ロッテ左腕小島和哉投手に今季初勝利が託される。本拠地開幕となる30日の相手は楽天。昨季は7回無失点の好投もあった。
「たくさん投げたので、もう1回振り返ってしっかりプランを立てて臨めればなと思います」。2被弾した浅村に加え「小深田さんにいいところで打たれているイメージがあるので、できるだけ走者をためないように意識したいです」と警戒していた。
ロッテは29日、本拠地ZOZOマリンでの公式戦における新型コロナウイルス感染拡大防止対策の実施を発表した。
昨年までの対策に加え、座席移動防止用の着席禁止バンドの導入、ノータッチ式ディスペンサーの導入、飲料移し替えサービスの中止、ビブスを着用した巡回スタッフによるマスク着用の周知強化を実施する。30日の本拠地開幕戦・楽天戦から実施する。
なお、同試合の観戦チケットが完売したことも発表された。1万人の入場者制限で、座席ごとの間隔を空けた全席指定席で販売されていた。
連勝、連敗と結果に濃淡が表れた開幕3連戦。まだ3試合、されど3試合−。開幕カードから見えたパ・リーグ各球団の収穫と課題をチェックしました。
※打率、防御率はチーム成績
日刊スポーツでは3月26日付紙面で、12球団の予想開幕オーダーを掲載した。ロッテは、以下のように予想した。
結果は菅野と山口の一塁、指名打者が逆だった。遊撃は藤岡ではなく鳥谷で、あとは合っていた。ロッテ担当記者としては、全てを当てられず悔しい。
予想プロセスを振り返る。まず、4番打者は安田か山口か。開幕2日前、井口監督に「我々としては4番が気になるところで…」と率直に尋ねると「安田がおそらく4番に」との明言があった。井口監督は昨季、4番安田の後の5番打者にこだわっていた。「若い2人が並ぶ可能性は?」と尋ねると「可能性もあります」との返答。山口は5番か、気楽に打てる7番か。
せっかくなので、荻野と藤原で競った1番打者のことも質問した。「基本的には1番荻野で」と意外にも即答だった。同時に「2番藤原」の予想を消した。監督との質疑応答の中で、ソフトバンク石川に勝つために、序盤での得点を重視していると感じた。開幕時点の「1番藤原」の選択肢を消している時点で、つなぎ役の2番起用もないだろうと推測した。
そこで2番予想に浮上したのが菅野だ。打席でしぶとく、昨季の石川との相性はチームで1番いい。昨季の打順策定でも「相性」を重視する感があった。打点狙いで5番もありえるかと思ったが、先制重視なら菅野は出塁側に回ると見た。9番藤原、1番荻野、2番菅野とつながれば、下位からの得点も目指せる。
田村が昨年の開幕戦でいい働きをした。7番も…と考えたが、つながりを考えて8番に予想。長打が少ないチームだけに、連打が生まれる可能性を増やすことは大事と考えた。安田、山口の後の6番にキャプテン中村奨を置いた。打順予想はこれで固めた。
一塁と右翼の候補になる菅野は、開幕前日の練習で右翼でノックを受けなかった。これで右翼マーティンは確定。菅野と山口で、一塁か指名打者か。昨季の開幕戦でプロ初出場の和田がプロ初盗塁を決め、自信をつけた。プロ初出場となる山口にもあえて一塁を守らせるのでは、と考えた。
遊撃は悩んだ。指揮官は遊撃争いへの言及が多かった。その中で私は「(ルーキー)小川と藤岡は横一線」「鳥谷は一塁含めて内野全部守れるように」の言葉を重んじた。鳥谷が二塁や三塁でノックを受ける機会が減ってはいた。でもそれ以上に、藤岡が開幕直日にデータ解析をスタッフに相談する姿や、井口監督の「若さを前面に」という言葉に引っ張られた。
開幕3連敗と厳しいスタートだ。それでも3戦目は打線が終盤に粘り、光明はある。30日からはレアードも復帰する予定だ。昨季は120試合で102通り。今季も得点効率を少しでも高めるために、日々オーダーが練られていく。
ロッテは29日、1万人の入場者数制限で開催するホーム開幕戦3月30日の楽天戦(17時45分、ZOZOマリン)から「NPB新型コロナウイルス感染予防ガイドライン」を参考にした新型コロナウイルス感染拡大防止対策を実施すると発表した。昨年実施した対策を継続実施する上で、追加対策として行う内容は以下の通り。
ロッテは29日、ホーム開幕戦となる3月30日の楽天戦(17時45分、ZOZOマリン)のチケットが完売になったと発表。チケット販売は新型コロナウイルス感染拡大防止のため1万人の入場者数制限とし、座席ごとに一定の間隔を空けた全席指定席として、3月18日から順次販売していた。
勝利の女神との「サウスポーリレー」で流れを変える。開幕から3連敗中のロッテは30日の本拠地開幕で楽天と対戦。連敗ストッパーを託された3年目の小島は「いつもと同じようにしても緊張すると思う。その緊張をいいプレーに自分が変えられるようにしたい」と力を込めた。
その左腕にバトンを渡すのは、始球式を務める女優の森七菜だ。大ブレーク中の19歳も左投げで「格好いい球を投げて、皆さまをさらに盛り上げられるように頑張ります」と意気込んでいる。昨季7勝を挙げた小島は今季、初の2桁勝利を目標に掲げている。球団内では「大ブレーク中の森さんに乗っかって、小島も大ブレークして欲しい」と相乗効果まで期待されている。
ロッテは29日、1万人の入場者数制限で開催する3月30日の本拠地開幕戦となる楽天戦からZOZOマリンにて「NPB新型コロナウイルス感染予防ガイドライン」を参考にし、新型コロナウイルス感染拡大防止対策を実施することを発表した。
昨年実施していた対策を継続実施した上で、追加対策として座席移動防止用着席禁止バンドの使用、ノータッチ式ディスペンサーの導入、飲料移し替えサービスの中止、ビブスを着用した巡回スタッフによるマスク着用の周知強化を実施する。
追加実施対策の詳細は次の通り。
ロッテは29日、本拠地開幕となる3月30日の楽天戦(ZOZOマリン)のチケットが午前11時までに完売したことを発表した。チケット販売は新型コロナウイルス感染拡大防止のため1万人の入場者数制限とし、座席ごとに一定の間隔を空けた全席指定席として3月18日から順次販売していた。
ロッテは29日、ZOZOマリンでの今シーズンの新型コロナウイルス感染拡大防止対策を発表した。
昨年実施していた対策を継続した上で、座席移動防止用着席禁止バンドの使用や、ノータッチ式ディスペンサーの導入、飲料移し替えサービスの中止、ビブスを着用した巡回スタッフによるマスク着用の周知強化を実施する。
また同日のホーム開幕戦チケットも完売が発表され入場者は1万人を制限とし一定の間隔を開けた全席指定となっている。
本拠地開幕戦に先発するロッテ・小島が29日、チーム初勝利へ導くと意気込んだ。
昨年は楽天戦に6試合投げ1勝3敗、防御率4.11。ソフトバンクに3連敗を喫し、重圧がかかるが、「緊張をプレーに変えたい。去年、たくさん投げたので、自分の中でしっかりプランを立てて臨んでいきたい」と連敗阻止へ力を込めた。
ロッテは29日、1万人の入場者数制限で開催する3月30日のホーム開幕戦である楽天戦(本拠地・ZOZOマリンスタジアム)にて「NPB新型コロナウイルス感染予防ガイドライン」を参考にして新型コロナウイルス感染拡大防止対策を実施すると発表した。
昨年、実施していた対策を継続実施したうえで、追加対策として座席移動防止用着席禁止バンドの使用、ノータッチ式ディスペンサーの導入、飲料移し替えサービスの中止、ビブスを着用した巡回スタッフによるマスク着用の周知強化を実施する。
追加実施対策の詳細は次の通り。
2021年のプロ野球が開幕した26日、プロとしての新たな一歩を刻んだ。ロッテのドラフト5位ルーキー・西川僚祐外野手は、イースタン・リーグの楽天戦(ロッテ浦和)に代打で公式戦初出場。舞台は2軍でも、前進には違いなかった。
キャンプインからもうすぐ2ヶ月。「自分は1番下からのスタートなので、毎日色んなことを挑戦している状態。レベルはまだプロには達していないです」。チームの支配下ルーキーの中ではしんがり指名。東海大相模高を卒業したばかりの18歳は、プロの世界に慣れるのに必死だ。
高校通算55本塁打の実績も、プロでは役に立たない。チームには、レアードや井上晴哉、山口航輝ら同じ右の長距離砲が揃う。「長距離を打つ人はたくさんいるので、もっともっとレベルを上げていかないといけないなと感じました」。守備や走塁も「まだまだ雑」。ルーキーに課題は山積み。それでも、もがきながら成長していった過程が、険しい道のりに向かう自らの背中を押してくれる。
すり足から足を上げるフォームに変更した中学時代。軟式から硬式にボールが変わり、変化球にも対応するためだった。中3で出場したジャイアンツカップ決勝では、東京ドームの右翼スタンドに流し打ちで豪快な一発を叩き込んだ。
高校時代にもバッティングを大幅に改造した。転機は、2年夏の甲子園。同級生の山村崇嘉(現西武)や、鵜沼魁斗らと共に注目される中、西川は2試合で8打数無安打に終わった。チームは2回戦で敗退。悔しさを糧へと昇華させるには、変化が必要だと思った。
「2年夏までのことを全部やめて、新しいバッティングに変えました」。
門馬敬治監督やコーチと話し合い、試行錯誤を繰り返した。最も変わったのは、フォームよりも打席での“意識”だった。
「長打を狙ったり、ホームランを打ちたいという欲が出てしまっていました。それを捨てたというか、欲を出さないで打席に入れたのが1番変わったことかなと思います」。
打席で思い描くのは、低い打球やライナーを打つイメージ。すると自然と打率も上がり、ホームランも出るようになった。
高校3年の夏に行われた神奈川の独自大会決勝では、逆転の口火を切る適時打。「どうにか1本欲しいというところで、調子が悪い中でも、形が悪い中でも、ヒットを打てた。練習してきたことが出たんじゃないかなと。そこは自信になりました。これからに繋がる試合だったんじゃないかなと思います」。丸1年をへて、成長を実感。プロへの扉もこじ開けた。
目指す将来像に重ねる姿は、高校の先輩にあたる日本ハムの大田泰示外野手。「やっぱりプレースタイルですね。ホームランもそうですけど、一塁にヘッドスライディングしたり、ガッツポーズしたり、勝ちにこだわる姿勢というのが、こういう選手をお手本にしてやりたいと思いました」。
自らに言い聞かせるよう、何度も口にした言葉。「勝ちにこだわる」。地元の千葉に本拠を置くロッテに指名され、家族や友達の前での活躍を誓う。「試合で回ってきたら絶対打ってくれる。勝ちに、勝負にこだわれる選手になりたいです」。近い未来、幕張で試合を決する一打を放ってみせる。