わたしはかもめ2021年鴎の便り(2月)

便

2月7日

ロッテ井口監督「まだ粗削り」5位西川のパワー視察[ニッカン]

ロッテ井口資仁監督(46)は7日、石垣島キャンプで2度目の視察。

気になっていたドラフト5位・西川僚祐外野手(18=東海大相模)のパワー。「第1クールは力むので、第2クールはどうかなって」と「今日も力んでましたけど」と笑いながら、パワフルな打撃をチェックした。

熱視線に気後れせず、41スイングで3本のサク越え。フェンス直撃4本の他にも長打性の打球が多かった。角中、荻野、福田秀と守備についた主力外野陣が、強い打球に全力で対応し続けた。それでも西川は「自分のスイングの中で飛ばせた飛距離ではないので、まだまだだなという方が大きいです」というから末恐ろしい。

指揮官は「まだまだ粗削りなところが多い」としながら「ジャイアンツの岡本みたいになって欲しい。逆方向に強い打球を飛ばせますし、そういうスラッガーに育てていかないと」と評価。キャンプインから1週間で、西川の名は球団の未来予想図にはっきり書き込まれた。

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ロッテ山本は全国各地の温泉入浴剤#ステイルーム[ニッカン]

◇#ステイルーム

ロッテ山本大貴投手(25)は、全国各地の温泉入浴剤を大量に持ち込んだ。

草津、霧島、有馬に、地元札幌に近い登別温泉もしっかりと。「コロナ禍で外出できない中、お風呂で心も体も癒やされてますし、リフレッシュすることができています」。昨季はキャリアハイの12試合に登板。身も心も温まって、さらなる飛躍へと体を仕上げる。

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「教えて!鳥谷先生!」緊張した時の対処法を回答[ニッカン]

ロッテは、公式YouTubeチャンネルで鳥谷敬内野手(39)の「教えて!鳥谷先生!」コーナーを開き、好評を博している。7日、第3回がアップされた。

同選手がYouTubeでコメントを募集。第3回は約100件の質問が届き、3分28秒の動画がアップされている。今回は「鳥谷先生の緊張した時の対処法は何ですか?僕は来月受験を控えているので教えていただけると嬉しいです」というファンからの質問に対し「まず、緊張というのはマイナスではなくて、プラスだということを分かって欲しい」と回答した。

第4回は8日までYouTube内で質問を募集する。

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ロッテD5位・西川、井口監督の前で3本の柵越え[サンスポ]

ロッテのドラフト5位・西川僚祐外野手(18)=東海大相模高=が7日、沖縄・石垣島の2軍キャンプを視察した井口資仁監督(46)の前でフリー打撃に臨み、41スイングで3本の柵越えを放った。

高校通算55本塁打を誇る右の大砲は、2軍が鍛錬を積む第2球場に足を運んだ指揮官に猛アピール。186センチ、98キロの巨体から繰り出すパワーを発揮し「少し力む部分もありましたが(打球が)右中間のいい方向へいって、インコースもさばけられたのでよかったです」と声を弾ませた。

井口監督は「遠くへ飛ばす力がある。伸ばしてあげたい。岡本(巨人)みたいになって欲しい」と期待。長打力を買い、11日の紅白戦に出場させることを決めた。西川は「空振りと三振を怖がらず。打てないのは当たり前」と意欲満々。千葉・船橋市出身の背番号59はリーグを代表する打者を目指してバットを振る。

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ロッテ・中村奨、連日早出で守備「自分発信でやっていかないといけない」[サンスポ]

新主将の中村奨が2日続けて全体練習前に早出で守備練習を行った。正二塁手として期待され、守備範囲を広くすることと併殺の完成に重点を置いており「野手はどんどん足が速い選手が多くなる。精度を上げてアウトを取っていかないといけない」と話した。

今年の1軍キャンプは若手が多い。積極的に声を掛け「責任感が増している。自分発信でやっていかないといけない」と頼もしかった。

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ロッテの「教えて!鳥谷先生!!」YouTubeで緊張時の対処法に回答[サンスポ]

ロッテは7日、マリーンズ公式YouTubeチャンネルで、沖縄・石垣島キャンプ特別企画として、6月に40歳を迎える鳥谷敬内野手の「教えて!鳥谷先生!!」コーナー第3回を6日にアップしたと発表した。鳥谷がYouTube内のコメントから質問を募集して回答をする企画だ。

第3回は約100件の質問があり「鳥谷先生の緊張したときの対処法は何ですか?僕は来月受験を控えているので教えていただけると嬉しいです」という質問を採用。「まず、緊張というのはマイナスではなくてプラスだということを分かって欲しい」という3分28秒の動画回答をアップし、多くの反響を得た。次回は9日に第4回をアップ予定で、8日まで質問を募集している。

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ロッテドラ5西川が柵越え3発、井口監督「巨人・岡本のようになって欲しい」[スポニチ]

ロッテ・井口監督が7日、石垣島での2軍キャンプに参加しているドラフト5位・西川僚祐外野手(東海大相模)のフリー打撃を視察。柵越えを3発放ったパワーに「荒削りなところが多いので、どういうタイプになっていくのか分からないけど、ジャイアンツの岡本のようになって欲しいな」と、高校通算55本塁打を記録したパワーを絶賛した。

11日に紅白戦を予定しているが「機会あれば、紅白戦も含めてと思っています」とチャンスもありそうだ。

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ロッテ・井口監督「粗削り」ドラ5西川を巨人・岡本ばりスラッガーに育てる![スポニチ]

ロッテ・井口監督が石垣島の2軍キャンプを視察し、ドラフト5位・西川(東海大相模)を同じ右打ちの巨人・岡本和のようなスラッガーに育成することを誓った。1メートル86、98キロの恵まれた体格でフリー打撃では既に場外弾2発をマーク。この日も柵越えを3発放ち、指揮官は「粗削りだが、岡本のようになって欲しい」と将来的には巨人の若き4番のようなスラッガーになることを理想とした。

鳥谷、井上、角中らも2軍で調整している。飛距離ならば、高校通算55本塁打の西川も負けていないが、「当たれば飛ぶという感じなので、確率を上げたい」と足元を見つめる。11日には紅白戦が予定される。指揮官は「機会があれば、紅白戦もと思っています」と話し、実戦デビューする可能性が出てきた。

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沢村、レッドソックス有力、昨季チーム防御率28位…リリーフ陣強化へ[スポニチ]

ロッテから海外FA権を行使し、大リーグ球団と交渉中の沢村拓一投手(32)が、レッドソックスへの移籍が有力となっていることが6日(日本時間7日)、分かった。

昨季ロッテで22試合に救援登板して防御率1.71の好成績を残した沢村は、今月に入って渡米。現地でジョン・ボッグス代理人と話し合いながら交渉を進めていた。昨年12月、同代理人は6球団ほどから問い合わせを受けていると説明していたが、米球界関係者の情報を総合すると、レ軍が筆頭候補に浮上しているもようだ。

コロナ禍の影響で例年以上に移籍市場の動きは鈍かった。しかし、昨季ア・リーグ最優秀救援投手の右腕ヘンドリックス(アスレチックス→ホワイトソックス)や同最多セーブの左腕ハンド(インディアンス→ナショナルズ)ら、FAの大物救援投手の移籍先が続々と決定。沢村の交渉も本格化していた。

昨季ア・リーグ東地区最下位のレ軍は、チーム防御率が30球団中28位の5.58。守護神のバーンズは昨季1勝3敗9セーブ(リーグ最多は16セーブ)、防御率4.30と低調で、18年以来の世界一に向け、リリーフ陣も補強が急務となっている。

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井口資仁監督、高校通算55本のドラ5西川僚祐に“岡本化”指令[報知]

ロッテの井口資仁監督(46)が7日、ドラフト5位・西川に“岡本化”を期待した。

名門・東海大相模高では1年夏から4番に座り、高校通算55本塁打を誇る右の長距離砲。キャンプ初日にはフリー打撃で左翼場外弾を2本放ち、この日も3本のサク越えを披露した。2軍施設に足を運んだ指揮官は「遠くに飛ばす力は誰もが見て分かる。あの詰まりからしてジャイアンツの岡本みたいになって欲しいし、そういうスラッガーに育てていきたい」と絶賛。昨年末の契約時もZOZOマリンで日本人初の場外弾を期待されただけに、パワーは一級品だ。

11日に予定されている紅白戦でも「DHで使ってみたい」などと話した指揮官。西川は「まずは準備をして空振り三振を怖がらずに自分の打撃をできれば」と意気込んだ。

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「教えて!鳥谷先生!!」第3回は「緊張したときの対処法」[報知]

ロッテは7日、球団公式YouTubeチャンネルで6日に鳥谷敬内野手(39)の「教えて!鳥谷先生!!」第3回をアップしたことを発表した。

石垣島キャンプ特別企画として行われているこの企画はYouTube内コメントから質問を募集し、回答する。第3回は「鳥谷先生の緊張した時の対処法は何ですか?」という質問で、それに対し鳥谷は「まず、緊張というのはマイナスではなくてプラスだということを分かって欲しい。自分がしっかり準備してきたことに対し不安が出てきて緊張する。それは自分がしっかり準備してきた証拠。緊張を無くすというよりはその緊張を使う方がいい」などと回答した。今後も12日までのキャンプ期間中、定期的に更新をする予定。球団広報は「次回に向けて8日まで質問を大募集中ですので今回6日にアップしたYouTube動画のコメント欄に質問を送ってください。お待ちしています」とコメントした。

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佐々木朗希が1軍練習に合流、前日リカバリー調整[報知]

ロッテの佐々木朗希投手(19)が7日、1軍キャンプでキャッチボールや投内連係、ランニングメニューなどで汗を流した。

前日は本隊を離れ、宿舎でプールトレーニングを行った後に球場入り。井口監督は「リカバリーの一環」と話しており、この日から再び1軍本隊と練習。投内連係前のキャッチボールは山なりだったが、その後ランニングなど全ての練習を終えた後、室内で吉井コーチのアドバイスを受けながら投球練習。平地で捕手を立たせ、変化球を交えながらフォームを確認するように1時間以上の投球練習を行った。

8日には再びブルペンに入る見込みで、順調に調整を続けている。

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海外FA沢村拓一の移籍先にレッドソックス浮上!過去に上原、松坂ら在籍[報知]

ロッテから海外フリーエージェントの権利を行使して米大リーグ挑戦を目指していた沢村拓一投手(32)について、ボストン・レッドソックスが獲得に向けた本格調査に乗り出していることが分かった。

昨年11月に海外FA権を取得した沢村に対し、昨年12月にはマリナーズやブルージェイズなど米6球団が興味を示していると報じられていたが、コロナ禍の影響もあって移籍先が決まらずにいた。しかし、開催遅延が噂された米大リーグは、コミッショナーから予定通りの開始が通達されたことで、一気にFA市場が活性化。最大の注目選手トレバー・バウアー投手のドジャース入りが発表された。

沢村は海外FA権行使表明の際に「日米42球団全て考えられる中で、選択肢の中にメジャーもある。1番必要としてくれる球団で腕を振りたい」と話した。メジャーに関しては「世界中の優れた選手がプレーする場所。憧れもあるし、夢もある」と続けた。

9月7日に香月とのトレードでロッテに移籍してから約2ヶ月半。「ロッテで優勝」を目標に掲げ、勝ちパターンの一角として22試合に登板し1セーブ13ホールド、防御率1.71の好成績をマークし自信を深めた。ロッテは期限を設けず宣言残留を認める方針を示していて熟考を重ねている。

メジャーでは同じ1988年生まれ選手が活躍している。楽天に復帰したもののヤンキースで通算78勝46敗をマークした田中将大、ツインズの前田健太(同53勝36敗、防御率3.75)、レッズの秋山翔吾(同54試合、打率2割4分5厘)はいずれも同学年だ。

2007年は松坂大輔、岡島秀樹、2013年は上原浩治、田沢純一らが奮闘し世界一を勝ち取ったレッドソックスに沢村が新たな歴史を刻む可能性がある。

ボストン・レッドソックス
ア・リーグ創設の1901年に誕生。デビュー当時のベーブ・ルースや最後の4割打者テッド・ウィリアムスらを輩出。リーグ優勝は14度。1903年に行われた第1回ワールドシリーズで優勝するなど世界一は9度。日本人選手では野茂英雄、大家友和、松坂大輔、岡島秀樹、上原浩治らが所属。本拠地フェンウェイ・パークは大リーグ最古の1912年に完成。昨季は投手陣が崩れ24勝36敗、1966年以来の勝率4割で地区最下位。監督はアストロズ時代のサイン盗みにからみ昨季1月に1度は解任されたが、昨年オフに復帰したアレックス・コーラ、オーナーは02年からJ・ヘンリー氏。

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ロッテ・鳥谷先生、若手にアツい指導、西巻、三木に助言&声掛け[デイリー]

ロッテの鳥谷敬内野手(39)が、グラウンド内外で“先生役”を務めあげた。

2軍グラウンドでは、ちょっとした“鳥谷道場”が開校となった。ノックで二塁に入った際に、遊撃の西巻や三木に正確なトスをするように助言。「捕ってからが大事」「そうそう」「ナイスプレー!」などと声をかける。チームは今季、併殺増を課題にしており若手内野陣の底上げへ一役買った。

練習の合間にはファンの悩みに答える球団公式ユーチューブ「教えて!鳥谷先生!!」と題した企画に参加。受験生や会社員らの質問に真剣に向き合ってアドバイスした。球団広報室によると「鳥谷先生の言葉にハッとさせられたというコメントを多数いただいてます」と多くの反響があったという。

リーダーシップ全開のベテランの姿に、井口監督は「最年長が練習量だったり引っ張る姿勢で、チームも引き締まるし、活気づいている」と“鳥谷効果”を実感。レジェンドの存在感は日に日に高まっている。

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ロッテ5位・西川僚祐が豪快打、井口監督「ジャイアンツの岡本のように」[デイリー]

ドラフト5位・西川僚祐外野手(東海大相模)が、井口監督の見守る中、大砲の片鱗をみせた。

高校通算55本塁打をマークした右の長距離砲は、フリー打撃で逆風をはねのけ、左翼席へ運んだ。さらに右中間席後方のネットにも突き刺す柵越えも放った。

練習後「毎日、内容のある練習ができている」と振り返りつつ、「打球が当たる確率を上げていきたい」と貪欲な姿勢をみせた。

186センチ98キロの恵まれた体格から規格外の飛距離を飛ばす姿に、ケージ裏で見入っていた井口監督は「尻回りからして、ジャイアンツの岡本のようになって欲しい」と、規格外の太ももや大きなお尻を見て、巨人の4番のような和製大砲になることを願った。

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ロッテ・佐々木朗希、投内連係で軽快、チームメートから「ナイスボール」[デイリー]

佐々木朗希投手は、1軍キャンプに参加。キャッチボール、遠投などで調整をこなした。

前日は別調整で宿舎内でのプールトレや、強化ランニングをこなした背番号17。晴天のもと、サブグラウンドで1軍投手陣と体を動かした。

石垣島の晴天の投内連係では軽快に投ゴロをさばき、鮮やかに一塁へトス。チームメートから「ナイスボール」との声が上がった。

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「このまま終われない」“外れ1位で5球団競合”から5年、ロッテ佐々木千隼の覚悟[Full-Count]

◇2年目に右肘手術「ここまで怪我が多くなると思っていなかった」

もう5年目の球春。沖縄・石垣島では、強い日差しが降り注ぐ。すっかり日焼けしたロッテの佐々木千隼投手は、春季キャンプ第2クールの初日を終え、淡々と手応えを語る。「順調にきているかなと思います」。内に秘めた思いは、簡単に言葉には代えない。


2016年のドラフトで、1位の再指名としては史上初となる5球団競合。注目を浴びた1年目は開幕ローテ入りを果たし、15試合登板で4勝を挙げた。しかし、2年目の2018年には右肘を手術し、1軍登板なし。プロに入るまで大きな怪我は1度もなかったが、思わぬところで躓いた。「簡単な手術だったんですけど、すごく長引いてしまったので、不安な思いはありました」と、投げられなかった日々を振り返る。

2019年には7試合登板で2勝。2020年も春季キャンプを1軍で迎えるも、肩のコンディション不良で夏まで投げれられず、もどかしい日々が続いた。

そんな中、思わぬチャンスが巡ってきた。昨年10月6日にチーム内で新型コロナウイルスの感染者が判明し「感染拡大防止特例2020」を適用。選手の大幅入れ替えに伴って1軍昇格を果たした。中継ぎで5試合に登板し、4回1/3を投げ4失点。3週間足らずで登録を抹消された。

「チャンスを自分で掴み切れなかった。悔しい思いはありました」。

ただ、収穫があったのも事実。「中継ぎの経験をして、中継ぎの大変さを経験できたのはよかったかなと思います。先発だけじゃなくて、何でもできる役割になりたいなと思うようになった」と、新たな思いも芽生えた。

◇今季は先発でも中継ぎでも、とにかく1軍の舞台での活躍を目指す

昨年の後半からフォームの改革に着手。「自分は力んでしまうので…」という癖を見つめ直し、腕の脱力に意識を向ける。オフの自主トレでは、自分自身の体を見つめ直すところから始めた。

「どういう筋肉を使って、どういう動きをするかっていうのをトレーナーさんに教わりながらやってきました。自主トレではいい感じだったので、キャンプで形にしていきたい」。

ドラフト1位として背負い続けてきた期待と重責。いつまでも待ってくれる世界じゃないことも、この4年間で見てきた。

「プロに入ってからずっと満足いくような投球はできていないんで、活躍したいという思いはずっと持ち続けています。まだ何もしていない。このまま終われないなと思います」。

肩肘に不安はない。勝負の5年目、1軍でのチャンスを掴み取るため、キャンプで腕を振り続ける。

佐々木千隼(ささき・ちはや)
1994年6月8日、東京都日野市出身。26歳。小学2年から野球を始め、日野市立三沢中では軟式野球部に所属。都立日野高では1年からベンチ入り。3年時には夏の西東京大会でベスト8。桜美林大に進学後、3年時にはリーグで東海大・菅野智之(現巨人)に並ぶ年間で7度の完封を記録。2016年には神宮大会準優勝。大学通算25勝。同年のドラフト会議では外れ1位としてはNPB史上最多の5球団からの指名を受け、抽選の結果、ロッテに入団。181センチ、83キロ。右投げ右打ち。

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高卒ルーキーの動きチェック、井口監督、西川の潜在能力評価[千葉魂特別版・キャンプ日記][千葉日報]

「暑いね」。晴天続きの石垣島。キャンプ6日目は日差しの強い1日となった。この日、井口資仁監督の姿は2軍球場にあった。狙いは高校生野手3人の動きのチェック。指揮官の熱視線を感じた西川僚祐外野手(東海大相模高)、谷川唯人捕手(立正大淞南高)、山本大斗外野手(開星高)は必死にバットを振りアピールを繰り返した。

「力みまくっていたね」。井口監督も思わず笑った。ただ、今、見たいのは結果ではない。プロ1年目の今しか見れない初々しい姿を目に焼きつけた。

「1年目のキャンプでどれくらい流れについていけているのか。コーチがそれに対してどのようなアプローチをしているのか。成長の過程を見たいから、そのスタートである今を見たかった」と井口監督。高卒ルーキーには目先ではなく中長期的な視点での育成を考え、今は見守るのみだ。

「日に日に成長しているし、勉強して色々と吸収している。毎日、こんなに野球漬けで練習をしたこともなかったはず。みんな、いい才能と身体を持っているのだから。それを我々は伸ばしてあげたい」。

2軍球場ではフレッシュな動きを目で追いながら、彼らの育成を任せている鳥越裕介2軍監督と今後のプランについて熱く語り合った。

この視察でやはり存在感を見せていたのは西川。天性の長打力に指揮官も思わずうなった。

「持っているポテンシャルは非常に高い。遠くに飛ばす力がある。粗削りだけど、右方向にも長打を打てるスラッガー。ジャイアンツの岡本(和真)みたいになって欲しい」。

前夜は深夜に地震の揺れを感じて1度、起きた事もあり寝不足だと話をしていたが、新人達の切れのある動きを目にして気分はイッキに高揚した。マリーンズは今も楽しみだが未来もキラキラと輝いている。リーグ優勝を目指すためのキャンプであると同時にダイヤの原石を磨く日々でもある。2月7日。未来に想いを馳せた1日となった。
(千葉ロッテマリーンズ広報・梶原紀章)

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