わたしはかもめ2021年鴎の便り(4月)

便

4月19日

ロッテ山口「今度こそ マリンの台で 句を詠むぞ」本拠お立ち台デビューだ[ニッカン]

ロッテ山口航輝内野手が19日、本拠地6連戦に向けて「今度こそ マリンの台で 句を詠むぞ」と意気込んだ。開幕戦で1軍デビューした右の大砲候補は、ここまで2本塁打。20日からの6連戦でZOZOマリンのお立ち台デビューを狙う。

熱戦の前に、初本塁打祝いとして伊藤園から「お〜いお茶」が5ケース届き、早速飲んでいる。20歳の山口にお茶が贈呈されたのは実に8年ぶり。中学生当時、同社主催「新俳句大賞」に「ラグビーの 選手の体 湯気が立つ」を応募。アスリートの熱気とお茶の湯気を比喩させた作品が入選した。ブレークを誓う今年は、2月から報道陣に数句を披露してきた。これからはファンが受け取る。「たくさん打って、ZOZOマリンでヒーローインタビューに呼ばれた際はマリーンズファンの前で1句詠みたいと思います」。振り抜いて、ひらめきを待つ。

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ロッテ・エチェバリアの1軍合流は27日以降の見通し「2軍で試合に」監督[ニッカン]

ロッテの新外国人選手、アデイニー・エチェバリア内野手(32=ブレーブス)の1軍合流は、27日以降になる見通しだ。

井口監督が19日に「基本的に今週中は2軍で試合に出す予定にしています」と言及した。ここまで練習試合含む2軍戦3試合で、本職の遊撃スタメンは1試合にとどまっている。指揮官は「何イニングずつ増やすというプランはできている」とも話し、焦らせない方針だ。

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ロッテが5月3日〜9日のZOZOマリンの入場観客数を5000人に制限[ニッカン]

ロッテは19日、千葉県からの「新型インフルエンザ等対策特別措置法に基づく協力要請」に従い、5月3日の日本ハム戦から同9日のオリックス戦までのZOZOマリンでの主催公式戦6試合で、入場観客数を5000人に制限することを決めたと発表した。

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“球界の俳人”ロッテ・山口に強力援軍、伊藤園から『お〜いお茶』ペットボトル5ケース贈呈[サンスポ]

“球界の俳人”ことロッテ・山口航輝外野手(20)が、伊藤園から『お〜いお茶』ペットボトル5ケースを贈呈されたことが19日、分かった。

「お茶は大好きで毎日飲んでいます。『お〜いお茶』のラベルに使っていただけるような良い俳句を考えたいです」と感謝した。

伊藤園とは縁が深い。13歳のとき『第26回伊藤園お〜いお茶新俳句大賞』に応募した一句「ラグビーの 選手の体 湯気が立つ」が佳作特別賞を受賞した。入団3年目の今季、2月の沖縄・石垣島キャンプからメディアに俳句を披露し、徐々にファンに浸透。今月9日の西武戦(ZOZOマリン)でプロ初本塁打を放ったお祝いとして、お〜いお茶を贈られた。

9日の西武戦は敗れ、ヒーローインタビューはなし。2号を放った13日の楽天戦(楽天生命パーク)は敵地だったため、勝利後の俳句を封印した。まだ、本拠地でお立ち台に立っていない。

「ZOZOマリンでお立ち台に呼ばれた際は、一句詠みたいと思っています」と山口。20日からの本拠地6連戦に向け、『今度こそ マリンの台で 句を詠むぞ』と意欲的な一句を披露した。

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ロッテ、主催公式戦6試合の入場者数を5000人に制限、5月3日からの日本ハム3連戦、7日からのオリックス3連戦[サンスポ]

ロッテは19日、千葉県からの「新型インフルエンザ等対策特別措置法に基づく協力要請」に従い、5月3日の日本ハム戦(14時、ZOZOマリン)から9日オリックス戦(14時、ZOZOマリン)までの主催公式戦6試合において、入場者数を5000人に制限すると発表した。

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プロ野球、変異株に対応するため検査態勢を見直しへ[サンスポ]

プロ野球の12球団代表者会議が19日、オンラインで開かれ、感染力が強いとされる新型コロナウイルスの変異株に対応するため、感染防止の徹底を確認。日本野球機構(NPB)の井原敦事務局長は、各球団が定期的に月に1度行っているPCR検査の頻度を増やすなど、検査態勢の見直しに入ることを示唆した。

また、NPBから外国人選手の入国状況が報告された。緊急事態宣言が全面解除された3月22日以降に入国が許可され、既に入国した外国人選手は12球団合わせて40人で、そのうち2週間の隔離期間を経てチームに合流した選手が38人、隔離期間中が2人。来日の日程が未定の選手が7人となっている。

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人気ユーチューバーのトクサンがZOZOマリンで始球式、5月14日のロッテ対西武[サンスポ]

ロッテは19日、人気野球ユーチューバーのトクサンが5月14日の西武戦(17時45分、ZOZOマリン)で始球式を行うと発表した。トクサンはチャンネル登録者数62万人、総再生回数5.7億回の野球関連ユーチューブチャンネル「トクサンTV〜A・R〜」などを運営する人気野球ユーチューバー。球団を通じて「この度、光栄なことに始球式をさせていただけるということで非常に興奮しております。野球ユーチューバーを代表して全力ストライク投球します!」とコメントした。

トクサンは本名・徳田正憲。1985年3月18日生まれ、東京都大田区出身。帝京高で2002年夏の甲子園出場。創価大では2005、06年と全日本大学野球選手権ベスト4。現在は草野球チーム「天晴」でプレーしており、三塁手で主将。

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ロッテ・山口に伊藤園からプロ初本塁打祝いの「お〜いお茶」届いた、本拠ヒーローで俳句披露だ[スポニチ]

ロッテの高卒3年目・山口に、伊藤園から「お〜いお茶」のペットボトルが5ケース(計120本)届いた。9日の西武戦で放ったプロ初本塁打のお祝いで、中学時代に「伊藤園お〜いお茶新俳句大賞」で佳作特別賞に輝いた20歳は「お茶は大好き。これで当分、お茶に困ることがなくなる」とした。

新たな野望も抱く。「お〜いお茶のラベルに使ってもらえるような俳句を考えたい。(ZOZO)マリンでヒーローインタビューに呼ばれた際にはファンの前で詠みたい」と意気込み一句。「今度こそ マリンの台で 句を詠むぞ」−。

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緊急事態宣言再発令でも有観客、プロ野球&Jリーグ合同コロナ対策連絡会議、客席での集団感染ないと強調[スポニチ]

プロ野球とJリーグ合同の新型コロナウイルス対策連絡会議が19日、オンラインで行われ、緊急事態宣言再発令の場合でも、無観客に制限する必要はないとの考えを示した。

斉藤惇コミッショナーは「決定権は自治体が持っている」と前提を口にした上で「1年以上のラーニング(学習)を積み重ねてきた。再び宣言=(イコール)無観客、というようなジャッジは避けていただきたい」と訴えた。村井満チェアマンも同調。感染対策した公式戦の客席で集団感染は起きていないと強調した。

プロ野球はまん延防止等重点措置の適用された地域では収容上限を5000人に引き下げるなどして対応。専門家チームも声を出さない新様式の応援スタイルや、感染対策の徹底などで、感染リスクは大幅に下げられると指摘した。

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プロ野球、外国人7人が来日未定、入国再開後に40人が来日、12球団代表者会議[スポニチ]

プロ野球12球団代表者会議がオンラインで行われ、来日が遅れていた外国人の現状が共有された。3月下旬の新規入国再開後、40人が来日し、うち38人が隔離期間を終えた。

一方で7人が未入国で、来日日程も決まっていないという。また感染力や重症化率が高いと予想される変異株の感染拡大もあり、現在は月に1回程度の定期検査体制を再検討していくことを確認した。

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ロッテ始球式にトクサン登場!5・14西武戦でストライク宣言[スポニチ]

ロッテは19日、5月14日の西武戦(ZOZOマリン)に人気野球ユーチューバーのトクサンが始球式を行うと発表した。

トクサンはチャンネル登録者数62万人、総再生回数5.7億回の野球関連YouTubeチャンネル「トクサンTV〜A・R〜」などを運営しており、球団を通じ「初めまして。野球Youtubeチャンネルのトクサン(徳田正憲)です。この度、光栄なことに始球式をさせていただけるということで非常に興奮しております。野球Youtuberを代表して全力ストライク投球します!」とコメントした。

トクサン
本名:徳田正憲、1985年3月18日生まれ、東京都大田区出身。野球Youtubeチャンネル「トクサンTV〜A・R〜」のメインキャラクター。野球歴:帝京高校(2002年夏の甲子園出場)、創価大学(2005、2006年全国ベスト4)。現在は草野球チーム「天晴」に所属。三塁手。主将。

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5月3日〜9日の本拠地6試合を5000人に制限[報知]

ロッテは19日、千葉県からの「新型インフルエンザ等対策特別措置法に基づく協力要請」に従い、5月3日の日本ハム戦から9日のオリックス戦(ZOZOマリン)まで、入場者数を5000人に制限することを発表した。

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人気野球YouTuber「トクサン」が5月14日の西武戦で始球式「全力ストライク投球します!」[報知]

ロッテは19日、ZOZOマリンで行われる5月14日の西武戦で、人気野球YouTuber「トクサン」が始球式を行うことを発表した。

トクサンはチャンネル登録者数62万人、総再生回数5.7億回の野球関連YouTubeチャンネル「トクサンTV〜A・R〜」等を運営する人気野球YouTuber。「初めまして。野球Youtubeチャンネルのトクサン(徳田正憲)です。この度、光栄な事に始球式をさせていただけるという事で非常に興奮しております。野球Youtuberを代表して全力ストライク投球します!」とコメントした。

トクサン(本名・徳田正憲)
1985年3月18日、東京都大田区生まれ。帝京高で2002年夏の甲子園出場、創価大で05年、06年大学選手権ベスト4。現在は草野球チーム「天晴」に所属し三塁手で主将。

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緊急事態宣言でも有観客で、プロ野球とJリーグのトップが意向示す[デイリー]

日本野球機構(NPB)とJリーグによる「新型コロナウイルス対策連絡会議」が19日、オンライン形式で開催。プロ野球の斉藤惇コミッショナー(81)とJリーグ・村井満チェアマン(61)は、緊急事態宣言が再発出された場合でも、公式戦の無観客開催を回避したい意向を示した。

この日、感染が拡大する大阪府が政府へ緊急事態宣言の要請を行うことを決め、今後は東京都も同様の要請に踏み切る見込みだ。

ただ斉藤コミッショナーは「自治体が決定権を持っている」とした上で「1年前と今と積み重ねたラーニング(学び)は違う。緊急事態宣言=無観客というジャッジは避けていただきたい」とした。

両リーグは昨年から試合会場で徹底した感染予防対策を実施。村井チェアマンも有観客実施後も「観客席でのクラスター発生は1件もない」と主張した。

またプロ野球の12球団代表者会議では、現状は1ヶ月1回程度で行っている選手らへのPCR検査も頻度を増やすなど、今後の感染状況に即した検査態勢の見直しも確認した。

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ロッテ・山口、お〜いお茶パワーで活躍誓う、伊藤園からプロ初弾のお祝い[デイリー]

ロッテの山口航輝外野手(20)が19日、プロ入り前の縁で緑茶飲料最大手の伊藤園から「お〜いお茶」ペットボトル5ケース120本を贈呈され、お茶パワーで打ちまくる活躍を誓った。

13歳の時、同社の第26回「お〜いお茶 新俳句大賞」に応募。「ラグビーの 選手の体 湯気が立つ」で佳作特別賞を受賞した。9日の西武戦でプロ初本塁打を放つと同社からお祝いのお茶が届き、「お茶は大好きで毎日、飲んでいます。これで当分、お茶に困ることはないのでありがたいです。またお〜いお茶のラベルに使っていただけるような良い俳句を考えたい」と喜んだ。

今季は初の開幕1軍入りを果たし、ここまで2本塁打。20日からの本拠地ゾゾでの6連戦に向けて「たくさん打ってヒーローインタビューに呼ばれた際にはマリーンズファンの前で一句詠みたい」と決意。引き分けを挟み4連勝中のチームを押し上げるため、お立ち台で名句を読み上げる。

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ロッテが入場者数の上限を5000人に、5月3日・日本ハム戦から主催6試合で[デイリー]

ロッテは19日、千葉県からの「新型インフルエンザ等対策特別措置法に基づく協力要請」に従い、5月3日・日本ハム戦(ZOZOマリンスタジアム、14時試合開始)から5月9日オリックス戦(ZOZOマリンスタジアム、14時試合開始)までの主催公式戦6試合において、入場者数制限を5000人とすると発表した。

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ロッテ・佐々木千隼が明かす直球が力強くなったワケ[BASEBALL KING]

◇今季初勝利

ロッテの佐々木千隼が18日のオリックス戦で、19年8月15日の日本ハム戦以来となる白星を挙げた。

開幕1軍を掴み、ロングリリーフでの登板が多い今季の佐々木は、8日のオリックス戦で3回を無失点に抑えたのを最後に、1週間登板がなかった。開幕から先発陣は5イニング以上投げており、9日以降は特に先発陣が安定。そのため、なかなか登板の機会が訪れなかった。

18日のオリックス戦では1−2の8回から登板。3番の安達了一からはじまる打順も安達を右飛、4番・ジョーンズを三ゴロ、5番・杉本裕太郎をストレートで3球三振、リズムよく10球で抑えた。すると直後の9回に打線が2点を奪い逆転勝利し、8回の1イニングを無失点に抑えた佐々木が今季初白星を手にした。

◇力強いストレート

今季は開幕から安定した成績を残す佐々木だが、昨年の秋口からストレートが力強くなった印象だ。

「スピードガンの割には強い球がいっているのではないかなと思いますね」と本人も一定の手応えをつかんでいる。

昨年11月9日に行われたフェニックスリーグでの巨人戦で投げていたストレートは特に素晴らしかった。佐々木本人も「そうですね。あのときはいい感じで投げられていましたし、去年の秋ぐらいからフォームの意識で変わった部分がありますね」と話し、「力まないように投げようという意識で投げていました」と口にした。

力感のないフォームに変えようと思ったきっかけについて「プロに入ってからスピードが出なくなって、今でも出したい気持ちはあるんですけど、ずっとそこばかり追い求めてしまい、フォームをぐちゃぐちゃになってというのがあった」と明かし、「どうやったらいいのかなと考えていて、何というんですかね、ギャップというか、フォームの力感の割に球が来ているなという風に思ってもらえたら、バッターも打ちにくいのかなと考えました」と試行錯誤しながら現在の形にたどり着いた。

ストレートもこれまでに比べると、綺麗な回転のボールが多い印象を受ける。「数値を見てもホップ成分があがったり、回転数が多くなったりというのは数値的にはでてきている」とのことだ。

4月8日のオリックス戦の1−5の8回1死走者なしから太田椋を、見逃し三振に仕留めた141キロのストレートは外角いっぱいに決まる見事なボールだった。

佐々木本人も「いい球だった」と納得の1球となったが、「あの前に4球スライダーを続けて、スライダーの意識もあったと思うんですけど、それで見逃しが取れたというのもあると思う。真っ直ぐを待っていて、真っ直ぐを投げていたら(三振を)取れなかったかなと思うので、もっといい球を投げられるようにしたいなと思います」と客観的に自己分析し、反省することも忘れなかった。

◇縦に落ちるスライダー

今季の佐々木の投球でストレートともに気になるのがスライダー。今季の佐々木のスライダーは、横に曲がるスライダーだけでなく、縦に落ちるスライダーも投げているように見える。

「あんまり変えたという意識はないんですけど、ちょっと変わったのかなと思います。ただ自分で変えようと思って、意識して投げている訳ではないですね」。

4月8日のオリックス戦では、安達了一を縦に落ちるスライダーで空振り三振を奪った。佐々木は「(安達選手を三振に仕留めたスライダーは)ちょっと落ちる成分が多かったかなと思います」と振り返った。

◇「貢献したい」

シーズンはまだ始まったばかり。結果を残し続ければ、ロングリリーフだけでなく、勝ちパターンや先発というのも見えてくるのではないだろうか−。

佐々木はプロ入りから常々“勝てる投手”になりたいと口にしている。佐々木に勝ちパターンで投げたい、先発で投げたいという思いがあるのか訊くと、「特にそういうこだわりはないですが、とにかくチームに何かしらの形で貢献できればいいなと思います」と返ってきた。

振り返れば、これまでのプロ4年間、故障で離脱することが多かった。「過去は毎年怪我して来たので、まずは1年間怪我をしないで野球をやって、それがチームの戦力として貢献できればいいなと思います」。1年通してチームのため、そして自分のために腕を振り続け、最高のパフォーマンスを発揮し続けて欲しい。それは、マリーンズファンも願っている。

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1試合5盗塁献上は「屈辱的だった」、ロッテ6年目・柿沼が目指す正捕手の座[Full-Count]

◇昨季は自己最多の56試合に出場も、バッティングが課題

ロッテの柿沼友哉捕手は6年目のシーズンを1軍で迎えた。昨季は全試合でベンチ入りし、自己最多の56試合に出場。しかし打率は1割6分とバットで結果を出せなかった。スタメンマスクを被っても終盤に代打を送られることも多く、1試合を通してマスクを被るためには、まだまだ課題は山積みだ。

「正直なところ、まだまだ試合にも出ていませんし、チームにも貢献出来てはいないので、今のところはまだいいスタートを切れたとは言えないです」。

今季はバッティングフォームをよりシンプルにし、なるべくコンタクトしやすいよう、ノーステップも試す。オープン戦では打率3割と結果を残したが、今季はいまだ無安打。公式戦で結果を残せなければ、正捕手の座を掴み取れないことは、身に染みて感じている。

自分の中で自信を持っているのは「盗塁阻止」。大学時代、スカウトに注目されるようになったのも、1試合で3つの盗塁を刺したことがきっかけだった。しかし、そんな自信が打ち砕かれそうになった試合があった。

「悔しさというより、情けなかったですね」。

9日の西武戦(ZOZOマリン)で、今季初のスタメンマスクを被った。初回の守りで、先頭の若林楽人外野手に出塁を許すと、2番・源田壮亮内野手の初球で若林がスタート。ボールが上手く手につかず、ワンバウンドで二塁に送球するも、タッチは間に合わずセーフとなった。

「やっぱり1つ目をしっかり投げれなかったというのが、1番の原因かなと…」。

◇1試合5盗塁を許した「キャッチャーとしては屈辱的だった」

柿沼の送球を見て、西武は何度も盗塁を仕掛けてきた。7回には二盗を試みる山野辺を刺しに行った送球が高く浮き、藤岡のグラブを弾いてボールはセンターへ。三塁への進塁を許してしまった。

「(二木には)『ごめん』って伝えました。そのあと粘って投げてくれたので、失点には繋がらなかったですけど…。そこで助けられなくて申し訳ないという思いは伝えました」。

そのピンチも何とか凌ぎ、先発・二木康太投手は7回1失点と踏ん張ったが、小野郁投手に代わった8回に先頭の若林に出塁を許すと、この日2回目の二盗を決められ、それをきっかけに5点を奪われ逆転を許した。9回こそ金子侑司外野手の盗塁を刺したが、この試合で6つの盗塁を企画され、5つの盗塁を許した。

「1番キャッチャーとして目に見える、(投手を)助けられる部分だと思うので、申し訳なさを感じました。1試合5つ走られるというのは、キャッチャーとして屈辱的だった。でもそこは自信を持ってやっていることなので、何とかそこを取り戻してやっていきたいとは思っています」。

しかし、長いシーズンの中で、いつまでもミスを引きずってはいられない。メンタルの切り替えの難しさは、昨年1年間1軍にいた経験から、よく分かっている。

「キャッチャーとして1番試合に出たいです。そのためには打つ方でも、2割5分くらいは打たないと出続けるのは難しいと思いますし、そういう数字を求めたい」。

大学時代には右肘のトミー・ジョン手術も経験。周囲から学生コーチになることも進められたが、大好きな野球を続けたいという思いが勝った。育成2位でロッテから指名を受け、がむしゃらにプレーを続け、1年間1軍に居続けられるところまで這い上がってきた。次は正捕手の座を掴むため、信頼を勝ち取っていく。

柿沼友哉(かきぬま・ともや)
1993年5月12日、茨城県つくば市出身。27歳。小学校では松代ブルーサンダース、中学ではつくばシニアでプレー。誠恵高校から日本大学国際関係学部に進み、2015年育成ドラフト2位でロッテから指名を受け入団。1年目の7月29日に支配下選手登録された。180センチ、82キロ。右投げ右打ち。

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