西武が4−6の8回、スパンジェンバーグの2点適時打で追い付いた。ロッテは佐々木朗が味方の拙守もあり5回4失点。5回にマーティンの2打数連発となる2ランで勝ち越したが、8回に唐川が崩れて逃げ切れなかった。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
埼玉西武 | 0 | 0 | 3 | 0 | 1 | 0 | 0 | 2 | 0 | 6 |
千葉ロッテ | 2 | 2 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 6 |
大投手への1歩目を踏み出した。ロッテ佐々木朗希投手(19)が16日、西武戦(ZOZOマリン)でプロ初登板初先発を果たした。
5回4失点、最速154キロ。勝ち負けはつかなかった。6安打5盗塁を許しながら5三振を奪った。ドラフト会議から1年7ヶ月後のデビュー。全71球投げた直球の平均球速は約151.2キロ。高校時代の163キロには及ばずも、制球を崩さない新たなスタイルで圧倒的な投手を目指す。
最近の主な高卒投手デビュー戦(全て先発) | |||||||
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投手 | 出身→所属・年数 | 年・月・日 | 相手 | 球場 | 勝敗 | 回 | 自責 |
松坂大輔 | 横浜→西武@ | 99・4・7 | 日本ハム | 東京ド | ○ | 8 | 2 |
涌井秀章 | 横浜→西武@ | 05・3・29 | 日本ハム | 札幌ド | ● | 2 1/3 | 7 |
ダルビッシュ有 | 東北→日本ハム@ | 05・6・15 | 広島 | 札幌ド | ○ | 8 0/3 | 2 |
田中将大 | 駒大苫小牧→楽天@ | 07・3・29 | ソフトバンク | ヤフー | 1 2/3 | 6 | |
前田健太 | PL学園→広島A | 08・4・5 | 横浜 | 広島 | 5 | 3 | |
唐川侑己 | 成田→ロッテ@ | 08・4・26 | ソフトバンク | ヤフー | ○ | 7 | 0 |
菊池雄星 | 花巻東→西武A | 11・6・12 | 阪神 | 西武ド | 2 1/3 | 4 | |
千賀滉大 | 蒲郡→ソフトバンクA | 12・4・30 | ロッテ | QVC | 3 2/3 | 3 | |
武田翔太 | 宮崎日大→ソフトバンク@ | 12・7・7 | 日本ハム | 札幌ド | ○ | 6 | 0 |
藤浪晋太郎 | 大阪桐蔭→阪神@ | 13・3・31 | ヤクルト | 神宮 | ● | 6 | 1 |
大谷翔平 | 花巻東→日本ハム@ | 13・5・23 | ヤクルト | 札幌ド | 5 | 2 | |
松井裕樹 | 桐光学園→楽天@ | 14・4・2 | オリックス | コボスタ | ● | 6 | 3 |
上沢直之 | 専大松戸→日本ハムB | 14・4・2 | ソフトバンク | ヤフオク | ○ | 6 | 1 |
田口麗斗 | 広島新庄→巨人A | 15・4・11 | ヤクルト | 東京ド | ○ | 7 | 1 |
高橋光成 | 前橋育英→西武@ | 15・8・2 | ソフトバンク | プリンヅ | ● | 3 0/3 | 3 |
安楽智大 | 済美→楽天@ | 15・10・5 | ソフトバンク | コボスタ | ○ | 6 | 0 |
小笠原慎之介 | 東海大相模→中日@ | 16・5・31 | ソフトバンク | ヤフオク | 5 | 1 | |
山本由伸 | 都城→オリックス@ | 17・8・20 | ロッテ | 京セラ | 5 | 1 | |
今井達也 | 作新学院→西武A | 18・6・13 | ヤクルト | メット | ○ | 6 | 0 |
吉田輝星 | 金足農→日本ハム@ | 19・6・12 | 広島 | 札幌ド | ○ | 5 | 1 |
戸郷翔征 | 聖心ウルスラ学園→巨人@ | 19・9・21 | DeNA | 横浜 | 4 2/3 | 2 | |
宮城大弥 | 興南→オリックス@ | 20・10・4 | 楽天 | 京セラ | 5 | 2 | |
奥川恭伸 | 星稜→ヤクルト@ | 20・11・10 | 広島 | 神宮 | ● | 2 0/3 | 5 |
佐々木朗希 | 大船渡→ロッテA | 21・5・16 | 西武 | ZOZO | 5 | 2 |
大投手への1歩目を踏み出した。ロッテ佐々木朗希投手(19)が16日、西武戦(ZOZOマリン)でプロ初登板初先発を果たした。
5回4失点、最速154キロ。勝ち負けはつかなかった。6安打5盗塁を許しながら5三振を奪った。ドラフト会議から1年7ヶ月後のデビュー。全71球投げた直球の平均球速は約151.2キロ。高校時代の163キロには及ばずも、制球を崩さない新たなスタイルで圧倒的な投手を目指す。
球数 | 球速 | 球種 | コース | 結果 |
---|---|---|---|---|
1回17球 | ||||
1番若林 | ||||
1 | 151 | 直球 | 中高 | 左安 |
2番源田 | ||||
2 | 153 | 直球 | 内低 | ボール |
3 | 151 | 直球 | 外高 | ボール |
4 | 152 | 直球 | 外中 | 見逃し |
5 | 152 | 直球 | 外中 | ボール |
6 | 151 | 直球 | 外中 | 空振り |
7 | 153 | 直球 | 内高 | 左邪 |
3番森 | ||||
8 | 152 | 直球 | 中低 | 空振り |
9 | 143 | フォーク | 外中 | ファウル |
10 | 142 | フォーク | 中中 | 中安 |
4番山川 | ||||
11 | 152 | 直球 | 外低 | ボール |
12 | 151 | 直球 | 外中 | ファウル |
13 | 141 | スライダー | 外中 | 空振り |
14 | − | フォーク | 内低 | 空三振 |
5番栗山 | ||||
15 | 153 | 直球 | 外中 | 見逃し |
16 | 153 | 直球 | 中高 | ファウル |
17 | 142 | フォーク | 中高 | 左飛 |
1回16球 | ||||
6番呉念庭 | ||||
18 | 153 | 直球 | 外中 | 見逃し |
19 | 151 | 直球 | 中高 | ファウル |
20 | 139 | フォーク | 内低 | ボール |
21 | 139 | フォーク | 内高 | 見三振 |
7番愛斗 | ||||
22 | 153 | 直球 | 外低 | ボール |
23 | 152 | 直球 | 外低 | ボール |
24 | 139 | スライダー | 中高 | ボール |
25 | 152 | 直球 | 中低 | 見逃し |
26 | 152 | 直球 | 外中 | 右飛 |
8番スパンジェンバーグ | ||||
27 | 154 | 直球 | 内高 | 空振り |
28 | 154 | 直球 | 内中 | 空振り |
29 | 153 | 直球 | 外中 | ファウル |
30 | 153 | 直球 | 外高 | ボール |
31 | 154 | 直球 | 内中 | ファウル |
32 | 140 | フォーク | 外高 | ボール |
33 | 154 | 直球 | 外中 | 空三振 |
3回32球 | ||||
9番金子 | ||||
34 | 151 | 直球 | 外高 | ボール |
35 | 139 | スライダー | 外中 | 見逃し |
36 | 150 | 直球 | 外中 | 一失 |
1番若林 | ||||
37 | 151 | 直球 | 中中 | 見逃し |
38 | 139 | フォーク | 中低 | ボール |
39 | 153 | 直球 | 中中 | ファウル |
40 | 142 | フォーク | 外低 | ボール |
41 | 139 | フォーク | 内低 | 中安 |
2番源田 | ||||
42 | 150 | 直球 | 外高 | ボール |
43 | 151 | 直球 | 外低 | 見逃し |
44 | 152 | 直球 | 外高 | ボール |
45 | 151 | 直球 | 外低 | ボール |
46 | 149 | 直球 | 内低 | 空振り |
47 | 151 | 直球 | 内中 | 右三 |
3番森 | ||||
48 | 152 | 直球 | 外低 | ボール |
49 | 152 | 直球 | 内中 | ボール |
50 | 152 | 直球 | 内低 | 見逃し |
51 | 140 | フォーク | 外低 | ボール |
52 | 151 | 直球 | 内高 | 見逃し |
53 | 152 | 直球 | 外高 | 四球 |
4番山川 | ||||
54 | 153 | 直球 | 外低 | 見逃し |
55 | 140 | スライダー | 中中 | 三飛 |
5番栗山 | ||||
56 | 151 | 直球 | 外中 | 見逃し |
57 | 136 | フォーク | 外高 | ボール |
58 | 138 | フォーク | 外高 | ファウル |
59 | 138 | フォーク | 中低 | 中犠 |
6番呉念庭 | ||||
60 | 151 | 直球 | 外高 | ボール |
61 | 151 | 直球 | 外高 | ボール |
62 | 150 | 直球 | 中低 | 見逃し |
63 | 150 | 直球 | 中中 | ファウル |
64 | 151 | 直球 | 外高 | ファウル |
65 | 151 | 直球 | 外高 | 二ゴ |
4回21球 | ||||
7番愛斗 | ||||
66 | 135 | スライダー | 外中 | 空振り |
67 | 136 | フォーク | 中高 | ボール |
68 | 150 | 直球 | 中高 | 右飛 |
8番スパンジェンバーグ | ||||
69 | 152 | 直球 | 外中 | 空振り |
70 | 152 | 直球 | 外低 | ボール |
71 | 151 | 直球 | 外低 | 空振り |
72 | 140 | フォーク | 内低 | ボール |
73 | 150 | 直球 | 内高 | ファウル |
74 | 151 | 直球 | 中高 | 一ゴ |
9番金子 | ||||
75 | 151 | 直球 | 中中 | ファウル |
76 | 150 | 直球 | 内中 | ファウル |
77 | 140 | フォーク | 内低 | ファウル |
78 | 139 | フォーク | 外低 | ファウル |
79 | 151 | 直球 | 外低 | ファウル |
80 | 140 | フォーク | 外低 | 遊安 |
1番若林 | ||||
81 | 136 | スライダー | 内高 | ボール |
82 | 137 | スライダー | 内低 | ボール |
83 | 150 | 直球 | 外低 | ボール |
84 | 149 | 直球 | 中中 | 見逃し |
85 | 150 | 直球 | 中中 | 見逃し |
86 | − | フォーク | 外低 | 空三振 |
5回21球 | ||||
2番源田 | ||||
87 | 149 | 直球 | 外高 | ボール |
88 | 149 | 直球 | 内低 | ファウル |
89 | 139 | フォーク | 外低 | ボール |
90 | 149 | 直球 | 内低 | ボール |
91 | 149 | 直球 | 中高 | 見逃し |
92 | 150 | 直球 | 内中 | ファウル |
93 | 151 | 直球 | 中低 | ファウル |
94 | 151 | 直球 | 内低 | 四球 |
3番森 | ||||
95 | 150 | 直球 | 外中 | 見逃し |
96 | − | フォーク | 外低 | ボール |
97 | 140 | フォーク | 外低 | ファウル |
98 | 150 | 直球 | 内高 | ボール |
99 | 139 | フォーク | 外低 | 一ゴ |
4番山川 | ||||
100 | 151 | 直球 | 中高 | ファウル |
101 | 150 | 直球 | 外高 | ボール |
102 | 136 | フォーク | 外高 | ファウル |
103 | − | フォーク | 内高 | 見三振 |
5番栗山 | ||||
104 | 138 | フォーク | 内低 | 空振り |
105 | 138 | フォーク | 外中 | ファウル |
106 | 139 | フォーク | 外高 | 中安 |
6番呉念庭 | ||||
107 | 147 | 直球 | 外高 | 中飛 |
[注]−は球速表示出ず。
ロッテ佐々木朗希投手(19)が16日、西武戦(ZOZOマリン)でプロ初登板初先発を果たした。5回4失点、最速は154キロ。勝ち負けはつかなかった。6安打5盗塁を許しながら、5三振を奪った。
友の旅立ちにしびれた。大船渡高時代にバッテリーを組んだ及川恵介さんは「かっこよかったのをまず最初に感じました。同級生がプロ野球選手で1軍の試合に投げることをすごいと思いました」と朗希のデビューを振り返った。
さすが相棒、読み通りだった。「プロの初球は…ストレートですかね。コントロールする力ができたら、アウトコースの。高校時代は意外と初球スライダーもありました」。猛練習で自信を深め、高3時には朗希の投げたい球が分かるほどになっていた。
岩手・陸前高田での小学校時代は一緒のクラスになったこともあったが、東日本大震災で離ればなれに。交流は続き、朗希に誘われて高校で再びチームメートになった。幼少期から「朗希」「恵ちゃん」と呼び合う。「プロ野球選手は色々な人に影響を与える力があると思います。自分も朗希にもらった側の人間かなって思うので。ファンの皆さんから応援される選手になって欲しい」と成功を願う気持ちは人一倍だ。
朗希達とよく遊んだ少年時代は「パンが好きで、パン屋さんになりたいとか思ってました」と描いていた自分の夢を振り返る。今は「人に貢献できる仕事に」と未来を見すえる。幼なじみの旅立ちに刺激を受けた及川さんは17日、20歳になった。
大投手への1歩目を踏み出した。ロッテ佐々木朗希投手(19)が16日、西武戦(ZOZOマリン)でプロ初登板初先発を果たした。5回4失点、最速は154キロ。勝ち負けはつかなかった。6安打5盗塁を許しながら、5三振を奪った。ドラフト会議から1年7カ月後のデビュー。全71球投げた直球の平均球速は約151.2キロ。高校時代の163キロには及ばずも、制球を崩さない新たなスタイルで圧倒的な投手を目指す。
鳴り響く拍手に内なるチカラが湧いてきた。2年目の春、ついにデビュー。佐々木朗は「疲れました」と少し笑った。「嬉しいですし、たくさんの人達に去年からサポートしてもらっていたので、1軍の舞台で投げられて良かったかなと思います」とあふれる感謝を口にした。
佐々木朗希は“今の佐々木朗希”を投げた。163キロの再来はまだ先の話。直球71球のうち、65球が150〜154キロに収まった。緊張の舞台ながらストライク率は65.4%。「ある程度しっかりゾーンというか、いいところには投げられていたのも多かったと思うので」と最大の収穫を挙げた。
昔から負けず嫌い。打たれると魂に火がついた。高3時の練習試合で2年生打者に本塁打を浴びた。直後、球速ベースを一気に5キロ上げた。プロ入り後もシート打撃で157キロを本塁打にされた直後、160キロを投げ込んだ。「本塁打でさらに集中力が増したと思います」と明かした。
今は違う。ピンチを迎えても球速帯は一定だ。「力はしっかり伝えているんですけど」としながら、球速表示に大きな変化はない。大船渡高で青春を共有した仲間たちもスタンドで見守る中、球威と制球で制するスタイルでデビューした。スパンジェンバーグには2打席で5度、直球で空振りを奪った。
左足を高く上げるフォームが代名詞だ。高校時代、過酷な真夏の試合でも左足つま先は鼻近くまで高く上がった。中学でケガをし、柔軟性を追求したことで生まれたフォーム。足の高さは球速への推進力を生む。今はあごの位置まで。キャンプ時はもっと低かった。試行錯誤を重ねた石垣島で「もちろん初めて見た人には特徴的で印象的かもしれないですけど」と前置きしながら、言った。
「それよりも大事なのは、やっぱりボールだと思うので。僕もあの足の上げ方は、何となく全体的な動きがしっくりきて好きなんですけど、ボールが良くなるなら。どんどんいいものを求めていくには、どんどん変わっていくと思います。やっていく中で1番いい投げ方でいきたいです」。
希代の投手になるため、変化を恐れず進化する。許した5盗塁は勝ちを重ねるための宿題だ。「とてもいい経験ができたと思うので、どんどん修正していきたい」と前向きに捉える。「しっかり相手を圧倒できるように、色んなところの精度を上げていきたいと思います」。白星はつかなくても希望につながる107球。物語のページが1枚、めくられた。
ロッテ佐々木朗希投手(19)のデビューには、岩手・大船渡高野球部時代の仲間達も応援に駆けつけた。
朗希と同じ陸前高田市出身で外野手を務めた村上泰宗さん(19)は「みんなで朗希のユニホームを買って、着て、応援して、すごい友達が近くにいたんだなとゾクゾクしました」と興奮。「ヒーローインタビューを受ける姿も見たいので、これからも応援に行きたいです。色々な声を跳ね返す活躍をして欲しいです」と願った。
同じ投手として高め合った大和田健人さん(19)は「試合が始まり、朗希の名前がコールされてマウンドに向かう姿を見て、すごく感動しました。あんなにたくさんのファンの方々の前で、周りにはプロの選手達が守っている中で投げる朗希を、とても誇らしく思いました」と回想。「記念すべきデビュー戦を球場で観戦することができて、とても幸せでした」と感無量で振り返った。
20人を超える同学年のチームメートは今、東北を中心に関東、関西など全国に散らばって、学生生活を送っている。この日も全員が集まることはできなかったが、エースのデビューは久しぶりの同窓会にもなった。
思っているよりもはるかに良かった。もっとパワーピッチャーの投球になるかと思っていた。左右両打者への外角真っ直ぐの制球が良かった。あの精度なら、捕手も信頼して要求できるレベル。直球のアベレージも150キロを超え、それであの制球ならば完成度は高い。
場合によっては制球に困り、真ん中に真っ直ぐを投げ込むパワーピッチングを想像していただけに、いい意味で予想を裏切られた。制球難で崩れそうな感じはしなかった。
2回にスパンジェンバーグを三振に打ち取っているが、この打席での外寄りの真っ直ぐはコースも良く、球威も球質も非常に良かった。
初回に若林、森にヒットされピンチを背負ったが、あそこを0点に抑えたのが大きい。さすがに真っ直ぐに強弱をつける余裕はないはずで、初回から飛ばしていた点も好感が持てた。
5盗塁されたが、見たところクイックはそれほど遅いとは感じなかった。むしろ若林らのスタートが非常に良く、森も盗塁にはならなかったが素晴らしいスタートを切っていた。佐々木朗希が牽制する時としない時に、何らかの傾向が出ているのではないか。クイックの問題よりも、牽制の有無でフォームに違いが出て、それを西武ベンチに見抜かれている気がした。
盗塁は失点につながっており、今後も同じ攻めが予想される。よく分析し対策を練らなければ。
19歳のプロ2年目の初登板としては、未来に向けてポテンシャルを感じさせるいい形のスタート。あとはスライダー、フォークでカウントを整えることができればさらに良くなる。右打者に対しては、逆球以外に内角球がなかったことも今後の課題だ。
ロッテ井口資仁監督(46)が、先発デビュー戦で5回4失点の佐々木朗希投手(19)について「色々課題はあると思いますけれど、その中でもしっかり投げられたと思います」と振り返った。
2軍戦ではこれまで1試合85球が最多だったが、この日は5回107球。「5イニングというの一応考えていたところで、そこまではいけると思いました」とした。
吉井理人投手コーチ(56)は「堂々と投げていた」とし「結果はつかなかったけれど、予定よりは10球くらい多くなったけど頑張ってくれたのでね。良くやったと思います。今度ばっちし投げて勝ってもらいましょう」とたたえた。
今後は1度登録抹消し、リカバリー具合も確かめながら、5月末以降に次の登板を設定していくことになりそうだ。
ロッテ佐々木朗希投手(19)が、プロデビューマウンドになった西武戦で5回を6安打4失点で降板した。
最速は154キロをマークし、5奪三振だった。5回に同点に追いつかれたが、打線が勝ち越し、勝利投手の権利を持ったまま、プロ初登板を終えたが、8回に追いつかれ、プロ初勝利は次戦に持ち越された。
試合後の主な一問一答は以下の通り。
ロッテは1回に1番荻野、2番マーティンが平井から連続本塁打。ロッテの初回先頭から2者連続本塁打は69年6月13日近鉄戦(1番山崎→2番石黒)以来52年ぶり6度目。この日は6−6の引き分けだったが、69年の試合も4−5と敗れ、勝利には結びつかなかった。また、西武の投手が初回先頭から2者連続で本塁打を打たれたのは、68年9月15日東京戦(1番八田→2番西田)の稲尾以来53年ぶり3度目。
ロッテのレオニス・マーティン外野手(33)が、フェンス激突のファインプレーでチームを救った。
2点リードで迎えた8回、スパンジェンバーグの2点適時打で同点に追いつかれ、なおも2死二、三塁から、若林が放った右翼後方への飛球をフェンスに激突しながら、好捕した。
直前の2死一塁では、金子の右翼線への二塁打でクッションボールに素早く対応し、一塁走者のスパンジェンバーグは三塁でストップ。好判断と守備力の高さが光った。
ロッテ佐々木朗希投手(19)のプロ初勝利が消滅した。2点リードの8回、4番手でセットアッパーの唐川が登板。1死から連続四球で2死一、三塁のピンチを招き、スパンジェンバーグの右中間への2点適時打で同点に追いつかれた。一塁走者の呉念庭がスタートを切ったため、一塁から一気に本塁に生還した。
同日に先発した高校の同期生、ヤクルト奥川恭伸投手(20)も6回1失点で勝利投手の権利を持って降板したが、1点リードの9回にクローザー石山が失点。
U18日本代表でともに戦ったロッテ佐々木と奥川のダブル白星とはならなかった。
ロッテ佐々木朗希投手(19)が、プロデビューマウンドの西武戦で5回を6安打4失点で降板した。5回に同点に追いつかれたが、打線が勝ち越し、勝利投手の権利を持ったまま、プロ初登板を終えた。
登板後、佐々木朗は「緊張はあまりなかったです。真っ直ぐはある程度はコントロールできたんですけど、変化球が抜けてしまう球が多くて、そこでカウントも不利になってしまった。そこを修正していきたいです」とコメントした。
1回、注目のプロ第1球は151キロの速球を投じた。左前にはじき返され、1死一、三塁のピンチを背負ったが、4番山川、5番栗山をねじ伏せ、無失点に抑えた。
若き右腕をプロ初勝利へと導くべく、打線は1回に荻野、マーティンの連続アーチで2点を先制。2回にも佐藤都の適時二塁打、荻野の適時打で2点を援護した。
4点のリードで迎えた4回、レアードの失策をきっかけにリズムが乱れた。無死二塁から、若林の中前適時打でプロ初失点。源田には右中間への適時三塁打を浴び、さらに栗山の犠飛で3点目を失った。
4回を終え、プロ最多の86球に達したが、5回も続投した。2死三塁から暴投で同点とされたが、勝ち越し点は許さず。その裏、マーティンが勝ち越しの2ランを放った。
最速は154キロをマークし、山川から2三振を奪うなど、計5奪三振。5つの盗塁を決められ、セットポジションでの投球に課題を残したが、プロ入り最多の107球を投じた。
ロッテが、連続でリクエストに成功した。
2点リードの6回1死一塁、西武金子の遊撃へのゴロで併殺を狙ったが、一塁はセーフの判定。井口監督がリクエストし、リプレー検証の結果、アウトが宣告され、併殺が完成した。
7回には、無死一塁から一塁走者の若林がスタートを切った。セーフと判定されたが、井口監督がリクエスト。リプレー検証の結果、アウトとされ、この日二盗を2個決められた若林から「三度目の正直」で二盗を阻止した。
プロ初登板だった佐々木朗希が、5回4失点で勝利投手の権利を持ったまま、マウンドを降りた。「令和の怪物」のプロ初勝利に向け、2点のリードを懸命に守った。
巨人はイースタン・リーグトップの4勝をマークしている横川凱投手(20)が先発。対するロッテは小島和哉投手(24)が先発。
ロッテは1回、先頭の西巻が中前に安打性の打球を打ち上げるも、中堅手保科がスライディングキャッチで好捕。2死からの藤原対横川の同期対決は二ゴロで横川に軍配が上がった。巨人は先頭の湯浅が左前打で出塁するも1死から石川が遊撃への強烈な打球を放つも正面で遊直。一走湯浅はスタートを切っており、戻れず併殺となった。
ロッテは2回、4番宗接、イースタン・リーグ首位打者の加藤、菅野と続く好打順も3者凡退に終わった。巨人も4番ウレーニャから5番保科、6番同打率2位の平間と続いたが3者凡退。横川、小島ともにこの回2奪三振。
ロッテは3回も3者凡退に終わる。巨人は伊藤海が四球を選び出塁するも、続く松井の打席で牽制死。3回まで両左腕は無失点と好投。
ロッテは4回も3者凡退に終わる。2死で迎えた藤原対横川の大阪桐蔭同期対決は遊ゴロで、第1打席に続き横川の勝利となった。3回無失点と好投した先発小島に代わり、本前が4回から2番手でマウンドに上がる。巨人は1死から喜多が中前打で出塁。連続四球などで2死満塁と好機をつくったが、平間が遊ゴロに倒れ無得点。
ロッテは5回、3者凡退に終わり、巨人横川に5回まで完全投球を許す。イースタン・リーグ首位打者の加藤は空振り三振に倒れる。巨人は2死から菊田が遊撃深くへ強烈な打球を放つも、西巻がスライディングしながら好捕。すぐさま立ち上がりワンバウンドで一塁送球しアウト。3者凡退に終わる。
ロッテは6回無死、松田がチーム初安打となる中前打を放つ。犠打などで2死三塁としたが、西巻が左飛に倒れ無得点に終わった。巨人は先頭の湯浅が三塁線を破る二塁打で出塁。2死二塁からウレーニャが左前打を放つも前進守備を敷いていた左翼手からの送球で二走湯浅が本塁憤死。得点とはならなかった。
ロッテは7回、3者凡退に終わる。藤原対横川の3度目の大阪桐蔭同期対決は三邪飛で1、2打席目に続き、横川に軍配が上がった。巨人は先頭の保科が右前打で出塁し、続く平間が犠打で送り1死二塁の好機をつくるも、後続が凡退。両軍無得点で8回に入った。
ロッテは8回無死、イースタン・リーグ首位打者の加藤が中前打で出塁。犠打と守備の乱れで1死三塁と好機をつくった。6回にチーム初安打を記録した松田が高いバウンドのゴロを放つも、投手横川にジャンピングキャッチされ、本塁で代走小川が憤死。無得点に終わった。巨人は先頭の菊田が左中間二塁打で出塁。続く湯浅の犠打を投手の本前が一塁へ悪送球する間に先制。2死満塁からは暴投の間に1点を追加し、この回2点を挙げた。
ロッテは9回、先頭の西川が四球で出塁すると西巻が右翼線二塁打で続いた。1死二、三塁で藤原が打席に入り3度目の大阪桐蔭同期対決。フルカウントから132キロのカットボールで空振り三振に倒れた。最後は2死満塁で小川が左飛に倒れ試合終了。巨人横川はプロ初の完封勝利で5勝目を挙げた。
ロッテ佐々木朗希投手が、1軍デビューのマウンドに上がった。
注目のプロ1球目は、151キロの速球を投じた。1死一、三塁のピンチを背負ったが、4番山川、5番栗山をねじ伏せ、無失点に抑えた。
愛斗をフォーク、スパンジェンバークはこの日最速タイの154キロの速球で空を切らせ、3者凡退に抑えた。
若林の中前適時打でプロ初失点を喫し、源田の適時三塁打、栗山の犠飛で3点を失った。
2死から金子に内野安打を浴び、この試合4個目の盗塁を決められ、2死二塁のピンチを背負ったが、若林をフォークで空を切らせた。球数はプロ入り最多の86球に達した。
1死三塁から山川を空振り三振に抑えたが、栗山の初球に暴投で同点に追いつかれた。5回を投げ、6安打4失点。球数は107球に達した。
1軍デビューのロッテ佐々木朗希投手(19)が、先輩達から強烈なプレゼントを贈られた。
初回を無失点で切り抜けると、1番荻野が西武平井の2球目139キロをフルスイング。打球は左翼席に飛び込む2号ソロとなった。チームが苦手とする西平井に対し、さらに2番マーティンが初球を完璧に右中間スタンドへ運ぶ11号ソロ。右翼席のファンがダイレクトでつかみ、ZOZOマリンのボルテージはいきなり最高潮に達した。
荻野は球団広報を通じ「思い切りいきました。朗希が初登板なので、早く点を取れて良かったです」。マーティンは「朗希に打った後のパフォーマンスが見たいと言われていたので、打てて良かったよ」と喜びのコメントを寄せた。
荻野は2回にも4点目となる適時打を放った。
ロッテ佐々木朗希投手のデビュー戦で、帝京野球部出身のとんねるず石橋貴明が始球式を行った。
右翼からリリーフカーに乗って登場。打席には1番若林楽人外野手ではなく、番組で共演経験がある4番山川穂高内野手を呼び寄せて“対戦”。なぜかマウンドには立たずに、手前から投球した。
プロ初先発の佐々木朗が登板する直前とあって、解説の里崎智也氏は「マウンドを汚さないように貴さんの配慮じゃないですか」と推測していた。
とんねるず石橋貴明(59)がロッテ−西武9回戦(ZOZOマリン)で始球式を務めた。
Youtubeチャンネル「貴ちゃんねるず」は登録者が約162万人を超える人気チャンネルで、ZOZOマリンにも撮影に訪れたことがある。
事前には「肩が全然回らないのでホームベースまで届かないと思いますが、ティモンディに負けないように146、7、8キロくらいは出したいなと思っています」と意気込んでいた。
マウンドのかなり前に立った石橋は、西武山川の外角低めに投げ込んだ。球速は148.4キロ(イシバシ)。ZOZOマリンでは普段、小数点以下までの表示はない。「だましい!」と叫び、場内は大盛り上がり。
石橋の始球式を終え、この日デビューの佐々木朗希投手(19)がマウンドに上がった。
ロッテは16日の西武戦(ZOZOマリン)で先発デビューする佐々木朗希投手(19)のコラボ飲食メニューを発売すると発表した。
「朗希のほうじ茶ラテ」は球場フロア2内野3塁側の「選手の台所ワゴン」で、「マルゲリータ風汁なし坦々麺」はフロア2内野中央の店舗「千客万来」で販売される。
岩手・大船渡高から入団2年目のロッテ・佐々木朗希投手(19)が16日、西武9回戦(ZOZOマリン)に先発でプロ初登板を果たした。目安の85球を上回る107球を投じ、5回6安打4失点(自責点2)の5奪三振。チームが八回に追い付かれて6−6で引き分け、白星は付かなかった。“令和の怪物”がデビュー戦を迎えた日に、プロ野球は史上初めて4試合が引き分けとなった。
ZOZOマリンスタジアムに場内アナウンスが響き渡る。「先発ピッチャー、佐々木朗希」。この瞬間、1万2918人の観衆から大きな拍手が降り注いだ。“令和の怪物”こと佐々木朗がプロ2年目に1軍デビューを果たした。
「1軍の独特の雰囲気はあったと思います。疲れました。去年から(周囲に)サポートしてもらっていたので、1軍で投げられて良かったです」。
岩手・大船渡高時代に球速163キロをマークした剛腕。1回1死一、三塁のピンチを脱したが、3回に味方の失策や盗塁で揺さぶられて3失点。5回は1死三塁で山川を見逃し三振に仕留めた後、栗山に投じた初球のフォークボールが暴投に。同点とされた。
その直後にマーティンの勝ち越し2ランが飛び出し、勝利投手の権利を持って5回6安打4失点(自責点2)で降板。85球が目安だった球数はプロ入り後最多の107球に達していた。
最速154キロを計測するなど5奪三振。「直球は内角に決まったし、ある程度、いいところに投げられた」と収穫を口にしたが、8回に唐川が追いつかれて試合はドロー。19歳にとって節目の日に、プロ野球は1日では最多の4試合が引き分けた。 「全体的に自分から崩れることはなかった。ピンチでも少しは粘れた」。
4球団競合の末にドラフト1位で入団した昨季は、体づくりに専念して実戦登板はなかった。今季の開幕後は2軍で5試合に登板し、防御率0.45と好成績を残して1軍に昇格した。注目の一戦をBS朝日が緊急生中継し、球団は「朗希のほうじ茶ラテ」と「マルゲリータ風 汁無し坦々麺」を急遽販売。右腕を後押しした。
小学3年時の2011年、3月11日の東日本大震災で父・功太さん(当時37歳)と祖父母を津波で亡くしてから10年の節目でデビュー。陸前高田市は津波に襲われ、佐々木朗の自宅も流された。小学4年時に母・陽子さんの親族がいる同県大船渡市に転居。母からは「頑張って」と激励されて1軍のマウンドへ。勝敗は付かなかったが、晴れ姿を見せた。
井口監督は「いい球を投げていたと思う。次回もまたどこかでチャンスを見つけられたら」と評価。その一方、5つの二盗を許したことで「走者を置いてからのクイックだったり、色々な課題はある」と1度、出場選手登録を外して“宿題”を課す方針を示した。
「(許した5盗塁は)いい経験。修正していきたい。もっと相手を圧倒できるように精度を上げていきたい」と佐々木朗。初登板は、期待感を抱かせるのに十分な投球だった。
大船渡高時代の佐々木朗を担当したロッテ・柳沼強スカウト(46)は「(昨季の)1年間は体力作りをしてきた。本人はもどかしさがあっただろう」と思いやった。自身は神奈川大学から1997年にロッテ入り。引退後はブルペン捕手を経て2019年、スカウトに就任した。佐々木朗とは1ヶ月に2度ほど電話し「1時間、話すことはよくある。人の話がしっかりと聞けて修正できる力がある」という。「初めての1軍での投球を次にどう生かせるか」と成長に期待した。
2019年8月下旬から約2週間、高校日本代表監督として佐々木朗を預かった永田裕治氏(57)=当時報徳学園高監督、現日大三島高監督=は「今でも春のキャンプ前に『頑張ってきます』とメールは来る。『日本の宝だと思っている選手だから、ケガだけには気をつけるように』と返している」と気遣った。1軍初登板を終えた19歳に「野球界の宝。期待しています」とエールを送った。
ロッテのマーティンが2発を放ち、両リーグトップの本塁打数を12に伸ばした。1回、1番荻野に続いて、失投を逃さず2者連続となる一発をマーク。5回にも右翼席へ2ランをたたき込んだ。
7回には二塁打を放って今季2度目の1試合3安打をマーク。本塁打は4月29日以来で安打も3試合ぶりと復調の兆しを見せ「しっかり自分のスイングができた」と笑顔だった。
ロッテ・佐々木朗希投手(19)が先発で1軍初登板。5回を投げ5三振を奪うなど6安打4失点(自責2)で勝ち投手の権利を持って降板したが、チームは8回に同点に追いつかれた。球数は107、2四球で最速は154キロを計測した。試合は引き分けた。
2年目で1軍のマウンドに上がった佐々木朗。1回、先頭の若林に対してプロ1球目の151キロの直球を投じたが、左前打を浴びた。その後、1死一、三塁のピンチを招いたが山川をスプリットで空振り三振。続く栗山を左飛に打ち取り、無失点で切り抜けた。2回は三者凡退。3回に試練が訪れる。
無死二塁とされた後、若林に中前適時打、続く源田に右中間適時三塁打を浴びた。なおも1死一、三塁から栗山に中犠飛を許し、この回3失点した。4回は2死二塁のピンチで、若林をスプリットで空振り三振に仕留めた。5回は1死三塁のピンチで、山川をスプリットで見逃し三振。しかし栗山の打席で暴投し、同点に追いつかれた。
ロッテ打線は1回、荻野が左越えに初回先頭打者本塁打、2番・マーティンが右中間に11号ソロを放ち2点を先行。2回にも2点を追加し、佐々木朗を援護した。さらに同点に追いつかれた後の5回にマーティンが右越え12号2ランを放ったが、8回に唐川が崩れた。
7回のロッテの攻撃時にハプニングが発生した。
1死一、二塁から登板した西武の5番手左腕、小川が安田を左飛に打ち取ると、ロッテは角中のに代打に右打者の井上を投入。場内アナウンスも流れ、井上も打席に入ろうとしていたが、左翼ポール際のフェンス扉が開いていたためか球審はいつまでもプレーを告げなかった。スタンドがざわつきはじめるなか、予告もなく右腕の十亀を乗せた黒のリリーフカーが登場。車は“異変”に気づいたのか、ファウルゾーンでピタリと止まり、バックで扉の中へ戻っていった。
直後に辻監督がベンチから出てきて球審に右腕、十亀への投手交代を申告。これを受けて場内アナウンスが流れ、リリーフカーも改めて登場。十亀がマウンドにあがり、代打・井上を三振に仕留めた。
プロ初登板初先発のロッテ・佐々木朗希投手(19)が3回にプロ初失点を喫した。4−0で迎えた3回無死二塁で、1打席目に左前打を浴びた1番の若林に、中前適時打を打たれた。
ロッテの荻野貴司外野手(35)とレオネス・マーティン外野手(33)が1回無死から2者連続でアーチを放った。1番の荻野は左越え2号。先頭打者本塁打で先制すると、2番のマーティンは右中間へ11号。マーティンは来日通算50本目のアーチだった。
プロ初登板で先発の佐々木朗希投手(19)は、1回に151キロの直球を若林に投じ、プロ1球目で左前打を浴びた。だが、1死一、三塁のピンチで山川から空振り三振を奪い、続く栗山を左飛に抑え、1回を無失点で切り抜けた。
ロッテは16日、佐々木朗希投手(19)の飲食メニューを初めて開発し、1軍デビューを果たす5月16日からZOZOマリンで販売することになったと発表した。佐々木朗の選手飲食メニューは「朗希のほうじ茶ラテ」と「マルゲリータ風汁無し坦々麺」。選手飲食メニューは、選手の好きな食べ物や飲み物をヒアリングして開発した球場グルメとなっている。詳細は次の通り。価格はいずれも税込み。
球団広報室は「ほうじ茶ラテは、佐々木朗希投手が好きなちょっと渋めで甘くておいしい仕上がりとなっています。女性にも飲みやすく、暑くなるこれからの時期にもピッタリです!コアラのマーチもトッピングしています!マルゲリータ風汁無し坦々麺は店舗で人気の『汁なし担々麺』に、特別メニューとしてカプレーゼをトッピングしてマルゲリータ風に仕上げたものです!佐々木朗希投手が好きなカプレーゼと坦々麺が合わさった一品です!」と説明した。
最速163キロを誇る「令和の怪物」が、ついにデビューした。ロッテの高卒2年目・佐々木朗希投手(19)が16日の西武戦に先発。5回6安打4失点(自責2)で勝ち投手の権利を持って交代したが、救援陣が同点とされてプロ初勝利を逃した。直球は最速で154キロを計測し、平均でも151キロとポテンシャルの高さを証明。走者を背負ってからの投球に課題を残したものの、怪物の片鱗を見せた。
デビュー戦を終えた佐々木朗の第一声は「疲れた」だった。予定の100球以内を超える107球。2軍でも1度も経験していなかった未知の球数を投げ切った。プロ初勝利を逃したが、落胆することはなかった。
「直球を内角に決められて、ある程度、ゾーンのいいところへ投げられた」。直球は全投球の66%となる71球を占めた。最速は154キロ。9割となる64球が150キロを超え、平均でも151キロだ。主砲の山川からは140キロ前後のフォークで2三振を奪った。4−0の3回にレアードの失策から3失点。5回には暴投で追いつかれたが同点で食い止め、本拠地で見守った1万2918人の観衆から大きな拍手を浴びた。
「(声援は)凄く力になったし、1軍で投げられてよかった」。11年の東日本大震災で父・功太さん(当時37歳)を亡くした。観戦し女手1つで育ててくれた母・陽子さん(47)からは「頑張れ」。このひと言で十分だった。
大船渡3年時に最速163キロを計測。だが体が成長段階で故障防止のため、夏の岩手大会決勝で登板を回避した。プロでも苦難が続く。実戦デビューが決まっていた昨年6月に右肘の炎症が発覚し、10月も右肘に張りが出てデビューが流れた。
ただ、全てを糧としてきた。2月の石垣島キャンプではテークバックが大きなフォームだったが、今では右腕が体に巻き付くようになり、制球力が向上した。高校時代から練習メニューを自ら考えるなど、創意工夫して成長してきた。投球フォームも変化を恐れずに研究する。磨けば磨くほど、輝きを増すダイヤの原石なのだ。
左足を振り上げるダイナミックなフォーム。ただ、走者を背負ったときのクイックモーションは速くなく、5盗塁を決められた。「良かったところも悪かったところも、それは1軍じゃないと分からないことだった」。1軍の厳しさを味わったことで課題も見えた。
17日にも出場選手登録から抹消されるが、井口監督は「またチャンスを与えたい」と期待を寄せた。佐々木朗も次回登板を見据えた。「もっと相手を圧倒できるように、(投球の)精度を上げていきたい」。分かっていても打たれない直球をさらに磨き、プロ初勝利をつかむ。
ロッテ・佐々木朗の直球の平均球速は151キロ。今季の先発投手では同じくこの日が初先発だった阪神・アルカンタラと並び6位タイの数値だった。トップはソフトバンク・千賀の156キロ。また、救援投手も阪神・スアレス、巨人・ビエイラの156キロが最速。以降は西武・平良、ギャレット、中日のR・マルティネス、広島・コルニエルの154キロ、ソフトバンク・杉山が153キロ、同・モイネロ、楽天・ブセニッツらが152キロで続く。
動作解析の第一人者である筑波大の准教授で、野球部監督の川村卓氏(51)が、「令和の怪物」の凄さを解説した。川村氏はロッテ・佐々木朗の母校・大船渡の国保陽平監督(34)の恩師。最速163キロを誇る右腕を高校時代から見守り、高いリリースポイントとプロでもトップレベルに入る球の回転数に着目していた。将来的に170キロを計測する可能性にも言及した。
川村監督が佐々木朗の投球を初めて見たのは、高3年夏の岩手大会後。U18W杯に参加する前だった。筑波大を相手にシート打撃で投げ、衝撃を受けた。
「遠投しているような(高い)リリースポイントで投げていた。(投球動作を)分析している人間からすると、このまま投げたら上に抜ける、打者の頭を越すというところから凄い角度のボールが投げられる。それをどこでやっているかというと、背中の筋肉だった」。佐々木朗は1メートル90の長身。手も長く、約25センチのマウンドも加えた高い位置から投げ下ろす。「(腕を振った勢いを)背中の筋肉で止めて、手が返る。バレーボールのスパイクを打つようなイメージ」と表現した。
球速は155、156キロ出ていたという。球速以上に驚かされたのが回転数(1分間換算)だ。「2500〜2600が出ていた。高校生のいい投手でも2100〜2200が関の山。プロに入ると2300までいくのが普通。本当にいい投手で2400か2500に届く。なのに(佐々木朗は)2500が普通。しかも力を入れていなかった」。打者からすれば、角度がついたボールが浮き上がってくるという。
課題も改善されつつある。高校時代は手が体から離れがちで、肩や肘に負担がかかっていたが「腕がコンパクトに回ってきて、頭と手が近いところで振れるようになってきた」という。下半身の弱さもプロで1年以上鍛えたことで「しっかり下半身を使えるようになり、体重が乗るようになった。これは末恐ろしいと思いながら見ていた」と語った。
日本最速は16年に当時日本ハムの大谷(エンゼルス)が出した165キロ。最速163キロの佐々木朗はどこまで伸ばすのか。「球速だけで言うと、(大谷の165キロを)超えていくのは間違いない。下半身から上半身に力がもっと伝えられるようになれば、170キロは不思議じゃない」と力説した。
なぜロッテ・佐々木朗の登場曲があいみょんの「今夜このまま」なのか…。その理由を幼なじみは知っている。「登場曲が流れた瞬間、鳥肌が立ちました。約束を守ってくれたんだと思って」。仙台市の専門学校に通う菊地広翔(ひろと)さん(20)は同市から応援に駆け付け、そう言った。
保育園から中学校まで同じ。別の高校に進学後も自主練習をともにした。佐々木朗にあいみょんを教えたのは菊地さんだ。高3夏は引退後もプロを目指して練習を続ける佐々木朗をサポート。練習中はあいみょんの曲を流した。明るい未来を信じ、ともに汗を流した思い出の時間。ある日の練習中、佐々木朗から「(あいみょんを)登場曲にする」と約束され、菊地さんも「初登板を楽しみにしているよ」と返した。
小3で野球を始めたときも、忌まわしき東日本大震災で津波から逃げたときも、2人は一緒だった。苦いようで、甘いような−。同曲の歌い出しのような結果となったデビュー戦を見守った菊地さんは「生で見られてよかったです。ただ、もうちょっと(速い)球速が見たかったですね」と笑った。
ロッテ・佐々木朗は小学3年時に東日本大震災で父・功太さん(当時37歳)と祖父母を津波で亡くしてから10年の節目でデビュー。生前の父親をよく知る岩手県陸前高田市の戸羽太市長(56)は「つらい中でも野球を諦めないで頑張ってプロになった。みんなにとって大きな支え。希望の星です」と、嬉しそうに語った。
初回、ロッテの先頭の荻野が左越え先制2号ソロ、マーティンが右越え11号ソロと2者連続弾を放った。荻野は「(佐々木)朗希が初登板なので早く点を取れてよかった」と言えば、マーティンも「朗希に本塁打パフォーマンスが見たいと言われていたのでよかった」と頬を緩めた。
初回先頭からの連弾は、球団では69年6月13日近鉄戦の山崎裕之、石黒和弘以来52年ぶり。マーティンは同点の5回にもリーグトップを独走する12号2ランで佐々木朗に勝利投手の権利をプレゼント。引き分けに終わったが頼れる先輩ぶりを発揮した。
西武が得意の足攻めで佐々木朗攻略の一端を示した。右腕が投げた5回までに今季最多タイの1試合5盗塁。辻監督は「(彼のモーションを見て)走らなくても走るという素振りで気を使うだろうし、そういうことをしないと、そう簡単に点を取れないと思っていた」と明かした。
走者を背負った際のクイック投法に課題あり−。西武ベンチはそうにらみ、足でかき回した。若林と金子がともに2つ決め、源田も1つ。クイックでの投球タイムは1秒2を切れば合格点とされるが、5盗塁を決めた際の手元の計測タイムは全て1秒24以上かかっていた。相手捕手・佐藤都の送球難もあった。これでは、リーグトップ16盗塁の若林、12盗塁の源田、2度の盗塁王を獲得している金子を止めるのは至難の業だ。その結果、3盗塁が得点に結びついた。
辻監督は「フォークがけっこう揺れる。まだ19歳でしょ?凄いな。球が速いし、角度もある」と称えたが、「令和の怪物」の引き立て役にはならなかった。
ロッテの2年目・佐々木朗希投手が西武戦に先発。プロデビューを果たした。ロッテの先輩にもあたるスポニチ評論家の牛島和彦氏が、佐々木朗がさらに大きな存在になるための課題をあげた。
ピンチでも非常に落ち着いていたし、四球から崩れる不安もない。佐々木朗の大物たるゆえんが存分に見られたデビュー戦だったが、もちろん課題もある。1つずつクリアしていけば、素晴らしい投手になれると思う。
えっ?まだ投手交代を告げていないのに…。7回2死一、二塁の場面で、球場が笑いに包まれるシーンがあった。
ピンチの場面でマウンドには西武の左腕・小川。ロッテベンチはここで代打に右打者の井上を告げた。
すると左翼のフェンスの扉が開き、リリーフカーに乗った十亀が登場。しかしこの時点ではまだ投手交代は告げられておらず、リリーフカーはグラウンドに入ったところでストップした。
スタンドはざわざわ。十亀は車上で「あれ?」という顔を浮かべ、球場はファンの笑い声に包まれた。その後、辻監督がベンチを出て審判に投手交代を告げ、十亀は無事にマウンドへ。井上を空振り三振に仕留めた。
プロ野球は16日、6試合が行われたが4試合が引き分けの珍事となった。セ・パの2リーグ制となった1950年以降、4試合が引き分けになるのは史上初めてとなった。
ロッテは佐々木朗希投手のプロ初登板初先発で大きな注目を集めたが、西武戦は6対6の引き分け。さらに、パでは日本ハムがソフトバンクと2−2でのドロー。セの引き分けは広島3−3DeNA、中日2−2ヤクルトだった。
決着がついた試合も、阪神6−5巨人、楽天1−0オリックスと1点差だった。
今年は9回打ち切りを導入しており、5月12日には34年ぶりの1日3試合のドローとなったばかり。16日時点で引き分けは37試合となっており、過去最多の74試合(12年)を大きく上回る可能性がある。
高校日本代表でチームメートだったヤクルト・奥川恭伸投手(20)とロッテ・佐々木朗希投手(19)が同日先発を果たしたが、同日白星はならなかった。
奥川は敵地での中日戦に先発し、6回1失点と好投。佐々木朗は1軍デビューを果たし、5回4失点107球と力投した。しかし、ともに救援陣が踏ん張れず、ヤクルトは中日と2−2、ロッテは西武と6−6で引き分けた。
夏の甲子園準優勝右腕の奥川、高校生最速163キロをたたき出した佐々木朗。ともに世代の顔として注目されてきた。
19年4月に関西で行われた日本代表1次候補合宿で対面。奥川とキャッチボールした佐々木朗は「速いし伸びる。凄かった」と目を輝かせ、宿舎で奥川の部屋にも訪問。「(奥川に)“すげーな”って言われたけど、それはこっちのセリフ」とやり取りを明かしていた。
この合宿で163キロを出した佐々木朗を見ていた奥川は「170キロに到達すると本気で思う」と太鼓判。一方で「小さい頃は“ろうたん”って呼ばれていた」と暴露し、佐々木朗に「それ言うなよ」と苦笑いされるシーンもあった。
そして、ともに代表入り。8月、甲子園決勝を終えた奥川が遅れて合流すると、佐々木朗に「久しぶり、髪伸びたじゃん」と声をかけて再会を喜ぶ、微笑ましいシーンもあった。佐々木朗はプロ入りの際「この学年で1番いい投手だと思う。勝てるように頑張りたい」と誓っていた。
ロッテの2年目・佐々木朗希投手(19)が16日、本拠地での西武戦で1軍初先発もプロ初勝利はお預けとなった。
5回6安打4失点107球を投げ、最速は154キロ。5回に同点に追いつかれたが、直後にマーティンがこの日2本目となる2ランで勝ち越した。プロ初勝利の権利を持って降板も、8回から登板した4番手・唐川が同点に追いつかれた。試合は6−6で引き分けた。
佐々木朗は初回に最速153キロをマーク。先頭の若林に左前打、森に中前打を許すなどして1死一、三塁のピンチを背負ったが、後続の山川をフォークで空振りを奪って初奪三振。さらに栗山を左飛に仕留めて無失点で立ち上がった。
打線はその直後に1番・荻野が左越えソロ、2番・マーティンが右越えソロと2者連続アーチで援護した。
2回は最速154キロに到達し、2三振を奪い三者凡退に抑えた。
佐藤都、荻野の連続適時打でさらに2点の援護をもらった3回は味方の失策から走者を背負うと、1番・若林に中前適時打を許して初失点。続く2番・源田に右中間適時三塁打を許すなどして、この回3失点を喫した。4回は走者を背負いながらも無失点。初回、3回と安打された若林から空振り三振を奪った。
5回は2死三塁から暴投で同点に追いつかれたが、直後の攻撃でマーティンが2ランを放って勝ち越した。
救援陣は2番手・鈴木、3番手・ハーマンと無失点でつなぎ、2点のリードを守ったが、8回から登板した4番手・唐川が同点に追いつかれた。
ロッテの2年目・佐々木朗希投手(19)が16日、本拠地での西武戦で1軍初先発を果たした。5回6安打4失点、最速154キロ。5回に同点に追いつかれたが、直後にマーティンがこの日2本目となる2ランで勝ち越し。初勝利の権利を持って降板した。
初回は最速153キロ。先頭の若林に左前打、森に中前打を許すなどして1死一、三塁のピンチを背負ったが、後続の山川をフォークで空振りを奪って初奪三振。さらに栗山を左飛に仕留めて無失点で立ち上がった。
打線はその直後に1番・荻野が左越えソロ、2番・マーティンが右越えソロと2者連続アーチで援護した。
2回は最速154キロに到達し、2三振を奪い三者凡退に抑えた。
佐藤都、荻野の連続適時打でさらに2点の援護をもらった3回は味方の失策から走者を背負うと、1番・若林に中前適時打を許して初失点。続く2番・源田に右中間適時三塁打を許すなどして、この回3失点を喫した。4回は走者を背負いながらも無失点。初回、3回と安打された若林から空振り三振を奪った。
5回は2死三塁から暴投で同点に追いつかれたが、直後の攻撃でマーティンが2ランを放って勝ち越した。
大船渡(岩手)時代は2年生ながら日本代表候補入りした逸材で、3年時に高校生最速となる163キロをマーク。3年夏の岩手大会決勝では登板を回避し、大きな議論も巻き起こったほどの一躍時の人となった。19年ドラフトで4球団から1位指名され、ロッテに入団。昨季はコンディションが整わず、体づくりに専念してきたが、今季は開幕から2軍で実戦登板。5試合に登板し、1勝0敗、防御率0.45と順調に調整を進めてきていた。
プロ入り後の球速は昨年5月のシート打撃では160キロを計測。一方、今季は8日のイースタン・リーグ楽天戦での156キロが最速だ。どうしても球速が注目されてしまうが、身体的に発展途上なだけに、現段階ではチームも本人も球速を求めていないという。8割程度の力で投球することで、大きなバラつきも消えた。
登板前日の15日、取材に応じた佐々木朗は「ファームでたくさん準備してきた。日々、感覚が良くなっているので、それを当日まで維持できたらいい」と語り、西武打線の印象として「みんな力強い。まずは先発として5回まで投げたい」と話していた。
ロッテの2年目・佐々木朗希投手(19)が16日、本拠地での西武戦で1軍初先発を果たした。
初回は最速153キロ。先頭の若林に左前打、森に中前打を許すなどして1死一、三塁のピンチを背負ったが、後続の山川をフォークで空振りを奪って初奪三振。さらに栗山を左飛に仕留めて無失点で立ち上がった。
打線はその直後に1番・荻野が左越えソロ、2番・マーティンが右越えソロと2者連続アーチで援護した。
2回は最速154キロに到達し、2三振を奪い三者凡退に抑えた。
佐藤都、荻野の連続適時打でさらに2点の援護をもらった3回は味方の失策から走者を背負うと、1番・若林に中前適時打を許して初失点。続く2番・源田に右中間適時三塁打を許すなどして、この回3失点を喫した。4回は走者を背負いながらも無失点。初回、3回と安打された若林から空振り三振を奪った。
大船渡(岩手)時代は2年生ながら日本代表候補入りした逸材で、3年時に高校生最速となる163キロをマーク。3年夏の岩手大会決勝では登板を回避し、大きな議論も巻き起こったほどの一躍時の人となった。19年ドラフトで4球団から1位指名され、ロッテに入団。昨季はコンディションが整わず、体づくりに専念してきたが、今季は開幕から2軍で実戦登板。5試合に登板し、1勝0敗、防御率0・45と順調に調整を進めてきていた。
プロ入り後の球速は昨年5月のシート打撃では160キロを計測。一方、今季は8日のイースタン・リーグ楽天戦での156キロが最速だ。どうしても球速が注目されてしまうが、身体的に発展途上なだけに、現段階ではチームも本人も球速を求めていないという。8割程度の力で投球することで、大きなバラつきも消えた。
登板前日の15日、取材に応じた佐々木朗は「ファームでたくさん準備してきた。日々、感覚が良くなっているので、それを当日まで維持できたらいい」と語り、西武打線の印象として「みんな力強い。まずは先発として5回まで投げたい」と話していた。
ロッテは佐々木朗希投手の飲食メニューを初めて開発し、16日からZOZOマリンで販売することを発表した。
「朗希のほうじ茶ラテ」と「マルゲリータ風汁無し坦々麺」で、選手飲食メニューは選手の好きな食べ物や飲み物をヒアリングして開発した球場グルメとなる。
球団広報は「ほうじ茶ラテは、佐々木朗希投手が好きなちょっと渋めで甘くて美味しい仕上がりとなっています。女性にも飲みやすく、暑くなるこれからの時期にもピッタリです!コアラのマーチもトッピングしています!マルゲリータ風汁無し坦々麺は店舗で人気の汁なし担々麺に、特別メニューとしてカプレーゼをトッピングしてマルゲリータ風に仕上げたものです!佐々木朗希投手が好きなカプレーゼと坦々麺が合わさった一品です!」とPRしていた。
“令和の怪物”がついに幕張へ上陸した。ロッテの高卒2年目右腕・佐々木朗希投手(19)が1軍初登板。計3本塁打など打線の援護を受けながら5回まで6安打4失点(自責点2)5奪三振。プロ初勝利の権利を得たが、8回にリリーフ陣が追いつかれ、デビュー戦初勝利とはならなかった。それでも、プロ最多となる107球の力投。最速154キロをマークし、最速163キロ右腕の物語がついに幕を開けた。 佐々木の大船渡一中時代にコーチ、オール気仙で監督を務めた鈴木賢太さんがエールを送った。
朗希は、元々自分で計画性があるタイプなので、(今も)自分の考えがあって試し試しやっているんだろうなという感じです。中学で腰を疲労骨折した時は、医者に「投げられる状況ではあるけど、将来性のある子だから今、投げさせる訳にはいかない」と言われて。ちょうどそのタイミングで監督も部長も異動で代わってしまって、私しか指導者がいなかった。私は朗希に「完治するまで投げさせるつもりはない」と言いました。
でも、私もどうにか投げさせたくて、1イニングでもいいからマウンドに立たせたいと思っていたんです。本人にはまだ言ったことがないですけど、その時の医者とトレーナーさんに「何とかできないですか」、「1イニングでもいいので投げられるようにお願いします」と裏で頼んでいました。結局、総体では投げられなかったですけど。
私は選手を褒めることをあまりしなかったので、怒られたとばかり思っているかもしれないですけど(笑)、でも何かしら「何だよ、あの時」とかでも思い返してくれればいいかなと思います。(朗希は)もう雲の上の存在ですけどね(笑)。まずはけがなく、自分の納得のいくボールが投げられることが1番だと思います。少しでも1軍で投げてくれれば、色んな人の色んな思いがそこで実を結んでくれると思うので。活躍を期待したいです。
“令和の怪物”がついに幕張へ上陸した。ロッテの高卒2年目右腕・佐々木朗希投手(19)が1軍初登板。計3本塁打など打線の援護を受けながら5回まで6安打4失点(自責点2)5奪三振。プロ初勝利の権利を得たが、8回にリリーフ陣が追いつかれ、デビュー戦初勝利とはならなかった。それでも、プロ最多となる107球の力投。最速154キロをマークし、最速163キロ右腕の物語がついに幕を開けた。
ロッテは1回裏に1番・荻野、2番・マーティンが連続本塁打。初回先頭打者から2者以上続けて本塁打したのは、昨年9月20日広島戦でヤクルトが3者連続でマークして以来、プロ野球43度目(パ21度目、1リーグ1度、セ21度。うち3者連続がセ4度、パ1度)。前身時代を含め球団では、69年6月13日近鉄9回戦(東京)の1回裏に1番・山崎裕之、2番・石黒和弘が2者連続で記録して以来、52年ぶり6度目(全て2者連続)。
“令和の怪物”がついに幕張へ上陸した。ロッテの高卒2年目右腕・佐々木朗希投手(19)が1軍初登板。計3本塁打など打線の援護を受けながら5回まで6安打4失点(自責点2)5奪三振。プロ初勝利の権利を得たが、8回にリリーフ陣が追いつかれ、デビュー戦初勝利とはならなかった。それでも、プロ最多となる107球の力投。最速154キロをマークし、最速163キロ右腕の物語がついに幕を開けた。
スポーツ報知評論家の堀内恒夫氏が佐々木の投球について解説した。
佐々木朗に言うことはただ1つ。クイックモーションの練習に今すぐ取りかかりなさい。左足は小さく上げているのだが、下ろし方が遅いから、そこから時間がかかる。5イニングで5盗塁。本来ならゲームにならないところだ。厳しい言い方だが、これはクイックではない。矯正しようとすると、いい部分も消してしまう可能性があり悩ましいところだが、このままだと“欠陥”になる。首脳陣も徹底的に練習させるべきだ。
もう1つ気になったのは、球数が多いこと。ストレートの球筋はきれいだが、スピンの利いた球ではないからファウルが多く、空振りが取れない。球種がストレートとフォークのほぼ2種類だったことで、相手が読みやすかったこともある。なぜ持ち球のスライダーをもっと投げなかったのだろう。球種がもう1つ加わるだけで、球数は減るはずだ。
いいものは持っている。左足を大きく上げなくなってからフォームがおとなしくなったが、100球前後投げても150キロの球を投げられる。これは1つの才能だ。しかも、どこへ行くか分からないような“暴れ球”ではなく、ゾーンの近辺に行く。フォークもコントロールしている。見るべきものはいくつもある。むしろ、もう少し荒々しさが欲しいくらいだ。とにかく、クイックを改良してからの投球を見たい。
“令和の怪物”がついに幕張へ上陸した。ロッテの高卒2年目右腕・佐々木朗希投手(19)が1軍初登板。計3本塁打など打線の援護を受けながら5回まで6安打4失点(自責点2)5奪三振。プロ初勝利の権利を得たが、8回にリリーフ陣が追いつかれ、デビュー戦初勝利とはならなかった。それでも、プロ最多となる107球の力投。最速154キロをマークし、最速163キロ右腕の物語がついに幕を開けた。
同点の走者がホームを駆け抜けても、佐々木朗はベンチから静かに見守っていた。8回、唐川が打たれプロ初勝利の権利が消えても、表情は変わらなかった。5回6安打4失点、最速は154キロ。初勝利はならずも、107球の力投でデビュー戦を飾った。
1度は自身で手放した白星だった。1点リードの5回2死三塁。栗山の打席で、フォークが暴投となり同点。それでも5回を投げ切ったことで、その裏のマーティンの12号2ランで勝ち投手の権利が復活していた。結果的に初白星はお預けとなったが、「良かったところも悪かったところもあった。これは1軍じゃないと分からなかったことだと思う」と、充実感をにじませた。
課題に挙げたのは変化球と盗塁。この日は変化球が抜け気味で、失投をとらえられた。さらには5盗塁を許し、「クイックの速さだけじゃなくタイミングもあると思うので」と、次回登板までの修正を誓った。収穫は粘れたこと。「全体的に自分から崩れることはなかったので、ピンチでも少しは粘れた」と、うなずいた。
怪物の片鱗を見せたのは中学入学後だった。既に身長は180センチ超も、球速はまだ130キロ前後。能力を見抜いたのは大船渡一中の恩師・鈴木賢太コーチだった。「すごいバネがあって。一瞬で力に変えられるというか」。立ち幅跳びは常にトップ。メディシンボールやタイヤを投げても飛距離はずば抜け、今もその記録に及ぶ選手はいない。
“化ける”予感を漂わせ、転機は中学2年の3月。腰を疲労骨折し、最後の中学総体を前にドクターストップがかかった。仲間への申し訳なさや不甲斐なさから、病院で泣き崩れた。鈴木コーチは「リハビリをするしか答えはなかった。それで自分で考えてやるのが根づいたと思う。あのけがが朗希にとって大きかった」と振り返る。期待のルーキーと騒がれ入団した昨季は実戦登板なし。「特別扱い」という声もあったが、ひたすら自分と向き合いトレーニングを続けてきた。その“我慢”ができたのも中学時代の経験が大きかった。
井口監督は「課題はあると思うけどいい球を投げていたし、次回どこかでチャンスをみつけて」と、今後は1度抹消し、状態を見ながら登板機会をつくる方針。最短なら27日の阪神との交流戦、甲子園で登板する可能性もある。「デビューできてうれしいですし、たくさんの人に去年からサポートしてもらったのでしっかりと1軍で投げられるように頑張りたい」。球場には今季最多1万2918人の観衆。惜しみない拍手を浴びながら、163キロ右腕のシーズンが開幕した。
ロッテの佐々木朗希投手が、プロ初登板で5回を6安打4失点。同点の5回裏に味方が2点を勝ち越して勝利投手の権利を得たものの、8回に4番手の唐川侑己投手が同点とされ、試合は引き分け。佐々木朗の初登板初勝利はならなかった。
試合後、佐々木朗は2軍も含めた実戦で自己最多の107球を投げたデビュー登板を「疲れました。良かったところも悪かったところもあったので、それは1軍じゃないと分からないことだったと思うので、色々収穫があったと思います」と振り返った。
「ピンチでも少しは粘れた」という一方で、5盗塁を許したことについては「いい経験ができたと思うので、今度、修正していきたい」と反省。最速154キロだった直球については「いいところに投げられた球が多かった」としたが、「変化球が抜けてしまった」と課題をあげた。
17日に登録抹消の予定で、再びファームでの調整となる見通し。次回以降に向けて、「まずはしっかり体力を回復させて、いい準備をしたい。しっかり相手を圧倒できるように、色んなところの精度を上げていきたい」と意気込みを語った。
ロッテは同点の9回裏2死一塁で、代走の和田康士朗外野手が二盗を試みるもタッチアウトで試合終了。だが、直後にベンチの井口資仁監督が両手を上げながら審判団に声をかけたため、リクエスト要求と勘違いした西武ナインがキョロキョロ振り返りながら勝利のハイタッチをするシーンがあった。
この日、井口監督は2度のリクエストにいずれも成功しており、要求する権利は残っていた。試合後、井口監督は報道陣の質問に「それはボークのあれがあったから…」と説明。アウト判定への異議ではなく、西武・ギャレットがセットポジションで静止していないとの抗議だった模様。ボーク判定はリクエストの対象外のため、そのまま試合終了となった。
ロッテの佐々木朗希投手が、プロ初登板で5回を6安打4失点。同点の5回裏に味方が2点を勝ち越して勝利投手の権利を得たものの、8回に4番手の唐川侑己投手が同点とされ、試合は引き分け。佐々木朗の初登板初勝利はならなかった。
試合後、井口資仁監督は、「色々と課題もある中でしっかり投げていた」と評価。5つの盗塁を許したことから「クイックとか課題を修正して欲しい」と、次回以降への課題をあげた。17日に登録抹消する予定で、次回登板については「状態を見て(判断する)」と話した。
ロッテの佐々木朗希投手が1軍デビューを果たし、5回6安打4失点(自責2)。プロ入り後最多の107球を投げ、最速は154キロをマークした。
初回から安打を浴び1死一、三塁とピンチを背負ったが続く山川をフォークで空振り三振に抑えプロ初三振を奪うと、栗山も左飛に打ち取り無失点。
4点をリードした3回には若林と源田の連打と栗山の犠飛で3失点。5回には2死三塁の場面で暴投し、4−4と同点に追いつかれた。
だがチームはその裏マーティンの1試合2発となる12号2ランで勝ち越し。勝ち投手の権利が復活した。6回からはドラ1・鈴木にバトンを渡した。
先輩達が佐々木朗希投手を援護した。初回、先頭の荻野が2球目の直球を左翼席へと運ぶ2号ソロで先制すると、続くマーティンが平井の初球を完璧に捉え右翼席上段へと運ぶ本塁打確信の11号ソロ。球場は初回から大歓声に包まれ、雰囲気は抜群。ベンチで待っていた先発の佐々木朗と笑顔でハイタッチを交わし、念願の初勝利へ心強い援護を受けた。
「とんねるず」の石橋貴明が、佐々木朗希投手のデビュー戦に始球式で登場した。
背番号「16」のユニホームに身を包みリリーフカーで現れた石橋は、マウンドに上がったと思いきやマウンドの手前に立ち、ホームベースから約10メートル超の平地から投球。ミットに収まった渾身の1球の球速は148.4(イシバシ)キロと表示され球場に笑いが起こった。
投げ終えると「今日は佐々木(朗希)くんを応援しましょう!魂!」と叫びグラウンドを後にした。
ロッテは16日、佐々木朗希投手の飲食メニューを初めて開発し、同日からZOZOマリンで販売することを発表した。
佐々木朗のメニューは「朗希のほうじ茶ラテ」(税込み700円)と「マルゲリータ風汁無し坦々麺」(税込み1000円)。選手飲食メニューとは選手の好きな食べ物や飲み物をヒアリングして開発した球場グルメで、販売店舗は千客万来(フロア2内野中央、207・208通路の間)となっている。
球団広報は「ほうじ茶ラテは、佐々木朗希投手が好きなちょっと渋めで甘くて美味しい仕上がりとなっています。女性にも飲みやすく、暑くなるこれからの時期にもピッタリです!コアラのマーチもトッピングしています!マルゲリータ風汁無し坦々麺は店舗で人気の「汁なし担々麺」に、特別メニューとしてカプレーゼをトッピングしてマルゲリータ風に仕上げたものです!佐々木朗希投手が好きなカプレーゼと坦々麺が合わさった一品です!」とコメントした。
「とんねるず」の石橋貴明が16日、パーソナリティーを務めるTBSラジオ「日本生命 presents 石橋貴明のGATE7」(日曜・午前7時)に出演した。
石橋は、この日、ZOZOマリンスタジアムで行われるロッテ対西武で始球式を務める。試合ではロッテの佐々木朗希投手がプロ初登板初先発するが、石橋は始球式へ向け「あの彼の試合前のデビュー前のマウンドに…。えぇ本当?佐々木朗希投手、球界の宝がデビューする素晴らしい日曜日。ビューティフルサンデーですよ!皆さん」と絶叫した。
そして、「佐々木君のためにいい日曜日にしてもらいたい」とダニエル・ブーンの「ビューティフルサンデー」を流していた。
勝利投手の権利を得ながらデビュー戦を勝利で飾れなかった。それでも「令和の怪物」の片鱗はみせた。先発して5回107球を投げ、6安打4失点(自責2)。最速154キロで5奪三振。ロッテ・佐々木朗は開口一番「疲れました〜」と息を吐いた後「いい経験ができました。色々収穫があったと思います」と前向きに振り返った。
ファンから万雷の拍手を浴び、本拠地のマウンドへ。7、8割の力から150キロを超える直球を投げる度に、歓声が上がった。「ストレートをゾーンのいいところに投げられたのはよかった」。最速163キロの剛腕が、らしさを見せられたことに、安どした。
ただ、1軍のレベルの高さも肌で感じた。これまでのプロ最多球数85球に差し掛かると、直球が140キロ台後半にまで落ちた。計5度の盗塁も許し「クイックの速さだけでないけど次、修正していきたい」と反省した。
観戦した母・陽子さんからは「頑張れ」と送り出され、ファンを熱くする投球ができた。井口監督は「真っ直ぐの力強さがあった」と評価。17日に登録を抹消する方針を明かし、最短10日での復帰については「状態を見て」と話すに止め、次回は27日の阪神戦(甲子園)の可能性もある。
「相手を圧倒できるように色んなところの精度を上げていく」と右腕。経験を糧に次こそ初勝利をつかむ。
ロッテの荻野貴司外野手(35)が攻守に躍動。佐々木朗希を援護する先頭打者アーチを放つなど、3安打2打点を挙げた。
初回。佐々木朗が無失点で切り抜けると、1ボールからの2球目。平井の直球を捉え、左翼席へ先頭打者本塁打。19年8月24日以来通算7度目の先頭打者本塁打に「思いっきりいきました。(佐々木)朗希が初登板なので、早く点を取れてよかったです」と援護する一発にニンマリ。
2回には適時二塁打を放った佐藤都を二塁において、左前へ4点目となる適時打。「佐藤(都)がつないでくれたので、かえすことができてよかったです」と喜んだ。
5回にも三塁内野安打で出塁すると、マーティンの2ランで勝ち越しとなるホームを踏んだ。
8回に救援陣がつかまり佐々木朗の初白星は消えたが、好守備でもり立てた。9回、先頭・源田が放った左翼への飛球をフェンスに激突しながら好捕。16歳年下の後輩もベテランの活躍に手をたたいて喜んでいた。
とんねるずの石橋貴明(59)が始球式を務めた。佐々木朗希のデビュー戦を目当てに駆けつけたファンも、大盛り上がり。石橋のプロ野球愛や配慮が随所に見られた始球式には、ネットからも称賛の声が上がった。
背番号16のロッテのユニホームを着用し、オープンカーで登場。一塁ベース近くで降車すると、気合いの入った表情で一塁手のレアードに“スシポーズ”であいさつ。レアードが笑うと、今度はインフィールド内に入る際にも帽子を取って小さく頭を下げた。そして小走りにマウンドへ向かうと、ボールを持った審判にも一例。マウンドへ促されたが首を振り、マウンド前で準備を始めた。
ここで西武ベンチに向かって叫び、山川を急遽打席に呼び寄せた。苦笑いの山川に対し、石橋は終始気合いの入った表情。マウンドのかなり前からの投球はワンバウンドのボール球となったが、山川は空振りし、ガッツポーズをみせた。そして三塁側、一塁側の両ベンチへ深々と一礼。再び走って一塁ファウルエリアに向かうと、マイクを握り「今日は佐々木君を応援しましょう!魂!」と叫んだ。
去り際、一塁ベンチ前でキャッチボールをしていた佐々木朗が一礼すると、視線を向けて合図もかわしたが、走るスピードを緩めることなく素早くベンチ裏へ戻っていった。登場から2分もかからない、スピード決着だった。
中継を解説した里崎智也氏は、マウンド前からの投球について「マウンドを汚さないよう貴さんの配慮じゃないですか」とコメント。石橋は帝京高校野球部出身で、映画「メジャーリーグ」にも出演。テレビ朝日「リアル野球BAN」にも出演しているが、改めて野球愛の深さが知られることになった。
程よいパフォーマンスと、スピード感。ネットでは「無駄に時間をかけず、マウンドも汚さない。気づかいの始球式」、「貴さんの野球への情熱、選手への愛が素晴らしい」、「さすが野球を知っている」など、称賛の嵐となった。
投球後、石橋は「やっぱり、お客さんに見守られて投げるというのは最高の気持ちですね。プロ野球界の宝の船出に参加することができて嬉しかったです。(佐々木朗希選手は)本当にこれからの千葉ロッテマリーンズを、いや球界を背負って立つ大エースになることを願っています。本日はありがとうございました」と、コメントを寄せた。
ロッテは逃げ切りに失敗し、引き分けに終わった。佐々木朗希投手(19)はプロ初登板初先発で、5回を6安打4失点。最速は154キロをマークしたが、救援陣が打たれて初勝利はお預けとなった。
井口監督は「色々課題はあると思いますけど、その中でもしっかり投げられたと思いますし、内野のミスから点が入ってしまった」と残念がったが、150キロを超える真っ直ぐで空振り三振を奪う姿には「いい球をしっかり投げていた。力強さもあった」と評価した。
今後について「抹消?一応、その予定にしています」と17日に1度、出場選手登録を抹消する方針を明かし、最短で5月下旬の試合で再びマウンドに上がる見込みとなった。
また、9回2死一塁で和田が果敢に二盗を試みたが、アウトになった。ゲームセットの瞬間、井口監督は怒りをにじませながらベンチから審判に向かって何かを叫び、セットポジションのポーズをして“抗議”する姿もあった。試合後、指揮官は「ボークのあれ(動き)があったんでね、はい」と、ギャレットの投球モーションについて不満をのぞかせた。
プロ野球はデーゲームで6試合が行われ、4試合が引き分けとなる珍記録が生まれた。セ・パ2リーグ分立した1950年以降、1日4試合が引き分けになるのはプロ野球史上初となった。
今季は新型コロナウイルスの影響で9回打ち切りとなっており、引き分けが続出している。12日には34年ぶりの1日3引き分けがあったばかりだった。
4引き分けのスコアは以下の通り。
ロッテはプロ初登板の佐々木朗希投手が5回4失点、勝ち投手の権利をつかんで降板したが、リリーフ陣が打たれて引き分けとなった。
プロ野球ロッテの佐々木朗希投手(19)が16日、千葉市のZOZOマリンスタジアムで行われた西武戦に先発して、2年目でプロ初登板を果たした。150キロ台の速球を連発。5回を投げて107球で5三振を奪うなど6安打4失点だった。チームが8回に追い付かれて6−6で引き分け、白星は付かなかった。
岩手・大船渡高時代に球速163キロをマークした剛腕。4球団競合の末にドラフト1位で入団した昨季は、体づくりに専念して実戦登板はなかった。
佐々木朗は今年3月12日の中日とのオープン戦でプロ入り後初めて試合で投げた。開幕後は2軍で5試合に登板し、防御率0.45。
ロッテの佐々木朗希投手(19)が西武戦でプロ初登板初先発し、5回を6安打4失点で降板。最速154キロをマークした。8回に救援陣が打たれ、初勝利はお預けとなった。
降板後「緊張はあまりなかったです。真っ直ぐはある程度はコントロールできたんですけど、変化球が抜けてしまう球が多くて、そこでカウントも不利になってしまった。そこを修正していきたいです」とコメントした。
ロッテの佐々木朗希投手(19)が西武戦でプロ初登板初先発。5回を6安打4失点でプロ初投手の権利をつかんで降板したが、救援陣が打たれてお預けとなった。最速は154キロをマークした。
練習中は降っていた雨が、プレーボール前に上がり、スタンドのファンの大歓声を受けてマウンドへ上がった。
初回。若林に投じた151キロ直球を左前打されるなど、いきなり1死一、三塁のピンチとなったが、4番の山川をフォークで空振り三振。栗山を左飛に抑え無失点で切り抜けた。
すると打線が援護。初回に荻野、マーティンの連続本塁打で2点を先制。2回まで4点の援護を受けた。
しかし、3回にプロの洗礼を浴びる。源田の右中間を破る適時三塁打で初失点も許し、この回3失点。
4回まで3失点。井口監督は初登板の投球数を85球前後に設定していたが、5回を迎え、球数が86球となったが続投。勝利投手の権利のかかった5回もマウンドへ送り出した。先頭の源田にはこの日、2度目の四球を与えると、1死三塁から。栗山の初球。フォークがひっかかり暴投で同点とされ、スタンドからはため息が漏れた。
だが、味方が援護する。その裏にマーティンが勝ち越し2ラン。佐々木朗に再び勝ち投手の権利が戻った。
だが、8回に唐川が痛打を浴び、6−6の同点に。佐々木朗のプロ初勝利の権利も消滅した。
ロッテの佐々木朗希投手(19)が西武戦でプロ初登板初先発し、5回を6安打4失点で降板。最速154キロをマークした。
降板後「緊張はあまりなかったです。真っ直ぐはある程度はコントロールできたんですけど、変化球が抜けてしまう球が多くて、そこでカウントも不利になってしまった。そこを修正していきたいです」とコメントした。
練習中は降っていた雨が、プレーボール前に上がり、スタンドのファンの大歓声を受けてマウンドへ上がった。
初回。若林に投じた151キロ直球を左前打されるなど、いきなり1死一、三塁のピンチとなったが、4番の山川をフォークで空振り三振。栗山を左飛に抑え無失点で切り抜けた。
すると打線が援護。初回に荻野、マーティンの連続本塁打で2点を先制。2回まで4点の援護を受けた。
しかし、3回にプロの洗礼を浴びる。源田の右中間を破る適時三塁打で初失点も許しこの回3失点。
4回まで3失点。井口監督は初登板の投球数を85球前後に設定していたが、5回を迎え、球数が86球となったが続投。勝利投手の権利のかかった5回もマウンドへ送り出した。先頭の源田にはこの日、2度目の四球を与えると、1死三塁から。栗山の初球。フォークがひっかかり暴投で同点とされた。
ロッテ・佐々木朗希投手が待望の1軍デビュー。勝ち投手の権利が懸かった5回に痛恨の暴投で失点し、同点に追いつかれた。5回まで4失点、107球の熱投だった。
1回は先頭若林にいきなり左前打を許すなど2安打で1死一、三塁の大ピンチを迎えたが、山川からプロ初奪三振。さらに栗山を左飛に抑えて無失点で切り抜けた。
2回は呉念庭を見逃し三振。愛斗を右飛に仕留めた後、スパンジェンバーグはこの日最速となった154キロの直球で空振り三振に仕留めた。落ち着きを取り戻したかと思われたが、4点リードの3回に捕まった。味方の失策から若林、源田に連続適時打。さらに栗山の犠飛で3点を返された。
5回は1死三塁のピンチとなったが、山川を見逃し三振。100球を超えたが続投していたが、栗山の打席でフォークが暴投となり、三塁走者が生還した。
だが、運は残っていた。その直後に、マーティンが勝ち越し2ラン。佐々木朗に勝ち投手の権利が復活し、この回で交代となった。
とんねるずの石橋貴明が(59)が、始球式を務めた。
山川を打者に指名し、マウンド手前から空振りを奪った。投球後、石橋は「何十年ぶりの始球式。ドジャースタジアムでドジャースで投げて以来かもしれないです。やっぱり、お客さんに見守られて投げるというのは最高の気持ちですね」とコメント。ロッテ・佐々木朗希投手のデビュー戦ということで「プロ野球界の宝の船出に参加することができて嬉しかったです。(佐々木朗希選手は)本当にこれからの千葉ロッテマリーンズを、いや球界を背負って立つ大エースになることを願っています。本日はありがとうございました。私、160キロ、出ていましたよね?(笑)」と背番号17にエールを送った。
マウンド前から投球はワンバウンドだったが、大型ビジョンは148.4(イシバシ)キロ」と表示。降板後はマイクを握り、「今日は佐々木君を応援しましょう!魂!」と叫んだ。
ロッテ・佐々木朗希投手が待望の1軍デビュー。1回、いきなり2安打で1死一、三塁の大ピンチを迎えたが、山川からプロ初奪三振。さらに栗山を左飛に抑えて無失点で切り抜けた。
直後初回の攻撃では1ボールからの2球目に荻野が直球を左翼席へ2号ソロ。続くマーティンも初球、143キロをフルスイングした打球は右中間席へ11号ソロで突き刺した。
マリーンズファンは大興奮の中、続く中村奨も中堅方向へ大飛球もフェンス手前で失速。3者連続アーチとはならなかったが、初登板の佐々木朗にとって大きな2点となった。
2回は呉念庭を見逃し三振。愛斗を右飛に仕留めた後、スパンジェンバーグは154キロの直球で空振り三振に仕留めた。
とんねるずの石橋貴明(59)が始球式を務めた。背番号16のロッテのユニホームを着用し、オープンカーで登場。気合いの入った表情で西武ベンチに向かって叫び、山川を急遽打席に呼び寄せた。
苦笑いの山川に対し、石橋は終始気合いの入った表情。そして、マウンドのかなり前から投球した。ワンバウンドのボール球となったが、山川は空振りし、ガッツポーズをみせた。球速表示は「148.4(いしばし)」。降板後はマイクを握り、「今日は佐々木君を応援しましょう!魂!」と叫んだ。
マウンド前からの投球は、この日がデビュー戦となったロッテ・佐々木朗希投手に配慮したとみられる。石橋が降板後、佐々木がマウンドへ上がった。
投球後、石橋は「何十年ぶりの始球式。ドジャースタジアムでドジャースで投げて以来かもしれないです。やっぱり、お客さんに見守られて投げるというのは最高の気持ちですね。プロ野球界の宝の船出に参加することができて嬉しかったです。(佐々木朗希選手は)本当にこれからの千葉ロッテマリーンズを、いや球界を背負って立つ大エースになることを願っています。本日はありがとうございました。私、160キロ、出ていましたよね?(笑)」と背番号17にエールを送った。
ロッテは16日、佐々木朗希投手(19)の飲食メニューを初めて開発し、本日からZOZOマリンスタジアムで販売すると発表した。飲食メニューは「朗希のほうじ茶ラテ」と「マルゲリータ風汁無し坦々麺」。選手飲食メニューは選手の好きな食べ物や飲み物をヒアリングして開発した球場グルメ。
メニュー詳細は次の通り。
ロッテマリーンズ広報室は「ほうじ茶ラテは、佐々木朗希投手が好きなちょっと渋めで甘くて美味しい仕上がりとなっています。女性にも飲みやすく、暑くなるこれからの時期にもピッタリです!コアラのマーチもトッピングしています!マルゲリータ風汁無し坦々麺は店舗で人気の『汁なし担々麺』に、特別メニューとしてカプレーゼをトッピングしてマルゲリータ風に仕上げたものです!佐々木朗希投手が好きなカプレーゼと坦々麺が合わさった一品です!」。