わたしはかもめ2021年鴎の便り(3月)

便

3月12日

千葉ロッテ3−2中日(ZOZOマリン)

ロッテの佐々木朗が初めて実戦に登板し、速球主体で1回無失点だった。開幕投手を務める二木は丁寧にコースを突き、5回4安打無失点と好投。中日の小笠原は3四球を出すなど球のばらつきが目立ったが、5回2失点と粘った。

123456789R
中日0000001102
千葉ロッテ00200010x3

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佐々木朗希、不安募る3・12の10年後に見えた道[ニッカン]

ロッテ佐々木朗希投手(19)は「3・12」に実戦初登板した。偶然だったが、忘れられない日になるだろう。10年前の「3・12」と同じくらいに−。

小学3年生だった。3月12日の朝を、兄と弟と3人で身を寄せ合って迎えた。11日午後の大地震。岩手・陸前高田が大津波にのまれた。家も、いつも遊んだ公園も。小雪も散るような寒さの中を、必死に坂を駆け上がり高台へ逃げた。駆け込んだ老人ホームには大勢の人がいた。両親や祖父母の姿はない。町を覆う水はまだ引いていない。

食べるものもほとんどない。12日朝9時近く、母陽子さんと再会できた。陽子さんは11日は仕事で大船渡にいた。浸水で移動できなかった。不安が募る。朝5時に車で出発。主要道は通行できず、普段は30分弱の陸前高田に3時間半かけて戻った。しかし4人で他の避難所を探しても父と祖父母がいない。疲れ果て、大船渡の親戚宅に車で避難。しばらくして父、祖母と悲しみの対面をした。祖父はまだ見つかっていない。

4月に大船渡へ移り住んだ。「学校に行ってからは、4月くらいから…切り替えたというか、いつも通りになれたのかなと思います」。仮設住宅は小学校の校庭にあった。悲しみの中でも、新たな仲間達と野球に夢中になって、すくすく育った。「野球があって、野球をしていて良かったなと思います」とこれまでの歩みを振り返る。

10年先なんてまるで見えなかったあの時から、10年が過ぎた。次の10年の道筋はハッキリ見える。美しい海の石垣島で語った。「何より、人としてももっと成長したい。もっと野球がうまくなった時に、人としても成長したなって思えるような10年後でいたいなと思いますね」。3・12が大いなる未来へのスタートだ。

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ロッテ開幕投手の二木が5回0封「もっともっと」[ニッカン]

自身初の開幕投手に内定しているロッテ二木康太投手(25)が、5回4安打無失点と好投した。

1、2、5回と先頭打者に安打で出塁を許したものの、持ち前のタイミングの取りづらさを生かしながら、内野ゴロを中心に後続を打ち取っていった。

普段とは違う配球もあり、球数は5回77球とややかさんだ。「結果だけ見ればすごく良かったですけど、球の強さだったり細かいところは、あと2週間でもっともっと良くしていきたいなという感じです」と反省を忘れなかった。

あと1回の調整登板を経て、26日のソフトバンクとの開幕戦(ペイペイドーム)で先発する。

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ロッテ一塁&DHは「山口、レアード、井上の2人」[ニッカン]

1軍合流したロッテ井上晴哉内野手が好調をアピールした。

6番一塁でスタメン出場し2安打。本塁打性の大ファウルも放った。一塁では同じ右打者の3年目山口が猛アピール中。井口監督は「一塁やDHで山口、レアード、井上、この3人のうち2人が入るのかなと。そういう意味では今日、井上はかなりアピールしてくれたと思います」とアジャのパワー健在を喜んでいた。

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ロッテ佐々木朗希初投げにファン「鳥肌立ちました」[ニッカン]

ついにロッテ佐々木朗希の投球がお披露目された。観衆4966人が、静けさの中で投球動作を見つめ、ストライクやアウトには温かな拍手を送り続けた。

ある意味で謎の存在だった。163キロは会場非公表の高校日本代表候補合宿でひっそりとマークされた。大船渡高での公式戦は岩手県内のみ。大型駐車場のナンバーを見ても、9割近くが岩手県内の車だった。神宮で行われた日本代表の壮行試合に3万人近くが集まったのが全国デビュー。プロ入り後も初ブルペンは関係者含め約300人が見守ったが、その後はコロナ禍でファンの前での投球をしていなかった。

担当記者のツイッターアカウントで、12日の来場者にアンケート協力を依頼した。設問は「佐々木朗の投球を生で見るのは何回目ですか?」。516人が回答し「初めて」は89%となる459人に及んだ。

回答したファンからは「速球派路線、新生マリーンズの真打」「鳥肌が立ちました」「呼吸をするのも忘れるくらい見入りました」「ボールがミットに収まる音にしびれました」「現地で震えた」などの感想も寄せられた。

希代の快速球の“目撃者”は、これからどんどん増えていく。

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井口監督、佐々木朗希に「堂々」次戦プランも明かす[ニッカン]

ロッテ井口資仁監督(46)は佐々木朗希投手のデビューを「堂々と投げてたなという印象ですね」と振り返った。

「ストライクゾーンで勝負できてましたし。ちょっとピュって投げたら153キロ出るくらいですから。まだまだだいぶ余力残しているんじゃないですか」とニヤリ。次回登板は「リカバリをしっかりできていれば、もう1回上で投げさせようかなという話にはなっています」とプランを明かした。

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佐々木朗希堂々デビュー、160キロよりバランス重視[ニッカン]

プロ野球ファンが待ちこがれていた。4球団が競合した19年ドラフト会議から512日、ロッテ佐々木朗希投手(19)の快速球がついにお披露目された。12日、オープン戦中日戦(ZOZOマリン)で6回に中継ぎ登板。1奪三振を含む3者凡退で実戦デビューを飾った。最速163キロ右腕は現時点では153キロ止まりも、プロの上位打線に堂々と投げた。佐々木朗希の物語が、再び動きだす。


静寂のマリンにミット音がはじけると、佐々木朗希は射る目をした。152キロで中日ビシエドを見逃し三振に。右足が地面に着地すると、そのまま一塁側ベンチへ歩き出す。京田、阿部の内野ゴロに続き、3者凡退の満点デビュー。4966人の温かい拍手と笑顔の先輩達に迎えられれば、表情もほころぶ。ベンチ裏では「超楽しかったです」と小声で興奮した。

誰よりも自身が待ち望んだ。「すごく楽しかったですし、今こうやってプロ野球選手としてマウンドで投げて、野球ができていることをすごく感謝しています」。ファンに見つめられての投球は約1年半ぶり。大好きなあいみょんの登場曲もテンションをさらに上げた。「マウンドから見た景色にすごく興奮しました」とデビューを実感した。

ついに動きだした。プロ1年目は未登板。シート打撃で160キロを投げたが、耐えられる体ではなかった。右腕、右肘と強い負担が続いた。1軍に帯同されての肉体強化にほぼ終始。雑音も聞こえる中、今の役割を貫いた。「去年の1年間は、すごく意味のある1年間だったなと思います」の言葉が全てだ。

160キロを出す時ではない。タイミングとバランスを最重要視し、冷静にデビューをこなした。「時間がたつにつれてスピードは出てくるものと思うので、出たイコールハッピーではないので、そこは抑えることが大事なので」。それでも全12球中11球が直球で、うち9球が150キロ超。スピードはいつでも出せる。2年前には、年明け初ブルペンのわずか9日後に163キロを投げている。

こだわりも見せた。投球練習の初球、スライダーを投げた。井口監督を「元々指先の感覚がいい。(練習の)初球からスライダーを投げる投手ですから」と驚かせた。高校時代、初回の投球練習はスローカーブから。我は貫く。次回は1週間ほど空けてから、再び1軍で。「少しずつ内容にもこだわっていけたらなと」。第1歩を無事着地できたことに、何よりの価値があった。

吉井投手コーチ(佐々木朗の初登板に)
「今日はあそこに立って、元気な姿を見せるのが彼の目的だったので、機嫌良く投げてくれてよかったです。」
田村(佐々木朗の投球を受けて)
「コントロールも良かったし、スピードも出ていて良かったと思います。」

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佐々木朗希と対戦した打者は「敵ながら応援したい」[ニッカン]

ロッテ佐々木朗希投手(19)がプロ初の実戦マウンドを3者凡退で飾った。実戦登板は553日ぶり。2番京田を初球で一ゴロ、3番阿部を遊ゴロにし、4番ビシエドからは152キロ外角直球で見逃し三振を奪った。球数は12球。直球が11球で最速は153キロ。スライダーを1球投げた。中日与田監督と、対戦した3打者のコメントは以下の通り。

与田監督(ロッテ佐々木朗の投球について)
「いい投手。手足も長くしなりもある。力んで引っかかった球もあったみたいだが、球界を背負っていくような投手になるだろう。対戦したらウチは打たないといけない。苦労しそうだけど、素晴らしい投手でした。」
京田(6回、初球149キロの直球に一ゴロ)
「初球を打ったので何とも言えないが、マウンドでの立ち姿に華があるなと思った。日本中が注目している投手だなと思った。」
阿部(150キロ直球で遊ゴロに打ち取られる)
「ストレートは速かったです。」
ビシエド(18年首位打者も152キロ直球を見逃し三振)
「素晴らしい真っ直ぐを持っている。今後の活躍を敵ながら応援したい投手だ。真っ直ぐで勝負できる投手になって欲しい。(見逃した球は)いいところに決められ手が出なかった。」

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佐々木朗希553日ぶり実戦へU18W杯韓国戦復刻[ニッカン]

ロッテ佐々木朗希投手(19)が実戦デビューする。2番手として1イニングを投げる予定。

553日ぶりの実戦登板になる。19年9月6日、高校日本代表の一員として参加したU18ワールドカップで、スーパーラウンドの韓国戦に先発した。当時を振り返る。

最速163キロ右腕として、ライバル国からも注目された。宿泊先は他国代表チームと同じ。エレベーター内で「ササキ!」と声を掛けられることもあったという。試合の舞台は、韓国・釜山から車で小1時間ほどの現代車ドリームボールパーク。韓国戦はナイターで行われた。先発するも1回無失点で降板した。投球数は19。ユニホームに赤い斑点がついていた。

同年8月26日の大学日本代表との壮行試合(神宮)に先発した。初回に右手中指の血マメがつぶれて降板した。その後はノースロー期間も含め調整したが、復活登板で再発してしまった。リリーフ待機した5日カナダ戦途中のブルペンでは、直球が160キロに迫るような白熱の投球を見せた。結局登板機会はなく、翌6日に先発へ。しかし試合前のブルペンからやや制球が乱れていた。

試合では、NPBスカウト所持のスピードガンでの計測で、直球は最速153キロをマーク。3番の強打者への5球連続直球は全て148キロ。7球連続ボールもあった。2死後に永田裕治監督がマウンドへ向かい、マメがつぶれていることを確認。佐々木は続投を志願するも「あと1人、この回だけ」ということに。4番打者から空振り三振を奪い、降板した。

中指の血マメは初めてのことだった。7月末の岩手大会敗退後に、早々に練習を再開。関係者によると、夏の疲労を抜きつつフォーム固めをする中で、マメの兆候が表れたという。W杯使用球も試投していたが、そのメーカーの球は夏の岩手大会では使われていなかった。いくつかの要素が重なっての不運だった。

強豪私立校に比べれば、大船渡高は練習の絶対量は少なかった。選手達の自主性が尊重される環境でもあった。プロ入り後、首脳陣やトレーナー陣が細心の注意を払いながら肉体強化に励み、いよいよゴーサインとなった。長いイニングを投げるのはもう少し先の話。着実に段階を踏みながら、先発デビューを目指す。

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[野村弘樹ウイニングショット]ロッテ・佐々木朗希投球チェック、フォームがまとまってきた[サンスポ]

大船渡高時代や昨春のキャンプで見た佐々木朗のフォームは、もっと左足を大胆に上げてテークバックも大きく、躍動感があった。今は少し、こぢんまりした印象だが、悪いことではない。真っ直ぐの球速は150キロ前後で安定していたし、フォームがまとまってきたといえる。

中日の打者は、いずれもそのストレート狙いだったと思うが、打球をまともに前へ飛ばせなかった。球の質がいいのだろう。打者は、球速表示よりも速く感じたと思う。

全体的にはブルペンを含めて、まだ投げ足りない印象。もっと球数を投げられるようになれば、球速は勝手に上がる。

次回の登板は、翌日の体の張り具合などを見ながらになるだろう。12球しか投げていないので中3日くらいでいってほしいが、首脳陣がどう判断するか。1週間ごとに登板できれば、最短で5月下旬からのセ・パ交流戦での公式戦デビューも可能ではないだろうか。

追い込んでからのフォークボールや、走者を背負ったときのクイックモーションも見たかった。未知の部分を残すとはいえ、潜在能力からは、まだまだ伸びしろが期待できる逸材。これまでプロの実戦で1球も投げていなかった投手が、ようやく小さな一歩を踏み出したことは間違いない。

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ロッテ・佐々木朗希、完璧デビュー1回1K3人斬り、“今季最速”153キロ!入魂12球[サンスポ]

「令和の怪物」がようやくプロの第一歩を踏み出した。ロッテ・佐々木朗希投手(19)が12日、2年目で初の実戦登板を果たした。中日とのオープン戦(ZOZOマリン)で6回から2番手で登板。2番からの上位打線を相手に、1回を三者凡退に抑えた。全12球中11球が直球で“今季最速”となる153キロも記録し、上々のデビューを飾った。次回は19〜21日のオープン戦での登板が予定されている。

3つ目のアウトを取った瞬間、佐々木朗はグラブを右手でポンとたたくと、少しだけ笑みを漏らして一塁ベンチに引き揚げた。

「結果的に三者凡退に抑えられて、安心したというのが1番。マウンドからの景色にすごく興奮したし、楽しんで投げられました」。

平日のデーゲーム。それもオープン戦にかかわらず、チケットは完売。4966人のファンが温かい拍手と視線で見守る中、京田に投じた記念すべき初球は内角高め149キロのストレート。この1球で一ゴロに打ち取った。続く阿部を詰まらせて遊ゴロ。そして、ハイライトは来日5年間で通算101本塁打を放っている4番・ビシエドとの対戦。カウント1−2から捕手・田村のサインに強気に首を振ると、153キロを投げ込んだ。外角高めに外れたが、5日のシート打撃で計測した152キロを超える今季最速。最後は外いっぱいの152キロで見逃し三振に仕留めた。

実戦登板は2019年9月6日、高校日本代表の一員として参加したU18W杯の韓国戦(韓国)に先発して以来、実に553日ぶり。普通なら舞い上がっても仕方がないが「(久々の実戦登板で)力みがちになるので、フォームバランスが崩れないように意識した」と振り返った。さらに、球速についても「球速で野球をやっている訳じゃない。時間がたつにつれてスピードはもっと出てくると思うが、それがイコールハッピーではない。(打者を)抑えられるボールを投げることが大事」と言い切った。

岩手・陸前高田市生まれで、高田小3年だった2011年3月11日に東日本大震災が発生。自らも被災し、最愛の父と祖父母を津波で失った。プロ初登板が偶然にも3・11翌日となったことに、「今、プロ野球選手として野球ができていることにすごく感謝しています。野球をやってきて本当に良かったなと」と丁寧に言葉を紡いだ。

19〜21日のオープン戦で予定される次回登板に向けては「今回よりは変化球を投げたいし、少しずつ内容にもこだわっていけたら」。一歩、一歩…。まだ19歳。焦る必要はない。

◇登場曲はあいみょん

佐々木朗はマウンドに上がる際の登場曲に、高校時代から大ファンのシンガーソングライター・あいみょんの「今夜このまま」を使用した。「ずっとこの曲しかないと思っていたので、あいみょん以外に考えられなかった。僕にとっては勇気づけられるというか、テンションの上がる曲」と、この時ばかりは普段より冗舌に説明していた。

◇1軍デビューは6月中旬以降

井口監督は初登板を終えた佐々木朗について「かなり抑えて投げていたな、という印象。それでも、ストライクゾーンで勝負できていたし、順調にステップを踏めている」と評した。ただ、開幕2週間前に1イニングの現実から開幕1軍は絶望的。今季の起用法について、指揮官は8日のラジオ番組で「他の選手より(身体が)大きい選手なので、ケガのリスクも大きい。慎重に、少しずつ球数、イニング数を増やしながら、夏場にしっかりローテーションに入ってくれたら」と発言。早くても交流戦明けとなる6月中旬以降の1軍デビューを想定している。

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ロッテ・東條、危険球で退場[サンスポ]

ロッテの東條が8回、危険球による退場処分を受けた。この回から登板。2死無走者から阿部への投球が、頭部に当たった。

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ロッテ・二木、5回無失点と好投、井口監督「順調に仕上がっている」[サンスポ]

開幕投手を務めるロッテの二木は5回無失点と好投した。4安打を浴びたがコースを突く投球が光り、三塁を踏ませなかった。「結果だけ見ればすごく良かったが、球の強さだったり、細かいところをもっともっと良くしていきたい」と謙虚に話した。

次が開幕前最後の登板になる見込み。8年目で初の大役に向け、着々と調整を進める。井口監督は「順調に仕上がっている。しっかりと投げて開幕につなげて欲しい」と期待した。

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中日、佐々木朗に三者凡退、ビシエド「素晴らしいものを持っている」[サンスポ]

プロ入り後初の実戦登板となったロッテの佐々木朗に対し、中日打線は三者凡退に終わった。先頭の京田は初球の149キロを打って一ゴロ。「マウンドの立ち姿には華がある。いい投手だと思う」とたたえた。

152キロの直球に見逃し三振だったビシエドは「テレビで見たことがあって知っていた。素晴らしいものを持っている。今後の活躍を敵ながら応援したい」とエールを送った。遊ゴロに倒れた阿部は「ストレートは速かった」と語った。

ビシエド(肩のけがから復帰後、オープン戦で初めて守備に就く)
「久しぶりの感覚はあったが、少しずつなじんでいった。試合に出て感覚を高めていきたい。」

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竜打線がプロ初登板・佐々木朗と対戦、ビシエドは「手が出なかった」と脱帽[サンスポ]

中日打線がプロ初実戦登板となったロッテの昨年ドラフト1位・佐々木朗希投手(19)と対戦し、1回無安打無得点に抑えられた。

最速163キロ右腕との対戦で、各打者はどんな印象を抱いたのか。一ゴロの先頭・京田は「球自体は初球を打ったので何とも言えませんが、マウンドでの立ち姿に華があると思いました」と印象を語った。左足を大きく上げるダイナミックな投球フォームなどから醸し出される雰囲気を、わずかな対戦でも感じ取った。遊ゴロに抑えられた阿部も5球のうち151キロを2度体感。「ストレートは速かったです」と振り返った。

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ロッテ・佐々木朗希の登場曲は、あいみょんの「今夜このまま」[サンスポ]

ロッテ・佐々木朗希投手(19)がプロ2年目で待望の実戦デビュー。6回から2番手でマウンドに上がったが、登場曲には高校時代から大ファンの人気シンガーソングライター、あいみょんの「今夜このまま」を使用した。大好きな曲に後押しされて1回を三者凡退に抑えた。

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ロッテ・佐々木朗希が実戦デビューで最速153キロ、1回無安打無失点[サンスポ]

ロッテ・佐々木朗希投手(19)が6回から2番手で登板。プロ2年目で実戦デビューを果たした。

最初の打者・京田を内角高めの149キロ直球で一塁ゴロ。続く阿部を3ボール1ストライクから真ん中の150キロ直球で遊ゴロ。さらに4番ビシエドを2ボール2ストライクから外角いっぱいの152キロ直球で見逃し三振に仕留めた。

この日の最速は153キロ。全12球中11球が直球で、スライダーが1球だった。

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1回完全デビュー!ロッテ・朗希の12球が球界照らす、震災から10年の翌日に「感謝」の一歩[スポニチ]

最速163キロを誇る高卒2年目のロッテ・佐々木朗希投手(19)が12日、中日とのオープン戦で実戦デビュー。6回に2番手で登板し、4番のビシエドから見逃し三振を奪うなど3者凡退に斬った。12球中、11球が直球で最速は153キロ。東日本大震災で父・功太さん(享年37)を失った少年は10年の歳月を経て成長し、ついに大きな一歩を踏み出した。

これも運命か。忌まわしき東日本大震災から10年がたった翌日の「3・12」。佐々木朗は6回のマウンドに上がった。

「マウンドから見た景色は凄く興奮した。楽しかったし、今、プロ野球選手としてマウンドで投げて、野球ができていることに感謝しています」。

2年目で、やっとたどりついた場所。ファンの拍手は温かかった。19年9月6日に高校日本代表として韓国で行われたU18W杯の韓国戦で登板して以来553日ぶりの実戦。「緊張した」と振り返るが、先頭・京田を1球で一ゴロに打ち取った。続く阿部の2球目に投げた唯一の変化球であるスライダーは外角に大きく外れたが、最後は内寄りに150キロを投じて遊ゴロに斬った。

圧巻は18年首位打者のビシエドとの対戦。5球目を投げる前に捕手・田村のサインに首を振った。投じたのはこの日最速の153キロ。続く152キロで見逃し三振を奪うと「よっしゃあ」と控えめに声を出した。「結果的に三振を取れた。3者凡退に抑えて安心した」。その表情も緩んだ。

未曽有の大震災を9歳で経験し、当たり前と思っていた現実が一瞬で当たり前でなくなることを知った。だから大船渡時代に最速163キロを計測し、周囲が騒いでも舞い上がることはなかった。1年目の昨季は右肘の不安などで実戦登板を果たせなかったが「意味のある1年だった」と言う。あせり、もどかしさを心の奥底に押し込めて地道に練習を重ねた。一瞬の怖さを知るからこそ、壊れない体をつくることに徹した。

昨年5月末のシート打撃登板で160キロを計測しただけに井口監督も「だいぶ余裕を残していた」と認める。次回も1軍のオープン戦となる予定。このまま順調にステップを踏めば、今季の早い段階で公式戦デビューする可能性はある。

「令和の怪物」。そう呼ばれる宿命を背負う。だから今後も球速に注目が集まるが「時間がたてばスピードも出てくると思うけど球速が出た、イコール、ハッピーではない。抑えることが大事なので」と言う。コロナ下で沈む世の中に、伝説の始まりを予感させた12球。19歳はリミッターを外して160キロ台を連発する未来に向け、しっかりと歩を進める。

田村(バッテリーを組んだ佐々木朗について)
「制球もよかったし、スピードも出ていてよかったと思います。」

◇対戦の中日打者3人も絶賛

中日・京田
「マウンドでの立ち姿に華がある。日本中が注目している投手と思った。」
中日・阿部
「ストレートは速かった。」
中日・ビシエド
「投手として素晴らしいものを持っているし、今後の活躍を敵ながら応援したいくらいの投手。」

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ロッテ・朗希に聞く、実戦初登板に手応え「抑えられるボールが投げられた」[スポニチ]

◇ロッテ・朗希と一問一答

≫注目度も高かったが、緊張は?
佐々木朗
「(マウンドに)立つまで凄く緊張したが、マウンドに立ってからは集中して投げることができたかなと思う。」
≫12球のうちスライダーは1球で残りは全て直球。
佐々木朗
「特に具体的なことはなかった。結果的にそういう形になっただけ。」
≫直球は最速153キロ。手応えは?
佐々木朗
「しっかりコントロールができたし、球威もあった。球速で野球をやっている訳ではないので。抑えられるボールが投げられたのは1番良かった。」
≫キャンプから力みをできるだけ出さないようにと言っていた。
佐々木朗
「そうですね。初登板は力みがちだと思うので、フォームのタイミングとかバランスが崩れないように意識した。」
≫次回登板へ。
佐々木朗
「変化球が1球しか投げられなかった。変化球に頼るわけじゃないけど、今回よりはもう少し投げたいなと思う。」

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担当記者が見たロッテ・朗希、160キロ超封印し今は制球重視、球速との両立は数年後でいい[スポニチ]

◇ダル、大谷…数々の“怪物”担当した横市勇記者が見た1年3ヶ月

一昨年の暮れ。佐々木朗が入団するロッテを担当することが決まり、日本ハムの木田2軍総合兼投手コーチに報告した。その際に冗談交じりに言われた言葉は「ダルビッシュ、大谷、佐々木を担当したら本を書けるよ」。たわいもない会話だが、言葉の裏には昨季サイ・ヤング賞候補に挙がったパドレスのダルビッシュ、メジャーを驚かせた二刀流のエンゼルス・大谷と並ぶ才能があるという意味が隠されている。

昨年の新人合同自主トレから163キロ右腕の動きを見てきた。自信を持って言えるのは「速い球を投げる」ことに関しては日本ハム時代に担当記者として見てきたダルビッシュ、大谷よりも優れているということだ。昨年5月26日のシート打撃。菅野に157キロをスタンドに放り込まれると、次打者の福田光の初球に160キロを計測した。練習とはいえ被弾が悔しかったのだろう。力を入れれば、すぐに160キロが出る。驚くほど簡単に、だ。

この日の最速は153キロだが、7、8割の力で投げていた。球速だけを狙えば、簡単に160キロ台も出ただろう。まだまだ19歳で、身体的にも成長途上。現時点で佐々木朗にとって球速は邪魔なのかもしれない。

試合後の吉井投手コーチの「投手は打者を抑えるのが仕事。スピードガンをゴミ箱に捨てたいぐらい」という言葉には、故障することなくステップを踏ませていきたいという「親心」もにじむ。球速と制球の両立。記者も、それは数年後でいいと思う。

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槙原寛己氏、ロッテ・朗希の最速153キロに見た成長、球速より球質求めたボールの回転を称賛[スポニチ]

入団2年目にしてついにベールを脱いだロッテ・佐々木朗の実戦デビューを、スポニチ本紙評論家の槙原寛己氏(57)が映像でチェック。4番・ビシエドから奪ったファウルに成長の跡と大きな価値を見いだした。新たな一歩となった「朗希の12球」。昨年もテレビ番組で本人にインタビューするなどプロでの進歩を見届けてきた槙原氏も「順調」と太鼓判を押した。

直球は最速153キロ。それでもボールの「質」は格段に向上した。打者は球速より確実に速く感じるであろうボールの回転。プロらしい高い質が垣間見えたのは4番・ビシエドへのファウルの時だ。

1ボールからの2球目。明らかに直球を狙ってきているところで、高めの直球でファウルを奪った。これが大きい。指にかかった回転のいいボールが投げられれば、仮に真ん中に投げたとしてもファウルになる。このボールがあるだけで投球の組み立てが本当に楽になるし、本人も自信になったと思う。

無理にコースを狙おうとすると、逆にカウントを悪くしてしまうケースがままある。そのカウントをファウルで稼げればより大胆に攻められるし、球数も減る。佐々木朗はビシエドへの4球目も直球でファウル。5球目には首を振って直球を選択し、最後は152キロで見逃し三振だった。非常に角度のあるボール。1軍の4番打者を相手に明らかにギアを上げていた。

最速153キロが物足りなく感じるのは、彼の持つ高いポテンシャルゆえ。しかしシュート回転するボールもほとんどなく、現段階では非常に順調だ。故障防止もあって昨年は実戦登板はなし。首脳陣も、本人もよく我慢したと思う。私も高卒で巨人に入団し、1年目の82年は1軍登板はなかった。2軍でローテーションに入りながら下半身を徹底的に鍛え、2年目にデビュー。12勝を挙げたが、体の不安は感じなかった。

もちろん、まだまだ出力全開ではない。これから投球数を増やし、イニングを伸ばし…。この日も変化球は1球だったが、まずは直球で押す投球を続け、磨いていって欲しい。

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ロッテ・朗希は「怪物どころか魔王」、球団SNSの全投球動画に「いいね!」の嵐[スポニチ]

ロッテの佐々木朗が3者凡退に抑えた全投球の動画は登板直後にロッテの公式ツイッターアカウント、公式YouTubeチャンネルにもアップされた。

ツイッターでは約3時間で1万4000以上の「いいね」が付き、ファンからは「岩手県や東北に勇気を与えてくれるピッチング」「怪物どころか魔王級!」「ビシエドなんて笑っちゃってますよ」などのコメントが寄せられた。

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ロッテ・朗希「僕は勇気づけられちゃった」、登場曲はあいみょん「今夜このまま」[スポニチ]

ロッテの佐々木朗が選んだ登場曲は女性シンガー・ソングライター・あいみょんが歌う「今夜このまま」。

昨年は実戦登板がなく披露できなかったが「あいみょん以外、考えられなかった。そういう(勇気づけられる)曲じゃないけれど、僕は勇気づけられちゃった」と笑う。

また、この日は2番手で登板したがブルペンではなく「(5回終了後の)グラウンド整備で時間があったので…」と一塁ベンチからマウンドへ。リリーフカーでの登場を予想して右翼ポール際に集まったファンは肩すかしを食らった。

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ロッテ・二木、快投5回4安打無失点、開幕へ調整最終段階[スポニチ]

開幕投手を務めるロッテ・二木が先発して5回4安打無失点。三塁も踏ませなかったが「結果だけ見れば凄く良かったけど、球の強さだったり、細かいところをもっともっと良くしていきたい」と表情を引き締めた。

次回が開幕前最後の登板になる見込み。入団8年目で初の大役に向け、順調に歩を進める。井口監督は「順調に仕上がっている。しっかりと投げて開幕につなげてほしい」と期待を寄せていた。

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強竜もお手上げ!令和の怪物・佐々木朗に完敗、ビシエド「今後の活躍を敵ながら応援したい」[スポニチ]

完全に圧倒された。ロッテ・佐々木朗に対し、京田、阿部、ビシエドと打線の中心が3者凡退。2死から152キロ直球に見逃し三振に倒れたビシエドは「投手として素晴らしいものを持っているし、今後の活躍を敵ながら応援したいくらいの投手」と賛辞を贈った。

6回先頭の京田は「マウンドでの立ち姿に華がある。日本中が注目している投手と思った」と球場の空気が変わる瞬間を体感。

同じ岩手出身の阿部も「ストレートは速かった」と舌を巻いた。一ゴロ、遊ゴロとプロの洗礼を浴びせることはできなかった。

与田監督も「これから球界を背負う投手になるでしょうし、対戦したら打たないといけない。難しそうですが…」と苦笑い。球界の至宝には強烈な存在感があった。

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ロッテ・佐々木朗、広報直撃に笑顔「超楽しかったです」、公式YouTubeで動画公開中[スポニチ]

「令和の怪物」のロッテ・佐々木朗がプロ2年目で実戦デビュー。1回を無安打無失点、最速153キロを記録する圧巻の投球を披露した。

ロッテの公式YouTubeチャンネルでは、「広報ミニカメラ」が登板直後の佐々木朗を直撃。本人のコメントなどをアップした。

登板後、ナインの拍手に迎えられてベンチに戻った佐々木朗は、広報の直撃に「超楽しかったです」とコメント。さらに「疲れてないです。(前日は)意外と寝れました」。午後9時に就寝し、この日は午前5時に起床したといい、本拠地・ZOZOマリンでの登板についても「めっちゃいい景色でした。雰囲気、最高でした」などと笑顔で話した。

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2冠の中日・ビシエドも佐々木朗に脱帽、直球で見逃し三振に「あの真っ直ぐはすごい」[スポニチ]

2018年に首位打者&最多安打の2冠を獲得した強打者も脱帽するしかなかった。実戦初登板を果たしたロッテ・佐々木朗と対戦した中日、ダヤン・ビシエド内野手(32)は「素晴らしい真っ直ぐを持っている。投手として素晴らしいものを持っているし、今後の活躍を敵ながら応援したいくらいの投手」と笑顔で語った。

6回2死からの第3打席で対戦。6球全て直球を投じられ、最後は152キロ直球に見逃し三振に倒れた。「すごくいいところに決められたので、手が出なかった」と振り返った上で「あの真っ直ぐはすごい。真っ直ぐで勝負できる投手になって欲しい」とエールを送った。

昨季中に左肩を脱臼した影響でDHでの出場を続けていたが、この日から守備に復帰。昨年、ゴールデングラブ賞を獲得しただけあって、復帰戦でも堅実な守備を見せた。開幕に向け「試合に出て、リズム、感覚を高めていくこと。あとは神様の力を借りてだが、準備は万端です」と手応えを口にした。

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佐々木朗は一流だ!中日・京田&阿部も認める、京田「マウンドでの立ち姿に華がある」[スポニチ]

主力打者も「大器」の剛球と存在感を認めた。ロッテ・佐々木朗と対戦した京田、阿部がそれぞれに強烈な印象を口にした。

6回無死、初球の149キロ直球を打ち、一ゴロだった京田は「ボール自体は、初球を打ったので何とも言えませんが、マウンドでの立ち姿に華がある。日本中が注目している投手と思った」と証言。同じ岩手出身の阿部は150キロ直球に遊ゴロに倒れ「ストレートは速かったです」と話した。

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中日・与田監督も佐々木朗に賛辞「これから球界を背負う投手になる」[スポニチ]

中日・与田剛監督(55)が実戦初登板を果たしたロッテ・佐々木朗に最大限の賛辞を送った。

現役時代は佐々木朗と同じく剛球が最大の武器だった指揮官は「手足が長いし、しなりがある。いい投手だなと思って見ていました」と話した。京田、阿部、ビシエドとチームの主力が3者凡退に封じられただけに「これから球界を背負う投手になるでしょうし、こちらとしては、対戦したら打たないといけない。難しそうですが…」と苦笑いだった。

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ロッテ・佐々木朗、実戦3者凡退デビュー!「凄く楽しかった。プロとして野球ができていることに感謝」[スポニチ]

ロッテの佐々木朗希投手(19)が12日の中日とのオープン戦(ZOZOマリン)でプロ入り後初めて実戦登板し、1回を3者凡退に抑えた。

プロ2年目で初めての対外試合。2点リードの6回に2番手としてマウンドに上がり、まず京田と対戦。初球の149キロ内角直球で詰まらせ一ゴロに打ち取った。続く阿部は3ボール1ストライクから150キロ内角直球で遊ゴロに仕留め、ビシエドへの1ボール2ストライクからの4球目の高めへのボールでこの日最速の153キロをマーク。2ボール2ストライクから外角いっぱいの152キロ直球で見逃し三振に切って取って“3者凡退デビュー”を飾った。

登板後、佐々木朗は「凄く楽しかったですし、今プロ野球選手としてマウンドで投げて野球ができていることに感謝しています。マウンドに立つまで凄く緊張しましたけれど、集中して投げられたかなと思います」とコメント。変化球が1球だけだったことについては「結果的にそうなっただけ」とし、ビシエドを抑えたときは「結果的に三振だったし、3人で抑えられたので、安心したというのが1番です」と振り返った。

実戦登板は、19年9月6日に韓国で行われたU18ワールドカップ・スーパーラウンドの韓国戦で、高校日本代表チームの先発投手として登板(1回無失点)して以来553日ぶりだった。

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パ・リーグが選手参加型オンラインイベント開催、お笑いティモンディもゲスト出演[スポニチ]

パ・リーグ6球団とパシフィックリーグマーケティング株式会社(PLM)が、6球団の代表選手とともに公式LINEの投票機能を活用したファン参加型のオンラインイベント「パ・リーグ FANS MEETUP 2021」を15日に開催すると発表した。

「パ・リーグ FANS MEETUP 2021」はパ・リーグ各球団の代表選手6人がオンライン上に集結し、視聴者とともにパーソル パ・リーグTVに掲出されている映像コンテンツに関するクイズを通して「パ・リーグ愛」を競い合う視聴者参加型のオンライン配信イベント。

シーズン開幕を目前に控える選手を応援し、さらにイベントを盛り上げるため、済美高校野球部出身のお笑いコンビのティモンディも参加する。

[出演選手]
近藤健介(日本ハム)、則本昂大(楽天)、平井克典(西武)、益田直也(ロッテ)、吉田正尚(オリックス)、中村晃(ソフトバンク)
[視聴方法]
パーソル パ・リーグTV(https://tv.pacificleague.jp/)
パーソル パ・リーグTV公式YouTubeチャンネル(https://www.youtube.com/watch?v=upR7pFDb3Vo)
スポーツナビ(https://sports.yahoo.co.jp/livestream/plm/npb/210315001)

※いずれも無料で、番組内で出題されるクイズに公式LINEで参加すると、「選手直筆サイン入り公式球」のプレゼントなどもある。

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ロッテ・佐々木朗、実戦3者凡退デビュー!最速153キロマーク、553日ぶり実戦マウンドで躍動[スポニチ]

ロッテの佐々木朗希投手(19)が12日の中日とのオープン戦(ZOZOマリン)でプロ入り後初めて実戦登板し、1回を3者凡退に抑えた。

プロ2年目で初めての対外試合。2点リードの6回に2番手としてマウンドに上がり、まず京田と対戦。初球の149キロ内角直球で詰まらせ一ゴロに打ち取った。続く阿部は3ボール1ストライクから150キロ内角直球で遊ゴロに仕留め、ビシエドへの1ボール2ストライクからの4球目の高めへのボールでこの日最速の153キロをマーク。2ボール2ストライクから外角いっぱいの152キロ直球で見逃し三振に切って取って“3者凡退デビュー”を飾った。

実戦登板は、19年9月6日に韓国で行われたU18ワールドカップ・スーパーラウンドの韓国戦で、高校日本代表チームの先発投手として登板(1回無失点)して以来553日ぶりだった。

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ロッテ・佐々木朗、実戦3者凡退デビュー!最速153キロ、中日オープン戦で553日ぶり実戦マウンド[スポニチ]

ロッテの佐々木朗希投手(19)が12日の中日とのオープン戦(ZOZOマリン)でプロ入り後初めて実戦登板した。

プロ2年目で初めての対外試合。2点リードの6回に2番手としてマウンドに上がり、先頭の京田を149キロ内角直球で一ゴロ、続く阿部を3ボール1ストライクから150キロ内角直球で遊ゴロに打ち取った。そしてビシエドは2ボール2ストライクから152キロ外角直球で見逃し三振に切って取った。

前日11日は静岡・草薙のサブグラウンドで、ランニングやコンディショニングのメニューをこなし最終調整。キャッチボールでは約20メートルの距離で、踏み込む足の位置などフォームを確認し「正直、今から少し緊張している。明日も緊張すると思うが、楽しんで自分らしく投げることができれば」とコメントしていた。

実戦登板は、19年9月6日に韓国で行われたU18ワールドカップ・スーパーラウンドの韓国戦で、高校日本代表チームの先発投手として登板(1回無失点)して以来553日ぶりとなった。

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佐々木朗希、登場曲は「これしかない」…あいみょんの「今夜このまま」[報知]

ついにベールを脱いだ。ロッテ・佐々木朗希投手(19)が12日、中日戦(ZOZOマリン)に2番手としてプロ初登板し、6回の1イニングを打者3人12球、無安打無失点の完全投球で球速は今季最速の153キロをマーク。19年9月6日のU−18ワールドカップ韓国戦以来、553日ぶりの実戦マウンドとなった。東日本大震災から10年、野球ができることに感謝しながら「令和の怪物」が新たなスタートを切った。


朗希の登場とともに流れた曲はあいみょんの「今夜このまま」。「ずっとこれしかないと思っていた。あいみょん以外、考えられないです」と“あいみょん愛”を語った右腕。「そういう(勇気もらえる)系の曲じゃないですけど僕は勇気づけられちゃいました。勇気というかテンション上げるために聴いてます」と照れ笑いした。

この曲にした理由は明かさなかったが、尊敬する1人でもある、あいみょんの曲とともにマウンドで結果を残していく。

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[堀内恒夫の眼]ロッテ・佐々木朗希、160キロ投げなくても変化球ミックスすれば通用、でも投球前のフォーク握りはやめた方が…[報知]

ついにベールを脱いだ。ロッテ・佐々木朗希投手(19)が12日、中日戦(ZOZOマリン)に2番手としてプロ初登板し、6回の1イニングを打者3人12球、無安打無失点の完全投球で球速は今季最速の153キロをマーク。19年9月6日のU−18ワールドカップ韓国戦以来、553日ぶりの実戦マウンドとなった。東日本大震災から10年、野球ができることに感謝しながら「令和の怪物」が新たなスタートを切った。


初登板の緊張感と力みか。佐々木朗はフォームのバランスがよくなかった。下半身が出るのに比べて腕の振りが遅れるから、ボールを押し出す形になる。ストレートがほとんどシュート気味に来たのは、ボールを切れなかったからだ。本人が満足できたのは京田の初球(一ゴロ)と、ビシエドを見逃し三振させた球くらいではないか。

それでもポテンシャルの高さは十分に見せつけた。この時期に150キロの球を連発した。スピードもまちまちでなく、一定している。コントロールもばらつきがなかった。この力のある球にスライダーとフォークをミックスすれば、160キロを投げなくても十分にやっていける。あとはスタミナだが、昨年1年間じっくり寝かせておいたものが出るはずだ。

ただ、一点だけ忠告しておきたいことがある。捕手のサインを、フォークの握りをした形でボールを持って見ている。最近、同じことをしている中継ぎ投手をよく見るが、先発投手では見たことがない。指がつる危険性がある。やめた方がいい。投手の指は本来、開いて使うものではないのだ。自分のことを言っては何だが、私は初回に155キロのストレートを投げて、9回にも155キロの球を投げられた。佐々木朗にもそんな投手になってもらいたいから、あえて言っておく。君はストレートに無限の可能性を持っているのだから。

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佐々木朗希は「孤独との闘い」に勝った、昨季1軍帯同に「特別扱い」批判の声も耐えた…担当記者が見た[報知]

ついにベールを脱いだ。ロッテ・佐々木朗希投手(19)が12日、中日戦(ZOZOマリン)に2番手としてプロ初登板し、6回の1イニングを打者3人12球、無安打無失点の完全投球で球速は今季最速の153キロをマーク。19年9月6日のU−18ワールドカップ韓国戦以来、553日ぶりの実戦マウンドとなった。東日本大震災から10年、野球ができることに感謝しながら「令和の怪物」が新たなスタートを切った。


「令和の怪物」と騒がれた1年目。自主トレ、キャンプから想像を超える報道陣が朗希につきまとった。右腕が動けばファンやマスコミも大移動。常にカメラが構えられ、休憩中もシャッターが切られる。落ちつく暇はなかった。怪物がゆえの宿命だが、まだあどけなさが残る当時18歳の青年にとってはかなりのプレッシャーだったと聞く。

そんな朗希が野球選手になるために1番頑張ったことを「孤独との闘い」とあげていた。震災で父、祖父母を亡くした孤独感はもちろん、昨季は登録がない中でただ1人の1軍帯同。周囲からは「投げないのになぜ?」「特別扱い」といった批判めいた声もあった。本人は全て勉強になったと話すが“外野の声”も少なからず耳に入った。どこかで孤独を感じていた。

1軍で活躍するために、自分と闘った。投げたい気持ちとトレーニングをしなければいけない気持ち、バランスが取れなくなり心が折れそうになった時もあったという。それでも心を強く持ち、体づくりの期間を「必要な時間」と捉え、自分と向き合った。何を言われても前に進む−。孤独と自分、2つの“敵”に打ち勝った19歳が今、ようやくスタートラインに立った。

たまに見せるあどけない姿や心は普通の19歳だが、いつも明かす考え方は24歳の私より大人。1年目の独特な調整を終え、インタビュー時に明かしてくれた「前例は僕が作る」という言葉でも精神的な強さは明らかだった。いつも朗希の言葉には感銘を受けるし今年も右腕から学ぶことは多いだろう。同じ東北出身者としても陰ながら応援したい。

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佐々木朗希「時間が経つにつれてスピードは出てくる」一問一答[報知]

ついにベールを脱いだ。ロッテ・佐々木朗希投手(19)が12日、中日戦(ZOZOマリン)に2番手としてプロ初登板し、6回の1イニングを打者3人12球、無安打無失点の完全投球で球速は今季最速の153キロをマーク。19年9月6日のU−18ワールドカップ韓国戦以来、553日ぶりの実戦マウンドとなった。東日本大震災から10年、野球ができることに感謝しながら「令和の怪物」が新たなスタートを切った。

◇佐々木朗希に聞く

≫ブルペンの方ではなくベンチから登場。
佐々木朗
「整備があって時間があったので。」
≫今日のテーマ。
佐々木朗
「特に具体的なのはなかった。結果的にそういう形(三者凡退)になっただけなので。」
≫4番を打ち取った。意識したか?
佐々木朗
「そんなことはなかったです。」
≫今後の課題は?
佐々木朗
「まずは、しっかりアウトを取れるように。少しずつ内容にもこだわっていけたらなと思います。」
≫マウンドに上がるまで緊張してたようだが。
佐々木朗
「特に何をした訳じゃないですけど、普通に過ごして投げただけです。」
≫去年から早く投げたいという気持ちがあったか?
佐々木朗
「早く投げたかったとかはないけど、今日は力まないように落ち着いて投げられたかなと思います。」
≫直球は153キロ。
佐々木朗
「コントロールできて投げられたし、球威もあった。球速で野球をやっている訳じゃないので、抑えるボールを投げられたのは良かったと思います。」
≫球速のこだわりは?
佐々木朗
「元から(こだわりが)あるって言ったことないです。時間が経つにつれてスピードは出てくると思うので。(球速が)出たイコールハッピーじゃないので。抑えることが大事。」
≫投げる度に良くなっている?
佐々木朗
「初登板とかは力みがちだと思うので、その中でフォームとかタイミングとかバランスとか崩れちゃうので、そこを崩れないように意識しました。」
≫修正していきたいこと。
佐々木朗
「変化球は1球しか投げられなかったので、変化球に頼る訳じゃないけど、もう少し投げたいなと思います。」
≫最後にビシエドに首を振って直球を投げた。
佐々木朗
「流れです。」

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佐々木朗希、剛腕ショー、プロ初登板は12球で3人斬り「マウンドから見た景色はすごく興奮しました」[報知]

ついにベールを脱いだ。ロッテ・佐々木朗希投手(19)が12日、中日戦(ZOZOマリン)に2番手としてプロ初登板し、6回の1イニングを打者3人12球、無安打無失点の完全投球で球速は今季最速の153キロをマーク。19年9月6日のU−18ワールドカップ韓国戦以来、553日ぶりの実戦マウンドとなった。東日本大震災から10年、野球ができることに感謝しながら「令和の怪物」が新たなスタートを切った。

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佐々木朗希がついに実戦デビュー!2番手で1回無安打無失点…今季最速153キロをマーク[報知]

待望の実戦デビューだ。ロッテの最速163キロ右腕・佐々木朗希投手(19)が2番手で6回から登板。1回無失点の好投で先発・二木からの無失点リレーをつないだ。

先頭の京田を1球で一ゴロに仕留めると続く阿部には150キロの直球で遊ゴロ。続く4番・ビシエドには5球目の直球で今季最速の153キロを計測し、最後は152キロの直球で見逃し三振。

スタンドからは割れんばかりの拍手。ベンチに戻るとナインから祝福され、笑顔を見せた朗希。前日には「緊張をするとは思いますが、楽しんで自分らしく投げることができればと思います」と話しており、東日本大震災の翌日となった「3・12」、「令和の怪物」が新たなスタートを切った。

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ロッテ・佐々木朗希、痛快デビュー!お待たせ“プロ初登板”、強竜打線を1回3人斬り[デイリー]

ようやくたどりついた初マウンド。1回を三者凡退に抑えたロッテ・佐々木朗は笑みを浮かべ田村捕手とタッチした。「すごく楽しかった。こうしてプロ野球選手としてマウンドで投げられて感謝しています」。充実感に浸った。

この日1番の、割れんばかりの拍手を浴びマウンドへ上がった。高3の19年9月6日、U18の韓国戦以来の実戦登板。「マウンドから見た景色はすごく興奮しました」。簡単に2者を抑え、最後のビシエドには外角いっぱいの152キロ直球で見逃し三振。全12球の内、直球11球でスライダーが1球。自慢の直球で3人を抑え込んだ。

昨年は最速163キロルーキーとして最も注目を浴びたが1軍登板はなし。周囲の声に「プロ野球選手は大変」と思うこともあった。喧騒をシャットアウトし、焦らず納得のいくフォームで投げられるまで己を磨いた。オリックス・山本らを参考にするなどあらゆる角度から追求。「去年の1年間はすごく意味のある1年間だった」。報われた瞬間だった。

最速は153キロ。「もっと出る」というがもっと大事なことがあるとはっきり言う。「スピードイコールハッピーではない。抑えること」。次回について井口監督は「もう1回チャンスがあるかなと思うので。1軍で投げられればなと思います」と話す。実戦での経験値を積み、将来、目標の沢村賞を取れる投手に必ずなってみせる。

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NPB、外国人選手の入国容認へ慎重に見極め[デイリー]

政府が新型コロナウイルスによる緊急事態宣言の全面解除後、来日できていない外国人選手の入国容認を検討していることに、日本野球機構(NPB)は12日、慎重に状況を見極める姿勢を示した。

NPB関係者は「政府の方針が緩和で進んでいると聞いている」とした上で、検討段階という点から「実際に入国が認められるかは、まだ分からない」と慎重な姿勢。入国後の待機期間の環境整備についても「先々の状況変化に備えて様々な方策の検討準備をしている」と説明した。

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ロッテ開幕投手の二木が5回無失点、抜群の制球力で三塁踏ませず[デイリー]

プロ8年目で初の開幕投手が決定しているロッテ・二木康太投手が先発し、5回を投げ4安打無失点と順調な調整ぶりをアピールした。

キレのある直球にスライダー、フォーク、カーブを投じ、中日打線に三塁を踏ませなかった。持ち味である制球のよさを発揮し、無四死球。「結果だけみれば、すごくよかったですけど、球の強さだったり細かいところっていうのはあと2週間でしっかりもっともっとよくしていきたいなという感じです」と開幕となる3月26日のソフトバンク戦を見据えた。

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ロッテ・佐々木朗希、初実戦は三者凡退「野球ができていることに感謝」[デイリー]

ロッテ昨年のドラフト1位のMAX163キロ右腕・佐々木朗希投手がプロ入り初の実戦登板を果たした。6回の1イニングを無安打、無失点のデビューを飾った。

「すごく楽しかったですし、今こうやってプロ野球選手としてマウンドで投げて野球ができていることをすごく感謝しています」。

ベンチから登場、その名がコールされると大きな拍手が起こった。登場曲、あいみょんの「今夜このまま」が流れる中、投球練習を行った。

「(マウンドに)立つまでは緊張したんですけど、立ってからは集中して投げることができたかなと思います」。

先頭の2番・京田には149キロの内角高めの直球で一ゴロ。3番・阿部は3ボール1ストライクから150キロの直球で詰まらせて遊ゴロ。4番・ビシエドに対しては152キロの外角いっぱいの直球で見逃しの三振に仕留めて小さくガッツポーズ。最速は153キロ。笑顔でマウンドを降りた。

ガッツポーズの理由を問われて「結果的に三振がとれたのと、三者凡退で抑えることができたので安心したのが1番ですね」と振り返った。

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ロッテ・佐々木朗の注目度抜群、公式ツイッターが配信した全投球VTRがわずか1時間で10万PVに[デイリー]

注目度の高さを伺わせた。プロ入り後、実戦初登板となったロッテの2019年度ドラフト1位・佐々木朗希投手が、6回から登板し1イニングを三者凡退。この投球内容がロッテ公式ツイッターで配信されると、約1時間で10万件超のアクセスをたたき出した。

ツイッター上で、他選手のプレー動画が平均して1〜2万件のアクセスとなっているが、佐々木朗は約5倍の数字をたたき出している。全投球内容は次の通り。

◇佐々木朗・全12球

[6回表無死・VS京田=一ゴロ]
球速/球種/コース/判定
(1)149/直球/内角高/一ゴロ
[6回表1死・VS阿部=遊ゴロ]
(2)149/直球/外角高/見逃し
(3)141/スライダー/外角低/ボール
(4)151/直球/外角高/ボール
(5)151/直球/外角高/ボール
(6)150/直球/真中高/遊ゴロ
[6回表2死・VSビシエド=見逃し三振]
(7)151/直球/内角高/ボール
(8)151/直球/外角高/ファウル
(9)151/直球/真中高/空振り
(10)151/直球/外角中/ファウル
(11)153/直球/外角高/ボール
(12)152/直球/外角中/見逃し三振

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ロッテ二木、開幕へ順調4回0封、佐々木朗は1回三者凡退デビュー、マーティン2安打[デイリー]

ロッテは開幕投手を務める二木が先発。5回4安打無失点、四死球0、4奪三振の好投を披露し、順調な仕上がりをアピールした。

2番手で昨年のドラフト1位の163キロ右腕・佐々木朗がプロ入り初登板。ビシエドから見逃しの三振を奪うなど、1回を三者凡退に抑えた。この日の最速は153キロだった。

打線は3回、1番・藤原が右前打で出塁。荻野が四球で続き、マーティンの右前適時打などで2点を先制。1点差とされた7回には安田の二塁打をきっかけに1死二、三塁の好機を作り、福田秀の一ゴロが野選となって1点を追加した。

マーティン、井上が2安打を放つなど好調をキープしている。

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ロッテ佐々木朗希が実戦初登板最速153キロ、三者凡退[デイリー]

ロッテの佐々木朗希投手が12日、ZOZOマリンスタジアムで行われた中日とのオープン戦で2年目で初めて実戦登板を果たした。6回に2番手として登板して1イニングを投げて最速153キロを計測し、1三振を奪い三者凡退に抑えた。

京田を一ゴロ、阿部を遊ゴロ、ビシエドは見逃し三振に仕留めた。今季は5日に実戦形式の練習で打撃投手を務めて最速152キロをマークし、安打性の当たりは1本も許さず状態を上げてきた。

19歳の佐々木朗は岩手・大船渡高時代に163キロをマークした。ドラフト1位で入団した昨季は1、2軍を通じて公式戦の登板はなかった。

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ロッテ・佐々木朗希、初実戦は1回三者凡退、ビシエドから三振、MAX153キロ[デイリー]

ロッテ昨年のドラフト1位のMAX163キロ右腕・佐々木朗希投手がプロ入り初の実戦登板を果たした。6回の1イニングを無安打、無失点のデビューを飾った。

ベンチから登場、その名がコールされると大きな拍手が起こった。登場曲、あいみょんの「今夜このまま」が流れる中、投球練習を行った。

先頭の2番・京田には149キロの内角高めの直球で一ゴロ。3番・阿部は3ボール1ストライクから150キロの直球で詰まらせて遊ゴロ。4番・ビシエドに対しては152キロの外角いっぱいの直球で見逃しの三振に仕留めた。最速は153キロ。笑顔でマウンドを降りた。

1年目の昨年は春季キャンプから1軍に帯同したが、実戦で登板する機会はなかった。登板を控えた前日は「緊張すると思いますが、楽しんで投げられたらと思います」と話していた。

佐々木朗は東日本大震災で大きな被害を受けた岩手県陸前高田市出身。11日の楽天戦前には黙祷をささげた。「自分が勇気や希望を与えられる存在になりたいと思う」と話していた。

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