わたしはかもめ2021年鴎の便り(1月)

便

1月3日

ロッテ安田が「海の顔」千葉海上保安部ポスター起用[ニッカン]

ロッテ安田尚憲内野手(21)が千葉海上保安部のポスターに起用されることが決まった。

「若き4番としてチームのために献身的に戦う姿と、千葉海上保安部の海を守る姿がイメージとしてピッタリのため起用させていただきました」と同部担当者。小学生の時から水泳が得意だという“海の顔”安田は「海上保安部の皆様の期待に応えられるように」と活躍を誓っていた。

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ロッテ・安田が“千葉の海の顔”に!千葉海上保安部のポスターに起用[サンスポ]

ロッテ・安田尚憲内野手(21)が千葉海上保安部のポスターに起用されることが3日、分かった。若き4番は“千葉の海の顔”に選ばれ「本当にありがたいです。僕の大好きな海を守ってくださっている海上保安部の皆さまの期待に応えられるよう、優勝に貢献できる結果を出したい」と海の安全、安心確保の啓発活動に積極的。今季の優勝に意欲をみせた。

海上保安庁は海難事故や密漁、密航、密輸など事件情報の通報先として緊急通報ダイヤル「118番」を運用。毎年1月18日を「118番の日」と制定し、周知活動を強化している。

ポスターには2015年から17年まで石川、18年に井口監督、19年に藤原、昨年にレアードが登場。1月から千葉県内の公共交通機関、公共施設などに約2000枚提出される。

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ロッテからFAの沢村、8、9球団が「気に掛けてくれている」と明かす[スポニチ]

ロッテから海外FA権を行使し大リーグ移籍を目指す沢村が、巨人時代の先輩、上原浩治氏のYouTubeチャンネルに出演。移籍交渉の現状に「気に掛けてくれているチームでいうと8とか9(球団)」と説明した。

また、上原氏が「行く行かないかは別として」と前置きした上で、好きなチームについて問われると「LA(ロサンゼルス)ですかね。ドジャースとか、エンゼルスとか。サンディエゴは街(並み)が良いとか、トロントは飯がうまいとか、そういうのを聞くと面白そう」と語った。

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ロッテ・安田、千葉海上保安部のポスター起用、今季20発へ秘策は水泳トレ!?[スポニチ]

ロッテ・安田が千葉海上保安部のポスターに起用される。海上保安庁は海難事故などの通報先として、00年から緊急通報用電話番号「118番」の運用を開始。同番号の周知を強化し、海の安全・安心を確保するための「顔」を務める。県内の公共交通機関、公共施設などに順次、約2000枚が掲出される。

小1時から水泳を習っていた安田は大の海好き。中学までは水泳で負け知らずだったそうで「今年は水泳もトレーニングに組み込んでいこうかとも思っています」という。昨季は87試合で4番に座ったが、本塁打は6本止まり。今季20本を目標に掲げる21歳は「海を守ってくださっている海上保安部の皆さまの期待に応えられるように21年はチームの優勝に貢献できる結果を出したい」と意気込んだ。

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ロッテ・安田、海も守る、海上保安部ポスターに[デイリー]

ロッテ・安田が千葉海上保安部の「118番周知活動ポスター」に起用された。キャッチフレーズは「マリーンズの若き4番は千葉の海も守る。千葉の海に安全アーチを放て!」。

安田は「本当にありがたいです。僕の大好きな海を守ってくださっている海上保安部の皆さまの期待に応えられるように、21年シーズンはチームの優勝に貢献できる結果を出したい」と語った。

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ロッテ井口監督独占インタ・中編、オフに見せた球団の本気度「勝つための環境整備」[Full-Count]

2020年がいよいよ幕を開けた。今年も年明けから大きなスポーツイベントが目白押しとなるが、2月1日にキャンプインする日本プロ野球も大いなる盛り上がりが予想される。近年はソフトバンクの強さが際立つパ・リーグだが、その牙城を崩そうと今シーズンに狙いを定めているチームがある。それが千葉ロッテマリーンズだ。

◇就任3年目の井口監督が胸の内を語る、全3回シリーズの中編

2020年がいよいよ幕を開けた。今年も年明けから大きなスポーツイベントが目白押しとなるが、2月1日にキャンプインする日本プロ野球も大いなる盛り上がりが予想される。近年はソフトバンクの強さが際立つパ・リーグだが、その牙城を崩そうと今シーズンに狙いを定めているチームがある。それが千葉ロッテマリーンズだ。

現役引退直後の2018年から指揮を執る井口資仁監督は、就任1年目に6位から5位、2年目の昨季は5位から4位へとチームを引き上げてきた。就任時に掲げた「常勝軍団を作る」という公約を果たすべく、その土台作りに務めた指揮官は、2020年は「ホップ・ステップ・ジャンプの年にしたい」と、一気に10年ぶりの日本一を狙う。

「Full-Count」では新春特別企画として、井口監督に独占インタビューを行い、その胸の内に迫った。今回は全3回シリーズの中編として、今オフの取り組み・補強について語る。

≫10年ぶりの日本一を目指す今季に向け、オフにはプエルトリコでのウインターリーグに3選手を派遣し、米国シアトルにあるトレーニング施設「ドライブライン・ベースボール」にも5投手とコーチ、トレーナーを派遣。さらに、国内滞在組にも元五輪スプリンターで筑波大准教授の谷川聡氏による特別講座「ランニングトレーニング方法」を実施するなど、色々な取り組みを行っている。
井口監督
「そうですね。チーム全体としても順天堂大学と連携するなど様々な取り組みをする中で、せっかく11月の秋季キャンプまで積み上げたものをどうやって春まで繋げていくか、考えました。特に寮生はせっかく寮にいるので、オフ期間にいろいろな講義を受けるなど、自分自身ではできないことに取り組んでいければということです。」
≫プエルトリコでは、岡大海外野手、安田尚憲内野手、山本大貴投手が経験を積みました。
井口監督
「毎日送られてくる結果と動画をチェックしていました。安田はかなり試合に出させてもらって、岡が12月はなかなか出られなかったけど、色々な選手を見たり、一緒にプレーしたり、刺激にはなっていると思います。その中で安田はしっかり打撃で結果を出した(打率.349、9打点、出塁率.473)。守備も無難にやったようだし、今年が楽しみですね。もう3年目になりますから。これまで1軍に上げたいチャンスも何回かあったんですけど、安田に関しては中途半端に上げたくなかった。試合に出すなら最初から最後まで使い続けよう、という思いでいます。去年は1年間しっかり2軍で結果を出したので、今年こそは1軍で期待したいですよね。」

◇米国「ドライブライン」派遣に5投手が志願、「強い思いを持ってくれていた」

≫ドライブラインでは、成田翔、小島和哉、中村稔弥、種市篤暉、二木康太の5投手、川越英隆1軍投手コーチ、根本淳平1軍ストレングスコーチがトレーニングを積みました。
井口監督
「ドライブラインの報告も常に見ていました。実は昨季のデータを見ると、チーム総投球数のうち時速150キロを超える球のパーセンテージでは、マリーンズがリーグ最下位なんです。トップのホークスは30%を超えていて、うちは3%。全体投球数の3%しか150キロを超えていないんですよ(苦笑)。そこに当然、優勝したチームと4位の違いがある。バッター目線から見ても、やっぱり速いストレートは1番の脅威になります。時速150キロとは言わなくても140キロ台後半が出るくらいのキレは欲しいな、と。
去年のオフに西野(勇士)が自分1人でドライブラインに行って、それでいい成績を残してくれました(37試合2勝3敗2セーブ5ホールド、防御率2.96)。それがチームメートにすごく刺激になって、ドライブラインではどういうことをやっているのかと興味を持ったり、自分自身もそうなりたいと思ったようで、若手が5人志願してくれました。」
≫5投手はいずれも、大きく開花する可能性のあるストレートを持っている。
井口監督
「そうですよね。スピードはもちろん、キレが増すだけでも打者からの見え方は違うと思いますね。うちの投手陣はそこを追い求めている投手が少ないのかなと思っていたんですけど、ドライブラインに行ったメンバーをはじめ、強い思いを持っていてくれたのは嬉しかったですね。」
≫球団も色々な形で協力してくれている。
井口監督
「監督になってから球団と色々な話をして、色々な改革をしてくれている。本当に勝つためにお金を使ってくれるし、施設も使いやすいように改装してくれるし、このオフのFA(フリーエージェント)も頑張ってくれました。僕だけが欲しいというだけではなく、球団として欲しいから取りに行こうと、選手としっかり交渉して取ってきてくれる。これは監督が交替したからという話じゃなくて、球団としていい方向に進もうというタイミングだったんだと思います。1、2軍も一本化されてきて本当にいい環境になりつつある。勝つための環境整備はできてきたと思います。」

◇美馬、福田をFAで獲得、益田はFA権を行使せずに残留「優勝するまでは…!」

≫美馬学投手(楽天から移籍)、福田秀平外野手(ソフトバンクから移籍)の2人は、監督も早くから高く評価していた。
井口監督
「美馬と福田を取れたのは大きいですね。美馬に関しては、先発ローテを守って投げてもらえることが第一。プラス、うちには打者に向かっていくタイプのピッチャーがあまりいないので、若い投手を引っ張っていく先発のリーダー格が欲しいと思っていました。」
≫美馬投手はマウンドで気持ちが出るタイプ。
井口監督
「打者から見ても、その気持ちでちょっと押される感じがするタイプ。体は大きくないですけど、マウンドでは大きく見えるタイプのピッチャーなのでいい手本になって欲しいなと思いますね。」
≫福田選手は勝負強いバッティングが魅力。
井口監督
「勝負強さっていうのは、持って生まれたところがある。ああいう『ここぞ』という場面で打ってくれるバッターはいいですね。彼はソフトバンクでレギュラーではなかったですけど、レギュラーとして十分にやっていける力はある。」
≫勝者のメンタリティーを持った選手が加わる効果もある。
井口監督
「そうですね。勝ち癖っていうものはありますから。大事なところで力を発揮できる選手の存在は、いい刺激になるでしょうね。」
≫福田選手はスピードもある。
井口監督
「打順の1、2番を任せられるS級の俊足選手が欲しかったので、荻野(貴司)と福田が1、2番に並べば作戦の幅が広がります。うちでスピードがS級の選手は荻野と大海くらいしかいないんですよ。あと、外野の年齢がだんだん上がって、藤原(恭大)みたいな若手との間を繋ぐ選手がいない。そこは本当にうちの補強ポイントですよね。ドラフトでも外野手では高部(瑛斗・3位指名)を取って、佐藤(都志也・2位)もキャッチャーですけど外野もできるので期待しています。」
≫国内FA権を取得した益田直也投手は行使せずに残留した。
井口監督
「FAは選手の権利なので、使うのを止めることは全然ないんですけど、残ってくれたことは嬉しいです。益田はいつも『監督が日米2000本安打を達成した時(2013年7月26日楽天戦)に僕が打たれて負けてしまったので、優勝するまではずっとやりますよ!』って、いつも言ってくれるんです。そういう思いを持ってくれている選手は『ここぞ』という時に力を発揮してくれる。
去年の最終戦も点差が開いていましたが、益田にマウンドに行ってもらいました。1年間の締めはお前しかいない。ここで敗戦処理のピッチャーを出す訳にはいかない。どんな負けている試合でも、最後はお前が投げてくれって。そういうのを分かってくれる選手。やっぱりロッテが好きなんだなって思いますし、嬉しいですね。」

(後編に続く)

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ロッテ首脳陣が佐々木朗希を“守る”ワケ、井口監督の信念と吉井コーチの親心[Full-Count]

◇「規格外だからこそ、怪我のリスクも大きくなる」、井口資仁監督独占インタ第3回

2021年、就任4年目を迎える井口資仁監督が率いるロッテは、2010年以来11年ぶりの日本シリーズ優勝に向けて、ギアを一段上げていく。「もう上はそこしかないですからね。掴み取ります」という指揮官の言葉通り、目指すゴールはただ1つ「優勝」だ。

自分達の手で優勝を掴み取れるチームとするために、選手の育成と合わせて、積極的な補強にも着手。2月1日のキャンプインには、どんな顔ぶれとなっているのかも楽しみだ。

ファンにとっての楽しみと言えば、2019年ドラフト1位入団の佐々木朗希投手の成長だろう。

コロナ禍でイレギュラー開催となったルーキーイヤーは、シーズン終盤にも実戦デビューするかと思われたが、見送られた。ファームでトレーニングを積ませるのではなく、シーズンの大半を1軍に帯同させるという異例の措置はなぜとられたのか−。

2021年の幕開けとともに、井口監督の本音に迫る全3回の独占インタビュー。最終回は「守る」をキーワードにお届けする。


2019年10月17日。都内で行われたドラフト会議で注目を集めたのは、超高校級と話題の大型右腕・佐々木朗希の行方だった。日本ハム、楽天、西武、ロッテとパ・リーグ4球団が1位指名。息詰まる抽選の結果、右手でガッツポーズを作ったのは井口監督だった。

190センチを超える長身から投げ下ろされるストレートは、高校2年生の時には時速150キロに達していた。大船渡高のエース&4番として臨んだ最後の夏は、岩手大会決勝で敗退。前日の準決勝で129球完封勝利を飾った佐々木は、決勝のマウンドに上がることがなく、当時は国保陽平監督の判断を巡り、各所で議論が巻き起こった。

沢村賞に2度輝いた元ソフトバンクの斉藤和巳氏は、昨年2月にキャンプ地で佐々木のキャッチボールを目にした後、「日本の宝」と言った。球界OBや評論家の間では“二刀流”大谷翔平を超える逸材だと評価する声も聞こえる。どれだけの才能を持っているのか、早く実戦で見たいと願う人は多いだろうが、井口監督と吉井理人1軍投手コーチは佐々木の体を守った。

いくら160キロを超える剛速球を投げる技術を持っていても、その負荷に耐えうる体がなければ必ず故障に繋がる。怪我で涙を呑むことがないように、地道な体作りから着手した。恒例の石垣キャンプでも、キャッチボールをする距離と強度、時間を計画的に延ばす慎重なアプローチ。井口監督は「正直、僕はピッチャーに関しては素人。そこは専門の人がどうやるか。コンディショニングを担当するトレーナーも含め、吉井さんを中心にじっくり育ててもらっています」と話す。

「しっかり体を作ってフォームを固めていかないと、大怪我に繋がる可能性がある。去年は状況を見ながら終盤に1軍で投げることも考えてはいたけど、そこは急いでもいいことは絶対にない。シーズンを通じて1軍に同行したことで、朗希も色々な経験をしたと思います。体作りが中心にはなりましたけど、これは必ず今年に繋がると思いますから」。

◇ファームでの雑務も経験「色々な意味で成長している」

ファームでトレーニングを積ませずに1軍に同行させたのは、吉井投手コーチの意向が強かったが、指揮官もまた「ローテーションピッチャーがどういう調整をしているのか、自分の目で見て欲しいのもあった」と明かす。佐々木が入団間もない頃、井口監督は「規格外の投手になる可能性がある」と評したが、その想いは1年経った今も変わらない。

「変わりませんね。規格外だからこそ、怪我のリスクも大きくなると思う。吉井さんはそこを本当に慎重にやってくれています。1軍に帯同させながら、体に負担のないフォーム固めにかなり時間を割いていたみたいですね。ファンの方々が楽しみにしてくれているのは感じていますが、我々が焦らせてしまってはいけない。それは朗希に限らず、若い選手はみんなそうだと思います」。

シーズン終盤になると、佐々木はファームに合流し、若手選手が任されるスコア記入やチャート記入、ボール拾いなどの雑務を経験した。スキルアップのために下地となる体作りが必要であるのと同じように、人としてもスケールの大きな選手になるためには下積み経験が必要だ。短い期間ではあるが、ファームでの日々を経験した佐々木は「ここは長くいるべき場所じゃない」という趣旨の感想を口にしたという。

「ずっと1軍にいさせていいのかなと思うこともあったんですけど、ファームに行った時の発言を聞いたら、色々な意味で成長しているんだなって思いましたね。その意識を持ってくれただけでも、今季に繋がる。あとはオフの間にどれだけ体作りとフォーム固めを進められるか。ただ、今年いきなり1軍での活躍を期待するんじゃない。その先の未来を見据えて、チームを背負って立つ投手になってもらいたいと思っていますから」。

2021年、ロッテファンはもちろん、広く野球ファンが佐々木の1軍デビューを待ち望んでいる。

「そうですね。でも、焦らせてはいけない。彼がしっかり投げられるという自信がついた時に投げればいいと思います。今年は高卒投手として中森俊介も入ってくるので、お互いにいい刺激になるはず。若くて華のある選手が育っていくのは、本当にいいことだと思います」。

チームの未来を背負って立つ才能を持つからこそ、守りながら育てる。井口監督のアプローチが揺らぐことはない。

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