わたしはかもめ2021年鴎の便り(5月)

便

5月10日

ロッテ佐々木朗希、16日西武戦で1軍デビューへ「しっかり飾って」監督期待[ニッカン]

ロッテ佐々木朗希投手(19)の1軍デビュー戦が、16日の西武戦(ZOZOマリン)に内定したことが10日、分かった。井口資仁監督(46)は「金曜日(14日)にこちらの練習に合流させて、ライオンズ戦のどこかでいけたら」と話すにとどめたが、8日の2軍戦登板後のリカバリーは問題なし。14日にブルペンで確認した上で、16日の先発を最終決定する見込みだ。

ドラフト会議でロッテとの縁が結ばれてから約1年7ヶ月、ついに1軍公式戦で投げる。大船渡高3年春にマークした高校生史上最速163キロには及ばずも、150キロ台で制球が安定し、2軍戦は20イニングで防御率0.45。雨天で登板予定がずれることもあったが、徐々に球数を増やし、井口監督が「ある程度の日程は立てています」としたプランから大きく崩れず5度の2軍先発をこなした。首脳陣も先発候補の1人として年明けから構想。「戦力として上がってきてもらう」と認め、満を持してのデビューになる。

1年目の昨季は投球後の右腕などへの負担が大きく、黙々と肉体強化に終始した。一方、変化する体により適した投球フォームも追求してきた。「いいピッチングを期待したいと思っていますし、しっかりデビュー戦を飾って欲しいなと思います」と指揮官。16日は偶然にも、とんねるず石橋貴明(59)が始球式を務める。魂!の余熱が残るマウンドでスターへの1歩目を踏み出す。

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NPB「副作用の問題もあるが、対応するしかない」IOCワクチン提供受け[ニッカン]

NPB、JリーグはIOCが五輪の参加者に対して新型コロナウイルスのワクチンを提供すると決定したことを受け、現段階では議論が始まっていないとした。

斉藤コミッショナーは「侍ジャパンの選手に副作用の問題や本人の了解もあるが、対応するしかない、今は何も考えていない」とした。専門家の三鴨氏は副作用に「接種後に多いのは打った部位の痛みが翌日まで継続すること。私の病院では発熱した人は1回目で5%、2回目で10%。ベストパフォーマンスのために試合との関連を考えないといけない」と話した。

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ロッテ二木が11日ソフトバンク戦リベンジ先発「開幕戦でやられているので」[ニッカン]

ロッテ二木康太投手が11日のソフトバンク戦(ペイペイドーム)に先発する。

ソフトバンクには、プロ8年目で初めて開幕投手を務めた3月26日に5回0/3を5失点と打ち込まれ、チームもそこから5連敗を喫した。「開幕戦でやられているので、何とかいいピッチングをしたいと思います」とやり返す機会が来た。

開幕戦では被安打6のうち3が本塁打だった。「自分自身もそうですし、チームもホームランで失点が多くなっている。気を付けすぎてもカウントが悪くなったりというのがあるので、難しいところですけど、そこはいつも以上に意識をしていきたい」と1発警戒で臨む。

2位ソフトバンクとの差は0.5ゲーム。今季対戦した3連戦は2カードとも初戦を落としているが、頭を取って2位に浮上したい。

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ロッテ「ブラックサマーユニホーム」着用、7、8月の対象9試合で[ニッカン]

ロッテは7月と8月の対象9試合でブラックサマーユニホームを着用すると10日、発表した。

「魅惑のボールパークで自由に遊ぶ、特別な夏」をコンセプトに、特別イベント「BLACK SUMMER WEEKEND(ブラックサマーウイークエンド) supported by coolish」を開催。ブラックサマーユニホームはマリーンズカラーの黒を基調とし、球団ロゴや背番号、胸の「MARINES」の文字などに夏らしいミントグリーンを使用している。

イベント詳細は後日発表する。着用試合は以下の通り。

いずれも本拠地開催の計9試合。サマーユニホームは18年、19年にも実施した。安田尚憲内野手は「これまでとは雰囲気が違ったサマーユニホームで、黒を基調とし、少し落ち着いた感じですが、黒とミントグリーンの組み合わせがとてもかっこいいなと思いました。ミントグリーンのユニホームはもちろん人生初めてですので楽しみです」とコメント。

広報室は「マリーンズカラーのブラックをベースに、夏らしいミントグリーンでBLACK SUMMER WEEKENDの世界観をシンプルに表現しました。ZOZOマリンスタジアムに集まる全ての人とともに挑み、夏の週末を盛り上げる特別なユニホームとなります。野球ファンにはもちろん、ファッション感度が高く、多くのファンに愛されるデザインに仕上がっていると思います。ファンの皆様、7月と8月のイベント試合日をぜひ楽しんでください」とアピールした。

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NPBとJリーグのコロナ会議、東京五輪開催可否についても話題及ぶ[ニッカン]

NPB(日本野球機構)とJリーグが合同で開催する31回目の「新型コロナウイルス対策連絡会議」(Web会議システムにて実施)が10日、行われた。

会議では東京オリンピック(五輪)の開催可否についても話題が及んだ。会議メンバーの愛知医科大・三鴨教授は「世論は7〜8割が開催に反対という声もあると思う。やめるのは簡単だが、粛々と準備を進めないとできないのも事実。そのときに我々の経験がかなり利用されているのも確認した」と話した。同じく東邦大・館田教授も「出口戦略として、大規模イベントに対しての(観客上限)5000人、50%を、どう通常の生活に戻していくのか、提案されてきた。拙速な判断はできないが、地域、首長、政府との連携で元に戻していく道を探らないといけない。その先には五輪パラも見据えた戦略が込められていると思うが、三鴨先生からもあった通り、NPB、Jリーグは、大事なエビデンスを出す責任を持っているんだと、あらためて感じる。我々の経験をしっかりとまとめて、国を含めて提案しないといけないと思った」と話した。

また、三鴨教授は「もう1つの大きな課題は、今の雰囲気だと(五輪を)開催しても無観客になり得る。そのときにJリーグ、プロ野球の試合を観客を入れてやっていいのか。そういう問題もあるので、今後JリーグとNPBで慎重に議論するだろう」とした。この件についてNPB斉藤コミッショナーは「まだ何も決めていません。色んな状況があるでしょうし」とし、Jリーグ村井チェアマンは「五輪パラが無観客、有観客と我々は決める立場にない。開催が決まれば、最高のパフォーマンスで選手が出られるように協力するし、状況を見守るしかない」と話すにとどめた。

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NPB斉藤コミッショナー、シーズン中断はかなり最終的な決断[ニッカン]

NPB(日本野球機構)とJリーグが合同で開催する31回目の「新型コロナウイルス対策連絡会議」(Web会議システムにて実施)が10日、行われた。 6都府県に緊急事態宣言が発出されている中で試合開催を継続していくことなどについて、議論した。

NPBの斉藤コミッショナーは「野球のみならず、年間スケジュールを立てて仕事をしている人達、我々もそうだが、非常に悩ましい問題。同じようなテーマに何度もぶつかり、そのたびに政府と自治体と交渉しながら決めないといけない。あまり好ましいこととは思えない。プロ野球は、無観客は例外中の例外で、ないと思っている。やる意味がないと思う。お客さんが動かれるのと同体なので、ここでどういうスケジュールを立てるか考えないといけないということで、喫緊にいろんな条件を仮定してまとめていく予定」と話した。

Jリーグの村井チェアマンも「私も基本的には同感。会議を重ねている背景は、国民の健康を第一に考えることを大前提としながらも、プロスポーツ興行としては単に競技日程を消化するのでなく、お客様とともに価値を作る。相互作用が強い。観客がいて高いパフォーマンスを出す、選手の活躍が国民の生きがいや張り合い、場合によっては免疫も高める相互作用もあろうかと思っている。昨季は無観客が61試合、有観客が1042試合。今季は無観客は限定的なので1300試合、お客様とともに重ねている。様々な対策を講じることで、全く対策を講じないリスクが100だとしたら、リスクを94〜95%軽減できるところまでエビデンスを重ねている。こうしたことにおごることなく、社会に伝えていく努力もしたい」と話した。

NPBでは大阪府から無観客開催の継続を要請されたオリックスを除いて、12日から緊急事態宣言の発出地域の球場で無観客から上限5000人の有観客試合に切り替わる。今後、各自治体から無観客開催の要請が相次いだ場合、シーズン中断という判断をする可能性を問われたNPB斉藤コミッショナーは「私が1人で決められることじゃない。有観客じゃないと意味がないと言っているのは、12球団のオーナーがそうおっしゃっている。私もそう思う。もちろん社会状況、医療状況、国民の健康に絡むので絶対に無観客が受け入れられない、というものではない。中断というのは、かなり最終的な決断だと思う。延期という可能性が1番あるんでしょうね。感染率が下がったところに試合をもっていく可能性が高い。インドみたいな状況になれば、皆さんと相談して、お客さんに感染することのないようにしないと」と言及した。

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ロッテ・佐々木朗、15日にも1軍デビュー、井口監督明言「ライオンズ戦のどこかで」[サンスポ]

ロッテ・佐々木朗希投手(19)が、15、16日の西武戦(ZOZOマリン)でプロ初登板することが10日、分かった。井口資仁監督(46)が起用を明言した。最速163キロの2年目右腕は、14日の試合前練習から1軍に合流し、デビューに備える。

“令和の怪物”が、待望の1軍デビュー戦を本拠地で迎える。佐々木朗の起用方針について、井口監督が「金曜日(14日)にこちらの練習に1回合流させて、その中でライオンズ戦のどこかでいけたらなと思っています」と明らかにした。

佐々木朗は14日に1軍に合流し、プロ初登板に備える。8日のイースタン・リーグ、楽天戦(仙台市・森林どり泉)に中6日で先発し、2軍公式戦初勝利。5試合目で最多の85球を投げ、6回5安打1失点で6三振を奪った。9日に1軍で勝利投手になった小島が10日に出場選手登録を外れており、ローテーションの枠が空いた日曜日(16日)にそのまま組み込まれる可能性がある。

8日の試合ではプロ入り後最速の156キロを計測した。映像で確認した井口監督は「しっかりと自分の投球ができているかなと思います。スピードもしっかり、どんどんまた、出だしていますし、その中でしっかりと制球できている」と評価。2年目の今季、いよいよGOサインが出た。

指揮官は「戦力として上がってきてもらうので、しっかりデビュー戦を飾って欲しい」と初登板勝利への期待も示した。昨季は1、2軍でともに公式戦登板が1試合もなかったが、シーズンの大半を1軍で過ごして学び、プロでの土台をつくった佐々木朗。長い準備期間を経て、いよいよ晴れ舞台に上がる。

佐々木朗希(ささき・ろうき)
2001(平成13)年11月3日生まれ、19歳。岩手・陸前高田市出身。高田小3年で野球を始め、11年の東日本大震災で被災し、大船渡市へ移る。大船渡一中では軟式野球部。大船渡高では1年夏からベンチ入り。3年時の高校日本代表候補研修合宿で高校球界最速の163キロを計測。同年夏の岩手大会は準優勝で、甲子園出場はなし。20年ドラフト1位でロッテ入団。190センチ、85キロ。右投げ右打ち。独身。年俸1600万円。背番号17。

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斉藤コミッショナー、再び無観客の要請をされた場合「延期という形が可能性高い」/プロ野球、Jリーグコロナ対策連絡会議[サンスポ]

プロ野球の斉藤惇コミッショナー(81)は10日、緊急事態宣言発令に伴う無観客の要請に対し「プロ野球にとっては(試合を)やる意味はあまりない」と改めて強い憤りを示した。12日からは大阪府を除き、宣言対象地域でも上限5000人での開催が認められる。今後の感染状況次第で再び無観客が要請された場合は「(試合の)延期の可能性が1番高い」とした。

◇12球団オーナーの総意

Jリーグと連携して感染症の専門家チームから意見を聞く「第31回新型コロナウイルス対策連絡会議」がオンラインで開かれ、会見に臨んだ斉藤コミッショナーは無観客試合に対する否定的な考えを改めて示した。

「(無観客試合は)プロ野球にとって例外中の例外。単なる試合数の消化で、やる意味はあまりない。12球団のオーナーがそうおっしゃっているし、私もそう思う」。

政府が4月25日に東京など4都府県に発令した緊急事態宣言では、大規模イベントに対し原則無観客との方針が示され、対象地域での試合は11日まで無観客となった。12日以降は大阪府を除いて上限5000人を認められたが、感染状況次第では再び無観客を要請される可能性がある。斉藤コミッショナーは、その場合も無観客ではなく「感染率が下がったところに試合を持ってくる延期という形が1番可能性が高い」との見解を示した。

◇「お客さんあってのプロ野球」

同コミッショナーは、4月24日に緊急事態宣言への対応策を協議した際にも「希望は(宣言対象地域でも)有観客。プロ野球はお客さんあってのもの」と説明。改めて無観客開催への不満を口にした格好だ。

今回の宣言中は巨人、ヤクルト、オリックスが一部試合を延期。連絡会議後の実行委員会では、今後も延期する試合が増えた場合、日本シリーズを含むポストシーズンの日程を後ろ倒しにすることなどで対応しようとの意見も出たもようだ。

斉藤コミッショナーは科学的データに基づく、球場での感染予防対策の実績を強調。「政府に繰り返し伝えている。(収容人数の)100%はないが、50%くらいでやりたいという気持ちはずっとある」と政府、自治体へ理解を求めた。

◇復帰する際の基準を策定

対策連絡会議では、新型コロナウイルス感染後に練習へ復帰する際の基準の策定や、簡易な抗原検査の導入などが感染症の専門家から提言された。これを受け、その後に開かれた12球団代表者会議で検討を進めていくことを確認した。また、日本野球機構(NPB)の井原敦事務局長は、3月にヤクルトで複数のスタッフや選手が感染した際の検体をゲノム解析した結果全て同一の遺伝子だったと説明。感染力が強いとされる変異株ではなかったという。

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プロ野球、新型コロナ感染後の復帰基準検討[サンスポ]

プロ野球は10日、臨時の12球団代表者会議を開き、新型コロナウイルス感染後に練習へ復帰する際の基準の策定や、簡易な抗原検査や感染後の抗体検査の導入を検討することを確認した。

代表者会議に先立って行われたサッカーのJリーグとの「新型コロナウイルス対策連絡会議」で、感染症の専門家から提言を受けた。

また、日本野球機構(NPB)の井原敦事務局長は、3月にヤクルトで複数のスタッフや選手が感染した際の検体をゲノム解析した結果、全て同一の遺伝子だったと明らかにした。感染力が強いとされる変異株の英国株や南アフリカ株ではなかったという。

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ロッテ・二木が11日のソフトバンク戦に先発、開幕戦のリベンジへ「何とかいいピッチングを」[サンスポ]

ロッテ・二木康太投手(25)が11日のソフトバンク7回戦(ペイペイドーム)に先発する。

ソフトバンク戦の登板は、敵地で迎えた3月26日の開幕戦以来、今季2度目。前回は5回0/3を6安打5失点で黒星を喫しただけに「何とかいいピッチングをしたいです」と雪辱に燃える。

今宮、周東、柳田と3本塁打を浴びており「気をつけすぎてもカウントを悪くしたり、というのがあるので、難しいところですけど、そこはいつも以上に意識をしていきたい」と一発を警戒して登板する。

今季は5試合に登板して1勝2敗、防御率2.90。ソフトバンク戦は中9日となる。「(腕が)横振りになったり、体の突っ込みがちょっと早いかな、っていうのがいくつかあったので、そういうところをやっていました」と投球フォームの微妙なずれを修正した。

2位と3位の直接対決で、ロッテが勝つと順位が入れ替わって4月22日以来の2位に浮上する。ソフトバンクには開幕カードで3連敗と苦しめられた。二木の好投で“福岡の悪夢”を一掃したいところだ。

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ロッテが7、8月の9試合でBLACK SUMMERユニホーム着用[サンスポ]

ロッテは10日、7月と8月の対象試合9試合において『魅惑のボールパークで自由に遊ぶ、特別な夏』をコンセプトにした夏の特別イベント『BLACK SUMMER WEEKEND(ブラック・サマー・ウイークエンド)supported by Coolish』を開催し、BLACK SUMMER(ブラック・サマー)ユニホームを着用すると発表した。

デザインはマリーンズカラーのブラックをベースとし、球団ロゴや背番号、胸の『MARINES』の文字などに夏らしいミントグリーンを使用している。着用する対象試合は、7月2日から4日の楽天戦、7月9日から11日の日本ハム戦、8月13日から15日のオリックス戦(いずれもZOZOマリン)。

安田尚憲内野手(22)は球団を通じて「これまでとは雰囲気が違ったサマーユニホームで、黒を基調として、少し落ち着いた感じですが、黒とミントグリーンの組み合わせがとてもカッコいいなと思いました。ミントグリーンのユニホームはもちろん人生初めてですので楽しみです」とコメントした。

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斉藤コミッショナー、無観客試合について「やる意味がない」、再度の延期も選択肢[サンスポ]

プロ野球とJリーグが設立した「新型コロナウイルス対策連絡会議」の第31回が10日に開催され、斉藤惇コミッショナーがプロ野球の無観客開催について「やる意味がない」と改めて強い憤りを示した。

4月27日〜5月11日まで緊急事態宣言の対象地域では無観客試合となり、セ・リーグでは計5試合の試合日程を延期。12日からは上限5000人に緩和される中、同コミッショナーは「私達にとって、プロ野球の無観客というのは例外中の例外。単なる試合数の消化で、やる意味があまりない。12球団のオーナーさんもそうおっしゃっている。(各球場の収容人数の)50%ぐらいではやりたいという気持ちはずっと持っている」と言及した。

今後も感染状況次第で再び無観客試合を要請される可能性も否定できない。同コミッショナーは「5月31日でアンダー・ザ・コントロールというか、この問題が年内抑え込まれれば、スケジュールも立てやすいが、どうも(専門家の)先生方のお話だと第4波、第5波の可能性は確率的にある。非常に悩ましい問題であり、同じようなテーマに何回もぶつかりながら、そのたびに政府と自治体と交渉しながら条件を決めていかなければならない。好ましいこととは思えない」とした上で、「(シーズン)中止というのはかなり最終的な決断。感染率が下がってきたところに試合を持ってくる、延期という形が1番可能性がある」との見解を示した。

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朗希が!ついに!!投げる!!!1軍初陣は「ファウル」が制球力と球威示すバロメーターに[スポニチ]

ロッテ・佐々木朗希投手(19)が、ついに1軍デビューを果たす。井口資仁監督(46)が、2年目右腕を14日からの西武3連戦(ZOZOマリン)で登板させることを明かした。昨季はコンディションが整わず、体づくりに専念してきたが、今季は開幕から2軍で実戦登板を重ねた。ベールに包まれてきた最速163キロの「令和の怪物」について、ロッテ担当・横市勇記者がデビュー戦の注目ポイントを挙げた。

佐々木朗はミステリアスな怪物。大船渡時代は甲子園に出場できなかった。多くのファンは投球を見ていない。だから、より大きな関心を引くのだろう。

記者がこれまで担当したダルビッシュ、大谷の同時期と比較しても速い球を投げる。勘違いして欲しくないのは、「球の速い投手」=「勝てる投手」ではないこと。ただ、19歳右腕は、それをしっかりと理解している。

注目の登板日について、井口監督は「ライオンズ戦のどこかで行けたらなと思っている」と明かした。そのデビュー戦でファンに注目してもらいたいポイントは、ずばりコントロールだ。

高3春の高校日本代表候補合宿では163キロ、昨年5月のシート打撃では160キロを計測。一方、今季は8日のイースタン・リーグ楽天戦での156キロが最速だ。それでも2軍5試合に登板し1勝0敗、防御率0.45。計20イニングで5四死球の制球力が、それを可能にさせる。

プロとしては身体的に発展途上。現段階でチームも本人も球速を求めていない。8割程度の力で投球することで、大きなバラつきも消えた。160キロの球速は出なくても、これで150キロ以上が出ており球威は十分だ。

制球力と球威。その両立を示す1つのバロメーターは、直球で打たせるファウルだ。「相手が直球を狙っている中で、ファウルにしてカウントを取れたりと、直球で勝負して抑えることができた」と手応えをつかんでいる。ストライクゾーンにどんどん投げ込むことで打者との対戦で優位に立ち、球数も減らすことができていた。

ここまでも登板ごとに球速は徐々に上がっている。プロ初登板で緊張もするだろう。無意識に力が入って160キロが出てしまうかもしれない。その中でどれだけ、投球と自分自身をコントロールできるか。2軍と同じような投球ができれば、勝利の可能性はぐっと高まる。

◇開幕前の課題、走者背負っての投球は?未知「100球」は?

2軍では圧倒的な結果を残した佐々木朗だが、開幕前には課題も見えた。3月23日のDeNAとの練習試合で走者を背負った時の投球だ。1軍の舞台で先発し2回2安打2失点。押し出しを含めた2四球を与えた。左足をダイナミックに高く上げるフォーム。走者を背負ってからクイックが必要になると球速、制球力が低下した。2軍戦ではこの課題は浮き彫りにならなかったが、どれだけ修正できているのか、チェックしたい。

怪物たるがゆえの誤算もあった。1軍昇格の目安に「100球」もあったが、軽く投げて150キロ以上を制球良く投げたため、1日の巨人戦では6回を65球、8日の楽天戦でも6回を85球で終える形となってしまった。現時点で100球は未知の領域。球数が増えた時に、どんな投球を見せるかも注目だ。

◇万全中7日「サンデー朗希」有力

井口監督は、8日のイースタン・リーグ楽天戦で6回5安打1失点だった佐々木朗の映像をチェックして「しっかりと自分の投球ができている」とゴーサインを出した。

1軍は11日からペイペイドームでソフトバンクと2連戦を行い、13日がオフ。右腕は14日の試合前練習から合流予定だ。ここまで常に中6日以上の登板間隔を空けており、登板日は15日か16日となる。指揮官は「戦力として上がってきてもらうので、いい投球を期待したい。しっかりとデビュー戦を飾って欲しい」と万全の調整をさせる方針。現状では中6日より、中7日の「サンデー朗希」として16日の先発が有力とみられる。

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[イースタン期待の若手]ロッテ2年目・横山、1軍経験“3日間”糧に目指す朗希とのリレー[スポニチ]

高卒2年目は朗希だけじゃない!ロッテの横山陸人投手(19)が着々と実力をつけている。右サイドから投げ込む直球は150キロを超え、シンカーの精度が増し、課題としていた左打者への対応力も上がった。4月には登板機会こそなかったが1軍昇格も経験し、次なる目標は1軍デビュー。佐々木朗希投手(19)との同期リレーにも期待が高まる。

わずか3日間の経験が大きな財産となった。4月9日。先発投手の入れ替えによって出場選手登録枠が空く期間ができたことで、横山はプロ2年目で初めて1軍に合流した。

「勝ちパターンの人達のリリーフの緊張感、準備を間近で見たり、感じたり、いい経験になった」。

この1軍昇格は「期間限定」と分かっていた。残念ながら、登板機会に恵まれることはなかったが、「1軍で投げたい」との気持ちはこれまで以上に強くなった。2軍に戻ってからも「いつでも1軍に呼んでもらえるような結果を出すことを考えて取り組んでいる」と意識も変化した。

高校時代は最速148キロだったが、プロで1年間過ごして体重は9キロ増の87キロとなり、直球は151キロを計測。右サイドからの直球は威力を増し、変化球の精度も高まった。その中でもシンカーへの手応えを口にする。

「(昨年は)左打者に打たれることが多かったので、シンカー系の落ちる球が凄く大事と感じた。今年は(打者に)シンカーを意識させることができるようになったと思う」。

リリーフとして、1イニングを投げ切るための課題を克服することで、1軍への道は開けてくる。同期入団の佐々木朗の存在も刺激。1年目の石垣島春季キャンプでは同部屋だった。「1年目の最初の頃は、打者と対戦して(自分の1軍昇格は)4、5年目になってしまうと感じた。正直、自分の中ではここまで出来過ぎ。2人で、同じタイミングで1軍に上がれたら嬉しいかな」。成長著しい19歳。デビューの日も遠くなさそうだ。

横山陸人(よこやま・りくと)
2001年(平13)8月5日生まれ、東京都出身の19歳。専大松戸では3年春に県大会準優勝。関東大会4強も、夏の県大会は4回戦敗退で甲子園出場なし。19年ドラフト4位でロッテ入団。昨季は2軍で11試合に登板し、0勝0敗、防御率6.00。1メートル79、87キロ。右投げ右打ち。

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NPB斉藤コミッショナー「やる意味がない」無観客に難色、コロナ対策連絡会議[スポニチ]

プロ野球とJリーグ合同の新型コロナウイルス対策連絡会議が10日、オンラインで開かれ、斉藤惇コミッショナーは無観客開催について強い難色を示した。

緊急事態宣言により4月27日〜5月11日は、巨人、ヤクルト、阪神、オリックスの主催試合が政府要請により無観客に。12日以降も大阪府の要請でオリックスの京セラドーム主催は無観客が続く。

「無観客は例外中の例外で、やる意味がないと思っている」と指摘。感染対策を徹底し客席での集団感染例がないことから、当初から無観客にする必要はないと訴えていた。

無観客を避けるため6試合が延期された。再度、広範囲で無観客開催を迫られる場合には、再延期も選択肢となることを示唆した。

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コロナ陽性者の練習復帰への基準検討を確認、12球団代表者会議[スポニチ]

12球団代表者会議と理事会、実行委員会が開かれ、対策連絡会議で専門家チームから助言された陽性者の練習復帰への基準を検討することを確認した。

保健所の判断基準を調べ、適切な手順を定める。簡易な抗原検査や感染後の抗体検査の導入を検討することも決めた。また、3月のヤクルトの集団感染のゲノム解析結果が一部報告され、感染力が強いとされる変異株の英国株や南アフリカ株ではなかったという。

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ロッテ、ブラックサマーユニを9試合で着用、安田「ミントグリーンは人生初」[スポニチ]

ロッテは7月と8月の対象試合9試合において、「魅惑のボールパークで自由に遊ぶ、特別な夏」をコンセプトにした夏の特別イベント「BLACK SUMMER WEEKEND(ブラックサマーウィークエンド) supported by Coolish)」を開催し、BLACK SUMMER(ブラックサマー)ユニホームを着用することを発表した。

デザインはマリーンズカラーのブラックをベースとし、球団ロゴや背番号、胸の「MARINES」の文字などに夏らしいミントグリーンを使用。イベント詳細は後日発表する。

[BLACK SUMMERユニホーム、デザインコンセプト]
マリーンズカラーのブラックをベースに、夏らしいミントグリーンでBLACK SUMMER WEEKENDの世界観をシンプルに表現。ZOZOマリンスタジアムに集まる全ての人と共に挑み、夏の週末を盛り上げる特別なユニホーム。野球ファンにはもちろん、ファッション感度の高いファンにも愛されるデザインとなる。
[着用試合]
7月2〜4日楽天戦、7月9〜11日日本ハム戦、8月13〜15日オリックス戦(いずれもZOZOマリン)
安田
「これまでとは雰囲気が違ったサマーユニホームで、黒を基調とし少し落ち着いた感じですが、黒とミントグリーンの組み合わせがとてもカッコいいなと思いました。ミントグリーンのユニホームはもちろん人生初めてですので楽しみです。」

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無観客再要請なら中止より「延期」…斉藤コミッショナー有観客でのシーズン完走目指す[報知]

プロ野球・斉藤惇コミッショナー(81)が10日、Jリーグとの新型コロナウイルス対策連絡会議後に会見し、「無観客は例外中の例外。やる意味があまりない。単なる試合数の消化。(定員の)50%くらいでやりたい思いはずっとある」と、否定的な見解を示した。再度、無観客を要請された場合について、「中止は最終的な決断。延期という可能性が1番ある」と、検討していくとした。

4月25日に4都府県に緊急事態宣言が発令されたことを受け、今月11日まで計18試合を無観客、6試合を延期とした。12日以降、東京D、甲子園などは上限5000人まで緩和されるが、大阪府の京セラD6試合は無観客を継続する。

昨季から続く入場料収入減少は球団経営に大きな影響を与えている。対策を講じ、観客からのクラスターを発生させていないなど、科学的な根拠も明示している。今後の感染状況悪化も考慮し、無観客を絶対的に受け入れない姿勢ではない。斉藤コミッショナーは有観客は12球団オーナーの総意とし、延期を余儀なくされた場合について、「スケジュールを考えないといけない。色んな条件を仮定してまとめていく方針」と説明。感染が落ち着いた時期への振り替えなど、日程の大枠を含め有観客でのシーズン全うを目指していく。

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佐々木朗希、井口監督が1軍デビュー明言!16日有力[報知]

“令和の怪物”がついにベールを脱ぐ。ロッテの最速163キロ右腕・佐々木朗希投手(19)が16日の西武戦(ZOZO)で1軍デビューすることが10日、有力となった。

井口監督はこの日までに「自分の投球ができているかなと思う。スピードもどんどん出てますし、その中でしっかりと制球できているので。金曜日(14日)に1軍の練習に合流させてその中でライオンズ戦のどこかでいけたらと思います」と15、16日の西武戦でのデビューを明言。この日、9日に登板した小島が抹消され、右腕が14日から本拠地で最終調整を行うとなれば、16日・西武戦での先発が有力とみられる。

前回登板の8日の2軍楽天戦(森林どり泉)ではプロ入り後最多の85球を投げ、6回5安打1失点(自責0)。球速も実戦では最速となる156キロをマークし公式戦5度の登板で“プロ初勝利”を挙げた右腕は「ファウルにしてカウントを取れたりと直球で勝負して抑えることができた」と手応えを口にしていた。

昨季は実戦登板なしに終わったが1軍に帯同しながらの体づくりを乗り越え、今季は確実に成長を遂げている。高めに浮くことが多かった直球も制球力が向上し、クイックも安定感が増した。2軍では規定投球回には達していないものの、防御率は0.45と20イニング以上を投げている投手の中ではチームトップ、19奪三振も石崎と並ぶチームトップタイと準備は万端だ。

本拠地のマウンドに上がるのはプロ初実戦となった3月12日、中日とのオープン戦以来。指揮官も「もちろん戦力として上がってきてもらうのでいい投球を期待したい。そこまで準備させてしっかりとデビュー戦を飾って欲しい」と目前に迫るデビューに胸を踊らせた。今季の目標をまずは「初勝利」としている朗希。新たな物語が幕を開ける。

◇朗希のこれまで

佐々木朗の今季2軍成績
月日相手(球場)登板勝敗投回安打三振四死失点自責最速(キロ)
04-02ヤ(戸)先発212000153
04-09西(ロ)先発312100153
04-20楽(森)先発3214121153
05-01巨(ロ)先発615100155
05-08楽(森)先発656210156
5登板1勝0敗、防0.452010119531
U−18W杯侍ジャパン
19年8月30日〜9月8日に韓国・機張で行われ、奥川、佐々木朗、宮城らが参加。スーパーラウンドでオーストラリアに1−4で敗戦し5位に終わった。前記の3選手に加え西純(阪神)、石川昂(中日)、森(DeNA)の6選手がドラフト1位でプロ入りした。

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二木康太が11日のソフトバンク戦に先発「いつも以上に意識して」[報知]

ロッテの二木康太投手(25)が11日のソフトバンク戦(ペイペイドーム)に先発する。

ソフトバンクとの対戦は3月26日の開幕戦(ペイペイドーム)以来。開幕戦では今宮、栗原、柳田に3本の本塁打を浴び5回0/36安打5失点と打ち込まれ敗戦投手に。チームはそこから5連敗を喫した。

「自分自身もそうですし、チームもホームランで失点も多くなっているので。気を付けすぎてもカウントを悪くなったり、というのがあるので、難しいところですけど、そこはいつも以上に意識をしていきたいと思います」と二木。2位ソフトバンクとは0.5ゲーム差。リベンジで2位浮上を狙う。

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「BLACK SUMMER WEEKEND」を7、8月の本拠地主催9試合で開催[報知]

ロッテは10日、本拠地で行われる7、8月の9試合で夏の特別イベント「BLACK SUMMER WEEKEND(ブラックサマーウィークエンド) supported by Coolish」を開催し、BLACK SUMMER(ブラックサマー)ユニホームを着用することを発表した。

コンセプトは「魅惑のボールパークで自由に遊ぶ、特別な夏」。ユニホームのデザインは、マリーンズカラーのブラックをベースとし、球団ロゴや背番号、胸の「MARINES」の文字に夏らしいミントグリーンを使用している。同イベントは2年ぶりの開催で詳細は後日発表される。

BLACK SUMMERユニホーム着用試合は次の通り。

実際に着用した安田尚憲内野手(22)は「これまでとは雰囲気が違ったサマーユニフォームで、黒を基調とし少し落ち着いた感じですが、黒とミントグリーンの組み合わせがとてもカッコいいなと思いました。ミントグリーンのユニホームはもちろん人生初めてですので楽しみです」とコメントした。

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プロ野球、再度の延期も選択肢…無観客要請に備え検討へ[報知]

プロ野球とJリーグは10日、新型コロナウイルス対策連絡会議(第31回)をオンラインで開いた。3月から4月にかけてヤクルト、巨人で陽性者が出た件について、ゲノム解析の結果報告などが行われた。

プロ野球は4月25日から4都府県で緊急事態宣言が発出されたことに伴い、対象地域で無観客試合を実施。斉藤コミッショナーは今後、政府や自治体から無観客試合の要請があった場合、開催延期を検討する可能性を口にした。公式戦の中断については消極的な考えを明かした一方、感染状況が落ち着いた時期に試合を組み込む選択肢を示した。

プロ野球では、ヤクルトと巨人が、無観客試合となる4月下旬から5月中旬の一部主催試合を延期した。4都府県に発令されている緊急事態宣言の延長、対象地域拡大を受け、東京ドーム、神宮、甲子園などでは上限5000人までの入場が認められるが、オリックスは大阪府の要請に従い、京セラドームでは無観客を継続する。斉藤コミッショナーは12球団のオーナーの総意とした上で、今後の感染状況の悪化などで再び無観客試合の要請があった場合に備え、「近々、条件を仮定してまとめていく」と日程の延期を視野に入れる可能性に言及した。

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佐々木朗希、15日にも初登板ロッテ、14日に1軍合流へ[デイリー]

ロッテの2年目の佐々木朗希投手が15、16日にZOZOマリンスタジアムで行われる西武戦でプロ初登板する方針であることが10日、分かった。井口資仁監督は14日の試合前練習から1軍に合流させると明らかにし「ライオンズ戦のどこかで行けたらなと思っている。いい投球を期待したい」と話した。

佐々木朗は8日にイースタン・リーグの楽天戦で先発し、2軍公式戦で初勝利を挙げた。5試合目で最多の85球を投げ、6回5安打1失点で6三振を奪った。井口監督は「自分の投球ができているかな。スピードもどんどん出だしている。その中で制球もできている」と評価した。

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ロッテ・佐々木朗、16日デビュー濃厚、井口監督、14日から1軍合流明言[デイリー]

ロッテの佐々木朗希投手(19)が15か16日の西武戦(ゾゾ)でプロ初登板することが10日、分かった。井口監督が14日から1軍合流させると明かし、「ライオンズ戦のどこかでいけたらと思っています」と話した。この日、9日・オリックス戦に先発した小島が疲労回復で出場選手登録を抹消されたため、佐々木朗は16日の第3戦の先発が有力視される。

令和の怪物がついに1軍のマウンドに立つ。これまでは2軍打者では物足りないとばかりに快速球でねじ伏せてきた。1日のイースタン・巨人戦は6回1安打無失点。8日の同・楽天戦は6回5安打1失点(自責0)。最速156キロの直球を操り、2軍公式戦で初勝利を挙げた。

ロッテは首位・楽天と1ゲーム差の3位。井口監督は「戦力として上がってきてもらうので期待してます。デビュー戦を飾って欲しいね」。令和の怪物が本拠地でプロ初勝利を飾り、チームを勢いづける。

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NPB、コロナ陽性判定選手の復帰基準を協議、臨時12球団代表者会議[デイリー]

NPBと12球団は10日、臨時12球団代表者会議を開催。午前中の「新型コロナ対策連絡会議」で専門家チームから指摘された、陽性判定を受けた選手の練習復帰基準について協議した。

陽性判定者のチーム合流などは各保健所の指示に従っているが、陰性判定から練習復帰までの日数の統一基準などを検討。NPB・井原事務局長は「保健所の判断基準を確認しながら研究していく」とした。また抗原検査や感染後の抗体検査の導入も検討された。

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プロ野球・斉藤コミッショナー、無観客開催は「やる意味ない」試合延期など検討へ[デイリー]

政府の緊急事態宣言が4都府県で12日から31日まで延長され、対象地域に愛知、福岡も加えられるなど収束の気配が見えないコロナ禍。会議では専門家チームから今後の感染第4波、さらに第5波の可能性も指摘された。

さらなる感染拡大の際には再び無観客開催を要請される可能性もあるが、斉藤コミッショナーは「無観客という感覚は例外中の例外で、やる意味がない」という考えを示した。

昨季からプロ野球とJリーグは各スタジアムでの徹底した感染予防対策を講じ、観客からのクラスターは発生していない。Jリーグ・村井チェアマンも「プロの興行は日程を消化するだけでなく、お客さまとともに価値を作っていく。相互作用が強い」と同調した。

政府は4月25日に緊急事態宣言を発令。対象地域に本拠地を置く阪神、オリックス、巨人、ヤクルトが無観客で開催し、一部の試合を延期。12日からの延長期間は大阪府の要請を受けたオリックス以外の球団は、観客の上限が5000人と緩和される。

ただ、再度の無観客要請の可能性に対し、斉藤コミッショナーは「今後、色々な条件を仮定してまとめていく」と対応策を検討する意向。「延期というのが、そういう場合は(可能性が)あるでしょう」と、東京五輪の中断期間を含む厳しい日程下で、可能な限り有観客開催への道を探る思いを示した。

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ロッテ・二木がリベンジに闘志、ソフトバンク戦に向け「開幕戦やられているので」[デイリー]

ロッテの二木康太投手(25)が10日、先発する11日のソフトバンク戦(ペイペイドーム)でのリベンジに闘志を燃やした。

ソフトバンク戦は3月26日の開幕戦、敵地ペイペイドーム以来の登板。5回0/3を投げ、6安打5失点での降板以来となる鷹打線との対決に「開幕戦でやられているので、なんとかいいピッチングをしたい」と力を込めた。

ソフトバンクは中軸のグラシアルが抹消中も、強力打線に対して要警戒する。「ケガ人がでても、代わりにでた選手が活躍する。強いチームなので気が抜けない」と冷静に分析した。

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ロッテ、ブラックサマーユニを着用へ、7、8月の9試合で[デイリー]

ロッテは10日、7月と8月の対象試合9試合において、BLACK SUMMER(ブラックサマー)ユニホームを着用すると発表した。「魅惑のボールパークで自由に遊ぶ、特別な夏」をコンセプトにした夏の特別イベント「BLACK SUMMER WEEKEND(ブラックサマーウィークエンド supported by Coolish)」を開催する。

BLACK SUMMERユニホームのデザインは、マリーンズカラーのブラックをベースとし、球団ロゴや背番号、胸の「MARINES」の文字などに夏らしいミントグリーンを使用している。

BLACK SUMMERユニホームの着用試合は次の通り。7月2日〜4日楽天戦、7月9日〜11日北海道日本ハム戦、8月13日〜15日オリックス戦。いずれもZOZOマリンスタジアムの計9試合。サマーユニホームは18、19年と実施している。

着用した安田尚憲内野手は「これまでとは雰囲気が違ったサマーユニフォームで、黒を基調とし少し落ち着いた感じですが、黒とミントグリーンの組み合わせがとてもカッコいいなと思いました。ミントグリーンのユニホームはもちろん人生初めてですので楽しみです」とコメントした。

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[千葉魂]ロッテ井上、開幕2軍からの逆襲、下半身鍛え直し、今季1号[千葉日報]

開幕を2軍で迎えた。井上晴哉内野手にとって開幕2軍スタートはプロ2年目の2015年以来の事であった。昨季は113試合に出場して15本塁打、67打点。長らくマリーンズの4番を務めてきた男は今年、観客のいない2軍グラウンドで静かに球春到来の季節を迎えた。

「寂しい想いはもちろんありましたけど、自分の状態が良くなかったので仕方がないと思っていた」。

井上はその時の心境を語る。春先から、なかなか自分の打撃を取り戻せずに苦しんだ。本来の井上らしい迫力あるスイングから繰り出される力強い弾道はなかなか戻らず、結果的に開幕1軍メンバーから漏れた。福岡で行われた開幕戦も「自分のことで精一杯で結果は気にしていたけど、試合自体は見ていない」と振り返る。

2軍で取り組んだのは本来あるべき下半身を使ってボールを飛ばす練習だった。時間をかけて下半身をつくり直し、ロングティーなどで徹底的に下半身主導の打撃を体に染み込ませた。「これが自分の打撃だというものがあった」と下半身をいじめ抜き、バットを振り続ける中で思い出した感覚があった。そして少し心に余裕が出始めると1軍のナイトゲームもテレビで見るようになった。そこには同じ内野手のポジションの安田尚憲内野手、山口航輝外野手などが躍動する姿があった。

「若手が試合に出ていて頑張っていた。自然と自分も頑張らないといけないという想いになった。2軍で結果を出して呼んでもらえるようにしないといけないと思った。あと、テレビで試合を見ていると色々な発見があった。今まで1軍にいる時は目の前のプレーに精一杯だったけど、テレビで見ることで一歩下がって、色々なことに注目しながら見ることができた。それは、とても勉強になった」。

キャッチャー目線、相手投手目線、守備シフトやファン目線。試合中継の中で様々なことを考えた。解説者の話に耳を傾け、このプレーで自分ならどうするかと熟考した。これまで1軍で無我夢中でプレーをしてきた井上にとっては今までにない貴重な時間となった。

「2軍にいる時間を無駄にしてはいけない。その時間があったから、この年で井上は、もう1つ成長したと言えるようにしたいと思い、色々と考え取り組んだ」。

2軍で18試合に出場し打率2割8分1厘、2本塁打、15打点の成績を残し4月25日に1軍昇格。当初は代打としての出場が多く、なかなか結果が伴わなかったが5月7日のバファローズ戦(ZOZOマリンスタジアム)にて7番ファーストでスタメン出場すると、4回の第2打席。バファローズ先発の山岡泰輔投手のストレートを右中間奥深くに運んだ。風を切り裂いてスタンドに押し込む力強い弾道だった。

「センターに強い打球を打ち込むことができた。しっかりと下半身を使えた実感のある一発だった」と本人も振り返る納得の一発。ダイヤモンドを一周しながら、手に残る確かな感触に自信を深めた。

「まだまだ老け込むつもりはない。まだまだレギュラーを受け渡すつもりはない。最終的にシーズンが終わった時に2021年は最初、2軍スタートだったけど、結果的には、それがいい方向に出たと言ってもらえるような1年にしたい」と井上は意気込む。

プロ8年目は思い通りにはいかず苦しいスタートとなったが、新しく力強く生まれ変わった姿で背番号「44」はスポットライトの当たる1軍の舞台へと華麗に舞い戻ってきた。逆境の中で自分を見つめ直し手ごたえをつかんだ大男は、難敵を力でねじ伏せてくれる。開幕2軍スタートからの逆襲が始まった。
(千葉ロッテマリーンズ広報・梶原紀章)

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