わたしはかもめ2021年鴎の便り(5月)

便

5月6日

NPB、緊急事態宣言延長決定的で8日今後の対応協議「政府決定見て」[ニッカン]

日本野球機構(NPB)は11日までの緊急事態宣言が延長されることが決定的となり、8日に臨時実行委員会を開き、今後の対応を協議する。

6日、同委員会を開催。7日にも宣言の延長が決定する政府方針によると、同宣言対象地域ではプロ野球の場合は入場者5000人を上限に認める方向で検討。4月25日から発令された同宣言では告知期間が短かった25日の3試合を除き、27日から24試合の無観客試合に切り替ったが、観客ゼロは回避できることになる。

ただ愛知、福岡も同宣言対象地域に追加される方針で巨人、ヤクルト、阪神、オリックス、中日、ソフトバンクの6球団が該当。日本ハムが本拠地に置く北海道もまん延防止等重点措置に加わる方向だ。

6日の臨時実行委員会では日本ハムの7日楽天戦からの試合再開を確認。NPB井原事務局長は「今回の案件は非常に人数が多いクラスター。あらためて12球団でガイドラインの順守、徹底を図る。特に遠征先での外食の禁止を、あらためて確認した」と話した。

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ロッテが井口監督の通算200勝を記念した「紅白ステーキ祝膳」を販売[ニッカン]

ロッテは井口資仁監督の監督通算200勝を記念した球場グルメ「紅白ステーキ祝膳」を、7日オリックス戦(ZOZOマリン)から販売すると6日、発表した。

赤飯やタイのかす漬け焼き、紅白かまぼこ、エビの唐揚げなど記録達成を祝うメニューと、牛ステーキやわさび菜といった井口監督の好きなメニューを組み合わせた祝い膳。掛け紙には「祝・井口監督200勝」のメッセージと、記録達成時の表彰パネルに使用された記念ロゴがデザインされている。税込み1500円。

井口監督は4月24日の本拠地ソフトバンク戦で200勝を達成した。広報室は「井口資仁監督の監督通算200勝達成を記念した球場グルメとして、紅白ステーキ祝膳を販売することになりました。ボリュームたっぷりな一品となっていますので、監督が就任してここまでの歩みを振り返りながら、ぜひお召し上がりください」とアピールした。

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ロッテがディズニーぬいぐるみ販売、マリーンズのコスチュームがセット[ニッカン]

ロッテは6日、ディズニーのキャラクターぬいぐるみ「ぬいもーず」本体と、マリーンズのコスチュームをセットにしたグッズを、オンラインストアとミュージアム店で販売開始した。

ディズニーストアとの共同企画で、ぬいぐるみはミッキーマウス、ミニーマウス、ドナルドダック、デイジーダックの4種類から選択可能。ホームユニホームを再現したコスチューム(ピンストライプユニホーム上下とホーム用キャップ等)が付属する。税込み4950円。

広報室は「ぬいぐるみ界のカッコかわいいファッションモデルとして大人気のディズニーキャラクターぬいぐるみ『ぬいもーず』本体と、千葉ロッテマリーンズのコスチュームをセットにしたグッズを、マリーンズオンラインストアとミュージアム店にて販売開始しました。ぜひこの機会にお買い求めいただければと思います」とコメントした。

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ロッテがディズニーキャラクターぬいぐるみ「ぬいもーず(nuiMOs)」本体とマリーンズのコスチュームをセットにしたグッズを販売[サンスポ]

ロッテは6日、大人気のディズニーキャラクターぬいぐるみ「ぬいもーず(nuiMOs)」本体とマリーンズのコスチュームをセットにしたグッズを、マリーンズオンラインストアとミュージアム店において販売を開始したと発表した。

ぬいぐるみはミッキーマウス、ミニーマウス、ドナルドダック、デイジーダックの4種類から選択可能。マリーンズのホームユニホームを再現したコスチューム(ピンストライプユニホーム上下とホーム用キャップなど)を付属する。今回のぬいもーず(nuiMOs)千葉ロッテマリーンズセットはディズニーストアとの共同企画。商品の詳細は以下の通り。

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ロッテが井口監督の監督通算200勝記念の球場グルメ「紅白ステーキ祝膳」販売[サンスポ]

ロッテは6日、井口資仁監督(46)の監督通算200勝達成を記念した球場グルメとして「紅白ステーキ祝膳」を5月7日オリックス戦(17時45分、ZOZOマリン)から販売すると発表した。井口監督は4月24日福岡ソフトバンク戦(ZOZOマリン)で監督通算200勝を達成した。

「紅白ステーキ祝膳」は赤飯や鯛のかす漬け焼き、紅白かまぼこ、エビの唐揚げなど記録達成を祝うメニューと、牛ステーキやわさび菜という井口監督の好きなメニューを組み合わせた祝い膳となっている。掛け紙には「祝・井口監督200勝」というメッセージと記録達成時の表彰パネルに使用された記念ロゴがデザインされている。

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プロ野球、無観客解除へ、緊急事態宣言延長&福岡・愛知に拡大もイベント制限は緩和[スポニチ]

プロ野球は6日、オンラインで臨時実行委員会を行い、政府が緊急事態宣言を延長する方針を固めたことを受け、8日に再び対応を協議することを決めた。政府は東京、大阪、兵庫、京都の4都府県への緊急事態宣言を31日まで延長し、さらに愛知、福岡も加える方針だが、現在の宣言下で一律で無観客開催だったプロスポーツの観客動員は上限5000人で認められる見通し。ただ予断は許さない状況は続く。

政府は7日に専門家らの分科会に緊急事態宣言延長の方針を諮り、対策本部で最終決定する見通し。その際、業態別に制限内容なども協議する。日本野球機構(NPB)の井原敦事務局長は「今回の延長に伴いどのような制限になるのか、政府の決定を見ないと分からない。8日に改めて試合日程、挙行についてどう対策するか議論しようとなりました」と説明した。

現在の宣言ではプロスポーツは一律で無観客開催となり、対象地域である巨人、阪神などの4球団は大型連休中に大幅な減収を迫られた。焦点は制限内容。政府関係者によると、大規模イベントの原則無観客については入場者を5000人か収容人数の50%のいずれか少ない方を上限に認める方向で調整に入った模様だ。

今回、中日のバンテリンドームがある愛知、ソフトバンクのペイペイドームがある福岡も12日から追加で対象地域となり、5月の残る対象試合は計50試合に上る。15日には東京ドームで伝統のカードである巨人―阪神の通算2000試合を予定。25日からは昨季中止された交流戦が2年ぶりに開幕を予定するなど注目のイベントも多い。上限2万人で開催していたソフトバンクはこの日、既に7日以降5試合分の主催試合を上限5000人とすることを発表。中日も上限1万人で開催しているが、変更を余儀なくされそうだ。

政府がイベント制限を緩和の方向で調整する一方、東京都の小池百合子知事は休業要請などの緩和には難色を示してもいる。4月下旬の宣言発令時は無観客の要請に対し複数球団が延期を主張。少しでも減収を抑えるためセ、パ両リーグで計6試合を延期した。無観客から上限が5000人となっても、これまでの減収分を一気に取り戻せるわけではない。引き続き、厳しい制限下で感染対策にも細心の注意を払った開催が求められそうだ。

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「ロッテ×ぬいもーず」でぬいぐみ―ディズニーストアとの共同開発[スポニチ]

ロッテは大人気のディズニーキャラクターぬいぐるみ「ぬいもーず(nuiMOs)」本体とマリーンズのコスチュームをセットにしたグッズを、マリーンズオンラインストアとミュージアム店にて販売開始した。

ぬいぐるみはミッキーマウス、ミニーマウス、ドナルドダック、デイジーダックの4種類から選択可能であり、マリーンズのホームユニホームを再現したコスチューム(ピンストライプユニホーム上下とホーム用キャップ等)が付属する。

なお、今回のぬいもーず(nuiMOs)千葉ロッテマリーンズセットはディズニーストアとの共同企画となる。価格は4950円(税込)。

球団広報室は「ぬいぐるみ界の”カッコかわいい”ファッションモデルとして大人気のディズニーキャラクターぬいぐるみ『ぬいもーず(nuiMOs)』本体と千葉ロッテマリーンズのコスチュームをセットにしたグッズを、マリーンズオンラインストアとミュージアム店にて販売開始しました。ぜひこの機会にお買い求めいただければと思います」とPRしている。

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ロッテが井口監督の200勝祝膳を販売、7日から球場グルメとして登場![スポニチ]

ロッテは6日、井口資仁監督の監督通算200勝達成を記念した球場グルメとして「紅白ステーキ祝膳」(1500円)を5月7日オリックス戦(ZOZOマリン)から販売することを発表した。

井口監督通算200勝記念球場グルメ「紅白ステーキ祝膳」は、赤飯や鯛の粕漬焼き、紅白かまぼこ、エビの唐揚げなど記録達成を祝うメニューと、牛ステーキやわさび菜という井口監督の好きなメニューを組み合わせた祝い膳となっている。

また、掛け紙には「祝・井口監督200勝」というメッセージと記録達成時の表彰パネルに使用された記念ロゴがデザインされている。井口監督は4月24日のソフトバンク戦で監督通算200勝を達成した。

球団広報室は「井口資仁監督の監督通算200勝達成を記念した球場グルメとして紅白ステーキ祝膳を販売することになりました。ボリュームたっぷりな一品となっていますので監督が就任してここまでの歩みを振り返りながらぜひお召し上がりください」とコメントしている。

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ロッテ、ディズニーぬいぐるみ「ぬいもーず」販売開始[デイリー]

ロッテは6日、大人気のディズニーキャラクターぬいぐるみ「ぬいもーず(nuiMOs)」本体と千葉ロッテマリーンズのコスチュームをセットにしたグッズを、マリーンズオンラインストアとミュージアム店にて販売開始したと発表した。

ぬいぐるみはミッキーマウス、ミニーマウス、ドナルドダック、デイジーダックの4種類から選択可能であり、マリーンズのホームユニホームを再現したコスチューム(ピンストライプユニホーム上下とホーム用キャップ等)が付属する。なお、今回のぬいもーず(nuiMOs)千葉ロッテマリーンズセットはディズニーストアとの共同企画。

球団広報室は「ぬいぐるみ界の”カッコかわいい”ファッションモデルとして大人気のディズニーキャラクターぬいぐるみ『ぬいもーず(nuiMOs)』本体と千葉ロッテマリーンズのコスチュームをセットにしたグッズを、マリーンズオンラインストアとミュージアム店にて販売開始しました。ぜひこの機会にお買い求めいただければと思います」。

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ロッテが井口監督通算200勝記念「紅白ステーキ祝膳」を1500円で販売[デイリー]

ロッテは6日、井口資仁監督(46)の監督通算200勝達成を記念した球場グルメとして「紅白ステーキ祝膳」を、5月7日のオリックス戦(ZOZOマリンスタジアム、17時45試合開始)から販売すると発表した。税込価格1500円で、ZOZOマリンスタジアムCゲート付近ワゴン「ほそや」で販売される。井口監督は4月24日のソフトバンク戦(ZOZOマリンスタジアム)で監督通算200勝を達成した。

「紅白ステーキ祝膳」は、赤飯や鯛の粕漬焼き、紅白かまぼこ、エビの唐揚げなど記録達成を祝うメニューと、牛ステーキやわさび菜という井口監督の好きなメニューを組み合わせた祝い膳となっている。また、掛け紙には「祝・井口監督200勝」というメッセージと記録達成時の表彰パネルに使用された記念ロゴがデザインされている。

球団広報室は「井口資仁監督の監督通算200勝達成を記念した球場グルメとして紅白ステーキ祝膳を販売することになりました。ボリュームたっぷりな一品となっていますので監督が就任してここまでの歩みを振り返りながらぜひお召し上がりください」とコメントした。

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[千葉魂]鳥越2軍監督、乳がん撲滅願う、夫人亡くし今年も母の日に活動[千葉日報]

5月9日の母の日に開催されるバファローズ戦(ZOZOマリンスタジアム、14時試合開始)でMother's Day(マザーズ・デー)イベントを開催し、ピンクユニホームを着用する。ピンクユニホームのデザインはホームユニホームをベースとしてキャップ及び左胸のMロゴ、背番号、胸番号、選手名をピンク色に変更し、右袖にピンクリボンを掲出する。ピンクリボンは乳がんの撲滅、検診の早期受診、乳がん体験者と家族の支援を啓発・推進することを目的とした活動であり、その告知の一環としても行われる。塁ベース(一塁、二塁、三塁)も特別にリボンの模様が描かれたピンク色での実施となる。このイベントに特別な想いを持つ人がいる。鳥越裕介2軍監督だ。

「嫁が乳がんと分かった時には、もうステージ4だった。乳がんに関する本とかを読みあさったし、色々な人に相談をした。悲しかったし、つらいことだった。自分と同じ思い、悔しさを味わって欲しくない。早期の検診をして欲しいと思う」。

鳥越2軍監督は2008年に夫人を乳がんで亡くしている。34歳の若さだった。悲しみに打ちひしがれた中で湧いてきたのは同じような悲しい思いをする人を1人でも減らしたいという強い決意だった。ホークスでコーチをしていた当時、球団に自ら提案を行い「ピンクリボン活動」とのコラボ企画をスタートさせた。そして千葉ロッテマリーンズ移籍後もホークスでは、その想いは選手達に受け継がれ、年々、規模を大きくして活動が続いている。乳がん検診車が待機し、無料で受診ができるなど、よりメッセージ性の強いものに発展している。マリーンズもまた井口資仁監督から「ウチでもぜひやりましょう」という呼び掛けもあり募金やピンクのベースなど様々な企画でメッセージを発信し続けている。

「プロ野球という注目され、発信力のあるところにいさせてもらっている人間として、率先して活動をしたり、発信しなくてはいけないと思っている。活動を通じて乳がんの事を知ってもらいたいと思った。今は当時とはまったく変わっている。早期発見、早期治療で治ると言われている。本人も周りもきつい病気。1人でも多くの人が治って欲しい」と鳥越2軍監督は活動を提案したホークス時代のことを振り返る。

ホークスで脈々と想いが受け継がれ活動は続いている。そして移籍先のマリーンズもピンクリボン活動に積極的に取り組んでいる。今年もまたマザーズ・デーの中でピンクリボン活動を行い、募金箱も設置する。

「あれから13年かあ。嫁が亡くなって13年。1番怖いのは知らないこと。早期発見、早期治療で治る。知らないことが1番怖いんだよ。活動の輪がこれからどんどん広がればと思う。それがオレの切なる願い」。

鳥越2軍監督は妻の話をする時、いつも目を潤ませる。その胸の内にある悲しみは計り知れない。同じ思いを味わう人が1人でも減ることになればと願い、これからもメッセージを送り続ける。
(千葉ロッテマリーンズ広報・梶原紀章)

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ロッテ、昨季25歳以下の右打者の本塁打0も…ここまで山口が4ホーマー![BASEBALL KING]

◇山口が4本塁打

昨季のマリーンズは、日本人の右打者で25歳以下の本塁打数がパ・リーグで唯一0本塁打だった。1日も早く“右”の和製大砲の台頭が待たれる状況の中で、今季はここまで25歳以下の日本人右打者の本塁打は早くも4本記録している。その4本は、多くのファンがご存知の通り、今年の8月で21歳を迎える山口航輝が放ったものだ。

山口は昨季ファームで全70試合に出場して、チームトップの7本塁打、30打点をマークし、8月25日の巨人との2軍戦からシーズン最終戦となった11月1日の楽天戦にかけて4番で出場するなど、34試合で4番を務めたが、1軍出場はなし。

昨年11月に行われたフェニックス・リーグで“もっと飛ばしたい”と、これまでのすり足気味に打っていた打撃フォームから左足をあげたフォームに変更。外野手登録だが、一塁の守備にも挑戦した。シーズンオフは「今年は勝負の年」と位置付けて、自主トレーニングでは体を絞り筋肉量を上げ、怪我をしない体づくりに励んできた。

春季キャンプ、2月の練習試合からアピールし、3月のオープン戦ではチームトップタイの6打点をマークして開幕1軍を掴む。3月26日のソフトバンクとの開幕戦でプロ初安打を放つと、4月9日の西武戦でプロ入りから何度も「右方向に打てることが持ち味」と話してきたライトスタンドにプロ初本塁打。4月25日のソフトバンク戦では、プロ入り後初めて高卒4年目の安田尚憲とのアベックアーチも実現した。打率こそ.156ではあるが、持ち前のパワーで右打者ではチームトップの4本のアーチを描く。

右打者に限らず、マリーンズは長年日本人の長距離砲を課題にしていただけに、山口にかかる期待は大きい。

◇高卒ルーキーも期待

山口が1軍で長打力を発揮しているなかで、ファームでも楽しみな右の長距離砲が実戦で技術を磨いている。

「バッティング、その中でもホームランを打ってしっかりアビールしていきたいです」。春季キャンプ中のオンライン取材で、力強く意気込みを語っていたロッテの育成ドラフト3位のルーキー・山本大斗(開星高)が、3月20日に行われたDeNAとのファーム開幕戦でプロ初打席・初本塁打を放った。

その後は本塁打こそ出ていないが、3月27日の楽天との2軍戦で左の王彦程からセンターに弾き返す適時打、『8番・ライト』で先発出場した4月11日の西武との2軍戦では3打点を挙げる活躍を見せた。

ドラフト5位の西川僚祐(東海大相模高)も、4月8日の巨人との2軍戦で横川凱からレフトへファームプロ初安打となる本塁打。初本塁打後、なかなか安打が出ない時期もあったが、『8番・レフト』で先発出場した5月2日の巨人との2軍戦でプロ入り後初めて複数安打を放った。

どちらかといえばマリーンズの若手野手は俊足巧打タイプが多いなかで、左打者の安田尚憲をはじめ、右の山口、西川、山本といった長距離砲は貴重な存在。5年後、10年後には毎年30本以上本塁打を放つような打者に成長していることを信じて、今はその時が来るのを楽しみに待ちたい。

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開幕5連敗も4月で完済、ロッテ井口監督が考える「4月に勝ち越せた2つの理由」[Full-Count]

ゴールデンウィーク(GW)が終わりを告げ、沖縄では早くも梅雨入りを迎えた日本。初夏の爽やかな陽気の中、プロ野球では全12球団が30試合以上、つまりレギュラーシーズンは1/4を終えたことになる。阪神が圧倒的な強さを見せるセ・リーグに対し、パ・リーグは全6チームが5.5ゲーム差の中にひしめく混戦状態が続いている。

井口資仁監督率いるロッテは開幕5連敗と重いスタートとなったが、4月に入ると好調を維持。4月は14勝8敗4分けと大きく勝ち越し、貯金を作った。昨季課題だったチーム打撃が大きく改善され、チーム得点はリーグトップの152(5日終了現在)。1番・荻野貴司、2番・マーティン、3番・中村奨吾、4番・安田尚憲と上位打線が固定され、安定の得点パターンが生まれた。

投げては、先発陣が大きく崩れることなく5回以上を投げ、中継ぎ陣に繋ぐパターンを確立。7回・ハーマン、8回・唐川侑己、9回・益田直也という勝利の方程式が整った。ドラフト1位ルーキーの鈴木昭汰は好投しながら、なかなか勝ち星に恵まれなかったが、4月25日のソフトバンク戦でプロ初勝利を飾った。

1戦1戦の結果により、順位が大きく変動しかねないパ・リーグ。緊張感を持ったシビれる戦いのど真ん中に身を置く井口監督が、毎月リアルな想いを明かす連載シリーズ第4回は、絶好調のファームが担う役割、存在感を見せる5年目右腕などについて語る。


暦は5月を迎え、ZOZOマリンスタジアムは絶好の野球シーズンを迎えています。それでも新型コロナウイルス感染症の流行が収まる気配はなく、万全な対策をとっていても誰もが感染してもおかしくない状況が続いています。5月3日からZOZOマリンで予定されていた3連戦も、感染拡大の影響で延期されました。感染した皆さんの1日も早い回復を願っています。

GW中ということもあり、ファンの皆さんに熱戦をお届けしたい気持ちは山々でしたが、こればかりは仕方のないこと。7日から始まるオリックス3連戦に向けて、コンディションを整えるいい期間にすることができました。開幕から1ヶ月が経つこの時期は、誰しも少しずつ疲れが溜まってくるものです。その中で、チームとしても落ちていくか上がっていくか、分かれ目となる大切な時期。特に今回は9連戦を締めくくる3試合でしたし、前2カードが1勝2敗と負け越していたので、気持ちを切り替える意味でもいい時間にできたのではないかと思います。

今季は5連敗スタートとなりましたが、4月を迎えるとチームが本来の姿を取り戻してくれました。特にミーティングを開いたわけでもなく、首脳陣から選手に声を掛けたわけではありません。唯一あるとすれば、1日の本拠地・楽天戦の前に的場直樹戦略コーチ兼バッテリーコーチ補佐が自ら声出しに名乗り出て、チームの雰囲気を和ませてくれました。あれから連勝して、中旬には2引き分けを挟んで6連勝。的場コーチのおかげですかね(笑)。

◇開幕5連敗スタートに「就任1年目の2018年だったら…」

正直なところ、監督就任1年目の2018年であれば、開幕5連敗からチームはガタガタと崩れていたかもしれません。でも、この3年で選手は経験値を増やし、昨季も2度の大きな連敗から巻き返してリーグ2位となった自信がある。キャプテンの(中村)奨吾もしっかり引っ張ってくれているので、改めてチームとしての成長を感じる4月となりました。

4月に勝ち越せた要因は、大きく2つあると思います。1つは上位打線を固定できたこと、そしてもう1つは先発投手達の奮闘です。

1番の荻野が調子が良く、ヒットだけではなく四球も選んで出塁し、足を生かしてくれる。続くマーティンは10本塁打でリーグトップ(5日終了現在)。奨吾は打撃が安定している上に、4番の安田に繋ぐ意識を持ちながら出塁し、それを安田がしっかり返す。安田は打率こそ苦労していますが、得点圏で迎える打席では非常に高い集中力を見せて走者を返してくれています。4月途中からは5番の角中(勝也)も調子を上げてきたので、あとは6番以降が少しずつでも良くなってくれれば。

NPBでもMLBでも、勝てるチームは打線を固定できています。特に上位打線を固められると、6番以降を何とか繋げば、また得点パターンが見えてくる。繋ぐという意味でも、6番以下を打つ若手選手にもう一踏ん張りしてもらいたいところです。

開幕スタメンで起用した藤原(恭大)は少しコンディションを落としたこともあり、ファームで再調整させることにしました。当然、結果を残さなければいけない選手ですが、試行錯誤も経験しなければならない。ファームで調子のいい選手が何人もいましたし、藤原は1度リセットして、いい形で戻ってきて欲しいと送り出しました。

現在、ファームはイースタン・リーグで19勝5敗2分と勝ち星を重ねています。積極的に若手を1軍で起用しているため、中堅の1軍経験者が多いことが要因ですが、この選手層の厚さは今季の強みでもあると思います。1軍とファームに線引きするのではなく、ファームも含めて1つのチーム。マリーンズの戦力として1年を通じてどうやってフルに使っていくか。若い選手をずっと1軍のベンチに置いておいても仕方がない。ファームで調子のいい選手達と上手く入れ替えながら、チームとしてより高いパフォーマンスが出せる状態を整え、全員で優勝を目指す。勝利と育成のバランスはいつも頭を悩ませるところですが、この1か月は若い選手にいい形で経験を積ませてこれたのではないかと思います。

◇存在感を光らせた5年目右腕「真っ直ぐのキレが非常にいい」

4月は先発投手の働きに助けられました。みんながしっかりと5回までゲームを作ってくれたことは、非常に大きかったと思います。ルーキーの鈴木が先発する日に、なかなか打線が援護できず、プロ初勝利まで時間がかかってしまったのは申し訳なかった。それでも、鈴木に限らず先発全員が自分の仕事を果たしてくれていることが、4月に勝ち越せた土台となっています。

当初は中継ぎが安定せず、うまく繋げない部分もありました。でも、ここへ来てみんなが調子を上げてきて、ハーマン、唐川、益田という勝ちパターンが作れるようになった。状態が安定しなかった小野(郁)も一度ファームで立て直し、かなりいい状態で帰ってきました。小野が不在の中で存在感を光らせたのが、5年目の(佐々木)千隼です。

元々先発で考えていて開幕ローテに入るギリギリの線にいましたが、ロングリリーフもできるタイプということで中継ぎに回ってもらいました。今年に関しては、真っ直ぐのキレが非常にいいし、コントロールもしっかりしている。今まで長いイニングで放っていたのが、1イニングに集中して全力でいけているのが奏功しているのかもしれません。中継ぎの厚みを増すために千隼や小野がいい働きをしてくれると、本当にありがたいですね。

4月には監督として通算200勝を挙げることができました。これはひとえに選手達の頑張り、ファンの皆さんの声援のおかげです。ありがとうございます。200勝といえど、僕の中では通過点ですし、自分が何勝を記録するかより、チームが優勝する方が大事。そのために1勝1勝を積み上げていきたいと思います。

ご覧の通り、パ・リーグはそんなに甘いリーグではありません。想定内だとは言え、今も混戦状態が続いています。今季は9回で試合終了となるため、どのチームも全力で投手を注ぎ込み、ベンチを注ぎ込んでくる。自分のやるべきことをやって食らいついていくのみですが、ファンの皆さんにとっては1試合も落とせない状況が最後まで続くので、面白いシーズンになっているのではないでしょうか。

5月中にはファームで経験を重ねている佐々木朗希が1軍で投げる可能性もあります。コンディション次第なので、いつ投げるか明言はできませんが、ファンの皆さん同様、僕も楽しみにしています。

小休止を挟んだ5月は、まず3連戦の初戦をとってカードを勝ち越す。どのチームも取りこぼすことはできないので、全力で勝利を掴みにいきます。

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