わたしはかもめ2021年鴎の便り(2月)

便

2月23日

球春みやざきベースボールゲームズ:オリックス10−6千葉ロッテ(SOKKENスタジアム)

123456789R
千葉ロッテ0100003026
オリックス10504000×10

◇打撃成績

打順守備名前
1藤原511
2福田200
走左和田111
3中村200
福田光300
4安田300
松田100
5左右加藤200
走右高部100
6330
菅野000
7藤岡200
小川210
8山口222
吉田000
9柿沼200
打捕佐藤211

◇投手成績

名前
石川2301
岩下1315
田中靖1010
1304
東條1200
小野1100
佐々木千1100

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[ニッカン]

ロッテ岡大海外野手(29)が好調だ。6番DHでスタメン出場し、3打数3安打。犠飛でのヘッドスライディング生還も含めた2得点と、存在感を見せた。

練習試合での成績も13打数7安打になった。打率5割3分8厘、長打率9割2分3厘。井口監督は「今年はキャンプの入りからずっといい」としながら、一方で「これくらいはできるとこっちは思っている」と手放しには褒めない。「そろそろ危機感を持ってやらないといけない年かと思う」と見つめている。

試合前の打撃練習では、助っ人外国人顔負けの特大の当たりを放つ。それを試合で再現できない。昨季も0本塁打。長打も0本。目の覚めるような痛烈な安打もなかった。抜群の潜在能力を生かし切れていない、という周囲の声が多い。自覚もある。年末の契約更改では「思い切って、今までの考え方を否定して、もう1回違う捉え方をしていかないといけないのかな」と話していた。

井口監督からは打撃フォームのアドバイスを受けた。松中臨時コーチからは手首の使い方を教わり、目付けについて質問も重ねた。「自分のいいところを、人からどう思われているかを、素直に受け入れて取り組んでいるつもりです」。

3月になればレギュラークラスも合流し、打席数は減る。限られた出番をいかにものにするか。井口監督は去年、ファンからの「殻を破って欲しい選手は?」という問いに岡の名を挙げ「1年間を通して力を発揮すれば、すぐに1億円プレーヤーになれる選手」と答えている。一塁も外野も守れて、足とパワーがある右打者。岡が本物になれば、この上ない“新戦力”だ。

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今季初実戦ロッテ石川「内容は良かった」岩下5失点[ニッカン]

先発ローテーション入りが確実視されるロッテの2右腕が、今季初の実戦マウンドに上がった。

昨季リーグ最多の133回1/3を投げた石川歩投手(32)が先発し、2回1失点だった。オリックス太田に1発は浴びたが、直球が常時140キロ台後半をたたき出すなど、球は走っていた。石垣島キャンプから早い仕上がりが目立った石川は「力むと思ったんですけど、内容は良かったと思います。(球速も)感触はまあまあ良かったので」と手ごたえを感じていた。

2番手では岩下大輝投手(24)が登板。コースを狙った直球の制球に苦しみ、予定の1イニングで5失点と数字は振るわなかった。ただ、直球とフォークのほぼ2球種で攻めるスタイルに変化が見られた。

「使えなかったスライダーを、使えるスライダーにしたいなと」。

昨季終盤に速いスライダーの必要性を感じたものの「大事な順位だったのであまり試すことできず、この時期まで持ち越しになってしまいました」という。135キロ前後のスライダーはまだ万全な精度ではないものの「試合で投げていくしかないと思うので、たとえボールでも投げ続けようと思います」と思いを貫き、約1ヶ月後に迫るシーズン開幕に備える構えだ。

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ロッテ・岡が3安打「アピールしないといけない立場」[サンスポ]

岡がオリックスとの練習試合で3安打をマークした。2回に左中間へ二塁打を放って勢いに乗り、4、7回はともに中前打。「アピールしないといけない立場。継続しないといけない」と浮かれる様子はなかった。

8年目の今季、外野の定位置奪取を狙う。藤原、福田秀らとの争いは激しく「活躍していない年が多い。危機感は持っている。どんどん、結果を残さないといけない」と話した。

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ロッテ・石川は上々の初登板、2回1失点「感触はまあまあ良かった」[サンスポ]

ロッテの石川が23日、宮崎市でのオリックスとの練習試合で今季初実戦に臨み、2回を3安打1失点と上々の内容だった。直球が走り、球速150キロ台を何度もマーク。「ここの(球場)表示は速いと思う。でも感触はまあまあ良かった。最初なのでブルペンでやってきたことを出したいと思って直球を多めにいこうと」とうなずいた。

1回2死で太田にソロを浴びた。続くモヤにも右前打を許したが、慌てることなく頓宮を三ゴロに打ち取った。三振はなかったものの、安定した制球力でテンポ良く打たせて取り、2回も2死からの単打だけで切り抜けた。

1月上旬に新型コロナウイルス感染が判明し、調整の遅れが懸念されたが、順調に調子を上げてきた。今季も先発の軸として期待され「変化球がもうちょっとかな。次、しっかり投げたい」と表情を引き締めた。

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ロッテ・石川、今季実戦初登板、初回被弾も井口監督「徐々に上げてくれれば」[スポニチ]

昨季開幕投手を務めたロッテ・石川が今季実戦初登板し、2回を3安打1失点で最速151キロを計測した。初回に太田に150キロ直球を右翼席に運ばれたが「今年初めてだったので、ブルペンで練習してきたことをやろうとした」と直球を主体に投げ込んだ。

井口監督も「開幕に向けて徐々に上げてくれればいい」と信頼。美馬らと開幕投手候補に挙がるが、2カード目初戦の3月30日楽天戦(ZOZOマリン)先発が有力だ。

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ロッテ石川、今季初実戦で151キロ!「よかったと思うけど少し力んだ」2回1失点[スポニチ]

昨季開幕投手を務めたロッテ・石川歩投手が先発し、2回3安打1失点だった。

「最初の登板なのでブルペンで練習してきたことをやろうと思った。よかったと思うけれど、少し力んだ」。

初回に太田のソロアーチを浴びたが、今季初実戦登板で直球も最速151キロをマーク。順調な仕上がりを披露した。

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石川歩、最速151キロ初実戦手応え[報知]

昨季開幕投手を務めたロッテ・石川が今季初実戦で2回3安打1失点。初回2死からはオリックス・太田に150キロの初球を右翼席へと運ばれるもその後はテンポ良く抑え、直球では最速151キロをマークした。

「ブルペンでやってきたことを出したいなと真っ直ぐ多めにいこうと思った。良かったと思います」と振り返った。今季も先発ローテの柱として期待される右腕。順調な仕上がりを披露した。

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ロッテ・岡3安打で猛アピール、30歳節目の今季、外野手定位置獲りだ[デイリー]

ロッテ・岡大海外野手(29)が熾烈な外野レギュラー争いに割り込んだ。2回の左中間二塁打を含む3安打。「アピールはしていかないといけない立場。スタートから出たいという気持ちはありますし、危機感は持っている」と上々の結果にも気持ちを引き締めた。

62試合に出場した昨年は打率.143と低迷し、代走や守備固めでの出場機会が増えた。30歳を迎える今季。石垣島キャンプから黙々とバットを振る姿に井口監督は「キャンプの入りからずっといい」と目を見張る。

ここまでの実戦では13打数7安打、打率.538、1本塁打、5打点。指揮官は「ポテンシャルは非常に高い選手。これくらいはできるとこっちは思っている」と外野の一角を奪取する活躍を期待する。藤原、福田秀らのライバルに定位置は簡単に渡さない。

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ロッテ開幕ローテ候補の石川、岩下が実戦初登板、結果は明暗が分かれる[デイリー]

ロッテの開幕ローテ有力候補、石川歩投手と岩下大輝投手がそれぞれ実戦に初登板した。石川は2回3安打1失点で、岩下は1回3安打5失点と明暗が分かれた。

石川は初回2死から太田に右越えソロを浴びたが2回は無失点。最速151キロの直球を主体に上々の滑り出しをみせた。

昨年7勝を挙げた岩下は150キロ台の直球をマークしたが、紅林に右越え3ランを浴びるなど打ち込まれた。「今日は初めてだったので、自分のやりたいことを優先に投げました」と淡々と振り返った。

井口監督は今季、優勝を目指す上で2人の活躍に期待する。「初めてなので結果は別として、キャンプでやってきたことを、徐々にしっかりと開幕に向けて出してくれたら」と信頼を口にした。

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[千葉魂]5年目の新スタートライン、ロッテ・佐々木千隼、故障乗り越え復活へ[千葉日報]

表情から充実感と強い決意を感じる。プロ5年目を迎えた佐々木千隼投手が新シーズンに向けて順調な仕上がりを見せている。2月18日に沖縄本島で行われたイーグルスとの練習試合(金武)では2回を無失点。首脳陣に猛アピールした。

「今の想いは上で活躍したい。1軍のマウンドで投げたい。ただ、それだけですね」。

ベンチに戻ってきた佐々木千は汗を拭いながら力強く2021年の決意を口にした。昨年は春季キャンプで右肩を痛め大きく出遅れた。過去4年間でプロ通算6勝。思い描いていた栄光の道ではなく、いばらの道が続いた。

「日常生活でも痛いし、もう終わったと思いました」と当時の悲壮感を振り返る。18年は右肘を手術し1軍登板ナシ。翌19年には6試合に先発するなど手術から復帰し、2勝で防御率2.53。感触をつかんで迎えた20年だったがスタートでいきなりつまずく形となってしまった。ショックを引きずったままの1年。残った数字は5試合に登板をして未勝利。防御率は8.31だった。

ただ悲観することばかりの1年ではなかった。大きな収穫があった。ケガをしたことで肩のトレーニング方法やケアをしっかり見つめ直し、肩の状態は徐々に回復。現在は万全の状態にある。「痛めたことで学んだ。色々な人と出会い、話を聞き、自分の体を見つめて知ることができたと思う」。

キャンプでは出発前も宿舎で入念にストレッチやケアを行い、戻ってからも夜、寝る前まで繰り返す。今までにはないほどしっかりと手入れを行い備えることで肩のコンディションは確実に良くなった。本人も「痛みはもうないし、効果は出ている」と笑顔が戻った。

5球団競合の末、大きな注目を集めてマリーンズ入りした。キャンプでは連日、マスコミの注目の的となった。当時の事を佐々木千は「ドラフト1位だから、もっと頑張らないといけない。これでは駄目だと、自分で自分をただ苦しめていた。結局、どんどんマイナスになっていた。メディアもたくさんいて、気負っていた。今思うとなんであんなに追い込んで悩んでいたのかなあと思う。もっと気楽にやればよかった」と振り返る。

そして現在、マリーンズで同じように注目を一身に浴びる後輩の佐々木朗希投手については「朗希はすごい。持っているものもすごいし、あれだけ注目されても物怖じしていない。ボクとは格が違います。一緒なのは名字だけです」と笑う。

気持ちの変化があり、色々なことを学び成長した。ただ1つ変わらない事がある。好きな歌だ。苦しい時に原点に戻れる曲。高校時代からのお気に入り。馬場俊英さんの「スタートライン〜新しい風」である。なかなか芽が出ずに苦しんだ学生時代。相次ぐけがに見舞われ苦しかったプロ入り後。この曲がいつも励まし背中を押してくれた。「どんな時も 信じることをやめないで きっと チャンスは何度でも 君のそばに〜」。その歌詞を聞き終わると不思議と勇気が湧いた。ずっと聞いた。この曲の存在は特別だ。

「プロ入りする前も今もボクは聞いています。移動のバスの中とかで聞いて励ましてもらっている。いい歌ですよね」と佐々木千。

2021年、新しいスタートラインで背番号「11」が存在感を見せている。井口資仁監督は「ストレートに威力がある。非常に楽しみ。今年、期待をしている」と口にする。本人も「ストレートは良くなっている。スピード以上に打者に速く感じる球を投げていきたい。もっと良くなると思っている」と前を向く。切れのある直球にシンカー、スライダー、フォークを駆使する投球術は頼もしい限り。何より苦しんだからこそつかんだメンタル面の成長がある。もがき苦しみながらようやく光明を見出した男がマリーンズ先発投手陣の一角に食い込む。
(千葉ロッテマリーンズ広報・梶原紀章)

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