わたしはかもめ2021年鴎の便り(3月)

便

3月3日

オリックス0−2千葉ロッテ(京セラドーム)

ロッテは小島が3回無失点と危なげなく、開幕ローテーション入りへ前進した。4番起用が続く山口は力強く二塁打。オリックスは阪神から移籍の能見がテンポよく低めに決め、2回無失点。新人の阿部が1回無失点、2奪三振と光った。

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千葉ロッテ1001000002
オリックス0000000000

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ロッテ3位小川が盗塁でフル回転「役割は果たせた」[ニッカン]

守備だけじゃない!ロッテのドラフト3位、小川龍成内野手(22=国学院大)がオープン戦2試合で3盗塁を決めた。

オリックス戦に途中出場すると、四球で出塁した9回に二盗に成功。前日の同対戦でも代打で出場し、2打席で2安打2盗塁とフル回転した。「しっかり塁に出て足を使えた。役割は果たせたかなと思う」と手応えを得た。

大学NO.1遊撃手として、ディフェンス力を売りに入団した。「元々足に自信があって、そこに守備がついてきた形」。50メートルを5秒9で走り、ベースランニングは部内1位。1年時には代走要員でベンチ入りしていた。快足こそ武器と自覚している。

新外国人エチェバリアの来日見通しが立たず、藤岡と定位置を争う中、日に日に存在感を増している。開幕スタメンも「もちろん頭の中にはある」という。「持ち味を出せば評価される。守備やスピード面を生かしてやっていきたい」。今後も主力が1軍に合流してくる。生き残ってみせる。

小川龍成(おがわ・りゅうせい)
1998年(平10)4月5日生まれ、群馬県館林市出身。前橋育英で高3夏に甲子園出場。国学院大では1年春からリーグ戦出場し、2年春ベストナイン。3年夏に侍ジャパン大学代表。20年ドラフト3位でロッテ入団。今季推定年俸1000万円。171センチ、72キロ。右投げ左打ち。

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ロッテ小島3回0封「収穫あった」緩いカーブ試投[ニッカン]

ロッテ3年目左腕の小島和哉投手は、オープン戦初先発で3回3安打無失点と好投した。

「いつもしない攻め方をしようと。シーズンに入ったら相手も研究してくるので」と、オリックス・ジョーンズには勝負球のチェンジアップを使わず、7球直球のみで見逃し三振に。また緩急をつけて7回以上を投げきるため、緩いカーブも試した。先発ローテに当確しており「今は0点にこだわるより、投げている球を確かめる時期。結構収穫があった」と話した。

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ロッテのドラフト3位、小川が9回に二盗、2試合で3盗塁「足でかき乱すのが自分の役割」[サンスポ]

ロッテのドラフト3位・小川龍成内野手(22)=国学院大=が6回に代走で途中出場し、9回に四球で出塁後に二盗を成功させた。2日のオリックス戦(京セラ)に代打で出場し、2打数2安打2盗塁。2試合で3盗塁と持ち味を発揮した。

「足でかき乱すのが自分の役割です。塁に出て走って、自分の役割を果たせている」。

50メートル5秒9の俊足を生かし、存在をアピールした。ルーキーイヤーに新外国人のエチェバリア、藤岡らとショートのレギュラー争い。エチェバリアがコロナ禍のため来日未定の状況下、オープン戦2試合でチャンスを生かした。

井口監督は「キャンプからスピードにもアジャストしてきている。色んな意味で慣れてきて、非常にいい動きをしている。守備範囲もかなり広く、思った以上に足も動いているし、盗塁に関しても積極的に進めている。引き続き、レギュラー目指してアピールして欲しい」と今後の活躍に期待した。

小川は「少ないチャンスでアピールしていくことしか考えていない。その結果、開幕1軍だったり開幕スタメンにつながってくると思うので、目の前のことに集中していきたい」と言葉に力を込めた。

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快足ロッテ・ドラ3小川、OP戦2試合で3盗塁「自分の持ち味を出したい」[スポニチ]

ロッテのドラフト3位・小川(国学院大)はマウンドの漆原が足を上げた瞬間にスタートを切ると、一気に加速した。あとはスライディングするだけだ。

「盗塁で意識するのはスタートだけ。投手主導だけど、自分の中でタイミングをつくりながら、投手を自分に合わせていく感じ」オープン戦初戦の前日は途中出場し、2打数2安打2盗塁。この日も6回に代走で起用され、そのまま遊撃を守った。そして9回、先頭で四球を選ぶと、続く福田光の4球目に二盗を決めた。オープン戦トップの3盗塁をマークし、成功率は10割。さらに3打席で2打数2安打1四球と打率&出塁率も10割だ。「ヒットがいいけど、四球も価値がある。塁に出て、こうやって2試合で盗塁を3個決められた」と笑った。

名前は「龍成」。俳優・横浜流星と同じ読み方だ。ブレーク中の個性派俳優のように「幕張のリュウセイ」も唯一無二の特徴を誇る。大学No.1と呼ばれた遊撃の守備範囲はプロでもトップクラスに入る。そこに50メートル5秒9の武器がある。チームには和田、荻野ら快足がそろうが「元々足の自信があって、そこに守備がついてきた。大学1年の時も代走で、ベンチに入れた」と胸を張った。

遊撃手は新外国人エチェバリアの来日が未定で、現時点では藤岡と小川が実戦で起用されている。井口監督も「レギュラーを目指して欲しい」と期待する。そんな言葉にも、小川は舞い上がることはない。「まずは自分の持ち味を出したい。開幕1軍、開幕スタメンはその先にある」。そんな冷静さも個性なのだろう。

◇ロッテ俊足アラカルト

荻野貴司
入団1年目の10年に46試合で25盗塁を決める衝撃デビュー。同年の右膝負傷など故障が多く盗塁王こそないが、出場784試合で球団歴代5位の通算220盗塁をマークしている。また、通算の盗塁成功率は.843(盗塁失敗41)で、通算200盗塁以上の選手では西川(日=.864)に次ぐ歴代2位だ。
和田康士朗
高校時代には陸上部にも籍を置いた50メートル5秒8を誇る俊足。プロ3年目となる昨年、育成選手から支配下に昇格を果たすと、代走を中心に起用されてチームトップでパ3位の23盗塁といきなり活躍した。
小川龍成(おがわ・りゅうせい)
1998年(平10)4月5日生まれ、群馬県館林市出身の22歳。館林八小1年から野球を始め、多々良中では「館林ボーイズ」に所属。前橋育英では主将として3年夏に甲子園出場。国学院大では1年春からベンチ入り。3年時に日米大学野球に出場した。1メートル71、72キロ。右投げ左打ち。憧れの選手は同じ遊撃手の西武・源田。

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ロッテ・小島、3回無失点、使える球種確認「普段やらないことを試そうとした」[スポニチ]

昨季7勝からさらなる飛躍を目指す3年目のロッテの小島は3回3安打無失点と順調な仕上がりを見せた。

「シーズンに入ってきたら相手も研究してくると思うので、普段やらないことを試そうとした」と2回に対戦したジョーンズにはオール直球で見逃し三振。2月の石垣島キャンプから取り組んでいる緩いカーブも試投した左腕は「この時期は0点で抑えるよりも、どの球が使えるかを確認するのが大切」と語った。

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ロッテ小島「いつもと違う攻め方をした」、ジョーンズにはオール直球で三振斬[スポニチ]

ロッテの小島和哉投手が先発し3回3安打無失点と上々の仕上がりを見せた。

初回、先頭・佐野皓に左前打を許したが、二盗を狙った走者を捕手・田村が封殺し無失点で立ち上がると、3回2死二、三塁のピンチも福田を二飛で抑えた。

「いつもしないような攻め方をしようとした。今の時期はそんなに0点に抑えることにこだわっていない。結構収穫はあった」。

2回に対戦したジョーンズにはオール直球勝負で見逃し三振に斬った。普段ならば外角へのチェンジアップが勝負球になるが、オープン戦ならでは配球で裏をかいた形だった。

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小島和哉、“裏かき投法”で3回3安打無失点「結構収穫」と不敵な笑み[報知]

ロッテの3年目左腕・小島が“裏かき投法”で3回3安打無失点の好投。上々な仕上りで開幕ローテへ前進した。

普段はチェンジアップを勝負球にする小島だが「いつもしないような攻め方をしようと。シーズンに入ったら相手も研究してくるので」。2回1死から迎えたジョーンズには7球全て直球勝負で見逃し三振に仕留めた。また、今季は長いイニングを投げきることや勝負どころでの選択肢を増やすため、昨季まであまり使っていなかった緩いカーブを積極利用。力強い直球との緩急も利用しオリックス打線を無失点に封じ「今の時期はこの球使えるなとか確かめる時期なのでそれに関していけば結構収穫だった」と不敵に笑った。

昨季は自己最多の7勝(8敗)を挙げたが「去年は変則(シーズン)の中で投げきっただけ。今年はチャレンジというか一からしっかり1年間投げきりたい」と小島。左腕エースへの成長を誓った。

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ロッテ・小島「いつもしない攻め方を」、0封も淡々「0点にこだわらない」[デイリー]

昨季7勝の実績が自信に表れている。ロッテ・小島が無得点に抑えた3イニングは開幕を見据えた試験的な投球だった。「今しかできないことがある。0点にこだわらない」。3年目で先発枠を争う立場を感じさせず、淡々と収穫を手にした。

2回、吉田正に緩いカーブを3球続けた。生命線の直球を生かす新球という。見逃し三振としたジョーンズへの全7球が内角直球のサイン。「シーズンに入れば相手も研究してくる。いつもしない攻め方をやろうと田村さんと話し合った」と明かした。

投球の幅を広げた先に、初の規定投球回到達という目標がある。井口監督も「今年はずっと球が来ている。彼は(課題は)立ち上がりだけ」と評価。左の先発として、中村稔やドラフト1位の鈴木(法大)との争いから一歩抜け出た格好だ。

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衝撃的だった“ロッテ澤村拓一”の「幕張剛腕伝説」、嵐の如く過ぎた日々を振り返る[Full-Count]

◇9月8日のロッテで初登板、衝撃の3者三振デビュー

澤村拓一投手は日本時間2月17日、海外フリーエージェント(FA)権を行使してボストン・レッドソックスに移籍することを正式に発表した。澤村は昨年9月8日にロッテに移籍してから22試合に登板し、0勝2敗13ホールド1セーブ、防御率1.71をマーク。チームが苦しんだ終盤に救援陣の要となる活躍を見せ、「パーソル CS パ」進出に大きく貢献した。

「パーソル パ・リーグTV」の公式Youtubeチャンネルでは「澤村拓一 『幕張豪腕伝説2020』《THE FEATURE PLAYER》」と題し、澤村を特集している。今回は動画とともに、パ・リーグに歴史を刻んでくれた右腕の活躍を振り返っていく。

9月8日、入団会見を終えたばかりの澤村は日本ハム戦に登板した。1点リードの6回表、緊迫した場面でマウンドへ。ユニホームが間に合わなかったため福島明弘打撃投手の「106」番のユニホームを着用するほど急な出番となったが、動じなかった。

先頭の渡邉諒内野手を空振り三振に仕留めると、巨人でチームメートだった大田泰示外野手に対してもボールを低めに集めて空振り三振を奪う。圧巻の投球に球場中がざわつく中、ビヤヌエバ内野手からも空振り三振を奪い、3者連続三振。パ・リーグファンに「澤村拓一」の名をとどろかせたデビュー戦となった。

この試合を「パーソル パ・リーグTV」の公式Youtubeチャンネルでも「澤村拓一『名刺代わりの3者連続K』《THE FEATURE PLAYER》」として特集している。その後も快投を続けた澤村は移籍後8試合連続で無失点。巨人時代には3軍も経験した男が、新天地で文字通り”開花”した。

◇短期間でチームの精神的支柱に、結果と背中で後輩達へ示したものとは

澤村は打者に対して真っ向勝負で挑み、雄叫びをあげるほど気迫を全面に押し出す投球スタイルが印象的だ。その情熱は選手やファンにも伝わっていたことだろう。そして、入団してわずか数ヶ月でチームの精神的支柱となっていった。

象徴的な一戦がある。ロッテはシーズンも大詰め、「パーソル CS パ」進出へ向けて負けられない戦いが続いていた。10月29日のソフトバンク戦。8回に登板した澤村は1失点し、リードを1点に縮められていた。そして最終回、抑えの益田直也投手と田村龍弘選手がまさかのバッテリーミス。サヨナラ負けで首位ソフトバンクに痛恨の3連敗を喫した。

試合後、責任を感じてうずくまる田村の元に真っ先に駆け寄ったのは澤村だった。自身の登板に悔しい思いはあったに違いない。しかしチームや田村のためを思い、1番に田村の元に寄り添った。精神的支柱として前に立ち、背中で見せる姿は多くの若手選も伝わったことだろう。実績だけではないところでも、澤村の存在はチームの「パーソル CS パ」進出に大きく貢献したと言える。

◇重要な一戦で先輩から受けたバトン“燃えないワケがないでしょう”

11月、ロッテは2位・西武と一進一退の攻防を繰り広げていた。迎えた11月5日はフトバンクとの一戦。この日の先発は澤村の中大野球部時代の先輩でもある美馬学投手だった。試合は3対1でロッテが2点リードして迎えた8回、2死2塁のピンチを迎える。打席には、代打・デスパイネ。一発が出れば試合は振り出しに戻ってしまう。

ここで、井口資仁監督は澤村をマウンドへ送る。落とせない一戦で、かつてのチームメートでもある美馬から受けるバトン。こんな場面で燃えない訳がなかった。美馬が祈るように見つめる中、澤村は2球で追い込む。そしてカウント1−2からの4球目、152キロのスプリットを投じデスパイネを空振り三振に抑えた。

三振を奪った澤村はベンチに戻り美馬とグータッチを交わすと、ようやく笑みをこぼした。ここでリードを守り切ったロッテは直後に追加点を挙げ勝利。2位・西武に食らいついた。「パーソル パ・リーグTV」の公式Youtubeチャンネルでは「[超力投]澤村拓一 “このマウンド”で『燃えないワケがないでしょう』」として、その一部始終をまとめている。

ロッテでの活躍によってMLBのスカウトの評価も急上昇した。澤村自身もかねてより夢見ていたメジャーの舞台。ロッテ側も海外FA権を行使することを認め、その交渉の行方は大きな注目を集めていた。そして日本時間2月17日、ついにレッドソックスと契約合意したことを正式発表した。澤村の武器である力強いストレートと150キロを超えるスプリットにさらに磨きをかけ、更なる進化を遂げることに期待したい。

多くのファンを熱狂させ、多くの選手に背中で”強さ”を示した澤村。パ・リーグに在籍した期間はわずか数ヶ月だったが、背番号「57」が残したインパクトは大きなものだった。これからも澤村がパ・リーグにいたことを誇りに思い応援したい。

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