名前 | 年俸(万円) | 前年比 |
---|---|---|
西野 | 5250 | ▼1750 |
有吉 | 2700 | ▼700 |
田中 | 2700 | ▼800 |
南 | 2400 | ▼600 |
石崎 | 1340 | − |
大嶺 | 1200 | ▼270 |
山本 | 1100 | △100 |
古谷 | 480 | △20 |
土居 | 440 | − |
本前 | 300 | − |
吉田 | 1100 | ▼300 |
山口 | 560 | − |
植田 | 300 | − |
ロッテ古谷拓郎投手(20)が4日、来季の契約交渉を行い、20万円増の年俸480万円でサインした。
今季はプロ初先発を果たした。一方で、本拠地ZOZOマリンでの登板予定が3試合連続で雨天中止となり“雨降るや(フルヤ)”の異名が定着しかけた。「また来年、しっかり勝てる姿をマリンで見せられるように頑張りたい」と願う右腕は、来年はプロ3年目。「二木さん、種市さんは3年目に大きく飛躍しているので、まずはそこを目指していけるようにやっていきたい」とオフの鍛錬に向かう。(金額は推定)
名将の金言を胸にプロでも輝く!ロッテのドラフト1位、法大・鈴木昭汰投手(22)が、横浜市内のホテルで契約金1億円プラス出来高5000万円、年俸1600万円で契約に合意した。常総学院(茨城)で甲子園に3度出場し、ドラ1左腕に上りつめた男の原点には、11月24日に死去した木内幸男さんの教えがあった。
鈴木は1度だけ、「木内マジック」を体験した。高校3年の春。出張で不在だった佐々木力監督(当時)に代わり、元監督だった木内さんが練習試合で臨時で指揮を執った。先発を託された試合開始直前、マウンドで投球練習を行っていると、突然降板を言い渡された。「適当に投げてしまったというか…。『準備ができていない』と言われて交代しました」。試合に臨む心構え。日頃の練習から考えながら投げるようになり、野球以外でも準備を大切にするようになった。
ときおりグラウンドに姿を見せていた木内さんを振り返り「怒られてばっかりでした。挨拶に行くと『お前はまだダメだ』っていう感じで言われてました。甲子園を決めた時に初めて褒められました」としのんだ。反骨心で練習に打ち込み続けた高校時代。法大に進み、最速153キロ左腕にまで成長した。
「茨城の高校野球と言えば木内さん。特別な存在です」。名将の教えを原点として、プロでは信頼される投手を目指す。先発でも、リリーフでも、与えられた場所で投げ抜く。天国で豪快に笑ってくれるように。プロの舞台で恩返ししていく。
パ・リーグは21年シーズンの日程を4日、発表した。3月26日に開幕し、2年ぶりに143試合制。楽天−日本ハム(楽天生命パーク宮城)西武−オリックス(メットライフドーム)ソフトバンク−ロッテ(ペイペイドーム)のカードで行われる。
来年に延期となったオリンピック(五輪)期間中は、シーズンも7月19日から8月12日まで中断。日本ハムは本拠地の札幌ドームが五輪でサッカー競技が行われるため、6月から8月にかけて静岡や那覇など地方で主催試合を行う。西武、楽天、ロッテは現状では地方での主催予定はない。10月21日がリーグ最終戦予定となっている。CSの日程は今後発表されるが、今季のCSは新型コロナウイルスの影響でファイナルのみに短縮されたが、来季は第1ステージから通常通り実施される。
生え抜きのチーム愛が、残留へ心を突き動かした。FA申請期限の4日、ロッテ荻野貴司外野手(35)清田育宏外野手(34)唐川侑己投手(31)が権利を行使せずに残留することを表明した。
荻野は球団を通じて「ロッテで優勝をしたいという思いが強いです。優勝の力になれるように」とコメントした。同期入団の清田も「ロッテに入った時から尊敬し、目標にしてきた井口監督を胴上げをしたい気持ちが強いです。その戦力になりたい思いが1番」と熱い思いを寄せた。
努力し活躍して得た権利。当事者は悩み抜く。唐川はこの日、自主トレでZOZOマリンを訪れ「自分のこの先のことだったりを向き合って考えてみると、分岐点というか、すごく考えさせられることだったと思います」と言った。思案した日々を振り返りながら、地元千葉出身の右腕は、あらためて決意も口にした。
「色々な方からSNS上でコメントをもらったり、そういう声も僕に届いていたので、来年もマリーンズでやると決めたからには、自分の活躍で恩返しできればと思います」。
ロッテ西野勇士投手が4日、1750万円減の推定年俸5250万円で更改した。今季は先発ローテ構想に入ったが、6月末に右肘のトミー・ジョン手術を受け、現在は約40メートルのスローイング。リハビリは順調に進む。
「野球が好きだし、試合やキャッチボールを見てうらやましい時もありました」と明かすものの、急がずに戻していく。松本球団本部長も「貴重な戦力。来年もう1年は治すくらいのイメージで」と焦らせない方針だ。(金額は推定)
ロッテ本前郁也投手(23)が4日、来季の契約交渉を行い、現状維持の年俸300万円でサインした。
19年育成ドラフト1位で北翔大から入団。今季はイースタン・リーグで6試合に先発した。投球イニングは6回が最高で「100球以上は今年は投げていないです」と段階を踏んでいる。スタミナ強化にも励み、顔はすっかり日焼け。11月のフェニックス・リーグでは直球が最速149キロにまで伸びた。
将来の先発左腕候補として、球団の期待も大きい。「ランナーを背負った時にもう1段階ギアを上げられるような、自分が厳しい時に三振をとれるのが持ち味だと思います」と自身を見つめる。「ファームでローテーションを1年間守って、結果を残し続けるのが来年の目標です」と掲げた。(金額は推定)
ロッテ植田将太捕手(22)が4日、来季の契約交渉を行い、現状維持の年俸300万円でサインした。
19年の育成ドラフト2位で入団。慶大時代にトミー・ジョン手術を受けた右肘もほぼ万全になり、今季はイースタン・リーグで35試合に出場。8試合でスタメンマスクをかぶった。 12月には和歌山で自主トレを行う。「自分は打撃が課題なので、来年は打って支配下になれるように頑張ります」。2月のキャンプから成果を披露する。(金額は推定)
名将の金言を胸にプロでも輝く!ロッテのドラフト1位、法大・鈴木昭汰投手(22)が、横浜市内のホテルで契約金1億円プラス出来高5000万円、年俸1600万円で契約に合意した。常総学院(茨城)で甲子園に3度出場し、ドラ1左腕に上りつめた男の原点には、11月24日に死去した木内幸男さんの教えがあった。
鈴木は1度だけ「木内マジック」を体験した。高校3年の春、出張で不在だった佐々木力監督(当時)に代わって、元監督だった木内さんが練習試合で臨時で指揮を執った。先発を託された試合開始直前、マウンドで投球練習を行っていると、突然降板を言い渡された。「適当に投げてしまったというか…。『準備ができていない』と言われて交代しました」。試合に臨む心構え。日頃の練習から考えながら投げるようになり、野球以外でも準備を大切にするようになった。
ときおりグラウンドに姿を見せていた木内さんを振り返り「怒られてばっかりでした。挨拶に行くと『お前はまだダメだ』っていう感じで言われてました。甲子園を決めた時に初めて褒められました」としのんだ。反骨心で練習に打ち込み続けた高校時代。法大に進み、最速153キロ左腕にまで成長した。
「茨城の高校野球と言えば木内さん。特別な存在です」。名将の教えを原点として、プロでは信頼される投手を目指す。先発でも、リリーフでも、与えられた場所で投げ抜く。天国で豪快に笑ってくれるように。プロの舞台で恩返ししていく。
ロッテ大嶺祐太投手(32)が4日、来季の契約交渉を行い、270万円減の年俸1200万円でサインした。
19年1月に右肘のトミー・ジョン手術を受け、昨季は育成契約でスタート。8月23日に背番号「64」で再び支配下登録を手にした。
1軍では2試合に先発したが、白星に恵まれなかった。「久しぶりの登板ということもあって、スタミナ面が課題だったと思います」と振り返った。それでも球威の回復など、復活登板には手応えもあった。「また来年もできるという嬉しさと、球団への感謝しかないです」。万全の準備で、プロ15年目の来季へ向かう。(金額は推定)
ロッテ土居豪人投手(20)が4日、来季の契約交渉を行い、現状維持の年俸440万円でサインした。
19年ドラフト8位で愛媛・松山聖陵から入団した大型右腕。2年目の今季は、イースタン・リーグで12試合にリリーフ登板した。来季について「1軍で投げることも目標ですけど、その前にファームで大事なところを任せてもらって、そこで抑える投手になりたい」と見据えていた。(金額は推定)
ロッテ有吉優樹投手(29)が4日、来季の契約交渉を行い、700万円減の年俸2700万円でサインした。
今季は7月7日の西武戦(ZOZOマリン)で679日ぶりの白星を挙げた。それでも「悔しかったし、苦しかったですね」と1年を振り返る。チームはCSに出場したが「見られなかったですね。見たくなかったです」と率直な胸中を明かした。
昨年4月に右肘を手術。完治しているが、感覚的にまだ影響が残っていたといい「シーズンが終わってから、すごい肘の調子が良くて。もったいないなと。今の段階では不安が消えました」と話す。「とにかく1軍の戦力になれるように」と来季の巻き返しを誓った。(金額は推定)
ロッテ山口航輝内野手(20)が4日、来季の契約交渉を行い、現状維持の年俸560万円でサインした。
秋田・明桜高から入団して2年目の今季は、イースタン・リーグの全70試合に出場。8月下旬以降は4番に定着し、打率2割5分8厘、7本塁打をマークするなど将来の中軸候補として順調な歩みを見せた。
それでも感情は揺れる。「1軍に上がれなくて悔しい思いをしました」。同期入団で、同じ外野手の藤原がシーズン終盤にブレーク。「自分自身、本当に悔しかったし、それでもやっぱり(藤原)恭大はすごいなと思って見てて。一緒の舞台で野球できたらいいなと思いました」とあらためて心に刻んだ。
目標は広島の鈴木誠也。球団からも「30本打てる選手になれるように」と期待は大きい。「来年は絶対に1軍に上がることを目標に。上がったときは自分の野球ができるように」と意気込んでいた。(金額は推定)
ロッテ山本大貴投手(25)が4日、来季の契約交渉を行い、100万円増の年俸1100万円でサインした。
今季は12試合に登板。7月中旬の初登板から9試合連続で無失点リリーフを続けるなど、リリーフ左腕としての安定感を増した1年になった。
一方で「カットボールに頼りがちと思って投げていたのもありました」と言う。「パ・リーグの打者は直球に強く、簡単にはじきかえすイメージがあるので、そこに負けない直球を」とさらなるレベルアップを目指す構えだ。(金額は推定)
ロッテ南昌輝投手(31)が4日、契約交渉に臨み、600万円減の年俸2400万円でサインした。
今季は夏場に1軍に昇格。力強い直球をコーナーに決めていたが、右肩に不安を抱えての投球だったことを明かした。「パフォーマンス的なところでチームに迷惑をかけられないのもあったので」と、6試合の登板のみに終わった。
2年連続の減俸に「何もしていないので」と肩を落とす。来季はプロ11年目。16年には51試合で21ホールドポイントをマークした右腕は「色々なところを見つめ直して調整したいです」と復活を目指す。(金額は推定)
ロッテ田中靖洋投手(33)が4日、来季の契約交渉を行い、800万円減の年俸2700万円でサインした。
今季は右肘痛のため、開幕から1ヶ月ほどで離脱。手術に踏み切った。「力になれなかったのが悔しいですし、優勝争いやCSを戦っているのをテレビで見るしかないのがつらい日々ではありました」。順調に回復し、10月末には2軍戦で実戦復帰している。
シュートなどの動く球で、打たせて取る投球が持ち味だ。一方で「小さい変化で勝負しているので、どうしても空振りを求められるところでなかなか厳しい、苦しんだ場面もありました」といい、新たな球種にも取りかかっている。プロ15年目を終えたが「まだまだ自分の中でチャレンジしたいこともあります」と貪欲だ。(金額は推定)
ロッテ吉田裕太捕手(29)が4日、来季の契約交渉を行い、300万円減の年俸1100万円でサインした。
正捕手田村が離脱する中、9月23日の楽天戦(楽天生命パーク)で途中出場。それが今季唯一の1軍出場だった。「悔しいですね。チャンスは自分でつかむものだと思うので、そこをつかめなかったというのが現状です」と話した。
その楽天戦の試合前練習でも、11月の秋季練習でも、サク越えを連発。打力には定評がある。「パンチ力が自分の強みだと思うので、確率を上げてチャンスを生かせるようにやっていきたいです」と勝負の8年目に挑む。(金額は推定)
ロッテ唐川侑己投手(31)が4日、海外FA権を行使しない意向をあらためて表明した。練習でZOZOマリンを訪れ、代表取材に対応した。
球団とは話し合いを続ける中で「松本本部長と話をさせていただいて、たくさん話すことができて、その中で考えたので少し時間がかかったのかな」と経緯を話し「自分のこの先のことだったりを向き合って考えてみると、分岐点というか、すごく考えさせられることではあったかなと思います」と振り返った。
魔球カットボールで、来年も優勝へと腕を振る。「球団にもファンの皆さんにも恩があると思っています。色々な方からSNS上でコメントをもらったり、そういう声も僕に届いていたので、来年もマリーンズでやると自分で決めたからには、自分の活躍で恩返しできればなと思っています」と誓っていた。
ロッテ石崎剛投手(30)が4日、来季の契約交渉を行い、現状維持の年俸1340万円でサインした。
19年途中に阪神から移籍し、今季は9月19日の日本ハム戦(札幌ドーム)で先発マウンドにも立った。3回無安打1失点。5奪三振と球威を示した一方で、5四球と制球の乱れもあり「いいところも悪いところも感じるところがあった」と振り返る。
阪神を引退した藤川球児氏らと自主トレを行ってきた。「引退されるのがすごく衝撃的でした。球児さんみたいに、直球1本で勝負できる投手を今でも目指しています」と、偉大な先輩のようなストレートを追い求めていく。(金額は推定)
ロッテ西野勇士投手(29)が4日、来季の契約交渉を行い、減額制限いっぱいの25%ダウンとなる年俸5250万円でサインした。
今季はオープン戦でチーム随一の安定感を見せ、先発ローテーションの一角として期待されたが、6月の開幕前に離脱。「コロナの自粛が明けて、開幕まで短いのがあって、強度を一気に上げたときに出てきちゃったのかなというところはあります」と振り返った。
6月末には右肘のトミー・ジョン手術を受け、今季は登板なしに終わった。現在はスローイングを再開し「30メートルから40メートルまでいく感じですかね」というところまで来ている。「手術から1年でゲーム復帰できたらいいなと思います」と希望を口にしながら「焦らずに」とも添えた。(金額は推定)
ロッテ井口資仁監督に4日朝、粋で新鮮な誕生日プレゼントが届いた。
贈り主は、米国帰国中のブランドン・レアード内野手(33)だった。球団公式インスタグラムがこの日朝8時、井口監督が46歳の誕生日を迎えた投稿をすると、すぐに反応したのが愛称“スシボーイ”。自身の公式アカウントで「Happy Birthday Iguchi San!」のメッセージとともに、にぎりずしの絵文字を添えた。45貫分だった。
レアードは今季、腰の張りで8月半ばに一時帰国。本塁打時の恒例「スシポーズ」も6回しかできず、10月にはアリゾナ州の病院で腰椎椎間板ヘルニアの手術を受けていた。2年契約の2年目となる来季は、開幕戦での“46貫目”が期待される。
ロッテからドラフト1位指名された鈴木昭汰投手(22)=法大=が4日、横浜市内のホテルで入団交渉を行い、契約金1億円プラス出来高払い5000万円、年俸1600万円で合意した。
「茨城の高校野球といえば、木内さん。僕の中でも特別な存在」。
茨城・常総学院高時代に1年秋からエースを担って甲子園に3度出場した最速153キロ左腕は、そう話した。
茨城の取手二、常総学院を計3度の甲子園大会優勝に導き、11月24日に肺がんのため89歳で死去した木内幸男さん。3日に葬儀・告別式が営まれたばかりだが、鈴木には故人との忘れられない思い出がある。高3春の練習試合。当時の佐々木力監督が不在で木内さんが指揮を執った。鈴木は先発としてマウンド上で投球練習を始めたが、その途中で「準備が全くできてないっぺ」と試合で1球も投げることなく降板を命じられた。その後、グラウンドに訪れた木内さんに何度か挨拶に出向くと、「おまえ、誰だっぺ?」と言われ続けたが、「反骨心で頑張って来られた」という。
“木内イズム”を胸に「どんな場面でも動じずにインコースに投げ切れるのが持ち味。ソフトバンクの柳田選手と対戦したい。木内さんへの恩返しは(プロの舞台で)最高の投球をすること」と、天国に旅立った名将に誓った。
プロ野球のフリーエージェント(FA)権行使の申請期間が4日で終了し、有資格者97選手のうち、海外FA権で米大リーグ移籍を目指すロッテの沢村拓一投手らが手続きを行った。5日にFA宣言選手として公示され、6日から全ての球団と交渉可能になる。
ヤクルトの小川泰弘投手、DeNAの梶谷隆幸外野手と井納翔一投手、ロッテの松永昂大投手は国内FA権の行使を表明した。ヤクルトの山田哲人内野手、中日の大野雄大投手、広島の田中広輔内野手は国内FA権を行使せず残留した。
西武の増田達至投手、熊代聖人外野手は国内FA権を行使した上での残留を決めた。
ロッテからドラフト1位で指名された法大・鈴木昭汰投手(22)が4日、横浜市内のホテルで入団交渉を行い、契約金1億円、年俸1600万円(金額は推定)で入団合意に達した。
常総学院高(茨城)時代には1年秋からエースを担って甲子園に3度出場した最速153キロ左腕は「ここからが本当の勝負。どんな場面でも動じずにインコースに投げ切れる強気のピッチングが自分の持ち味。ソフトバンクの柳田選手と対戦したい」。会見では色紙に「信頼される投手」としたためた。ロッテは左腕の先発陣が手薄だけに、永野吉成プロ・アマスカウト部長は「小島(和哉)と先発ローテーションの座を争って欲しい」と期待した。
ロッテの大嶺祐太投手(32)が4日、千葉市内の球団事務所で契約更改交渉を行い、270万円減の年俸1200万円(金額は推定)でサインした。
「今年の段階では支配下になれると思っていなかった。来年もできるという球団に感謝しかないです」。
2019年1月に右肘内側側副靱帯再建術(通称トミー・ジョン手術)を受け、その年オフに育成契約となったが今年8月に再び支配下登録され、3年ぶりに1軍マウンドに上がった。今季は2試合に先発し、0勝1敗、防御率9.00だった。
パ・リーグは4日、来季の公式戦日程を発表した。セ・リーグと同じ3月26日に楽天−日本ハム(楽天生命パーク)、西武−オリックス(メットライフ)、ソフトバンク−ロッテ(ペイペイドーム)で開幕。昨季までと同じ1球団あたり143試合(リーグ戦125、交流戦18)で、クライマックスシリーズはファーストステージとファイナルステージを行う予定。
ロッテ・唐川侑己投手(31)が4日、海外フリーエージェント(FA)権の行使をせずに残留することを表明した。
「(FA権を)行使せず、残留して来年もロッテで。来年もマリーンズでやると決めたからには自分の活躍で恩返しできればなと思います」。
2018年に海外FA権を取得した唐川は、今季セットアッパーとして32試合に登板し1勝1敗、防御率1.19で、14ホールドをマーク。チームの4年ぶりのCS進出に貢献した。
ロッテ・西野勇士投手(29)が4日、千葉市内の球団事務所で契約更改交渉を行い、野球協約が定める減額制限(1億円以下は25%)となる1750万円減の年俸5250万円(金額は推定)でサインした。
「開幕ローテの話をもらってたのでそこでケガしたのはもったいない気持ちもあるが、今後は(肘の痛みの)不安もなくなるので来季以降頑張っていきたい」。
昨季終盤に先発に転向し今季は開幕ローテ入り勝ち取ったが、6月の開幕直前に右肘の痛みを訴えチームを離脱。その後右肘内側側副靱帯再建術(通称トミー・ジョン手術)を受けて、登板なしに終わった。
ロッテの唐川が、すでに取得していた海外FA権を行使せず残留することを表明。ZOZOマリンスタジアムで会見した唐川は「ロッテ、そしてファンの皆さまに恩返しがしたい。自分が活躍することでそれができれば」と話した。今季は試合終盤を中心に32試合に登板し、防御率1.19とチームの2位躍進に貢献。権利行使について慎重に検討していたが、申請期限直前に残留を決めた。
同じく今季、海外FA権を取得した清田も残留を決断。球団を通して「井口監督を胴上げしたい。その戦力になりたい」とコメントした。松本尚樹球団本部長は「生え抜きでロッテの将来を背負う選手。感謝している」と残留を歓迎した。
ロッテの西野は1750万円減の年俸5250万円でサイン。野球協約の減額制限(年俸1億円以下は25%)いっぱいだったが「サインしました」とすっきりした表情。
12年目の今季は6月に右肘内側側副じん帯再建手術(通称トミー・ジョン手術)を受け、1軍登板なしに終わった。リハビリは順調で「不安なく頑張っていける」と前向き。復帰に向け、すでにスローイング練習も開始している。
ロッテからドラフト1位指名を受けた法大・鈴木昭汰投手(22)が4日、新横浜プリンスホテルで入団交渉を行い、契約金1億円プラス出来高払い、年俸1600万円で契約した。常総学院出身の最速153キロ左腕。11月24日に89歳で亡くなった同校元監督の木内幸男氏から「準備の大切さ」を指導された。甲子園3度優勝の名将の教えを胸に、プロでの活躍を目指す。 常総学院に入学したのは6年前の春。今では最速153キロを誇る鈴木は15歳だった。
「茨城の高校野球といえば、誰もが木内さんと言う。自分も高校を選んで会ったときに“あっ、木内さんだ”と思った。自分の中でも特別な存在でした」。
当時、名将はすでに80歳を超え、現場を退いていた。だが、忘れられない思い出がある。高校3年春。当時の佐々木力監督が出張で不在だった練習試合で、木内氏が1度だけ、指揮を執ったことがあった。「そのとき、たまたま自分が先発だったんですが、試合前の投球練習で交代させられました」。
初回のマウンドに上がったが、プレーボールが宣告される前にマウンドから降ろされた。「投球練習が7球ほどあるんですけれど、これを適当に投げてしまった。おまえは準備ができていないと…」。今ではこの教訓が鈴木の大きな支え。「試合が始まってからの投球練習はもちろん、日頃の投球も(準備が大事と)そういうことを考えてするようになったし、野球以外でも準備を大事にするようにしています」。「準備の大切さ」を教え込まれた「0球交代」だった。
高校時代は木内氏と会うと「おまえはまだ駄目だ」と言われるのが挨拶代わりだった。それでも、3年夏に甲子園出場を決めると「初めて褒められて、とても嬉しかった。選手を持ち上げるのがとても上手だった」と懐かしむ。前日の告別式には参加できなかったが「恩返しの形は最高のプレーを見せること」と感謝の思いをプロのマウンドで見せるつもりだ。
パ・リーグは4日、21年の公式戦日程を発表した。既に発表されている交流戦18試合を含め、例年通り143試合となった。
3月26日にセ・パ同時開幕。1年延期された東京五輪の開催に伴い、7月19日〜8月12日は中断。サッカーの会場となる札幌ドームが本拠の日本ハムは、道内の旭川、釧路、帯広の他、静岡、那覇と地方球場で主催試合を行う。それ以外にも今季全て中止された地方開催が数試合組まれた。セ・リーグの日程は既に発表されており、両リーグともクライマックスシリーズ(CS)を通常通り開催する見込み。
ロッテからドラフト1位指名を受けた法大・鈴木昭汰投手が4日、新横浜プリンスホテルで入団交渉を行い、契約金1億円プラス出来高払い、年俸1600万円で契約を交わした。
即戦力として最速153キロ左腕で、「ホッとしている。プロ野球選手になれたんだなと実感がわいてきた。パ・リーグにはいい打者がたくさんいるが、ソフトバンクの柳田選手と対戦してみたい」と目を輝かせた。
永野吉成プロ・アマスカウト部長も「インコースを攻めるマウンド度胸がある。パ・リーグで絶対に通用すると信じている」と1年目からローテーションに食い込んでいくと期待した。
ロッテの土居豪人投手(20)が4日、千葉市内の球団事務所で契約更改し、現状維持の年俸440万円でサインした。
「来年はチャンスがある、と言われた。試合で安定感を増やしたい」。
2年目の今季も1軍出場はなかったが、イースタン・リーグでは中継ぎを中心に12試合に登板した。「まだ大事なところで投げさせてもらっていない」と、1メートル91の長身から投げ下ろす150キロ超の速球を武器に3年目右腕が信頼を勝ち取る。
ロッテの大嶺祐太投手(32)が4日、千葉市内の球団事務所で契約更改し、270万円減の年俸1200万円でサインした。
「今年は支配下に復帰出来ると思ってなかった。正直、来年も野球出来るという嬉しさと、球団への感謝しかない」。
19年に右肘靭帯再建手術(通称トミー・ジョン手術)を行い、今季は育成選手でのスタートだった。「駄目だったら駄目で」と開き直って臨んだ今年8月に支配下選手に復帰。背番号も「126」から「64」となり、公式戦にも2試合に登板するなど、復活の足がかりを見付けた。
「今年はコロナがあるから沖縄、石垣にも帰らない」と、地元への帰省も我慢。「投げながらスタミナを付けていく」と15年目で完全復活を目指す。(金額は推定)
ロッテは4日、FA権を保有しながら、権利を行使せずに残留を決めた唐川、荻野、清田のコメントを発表した。
ロッテの4年目右腕・有吉優樹投手(29)が4日、千葉市内の球団事務所で契約更改し、700万円減の年俸2700万円でサインした。
「チームがCS争いしてる中で何もしていない。(減額は)妥当です。復帰して1勝したので、そこは評価してもらえたのかな」。
今季は3試合に登板。7月7日の西武戦(ZOZOマリン)で、昨年4月に右肘のクリーニング手術をして以来、679日ぶりの公式戦勝利を飾った。手術後も「脳が(勝手に)痛みを感じていた」という状態もようやく抜けだしたという。チームのCSの戦いは「見たくなかった」という右腕が、来季の復活を目指す。(金額は推定)
ロッテの古谷拓郎投手(20)が4日、千葉市内の球団事務所で契約更改し、20万円増の年俸480万円でサインした。
「1軍で先発初登板もさせていただいた。来年に向けていい経験が出来たので、オフに生かしたい」。
地元・習志野高から18年ドラフト6位で入団し、2年目の今季は10月24日のオリックス戦(京セラドーム)でプロ初先発を経験。3回1/3、2失点で敗戦投手となったが「1軍では制球力、決め球がないと苦しい。それを見付けていきたい。二木さん、種市さんのように3年目に大きく飛躍したい」と課題を成長の糧にする。
ロッテの山口航輝外野手(20)が4日、千葉市内の球団事務所で契約更改し、現状維持の年俸560万円でサインした。
「ケガせず、ファームで全試合に出たことはよかった。1軍に出られなかった悔しさを持ちたい」。
2年目の今季も1軍出場はなかったが、イースタン・リーグでは4番も務め、チーム最多70試合に出場し、藤原と並ぶチーム最多7本塁打を記録した。同期の藤原が1軍で活躍した姿に「悔しさもあるが(藤原)恭大は凄い。来年一緒に1軍でやりたい」と、持ち味の長打力で3年目の飛躍に挑む。
ロッテの山本大貴投手(25)が4日、千葉市内の球団事務所で契約更改し、100万円増の年俸1100万円でサインした。
「(球団からは)左の中継ぎとして勝ちパターンで投げて欲しい、と言われた。そこを目指していきたい」。
3年目の今季は12試合に登板して13回2/3を投げ、防御率は2.36。貴重な左腕だけにさらなる成長が期待されている。
ロッテの南昌輝投手(31)が4日、千葉市内の球団事務所で契約更改し、600万円減の年俸2400万円でサインした。
昨年も減額制限いっぱいのダウンで更改したが「何もしてないので。体を万全な状態で準備するのは当然。トレーニング、フォーム、治療など新しいことにも挑戦して見つめ直したい」と話した。
南は18年8月、国指定の難病「黄色靱帯骨化症」の手術を受けた。リハビリ生活を経て昨季1軍マウンドに復帰。10年目の今季は6試合の登板に終わった。
ロッテ・吉田裕太捕手(29)が4日、千葉市内の球団事務所で契約更改し、300万円減の年俸1100万円でサイン。減額制限に近いダウン提示だったが「無事に契約させていただきました」とすっきりした表情だった。
1年目の14年以来、7年目で1軍出場は最少の1試合にとどまった。育成出身の柿沼やルーキーの佐藤らの台頭で出場機会が減ったが「チャンスは自分で掴むもの。そこを自分で掴めなかったというのが現状です。自分では負けない思いでやっている」と、来季に期した。
海外フリーエージェント(FA)権の行使を検討していたロッテ唐川侑己投手(31)が4日、「残留します」と権利を行使しないことを正式表明した。
ZOZOマリンスタジアムで会見に応じた唐川は「考える時間も多くある中で、FAは当然考えること。向き合って考えてみると分岐点というか、自分のことを考えさせられた」と明かした。今季は中継ぎとして32試合に登板し、防御率1.19。守護神・益田につなぐ存在として沢村、ハーマンらと勝ちパターンの継投を担った。今季年俸は6200万円。獲得を望む球団にとっては人的補償が発生しないCランクであることも魅力で、FA宣言するか否かが注目されていた。
他球団の話を聞くこともなく残留を決断した唐川は「SNSなどで色んな声も届いていた。マリーンズでやると決めたからにはそういう方々に恩返ししたい」と話した。
ロッテ・田中靖洋投手(33)が4日、千葉市内の球団事務所で契約更改し、800万円減の年俸2700万円でサインした。
15年目の今季は、8月に右肘を手術したこともあって西武から移籍した16年以降で最少の8試合の登板に終わった。「シーズンの始めにケガして力になれなかった。悔しい」。
昨季はキャリアハイの44試合登板で防御率2.72を記録した。右の中継ぎとして球団の期待は大きいだけに「空振りが取れる球が欲しい。やり返したい」と、復活のプランを描いている。
ロッテ・石崎剛投手(30)が4日、千葉市内の球団事務所で契約更改し、現状維持の年俸1340万円でサインした。今季12試合の登板で先発も経験したが、1ホールドに終わり「期待していただいたが、あまりチームに貢献出来なかった」と反省した。
昨季途中に阪神から加入。「今年はキャンプから調子がよくスタートを切ったが、コロナ禍で調整が思うようにいかなかった。6年目だけど本当に難しかった」と、1年を振り返った。
阪神時代から今年引退した藤川球児氏は自主トレを一緒に行うほど尊敬する先輩だった。藤川氏から優柔不断な性格を指摘され、「中継ぎには決断力が大事になる」と助言を受けたという。「球児さんのように火の玉ストレートじゃないですけど、真っ直ぐ一本に勝負できるように」と、球児魂を引き継ぐ。
ロッテ・西野勇士投手(29)が4日、千葉市内の球団事務所で契約更改し、1750万円減の年俸5250万円でサインした。野球協約に定められた減額制限(年俸1億円以下は25%)いっぱいの減額だったが「減額いっぱいです、はい」とすっきりした表情だった。
今年6月、右肘内側側副靱帯の再建手術(通称トミー・ジョン手術)を受け、1軍登板は0に終わった。
開幕ローテーション入りも決まっていたが「ケガしたのはもったいないのもあるが、元々持っていた靱帯の緩みとか、それを手術してもらえた。不安なく頑張っていける」と、前向きだ。
リハビリは「違和感もなく、順調に進んでいる」という。すでにスローイングは再開し、30〜40メートル程度のキャッチボールも行っている。
14、15年には2年連続30セーブを達成した、08年の育成ドラフト5位入団の「元祖・育成の星」が完全復活を目指す。
ロッテからドラフト1位で指名された鈴木昭汰投手(22)=法大=が4日、横浜市内のホテルで契約金1億円プラス出来高5000万円、年俸1600万円で契約に合意した(金額は推定)。
「ロッテの一員になったので、期待に応えられるようにと改めて思いました」。内角を攻める強気な投球が魅力の最速153キロ左腕。会見に同席した永野プロ・アマスカウト部長も「彼の強気なピッチングが来年、マリーンズで、そしてパ・リーグで活躍することを確信しています」と期待を寄せた。
契約金の使い道に関しては「お世話になった人達に形に残るものを送りたい。あとは貯金します」と真面目で優しい性格も見せた鈴木。1年目の目標に関しては「まだ具体的な数字はない」と控えめだが「与えられた役割を全うしたい。困ったときに自分が投げられるように」と決意を新たにした。
ロッテの大嶺祐太投手(32)が4日、千葉市のZOZOマリンで契約更改交渉に臨み、270万円ダウンの年俸1200万円でサインした。
昨年1月に右肘のトミー・ジョン手術を受け、育成から8月に支配下登録に返り咲き、9月1日の西武戦で1577日ぶりに先発したが、5回9安打7失点で敗れた。「来年もできるという嬉しさ。球団に感謝しかありません」と謙虚に語った。
トミー・ジョン手術は西野、種市も受けてリハビリに取り組んでいる。「自分も手術が終わってすぐのときは、不安や焦りがあった。西野も種市も焦りや不安と戦っていると思います。時間をかければ絶対に治ると思うと話はしました」と良き相談相手として、仲間の復帰も後押しする。
ロッテの土居豪人投手(20)が4日、千葉市内のZOZOマリンで契約更改交渉を行い、現状維持の440万円でサインした。
松山聖陵高から18年ドラフト8位で入団した2年目右腕は今季、1軍デビューは果たせず。高卒同期入団の古谷は1軍初登板しただけに「悔しい気持ちもありました。自分も古谷以上に練習をしないといけないと思いました」とライバル心に火がついた。
まずは2軍で安定した成績を残すことが大切ということは分かっている。「1軍で投げるのも目標ですが、その前にしっかりとファームで大事なところなどを任せてもらって、しっかり抑えられるようになってから1軍に呼ばれて投げていきたいです」と1軍デビューまでのプランを明かした。
ロッテの有吉優樹投手(29)が4日、千葉市内のZOZOマリンで契約更改交渉に臨み、3400万円から700万円ダウンの2700万円でサインした。
昨季は4月に右肘を手術しで2試合で未勝利だったが、今季は7月7日の西武戦(ZOZO)で18年8月28日のソフトバンク戦以来、2年ぶりとなる白星を挙げた。「復帰して1勝したので、そこはちょっと評価してもらえたかなと思います」と話したが、その勝利だけで終わり「全然力になれていない」という思いからCSのテレビ中継も見られなかったという。
「最近になって、肘を気にしないで投げられるようになり、スムーズに腕を振れます。肘の不安が消えたので、キャンプからちゃんと腕が振れるのをアピールしたい。僕としては、先発でも中継ぎでも、言われた方で1軍の戦力になれるようにとしか考えていません」と来季こそは中心戦力として、チームに貢献するつもりだ。
ロッテの古谷拓郎投手(20)が4日、千葉市内のZOZOマリンで契約更改交渉に臨み、460万円から20万円アップの480万円でサインした。
2年目の今季は登板予定の試合が雨で中止になるなど“雨男”ぶりを発揮したが、10月24日のオリックス戦(京セラD)で1軍デビュー。「来年につながる大きな経験ができました」と収穫を口にした。
決め球として、スライダーに磨きをかけている最中で「二木さんや種市さんも3年目に飛躍している。大きな目標ですが、そこを目指して、超えていけるようにしたいです」と地元の習志野高出身右腕は、ZOZOマリンデビューと3年目のブレイクを目指す。
ロッテの山口航輝外野手(20)が4日、千葉市内のZOZOマリンで契約更改交渉に臨み、現状維持の560万円でサインした。
2年目の今季はイースタン・リーグで全70試合に出場し、打率2割5分8厘、7本塁打をマークしたが、高卒同期入団の藤原が終盤にブレイクしたのとは対照的に、悲願の1軍出場はならなかった。
「今年1年、1軍に上がれなくて悔しい思いをしました。(藤原の活躍は)悔しかったですが、恭大はすごいなと。一緒の舞台で野球ができたらいいなと思いました」と刺激を受けた様子。「色々守れたら幅も広がるから」と来季は一塁守備にも本格的に挑戦する予定で「(広島の)鈴木誠也さんのような30本くらいホームランを打てるバッターを目指して頑張っていきたいです」と目標を口にした。
ロッテの山本大貴投手(25)が4日、千葉市内のZOZOマリンで契約更改交渉に臨み、100万円アップの1100万円でサインした。
三菱自動車岡崎から17年ドラフト3位で入団。首脳陣や石崎、南ら先輩からの助言に耳を傾けて、制球にも改善がみられた今季は、救援として12試合に登板して勝敗なし、防御率2.63の成績を残した。
「今季は腕を振ることを心がけました。僕自身、自信にもなりました。左の中継ぎとして、勝ちパターンで投げさせてもらえるように信頼を勝ち取っていきたいです」と4年目のさらなる飛躍を誓った。
ロッテの南昌輝投手(31)が4日、千葉市内のZOZOマリンで契約更改交渉に臨み、3000万円から600万円ダウンの2400万円でサインした。
立正大から10年ドラフト2位で入団し、18年夏には国指定の難病「黄色靱帯骨化症」を発症も克服したが、今季は右肩のコンディション不良もあって6試合に登板し、勝敗なしで防御率4.91。「(今季は)何もしていないので。契約してもらってありがたい」と球団に感謝した。
「体調を万全にして、1年間戦えるように。色々と見つめ直していきたいです」と11年目の来季を見据えた。
ロッテの吉田裕太捕手(29)が4日、千葉市内のZOZOマリンで契約更改交渉に臨み、1400万円から300万円ダウンの1100万円でサインした。
立正大から13年ドラフト2位で入団も、今季は開幕前のケガの影響もあり1試合の出場にとどまった。「悔しいですが、チャンスは自分でつかむもの。そこをつかめなかったのが現状です」と振り返った。
勝負の8年目に向けて「パンチ力が自分の強み。確率を上げていきたい。来年もこの思いを胸にしっかりとやって、チーム内のライバルに勝てるようにやっていきたいです」と正捕手の田村らとのレギュラー争いに、打撃力を武器に参戦する。
ロッテの田中靖洋投手(33)が4日、千葉市内のZOZOマリンで契約更改交渉に臨み、3500万円から800万円ダウンの2700万円でサインした。
15年目の今季は8月に横浜市内の病院で右肘後方骨棘切除術及び遊離体除去術を受けた。術後4週でスローイングを開始し、全治は3ヶ月の見込みだった。「間に合う望みもあったが、最後は間に合わなかった」と復帰はならず。8試合に登板し1勝0敗、防御率は2.45だった。
「シーズンの始めでけがをしてしまって、力になれなかった悔しいシーズン。優勝争い、CSをテレビで見るしかないのはつらかった。来年は1試合でも多く、今年の分までやり返してやろうという気持ちは強いです。休むことなく練習をやっていきます」と語気を強めた。
FA権の行使を検討していたロッテの唐川侑己投手(31)が4日、千葉市内のZOZOマリンで会見し、海外FA権を行使せずに残留を決断したことを明かした。
18年に海外FA権を取得。プロ13年目の今季は32試合に登板して1勝1敗14ホールド、防御率1.19。セットアッパーとして、チームのCS進出の原動力になった。「今年はコロナの中で野球ができずに、自分と向き合う時間も多かった」と熟考してきた。球団の熱意も伝わり「(違うユニホームを着るのは)そんなに簡単にイメージは浮かばないとは思います」と最後はロッテ愛が勝り、残留を決めた。
「僕自身、ロッテ球団、ファンの皆さんに恩があると思っていますし、僕が行使を検討という段階で、色々な方から声をかけてもらったりとか、SNS上でコメントをもらったりとか、僕に届いていた。来年もマリーンズでやると決めたからには、活躍で恩返しができればと思っています」と気持ちを新たにして、14年目の来季に臨む。
ロッテの石崎剛投手(30)が4日、千葉市内のZOZOマリンで契約更改交渉に臨み、現状維持の1340万円でサインした。
阪神から移籍2年目の今季は12試合に登板し0勝1敗、防御率9.00。「キャンプから調子が良かったが、あまりチームに貢献できませんでした。コロナで調整が難しかった」と振り返った。
阪神時代から公私にわたって世話になった藤川球児さんが現役を引退。すぐに連絡した。「『頑張れよ』と一言をいただいた。『優柔不断に見える。中継ぎとしては判断力が必要だ』というアドバイスを思い出しながらしっかりやっていきたいです」。来季の目標として「30、40試合に投げたい」という石崎が“球児魂”を引き継ぐ。
ロッテの西野勇士投手(29)が4日、千葉市内のZOZOマリンで契約更改交渉に臨み、1750万円ダウンの5250万円で契約を更改した。
開幕前から好調だったが、6月10日の練習試合(中日戦)で登板した際に右肘に違和感を覚えて、同16日に「右肘内側側副靱帯損傷」と診断された。同29日に右肘靱帯再建術(トミー・ジョン手術)を受けて、今季の登板はなかった。
「ローテ入りの話ももらっていたので、そこでけがをしたのはもったいない気持ちもある。手術して原因をなくしたので、不安なく来年中の復帰を目指したいです」と前向き。すでにスローイングは開始しており、30〜40メートルの距離で投げているという。
9月にトミー・ジョン手術を受けた種市とは「順調にいって、2人で上(1軍)で投げられたらいいねという話はしました」。来季は13年目。焦らずに、復帰への階段を上がっていく。
ロッテのドラフト1位・鈴木昭汰投手(22)=法大=が4日、横浜市内で入団交渉し契約金1億円プラス出来高払い5000万円、年俸1600万円で合意。11月24日に89歳で死去した常総学院の元監督・木内幸男氏に恩返しすると誓った。(金額は推定)
恩師から指導を受けたのは常総学院3年時で当時、木内氏が臨時で監督を務めていた。先発予定だったが、試合前の投球練習の際に「準備ができていない」と急遽、“降板”させられた。これをきっかけに「常日頃から準備を大切にするようになった」と成長させてくれた。
木内氏からは期待の裏返しで「怒られてばっかりだった」と振り返った鈴木。それでも「反骨心で頑張ってこられた」と感謝の思いを忘れることは決してない。
最速153キロの直球が武器の左腕で、先発ローテ候補として期待されている。「最高のプレーをお世話になった全ての人に見せたい」と力強く意気込みを示した。
パ・リーグは4日、来季公式戦日程を発表した。
3月26日にセと同時に開幕し、発表済みの交流戦を含め各チーム143試合を行う。日程未発表もクライマックスシリーズは通常形式で開催する方針。1年延期された東京五輪・パラリンピックの開催に伴い7月19日から8月12日までシーズンを中断する。
ロッテの唐川侑己投手(31)が4日、保有する海外フリーエージェント(FA)権を行使せずに残留すると表明した。ZOZOマリンスタジアムで取材に応じ「今年は野球ができない時期が続き、自分の野球人生を考えることが多かった。(他球団でのプレーは)そんなに簡単には想像できなかった」と話した。
千葉・成田高から2008年に高校生ドラフト1巡目でロッテに入団し、地元一筋で13年間プレーしてきた。先発を長年務めたが、18年の途中から中継ぎに転向。今季は32試合で1勝1敗、防御率1.19の好成績を残した。
ロッテ・唐川侑己投手(31)が4日、保有していた海外FA権を行使しないことを表明した。
この日、ZOZOマリンスタジアム内で取材に応じ「残留して来年もロッテで」と明らかにした。右腕は今季、勝利の方程式の一角を担い、チームのCS進出に大きく貢献した。「来年もマリーンズでやると決めたからには、自分の活躍で恩返しできれば」と球団やファンに対して感謝の思いを口にし、来季の奮闘を誓った。