ロッテ佐々木朗希投手(19)が1年間の土台作りを進める。3日、石垣島キャンプで2度目のブルペン入り。捕手柿沼が座った状態で33球を投げた。納得いく球は「ゼロです」。確かに、重厚な捕球音に定評ある柿沼のミットもパーフェクトな音を響かせなかった。
マクロ、ミクロ問わず、1年目からの変化が見られる。セットポジションで右足体重にならず、直立するようになった。右耳近くで構えたグラブは、今は正面。テークバックは大きめにし、顔近くまで上がる特徴的な左足は、現時点ではへその高さだ。
2日のオンラインインタビューで意図に触れた。「初めて見た人にとっては印象的かもしれないですけど、それよりも大事なのは、やっぱりボールだと思うので」。先発として1年間投げ抜き、勝つために、外見の個性には固執しない。
ペナントレースは走りだしたら止まらない。主砲安田も昨年、過密日程でフォームを見直す時間がなく苦しんだ。キャンプは練習の場。今しかできないことをやる。この日はストライク率が5割未満。「この時期なので正直、ストライクボールはどうでもいいかなと思っていて」と言う。人一倍の吸収力で、多くの引き出しができた。年間を投げ抜く最適解を探求する。23球目、セットで左足を1度地面に置いてから、両足幅を数センチ縮めた。「フォームは常に変わっていると思うので」。
「調整遅れ」と「模索中」。2つは必ずしも一致しない。19年3月27日に「昨日も大船渡は雪でした。年明けのキャッチボールも数回です」と言った。わずか11日後、高校生史上最速163キロをマークした。肩の仕上がりは昔から早い。これと決めれば加速力はすごい。井口監督は佐々木朗が11日の紅白戦に登板しないと明かし「人それぞれペースは違う」と言った。自分との闘いに集中する。
ロッテのブランドン・レアード内野手(33)が入国後2週間の自宅待機を経て、キャンプ地の石垣島に到着。
4日から2軍キャンプに合流。
ロッテは3日、公式ファンクラブ「TEAM26」会員限定で配布する選手ピンバッジ26種類が決定したことを発表した。
井口資仁監督(46)と安田尚憲内野手(21)ら選手20人など合計26種類。TEAM26有料会員限定の特典として、対象試合に来場時にプレゼントされる。対象試合は後日発表される。
ロッテ河合克美代表取締役社長兼オーナー代行(68)が3日、沖縄・石垣島キャンプで報道陣に対応した。
海外フリーエージェント(FA)権を行使している沢村拓一投手(32)について「基本的には彼の持っている権利ですから」としながら「せっかくならば、早い時点で合流してもらえるといいと思います」と話した。
球団としては期限を設定せず、背番号14のユニホームを用意して待っている。「こちらの一方的な希望としたら、明日でもユニホームはありますよということです」とラブコール。「若手の選手達のレジェンドという意味でも、一緒になって戦ってもらえたら、本当に鬼に金棒になると思うので」と期待していた。
ロッテ佐々木朗希投手(19)が3日、沖縄・石垣島キャンプで2度目のブルペン投球を行った。
柿沼友哉捕手(27)を相手に18.44メートルで8球投げた後、柿沼が座った状態になり直球のみ33球を投げた。審判もつき、ストライクは15球だった。 佐々木朗は、納得するボールについて「ゼロです」とコメント。「体もしっかりうまく扱えなかったですし、全体的な、体も含めたコントロールが良くなかったと思います」と振り返った。 井口資仁監督(46)は、佐々木朗について「今のところは投手コーチの報告では(11日の)紅白戦は登板はないと」とあらためて説明。「彼のペースで。人それぞれみんなペースは違うので」と話していた。
ロッテのブランドン・レアード内野手(33)が3日、キャンプ地の沖縄・石垣島に入った。1月19日に来日し、来日前と来日時のPCR検査はいずれも陰性。20日から2週間、自宅待機していた。第2クール初日の6日に1軍へ合流する予定だったが、4日に2軍キャンプへ合流する。
ロッテ・佐々木朗希投手(19)が3日、沖縄・石垣島キャンプで2度目のブルペン入り。初めて捕手を座らせて投球練習を行い、セットポジションで33球を投げた。1年目の昨春と比べると約3週間も早いペースで調整を進める最速163キロ右腕だが、フォーム固めのために、チーム初実戦となる11日の紅白戦は回避。井口資仁監督(46)は、13日から沖縄本島で始まる練習試合での実戦デビューを示唆した。
気温22度。佐々木朗が晴れ渡った石垣島で2度目のブルペンに入った。本人は不満顔だが、捕手の柿沼に力強い速球を投げ込んだ。
「今日はあまりよくなかった。ボール以前に体もしっかりうまく扱えなかったし、全体的な体も含めたコントロールがよくなかった」。
捕手を立たせて投げた1日のキャンプ初日から、中1日のブルペン入り。一定しない投球フォームとばらつきのあった制球には納得いかない様子だが、昨春と比べると明らかにペースが速い。1年前は2月27日に初めて捕手を座らせた本格的な投球練習を、今年はキャンプ3日目にスタートした。
チームの初実戦は11日の紅白戦。井口監督は「ピッチングコーチの報告では、紅白戦は登板しないということで。もう少しフォームを固めたいという報告を受けている」と登板させないことを明かした上で、「練習試合に合わせてくれれば」と13日から21日まで7試合を予定している沖縄本島での練習試合で登板させる方針を示した。疲労回復と体作りを優先させた昨季は1度も実戦登板のなかった19歳だが、プロ初の実戦マウンドが視野に入ってきた。
「去年よりも(肉体的に)扱える能力が上がってきている。トレーニングではそういう成果が出てきている。野球につなげられたら」と佐々木朗自身も、2年目の確かな成長を感じ取っている。令和の怪物が、いよいよベールを脱ぐときが近づいてきた。
ロッテは3日、レアードが入国後の自宅待機を終えて、キャンプ地の沖縄県石垣市に入ったと発表した。4日から2軍キャンプに合流する。
ロッテの佐々木朗が3日、沖縄県石垣市でブルペンに入り、初めて捕手を座らせて33球の投球練習を行った。審判員が付いて制球がばらつき「ボール以前に体もうまく扱えなかった。(納得いく球は)ゼロです」と反省した。
ブルペンでの本格的な投球練習開始は、新人だった昨年の2月27日より早いものの、先発入りを目指すには課題が多い。「技術的にも体的にもコントロールできていなかった。まだまだ駄目。たくさんありすぎて」と苦悩をにじませた。
井口監督は2月11日に予定されている紅白戦では登板させない方針を明らかにし「紅白戦に合わせる必要はない。まだちょっとフォームが固まっていない」と話した。13日から始まる沖縄本島での練習試合以降に実戦登板を目指すことになる。
身長190センチと恵まれた体格で、長い手足を使っていかに効率的に、ボールに力を伝えるかを追い求める。「まずどれだけ自分の思うような球、力強い球を投げられるかが大事。気合だけ入れて頑張りたいと思う」と切実に語った。
ロッテ・井口資仁監督(46)が11日に予定されている初実戦の紅白戦に言及し、佐々木朗希投手(19)の登板はないと明らかにした。
「今のところピッチングコーチの報告では、紅白戦は登板ないということで。もう少しフォームを固めたいという報告を受けている」。
佐々木朗は今キャンプで初めて捕手を座らせて33球を投げた。投球後は「今日はあまりよくなかった。ボール以前に体もしっかりうまく扱えなかったし、全体的な体も含めたコントロールがよくなかった」と振り返った。ブルペン入りは1日に続いて2度目。1日は捕手を立たせて37球を投げた。
井口監督は「紅白戦に合わせることはない。練習試合に合わせてくれれば」と石垣島キャンプ終了翌日の13日から始まる練習試合での登板を示唆した。
ロッテは3日、マリーンズ公式ファンクラブ「TEAM26」会員限定の来場特典として配布する選手ピンバッジ26種類が決まったと発表した。ピンバッジは「TEAM26」有料会員限定の特典として、対象試合の来場者に渡す(対象試合は後日発表)。全26種類は次の通り。
井口監督、荻野、美馬、角中、石川、福田秀、唐川、井上、東條、中村奨、藤岡、田村、二木、小島、岩下、小野、安田、藤手、ハーマン、レアード、マーティン、鳥谷350二塁打達成記念、美馬1000投球回達成記念、益田500試合登板達成記念、益田100セーブ達成記念、新人選手一覧もの。
ロッテの沖縄・石垣島キャンプに訪れている河合克美オーナー代行兼社長が3日、海外フリーエージェント(FA)権を行使して米大リーグ移籍を目指している沢村拓一投手(32)について、本人の意見を尊重しながら「若手の選手達のレジェンドという意味でも、一緒になって戦ってもらえたら、本当に鬼に金棒になる」と吉報を待つ姿勢をみせた。
球団が石垣島で徹底している新型コロナウイルス感染予防対策の取り組みについて「(不要不急の)外出と外食も禁止ですし、食事もセパレート(別々)している。できる限りのことをして備える」と話し、緊急事態宣言の延長を受け、対策を延長する方針を示した。
ロッテ・佐々木朗希投手(19)が3日、沖縄・石垣島キャンプで今キャンプ初となる捕手を座らせた投球練習を行い、33球を投げた。全て直球系でストライクが15球、ボール球が18球だった。
最速163キロ右腕はプロ2年目の今季、キャンプ初日の1日にブルペン入り。捕手を立たせて37球を投げた。
プロ1年目は石垣島キャンプ最終日の2月13日に初ブルペン。初めて捕手を座らせた投球練習は2月27日だった。23日に捕手を座らせたが、通常より短い距離だった。今季はプロ初登板と先発ローテーション入りを目指し、昨年を上回る速いペースで投球練習を続けている。
ロッテの石垣島キャンプには、今年から「メディアセンター」が出現した。名前は随分と立派だが、室内練習場正面にあるテントのことだ。昨年までは室内練習場内にテーブルとイスが置かれ、メディアの作業場だった。今年はコロナ対策で、球団関係者とのエリアを分けた。そのメディアセンターを石垣市関係者と設置したのが、古谷拓哉氏(39)だ。「メディアは数も多い。選手達と一緒に動くのは難しい」と設置の理由を説明した。
ファンには懐かしい顔だろう。古谷氏は13年に9勝をマークした左腕。17年の引退後は球団職員として営業部に配属され、現在は2軍管理兼メディカル担当になった。今回が裏方として初めてのキャンプ参加。「役職も変わり、コロナも重なって、12、1月は忙しくて大変でした」と苦笑いしたが「選手のときに見えなかったものが見えるようになった」とも明かす。例えば球場、宿舎の掲示物。「手洗い、整理整頓しましょう、という貼り紙もスタッフが準備してくれている」とたくさんの周囲のサポートがあることを再確認した。
今回はコロナ関連の対応も引き受けており、自治体、病院などとの連携、施設内の巡視も日課だ。キャンプ地の石垣市中央運動公園は、地元住民が見学とは別の目的で公園を利用する。「土日は一般の方も多くなるので、もっと注意喚起の掲示物とかを増やさないと…」。前代未聞の無観客キャンプ、成功させるために動くスタッフの存在も忘れてはならない。
魂を込めて投げた。ロッテのドラフト1位左腕・鈴木(法大)が、キャンプ2度目のブルペン投球。正捕手・田村が座った状態で42球。「緊張して力んだ」と振り返るが「うっしゃー」と唸り声を上げながら投げた。
1メートル75と体は大きくないが、マウンドでの威圧感がある。直球に加え、カーブ、スライダーなど多彩な変化球を披露したが、あくまでも「自分の強みは真っ直ぐ」と分析する。
最速153キロを誇る即戦力。2年目の佐々木朗らと先発枠を争う。ブルペン投球のタイミングは注目右腕と同じだったが、周囲を気にせず、自分のペースで投げ込む強心臓も武器だ。昨秋ドラフトでは楽天・早川(早大)の外れ1位。「同じ東京六大学で戦った選手だし、とても刺激になる。モチベーションにして戦いたい」とこちらもライバル視する。
「体は少し張っているけれど、しっかりとやれている。試合になれば、ベストでないときもある。そういう時でも、自分の投球ができるようにしたい」。
11日に開催予定の紅白戦には、佐々木朗が登板しないことが決定。井口監督は「最終的に投げる選手は決まっていない」と明かすが「(鈴木には)1年目から投げたいとの気持ちがある」と強い意欲を買う。背番号35が躍動する日も近い。
ロッテの佐々木朗が11日の紅白戦を回避することが決定した。井口監督が「投手コーチからもう少しフォームを固めたいと報告が来ている」と明かした。
最速163キロ右腕は、今キャンプ2度目のブルペン入りで、初めて捕手を座らせた。オール直球の33球を投じ、ストライクは15球。「この時期のブルペンだし正直、ストライク、ボールはどうでもいい。それでも今日は良くなかった」。納得できた球を聞かれても「ゼロです」と渋い表情を浮かべていた。
ロッテの河合克美オーナー代行が海外FA権を行使し去就が未定の沢村について、改めて残留を熱望した。「若手にとってはレジェンド。一緒になって戦ってもらえたらな、と思う」。
すでに沢村栄治が背負い巨人の永久欠番となっている新背番号14も用意。「基本的には彼が持っている権利」と無期限で受け入れる方針だが「チームとしてはユニホームも作って待っている。できれば、早く合流してもらいたい」と話した。
ロッテのドラフト1位・鈴木昭汰投手が3日、石垣島春季キャンプで2度目のブルペン投球を行った。正捕手の田村を座らせて42球。「緊張して力んでしまった」と振り返るが、最速153キロ左腕の球威は十分だった。
キャンプ初日からウエートトレーニング、ランニングと精力的にこなしている。「少し張っているところがある」と打ち明けるが、「試合になればベストでないときもある。そういうときでも自分の投球ができるようにしたい」と実戦派らしい一面も見せる。
11日には紅白戦もある。「具体的なことは言われていないが、いずれ、どこかで登板させてもらえると思う。そこでアピールできるようにしていきたい」と気合を入れてた。
ロッテは公式ファンクラブ「TEAM26」会員限定の来場特典として配布する選手ピンバッジ26種類が決定した。
採用された選手ピンバッジのデザインは井口監督と20選手、新人選手一覧、昨年達成された選手記録4種類の合計26種類。なお、26種類のピンバッジはTEAM26有料会員限定の特典として対象試合に来場の方への配布となる。
対象試合は後日発表。選手ピンバッジ全26種類は次の通り。井口監督、荻野、美馬、角中、石川、福田秀、唐川、井上、東條、中村奨、藤岡、田村、二木、小島、岩下、小野、安田、藤原、ハーマン、レアード、マーティン、鳥谷350二塁打達成記念、美馬1000投球回達成記念、益田500試合登板達成記念、益田100セーブ達成記念、新人選手一覧もの。
球団広報室は「ハーマン選手、小島投手、小野郁投手、安田選手、藤原選手が初めて選手ピンバッジの対象選手として選ばれました。安田選手のピンバッジは、マリーンズを引っ張る期待の長距離砲である安田選手の力強いスイングをイメージしたデザインとなっています」とコメントしている。
ロッテ・佐々木朗希投手(19)は3日、石垣島キャンプでブルペン入りし、初めて捕手を座らせて33球。ときおり球が上ずり、ストライクは15球だった。
去年は石垣島キャンプ最終日にブルペン入りし、捕手を立たせて投球。今キャンプでは、初日以来の中1日、2度目のブルペンで捕手を座らせた。
プロ初実戦は再び先送りとなった。ロッテの佐々木朗希投手(19)が3日、沖縄・石垣島キャンプで2度目のブルペン投球。捕手を座らせ直球のみ33球を投げ込んだが制球がばらつき、井口監督は登板の可能性があった11日の紅白戦登板を回避することを明言した。
セットポジションから5秒−。一定のリズムで右腕を振った。「多少疲れがある中で技術的にも体をあまりコントロールできていなかった」。初日ブルペンから中1日。球審が付きストライクの数は15球。前回よりも少し強度を上げ、捕手のミットを叩く音が何度も響いたが、納得する球は「ゼロ」と即答した。井口監督は「今のところ紅白戦の登板はない。フォームを固めたいと報告を受けてます」と初実戦登板の先送りを決定した。
それでも朗希は「(ボールを)扱うって意味では去年よりも扱える能力が上がってきてると思う。トレーニングの成果が出てきている」と前向き。状態を見ながら13日以降の沖縄本島での練習試合に照準を合わせていく見込みで、期待される開幕ローテ入りへ、まずは自分のペースで調整していく。
ロッテの河合克美オーナー代行兼球団社長(68)が3日、海外フリーエージェント(FA)権を行使し米大リーグ挑戦を目指す沢村拓一投手(32)に改めて熱烈なラブコールを送った。
「基本的には彼の持っている権利。最後までじっくり考えて判断を待ちます」と本人の意思を尊重するが「若手の選手達のレジェンドっていう意味でも一緒になって戦ってもらえたら鬼に金棒になる。こちらからの一方的な希望としては『明日でもユニホームありますよ』ということです」と残留を熱望。故・沢村栄治氏が背負った背番号「14」を用意し、期限を設けず沢村の決断を待つ意向を示した。
昨年11月にFA宣言した際には「自分のことを1番必要としてくれる球団で腕を振りたいなという気持ち」と話していた沢村。16年ぶりのリーグ優勝を目指す上で重要なピースとなる右腕に対し「できればキャンプから参加して開幕まで一気にみんなで行きたい」と強く願ったオーナー代行。熱烈ラブコールは届くのか。ロッテはいつまでも沢村の"帰り"を待っている。
「よっしゃぁぁぁ!」。グラウンドに威勢のいい声が響き渡った。ロッテの安田尚憲内野手(21)が3日、石垣島キャンプで森脇浩司1軍内野守備走塁コーチ(60)の特守で汗を流した。
泥だらけになりながら体を動かした。約1時間ノックなどを受けた後、最後はシメの10本ノック。体力が限界に近づいている安田が「20本でお願いします!」とやる気を見せるも森脇コーチの指示は10本。だが簡単には終わらなかった。
「1本目!」と気合いを入れたが早速1本目を取り逃す。それから6本目までは順調に進んだがそこからが長かった。三塁線の痛烈な当たりをイメージした打球を3本連続で止められず。体をダイブさせずに取ろうとした安田に対し、森脇コーチが「シーズン中は滑るよな?」と"いじる"と安田は「はい!シーズン中は滑ります!」と苦笑い。やっと7本目、8本目を成功させ9本目。最後の1本もグラブの先に当たったが取れず、2度目で成功。やっと10本ノックを成功させた。"いじられ"も元気でみんなから愛される安田のキャラがあるからこそ。泥だらけになりながら、愛情たっぷりノックで限界まで体を動かし、守備でも成長を誓う。
ロッテの佐々木朗希投手(19)が3日、沖縄・石垣島でキャンプ2度目のブルペン投球を行った。キャンプ初日から他の投手らと同様、中1日でブルペン入り。キャンプインから初めて、捕手を座らせ、33球を投げ込んだ。
捕手・柿沼のミットを突き刺すように乾いた音が鳴り響いた。捕手の後ろには球審がつき、ストライクは15球。初日は立ち投げで直球のみ37球を投げており、着実に状態は上がっている様子だった。
ロッテの河合克美オーナー代行兼社長(68)が、海外FA権を行使し、去就が決まっていない沢村拓一投手(32)に対し、残留ラブコールを送った。初日からキャンプを熱心に視察する河合オーナー代行は「(新しい)背番号を用意して、ユニホームも作って、待っているので、帰ってきて欲しい。いつでも受け入れます」と明かした。昨季、巨人からトレード移籍後に付けていた「57」から「沢村賞の沢村さんの14番です」と同オーナー代行。伝説的な名投手でもある巨人・沢村栄治と同じ背番号を提示し、受け入れ態勢を整えている。
昨オフ、沢村が権利行使表明時にメジャーについて「憧れもありますし、夢もあります」と話していたこともあり、本人の意向を最大限に尊重。一方で「若手のレジェンドという意味でもね。一緒に戦えたら鬼に金棒」と悲願のVへ欠かせない戦力と見ている。
河合オーナー代行は「メジャーは(ストーブリーグが)遅れていますから、本人が(じっくり)決めるのが1番」と期限を設定せず、待つ構えだ。
ロッテのドラフト1位・鈴木昭汰投手(法大)がブルペン入りし、捕手を座らせて42球、投じた。
初日に続き2度目のブルペンで捕手を座らせ42球。スライダー、ツーシームなど変化球を交えての投球。田村には直球を褒めてもらったが「ちょっと力んでしまった部分と高めにいった部分はあった」と振り返った。
5日からの第2クールに向け、開幕ローテ入りを目指すドラ1左腕は「第2クール以降には紅白戦、バッティングピッチャーがあるので、そこにしっかり合わせていければ」と、意欲的な一面をみせた。
ロッテのレアード内野手が、入国後2週間の自宅待機を終え、石垣島入りした。4日から2軍本隊に合流し調整する。
レアードは1月19日に来日し、来日前と来日時のPCR検査で陰性判定を受けていた。昨年は腰痛により8月に離脱。10月に米国で腰椎椎間板ヘルニアの手術を受けていた。
ロッテの佐々木朗希が3日、沖縄県石垣市でブルペンに入り、初めて捕手を座らせて33球の投球練習を行った。審判員が付いて制球がばらつき「ボール以前に体もうまく扱えなかった。(納得いく球は)ゼロです」と反省した。
ブルペンでの本格的な投球練習開始は、新人だった昨年の2月27日より早いものの、先発入りを目指すには課題が多い。「技術的にも体的にもコントロールできていなかった。まだまだ駄目。たくさんありすぎて」と苦悩をにじませた。
井口監督は2月11日に予定されている紅白戦では登板させない方針を明らかにし「まだちょっとフォームが固まっていない」と話した。
ロッテの井口資仁監督は初の試合となる11日の紅白戦について佐々木朗希投手の登板を回避させる方針を明かした。
この日は初めて捕手を座らせ33球投じ、15球のストライクを投げたが、投手コーチから報告を受けた井口監督は「今のところはピッチングコーチの報告では紅白戦の登板がないということで、もう少しフォームを固めたいという報告を受けています」と話した。
実戦は沖縄本島での13日以降の対外試合に合わせていくことになる。ロッテは3日、公式ファンクラブ「TEAM26」会員限定の来場特典として配布する選手ピンバッジ26種類が決まったと発表した。
採用された選手ピンバッジのデザインは井口監督と20選手で、新人選手一覧、昨年達成された選手記録4種類の合計26種類。26種類のピンバッジはTEAM26有料会員限定の特典として対象試合の方に渡す。
ピンバッジ全26種類は次の通り。
井口監督、荻野、美馬、角中、石川、福田秀、唐川、井上、東條、中村奨、藤岡、田村、二木、小島、岩下、小野郁、安田、藤原、ハーマン、レアード、マーティン、鳥谷350二塁打達成記念、美馬1000投球回達成記念、益田500試合登板達成記念、益田100セーブ達成記念、新人選手一覧もの。
ロッテの河合克美オーナー代行が、海外FA権を行使し、去就が決まっていない沢村拓一投手に残留ラブコールを送った。
初日から視察に訪れているオーナー代行は投手陣の仕上がりのよさに感心の様子だが、沢村が参加していないことについて「若手のレジェンドという意味でもね。一緒になって戦えてもらえたら」とお願いした。
すでに球団は昨年、新背番号14を提示し、残留オファーをだしている。「背番号も用意してユニホームも作って帰ってきてくれと。いつでも受け入れます」と気長に待つ構えだ。
ロッテの佐々木朗希投手が初日に続き、ブルペン入り。この日はキャンプで初めて捕手を座らせ33球、投じた。
捕手を立たせて約10球、投じた後、捕手を座らせるなり、柿沼のミットに音が鋭く響いた。
ゆったりとしたフォームからキレのあるボールを投じ、ストライクは15球。17球から4球連続でストライクを投じるなど、制球よく投げた。
今年10月で36歳。ベテランの域に達したが、その動きは若手を圧倒する俊敏さと力強さがある。今季でプロ12年目を迎える荻野貴司には、誰もが認める「足」という絶対的な武器がある。
「(昨年は)ケガもあって、打撃の状態が上がらず、チームに迷惑をかけた。盗塁数にこだわりはないが、塁に出たら走っていきたい」。
一昨年は自身初となる規定打席に到達し、リーグ3位となる打率.315、28盗塁をマークした。ところが、昨季はわずか53試合出場に終わった。年齢的な衰えではない。ルーキーイヤーから毎年のように故障に見舞われてきたが、昨年も7月22日の西武戦(メットライフ)で盗塁した際に右太腿肉離れを負った。10月には新型コロナウイルスにも感染して離脱を余儀なくされた。
最終的には打率.291、19盗塁。数字だけ見れば、まずまずの内容だが「リハビリがうまくいかず長引いてしまった」と復帰までに2カ月の時間を要した。離脱するまでは開幕から28試合で打率.333、12盗塁とキャリアハイを狙える状態だっただけに、あまりにももったいなかった。
昨年の筋力測定で、過去に右ヒザを手術したことから、左足に比べて右足の筋力が劣っていると判明。ならば、左右のバランスを整えればいい。今季から球団と2年契約を結び、目標は入団してから一度も経験していないリーグ優勝だ。年末年始はしっかりと休んだが、目指すべきものに向かって、年明けの5日からは春季キャンプへ向けて始動した。
「まずはしっかり100パーセントで走れる体をつくること。ケアしながら疲労をためないようにしたい」。
チームのためにも、ベテランは1年間を完走できるボディーバランスをつくり上げる。
キャンプ3日目は2軍を視察に行くと決めていた。晴天となった3日。2軍球場に井口資仁監督の姿があった。鳥越裕介2軍監督ら首脳陣と打ち合わせを行い、若手に交じって調整を一任されているベテラン勢の動きを注視した。
「ベテランの動きも良かったね。どの辺りで合流させようかなど考えながら見ていた。優勝するためには若手の底上げが必要だけど、もちろんベテランの経験と力が必要。彼らがやってくれないことには優勝はできない」。
鳥谷敬内野手を筆頭に中堅、ベテラン野手は基本的に2軍である程度の自己調整を認められている。その中でしっかりと自分と向き合い、オープン戦に向けて着実に準備を進める選手達の姿が頼もしく見えた。
一方で1軍キャンプのチャンスをもらった若手にとってアピールの場にはタイムリミットがあることになる。調整を終えた中堅、ベテラン選手達は必ず1軍に合流してくる。それまでにどれだけの存在感を示すことができるか。定位置を奪うぐらいの気概があっていい。指揮官が望むのは、この期間での想像を凌駕する若手の台頭である。
「1軍でチャンスとなっている若手がどれだけアピールできるか。この機会を逃すまいとしがみついてくれるか。そういうのを見せて欲しい。ベテラン選手が帰る場所がなくなるかもしれないと焦るぐらいのものを期待したい」と井口監督。
今回の春季キャンプでは3年目の山口航輝外野手を1軍に大抜擢した。そして今回の2軍視察で目に付いたのがルーキーの西川僚祐外野手(東海大相模)だ。「紅白戦でDH(指名打者)とかで使ってみたくなるね」とニヤリ。若手、中堅、ベテランと多種多様な駒がそろうマリーンズ。果たして、どのように振り分けていくのか。嬉しい悩みは尽きない。
(千葉ロッテマリーンズ広報・梶原紀章)