わたしはかもめ2021年鴎の便り(6月)

便

6月15 日

[トレード背景]中日、得点力不足解消へ走攻守揃う加藤翔に白羽の矢[ニッカン]

中日は15日、加藤匠馬捕手(29)とロッテ加藤翔平外野手(30)との1対1の交換トレードが成立したことを発表した。

ロッテ加藤獲得の背景には、リーグ最少の33本塁打、183得点という得点力不足がある。安定した打率を誇る18年首位打者の主砲ビシエドを核とする打線は、両脇を固める主軸が定まらない。故障からの復活を期待した平田が開幕から21試合、打率1割5分5厘と不振でファーム落ち。新型コロナ禍で来日が遅れた新外国人ガーバーも、4月下旬に1軍合流も12試合、打率1割5分6厘と低迷し2軍での再調整を余儀なくされた。高橋周、阿部らも開幕から本調子にはほど遠いのが現状だ。開幕から根尾を外野手起用することで定着を期待したが、結果を出せない状況が続く。ベテラン福留も外野で先発出場もさせる試合もあったが、代打での駒不足が逆に目立つ格好になった。

エース大野雄を筆頭に、福谷、柳、小笠原と並ぶ先発陣に、守護神R.マルティネスが五輪予選で離脱する中で又吉を中心と鉄壁のリリーフ陣が稼働。両リーグトップのチーム防御率3.04を誇る投手陣を援護できず、チームは4位に低迷している。

ロッテ加藤は、走攻守3拍子そろい、昨季はイースタン・リーグの首位打者も獲得した。捕手陣の強化を模索したロッテと「両球団の補強ポイントが合致した」と球団首脳は話す。

攻撃力だけでなく、機動力アップを掲げる中日が、リーグ戦再開後の起爆剤に加藤翔に白羽の矢を立てた。

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ロッテ移籍の加藤匠馬へ「しっかりやれ」中日仁村2軍監督がエール[ニッカン]

中日は15日、加藤匠馬捕手(29)とロッテ加藤翔平外野手(30)との1対1の交換トレードが成立したことを発表した。

中日は両リーグトップのチーム防御率3.04を誇るが、リーグ最少の33本塁打、183得点と得点力不足でリーグ4位に低迷。ベテラン平田が不調で2軍落ちし、新外国人ガーバーも打撃不振で2軍調整が続いていることもあり、「打てる外野手」の補強が急務だった。

2軍で加藤匠を預かってきた中日仁村2軍監督は今回のトレードに「良かった。(加藤匠は)なかなかこのチームでそんなに活躍をしていない。欲しいと呼ばれているところに行くんだからしっかりやれ、しっかり自分をアピールすれば、見方も変わってくると(伝えた)。(ロッテの)加藤は、楽天時代にスピードもあって、パンチ力もある選手が入ってきたなと思った。(移籍して)ここ(2軍)に来てもらっては困る。ぜひ、いいトレードだったと言われるように(2人とも)頑張って欲しい」と話した。

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ロッテ加藤翔平と中日加藤匠馬“加藤トレード”発表、「同姓」交換過去2例[ニッカン]

ロッテと中日による「加藤トレード」が15日、発表された。ロッテ加藤翔平外野手(30)と中日加藤匠馬捕手(29)の交換トレードが合意。

中日へ移籍する加藤翔平外野手はロッテ球団を通じて「ここまで9年、応援していただいたファンの皆様には本当に感謝をしています。そしてここまで支えてくださったマリーンズの皆様にも感謝の気持ちでいっぱいです。チームは変わりますが、今まで通り、全力プレーを心掛け、ドラゴンズの勝利のために精一杯、頑張りたいと思います。これまで応援してくださった方には頑張っているところを見ていただくことで感謝の気持ちを伝えることが出来ればと考えています。最後に自分がデビューした2013年の5月12日のイーグルス戦で初本塁打を打った時の歓声を一生、忘れません。これからも応援してくださるファンの皆様への感謝の気持ちをもってプレーします」とコメントを発表した。

ロッテは14日にもDeNAと「ユウキ・トレード」を実施。有吉優樹投手(30)と交換でDeNAから国吉佑樹投手(29)を獲得している。

同姓選手同士のトレード
過去2例ある。66年オフに大石清(広島)と大石弥太郎(阪急)の「大石投手」同士がトレード。大石清は3年連続40試合以上に登板し、67年からのリーグ3連覇に貢献。大石弥も2桁勝利を5度記録するなど広島投手陣を支えた。74年オフには、辻佳紀(大洋)と辻恭彦(阪神)の「辻捕手」同士がトレード。辻佳は吉田監督の「どうしても必要」という方針から、6年ぶりの阪神復帰となり、兼任コーチを務めた。辻恭は移籍してから84年まで10年間で446試合に出場し、42歳まで現役を続けた。

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[解説]加藤匠馬獲得ロッテは盗塁阻止率ワースト「強肩捕手」の補強急務[ニッカン]

ロッテが2日連続で交換トレードを発表した。DeNA国吉佑樹投手(29)に続いて、中日加藤匠馬捕手(29)を獲得した。リリーフ投手と捕手。2つの補強重点ポイントに、シーズン半ばで一気に着手した。

捕手は特に、補強が急務になっていた。正捕手田村が4月末に左大腿二頭筋の肉離れで戦線離脱した。補強への水面下の動きが始まる中でも、柿沼がコロナ禍で自宅待機となり(後に陽性判定)、吉田は上半身のコンディション不良。開幕1軍入りした3捕手が、全員不在というピンチに陥った。

高卒の育成新人・谷川は手術後のリハビリ中。佐藤都、江村、宗接が1軍ベンチに入り、2軍でイースタン・リーグの公式戦に出場できる捕手は育成選手の植田1人だけ、という状態も1週間以上続いた。万一の際は2軍では野手がマスクをかぶることも想定される状況になっていた。

すでに柿沼は1軍に復帰し、田村も2軍で実戦復帰した。とはいえ捕手“強化”の必要もあった。今季ここまでのチーム盗塁阻止率は2割1分1厘でリーグワースト。西武を中心に足でかき回されるケースが多い。打撃、リード以上に「強肩捕手」が求められる状況で、「バズーカ」とも呼ばれる強肩を誇る加藤匠馬は、今のロッテにピンポイントではまる捕手といえる。

田村復帰が近づき始め、加藤匠馬も加入となると、将来の正捕手として期待される佐藤都もうかうかしていられなくなる。さらに、最近は1軍でのスタメンが多かった加藤翔平外野手(30)が中日に移籍することで、成績が伸び悩む若手外野手の藤原、高部、和田に対する中長期的な期待、さらにはプレッシャーが、ますます高まる。若手達に殻を破らせる、強いメッセージ性も感じるトレードだ。

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[こんな人]中日移籍のロッテ加藤翔平、スポーツ記者を目指したことも[ニッカン]

15年から3年間、ロッテを担当した。当時若手だった加藤翔平外野手(30)のことは「もったいないなあ」と思いながら見ていた。高い身体能力を持ちながら、ここぞでのポカがあった。返球、バスター、バントなど、立場上、着実にこなさないといけないプレーでのミスがあった。懲罰交代されたこともある。1軍にはいても、なかなかレギュラーをつかめずにいた。

ルーキーだった13年5月の楽天戦、プロ初打席で初球をホームラン。デビューが衝撃的だっただけに、余計に歯がゆく見えた。それは、本人も同じ気持ちで、取材メモを見返すと、21試合出場に終わった15年オフには「悔しさしかない1年でした」と言っていた。その分、もがいてもいた。

球界で数少ないスイッチヒッターだが、年が明けた16年春の一時期、2軍にいた加藤は両打ちをやめた。結果が出ない中で、何かを変えようと必死だった。モヤモヤから救ってくれたのは、ベテランの一言だった。2軍戦で右打席に立っていた加藤に、ヤクルトの館山(現楽天投手コーチ)が「スイッチ、やめたの?俺は、お前の左、嫌だったけどな」と声をかけてくれた。それで、吹っ切れた。再び、スイッチとして歩み始めた。

真面目な性格、というか、いたって普通の好青年だ。中学生の頃は「プロ野球選手になるなんて、思いもしなかった」そうで、スポーツ記者を目指したこともあった。それで、勝手に親近感を覚えた。受験勉強して県立高校(春日部東)に進み、1年秋に監督の勧めでスイッチに挑戦。授業も左でノートを取り、ものにした。甲子園と縁はなかったが、強豪の上武大で花開き、プロ入りをつかんだ。

16年の開幕前に結婚した夫人は、アスリートフードマイスターの資格を取得。加藤は野菜嫌いの偏食だったが、おかげで食べられるようになったと感謝する。

そんな彼も、今年で30歳。もう若手じゃない。新天地で1年1年が勝負となるだろう。中日には、前ロッテ監督で、若い頃の加藤を知る伊東ヘッドコーチがいる。持ち前の身体能力をフルに生かしたプレーを見たい。

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ロッテ加藤翔平12年ドラ4、中日加藤匠馬は14年ドラ5/略歴[ニッカン]

ロッテ加藤翔平外野手(30)と中日加藤匠馬捕手(29)のトレードが行われることが15日、分かった。この日のうちに発表される見込み。

2人の略歴は以下。

加藤翔平(かとう・しょうへい)
1991年(平3)3月28日、埼玉県生まれ。春日部東から上武大に進み、12年ドラフト4位でロッテに入団。13年5月12日の楽天戦で新人では史上2人目の初打席初球初本塁打を記録した。20年にはイースタン・リーグで首位打者。今季は20試合で41打数9安打1本塁打。プロ通算は491試合に出場し、1231打数303安打14本塁打。183センチ、84キロ。右投げ両打ち。今季推定年俸は2200万円。
加藤匠馬(かとう・たくま)
1992年(平4)4月29日、三重県生まれ。小2から野球を始め中学まで軟式。三重高で3年春に甲子園出場。青学大では1年秋から出場。強肩が買われ、14年ドラフト5位で中日入団。プロ通算126試合に出場し、263打数56安打。今季はここまで1軍出場なし。175センチ、76キロ。右投げ右打ち。今季推定年俸は1500万円。

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ユウキ・トレードに続く“加藤トレード”ロッテ加藤翔平と中日加藤匠馬交換[ニッカン]

ロッテと中日による「加藤トレード」が行われることが15日、分かった。

ロッテ加藤翔平外野手(30)と中日加藤匠馬捕手(29)の交換トレードが合意となった。この日のうちに発表される見込み。

ロッテは14日にもDeNAと「ユウキ・トレード」を実施。有吉優樹投手(30)と交換でDeNAから国吉佑樹投手(29)を獲得した。

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ロッテ・佐々木朗希の登板間隔は中10日以上維持、井口監督「変えるつもりはない」[サンスポ]

ロッテ・佐々木朗希投手(19)が中10日以上の登板間隔で先発登板を続ける可能性が高いことが15日、分かった。岩手・大船渡高から入団2年目の右腕について、井口監督が「あまり(登板間隔を)変えるつもりはない」とを明かした。

佐々木朗は今季に1軍デビューし、3試合で1勝0杯、防御率3.38。プロ初登板から2度目の先発時は中10日、3度目の先発時は中13日の登板間隔を空けていた。

チームでは石川が3日に右肘のクリーニング手術を受け、長期離脱が確定。2試合連続で2桁失点を喫した美馬が13日に出場選手登録を外れるなど台所事情は苦しい。それでも佐々木朗には負担をかけない登板日程を組む。

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ロッテと中日がトレード、加藤翔と加藤匠[サンスポ]

ロッテの加藤翔平外野手(30)と中日の加藤匠馬捕手(29)の交換トレードが成立し、15日、両球団から発表された。

ロッテは正捕手の田村が故障で離脱しており、捕手陣の補強が課題となっていた。ロッテは前日14日にもDeNAとの交換トレードで国吉佑樹投手の獲得を発表していた。中日は両打ちの外野手獲得で、得点力の不足を補う狙いがある。

加藤翔は上武大から2013年、ドラフト4位でロッテ入団。今季は20試合の出場で、打率2割2分だった。加藤匠は青学大から15年にドラフト5位で中日入り。強肩に定評があるものの、昨年は出場29試合で、今季は1軍出場はなかった。

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ロッテ・荻野が海外FA権取得[サンスポ]

ロッテの荻野が15日、出場選手登録が9年に達し、海外フリーエージェント(FA)権の資格取得条件を満たした。荻野は昨オフに国内FA権を行使せずに残留し、2年契約を結んだ。

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ロッテ・加藤翔平と中日・加藤匠馬がトレード、「ゆうき」同士に続きロッテ2日連続[スポニチ]

ロッテ・加藤翔平外野手(30)と中日・加藤匠馬捕手(29)の交換トレードが成立し、15日に両球団から発表された。ロッテは前日にも有吉優樹とDeNA・国吉佑樹の交換トレードを発表。前日は「ゆうき」同士、この日は同姓同士という珍しい2日連続トレードとなった。背番号はいずれも未定。

盗塁阻止率.211でリーグワーストの捕手陣の強化を狙うロッテと、外野が手薄な中日との思惑が一致した。ロッテは正捕手の田村が左太腿肉離れで離脱中。復帰は目前だが、強肩の加藤匠が加われば、起用法の幅も広がる。青学大出身の加藤匠は「井口監督が先輩なのでリーグ優勝、日本一になって胴上げできるよう、戦力になれるように頑張りたい」と意気込んだ。

加藤翔は層の厚い外野陣の中で、今季20試合の出場にとどまっていた。プロ初打席で初球本塁打を達成した経歴があり「初本塁打を打った時の歓声を一生忘れません」とファンへ感謝の気持ちを示し、新天地で活躍する。

加藤翔平(かとう・しょうへい)
1991年(平3)3月28日生まれ、埼玉県出身の30歳。春日部東では甲子園出場なし。上武大では関甲新学生野球で3年春から4季連続ベストナインに輝き、12年ドラフト4位でロッテ入団。13年5月12日の楽天戦で新人野手ではプロ野球史上初の初打席初球初本塁打を記録。1メートル83、84キロ。右投げ両打ち。
加藤匠馬(かとう・たくま)
1992年(平4)4月29日生まれ、三重県出身の29歳。三重高では1年秋に三塁手から捕手に転向し、2年夏と3年春に甲子園出場。青学大では3年春から正捕手を務め、14年ドラフト5位で中日に入団。5年目の19年にチーム捕手最多の92試合に出場。遠投120メートルの強肩。1メートル75、76キロ。右投げ右打ち。

◇大石、辻…珍しい、同姓選手同士のトレード

ロッテ・加藤翔平外野手(30)と中日・加藤匠馬捕手(29)の交換トレードが成立し、15日に両球団から発表された。

過去の同姓選手同士のトレードは、67年のシーズン前に広島・大石清と阪急・大石弥太郎の投手同士が成立。74年オフには阪神・辻恭彦と大洋・辻佳紀が交換トレード。同一リーグの捕手同士で、佳紀は69年以来の古巣復帰だった。

なお、99年オフには中日・古池拓一と近鉄・小池秀郎の「こいけ」姓の2人を含む3対3のトレードが成立している。

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「混パ」抜け出す!ロッテ・朗希がキーマン、次回先発は24日のソフトバンク戦有力[スポニチ]

「混パ」のキーマンは令和の怪物だ。ロッテ・佐々木朗希投手(19)の次回先発が、24日のソフトバンク戦(ZOZOマリン)になることが有力となった。ロッテは首位・楽天まで3・5ゲーム差の4位。混戦から上位浮上に向け、高卒2年目右腕への期待は大きい。4年連続日本一で現在2位の王者との初対戦で結果を残し、後半戦からの先発ローテーション入りを目指す。

佐々木朗は2勝目こそ逃したものの、プロ3度目の先発となった10日のヤクルト戦で自己最長となる6回を投げ、1失点に抑えた。翌11日に出場選手登録を抹消され、次回からは「混パ」の行方を左右する同一リーグの上位球団を相手に投げることになりそうだ。

今後の起用法について、井口監督は「今は投げて抹消、投げて抹消のペースでいっているので、今後もポイントで(先発に)入ってくる」と説明。次回登板は最終決定していないが、抹消期間が明ける22日からのソフトバンク3連戦(ZOZOマリン)で美馬、小島に続き、中13日となる24日の3戦目が有力だ。現在2位といえども、4年連続日本一の絶対王者。チームは今季3勝4敗と負け越しており、初対戦となる高卒2年目右腕にも勝利を求められる。

その登板後も首脳陣は疲労を抜くため、これまで通りに出場選手登録から外すとみられる。再び中10日以上の間隔を空け、7月6日からのソフトバンク2連戦(同)で登板可能だ。ここまでの3試合で、佐々木朗は一定の結果を残した。投球回数こそ少ないものの、美馬、二木、小島、岩下らと比べても、防御率3.38は先発陣でチームトップである。

井口監督は東京五輪後の8月13日から始まる後半戦での起用法についても言及した。「あまり変えるつもりはないけど」と前置きした上で「周りのローテーションがどうなるかにもよりますね」と話し、中6日などで先発ローテーションに組み込む可能性も残した。佐々木朗も開幕前に青写真を描いていた。「今年はまず1軍で初勝利を挙げて、後半戦ぐらいからローテーションに入れるように頑張りたい」。順調に進化する令和の怪物が「混パ」のキーマンになりそうだ。

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交流戦、セが12年ぶりに勝ち越し、干支が一周して再び丑年に歓喜、決勝弾の宇草も丑年[スポニチ]

広島は8回に宇草の決勝2ランが飛び出して勝利。連敗を8で止めた。この勝利でセ・リーグが12年ぶりとなる勝ち越しを決めた。

これにネット上では「苦節12年ですよ」「12年ぶりとは…。干支一周やん」「セ・リーグ、丑年は交流戦勝ち越す説」などの声があふれた。

セが前回勝ち越した09年は丑年で、偶然にも今年も丑年。さらに決勝弾の宇草も94年の丑年生まれだ。

さらに交流戦優勝はオリックス・バファローズ。こちらも牛に縁があるとネット上でも話題になった。

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ロッテへ移籍する中日・加藤匠が決意表明「僕にとってのチャンス」、青学大の先輩・井口監督の胴上げ誓う[スポニチ]

中日、ロッテ両球団は15日、中日の加藤匠馬捕手(29)とロッテの加藤翔平外野手(30)の交換トレードが成立したと発表した。

中日・加藤は球団を通じ、「僕にとってチャンスなので、このチャンスをものにできるようにやっていきたいと思います」と意欲。「監督が僕の先輩なので、リーグ優勝、日本一になって胴上げできるよう、戦力になれるように頑張りたいです」と青学大の先輩である井口監督の胴上げを誓った。

その上で「6年半、中日ドラゴンズには大変お世話になり、ありがとうございました」と古巣に感謝の言葉を述べた。

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加藤翔平「歓声を一生、忘れません」加藤匠馬「僕にとってチャンス」、ロッテは2日連続トレード発表[スポニチ]

ロッテの加藤翔平外野手(30)と中日・加藤匠馬捕手(29)の交換トレードが成立し、15日に両球団から発表された。ロッテは前日14日には有吉優樹投手(30)との交換トレードでDeNAから国吉佑樹投手(29)の獲得を発表しており、2日連続でのトレード発表。国吉と加藤匠は16日に本拠のZOZOマリンスタジアムで入団会見に臨む。

埼玉県出身の加藤翔は春日部東高、上武大を経て2012年ドラフト4位でロッテ入り。ルーキーイヤーの13年5月、楽天戦で入ったプロ初打席で初球本塁打して話題となり、同年のCS西武戦でも初打席で初本塁打を放っている。昨季はイースタン・リーグで初の首位打者を獲得。プロ通算成績は491試合に出場して打率.246、14本塁打、83打点。今季推定年俸は2200万円。

三重県出身の加藤匠は三重高、青山学院大を経て2014年ドラフト5位で中日入り。ルーキーイヤーの15年にデビューしたが打席に立つことはなく、プロ5年目の19年に初安打。19年、20年と2年連続で開幕戦でスタメンマスクをかぶったが、今季はここまで1軍出場がなかった。通算成績は126試合に出場して打率.213、0本塁打、14打点。今季推定年俸は1500万円。

加藤翔平
「ここまで9年、応援していただいたファンの皆さまには本当に感謝をしています。そしてここまで支えてくださったマリーンズの皆さまにも感謝の気持ちで一杯です。チームは変わりますが、今まで通り、全力プレーを心掛け、ドラゴンズの勝利のために精一杯、頑張りたいと思います。これまで応援してくださった方には頑張っているところを見ていただくことで感謝の気持ちを伝えることができればと考えています。最後に自分がデビューした2013年の5月12日のイーグルス戦で初本塁打を打った時の歓声を一生、忘れません。これからもファンの皆さまへの感謝の気持ちをもってプレーします。」
加藤匠馬
「僕にとってチャンスなので、このチャンスをものにできるようにやっていきたいと思います。監督が僕の先輩なので、リーグ優勝、日本一になって胴上げできるよう、戦力になれるように頑張りたいです。6年半、中日ドラゴンズには大変お世話になり、ありがとうございました。」

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加藤翔平「歓声を一生、忘れません」加藤匠馬「僕にとってチャンス」、ロッテは2日連続トレード発表[スポニチ]

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ロッテ、加藤翔平トレードの背景、飽和状態の外野陣で出場機会恵まれず[スポニチ]

ロッテ・加藤翔平外野手(30)と中日・加藤匠馬捕手(29)の交換トレードが成立した。正式発表はこれからだが、その背景には、ロッテの外野陣が飽和状態にあることが大きく関係している。

本塁打争いでリーグトップを独走するマーティン、俊足で打率も出塁率も高い荻野のレギュラーは動かせない。さらに今季は、首位打者2度の実績を誇る角中も元気いっぱいで、交流戦では4番も務めるほどだ。

キャリア十分のレギュラー陣以外にも、藤原、高部、和田と次世代を担う俊足の外野手も控えている。さらには昨季FA移籍で加入した福田秀、菅野、岡の存在もある。

昨季2軍で打率.345をマークし、首位打者にも輝いた加藤翔平は、若手でもなければ、レギュラーでもない。30歳の中堅として、微妙な立ち位置だった。

昨季は2軍で安定した打棒を発揮しながらも、1軍では打率3割を残しながらも、わずか22試合出場。今季もここまで20試合出場にとどまっていた。

貴重なスイッチヒッターで、俊足も健在。打撃もしぶとく、このまま2軍で置いておくには、もったいない存在といえた。

前日には有吉と国吉で、DeNAとの交換トレードを発表したばかり。ここ数年の有吉の先発機会を考えたことも理由だったように、今回も移籍することで加藤翔平の出場機会が増えてほしいと球団サイドは願ったものといえた。

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中日、ロッテ、加藤による“同姓トレード”成立、今日中にも正式発表へ[スポニチ]

中日の加藤匠馬捕手(29)とロッテの加藤翔平外野手(30)の交換トレードが15日、成立した。今日中にも両球団から正式発表される見通し。

中日・加藤匠は青学大から15年ドラフト5位で中日に入団。強肩を武器に19年に初の開幕マスクをかぶり、自己最多92試合に出場した。ロッテは正捕手・田村がケガで離脱中だけに佐藤都らとの正捕手争いに期待がかかる。

ロッテ・加藤は上武大から12年ドラフト4位で入団。俊足が武器の両打ちで、打撃だけでなく守備力にも期待がかかる。中日の外野勢は中堅・大島は健在だが、両翼は固定できていないため、レギュラー獲りのチャンスは十分にある。

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ロッテ・加藤翔平、中日・加藤匠馬、「加藤」同士の交換トレード[スポニチ]

ロッテ・加藤翔平外野手(30)と中日・加藤匠馬捕手(29)の交換トレードが15日、成立した。

ロッテは正捕手の田村が4月末の左太腿肉離れで戦線離脱し、現在は勝率5割ながらリーグ4位タイに甘んじている。

捕手陣の層を厚くしたいところで、強肩が武器の加藤匠馬を補強することに成功した形だ。

加藤翔平は俊足好打のスイッチヒッターで、交流戦最終戦となった13日の巨人戦にも出場している。

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3例目の同姓同士トレード!ロッテ・加藤翔平が中日に、中日・加藤匠馬がロッテへ…ロッテは2日連続[報知]

ロッテ・加藤翔平外野手(30)と中日・加藤匠馬捕手(29)の“同姓トレード”が15日、両球団から発表された。正捕手・田村の左太もも肉離れによる離脱もあり捕手強化を求めるロッテと、右の強打者を必要とする中日の思惑が一致。ロッテは14日に有吉優樹とDeNA・国吉佑樹の3文字目以降の読み「よし・ゆうき」が同じ右腕トレードを発表したばかりで、異例の2日連続トレードとなった。

加藤翔は昨季2軍で首位打者を獲得するも今季は開幕2軍。5月中旬に1軍昇格したが外野手が飽和状態で出場は20試合にとどまっていた。「チームは変わりますが今まで通り全力プレーを心掛けドラゴンズの勝利のために精一杯頑張りたい」と、決意を口にした。

加藤匠は19年にチーム捕手で最多の92試合に出場。昨季から木下拓の台頭もあり今季は2軍暮らしが続いていたが強肩が最大の武器。「僕にとってチャンスなのでものにできるようにやっていきたい。リーグ優勝、日本一になって胴上げできるよう戦力になれるように頑張りたい」と、新天地での活躍を誓った。

過去の同姓トレード
名前名前
67大石清投手(広島)大石弥太郎投手(阪急)
75辻恭彦捕手(阪神)辻佳紀捕手(大洋)
加藤翔平(かとう・しょうへい)
1991年3月28日、埼玉・加須市生まれ。30歳。春日部東高から上武大を経て2012年ドラフト4位でロッテ入り。大学では関甲新学生リーグで通算107安打をマーク。昨季は2軍で3割4分5厘の結果を残し首位打者を獲得。通算491試合、打率2割4分6厘、14本塁打、83打点。183センチ、84キロ。右投両打。今季年俸2200万円。既婚。
加藤匠馬(かとう・たくま)
1992年4月29日、三重・松阪市生まれ。29歳。三重高では2010年春の甲子園に出場。青学大を経て、14年ドラフト5位で中日入り。「加藤バズーカ」と呼ばれる強肩。通算126試合、打率2割1分3厘、0本塁打、14打点。175センチ、76キロ。右投右打。今季年俸1500万円。既婚。

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[中日]加藤匠馬とロッテ・加藤翔平の“同姓トレード”成立と発表、加藤匠「僕にとってチャンス」[報知]

中日は15日、加藤匠馬捕手(29)と、ロッテ・加藤翔平外野手(30)のトレードが成立したと発表した。

加藤匠は2014年に青学大からドラフト4位で入団。強肩が武器で、19年は初の開幕スタメンをつかみ、チームの捕手で最多となる92試合に出場していた。しかし、昨季から木下拓の台頭もあり出番が激減。今季は開幕1軍を逃し2軍暮らしが続いていた。

新天地へ移籍する加藤匠は「僕にとってチャンスなので、このチャンスをものにできるようにやっていきたい。(ロッテ・井口)監督が僕の(大学の)先輩なのでリーグ優勝、日本一になって胴上げできるよう、戦力になれるように頑張りたい。6年半、中日ドラゴンズには大変お世話になり、ありがとうございました」と意気込んだ。

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中日・加藤匠馬とトレード成立の加藤翔平「今まで通り全力プレーを」[報知]

ロッテは15日、加藤翔平外野手と中日・加藤匠馬捕手のトレードが成立したことを正式発表した。

加藤翔は12年に上武大からドラフト4位で入団。昨季は2軍で首位打者を獲得し、今季は開幕2軍も3割超えの打率をマークし5月中旬に1軍昇格。だが1軍には荻野やマーティン、角中らが外野のレギュラーに定着し、菅野や岡も存在する。2軍には藤原や高部など期待の若手、さらには福田秀などが在籍。チームの外野手は飽和状態で加藤翔は昨季わずか22試合、今季はここまで20試合にとどまっていた。

加藤翔は球団を通じ「ここまで9年、応援していただいたファンの皆様には本当に感謝をしています。そしてここまで支えてくださったマリーンズの皆様にも感謝の気持ちで一杯です。チームは変わりますが、今まで通り、全力プレーを心掛け、ドラゴンズの勝利のために精一杯頑張りたいと思います。これまで応援してくださった方には頑張っているところを見ていただくことで感謝の気持ちを伝えることが出来ればと考えています。最後に自分がデビューした2013年の5月12日のイーグルス戦で初本塁打を打った時の歓声を一生、忘れません。これからも応援してくださるファンの皆様への感謝の気持ちをもってプレーします」とコメント。

一方で新入団選手となる加藤匠は14年に青学大からドラフト4位で入団。ここまで通算126試合に出場し打率2割1分3厘。昨季から出場機会が激減していたが、ロッテは4月下旬に正捕手・田村が離脱し、5月には柿沼も新型コロナに感染。2軍でも捕手が数人離脱しており育成の植田のみという状態だった。

田村の1軍復帰も近いものの捕手強化でさらに上位を目指して行く。

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[中日]加藤匠馬とロッテ・加藤翔平の1対1トレードが成立、夕方にも正式発表へ[報知]

中日・加藤匠馬捕手(29)とロッテ・加藤翔平外野手(30)のトレードが成立した。夕方にも、両球団から発表される見込みとなっている。

加藤匠は2014年に青学大からドラフト4位で入団。強肩が武器で19年にはチームの捕手として最多となる92試合に出場していた。しかし昨季から木下拓の台頭もあり出番が激減。今季は開幕1軍を逃し、2軍暮らしが続いていた。

ロッテ・加藤翔は12年に上武大からドラフト4位で入団。昨季は2軍で首位打者も獲得した両打ちの好打者で、スピード力も兼ね備える。

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ロッテ異例2日連続トレード、“バズーカ”補強へ中日と“加藤”トレード[デイリー]

ロッテは15日、加藤翔平外野手(30)と中日・加藤匠馬捕手(29)のトレードが成立したと発表した。14日に有吉をリリースし、DeNAから国吉を獲得したばかり。異例の2日連続トレードとなった。

チームは捕手の補強が急務だった。正捕手の田村が4月末に左大腿二頭筋肉離れで離脱。柿沼、佐藤都らが支えてきたが、盗塁阻止率.211はリーグワーストだ。さらに投手陣もリーグワーストのチーム防御率4.10。リード面で投手をけん引し、相手の足攻めを封じられる存在が必要だった。

補強ポイントに合致したのが中日・加藤だった。19年には92試合に出場した経験を持ち、「バズーカ」と称される強肩が武器。「監督が(青学大)の先輩なので、リーグ優勝、日本一になって胴上げできるよう頑張りたいです」と新天地での活躍を誓った。

すでに田村は2軍で実戦復帰しており、加藤が加わることで捕手層は一気に厚みが増す。首位・楽天とは3.5ゲーム差。05年以来のリーグ優勝へ態勢を整えた。

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ロッテ、佐々木朗の“中6日”プラン浮上、井口監督「状態を見ながら」[デイリー]

ロッテ・佐々木朗希投手(19)が15日、東京五輪終了後の8月中旬以降、現在の中10日以上空けている“投げ抹消”登板から、ローテ間隔を詰めて登板するプランが浮上した。

井口監督は佐々木朗の今後の登板プランについて「あまり変えるつもりはない。ローテがどうなるかにもよる」と前置きしながらも、「オリンピック後、どういった形で入れるか。状態を見ながら、後半がどうなるか探っています」と登板間隔短縮の検討段階に入ったことを明かした。

佐々木朗は5月27日・阪神戦でプロ初勝利。前回10日のヤクルト戦では1軍自己最速の155キロマークして6回1失点。石川が右肘手術で離脱するなど、現状の先発陣では上位浮上に欠かせない存在となりつつある。

今後はこれまで通り中10日以上を空けての登板が有力だが、体も慣れてきている。チームは首位・楽天と3.5ゲーム差。優勝争いの正念場となるシーズン終盤に、佐々木朗がローテ入りし、中6日で登板する可能性はありそうだ。

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セ・リーグ、交流戦で勝ち越し12年ぶり2度目[デイリー]

2年ぶりに開催されたプロ野球の「日本生命セ・パ交流戦」は15日、広島が西武に5-3で勝ってセ・リーグが今季通算を49勝47敗11分けとし、2009年以来、12年ぶり2度目の勝ち越しを決めた。

交流戦は12日にオリックスが11年ぶり2度目の優勝を既に決めている。16日に全日程が終了し、セ、パ両リーグ同士の対戦は18日に再開する。

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ロッテと中日でトレード加藤翔平と加藤匠馬で成立[デイリー]

ロッテの加藤翔平外野手(30)と中日の加藤匠馬捕手(29)の交換トレードが成立し、15日、両球団から発表された。

ロッテは正捕手の田村が故障で離脱しており、捕手陣の補強が課題となっていた。ロッテは前日14日にもDeNAとの交換トレードで国吉佑樹投手の獲得を発表していた。中日は両打ちの外野手獲得で、得点力の不足を補う狙いがある。

加藤翔は上武大から2013年、ドラフト4位でロッテ入団。今季は20試合の出場で、打率2割2分だった。加藤匠は青学大から15年にドラフト5位で中日入り。強肩に定評があるものの、昨年は出場29試合で、今季は1軍出場はなかった。

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“加藤”トレード舞台裏、ロッテから獲得打診、中日承諾で急遽成立、同姓間「偶然」[デイリー]

ロッテ・加藤翔平外野手(30)と中日・加藤匠馬捕手(29)のトレードが成立したことが15日、両球団から発表された。

トレード成立までの舞台裏も明らかになった。捕手の獲得を目指していたロッテが中日に打診。「肩がとても強くて守りがいい」(ロッテ関係者)と評価の高かった中日・加藤を狙い、以前から調査していたという。

中日が交換要員として目を付けたのは加藤だった。ロッテの外野手事情は荻野、マーティン、角中とレギュラーが揃い、若手も藤原、高部、和田と続く。加藤はファームでは高打率を残しており、1軍でも力を発揮する可能性は十分。ロッテ側も「飼い殺しはしたくない」という方針があったという。

保留していた中日側から急遽承諾が出たことで即日発表となったもようだ。

ロッテは前日にも有吉優樹投手(29)をリリースし、DeNAから国吉佑樹投手(30)を獲得したばかり。ネットでは同名“ユウキ”、同姓“加藤”のトレードが続いたことが話題となったが、ロッテ関係者は「狙ってはいません。偶然です。偶然」と苦笑いした。

ロッテ・加藤は俊足巧打が光るスイッチヒッター。今季は打率.220、1本塁打、2打点。ファームでは打率.369、4本塁打、18打点の成績だった。

中日・加藤は強肩が持ち味。19年には92試合に出場したが、昨季は29試合と出場機会が減少。今季は1軍出場がなかった。

打線強化を図りたい中日と、捕手の厚みを加えたいロッテとの思惑が一致。チームの課題解消へ動いた。

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トレード正式発表、ロッテ・加藤翔平は感謝「初本塁打の歓声を一生、忘れません」[デイリー]

ロッテは15日、加藤翔平外野手(30)と中日の加藤匠馬捕手(29)のトレードが成立したと発表した。ロッテは前日にも有吉優樹投手(29)をリリースし、DeNAから国吉佑樹投手(30)を獲得したばかり。異例の2日連続トレードとなった。

ロッテ・加藤は俊足巧打が光るスイッチヒッター。球団を通じて「ここまで9年、応援していただいたファンの皆様には本当に感謝しています。チームは変わりますが、今まで通り、全力プレーを心がけ、ドラゴンズの勝利のために精一杯、頑張りたいと思います。自分がデビューした2013年の5月12日のイーグルス戦で初本塁打を放った時の歓声を一生、忘れません。これからも応援してくださるファンの皆様への感謝の気持ちを持ってプレーします」とコメントした。

今季は打率.220、1本塁打、2打点。ファームでは打率.369、4本塁打、18打点の成績だった。

中日・加藤は強肩が持ち味。19年には92試合に出場したが、昨季は29試合と出場機会が減少。今季は1軍出場がなかった。球団を通じて「僕にとってチャンスなので、このチャンスをものにできるようにやっていきたいと思います。監督が僕の先輩なので、リーグ優勝、日本一になって胴上げできるよう、戦力になれるよう頑張りたいです。6年半、中日ドラゴンズには大変お世話になり、ありがとうございました」とコメントした。

打線強化を図りたい中日と、捕手の厚みを加えたいロッテとの思惑が一致。チームの課題解消へ動いた。

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ロッテは異例の2日連続トレード実行、加藤翔平外野手と中日・加藤匠馬捕手で成立[デイリー]

ロッテの加藤翔平外野手(30)と中日の加藤匠馬捕手(29)のトレードが成立したことが15日、分かった。ロッテは前日にも有吉優樹投手(29)をリリースし、DeNAから国吉佑樹投手(30)を獲得したばかり。異例の2日連続トレードとなった。

ロッテ・加藤は俊足巧打が光るスイッチヒッター。今季は打率.220、1本塁打、2打点。13日の巨人戦で「8番・中堅」で出場しており、3打数無安打だった。ファームでは打率.369、4本塁打、18打点の成績だった。

中日・加藤は強肩が持ち味。19年には92試合に出場したが、昨季は29試合と出場機会が減少。今季は1軍出場がなかった。

打線強化を図りたい中日と、捕手の厚みを加えたいロッテとの思惑が一致。チームの課題解消へ動いた。

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TJ手術から復帰を目指した19年11月、怖さの克服がその後に繋がったロッテ・大嶺[BASEBALL KING]

◇一定の手応えをつかむ

「去年久しぶりに1軍に先発で登板したときに、真っ直ぐでファウルとか取れていたので、それはだいぶ自信になりましたし、自分の球はまだ通用すると思った。今年の励みにはなりましたね」。

ロッテの大嶺祐太は、トミー・ジョン手術をして戻ってからのここまでの投球についてこのように自己評価する。

今季は6月4日のDeNA戦に5−5の4回から登板し2回を無失点に抑え、17年6月8日の中日戦以来となる白星を手にするなど、ここまでロングリリーフを中心に7試合に登板して、1勝1敗、防御率4.50の成績を残す。

◇ブルペンで投球練習を再開した2019年秋

2019年11月14日。同年の1月に『右肘内側側副靭帯損傷』の手術を受け、10月に戦力外通告を受け育成契約の打診を受けていた大嶺は、ロッテ浦和球場の屋外のブルペンで投球練習を行っていた。

この年の11月にリハビリのプログラムの一環で、「トレーナーの先生とその日の肘の状態を見ながら、やっていく段階だった。多少の痛みでも、変な痛みでなければ投げないといけないプログラムでした」と、連日ブルペンで投げ込む姿があった。

この日はスピードガンを計測しての投球練習。中腰で10球を投げ込んだ後、捕手を座らせて投げ込んだ。

捕手を座らせて5球目、大嶺は投球練習を見守っていた小野晋吾投手コーチに「140キロ出ましたか?」と確認。6球目、131キロを計測したときに小野コーチから「130キロをクリアしたよ」と声が飛ぶ。8球目に133キロを計測し、小野コーチからは「1キロずつ上がっている」とスピードが上がり、20球目には135キロを計測した。

あれから1年半。大嶺は当時のことを「スピードを聞くまではもうちょっと出ているんじゃないかなと思っていたんですけど、それくらいしか出ていなかった」と振り返る。

「今考えてみると、あの時は球速云々というより怖さをいかに早く克服できるかという段階だった。あそこでもうちょっと長引いていたら、去年もなかったですし、今年も多分1軍で投げられていないと思いますね。あそこですごく怖さがすぐ取れたというのは大きかったですね」。

◇順調だった2020年の春

年が明けて2020年。育成選手契約となり背番号が『30』から『126』となった1月20日のロッテ浦和球場での自主トレでは捕手を座らせて投げ込み、2月の春季キャンプ、再びロッテ浦和球場に戻った2月下旬以降もブルペンで腕を振った。

「キャンプが終わってからコロナの自粛期間に入るまで、すごく自分のなかで手応えを感じていた。そこで自粛期間に入るというのは、不安な部分がすごく強かった」。

復帰に向けて順調にステップを踏んでいたが、3月に入ってから新型コロナウイルスが日本でも感染が拡大しつつあり、3月下旬に予定されていたプロ野球の開幕は延期。4月に入ってから緊急事態宣言が発出され、プロ野球選手達も思うように練習ができなくなった。

「自粛期間に家でできることや近所でできることは限られていたと思うんですけど、継続したというのは自分の中ですごく大きくて、活動が再開されたときにいい感じで入れた。自分が思った通り投げられたかなと思います」。

新型コロナウイルスによる自粛期間明けの5月31日に、ZOZOマリンスタジアムで行われた紅白戦に登板し、1回を投げ3失点だったが、中村奨吾のバットを折るなど、ストレートの最速は145キロを記録。シーズン開幕後も7月22日の西武との2軍戦で7回を2安打1失点に抑えるなどアピールし、8月23日に支配下選手に復帰した。

◇球速がアップ

トミー・ジョン手術から復帰後、5月30日の広島戦で151キロを2度、150キロを3度計測するなど、ストレートのスピードが上がった印象だ。

「怪我してから投げられるようになるまで、自分が今まで投げていたフォームというか体の使い方が間違っているんじゃないかと疑問を持って、見た目のフォームは変わっていないように見えるかもしれないですけど、感覚的なものは変えましたね」。

「(具体的には)よく腕を振るという言葉を聞くと思うんですけど、腕を振るというよりかは、腕が振られる感じです」と、下半身と上半身を連動した動きで投げられるようになったという。

2019年11月に取材したときには「リハビリの段階ではあるので、リハビリと強化をしながら、今投げているなかで弱い部分とか、筋力的にも出てきていると思う。そこを重点的にやっていきたい」と話していたが、それも関係しているのだろうか−。

「それももちろんそうなんですけど、トレーニングして投げていく感覚のなかで、自分のなかでこの感じでいけばというところを見つけることができた。そこを鍛えたというよりかは、自分のなかで意識して、呼び起こしたとまではいかないですけど、今までそこを感じて投げることができなかったことが、自分の中で意識して感じて投げるようになった。それはだいぶ大きかったですね」。

◇「前向きになれるような投球ができたら」

球速も故障前よりアップし、1軍でもロングリリーフを中心に投げている。ここまでのステップは順調に踏めているように見えるが、本人はどう思っているのだろうか−。

「手術してから手術する前の段階に戻りたくなかった。同じようにというか、それより良くなっている気がする。連投ができるようになっている。すごいそれはやってよかったなと思います」と一定の手応えを掴む。

「トミー・ジョン手術している投手が多くなってきていると思う。手術したあとは、自分もすごく不安だった。精神的にもマイナスに入り込むことがすごく多くて、自分がしっかり投げていることによってその人達が前向きになれるような投球が少しでもできたらいいかなと思います」。

マリーンズには西野勇士、種市篤暉もトミー・ジョン手術からの復帰を目指しリハビリに励んでいる。

「1人1人ステップ段階が違うと思うので、焦らずやって欲しいなと思います。リハビリ次第で、絶対に良くなる。自分はトレーナーの先生やコンディショニング、PTの方、周りにお世話になっている人達がすごく色々とやってくれた。そのおかげでリハビリを頑張ることができた。リハビリに携わってくれた方に感謝しないといけないです」。

様々な支えや助けを受け、こうして再び1軍のマウンドに帰ってきた。復帰前よりもストレートのスピードは上がり、力強さが増した。西野、種市といった復帰を目指す選手達の指針となるような活躍を見せたい。

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