・高校ともっと勉強すればよかった。通訳の方に任せっきりではダメですよね」。シーズン中、スマホと悪戦苦闘する二木の姿が見られそうだ。

来年の千葉・館山での自主トレは先輩・涌井と一緒に汗を流す予定。「大きく変わるオフにしたい」と意気込んでいた。

ドライブライン・ベースボール
米シアトルにあるトレーニング施設で、トレーナーや医師、動作分析の専門家ら様々な分野のプロが常駐。科学的で安全な指導が受けられると評判を呼び、現役選手やドラフトを目指す大学生ら、年間約500人がここで汗を流す。特注のボールは重さ2キロ、1キロなど6種類。それを効果的に使うことでパフォーマンス向上につなげる。近年は日本選手も数多く指導を受けている。

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31歳で引退ロッテ伊志嶺、これまでも、これからも、その手にストップウオッチを[スポニチ]

いつも手にはストップウオッチがあった。プロ野球の世界でおぼれかけ、生き残るためのもがきだった。ロッテ・伊志嶺はそれが、人生の転機になるとは予想もしなかった。

「戦力外になったことより、その後のことが大きすぎた。びっくりして何を喋ったかも覚えてません」。

10月3日にさいたま市内の球団施設で戦力外通告を受ける。1軍に呼ばれなかった9年目だ。予想はしていた。他球団での現役続行もぼんやり、考えた。だが、同時に1軍コーチの要請を受け、揺らいだ。数日間、周囲に相談した。チームの先輩は「後押しされたいんだろ?」と言ってくれた。はっとした。「コーチと迷う時点で選手には執着していない」。決断に時間はかからなかった。

10年ドラフトでは外れ1位で2球団競合の末、ロッテ入り。同期の大卒野手ではソフトバンク2位・柳田、西武3位・秋山より、順位は上だった。1年目は32盗塁を記録し、順調な船出だったが、2年目以降は故障にも悩まされスタメンの機会は激減してしまう。

代走が多くなった3年目。ベンチ内でストップウオッチを持つようになる。「走塁で生きていくためです。自分で情報を入手すると、色々なものが見えるようになりました」。直球と変化球での捕手の二塁送球タイムの違い、キャッチするコース別の時間も計測した。「捕球する体勢で送球が遅くなったりするので(捕手の構えた)コースを見て走ることができます」。膨大なデータが蓄積されて、武器になった。

そこに目を付けた球団は「1軍走塁コーチ兼打撃コーチ補佐兼外野守備コーチ補佐」のポストを用意した。主な役割は走塁だ。引退後、控え選手に異例の1軍コーチの打診だった。重ねてきた努力を見ている人はいた。

「ホームランをたくさん打って、勝つチームではない。つないだり、1つ先の塁を狙うことが、得点につながる」。31歳の若さで踏み出した新たな道は希望であふれている。

伊志嶺翔大(いしみね・しょうた)
1988年(昭63)5月12日生まれ、沖縄県宮古島市出身の31歳。沖縄尚学2年春にはセンバツ8強。東海大4年の世界大学選手権では主将として、銅メダルに貢献。10年ドラフト1位でロッテに入団した。通算成績は448試合、打率.242、6本塁打、59打点、59盗塁。1メートル79、79キロ。右投げ右打ち。

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現役ドラフト来季導入を!早期実現希望で選手会一致、炭谷選手会長「野球選手は1年1年が勝負」[スポニチ]

労働組合・日本プロ野球選手会は5日、大阪市内のホテルで定期大会を開催。「現役ドラフト」の来季からの導入を日本野球機構(NPB)に対して強く要望していくことを決議した。現役ドラフトは出場機会に恵まれない選手を救済する制度で、出席した選手の声は早期実現で一致。炭谷銀仁朗選手会長(32=巨人)も強い決意を口にした。

約2時間の定期大会を終え、会見の席に着いた炭谷選手会長は声を大にした。

「20年から、早く実施して欲しいということで一致した。その1年で人生が変わる選手も出てくる。野球選手は1年1年が勝負。凄く大事だと思う」 。

NPB側と協議を続ける現役ドラフト制度。ともに導入には前向きだが、12球団側は細部で意見が分かれており、来季の実施には慎重な姿勢でいる。この日の定期大会では各球団の出席者にNPB案を改めて説明。反対意見はなく来季からの導入を強く求めていくことで一致した。

炭谷選手会長は「詳しい部分は言えない」としたが、現時点の現役ドラフト案は

(1)
「12球団がそれぞれ8選手をリストアップ」
(2)
「計96人のうち各球団が1人ずつ指名」
(3)
「1年に1度、8月に実施」
(4)
「リストは非公表」

などの内容が検討されている模様だ。ポイントはリストの8選手で、選手会の森忠仁事務局長は「戦力外の選手ではなく、自分のチームで埋もれている選手に他チームで活躍の場を与えるようなリストを」と強調した。

今後は12球団で現在の案で意見がまとまるかが焦点だが、「完成形でなくても、やってから調整する」と炭谷選手会長。まずは導入することを決定し、その後に詳細を詰めてもいい、との考えも示した。それほど強い意志を持って、来季からの新制度実施を目指す。

選手関係委員会・谷本修委員長(阪神球団本部長)
「今日を受けてというより、NPBとしての検討ですよね。今日は向こう(選手会)の話なんで。詰めた話をしないといけないけど詰まるかどうかですね。」

◇台風の被災地に12球団で義援金

大会では台風19号で被害を受けた被災地へ義援金を送ることを決定。各球団選手会ごとに100万円、計1200万円を「yahoo!基金」を通じて寄付する。また、ユニセフ(国連児童基金)が打ち出している「子供の権利とスポーツの原則」にプロ野球選手会が賛同することも発表された。

◇21年からひとり親家庭の子供達に金銭的支援

野球振興事業などを手掛ける一般社団法人・日本プロ野球選手会の総会も行われ、経済的に恵まれないひとり親家庭の子供達を金銭的に支援する奨励事業を21年から始めることを決めた。

対象は小学4年生から野球を始める子供で、グラブ、スパイク、バットの用具を提供。さらに6年生までの3年間、月々約3000円の活動費を支給する。毎年12人を予定しており年収が一定額以下など要件を設けて来年秋から募集する。

この日の総会で大島理事長(中日)が2期4年の任期を終えて退任し、ソフトバンク・松田宣が新理事長に就任。今回の取り組みについて、松田宣は「野球は費用がかかることが多い。そういう家庭をしっかりと支援できれば」と話した。

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労組プロ野球選手会が定期大会、現役ドラフトの来季実施を強く要望[スポニチ]

労組・日本プロ野球選手会(炭谷銀仁朗会長=巨人)は5日、大阪市内で定期大会を開き、日本野球機構(NPB)から提示された現役ドラフト案について話し合った。出場機会に恵まれない選手の移籍を活発化させる「現役ドラフト制度」について、選手会の炭谷銀仁朗会長(巨人)は来季2020年度からの実施を強く要望することで一致したことを明らかにした。

現役ドラフトは出場機会が少ない選手の移籍活性化を狙いとし、選手会が導入を希望。選手会案は、入団後の経過年数と通算登録日数などをベースに対象選手が決まるものだった。一方、6月にNPBが選手会に提示した案は、7月開催で球団が任意で対象選手を選ぶ方式とみられる。

炭谷会長は「詳しい内容はこれからの交渉になるので言えないが、今回は多くの選手に発言してもらった。より早い実施を希望したい」と話した。

また、台風被害の義援金寄付について、労組選手会として1球団選手会ごとに100万円、計1200万円を義援金として贈ることを決めた。

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「現役ドラフト」選手会が来季導入を強く要望…炭谷会長「1年で人生が変わる選手も」[報知]

労組・日本プロ野球選手会は5日、大阪市で定期大会を開き、出場機会が少ない選手の移籍活性化を目的とした「現役ドラフト」(仮称・ブレイクスルードラフト)について、2020年からの導入を強く求めると決議した。

炭谷銀仁朗会長(32)=巨人=は「(NPB側と)煮詰まった話もできているし、その1年で人生が変わる選手も出てくる」と強調。NPBから提示されている骨子案に選手から反対意見はなかったという。NPB案は前半戦後の開催で、球団が任意で対象選手を選ぶ方式とみられるが、森事務局長は「(対象選手の)リストに関して選手から要望があったが、あの(骨子案の)ままでも導入できるなら大きな問題はない」と話した。

一方、NPB側は来季から導入する場合のリミットを1月に設定している。森事務局長は「(リミットが)協約に盛り込まないといけないという理由なら、移籍期限(7月31日)の例外として(現役ドラフトを)やるという条項を盛り込んでもらえれば、1月以降も交渉できるのでは」と説明。NPB側も導入そのものには賛同しているが、選手会はあくまで来季の実施を目指して交渉していく。

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ロッテ・二木300万増も反省、来季こそ後半戦の失速なくす[デイリー]

ロッテ・二木康太投手(24)が5日、契約更改交渉に臨み、300万増の4600万円でサインした。(金額は推定)

反省とともに来季への思いがこもった言葉だった。「チームで1番投げさせてもらったが後半戦の失速がここ何年も続いている。自分にいらだったし情けなかった」。6年目の今季、前半戦は先発陣の軸として活躍したが夏場以降失速。最終的に7勝10敗、防御率4.41だった。

4日に米シアトル近郊のトレーニング施設「ドライブライン・ベースボール」でのトレーニングを終え帰国。「体が開くとか突っ込むのは感覚で分かっていたが数値で出してもらった。すごくいい経験になった」。今回の米国派遣には「(英語を)話せたら全然違ったと思います」と笑いつつ、「(来季は)規定投球回到達と防御率2点台が目標です」と表情を引き締めた。

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ロッテ、デジタルカードアプリ利用者が14万人を突破[デイリー]

ロッテは5日、デジタルカードをコレクションできるスマートフォン向け球団公式アプリ「マリーンズ・スターカード(Mスタ)」の配信を3月15日から始め、同日までに利用者が14万人を突破し、14万1000人になったと発表した。

本アプリはログインボーナスやミッションを通じて配布されるMコインやMクリスタルを使用し選手のデジタルカードを獲得する。

メディア事業担当者は「ここまで多くの方にログインしてもらえるとは思っていませんでした。新カードがたくさん登場し、カード集めがさらに楽しくなったことも大きかったと思います。シーズンオフですが多くのファンの方に参加をしてもらえるように色々なキャンペーンを行い、カードの種類、機能を追加していきたいと思います」とコメントした。

なお、12月19日までは井口資仁監督の歴代の名シーンを集めたデジタルカード11枚が特別版で登場する。

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ロッテ二木「中高で英語をやっておけば…」米国でトレーニング「すごくいい経験に」[デイリー]

ロッテ・二木康太投手(24)が5日、ZOZOマリンスタジアム内で契約更改交渉に臨み、300万増の4600万円でサインした。(金額は推定)

6年目の今季は開幕ローテ入りを逃したがすぐに挽回。前半戦は先発陣の軸として安定した投球を見せた。

だが、夏場以降に失速して、終わってみれば7勝10敗と負け星が先行。防御率4.41に終わった。

「チームで1番投げさせてもらった。7勝は挙げたが、後半戦に失速がここ何年も続いている。自分にいらだったし情けなかった」。

前日の4日、派遣されていた米シアトルのドライブライン・ベースボールから帰国した。「体が開くとか突っ込むということは感覚で分かっていたけど、それを数値で出してもらった。意識できる。すごくいい経験になりました」。

米国派遣には「中高で英語をちゃんとやっておけばよかった。(英語を)喋れたら全然違ったと思います」と周囲の笑いを誘った。

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ロッテ加藤「もちろんダウンです」、オープン戦絶好調も6月登録抹消[デイリー]

ロッテ・加藤翔平外野手(28)が5日、ZOZOマリンスタジアム内で契約更改交渉に臨み、300万減の2400万円でサインした。(金額は推定)

加藤が潔く言った。「もちろん、ダウンです」。

プロ7年目の今季はオープン戦から絶好調だった。打率.406の成績を収め、3月29日、楽天との開幕戦では「2番・右翼」でスタメン出場し、初打席で右中間席へ本塁打を放った。

4月中旬までは好調を維持したが、以降は調子を崩した。6月17日には出場選手登録を抹消された。「オープン戦から途中まではいい状態で手応えがあった。でも迷いが出て考えてしまった。(迷いは)一言では言えない」。

今季は60試合で打率.202、本塁打4、打点9で終わった。

ソフトバンクから福田が加入、マーティンも残留する。外野争いはいよいよ厳しくなるが「(目標の数字は)特にない。試合に出ることが大事です」。加藤が前を見据えた。

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プロ野球選手会、現役ドラフト導入を強く求める、炭谷会長「早く実行して欲しい」[デイリー]

労働組合日本プロ野球選手会の定期大会が5日、大阪市内で開かれ、出場機会に恵まれない選手の移籍を活発化させる現役ドラフト制度について、来年からの導入を強く求めることを決議した。炭谷銀仁朗会長(巨人)は「早く実行して欲しいという気持ちは選手全員で一致している」と話した。

選手会側は、12球団側が示した案に大きな反対はないといい、炭谷会長は「完成形ではない。やってみて調節する部分は出てくると思う」と話す。一方で、NPB側は慎重な姿勢で1月の実行委員会までに決まらないと来季の実施は難しいとの見方を示している。

炭谷会長は「かなり実現的で煮詰まった話も事務折衝の方でできているし、来年からできそうというのはちょっと前からある」としたうえで「野球選手は1年1年が勝負。1年というのがすごく大事。そういう意味で、できるだけ早くということ」と改めて、早期実現への思いを口にした。

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