ロッテ佐々木朗希投手(19)は12日の1軍キャンプ終了後も、沖縄・石垣島に残留し調整することになりそうだ。注目の実戦デビューについて、井口監督が「こっちの(2軍)キャンプで打者相手に投げてからになるのかなと思います」と10日までに言及した。
若手主体の1軍メンバーは13日以降、沖縄本島などでの練習試合遠征に入る。全てビジターのため練習環境が限られる。佐々木朗はまだフォーム固めの段階。捕手が座っての投球、フリー打撃登板、実戦とつなげるプロセスを、2月25日まで行われる石垣島2軍キャンプで実践していく。
井口監督は「2月の中旬や後半から打撃投手を始めていくと、順調にいけば」と、3月中旬以降のオープン戦登板を見込む。石垣島で荻野ら主力打者達とも対戦しながら、先発ローテーションで回れる技術、体力を作り上げる。
野村さん、頑張ってます−。野村克也氏が昨年2月11日に84歳で亡くなってから1年。春季キャンプでは、正捕手候補から若手まで、12球団の扇の要達が、それぞれの課題を胸に鍛錬に励んでいる。
“マー君の女房役争い”が激しい。8年ぶりに古巣に復帰した田中将のキャンプ初ブルペンは、昨季チーム最多67試合に出場した太田が受けた。光山バッテリー兼守備戦略コーチの提案を石井GM兼監督が了承し実現。3年目の太田は「内角高めにカットボールではなくスライダーなど、僕に無い発想が会話の中で見つかることもありました」と、右腕の言葉から幅を広げていた。
9日の2回目のブルペンは下妻がマスクをかぶった。首脳陣は1軍キャンプメンバーの捕手全員に田中将のブルペン投球を受けさせる考え。今後は、巨人から昨年トレード加入した田中貴、5年目の石原が控える。新指揮官は「今の時代、1人で守りを1年間通してやるというのはあまり理にかなっていない」と“軸捕手”を決めながら、複数人の捕手起用を見据える。田中将をはじめ、涌井、岸、則本昂、早川らを支える扇の要が、浮上へのカギを握る。
正捕手の甲斐に続く2番手争いが激しい。現在A組(1軍)の捕手登録は甲斐以外では海野、谷川原、栗原の3人。ベテラン高谷はリハビリ中で、昨季日本シリーズMVPの栗原はほぼ内外野に専念している。強肩を生かした守備力が武器の2年目海野と、内外野をこなせるセンスがあり打力、走力も魅力の谷川原。同じ97年生まれの2人はこの日も並んで特守を受けるなど、切磋琢磨している。
田村の存在感が濃い。1月に益田、二木ら投手陣と自主トレ。徹底的に走り込んだ勢いで、充実のキャンプを過ごす。昨季は柿沼の成長と、死球による右手指骨折でスタメンから外れた時期が2度あった。「まだ納得する成績を残したことがないので、誰にも文句言われない成績を本当に残したい」と誓い、松中臨時コーチの打撃指導にも全力で取り組んだ。プロ9年目。チームリーダーの1人として、正捕手の座を固めたいシーズンになる。「打てる捕手」候補の2年目佐藤都も、打撃を着実に伸ばしている。
森が歯を食いしばりながらキャンプを過ごしている。ほぼ毎日、早出居残りで捕手練習を敢行。初日から「きつかったです。個別メニューが予想を上回るきつさだった。びびりました」と面食らった。今季2軍から昇格してきた野田バッテリーコーチの下、大粒の汗を流して鍛錬を積んでいる。昨季1軍にいた岡田、柘植らは2軍キャンプとあって、若手との練習が続く。「若い選手がいるので、何とか引っ張っていきたいんですけど、体がついてくるかどうか」。3年連続防御率ワーストの汚名返上に、必死に野球と向き合っている。
捕手陣はミス撲滅へ技術練習に励んでいる。昨季のチーム捕逸数(13個)と失策数(13個)はともにリーグワースト。全体練習後の特守などで技術アップを目指し、各自が汗を流している。9日に行われた阪神との練習試合では昨季捕手陣の2枚看板である清水と宇佐見がそれぞれ二盗を阻止。1軍スタートとなったドラフト3位古川裕大捕手(22=上武大)の加入で競争もあおられる中で切磋琢磨しながらレベルアップ中だ。
大卒3年目の頓宮が正捕手奪取に挑んでいる。昨季は若月や伏見がマスクをかぶる試合が多かったが、持ち前の打撃力を生かし、猛アピールを続ける。強肩の若月と、打撃力やリーダーシップに定評がある伏見も、虎視眈々と扇の要を狙っている。ベテランでは経験値の高い松井が控えており、競争は激しい。
ロッテ安田尚憲内野手(21)が11日の紅白戦に向けて意気込んだ。キャンプ休日の10日、報道陣のオンライン取材に「2、3ヶ月ぶりの実戦なので、集中してしっかりアピールしていきたいと思います」と話した。
12日の石垣島キャンプ打ち上げを経て、13日からは沖縄本島などでの練習試合遠征に入る。キャンプでは松中臨時コーチから強化指定を受け、下半身を意識した打撃を徹底してたたき込まれた。「下半身はずっと張っていますけど、体の張りはいい練習ができている証拠だと思うので」と充実の表情。指導の成果を、焦らずに表現していく。
ロッテの育成左腕・本前郁也投手(23)が11日の紅白戦に紅組で先発する。
北翔大から19年育成ドラフト1位で入団し、先発左腕としての飛躍が期待される。「自分の持ち味を発揮できるように頑張りたいです。直球の強さをこのオフシーズンに磨いてきたので、打者との対戦でしっかり試せればと思っています」と意気込んだ。
対する白組先発は古谷拓郎投手(20)が務める。「直球で勝負するというのをテーマに投げたいです。オフはフォームの再現性とコントロールを課題に取り組んできました。そういうのが表現できるマウンドになればと思います」。雨男として知られ、11日の八重山地方も雨予報。「皆さんに『雨、ふるや』と言われていますけど、雨男は去年で終わりだと思っていますので、何とか雨が降らずに試合が出来ればと願っています」とコメントを寄せた。
11日の紅白戦はYouTubeチャンネル「テレビ東京スポーツ」にて午後1時30分からライブ配信される。
ロッテは10日、沖縄・石垣島キャンプに参加中の森遼大朗投手(21)が9日の練習中に右足を痛め、石垣市内の病院で右大腿二頭筋の肉離れと診断されたと発表した。
右腕の森は育成選手として今季4年目を迎える。当初は11日の紅白戦登板も予定されていたが、回避に。当面は別メニューでリハビリを行うことになった。
ロッテから海外フリーエージェント(FA)権を行使して米大リーグ移籍を目指す沢村拓一投手(32)が、レッドソックスと大筋で合意したことが分かった。米球界関係者が明かした。年俸120万ドル(約1億2500万円)での2年契約がベースになるとみられる。出来高などの詳細を詰め、身体検査に問題がなければ正式発表になる見込みだ。
キャンプインを1週間後に控え、沢村の夢がかなう。契約書に署名を済ませたら一時帰国し、14日間の自主隔離期間を経て就労ビザ所得の手続きを進める。フロリダ州フォートマイヤーズで行われるキャンプへの合流は遅れることが予想される。
レ軍のハイム・ブルーム最高編成責任者(37)はレイズのアシスタント・ゼネラルマネジャー時代、巨人に在籍する沢村を直接視察した経緯がある。昨季、救援陣のチーム防御率はア・リーグ15球団で14位の5.79とブルペン陣の整備が急務だった。沢村は勝ちパターンでの起用が期待され、3年ぶり10度目のワールドシリーズ王者を目指す名門で新たな挑戦が始まる。
ロッテ・井口資仁監督(46)は10日、佐々木朗希投手(19)を3月中旬のオープン戦で実戦初登板させる可能性を示した。「2月中旬、後半からバッティングピッチャーを始めて、順調にいけばあるんじゃないかと今の段階では思います」と見通しを語った。
プロ2年目の今季は1、3日に投球練習を行い、当初は13日からの練習試合で登板予定だった。だが、第2クール初日の6日に別メニュー調整となり、これを回避。8日にブルペンで捕手が片膝をついた状態で20球を投げていた。
チームはこの日、休養日。12日に石垣島キャンプを打ち上げるが、佐々木朗は石垣島に残留し25日まで行う2軍キャンプで練習を継続する。
プロ野球の斉藤惇コミッショナーとサッカーJリーグの村井満チェアマンが10日、文部科学省に萩生田光一大臣と室伏広治スポーツ庁長官を訪ね、新型コロナウイルスの感染拡大によって大きな影響を受けているプロスポーツ界としての要望書を連名で提出した。
要望事項は
の3点。いずれも球場やスタジアムで、観客の混雑緩和策やマスク着用、声を出さない応援の徹底などの取り組みを進めることが前提になる。
日本野球機構(NPB)は要望書の趣旨を、「コロナ禍の中においてもプロスポーツ活動を維持・継続することは青少年の夢を守り、幅広いステークホルダーの生活を守り、地域・経済の活性化をもたらすという観点からも非常に重要。ポストコロナにおける豊かな生活を営むための一助になる」と説明している。
ロッテ・安田尚憲内野手(21)が沖縄・石垣島キャンプ休日の10日、オンライン取材で、前ソフトバンク・松中信彦臨時コーチ(47)の指導を受けている今キャンプについて「(プロ入り後)4回目(のキャンプ)になりますけど、グラウンドにいる時間は1番長く、1番多くやっています。練習の内容が濃い。すごく充実感があります」と例年を上回るハードな練習に好感触を得た。
10日は休日だったが、趣味の将棋は「まだできてないです。疲れてバテバテで…」と疲労回復を最優先。5日に続くキャンプ2度目の休日は降雨だったこともあり、外出せずホテル内で静養した。
11日に紅白戦を行い、12日の午前練習でキャンプ打ち上げ。初実戦の紅白戦で4番を打つ左の長距離砲は「結果が簡単に出ればいいですけど、『なかなか(結果が)出なくても、このキャンプでやってきたことを信じてやっていって欲しい。簡単に結果が出るほど野球は甘くない』と松中さんにいわれています」と“松中塾”で教わったことに信念を持ち続けて打席に立つ。
ロッテは10日、育成選手の森が沖縄県石垣市内の病院で右大腿二頭筋の肉離れと診断されたと発表した。9日の練習中に痛め、当面は2軍の全体練習を外れてリハビリを行う。
ロッテの沖縄・石垣島キャンプで2月11日に紅白戦が行われる。先発投手が今季の活躍に向けた好投に意欲をみせた。
白組先発の古谷拓郎投手(20)は「ストレートで勝負するというのをテーマに投げたいです。オフはフォームの再現性とコントロールを課題に取り組んできました」と話した。地元の千葉・習志野高から入団3年目で、昨季1軍デビューを果たした(2試合登板0勝1敗、防御率4.26)。
今キャンプでは8日のフリー打撃登板で、藤原恭大外野手(20)の臀部と背中へ“2死球”。制球に苦しみ、悔しさを晴らしたいところだ。石垣島の11日の天気予報は曇りのち雨。古谷は「皆さんに『雨、ふるや』と言われていますが、雨男は去年で終わりだと思っていますので、雨が降らずに試合ができれば」と好天を願った。
紅組先発の本前郁也投手(23)は「自分の持ち味を発揮できるように頑張りたいです。ストレートの強さっていうのをこのオフシーズン磨いてきたので、バッターとの対戦でしっかり試せれば」と話した。
北翔大から20年育成1位で入団した左腕。2月6日に今キャンプで初めてブルペンへ足を運んだ井口資仁監督(46)が、岩下大輝投手(25)と本前の名を挙げて評価しており、好投を続けて1日も早い支配下登録を目指す。
白組は古谷、山本貴、ドラフト1位・鈴木(法大)、育成2位・小沼(BCリーグ茨城)、成田、土居が登板。紅組は本前、佐々木千、D4位・河村(星槎道都大)、育成4位・佐藤奨(専大)、東妻、育成選手の原が登板する。
紅白戦はYouTubeチャンネル「テレビ東京スポーツ」で13時半から試合終了までライブ配信。野球解説者の斉藤和巳氏とロッテOBの成瀬善久氏(現栃木ゴールデンブレーブス選手兼投手コーチ)が解説者を務める。
ロッテ・松中信彦臨時コーチ(47)が、石垣島キャンプで強烈な存在感を発揮している。現役時代はソフトバンクの主砲として活躍した平成唯一の3冠王。安田尚憲内野手(21)、藤原恭大外野手(20)、和田康士朗外野手(22)ら若手を笑顔で鍛え、自らバットを握ってお手本も見せる。独自の理論、さらには令和の3冠王候補などについて熱く語った。
ここまで左打者を中心に見ているが、全体的に下半身が使えていない印象だった。
選手にはよく「左足で地面を削れ!」と言っている。投げる時と、打つ時の軸足の使い方は同じ。僕は左投げ左打ちだが、右投げ左打ちは軸が逆になる。投げるときは右足に長く体重を乗せられるのに、打撃では左足で立ち切れない。だから、「削れ」と言わないと、体が動いてしまう。左足でしっかりと立ち、母指球で地面を削るイメージ。それができると左足の内側の筋肉を使えて、バットが内側から出やすくなる。
藤岡君のような守備がうまい選手にはスローイングに例えると分かりやすい。三遊間の併殺ならば、内転筋を使わないと右肘も出てこない。だから、(左手でバットを振るようにして)ボールを投げさせたりしている。
僕でも10回打って3割だとして、完璧なヒット、ホームランは1本ぐらい。あとは詰まったり、バットの先だったり、泳がされてヒットになる。上体で打っていたら、ヒットにならない。下半身から伝わる感覚を養って欲しい。
ソフトバンク・柳田選手の自主トレ(佐賀)に顔を1度出した。そこにいた安田君と藤原君には、ロングティーの仕方を教えた。ロングティーは体全体を使わないと打球が飛ばない。今のパ・リーグはパワー投手が多い。力負けしても、そこで押し込める下半身の使い方ができれば、ポテンヒットにもなる。それを教えるのが、今回の僕のテーマだ。
近くで見ていると、安田君の体は想像以上に強い。守備練習で特守をやっても、その後の練習で最後までバットを振れる。
半速球に強いと聞いている。今年は速い直球をはじき返せるかが、最大の課題だ。そうでないと20、30本塁打は難しい。開幕まで1ヶ月半しかない。徹底的に練習して、変化球が3球来ても「ごめんなさい」のつもりで、1球で仕留めるという考え方を教えたい。
今の若い選手とは、親子の年齢差。昔みたいに「これをやれ!」といっても駄目。コミュニケーションを取らないといけない。昨年も四国アイランドリーグ(香川)で指導させてもらったが、今の若い選手は集中力がすぐに途切れる。色んな練習方法を提供しないと長続きしない。その辺りは気を使いながらやっている。
ただ、若手を教えるのは楽しみだった。フリー打撃では自分も打つ。本当は駄目かもしれないが、柵越えをすれば、選手達も「すげぇー」と言ってくれる。下半身の使い方、バットの出方は見てくれているので、参考になると思った。
そういえば、僕が低くトスを上げて打つ反復練習は、内転筋が凄く張る。田村くんは「内転筋」でなく、3冠にかけて「3冠筋」が痛いと言ってくる。その言葉がはやっているみたい。やっぱり野球は楽しくやってもらいたい。「これをやらないと成績は出ないよ」というものは、笑顔で量をこなしてもらう。
井口監督とはホークスの同期入団。当時は井口監督だけでなく、城島、小久保さんとチーム内にライバルがたくさんいた。あいつには負けたくないと、みんなも思っていたはず。それでも、王監督を胴上げしようという気持ちはブレなかった。そんな経験も若手に教えないといけない。井口監督を胴上げする。その思いは、1年戦うための最低条件だ。
ロッテ以外の球団も含めてだが、新たな3冠王も出てきて欲しいとの思いもある。柳田選手、広島の鈴木誠也選手、巨人の岡本和真選手にもチャンスはある。オリックスの吉田正尚選手もいるけど、チーム編成で前後を打つ選手がポイント。僕が3冠を獲ったときは井口監督、城島と前後がしっかりしていたので、僕と勝負しなくてはならない場面も多かった。
岡本選手は丸選手だったり、坂本選手が前後にいる。柳田選手は3番も打つので、打点が増えづらいかな。吉田選手だったり、鈴木選手は巨人やソフトバンクみたいに強力な打者が前後にいないので、他球団は1人だけをマークすればいい。そうなると打点が増えない。
将来的な夢としては、安田君にも大きな目標を持って欲しいが、まずは、どっしりと4番を打てる成績を残して欲しい。急に3冠王は難しい。今年ならば、真っ直ぐを右翼席へガツンとぶちこむ姿を、ファンは待ち望んでいると思う。
現役引退後、松中氏は野球解説者と並行してハンドボールと関わってきた。長男が部活動で取り組んだのがきっかけ。19年に福岡市を拠点とする小・中学生チーム「KINGS」を設立。昨年7月からは「野球ファンや数多くの方々に見てもらえるような活動をしたい」と日本ハンドボールリーグのアンバサダーも務める。
ロッテ石垣島キャンプ最後のオフ。午後からはあいにくの雨だった。松中塾の強化指定となっている安田は「4度目のキャンプだが、今までで1番練習ができている。下半身が張っているが、少し慣れてきて、マシになった」と宿舎でゆっくりと静養した。
11日の紅白戦では4番で出場予定。「松中さんからは“なかなか結果が出なくても、このキャンプでやってきたことを信じて欲しい”と言われている」と今季初実戦で成果を披露することを誓った。
ロッテの1軍本隊は12日に石垣島キャンプを打ち上げ、沖縄本島へ移動。佐々木朗は石垣島に残留し2軍に合流する。
井口監督は「今の状態では2月中旬から打撃投手を行えるぐらい」とし、打撃投手、シート打撃を経験してから1軍に再合流させる方針。注目の2年目右腕はここまでは3度のブルペン投球を行っているが、8日は捕手が膝立ちしての投球だった。指揮官はプロ初実戦登板については「3月中に…」と期待した。
プロ野球の斉藤惇コミッショナーとJリーグの村井満チェアマンは10日、文部科学省を訪ね、萩生田光一文部科学相と室伏広治スポーツ庁長官にプロスポーツ界としての要望書を連名で提出した。
要望は3点で
緊急事態宣言が10都府県に発令中で、大規模イベントの集客は収容率ではなく上限5000人まで、午後8時以降の外出自粛が要請されている。外国人選手は入国後14日間の隔離期間が要請されており、いずれも制限緩和を求めた。
ロッテは今季初実戦となる11日の紅白戦に先発する古谷拓郎投手と本前郁也投手の談話を発表した。
なお、紅白戦はYouTubeチャンネル「テレビ東京スポーツ」で13時30分からライブ配信される。
ロッテの佐々木朗希投手(19)が、13日以降の1軍練習試合に同行せず、石垣島に残留することが10日、決定した。
チームは12日で石垣キャンプを打ち上げ、本島での練習試合に挑む。井口監督は最速163キロ右腕の現状について「ブルペンで(状態が)上がってくれば食い込んでくると思うけど、まだ13日までには間に合わない」と説明。佐々木朗は第2クールまで計3度のブルペン投球を行い、8日には捕手が立ち膝の状態で20球。吉井投手コーチも「まずBP(打撃投手)5分間できるようになるまで」と要求した。
2月中旬にもフリー打撃登板をこなせれば、3月中の実戦登板もあるようで、指揮官は「あるんじゃないかな。順調にいけば」と想定。昨年の体づくりから、今季はチームの戦力として期待しているだけに、厳しい目で見極めていく。
プロ野球・斉藤惇コミッショナー(81)とJリーグ・村井満チェアマン(61)が10日、文部科学省を訪れ、萩生田光一文部科学大臣(57)、室伏広治スポーツ庁長官(46)に連名で要望書を提出した。
8日に開催されたプロ野球とJリーグの合同新型コロナウイルス対策連絡会議を受け、要望の骨子は主に以下の3点。
昨季は最大50%だった観客数の引き上げ、入国後2週間の待機措置の短縮などを科学的な根拠を元に要望した。
NPBは「いずれも分散入退場の混雑緩和策やマスク着用・声を出さない応援の徹底等の取り組みを進めることを前提にしています。コロナ禍の中においても、プロスポーツの大会開催等の活動を維持・継続することは、青少年の夢を守り、幅広いステークホルダーの生活を守り、地域・経済の活性化をもたらすという観点からも非常に重要であり、ポストコロナにおける国民の豊かな生活を営むための一助になるものです」と記している。
ロッテの沖縄・石垣島キャンプで11日に紅白戦が行われるにあたり、当日先発する両投手が意気込みを語った。
白組先発は3年目の古谷拓郎投手(20)。「ストレートで勝負するというのをテーマに投げたいです。オフはフォームの再現性とコントロールを課題に取り組んできました。そういうのが表現できるマウンドになればと思います。皆さんに『雨、ふるや』と言われていますけど、雨男は去年で終わりだと思っていますので、何とか雨が降らずに試合が出来ればと願っています」とコメント。昨季はオープン戦を含め先発予定だった試合が3試合連続して雨で流れ、「雨、古谷(降るや)」として井口監督も公認。10日時点では11日は降水確率100%の大雨で吉井投手コーチも「古谷にして失敗しました(笑)」と笑うほどだった。
対する紅組の先発は2年目の育成左腕・本前郁也投手(23)。「自分の持ち味を発揮できるように頑張りたいです。ストレートの強さっていうのをこのオフシーズン磨いてきたので、バッターとの対戦でしっかり試せればと思っています」と意気込んだ。
ロッテは10日、育成の森遼大朗投手(21)が石垣市内の病院で9日に右大腿二頭筋の肉離れと診断されたことを発表した。森は9日の練習中に右足を痛め離脱していた。
18年に育成ドラフト2位でロッテに入団し、昨オフに自由契約となったが、再度育成契約を結んだ右腕。当面はリハビリメニューで調整を続ける。
ロッテの佐々木朗希投手(19)が1軍キャンプ終了後の13日以降、石垣島2軍キャンプで残留調整することが分かった。
1軍は今後、沖縄、宮崎、高知で練習試合を行うが、佐々木朗はまだ投球フォームや体が仕上がっていないため、11日の紅白戦に登板しない。井口監督は「人それぞれ、調整の段階が違う。(1軍昇格は)実戦や、フリー打撃に投げてからになる」と明かした。
現状では1軍デビューは未定だが、段階を踏んで徐々に良くなっており、指揮官は早ければ3月中旬以降のデビューの可能性についても示唆。「打撃投手を始めてから、順調にいけば3月のどこかで」とプランを描く。
3日のブルペンで佐々木朗は「納得のいくボールはゼロ」と話していたが、前回8日は格段に進歩。「格好よかった」と吉井投手コーチも及第点を与えていた。スローペースだが、今月中旬以降、2軍でのフリー打撃登板などで内容のある投球を見せれば、3月中に最速163キロ右腕がベールを脱ぐ可能性もある。
プロ野球の斉藤惇コミッショナー(81)とサッカーJリーグの村井満チェアマン(61)が10日、文部科学省で萩生田光一文部科学大臣(57)、室伏広治スポーツ庁長官(46)へ外国人選手らの入国後の規制緩和などを求める要望書を提出した。
要望の骨子は
の3項目だ。
8日の「新型コロナ対策連絡会議」では、観客の収容人数を絶対数ではなく収容率で検討すべきということ、外国人選手らの入国後の自主隔離期間を1週間程度に短縮する制限緩和などを要望することが、両リーグで確認されていた。
ロッテの安田尚憲内野手(21)がキャンプ休日にオンライン取材に応じ、今キャンプの成果を明かした。
2度目のキャンプ休日は宿舎の部屋で静養した。ここまでの第2クールまでは特打に特守と攻守両面で鍛えられ、「いい練習ができている」と手応えを語った。
11日の紅白戦は4番で出場予定。松中臨時コーチに打撃指導を受けてきたが、天気予報が悪く、雨が降らないことを願う。「実戦は2、3ヶ月ぶりになるので、集中してしっかりアピールできれば」と意気込んだ。
ロッテは9日、育成・森遼太郎投手が石垣市内の病院で検査の結果、右大腿二頭筋の肉離れと診断され、当面別メニューでリハビリを行うと発表した。9日の練習中に右足を痛めていた。
森は18年に育成ドラフト2位で入団。20年はイースタン・リーグで14試合に登板し1勝6敗、防御率3.84の成績を残していた。
ロッテは、11日の紅白戦で紅組先発が育成の本前郁也投手、白組先発が古谷拓郎投手となると発表した。
本前、古谷ともに8日のフリー打撃で力投し先発をつかみとった。古谷は「ストレートで勝負するというのをテーマに投げたいです。オフはフォームの再現性とコントロールを課題に取り組んできました。そういうのが表現できるマウンドになればと思います」。
11日の石垣地方は雨予報となっているが「天気ですか?皆さんに『雨、ふるや』と言われていますけど、雨男は去年で終わりだと思っていますので、何とか雨が降らずに試合が出来ればと願っています」とコメントした。
紅組先発の本前は「自分の持ち味を発揮できるように頑張りたいです。ストレートの強さっていうのをこのオフシーズン磨いてきたので、バッターとの対戦でしっかり試せればと思っています」とコメントした。
11日の紅白戦はYouTubeチャンネル「テレビ東京スポーツ」にてライブ配信。野球解説者の斉藤和巳氏とマリーンズOBの成瀬善久氏(現栃木ゴールデンブレーブス選手兼投手コーチ)が解説者として参加する。
「毎日内容の濃い練習ができていて、とても充実しています。ピッチングとかもそうですけど、守備練習、牽制など細かい練習がとても大切になってくるので、そういうところも意識しています」。
ロッテのドラフト2位ルーキー・中森俊介(明石商高)は、プロの舞台で活躍するために黙々とトレーニングを積んでいる。
9日にはプロ入り後初めてブルペン入り。「体を大きく使って投げたいというのもありますし、ワインドアップを始めたきっかけというのは、かっこいいというのがありました」。大きく振りかぶって放たれたボールは、中溝雄也ブルペン捕手のミットに吸い込まれていく。
振りかぶって10球投じた後、「右足の軸足一本で立ったときに、軸がしっかりして立てているのか確認するために、セットで投げました」と自分の判断で、11球目から3球連続でセットポジションから投げ込んだ。再び大きく振りかぶって7球、最後にセットポジションから1球を投げ、この日は捕手を立たせて合計21球を投げ込んだ。
「昨日は力んで自分の思うような球が全然いかなかったんですけど、その中でも回転のいい球もありましたし、回転の悪い部分もありました。課題点、反省点もあり、そこは伸びしろだと思うので、ポジティブに考えながら、これからもっと成長できるように頑張りたいと思います」と初のブルペンでの投球練習を振り返った。
9日のブルペンでの投球練習中に自身の判断でワインドアップからセットポジションで投げたように、高校のときから自身で考えてトレーニングをしたり、投げることは得意だったのだろうか−。
「得意かは分からないですが、試合に勝たないと意味がない。投げて終わりではなくて、自分のピッチングを振り返って、今後にどう活かしていくのか、反省していくかは高校の時から意識して取り組んできました。それはプロになっても続けていきたいと思います」。
9日に配信されたマリーンズの公式YouTubeチャンネルでは、大谷智久育成投手コーチと一緒に先輩投手のブルペンを見学している様子が映っていた。自ら大谷コーチにお願いして、先輩投手のブルペンを見学させてもらったという。
中森は「球威もそうですけど、コントロールがとてもいいなという印象でした。キャッチャーの構えたところにずっと集まっていて、ピッチャーのリリースからキャッチャーミットに収まるまでのラインができている。そういうところをしっかり見習わないといけないなと思いました」と先輩投手のボールを実際に見て、様々なことを学んだ。
中森は昨年12月に行われた新入団会見で、叶えたい夢に「小さい時から160キロを投げたいと思って投手をやってきて、プロ野球選手になれました。プロの舞台で160キロを出したいと思います」とを挙げた。
学生時代は「強い真っ直ぐを投げるために、毎日階段ダッシュをやりましたし、腹筋、背筋、体幹を鍛えてきた。高校のときもそのおかげで、10キロ球速が伸びました。体幹をしっかり意識を持ってやっていきたいと思います」と話す。
160キロを夢に挙げた一方で中森は、「絶対に(160キロを)投げるというよりかは質、コントロールが大切だと思っています。球威もあげないといけないですが、プロと高校ではストライクゾーンも違ってくるので、まずはコントロールをしっかりと。そういうものに慣れながら対応していけたらなと思います」と“制球力”が重要だと感じているようだ。
ただ高校時代の投球を見ると、インコース、アウトコースにコントロール良くストレートを投げ込み、制球力が抜群な印象を受けた。「(制球力に)めちゃめちゃ自信があるかと言われたら自信はないです」と自己分析。
「調子の波が激しい方だと思っているので、調子の波を一定にしないとプロの世界でローテーションには入れないと思っています。常に高いレベルで調子の波を一定にできるように、調整方法、練習方法を考えながらやっていきたいと思います」。
変化球はフォーク、チェンジアップ、カーブ、スライダーなどを投げる。自信のある球種について「日によって変わるんですけど、左バッターにはチェンジアップ、右バッターにはスライダーという感じですね」と話した。
プロの世界では「自信のある球を1つ、2つ身につけることで、相手のバッターも意識すると思います。球種をもっと増やすじゃないですけど、相手バッターが“次に何を投げてくるのか”というのを意識させるというのが、自分のピッチングだと思っています。真っ直ぐだけでは抑えられないと思っているので、配球を考えて投げて行きたいと思います」という考えを持っている。
また、昨年夏の甲子園の交流試合を見るとストレートが速いときと、ややスピードが落ちるときがあった。「抑えにいく球、カウントを取りにいく球を投げ分けていました」と教えてくれた。その一方で「基本的に自分の球は真っ直ぐにいく球があまりなくて、真っスラ気味に曲がったり、不規則に動く」とのこと。「そこは自分の持ち味だと思っているので、力強いストレートと力強い真っスラを投げられるように取り組んでいきたいと思います」と意気込んだ。
「9回を投げていく上で、下半身の力が大切になってくると思います。しっかり下の力を体幹を通じて、指先のリリースまで力を伝えられるようにと思ってやっているので、下半身、体幹というのを意識してやっていきたいと思います」。プロの舞台で活躍するために、今はその下地を作っている最中だ。
マリーンズは期待の高卒若手投手が多い。彼らとともに切磋琢磨し、マリーンズ、そして日本を代表する投手に羽ばたいて欲しい。プロのスタートを切ったばかりの中森俊介が、これからどんな未来を切り拓いていくか非常に楽しみだ。
ロッテ春季キャンプの1軍投手陣の中にただ1人、3桁の背番号を背負う男がいる。
「最初に聞いた時から、いい状態にしてきました。ここまま長く(1軍に)いれるように」。
育成2年目の本前郁也投手は、初めて1軍で迎えた球春の景色を振り返り「自分のペースで、持ち味を出していけているかなと思います」と軽くうなずいた。
ルーキーイヤーの昨季は2軍で11試合に登板。2勝0敗、防御率2.56の成績を残し、経験を積んだ。「やっぱり長いイニング投げられないっていうのが毎試合の課題でした。後半につかまることが多かったので、課題がはっきりした1年だったと思います」。反省をもとに、オフは同じ左腕のソフトバンク・和田毅、笠谷俊介、同僚の土肥星也らと自主トレを行い、走り込みや体幹トレーニングで1年間戦える体力作りに励んだ。
野球を始めたのは小学4年生の時。「最初はやる気はなかったんですけど…」。兄の卒団式で監督に突然背番号を渡され、半ば強制的に野球を始めたのがきっかけだった。
札幌光星高時代はエースとして道大会にも出場。その後、北翔大に進んだ。
プロを志したのは大学3年の時。北海高を春夏計6度の甲子園出場に導き、北翔大では4度リーグ制覇した大西昌美前監督から「お前は上でやれるから」と言われ、プロを意識し始めた。「大学では、真っ直ぐの強さが圧倒的に上がったのかなと思います」。走り込みや体幹トレーニングを重ね、球速は高校時代の136キロから12キロアップし148キロまで伸びた。
2017年の育成ドラフト2位で西武に入団した齊藤誠人捕手は小中高の2学年先輩で、よく食事に連れて行ってもらっていた。「待ってるからな」という言葉をもらい、より一層プロへの気持ちが高まった。
札幌学生野球連盟1部リーグでは3度の最優秀投手に輝いた本前だったが、ドラフトを控えた2019年9月2日にアクシデントに見舞われた。日本製鉄室蘭シャークスとのオープン戦で、打球が頭部を直撃し、入院することに。「プロ1本だったので、ひとまず出しとこうと思って出しました」と入院中の同14日にプロ志望届を提出。育成1位でロッテから指名を受け、北翔大から初のプロ野球選手となった。
「指名された時にギリギリ動ける状態だったので…」。そんな状況でも指名してくれた球団には感謝しかなかった。
「育成からなんで、這い上がろうと思いました」とプロ入りした時の心境を振り返る。プロのスイングスピードやバッティング技術に驚きながら過ごした1年目を経て、今キャンプは育成投手で唯一の1軍キャンプスタート。11日の紅白戦では紅組の先発投手にも指名され、首脳陣から左腕にかかる期待は大きい。
11日からは第3クールで、実戦も始まっていく。目標とする選手に挙げた小島和哉、中村稔弥の他にも、山本大貴、鈴木昭汰ら若きサウスポーが凌ぎを削る投手陣の中で、チャンスを掴み取りたい。「自分に任せられたイニングの中で、持ち味であるまっすぐの投げ分けと、変化球のコンビネーションをしっかりして、アピールできればなと思います」。まずはキャンプで結果を残し、支配下登録と1軍の舞台での活躍する将来を見据えていた。