オリックスが連敗を5で止めた。4回に失策と松井佑の投手強襲安打で2点を先制。5回にはジョーンズの10号3ランで加点した。アルバースは7回を6安打無失点で、7月21日以来の3勝目を挙げた。ロッテは攻守にミスが目立った。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
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千葉ロッテ | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
オリックス | 0 | 0 | 0 | 2 | 3 | 0 | 0 | 0 | x | 5 |
ロッテは完封負けで、首位ソフトバンクとは3ゲーム差に広がった。左腕アルバースに過去2戦同様にタイミングが合わず、同投手との対戦打率は1割9分4厘に。
井口資仁監督も「チーム方針はあったんですけれど、その通りにできなかったというか、打者もちょっと受け身になっていた」と指摘。対アルバースは3戦全てが2時間台ゲームと、相手の術中にはまっている。「もっと、ある意味で強制的にやらないとなかなか打ち崩せない」と今季残り2度の対戦可能性がある難敵へ、さらに警戒を強める。
ロッテのドラフト2位・佐藤が今季62試合目で初めて先発マスクをかぶり、フル出場した。リードした先発・中村稔は5回5失点だったが、2番手以降の3投手は無失点。打撃では3打数2安打と活躍し、井口監督は「いいリードをしてくれた。打つ方も2本出たし、機会があれば、どんどんスタメンで起用していきたい」と評価した。
チームは零敗を喫したが、ルーキー捕手の活躍が光明となった。
開幕8連勝を含め、ここまで12勝1敗1分けと抜群の相性を誇っていたオリックスに零封負けを喫したロッテ・井口監督は「走塁ミスが2つ、守備でもミスが出ると、こういう展開になってしまいますね」と振り返った。
0−0の4回無死一、二塁ではジョーンズの併殺かと思われた遊ゴロをさばいた藤岡が二塁へ悪送球。ここから2点を先制された。攻撃でも5回1死一、二塁で藤岡の遊直に二塁走者・清田が飛び出して併殺に。6回2死一塁でも一塁走者のマーティンが飛び出してタッチアウトとなった。
打線は左腕・アルバースに7回まで要所を締められたが、ドラフト2位・佐藤がプロ初スタメンマスクをかぶり、自慢の打撃で2安打を放った。指揮官は「いいリードをしてくれたと思いますよ。打つ方でも2本出たし、こういう機会があれば、どんどんスタメンでも起用していきたい」と評価した。
ロッテ・中村稔が先発したが5回7安打5失点(自責点3)でマウンドを降りた。
「悔しいです。それしか言葉が出てきません」。
3回までは1安打投球と上々の立ち上がりだったが、4回無死一、二塁からジョーンズを遊ゴロに打ちとったが、遊撃手・藤岡が二塁へまさかの悪送球。ここから2点を先制されると、5回にはジョーンズに左翼席へ特大3ランを浴びた。
チームは今季オリックスに対し、ここまで12勝1敗1分けとお得意様にしてきたが、0−5と大きくビハインドした状態でリリーフ陣に託すことになってしまった。
ロッテ・安田が7回、先頭で中前打をマークした。25日の楽天戦で4打席目に左前打を放って以来、実に20打席ぶりの快音となった。
この日も「4番・三塁」でスタメン出場した安田は1打席目に一ゴロ、2打席目に遊ゴロ併殺、そして3打席目に中前打だった。
ドラフト2位・佐藤都志也が初のスタメンマスクで2安打をマークしたが、味方の失策も絡んで先発・中村稔弥は5失点。
名前の読みが同じ「“としや”バッテリー」に勝ち星はつかず、走塁でもミスが出たチームは今季5度目の零封負けとなった。井口監督は「守備も含めてミスが出るとこういう展開になってしまう」と険しい表情。8月は16勝8敗2分けと大きく勝ち越し、「(今後は)ローテも変える。考えていきます」と、次の西武戦に向け切り替えた。
ロッテのドラフト2位・佐藤(東洋大)がプロ初の先発マスクをかぶり、打撃では2安打をマーク。打てる捕手として首脳陣にアピールした。
井口監督も「いいディフェンスをしていたし、打つ方でも2本出た。機会があれば、(今後も)先発で出したい」と合格点をつけた。リード面では、5失点もあり今季チーム初の同一カード3連戦3連勝につなげられなかった。