楽天が今季初の4連勝を飾った。3−3の7回に浅村の2試合連続となる28号2ランで勝ち越した。涌井が7回3失点で8月19日以来となるリーグトップの9勝目を挙げた。ロッテは唐川が今季18試合目で初めて失点して今季初黒星。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
千葉ロッテ | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 0 | 0 | 0 | 3 |
東北楽天 | 0 | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | x | 5 |
7回の矛(ほこ)と盾(たて)の対決が、雨中の熱戦の勝敗を分けた。無死一塁から楽天浅村栄斗内野手(29)が決勝の28号2ラン。ここまで17戦で失点ゼロ、防御率0.00のロッテのセットアッパー唐川侑己投手(31)のカットボールを完璧に仕留めた。楽天は今季初の4連勝で2位ロッテと3.5ゲーム差。パの上位争いが、いよいよ熱を帯びてきた。
唐川が打たれる時が来てしまった。今季17試合、17イニング無失点。強固な盾でさえ、楽天浅村に力で押し込まれた。頼れる「7回の男」を支えてきた魔球カットボールが、甘く入った。手痛い決勝2ラン。マウンド上の表情が固まった。
いつもと空気が違った。7回、先頭鈴木大への入り3球で、捕手吉田のサインに6度首を振った。カットボールが低めへ抜ける。安打を許し浅村を迎えた。主砲にもカットボールを投げ続け、ようやくリズムを作ったが、5球目が初めて高めに抜けた。一度、呼吸を整える。吉田のジェスチャーは「低く」。しかし6球目のカットは、甘かった。
最善策だった。チームのイニング別得点最少の6回に、楽天涌井から3得点。同点とし、流れができた。7回に唐川以外の選択肢はなかった。石垣島キャンプでは先発投手として調整。ジャクソンの退団で代役を任された。吉井投手コーチも「のっぴきならない状況で手伝ってもらっています」と全幅の信頼を寄せる。
そんな強力セットアッパーでさえ浅村にやられた現実は、受け止めねばならない。井口監督は「1発だけは打たれちゃいけないと思います」と悔やんだ。僅差を制するのがロッテ。唐川の防御率はまだ1.00。この先も経験豊富な右腕にタフな7回を託し、進むだけ。息づかいの激しいイヌワシにおびえてはいられない。首位と1.5ゲーム差。手を伸ばせば届くタカに食らいつく。
ロッテ小島和哉投手が雨で慎重な投球を強いられた。楽天涌井とは4度目の投げ合い。ベテラン右腕の抜群の制球に負けじとコーナーを攻めたが、2回は四球を皮切りに3連打で3点を失った。
「本当に最低限の仕事はできたとは思いますが、先に3失点されるのはダメですね」と肩を落とした。5回の降板後、6回に味方が1度同点に追いつき、敗戦投手にはならなかった。
プレーボール直前に雨脚が強まり、試合開始を見合わせた。
午後6時開始予定も、開始10分ほど前に雨粒が落ちてきた。当初は霧雨程度だったが、楽天先発涌井がマウンドに上がる開始5分前には雨粒が大きくなってきた。
右腕が投球練習を終え、ロッテ先頭福田秀が打席に入ると三塁側ベンチから右翼席方向へ強風が吹き、雨脚も強まった。球審がプレーボールを宣告しようとした直前に、両軍ベンチへ戻るように促された。
グラウンドの土部分には全面シートがかけられ、電光掲示板に「試合開始を見合わせております」と表示が出た。
ロッテは23日、10月3日の西武戦(ZOZOマリン)で、球団OBの初芝清氏(53)小林宏之氏(42)が始球式を務めることを発表した。
ともに05年の日本一メンバーで、当日は小林氏が投げ、初芝氏が打席に立つ。10月2日からの西武3連戦は、球団創立70周年記念企画「70周年チャンピオンシリーズ」の一環で、チームも「05年誠ユニホーム」を着用する。
初芝氏は「あのユニホームはコンセプトもカッコよくて、実際に着用して、とてもいいなあと感じたのを覚えています。またあのユニホームを着て打席に立てるのは感慨深いものがあります。当日が楽しみです」とコメント。
小林氏も「2005年シーズンのことは今でも鮮明に覚えています。初芝さんを相手に投球するのは緊張しますが、いい球を投げ込めるようにしたいと思います。マリーンズファンの皆さんも当時を思い出しながら一緒に楽しんでいただければと思います」とコメントを寄せた。
ロッテ福田秀平外野手(31)が23日、出場選手登録を受けた。8月29日に右恥骨筋損傷で登録を抹消され、リハビリを続けていた。
福田秀は今季、チームが苦手とする楽天涌井から6打数3安打1本塁打。涌井と今季4度目の対戦になる23日に、満を持しての1軍復帰となった。
逆転優勝へ正念場の2位ロッテが23日、再び魔の水曜日を迎えた。ここまで貯金11。カード初日の火曜日は9勝4敗1分けと好調ながら、水曜日は5勝7敗1分けと振るわず“水曜どうでしょう?”状態から脱却できずにいる。
打線が湿る。チーム打率2割4分2厘に対し、水曜日は試合前の段階で2割1分2厘。得意のオリックス戦2試合を除くと、一気に1割9分4厘にまで下がる。
同一カード6連戦が続いた変則シーズンで、水曜日は2試合目にあたった。各球団とも、エース格に任せる曜日ではない。特にシーズン序盤は「勝って勢いづいて欲しい」という期待値込みの投手が起用された。データもそろわない時期。ロッテ打線は、相手の思惑にはまってしまった。
象徴的なのが、楽天涌井だ。昨季までのチームメートと、今季11試合目となる7月1日に初対戦。要所をのらりくらりとかわされ、5回2失点。涌井はその後8連勝。勢いづかせるきっかけになってしまった。
7月29日の2戦目も打てず、8月26日の今季3戦目でようやく黒星をつけた。ただし、涌井に対してのチーム打率は1割5分7厘。福田秀と藤岡のソロ2発で勝った。3戦で適時打は1本もなく、ロッテらしくない1発でしか、得点できていない。失策と四球でチャンスをつくり、しぶとく単打でかえしていく今季の野球を封じ込められていた。
水曜日だけの勝敗でいうと首位ソフトバンクは9勝2敗2分け。3位楽天は9勝4敗で23日を迎えた。だからこそ水曜日の負け越しは、優勝争いの中で地味に響く。14週連続で水曜日先発の左腕小島も、立ち上がりに悩みながら、3、4回の2イニングは今季無失点と粘ってきた。涌井との投げ合いはこれで4戦目。井口監督は「2度同じ投手にやられるのは良くない」と言い、各球団の主戦級にリベンジを果たしてきた。水曜日を制することが、逆転優勝への第1歩だ。
ロッテは2試合続けて楽天の浅村に本塁打で試合を決められた。3−3の7回無死一塁で、3番手の唐川が勝ち越し2ランを許した。チームは浅村に17試合で11本塁打を浴びており、井口監督は「今日も一発でやられた。一発だけは打たれちゃいけないところだったが」と肩を落とした。
唐川は救援で好投を続けてきたものの、今季18試合目で初失点となった。浅村には多投したカットボールを完璧に捉えられ、井口監督は「実績のある投手だから、その辺は考えがあって投げたと思う」と信頼を口にした。
ロッテは22日、本拠地ZOZOマリンで行われる10月3日の西武戦の始球式を2005年日本一のメンバーである初芝清氏(現野球評論家)と小林宏之氏(現球団アカデミーコーチ)が行うと発表した。初芝氏が打席に立ち、小林宏之氏がボールを投じる。
同試合は球団設立70周年を記念して日本一に輝いた4度のシーズンに焦点を当てる企画である「70周年チャンピオンシリーズ」として開催され、マリーンズは「2005年誠ユニホーム」を着用する。
今季17試合連続無失点だったロッテ・唐川が痛恨の一発を浴びた。3−3の7回無死一塁で前日3本塁打の浅村に決勝2ランを被弾。リリーフの軸として奮闘してきた右腕が打たれての黒星に、井口監督は「今日も一発でやられた。一発だけは打たれちゃいけないところなんだけど…」と振り返った。
浅村には今季17試合で11発目。打線は5回までパーフェクトに抑えられていた涌井から6回に3点を奪って同点としただけに、手痛い敗戦で3カード連続の負け越しとなった。
ロッテのドラフト1位・佐々木朗が、試合前に3度に分けてキャッチボールを行った。まず他の投手陣とともに軽めに。その後は外野で約10分、強めにボールを投げ込んだ。途中で1度ベンチ裏に下がり、最後には再び20メートルほどの距離で、吉井投手コーチからアドバイスを受けながら約15分、力を入れて腕を振った。
これまであまり見られなかった「投げ込み」。佐々木朗は体づくりに主眼を置いて1軍に同行しながら練習を続けており、吉井コーチは「体の成長を見ながら」と話している。
今季ここまで17試合連続無失点だったロッテ・唐川が、同点の7回に浅村に決勝2ランを被弾。手痛い黒星で3カード連続で負け越しとなった。 浅村には前日に3本塁打を許し、今季の対戦17試合でも11発を打たれている。井口監督は「今日も一発でやられた。一発だけは打たれちゃいけないところなんだけど…」と振り返った。
打線は5回まで先発・涌井の前にパーフェクトに抑えられていたが、6回に3安打を集中して同点に。指揮官も「よく追い付いて、いい形にはできた。集中して取れたのは良かった」。首位・ソフトバンクも敗れたことで、ゲーム差は1.5差のまま。週末には本拠地で直接対決が待っている。
中継ぎの柱としてフル回転していたロッテ・唐川が、今季18試合目にして初めて失点した。
3−3の7回に登板。先頭・鈴木大に中前打を許すと、前日3本塁打の浅村に右中間への勝ち越し2ランを浴びた。144キロの外角高めのカットボールを完璧にはじき返された。
唐川はこの試合まで17試合に登板。17回を投げ無失点を続けていた。
ロッテのドラフト1位・佐々木朗希投手が、楽天戦の試合前に3度に分けてキャッチボールを行った。
まずは練習の冒頭、他の投手陣とともに軽めのキャッチボール。その後はウォーミングアップに加わらず、外野の右翼フェンス付近で約10分間、強めのボールを投げ込んだ。ちょうどマウンドからホームベースまでと同じ距離で、力強く腕を振った。
途中で1度、ベンチ裏に下がり、最後は練習の最後。外野の中堅付近で、再び20メートルほどの距離で吉井投手コーチからフォームのアドバイスを受けながら約15分間、力を入れて投げた。
これまであまり見られなかった「投げ込み」。佐々木は体作りに主眼を置いて1軍に同行しながらトレーニングを続けており、吉井コーチは「体の成長を見ながら、本人の感覚もある。馬なりで、1人で走ってるという感じ」と話している。
ロッテは10月3日の西武戦(14時〜、ZOZOマリン)で、OBで野球評論家の初芝清氏、小林宏之氏(球団アカデミーコーチ)が始球式を務めると発表した。
当日は初芝氏が打席に立ち、小林氏がボールを投げる予定。
10月2〜4日の3連戦は球団創設70周年を記念し、日本一に輝いた4度のシーズンに焦点を当てる企画「70周年チャンピオンシリーズ」を開催。その一環としてチームは「2005年誠ユニホーム」を着用する。
初芝氏は「またあのユニホームを着て打席に立てるのは感慨深いものがあります」とコメント。小林氏も「2005年シーズンのことは今でも鮮明に覚えています。初芝さんを相手に投球するのは緊張しますが、いい球を投げ込めるようにしたい」と話した。
パシフィックリーグマーケティング株式会社(PLM)が、パ・リーグ6球団と大人気VTuberグループ「にじさんじ」によるコラボ企画を実施すると発表した。
VTuberは「バーチャルYouTuber」の略語て、YouTubeなどの動画プラットフォームで動画を配信するCGキャラクターの配信者のこと。今回は18年の活動開始から2年でYouTubeのチャンネル登録合計が1800万人を突破した人気の「にじさんじ」が登場。今回はパ・リーグ6球団コラボの各球団に選ばれたにじさんじ所属の女性VTuber6人、男性VTuber6人の計12人が参加し、パーソルパ・リーグTVでのにじさんじVTuberによる試合実況配信を行うほか、パ・リーグ6球団のユニフホームをそれぞれが身に纏ったVTuber描き下ろしイラストの発表や、そのイラストを使用した限定グッズの販売などを行う。
詳細は「パ・リーグ6球団×にじさんじ」コラボ特設ページ(https://collection.rakuten.net/p%EF%BC%8Dleague_nijisanji/)まで。
ロッテの沢村拓一投手(32)が1イニングを3者凡退に抑えた。
2点を追う8回から登板し、太田を153キロ直球で三飛に抑えると、小深田を146キロのスプリットで空振り三振、最後は田中を154キロの直球で投ゴロ。わずか7球で役目を終えた。
これで巨人からトレード移籍後、5試合連続で無安打無失点。中継ぎ陣の救世主として存在感を放っている。
ついに失点した。17試合17イニングを無失点だったロッテ・唐川が同点の7回に登板。無死一塁で浅村に144キロのカットボールをバックスクリーン右に運ばれ、2点を失った。
ロッテの福田秀平外野手(31)が23日、楽天生命パークで25日ぶりに1軍に合流した。
8月28日のオリックス戦(京セラ)の試合前練習中に恥骨筋部分に痛みを訴え、29日に「右恥骨筋損傷」と診断され、登録を抹消されていた。
9月18日にロッテ浦和で行われた2軍での復帰戦(対関西独立リーグ選抜)では「2番・中堅」で出場。2安打1打点をマークしていた。この日は一番乗りでグラウンドに姿を現すと、楽天のスタッフなどにも挨拶し、チームメートとリラックスした様子でストレッチを行っていた。
ロッテは23日、10月3日の西武戦の始球式を初芝清氏(53=野球評論家)と小林宏之氏(42=球団アカデミーコーチ)が務めることを発表した。初芝氏が打席に立ち、小林氏がボールを投じる。
10月2〜4日は球団設立70周年を記念し、日本一に輝いた4度のシーズンに焦点を当てる企画「70周年チャンピオンシリーズ」を開催。選手も「2005年誠ユニホーム」を着用する。
2005年日本一メンバーの初芝氏は「あのユニホームはコンセプトもカッコよくて、実際に着用して、とてもいいなあと感じたのを覚えています。またあのユニホームを着て打席に立てるのは感慨深いものがあります。当日が楽しみです」とコメント。小林氏は「2005年シーズンのことは今でも鮮明に覚えています。初芝さんを相手に投球するのは緊張しますが、いい球を投げ込めるようにしたいと思います。当時のユニホームを着れるのも僕自身楽しみですし、マリーンズファンの皆さんも当時を思い出しながら一緒に楽しんでいただければと思います」とコメントを寄せた。
ロッテは連敗を喫し、3カード連続の負け越しが決まった。
同点の7回に登板した唐川が浅村に痛恨の2ランを浴び、右腕は今季18試合目で初失点を喫した。今季チームは浅村に17試合で11被弾。井口監督は「今日も一発でやられた。一発だけは打たれちゃいけないところ」と厳しい表情で苦言を呈した。
ロッテは接戦で敗れ痛恨の連敗。3カード連続の負け越しが決まった。
打線が粘り3点ビハインドから同点に追いついていたが、7回に登板した唐川がつかまった。浅村に痛恨の2ランを浴び、右腕は今季18試合目で初失点を喫した。今季チームは浅村に17試合で11被弾と完全に“カモ”にされている。井口監督は「今日も一発でやられた。一発だけは打たれちゃいけないところ」と厳しい表情で苦言を呈した。
チームは今季、同一カード3連戦3連敗は1度もない。24日は必勝を期す。指揮官は「あしたから切り替えてやろうと思います」と言葉に力を込めた。首位のソフトバンクが敗れゲーム差は1.5のままだがチームは踏ん張りどころを迎えた。
巨人からトレードで移籍したロッテ・沢村拓一投手が2点ビハインドの8回に登板した。まずは先頭の太田を153キロ直球で三飛に仕留めた。続く新人・小深田はスプリットで空振り三振、そして田中を投ゴロに抑えた。 この回は打者3人でピシャリと抑えた。ストレートの最速は154キロだった。
沢村は移籍後5試合連続で無安打無失点を継続している。
1軍同行中のロッテのドラフト1位・佐々木朗希投手(18)=大船渡=が、試合前の練習で“投げ込み”を行った。
まずナインらと軽めにキャッチボール。その後は選手がアップをする中、外野のグラウンドで約20メートルの距離で強めのボールを投げた。いったんベンチ裏に下がり、グラウンドに戻ると、再びグラブをはめて外野でキャッチボールを行った。その途中で吉井投手コーチから腕の使い方のレクチャーも受けていた。
ロッテ・福田秀平外野手が、出場選手登録された。
8月29日に「右恥骨筋損傷」で戦列離脱。その後は2軍で調整を続け、実戦復帰も果たしていた。この日、1軍に合流し試合前練習にも参加。元気な姿を見せ、精力的に体を動かしていた。
ロッテは23日、10月3日・西武戦(ZOZOマリンスタジアム、14時試合開始)の始球式を2005年日本一メンバーでいずれも球団OBの初芝清氏(現野球評論家)と小林宏之氏(現球団アカデミーコーチ)が務めると発表した。当日は初芝氏が打席に立ち小林氏がボールを投げる。
10月2日〜4日は球団設立70周年を記念して日本一に輝いた4度のシーズンに焦点を当てる企画「70周年チャンピオンシリーズ」を開催。企画の一環としてマリーンズは「2005年誠ユニホーム」を着用する。
初芝氏は「あのユニホームはコンセプトもカッコよくて、実際に着用して、とてもいいなあと感じたのを覚えています。またあのユニホームを着て打席に立てるのは感慨深いものがあります。当日が楽しみです」と心待ちにしていた。
小林氏は「2005年シーズンのことは今でも鮮明に覚えています。初芝さんを相手に投球するのは緊張しますが、いい球を投げ込めるようにしたいと思います。当時のユニホームを着られるのも僕自身楽しみですし、マリーンズファンの皆さんも当時を思い出しながら一緒に楽しんでいただければと思います」と語った。