中日が1分けを挟み今季初の4連勝。2−3の7回に阿部のスクイズで追い付き、8回は大島の1号ソロ本塁打で勝ち越した。8回に救援した祖父江が今季初勝利。7回にレアードの2ランで逆転したロッテは終盤に救援陣が崩れた。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
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千葉ロッテ | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 2 | 0 | 0 | 3 |
中日 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 | x | 4 |
ロッテが中日の先発陣に屈し負け越した。
3連戦で柳、小笠原、勝野に対しチーム打率は0割7分6厘。この日は53試合ぶりに荻野、マーティン、中村奨の1〜3番を崩し、マーティンを4番で起用。井口監督は「打線の後半が弱くなるというか、そういう意味で鳥谷を2番に入れて幅を持たせた」と説明したが、鳥谷も無安打でチャンスを広げられず、奏功しなかった。
ロッテ本前郁也投手(23)が4月8日以来の1軍先発マウンドに上がった。4回2安打も、その2本がソロ本塁打だった。
初回、中日1番大島を内角直球で詰まらせ、力ない三飛に。幸先よい滑り出しだったが、2番堂上にカウント2−0からの直球を左翼席へ運ばれた。2回も2死後、7番井領に1−0からの直球を右翼席へ運ばれた。広いバンテリンドームで、ともに今季1号だった。
4月の2登板でも計4被弾していた本前は「直球が浮かないようにというのはファームでも直そうと意識してやってきたことでしたが、立ち上がりに直球が浮いて打たれ、前に1軍で投げた時と同じことが反省点となってしまいました」と反省を口にした。
ただ、2発以外は140キロ前後の直球で打者を押し込むケースもあった。井口監督も「本塁打2本打たれましたけど、いい球を投げていたと思います」とし、今後についても「来週、またあります」と登板機会を用意することを示唆した。
ロッテ井上晴哉内野手(31)が3日、右手首痛のため出場選手登録を抹消された。
井口監督によると、前日2日の中日戦(バンテリンドーム)の一塁守備で、バントの小フライを捕球しようと飛び込んだ際に痛めたという。
ロッテのブランドン・レアード内野手が12号2ランで重い空気を吹き飛ばした。
3戦連続で中日先発陣に抑え込まれた1−2の7回無死一塁、福のカットボールを高々と飛ばすと左翼ポールに直撃。こぶしを突き上げた。「試合前に今岡ヘッドコーチから『今日はいいところで打てるはずだよ』と言われていたので、打てて良かったよ」と喜びのコメントを寄せた。
ロッテの森脇浩司1軍野手総合兼内野守備コーチ(60)が3日、体調不良のため中日−ロッテ3回戦(バンテリンドーム)のベンチ入りを外れた。
球団によると、前日2日の試合中に体調不良を訴え、名古屋市内のホテルに戻った。この日にPCR検査を受け、陰性判定となった上で帰京した。代わりに的場直樹1軍戦略兼バッテリーコーチ(44)がベンチに入った。
ロッテ鈴木昭汰投手(22)が4日のDeNA戦(横浜)に先発する。
今季はここまで7試合に先発するも、1勝のみにとどまっている。「まずしっかり試合を作って、チームに流れを持ってこられるような投球をしたいと思います。絶対に抑えるという強い気持ちを持って相手に向かっていきたいと思います。気合入れていきます」と球団を通じてコメントした。
ロッテ鳥谷敬内野手(39)が「2番三塁」でスタメン出場する。
プロ18年目の鳥谷は、この日で通算2240試合目の出場となる。そのうち2番でのスタメン出場は133試合目で、阪神時代の18年4月20日の巨人戦(甲子園)以来約3年1ヶ月ぶり。
今季はこれまで28試合に出場し、スタメンはそのうち10試合。三塁でのスタメンは今季初になる。
ロッテ横山陸人投手(19)が、高卒同期の佐々木朗希投手(19)に負けじと強烈アピールを続けている。2日の中日戦(バンテリンドーム)でも1回無失点のリリーフ。井口監督も救援陣についての質問で「横山も含めて、みんな頑張ってくれている」と名前を挙げて働きをたたえる。
指揮官は、横山の昇格時には「色々な経験をさせる意味も含めて上げました」と言及している。期待以上とも言える、いきのいい投球だ。サイドスローから150キロ近い直球をどんどん投げ込んでいく。ここまで4試合で打者17人に投げ、3安打2四死球5奪三振。阪神佐藤輝には内角低め直球をあっさりと右中間二塁打にされた以外は、痛打の印象もない。
4試合で計63球を投げ、ボール球判定は22球。投げっぷりの良さが目立つ中で、ストライク率65パーセント超も誇れる数字だろう。甲子園、ZOZOマリン、バンテリンドームと3球場のマウンドで投げ、全てで乱れなかった。空振りを9度奪い、そのうち8球が直球によるもの。阪神大山、梅野、中日高橋周らが初スイングでアジャストできなかった球威が印象に残る。
アマチュア野球担当時代の19年5月に、初めて横山の投球を見た。千葉県内で行われた、専大松戸・横山陸人、横浜・及川雅貴(現阪神)、常総学院・菊田拡和(現巨人)のドラフト候補が一堂に会する変則ダブルヘッダーの練習試合。数多くのスカウトも駆けつけた。全てのスカウトをうならせたわけではなかったが、バネと躍動感のあるサイドからの140キロ超えは大きな将来性を感じさせた。「本格派サイドスロー」と形容したくなる投手だった。
19年ドラフト4位でロッテに入団。1年前の春、コロナ禍の前に1度だけ浦和球場でブルペンを見た。球速は140キロに満たなかった。今春1軍キャンプも途中離脱。「何年かかかるのかな…」と思っていたら、今年4月2日、佐々木朗の取材で訪れたイースタン・リーグのヤクルト戦(戸田)で救援登板し、いきなり150キロを出したので驚いた。体も見違えるように逞しくなり、大きな衝撃を受けた。
後に聞くと、体重は入団時より9キロ増。「寮の食事のバランスがすごく良いので、それで増えたのかなと」。筋力もつけ、自主トレで課題にも向き合い、やるべきことをやって伸びてきたという。この投球を続ければ、いわゆる「勝ちパターン」で試されるタイミングもあるかもしれない。持ち球もまだ全てを使い切っていない。パの強打者達にもどこまで通用するのか。楽しみは尽きない。
ロッテ・井上晴哉内野手(31)が3日、出場選手登録を外れた。2日の中日戦(バンテリン)の一塁守備でバントの小飛球に対してダイビングキャッチを試みた際に右手首を痛めた。井口監督は「1週間ぐらいはボールを投げたり、バットも振れないということだった」と説明。井上は9年目の今季は開幕2軍でスタートし、ここまで1軍では23試合に出場し、打率.196、1本塁打、6打点だった。
ロッテ・本前郁也投手(23)が4回を2安打2失点で降板した。4月8日のオリックス戦(ZOZOマリン)以来、56日ぶりの1軍登板。「(2020年ドラフト同期の)佐々木朗と横山が1軍で頑張っているので、自分も負けないように良いピッチングを2人に見せられるようにしたい」と意気込んでマウンドに上がったが、1回に堂上、2回に井領と2本のソロ本塁打を許した。
2年目左腕は「ストレートが浮かないようにというのはファームでも直そうと意識してやってきたことでしたが、立ち上がりにストレートが浮いて打たれるという前に1軍で投げた時と同じことが反省点となってしまった。自分の課題としていた球が打たれてしまい、すごく悔しいという気持ちでしかない」と無念の表情。それでも、井口監督は「ホームラン2本は打たれたが、球的には良い球を投げていた。(先発は)来週またあります」と明言した。
ロッテ・鳥谷敬内野手(39)が阪神時代の2018年4月20日の巨人戦(甲子園)以来、1140日ぶりに2番でスタメン出場したが、4打数無安打に終わった。
井口監督は「打線の後半が弱くなるので、鳥谷を2番に入れて幅を持たせたかった」と説明。4番には来日3年目で初めてマーティンを起用したが、これまでリーグトップの16本塁打で最強の2番打者≠ニ称された助っ人も1安打に終わった。
前日2日の試合後ミーティングで、指揮官は「打線がゲーム前半に投手をカバーできていない。明日(3日)は早い回で野手でやっていこう」とゲキを飛ばしていたが、中日との3連戦は計5得点で2敗1分け。特に柳、小笠原、勝野の先発陣からは計21イニングで1点しか奪えなかった。指揮官は「明日(4日)以降も相手投手を含めて、色々(打順を)考えていきたい」と、さらなるテコ入れを示唆した。
ロッテは救援陣が守り切れず、逆転負けを喫した。7回にレアードの2ランで逆転した直後の守りで佐々木千が粘れず、阿部にスクイズを決められて追い付かれた。8回は2死から唐川が勝ち越しソロを浴びた。
この日は3本のソロが痛かった。井口監督は「本塁打は本当に気をつけないといけない。勝ちパターンでいって、打たれたのはしょうがない」と淡々と振り返った。交流戦はこれで4勝4敗1分けの五分となり、貯金がなくなった。
ロッテの森脇野手総合兼内野守備コーチがバンテリンドームナゴヤでの3日の中日戦で、体調不良のためにベンチ入りメンバーから外れた。球団によると2日の試合中から体調不良を訴えていた。新型コロナウイルスの感染を調べるPCR検査では陰性だった。
また井上が3日、右手首痛で出場選手登録から外れた。今季は23試合に出場して打率1割9分6厘、1本塁打、6打点だった。
ロッテは自慢の救援陣が崩れた。レアードの12号2ランで逆転した直後の7回に佐々木千が1死三塁のピンチを招き、阿部に同点スクイズを決められた。
さらに8回は唐川が2死から大島に勝ち越しソロを被弾。セットアッパーが5試合ぶりの痛い失点で、中日に2敗1分けと負け越し。井口監督は「勝ちパターンで打たれたので、それはしょうがない」と切り替えた。
7回にレアードの左越え逆転12号2ランで、3−2とリード。ところが盤石なはずのブルペン陣がまさかの結末を生んだ。
7回に3番手で登板した佐々木千が先頭のビシエドに左線二塁打を許すと、1死三塁の場面で阿部にスクイズを決められた。この試合まで防御率0.95と抜群の安定感を示していた右腕が同点とされると、8回は4番手の唐川が2死から大島に右越え勝ち越しソロを浴びた。
中日3連戦は2敗1分けに終わった井口監督は「勝ちパターンで打たれたので、それはしょうがないです」と、切り替えた。
ロッテの井上晴哉内野手(31)が3日、右手首痛のため1軍選手登録を抹消された。代わって、菅野剛士外野手(28)が昇格した。
また、森脇浩司野手総合兼内野守備コーチ(60)が体調不良のため、3日の中日戦を欠場した。新型コロナウイルスのPCR検査の結果は陰性だった。
ロッテの井口資仁監督が3日、右手首痛のため抹消された井上晴哉内野手について言及。
2日の中日戦の守備中にバントでファウルゾーンへ上がった打球にダイブ。ファウルとなり捕球はできなかったが、その際に右手首を痛めていた。
試合後井口監督は「まあ1週間くらいはボール投げたりバット振れないということで」と説明。井上はここまで23試合に出場し1本塁打、打率1割9分6厘だった。
今季“12貫目”で逆転に成功した。
1点を追う7回無死一塁。ロッテのレアード内野手が中日・福の変化球を大きく振り抜いた。ドームの天井ギリギリまで高く上がった打球は徐々に飛距離を伸ばしゆっくりと左翼ポール際のスタンドへ着弾。この日も先発・勝野に6回まで2安打1得点を苦しめられていたが、頼れる助っ人の1発で逆転に成功。敵地でお決まりの「すしパフォーマンス」を披露し、ロッテファンを盛り上げた。
ロッテのドラフト1位左腕・鈴木昭汰投手が4日のDeNA戦(横浜)に先発する。
今季は5度目の先発となった4月25日のソフトバンク戦でプロ初勝利。その後は田中靖が左脇腹を負傷した影響もあり、救援に回り、チームを支えるなど、ここまで11試合に登板し1勝3敗、1ホールド。防御率3.30。5月28日の広島戦(ZOZO)では再び先発に戻るも5回4失点で敗戦投手となっていた。
「まずしっかり試合を作ってチームに流れを持ってこれるようなピッチングをしたいと思います。前回は自分のリズムで投げれず悔しい結果となってしまったので、次は絶対に抑えるという強い気持ちを持って相手に向かっていきたいと思います。気合入れていきます」と鈴木。4日の横浜は現在雨予報だが、プロ2勝目を全力投球で?み取りに行く。
ロッテは救援陣が守り切れずに逆転負けを喫した。逆転した直後の守りで佐々木千がスクイズを決められて追い付かれ、8回は2死から唐川が勝ち越しソロを被弾。
井口監督は「本塁打は本当に気をつけないといけない。勝ちパターンでいって、打たれたのはしょうがない」と淡々と振り返った。