わたしはかもめ2021年鴎の便り(3月)

便

3月9日

東北楽天3−2千葉ロッテ(静岡)

楽天の岸はテンポ良く5回を2安打1失点で3三振を奪い、順調な仕上がりを見せた。ロッテは開幕ローテーション入りが決まっている小島が4回1安打1失点と好投。平沢は8回にソロを放ち二遊間の定位置争いでアピールした。

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東北楽天0000100102
千葉ロッテ00100020x3

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ロッテ身長191センチ大型右腕「土居魔神」現れた[ニッカン]

ロッテ土居豪人投手(20)がプロ3年目にして、いよいよ存在感を見せ始めた。8回に登板し、1イニングを無安打無失点。15球で3者凡退に抑えた。ここまで実戦7試合で7イニングを投げ、まだ1失点だ。

191センチの長身から速球を投げ下ろす素質が評価され、松山聖陵(愛媛)から18年ドラフト8位で入団。野手では藤原、山口らと同期になる。

1、2年目は2軍でも目立てなかった。「ずっとフォームがバラバラだったんですけど、今年から練習の意識を変えて、それでフォームが少しずつ安定してきて、まとまってきたのかなと思います」。直球はこの日、146キロをマーク。そこにフォークやカットボールを交える。フォークは不規則な落ち方をする“魔球”。7日の西武戦では外崎もこの球にビクッと反応し、中途半端な空振り三振を喫していた。

この日の試合後、通りかかった吉井投手コーチが「土居魔神」とつぶやいた。将来はセットアッパー、クローザー役として期待される。今季はまず中継ぎで結果を出したい。井口監督も「去年はちょっと荒れ球になってましたけど、今年はストライクゾーンに投げ切れていますし、変化球もゾーンの中で勝負できているので、そういう意味では頼もしい」と評価を高めている。

キャンプは1軍スタートし、あれよあれよの間に開幕も近づいてきた。「楽しいです。緊張とかより、もっと投げたい方が多いです」と笑う。やがてはダイマジン。まずは剛腕ドイマジンの地位を確立する。

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ロッテ球場MCにYUI氏「熱狂応援…早く一員に」[ニッカン]

ロッテは9日、本拠地ZOZOマリンのスタジアムMCをYUI氏が務めると発表した。12日のオープン戦中日戦から活動する。

YUI氏は球団を通じて「初めてマリーンズの試合を観戦した際に、地鳴りのような熱狂的な応援に圧倒されたことを鮮明に覚えております。1日でも早くその一員になれるよう、しっかりとマリーンズらしさをつかんだパフォーマンスができるように努力してまいります」とコメントを寄せた。

16年間スタジアムDJを務めた野田美弘氏は今季から放送室でのディレクター業務を行うことも発表された。

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ロッテ平沢1発に拍手喝采「胸にとどめ」震災10年[ニッカン]

ロッテ平沢大河内野手(23)の1発に、ロッテファンは拍手喝采だった。

先頭で迎えた8回、楽天高田萌の低め145キロをしっかり捉えた。「打った感じは良かったです。風もフォローでしたし」。ラインドライブ気味の打球ながら、失速前に右翼席へ突き刺さった。

仙台育英(宮城)で甲子園をわかせた遊撃手も、今は二塁を守る。手術明けの右肘はまだ100%には至らないものの「それなりにはできているので、そこを言い訳にしないように頑張りたいです」と自信をもって動く。

井口資仁監督(46)の思いも同じだ。「大河もアピールしなくちゃいけない立場ですから。(肘が)万全ではないですけれど、その中でもやることはやらないと、彼もレギュラー争いがかかっているので」。新外国人エチェバリアの来日遅れは、平沢らには絶好のチャンスでもある。

東日本大震災から10年。「10年、あっという間だなと思います」と話す。宮城・多賀城市生まれ。中学時代はサーフィンが盛んな七ケ浜町で白球を追った。震災当時は中学1年生。見知った場所も大津波の被害を受けた。「忘れちゃいけないこと。風化してしまうこともあるけれど、胸にとどめながら、しっかり頑張っていきたいと思います」。全国からの支援。野球で恩返しを、と誓う。

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NPB今季感染予防ガイド公表、フラッグ応援可能に[ニッカン]

日本野球機構(NPB)は21年の新型コロナウイルス感染予防ガイドラインを公式HPで公表した。

マスク着用、飲食時の感染防止に留意することを強調した一方で、応援では昨年は禁止された新聞紙大の手旗を振るフラッグ応援は、感染リスクが少ないため可能となった。またスポーツ庁を通じて内閣府とも連携し、運営側への感染予防措置実施のチェックリストも掲載された。

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ロッテ小島が本拠地開幕投手か「カード頭かな」監督[ニッカン]

ロッテ小島和哉投手(24)が30日の楽天戦(ZOZOマリン)で“本拠地開幕投手”に起用される可能性が高まった。井口資仁監督(46)が「メンバーを見ると、カード頭(の先発)かなという感じですけどね」と言及した。

順調に仕上げ、3年目のシーズンに入ろうとしている。ここまでの4試合で9イニング1失点。この日の1失点も、1死三塁で内野を前進させないシフトを敷いたことによるもの。打者14人に9つの内野ゴロを打たせるなど、力のある球がコーナーに決まっていた。

ただ、2つの四球を反省する。「どうしてもそこを出してしまうと、岸さんとかと投げ合う時には」と唇をかんだ。昨季もほぼ通年を水曜日の先発で過ごしてたが、楽天涌井らと投げ合うことが多かった。「そういった相手に勝つには自分からミスをして自分を追い詰めるようなことはいけないので」と引き締める。

30日の先発が有力視されていた石川歩投手(32)は、足のコンディション不良で調整が遅れる。井口監督も「(開幕後に登板を)1回飛ばしたくらいで間に合えばとは思いますけど」と状況を説明した。昨季8勝15敗と大きく負け越した楽天との開幕直後の3連戦は、重要なものになる。小島は「どこの立ち位置になっても気負うことなく、まず自分のちゃんとした投球をしないと話にならないので」と己に向き合った。

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ロッテ・マーティン初実戦、監督がレアード状況説明[ニッカン]

ロッテのレオネス・マーティン外野手(33)が今季初めて実戦に出場した。

3番DHでスタメン出場。3打席に立ち、二ゴロと2つの四球だった。井口資仁監督(46)は「本人も走塁もやりたいということなので、3打席出て。しっかりボールも選べてましたし、あとは開幕前にどれだけ上げていけるかだと思います」と話していた。

昨季はチームトップの25本塁打を放つものの、試合中の負傷で10月下旬から11月にかけての2位争い、CSには出場できなかった。オフにあらためて今季からの複数年契約を結び、チームリーダーの1人としても期待がかかる。

一方で、6日の西武戦(ZOZOマリン)で今季初出場し2打席に立ったブランドン・レアード内野手(33)は、7日以降は試合に出場していない。昨年10月に米国で腰を手術。井口監督は「石垣(キャンプ)ではだいぶ良かったんですけど、帰ってきてやっぱり寒いとなかなか調子が上がってこないので。本人的にも今無理をするとケガのリスクもあるので、ちょっとスローにしています」と状況を説明した。

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ロッテ3位、ドラ1鈴木が好投/パ・オープン戦順位[ニッカン]

プロ野球のオープン戦は9日に再開され、6試合を予定している。日本シリーズで4連敗を喫した巨人は、ソフトバンクとの再戦(午後6時開始、ペイペイドーム)に挑む。

7日までのオープン戦の戦いを、セ・パに分けて振り返ります。パ・リーグ編(順位は12球団のオープン戦順位)。

◇3位:ロッテ(2勝1敗)

開幕投手は二木康太投手に決まった。6日の西武戦で3回無失点。直後に井口資仁監督が「そろそろ一本立ちしてもらいたいという思いも含めて。石川、美馬はいますけど、あえて二木で開幕を」と指名。ドラフト1位左腕・鈴木昭汰投手(22=法大)は7日の西武戦で4回2失点と好投し、開幕3戦目の先発候補に浮上した。

◇5位:ソフトバンク(3勝2敗)

甲斐拓也捕手が7日の阪神戦で決勝の逆転満塁本塁打を放った。チェンの初球を左翼テラス席に運び「最高の結果になった」。40歳の和田毅投手はルーキーの阪神佐藤輝から2三振を奪い、3打数無安打に封じた。「今日はたまたま抑えられたけど交流戦ではしっかり抑えられるようにしたい」。

◇6位タイ:オリックス(2勝2敗)

東京五輪のメイン会場となる横浜スタジアムで3連戦。初戦は侍候補の山本由伸投手が5回3失点。7日は同じく侍候補の吉田正尚外野手が右翼席に特大のオープン戦1号を放った。「ボールの下にしっかり(バットが)入って、いい角度がついた」。

◇6位タイ:西武(2勝2敗)

ローテ当確は開幕投手の高橋のみと不安視される中、先発に挑戦する平井克典投手が、開幕ローテ入りに大きく前進した。7日のロッテ戦で4回2安打無失点。「若い子にも負けられないですし、勝負かけて、先発をやると言ったので結果を出せて良かったです」。

◇10位:日本ハム(1勝3敗)

ドラフト1位ルーキー伊藤大海投手(23=苫小牧駒大)が、7日の巨人戦に先発し、4回4安打3四球3失点。最速151キロも「ほんとに悔しい登板になった」。栗山監督は「何度も言うように、色んなことが開幕に向かってプラスになることを信じて前に進んでいけたら」。

◇12位:楽天(0勝2敗)

まだ2試合だが、12球団で唯一、オープン戦白星はなし。6日の中日戦は2番手で4回2失点だった田中将大投手に黒星がついた。調整は順調で「僕は元々スライダー投手」と試合中に修正。7日はドラフト1位の早川隆久投手(22=早大)が4回を8安打3失点。「真っ直ぐで差し込んでいる分、(変化球で)腕が緩んで合わせられている」。

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ロッテ・平沢が“今季1号”、仙台育英高出身「僕ができることは野球で恩返しすること」[サンスポ]

ロッテ・平沢大河内野手(23)は9日、楽天とのオープン戦に途中出場し、2点を追う8回無死で“今季1号”となる右越え本塁打を放った。東日本大震災で大きな被害を受けた宮城県多賀城市出身で、宮城・仙台育英高から入団6年目。震災から10年の節目となる11日を前に被災地へ思いをはせ、右肘手術からの完全復活を誓った。

真ん中低め、145キロの直球を完璧に捉えた。強烈な打球は右翼席へ。平沢が2試合続けて途中出場から長打を放って、内野の定位置獲得をアピールした。

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巨人・原監督「ありがたいこと」、外国人選手の来日対策検討[サンスポ]

新型コロナウイルス感染拡大の影響で外国人選手の来日が遅れている問題で、加藤官房長官が対策を検討していると言及したことについて、巨人・原監督は9日、「ありがたいこと」と感謝した。指揮官は来日後に東京ドームと東京ドームホテルを活用した「12球団外国人選手合同トレーニング」を提案し、隔離期間中も一定の練習が可能になるよう訴えている。

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ロッテ、今季ZOZOマリンスタジアムMCはYUI(ゆい)さん[サンスポ]

ロッテは9日、ZOZOマリンスタジアムのスタジアムMCに「YUI(ゆい)」さんを新たに採用すると発表した。YUIさんには12日に行われるオープン戦の中日戦(13時、ZOZOマリン)から、スタジアムMCとして選手呼び込みコールや試合開始前セレモニーでのMC、ホームランコール、イニング間イベントでのMCなどを担当する。

なお、2005年から16年にわたってスタジアムDJを務めた野田美弘(よしひろ)さんは、今年から放送室でディレクター業務を担当する。

YUIさんは1987年12月19日に神奈川県で生まれた。英語、中国語が堪能。NHK BS1「ワールドスポーツMLB」プロ野球ナレーション(20年)、DeNAスタジアムDJ(17〜19年)などを務めた。

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NPBがガイドライン公開、マスクの重要性強調[サンスポ]

日本野球機構(NPB)は9日、今季の新型コロナウイルス感染予防ガイドラインを公式サイトで公開した。

昨年、作成したものを改定。マスク着用の重要性を改めて強調したほか、飲食物販売の際の注意点や、感染予防策を確認するチェックリストを加えた。

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ロッテ・石川、下半身の不調で開幕間に合わず[サンスポ]

ロッテの石川歩投手が下半身の不調のために開幕に間に合わなくなった。井口監督が9日、静岡市での楽天とのオープン戦後に開幕ローテーションから外すことを明らかにし「1度(登板を)飛ばしたくらいで間に合えばと思う」と説明した。

井口監督は2日に、石川が下半身の不調を訴えてチームを離れたことを明らかにしていた。昨季、2年連続で開幕投手を務めて7勝を挙げ、今季も先発陣の柱として期待されている。

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野球日本代表の1次ロースター185人提出[サンスポ]

日本野球機構(NPB)は9日、東京五輪野球日本代表の1次ロースターを日本オリンピック委員会(JOC)に提出したと発表した。選手数は185人で、個人名は公表しない。今後は5月末〜6月初旬に最終ロースター24人を提出。故障などによる入れ替え可能期間を経て、7月上旬に日本代表が決まる。

日本代表の稲葉篤紀監督(48)は「出場の可能性がある選手は全てリストに入れた。今後、公式戦の視察やスタッフミーティングを行い、最終ロースターの24人を決めていく」とのコメントを発表した。

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ロッテ・小島は4回1失点「内容がすごく良かった」[サンスポ]

ロッテの小島が4回1安打1失点と安定感を示した。三振はなく打たせて取り、3回に内野ゴロの間に1点を失っただけで乗り切り「内容がすごく良かった。これから球数が増えた中で同じ内容を続けていけるか」と話した。

昨季7勝を挙げ、今季は30日の本拠地開幕戦での先発が濃厚。相手は同じ楽天で「どこで投げても自分の投球をしないと」と表情を引き締めた。

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NPBが感染予防ガイドラインを更新、「フラッグ応援(新聞紙大の手旗振る)」が可能例に[サンスポ]

日本野球機構(NPB)は9日、2021年シーズンに向けて「NPB新型コロナウイルス感染予防ガイドライン(有観客開催)」を更新。公式サイト上で公表した。

応援スタイルは、昨年禁止されていた「フラッグ応援(新聞紙大の手旗を振る)」が可能例に変更された。「応援タオルを振り回す」は汗や口元を拭う人がいるため、引き続き禁止となった。

チームに対してはマスク着用の重要性が強調され、飲食に関して「大人数や長時間に及ぶ飲食を行わない」の文言が加えられた。

組織に求められる感染予防対策では「必要に応じ、CO2測定装置を設置する等により、換気状況を常時モニターし1000ppm以下を維持することも望ましい」「乾燥する場面では、湿度40%以上を目安に加湿することを推奨」と治験が反映された具体策を記載。飲食販売関連は感染防止を強調するため、16項目に分けられた。

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ロッテ・平沢がOP戦初アーチ、東日本大震災で被災した宮城県多賀城市出身[サンスポ]

ロッテ・平沢大河内野手(23)が1−3で迎えた8回無死で、楽天4番手の高田萌生投手(22)から右越えソロ本塁打を放った。

6回の守備から途中出場して二塁に就いた平沢は、高田萌の投じた145キロ直球を強振した。昨季は右肘を故障した影響で、プロ5年目で初の1軍戦出場なし。10月に右肘の手術を受け、完全復活を目指している。

今季は3月6日の西武戦(ZOZOマリン)でオープン戦初出場。翌7日の西武戦(同)で二塁打を放った。

東日本大震災で被害を受けた宮城県多賀城市主出身。今年1月の自主トレ時、節目の震災10年について「(当時は)中学校1年生でしたが、早いなぁと思うし、何とかプレーで恩返しできれば」と話しており、東北を勇気づける活躍をしようと意欲的だ。

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ロッテ・平沢、開幕1軍アピール1号、故郷・宮城へエール届ける[スポニチ]

ロッテ・平沢のバットから放たれた白球が右翼席で跳ねた。「打った感じは良かった」。8回。高田萌の145キロ直球を捉え、オープン戦1号とした。

6回守備から途中出場。最初の打席で快音を響かせた。「打席数が少ない」との思いから積極的にバットを振り、結果につなげた。昨季は右肘を故障した影響でプロ5年目で初の1軍出場なし。10月に手術を受け、痛みはまだ残るが「言い訳はできない」と言う。

宮城県の多賀城市出身。東日本大震災の発生時は中学1年で自宅にいた。練習グラウンドは津波で流され、1週間は停電が続いた。「10年はあっという間」と振り返り「時間がたつと風化するけど、忘れてはいけない。野球ができる喜びを噛み締めたい」と力を込める。

7日の西武戦でも途中出場で適時二塁打を放った。「いいアピールをしてくれた。レギュラー争いをしなければいけない」と井口監督。東北への思いを胸に、開幕1軍に向けたアピールを続ける。

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ロッテ30日本拠地開幕戦の先発は…小島だよっ!!4回1失点好投に井口監督が起用示唆[スポニチ]

ロッテの3年目左腕・小島が4回1失点と好投。3回に小郷の左越え二塁打で1点を失ったが、4回は141キロ直球で浅村を遊ゴロに抑えるなど12個のアウトのうち9個を内野ゴロで奪った。

井口監督は「メンバーからするとカード頭かな」と本拠地開幕となる30日の楽天戦(ZOZOマリン)での先発起用を示唆。小島は「気負うことなく自分の投球をしたい」と引き締めた。

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コロナ予防ガイドライン公開、新聞紙大の手旗振るフラッグ応援のみ可能に[スポニチ]

日本野球機構(NPB)は9日、公式サイトで新型コロナウイルス感染予防ガイドラインの有観客開催版を公開した。

昨季を踏襲しながらマスク着用の重要性や飲食の際の注意点など感染防止に重要な点をより強調。また選手やスタッフらの感染予防措置として「大人数や長時間に及ぶ飲食を行わない」と明記した。

ファンの応援スタイルも大声やハイタッチなどは禁止のままだが、昨季禁じられていた新聞紙大の手旗を振るフラッグ応援のみ可能となった。井原敦事務局長は「昨季の実績はガイドラインを全球団、選手が守ってくれたからこそ。今年もまた守っていただければと思う」と話した。

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侍ジャパン・稲葉監督、1次ロースター185人を提出「可能性ある選手全て入れた」[スポニチ]

侍ジャパンは9日、今夏に延期された東京五輪の1次ロースター185人を日本オリンピック委員会(JOC)に提出した。

稲葉監督は「出場の可能性がある選手は全てリストに入れました。今後の視察やスタッフ会議で、最終ロースターの選手24人を決めていきます」とコメントした。野球は7月28日に開幕。5月末から6月初旬にかけて本番に臨む24人を選出し、7月上旬に最終決定する。

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ロッテ・平沢がオープン戦1号、震災経験も野球を続けられた感謝の思い「野球で恩返ししたい」[スポニチ]

ロッテ・平沢が8回先頭の打席で、高田萌の145キロ直球を捉える右越えのオープン戦1号ソロを放った。

「打った感じはよかった。風もフォローだった」。

この日は6回の二塁守備から途中出場。打撃で軸足となる右足が折れてしまう癖を練習で改善し、即結果に繋げた。昨年10月に手術した右肘は「痛いが言い訳には出来ない」と守備でも安定したプレーを見せた。

11日で東日本大震災発生から10年の節目。平沢は当時中1で、宮城県多賀城市の自宅で経験した。練習グラウンドは津波で流され、1週間は停電が続いた。自身も被災者だが、周囲の励ましと期待の中で、野球を続けられた。仙台育英からドラフト1位でロッテ入団し、6年目。「10年はあっという間」と振り返り、「時間が経つと風化するが忘れてはいけない。野球で恩返ししたい。野球が出来る喜びを噛みしめたい」と引き締めた。

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ロッテ小島が本拠地開幕投手の座をグイっ、井口監督「カード頭かな」[スポニチ]

ロッテの3年目左腕・小島が4回1安打1失点と好投。本拠地での開幕戦先発の座を大きく引き寄せた。

「イメージ通りに投げられた」という立ち上がりからボールを低めに集め、テンポよく投げた。3回は四球から小郷の左越え二塁打を浴びて1点を失ったが、4回は141キロの直球で浅村を遊ゴロに詰まらせるなど、12個のアウトのうち9個を内野ゴロで奪った。

井口監督も「いい形で投げていた。メンバーからするとカード頭かな」と、開幕2カード目の30日・楽天戦(ZOZOマリン)の先発起用を示唆。小島は「そこの立ち位置になっても気負うことなく自分の投球をしたい」と、表情を引き締めた。

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平沢大河、1号、故郷の東北へ「野球で恩返しを」[報知]

仙台育英高出身のロッテ・平沢が1号を放ち、故郷・東北へ野球での恩返しを誓った。2点を追う8回、高田萌の直球をバットの先で右翼席へ。「打った感じも良かったし、風もフォローだった」と笑みがこぼれた。

10年前の3月11日、中学1年生だった平沢は宮城・多賀城市の自宅で東日本大震災を経験。家が流された先輩もいた。「忘れちゃいけないことですし、時間が経てば風化してしまうこともある」。昨季は右肘の手術もありプロ入り初の1軍出場なしに終わったが、今季にかける思いは強い。「僕ができるのは野球で恩返しすること。野球ができる喜びを噛み締めながらやりたい」と言葉を絞り出した。

チームの遊撃手は藤岡やルーキーの小川、今後合流するエチェバリアら争いは熾烈。激戦区で開幕1軍を勝ち取り、東北へ元気な姿を届ける。

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巨人・原辰徳監督の「外国人選手合同自主隔離プラン」にNPB「提案が来たら12球団で考えたい」[報知]

巨人・原監督が来日できていない12球団の外国人選手を対象とし、東京Dホテルでの「合同自主隔離プラン」を提言したことについて、NPBの井原敦事務局長は「巨人さんから(提案が)来たら、また12球団で考えたいと思います」と説明した。

入国した後、2週間の自主隔離期間中のコンディション調整が課題となっている。

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ロッテ・平沢、オープン戦1号、故郷宮城の友のためにも今年こそ定位置獲りだ[デイリー]

低めの直球を高速スイングで捉えたオープン戦1号が右翼席中段で弾んだ。東日本大震災から10年。被災を経験し、今季に懸ける思いが人一倍強いロッテ・平沢が、左手で小さくガッツポーズした。

8回。1−1からの3球目。高田萌の145キロ直球を仕留めた。「打席数が少ないので、しっかりアピールできるように初球からどんどん振っていかないといけない。しっかりと打てて良かったです」。開幕1軍、そして内野のレギュラー獲りを目指す男が結果で示した。

宮城県多賀城市出身。昨年は初めて1軍出場がなかった。6年目は自分のため、故郷にいる友のためにも活躍しなくてはいけないと誓いを立てている。10年前の3月11日。当時は中学1年だった。学校の先輩も亡くなり、悲しみに暮れた。

父・政幸さんは瓦礫の撤去作業に従事するなど、周囲の人の苦労は身に染みている。「10年はあっという間でしたけど、忘れちゃいけない。時間がたてば風化してしまうこともありますけど、胸にとどめながら頑張っていきたい」と意を新たにする。

7日の西武戦でオープン戦初適時打を放つなど猛アピールを続けている。昨オフに右肘を手術。まだ少し痛みが残るが、井口監督は「彼もレギュラー争いが懸かっている。万全でない中でもやることはやらないと」と定位置獲りへのさらなる発奮を期待した。

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NPB、東京五輪代表候補185人を提出、6月上旬に代表24人決定[デイリー]

日本野球機構(NPB)は9日、東京五輪に出場する野球日本代表「侍ジャパン」の1次ロースター185人を日本オリンピック委員会(JOC)に提出したと発表した。

侍ジャパンの稲葉篤紀監督(48)は「出場の可能性がある選手は全てリストに入れた。今後、プロ野球の公式戦の視察やスタッフミーティングを行い、最終ロースターの選手24名を決めていく」とコメント。最終ロースター24人の提出期限となる6月上旬まで絞り込みを続けていく。

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ロッテ、スタジアムMCにYUIさん起用「マリーンズらしさを」元DeNAでDJ[デイリー]

ロッテは9日、ZOZOマリンスタジアムのスタジアムMCにかつてDeNAでスタジアムMCなどを務めた「YUI(ゆい)」さんを新たに採用すると発表した。

YUIさんは、1987年12月19日、神奈川県生まれ。日本語と英語、中国語のトライリンガル。2020年にNHK BS1「ワールドスポーツMLB」プロ野球ナレーション、17年から19年はDeNAのスタジアムdjを務めた。

3月12日のオープン戦中日戦(ZOZOマリンスタジアム)からスタジアムMCとして選手呼び込みコールや試合開始前セレモニーでのMC、ホームランコール、イニング間イベントでのMC等の業務を担当する。

球団を通じて「初めてマリーンズの試合を観戦した際に、地鳴りの様な熱狂的な応援に圧倒されたことを鮮明に覚えております。1日でも早くその一員になれるよう、しっかりとマリーンズ“らしさ”を掴んだパフォーマンスができるように努力してまいります。沢山勉強し、『優勝』に向け毎試合全力でMCに励みますので、皆さまのお力添えをよろしくお願い致します」とコメントした。

また、これまで2005年から16年にわたりZOZOマリンスタジアムにてスタジアムDJを務めた野田美弘(のだ・よしひろ)さんは2021年から放送室でのディレクター業務を担当する。

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ロッテ・平沢が猛アピール弾!途中出場でOP戦1号[デイリー]

ロッテの平沢大河内野手がオープン戦1号を放った。

6回から遊撃の守備に就き、8回に打席へ。1ボール1ストライクからの3球目。145キロの直球を振り抜いた打球は右翼席へ飛び込んだ。

7日の西武戦でオープン戦適時打を放ち、2試合連続安打と6年目のドラ1がレギュラー取りへアピールした。

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[千葉魂]努力実るロッテ二木、開幕投手に、「場違い」実感した初年度キャンプ[千葉日報]

石垣島キャンプ期間中の2月11日。ブルペンで投球練習を行っている二木康太投手はいつもと違う空気を感じた。捕手の真後ろで井口資仁監督が仁王立ちをしている。微動だにしない。視線も動かない。ただ一点。ブルペンでたくさんの投手が投げている中で若き右腕が投じるボールを凝視していた。

投げ終わると二木の下に指揮官と吉井理人投手コーチが歩み寄っていった。開口一番。「いつ投げたい」と聞かれた。二木にとって予期しない問いではあったが、すぐに自分の気持ちに対して素直になれた。「開幕に投げたいです」。即答だった。我が意を得たり。2人は顔を見合わせると笑顔をつくった。「開幕を任せた。頼むぞ」。武者震いを感じた。二木はその場に立ち尽くした。

「今年は1月からずっと開幕に投げることを思って練習をしてきた。だから、ものすごく嬉しかった。ただ実際に言われた時は夢のようだった。不思議な感じだった」。

二木は開幕投手に指名された時の気持ちをそう表現した。入団して8年。ついにつかんだ栄光だった。昨シーズンからは背番号「64」からエースナンバーの「18」を背負った。そして今年。チームの看板投手が務める開幕投手に指名された。この歩みを順風満帆と周囲は言うかもしれない。しかし、ここまでの道筋は本人の努力のたまものと言える。

「最初のキャンプに行った時に2、3年でクビになると思いました」。2013年ドラフトではマリーンズの支配下指名最後となる6位でプロ入りした。野球では無名校の鹿児島情報高校出身。もちろん過去にプロ入りした選手もいない。初めてのキャンプは薩摩川内での2軍キャンプ。ブルペン入りした時にあ然とした。「みんな、すごい球を投げていた。場違いなところに来てしまったと思った」。1軍ではなく2軍。それでもボールの勢いが違った。

そんな二木が最初のキャンプで計測したストレートの球速は130キロに満たなかった。128キロ。忘れられない数字だ。どうすれば生き残れるか。早道はないと思った。だから地道に練習をした。細かった体もプロ仕様に太くするためウエートに本格的に取り組んだ。周りは100キロの重さで軽くスクワットをする中、最初は20キロのバーベルを上げるのが精一杯だった。といっても20キロはシャフトの重さ。重りがまったく付いていない状態だ。恥ずかしかったが、少しずつ前に進む以外に方法はなかった。

そして何よりも意識をしたのはフォーム。長身を生かし、体全体を使った投球を模索した。そこから少しずつ、しかし確実に成長した。努力は実り今がある。人生とは分からないものである。

「1年目のボクからしたら背番号18をもらって、開幕投手に指名してもらえるなんて信じられないです。開幕投手は特別。チームの最初の試合に投げさせてもらえる訳ですから。143分の1ではない。いいピッチングがしたい」と二木は近づく開幕に向けて腕をぶす。

開幕の舞台は福岡ペイペイドーム。今でこそホークスキラーとして名をはせるが、プロ入り前は小学校の時に家族でスタンド観戦をしたことがある球場だ。「鹿児島といえば川崎宗則さん。1度しか観戦をしたことはないですけど川崎さんの応援に行ったのを覚えています」と振り返る。そんな若者が3月26日の開幕戦でマリーンズの先発投手として4年連続日本一のチームに相対することになる。それは夢ではなく現実。地道な努力が実った結果だ。二木は今、エースへの階段を確実に一歩ずつ上っている。
(千葉ロッテマリーンズ広報・梶原紀章)

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