楽天が大勝した。1回に島内の適時打と内田の満塁本塁打で5点を先制し、6回に浅村の走者一掃の二塁打で突き放した。塩見が7回3安打無失点と好投し2勝目。ロッテは種市が6回途中12安打8失点と乱れ、勝率5割を切った。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
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東北楽天 | 5 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 0 | 0 | 0 | 8 |
千葉ロッテ | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
ソフトバンクは1日、長谷川勇也外野手(35)が新型コロナウイルスに感染していることを発表した。現在、同選手は2軍で調整中だが、2軍の施設を1軍の選手が利用していることから、感染の可能性があると判断し、2日の西武12回戦(ペイペイドーム)を中止にすることも合わせて発表された。ソフトバンクから新型コロナウイルス感染症者が出るのは初めてで、球団は早急に選手、スタッフ全員のPCR検査を実施する予定だが、全員陰性が確定するまでは活動を休止せざるを得ない状況となった。
ソフトバンクに、球界に、衝撃が走った。デーゲームで先発石川の快投で西武に勝利した後、午後10時過ぎから緊急記者会見がオンラインで行われ、長谷川が新型コロナウイルスに感染していることを明らかにした。
後藤芳光球団社長兼オーナー代行(57)は「起こり得る事態だと考えてましたが、問題の重さを感じているところです」と重苦しく言葉を選んだ。
長谷川は7月31日に、就寝時に若干ののどの違和感、37.3度の微熱があった。1日午前7時も37.2度の微熱があり、病院を受診しPCR検査を受けたところ、午後3時ごろに陽性判定を受けた。現在は発熱などの症状はなく、保健所の指示により自宅待機している。
球団は報告を受け、NPBと協議した結果、専門家の意見を聞いた上で判断することとなった。長谷川は2軍で調整していたが、そのファーム施設を1軍選手が使用していることもあり、それを経由して1軍選手、スタッフなどに感染している可能性を否定できないとの意見をもらった。対戦相手の西武とも協議した上、NPBとソフトバンクが2日の西武12回戦(ペイペイドーム)の中止を決めた。6月19日のシーズン開幕後、新型コロナウイルス感染の影響で公式戦が中止となったのは初めてのことだ。
球団は早急にPCR検査を全ての選手、スタッフなどに行う予定で、三笠杉彦取締役GM(45)は「PCR検査を受けて陰性だという結果が出た上で、今後の活動を決めたい」と話した。本来ならば3日は次回遠征の楽天戦(楽天パーク)に向けての移動日で、4日からは楽天6連戦が予定されているが、PCR検査の結果がでるまでは実質活動は休止。2軍については、試合会場だったタマホームスタジアム筑後をはじめ、ファーム施設の消毒を2日に行う予定だが、これ以降についてもPCR検査の結果を受けてとなる。
ロッテが投打にかみ合わず、大敗で再び借金1となった。
ロッテが投打にかみ合わず、大敗で再び借金1となった。
種市篤暉投手(21)が6回途中、自己ワーストタイの8失点でKOされた。直球が高く集まった。初回、楽天島内に先制適時打を許すと、死球を挟んで2死満塁から内田にバックスクリーン弾を被弾。いきなり5点を失った。
毎回安打されながら、2回から5回は無失点でこらえた。だが6回だ。2死満塁から浅村に左中間へ走者一掃の二塁打を打たれたところで降板を告げられた。
106球、被安打は12となり「ゲームをつくれず、チームに申し訳ないです」と反省。前週に西武を完封するなど、ここまで全6試合でクオリティー・スタート(QS=6回以上、自責点3以内)を達成していたがストップ。昨季から続く本拠地ZOZOマリンでの連勝も6で止まった。
打線は塩見を打ちあぐね、4安打で今季2度目の0封負け。8連勝した6月28日を最後に、チームとして1ヶ月以上、連勝ができないでいる。
ソフトバンクは1日、長谷川勇也外野手(35)が新型コロナウイルスの陽性と判定されたと発表した。
球団の発表によると長谷川は7月31日の就寝時、喉頭に若干の違和感と37.3度の微熱があった。1日に起床すると喉頭の違和感は消失したが37.2度と微熱は継続。病院でPCR検査を受けたところ、午後3時ごろに陽性反応が出た。
長谷川は7月30日のウエスタン・阪神戦(タマホーム筑後)にも「4番・左翼」にて出場。同31日も午前8時から午後2時まで練習に参加していたという。
長谷川自身の行動履歴を調査したところ、1軍の監督、コーチ、選手、スタッフとの直接の接触はなかった。しかしファーム施設を利用しており、1軍への感染の可能性を否定できないことから2日の西武戦(ペイペイドーム)は中止と決定。監督、コーチ、全選手やスタッフへのPCR検査の実施する。タマホーム筑後も終日閉鎖とし、全施設の消毒を行う予定だと発表した。
長谷川は2007年にソフトバンクに入団。13年には打率.341、球団記録となるシーズン198安打も記録した。今季も開幕スタメンを射止めたが、7月7日に「右脇腹の筋挫傷」で登録抹消。リハビリからの調整を終え、実戦復帰したばかりだった。
ロッテの種市は6回途中で自己ワーストの12安打を浴び、ワーストタイの8失点で2敗目を喫した。1回、内田に満塁本塁打されるなどいきなり5失点。この回に浴びた4長短打はいずれも3球目以内とストライクを取りにいって痛打され「ゲームをつくれずチームに申し訳ない」と言葉を絞り出した。
2回から粘ったが、6回2死三塁から2四球で満塁とされると、浅村に3点二塁打を許してKOされた。7月4日の前回対戦でも黒星を喫した楽天に雪辱を果たせなかった。
ソフトバンクは1日、長谷川勇也外野手(35)が新型コロナウイルスのPCR検査を受けて陽性と判定されたと発表し、2日の西武戦(ペイペイドーム)の中止を決めた。プロ野球で選手の感染判明は6月19日のシーズン開幕以降では初めて。球団は2日以降に1、2軍全選手、スタッフの検査を行うが、全員の陰性が確認されるまで事実上、活動休止となる。チームとともに球界全体への影響が懸念される。
シーズン開幕から44日目。新型コロナウイルスの感染が全国的に再拡大する中、ついに選手からも感染者が出た。球団は午後10時からオンラインで緊急会見を開き、長谷川が感染したことを明らかにした。後藤芳光球団社長は「起こり得ることだとは思っていたが、実際に問題の重さを感じている。今まで以上に(感染拡大防止の)体制づくりに取り組んでまいりたい」と神妙な面持ちで話した。
長谷川は7月7日に右脇腹の筋挫傷のために出場選手登録を抹消され、福岡県筑後市のファーム施設で調整を続けた。同28日のウエスタン・リーグ、阪神戦で実戦復帰したが、同31日に微熱が出て、8月1日にPCR検査を受け陽性判定が出た。この間はファーム施設と自宅の往復のみで外出、会食などへの参加はないという。1軍選手との接触はないが、同施設内の寮で生活する若手の1軍選手もいることから、専門家に相談。スタッフらを経由しての感染の可能性も否定できないとして、2日にペイペイドームで予定された西武戦の中止を決めた。対戦相手だった阪神の選手を含め濃厚接触者の特定は1日時点ではできていない。
三笠杉彦GMは「NPBに報告した。試合実施については専門家の意見を聞いた上で判断した。主催球団とNPBで協議をし、西武ライオンズ球団のご了解を得て中止とした」と説明した。
ソフトバンクは7月22、23日に行ったPCR検査で所属の計202人が陰性だった。長谷川の感染を受け、球団は2日以降に選手、スタッフらの再検査を行い、結果が出るまでファームの活動は中止する。1軍は4日から楽天生命パークでの楽天6連戦があり、3日に仙台移動を予定しているが、同GMは「(検査)結果をもって決める」とした。
孫正義オーナーの意向もあり、5月下旬に新型コロナウイルスの抗体検査をチーム独自で実施するなど感染防止に取り組んでいたが、7月に2軍施設でも勤務する球団従業員とペイペイドームの場内案内をするアルバイト従業員の2人が陽性と判定されていた。
プロ野球で選手に陽性者が出た際に、試合挙行に関しての明確なルールはない。原則的には対戦相手も含めた当該球団間と、各リーグとの相談で決まる。リーグのアグリーメントには「試合当日、コロナウイルスの影響により陽性認定者などが発生し、2時間前までにベンチ入り26人がそろわない場合は、リーグ統括並びに相手球団の了承を得た上で、事前に試合中止を決定できる」と記された。両リーグ共通となる。
またチーム内で複数選手に感染者が出たり、複数チームで感染者が出るなど、リーグ戦挙行に関わる問題に発展した場合には、臨時の実行委員会もしくは理事会を開き、対応を協議するとしている。
Jリーグでは7月26日の広島−名古屋戦が中止となった例がある。名古屋は25日に新型コロナの陽性選手1人が出たため、選手とスタッフ60人に独自でPCR検査を実施。試合当日となる26日に新たに選手とスタッフ計2人が陽性と判定され、試合当日に中止が決まった。Jリーグは登録選手に幅をもたせ、陽性者が出た場合でも試合を行うルール作りをしていたが、陽性者に対する濃厚接触者が試合開始前までに判別できないための決断だった。
ロッテの先発・種市が5回2/3で毎回の12安打を許して自己ワーストタイの8失点KO。今季は全5試合がクオリティースタート(QS=6回以上自責点3以下)で、前回登板の7月25日の西武戦では自身初の完封勝利を挙げていた右腕は、今季2敗目に「ゲームをつくれずチームに申し訳ないです」と唇をかんだ。
初回にいきなり内田に満塁アーチを被弾。井口監督も「あれだけ高めに浮いていればホームランになる。初回の5点はチームにとっても痛い」と嘆いた。打線も不振のレアードが2併殺打など元気なく今季2度目の零敗。再び借金1となった。
ロッテは投打に圧倒されて大敗。先発・種市が自己ワーストタイの8失点でKOされた一方、打線もわずか4安打に終わり、今季2度目の零敗を喫した。チームは再び借金1となった。
不振のレアードが2回無死一、二塁、5回無死一塁と2打席連続で併殺打。井口監督は「彼らしいスイングをしてもらわないと」と復調を願った。
「(相手先発の塩見を)なかなかつかまえられなかった。(打撃の)調子が上がってこない選手が、そのまま。入れ替えも含めてやりたい」と井口監督。てこ入れのための1、2軍の入れ替えの可能性を示唆した。
自身3連勝中と抜群の安定感を誇っていたロッテ・種市がまさかのKOだ。
初回に島内の中前打で先制を許すと、さらに2死から内田にバックスクリーンへの満塁アーチを被弾した。
よーいドン、で5失点。2回以降も毎回安打を浴びながら粘っていたが、6回に力尽きた。2死満塁で浅村に左中間への3点二塁打。結局5回2/3を投げて12安打、昨年5月30日の日本ハム戦に並ぶ自己ワーストタイの8失点でKOされた。
今季はここまで登板5試合は全てクオリティ・スタート(QS)。前回登板の7月25日の西武戦では自身初の完封勝利も挙げていた。
よもやのKO。連続無失点イニングも14でストップした。種市は広報を通じて「ゲームを作れず、チームに申し訳ないです」とコメントした。
ソフトバンクは1日、長谷川勇也外野手(35)が新型コロナウイルスに感染したと発表した。6月19日のシーズン開幕後、プロ野球12球団の選手では初の感染者となった。先月31日に、喉の違和感と微熱があり、この日、病院でPCR検査を受検したところ陽性判定を受けた。1軍選手らに濃厚接触者はいないものの、専門家らのアドバイスを受け、2日の西武戦(ペイペイD)の中止を決定。2軍は選手らのPCR検査の結果が出るまでチーム活動を休止する。
球界に激震が走った。ソフトバンクは長谷川がPCR検査を受け、新型コロナウイルスの陽性判定を受けたと発表した。午後10時過ぎから行われたオンライン会見には、後藤球団社長と三笠GMが出席。「起こりうる事態だとは考えておりましたが、非常に今回の問題の大きさを感じております」と後藤社長は、ことの重大さを受け止めた。
ソフトバンクは1日、オンライン会見を開き、長谷川勇也外野手(35)が新型コロナウイルス陽性と判定されたと発表した。これを受け、2日にペイペイドームで開催予定だった西武戦を中止した。
長谷川は7月31日の就寝時に咽頭に若干の違和感を訴え、その際の体温は37.3度だった。8月1日の午前7時時点で咽頭の違和感は消えたものの、体温は37.2度で病院でのPCR検査を受け、陽性と判定された。現時点で発熱などはなく、保健所の指示により自宅で静養している。
球団は同選手の行動履歴、チームとの接触状況などを調査。1軍の監督、選手らと直接の接触はなかったが、専門家がファーム施設を利用する1軍選手らが感染している可能性は否定できないとの見解を示したため、西武戦の中止を決めた。
同球団の選手の陽性判定は初。6月19日の開幕以降、プロ野球界で選手の陽性判定は初となり、球団は選手、スタッフらのPCR検査を速やかに行うとともに、2日は同選手が利用していた2軍施設を閉鎖し、消毒作業を行うとした。
長谷川は右脇腹痛で7月7日に出場選手登録を外れ、2軍施設で調整。同28日からはタマスタ筑後で、ウエスタン・阪神3連戦に出場していた。阪神の選手を含め、ファーム施設での濃厚接触者の特定は1日時点ではできていない。
ロッテ・種市が5回2/3を投げ12安打を浴び自己ワーストタイの8失点でKOされた。立ち上がりが不安定で1回に内田に満塁本塁打を浴びるなど5失点。
井口監督は「高めにあれだけ浮けばホームランになる。初回の5点はチームにとっても痛い」と苦言を呈した。右腕は「ゲームを作れずチームに申し訳ないです」と猛省した。
ロッテは先発した種市が5回2/3を投げ12安打を浴び、自己ワーストタイの8失点でKOされた。1回に内田に満塁本塁打を浴びるなどの5失点が響いた。
井口監督は「高めにあれだけ浮けばホームランになる。初回の5点はチームにとっても痛い」と苦言を呈した。
前回7月25日・西武戦でプロ初完封をマークした種市だが、この日は悔しいマウンドになった。本人は「ゲームを作れずチームに申し訳ないです」と猛省した。
打線は完封負けを喫した。主砲のレアードが2回と5回に2打席連続の併殺打に倒れるなどチームとして3併殺と拙攻を繰り返した。相手先発の塩見に7回を3安打に抑え込まれ「なかなか、つかまえられなかった」と厳しい表情の指揮官。極度の打撃不振に陥っているレアードには「彼らしいスイングをしてもらわないと」と奮起を促した。
投打で精彩を欠いて惨敗。井口監督は「入れ替えも含めてやりたいと思います」と立て直しを誓った。
ロッテのドラフト1位・佐々木朗希投手(18)=大船渡=が、試合前の練習で5日連続のキャッチボールを行った。
うだるような暑さの中、汗をぬぐいながら黙々と腕を振った。最大20メートルの距離で時折、強めに投げ込んだ。その後は体力強化にも励んだ。1軍同行中の右腕。練習の合間に外野のグラウンドで美馬と会話をし、リラックスしたような表情も見せた。
右腕は5月26日にプロ初のシート打撃に登板し160キロを2度マーク。その後は体調面に不安がありペースを落としていたが、7月14日からキャッチボールを再開していた。