わたしはかもめ2021年鴎の便り(6月)

便

6月19日

埼玉西武7−2千葉ロッテ(メットライフドーム)

西武が快勝した。1回に森の2ランやスパンジェンバーグの適時二塁打などで一気に6点を先制。8回には源田の適時打で加点した。今井は伸びのある直球を軸に7回2失点で5勝目。ロッテは守備の乱れもあり勝率5割に逆戻りした。

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千葉ロッテ0000011002
埼玉西武60000001x7

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ロッテ井口監督「初回にああいう失点をしてしまうと…」失策絡み6失点[ニッカン]

ロッテは初回の大量失点が響いた。

左腕中村稔が今季3度目の先発マウンドに上がったが、被安打4(うち長打3)に味方の2失策も絡んで打者一巡の6失点。配球ごと変えるべく、捕手を柿沼から佐藤都に交代した2回以降は持ち直した。井口監督は「初回にああいう失点をしてしまうと追いつけなくなる。2回からはしっかりまたやってくれたんでね、次に期待したいと思います」とトシヤ同士のバッテリーにチャンスを与えた。

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ロッテ7月上旬、主催8試合のチケット販売を停止[ニッカン]

ロッテは19日、千葉県からの「新型インフルエンザ等対策特別措置法に基づく協力要請」に基づいて、ZOZOマリン主催8試合のチケット販売を停止すると発表した。

当該試合は以下の通り。

販売は20日午後9時まで。対象8試合の購入済みチケット、引き換え済みチケットと、有効席種のシーズンチケットは全て有効となる。

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夏にピッタリの一品!ロッテ、22日から「夏のさっぱりグルメ」販売[ニッカン]

ロッテは夏季限定グルメ「夏のさっぱりグルメ」を22日ソフトバンク戦(ZOZOマリン)から販売すると19日、発表した。

一覧は以下の通り。

広報室は「今年もZOZOマリンスタジアムでは、夏限定の様々なグルメを展開します。本格的な夏到来より一足早く6月22日より発売となりますので、ぜひチェックしていただければと思います。『レモン香る夏のネギ塩焼きそば』はたっぷりのネギとレモンの酸味で、暑い夏でもさっぱり味わうことのできるおすすめメニューです。他にも冷やし麺メニューや、レモンや梅などでさっぱりとした味付けに仕上げたメニューをそろえています。いずれも夏にピッタリの一品ですのでぜひお召し上がりください。絶好調の千葉ロッテマリーンズ。2021年夏は熱く盛り上がっていきましょう!」とコメントした。

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ロッテ・中村稔、踏ん張れず4回6失点[サンスポ]

ロッテの中村稔は4月30日以来の先発で、4回6失点と崩れて2敗目を喫した。1回、森に先制2ランを浴びると味方の拙守もあって踏ん張れず、スパンジェンバーグに適時二塁打を許すなどこの回だけで6点を失った。

前回登板の12日の巨人戦で救援ながら5回1失点と好投してつかんだ先発のチャンスだった。「試合をつくることができず申し訳ない」と悔しさをにじませた。

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20日西武戦に先発のロッテ・小島「交流戦の良い形を継続したい」[サンスポ]

20日の西武戦(メットライフ)に先発するロッテ・小島和哉投手(24)が「交流戦から良いピッチングができつつあるので、良い形をしっかり継続して投げたいです。頑張ります」と西武戦1勝1敗からの3戦目で勝ち越しを目指す。

早大から入団3年目の今季、初めて交流戦を経験。3試合に先発して2勝を挙げた。前回登板は6月13日の巨人戦(ZOZOマリン)。6回?を4安打4失点で巨人戦初登板初勝利を挙げた。

今季通算は10試合に先発して3勝2敗、防御率4.53。「母の日」の5月9日オリックス戦(ZOZOマリン)で今季初勝利をマークした。20日は「父の日」。再び親孝行の好投を披露したい。

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ロッテ・加藤、移籍後初出場、8回の守備でマスクかぶる[サンスポ]

トレードで中日から移籍したロッテ・加藤匠馬捕手(29)が、途中出場で移籍後初出場を果たした。2−6で迎えた8回裏の守備から「8番・捕手」に入ってマスクをかぶり、同じく8回から登板した4番手の横山をリード。2死二塁から西武・源田が中前適時打を放ち、1点を失った。

加藤は16日に入団会見を行い、17日にZOZOマリンでの練習でチームに初合流。18日に出場選手登録されていた。

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ロッテ・藤岡が10試合連続安打[サンスポ]

ロッテ・藤岡裕大内野手(27)が1−6で迎えた7回1死からの3打席目で、西武先発・今井から右中間二塁打を放ち、10試合連続安打をマークした。交流戦6月5日のDeNA戦(横浜)から安打を続けている。4日終了時で打率.245だったが、現在は.264に上昇した。

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ロッテ、7月主催8試合のチケット販売を6月20日午後9時で停止[サンスポ]

ロッテは19日、千葉県からの「新型インフルエンザ等対策特別措置法に基づく協力要請」に基づき、7月2〜4日の楽天戦、7月6〜7日のソフトバンク戦、7月9〜11日の日本ハム戦(すべてZOZOマリン)計8試合のチケット販売を、6月20日午後9時で停止すると発表した。なお、対象8試合における購入および引き換え済みチケットと有効席種のシーズンチケットは、全て有効となる。

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ロッテが「夏のさっぱりグルメ」販売、ZOZOマリンで6月22日のソフトバンク戦から[サンスポ]

ロッテは19日、ZOZOマリンスタジアムで夏季限定グルメ「夏のさっぱりグルメ」を6月22日のソフトバンク戦(午後5時45分、ZOZOマリン)から販売すると発表した。一覧は以下の通りで、価格は全て税込み。販売店舗や商品イメージはマリーンズ公式ホームページのグルメニュースに掲載している。

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ロッテ、5割に逆戻り、守乱…今季ワースト4失策[スポニチ]

ロッテは守備陣が今季ワーストの4失策。初回6失点で早々に勝負は決した。先発・中村稔は森に先制2ランを浴び、さらに1死一、二塁で呉念庭のゴロを一塁手レアードが後逸。0−4となった1死二、三塁では愛斗の遊ゴロで三塁走者を三本間に挟んだが、捕手・柿沼が悪送球した。

勝率5割に戻った井口監督は「投手の立ち上がりは大事。配球も含めてだが、連打されて失策も絡むと追いつけなくなる」と2回から捕手を佐藤都に代えたが手遅れだった。

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ロッテ井口監督、2回から早々に捕手交代、「配球も含め、連打、失策では追いつけくなる」[スポニチ]

初回に一挙6点を奪われて、完敗を喫したロッテ・井口監督は、試合内容を淡々と振り返った。

「投手の立ち上がりは非常に大事。その中で配球も含めて、連打されて、エラーも絡んで初回からあれだけ失点してしまうと、なかなか追いつけなくなってしまう」。

先発・中村稔弥は初回1死から源田に右中間三塁打を浴び、森にはバックスクリーン右へ先制2ランを運ばれた。続く山川に四球、栗山の中前打でつながれて、一塁手レアードが適時失策。さらにスパンジェンバーグに適時二塁打を許し、1死二、三塁となって愛斗の遊ゴロで三塁走者を三本間で挟んだが、捕手・柿沼が三塁へ悪送球した。

2回から捕手を柿沼から佐藤都へと交代した。「稔弥(中村)にもう1度、しっかりとしたピッチングをしてほしいと思った。まあ、2回以降はしっかりやってくれたので、次に期待したいと思います」と雪辱を期待した。

一方で、打線も今井の前に、5回まで無安打と沈黙した。「今日の今井はある程度、まとまっていた。その中で、際どいところをこっちが打ちにいってしまった部分があった」と振り返る。

6回先頭の高部が右中間二塁打で出塁し、これがチーム初安打。高部は7回にも右前適時打を放った。「(高部は)2軍でしっかりと結果残して1軍に上がってきた。これまで2回、1軍に上がったが、結果が出ていなかったので、何とかアピールして欲しい」と、敗戦の中で光明となる若手の活躍を称えた。

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ロッテ、7月のZOZOマリン8試合、20日午後9時で販売停止[スポニチ]

ロッテは19日、千葉県からの「新型インフルエンザ等対策特別措置法に基づく協力要請」に基づき、7月2〜4日の楽天戦、7月6、7日のソフトバンク戦、7月9〜11日の日本ハム戦(いずれもZOZOマリンスタジアム)、計8試合のチケット販売を、6月20日午後9時00分で停止すると発表した。

なお、対象8試合における購入及び引き換え済みチケットと有効席種のシーズンチケットは全て有効となる。

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ロッテ、6・22ソフトバンク戦からマリンで夏季限定グルメ[スポニチ]

ロッテはZOZOマリンで夏季限定グルメ「夏のさっぱりグルメ」を6月22日のソフトバンク戦から販売することを発表した。

夏のさっぱりグルメ一覧
レモン香る夏のネギ塩焼きそば:600円、トマトとバジルソースの冷製サラダパスタ:850円、夏のさっぱり豚しゃぶうどん:980円、冷やしジャージャーうどん:650円、さっぱり×スパイススタジアムカレー:1200円、冷やし梅おろしうどん:800円、岩下の新生姜塩焼きそば:600円、ホルモン焼きレモン醤油:800円、カラフル野菜スティックのピクルス:400円、さっぱりサイコロステーキ&サイコロベーコン:600円、梅からあげ(3個):500円、竹林鶏(バンブージー):400円、さっぱりシソとり天:600円、彩り野菜と卵のピクルス:500円、冷凍パイン:500円、レモンレモンレモン(レモンスカッシュ×レモン氷×レモンかき氷):500円

球団広報室は「今年もZOZOマリンスタジアムでは夏限定の様々なグルメを展開します。本格的な夏到来より一足早く6月22日より発売となりますのでぜひチェックをしていただければと思います。『レモン香る夏のネギ塩焼きそば』はたっぷりのネギとレモンの酸味でZOZOマリンスタジアムの暑い夏でもさっぱり味わうことのできるおすすめメニューです。他にも冷やし麺メニューや、レモンや梅などでさっぱりとした味付けに仕上げたメニューを揃えています。いずれも夏にピッタリの一品ですのでぜひお召し上がりください。絶好調の千葉ロッテマリーンズ。2021年 夏は熱く盛り上がっていきましょう!」とコメントしている。

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小島和哉が20日西武戦に先発「いい形を継続」[報知]

ロッテの小島和哉投手が20日の西武戦(メットライフドーム)に先発する。

前回登板の13日・巨人戦(ZOZOマリン)では今季最長の6回2/3を投げ4安打4失点。巨人打線に6回まで得点を許さず、球数も最多の124球を投げきった。チームはこの日、西武に負け連勝が2でストップ。「交流戦から良いピッチングが出来つつあるのでいい形をしっかり継続して投げたいです。頑張ります」と今季4勝目へ向け意気込んだ。

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新加入の加藤匠馬が移籍後初出場、プロテクター間に合わず小池ブルペン捕手のものを着用[報知]

中日からトレードで加入した加藤匠馬捕手が移籍後初出場を果たした。

プロテクターが間に合わず、前日の試合前練習から青山学院大の先輩である小池ブルペン捕手のプロテクターを着用。8回の守備から佐藤都に変わりマスクをかぶり、4番手の横山をリード。源田に中前適時打を浴び1点を失った。この日は最大の武器「加藤バズーカ」はお披露目されず。9回1死一、二塁で迎えた移籍後初打席は遊併打に倒れ、初出場を終えた。

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夏季限定「夏のさっぱりグルメ」を22日から販売[報知]

ロッテは19日、夏季限定グルメ「夏のさっぱりグルメ」を22日ソフトバンク戦(ZOZOマリン)から販売することを発表した。

メニューはレモン香る夏のネギ塩焼きそば(600円)トマトとバジルソースの冷製サラダパスタ(850円)、夏のさっぱり豚しゃぶうどん(980円)など全16種類(全て税込み)。販売店舗や商品イメージは球団公式ホームページで要確認。

球団広報室は「本格的な夏到来より一足早く6月22日より発売となりますのでぜひチェックをしていただければと思います。『レモン香る夏のネギ塩焼きそば』はたっぷりのネギとレモンの酸味でZOZOマリンスタジアムの暑い夏でもさっぱり味わうことのできるおすすめメニューです。絶好調の千葉ロッテマリーンズ。2021年夏は熱く盛り上がっていきましょう!」とコメントした。

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ロッテ・中村稔、4回6失点で2敗目「申し訳ない」[デイリー]

4月30日以来の先発となったロッテ・中村稔は4回6失点で2敗目。1回、森に先制2ランを浴びると味方の拙守、スパンジェンバーグに適時二塁打を許すなどこの回だけで6点を失った。

前回登板の12日の巨人戦で救援ながら5回1失点と好投してつかんだ先発のチャンスも「試合をつくることができず申し訳ない」と悔しさをにじませた。

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ロッテが夏季限定グルメ発売、22日ソフトバンク戦から[デイリー]

ロッテは19日、ZOZOマリンスタジアムで夏季限定「夏のさっぱりグルメ」を22日ソフトバンク戦(ZOZOマリンスタジアム、17時45試合開始)から販売すると発表した。

「夏のさっぱりグルメ」一覧は次の通り。(価格は全て税込み)

ロッテ広報室は「今年もZOZOマリンスタジアムでは夏限定の様々なグルメを展開します。本格的な夏到来より一足早く6月22日より発売となりますのでぜひチェックをしていただければと思います。『レモン香る夏のネギ塩焼きそば』はたっぷりのネギとレモンの酸味でZOZOマリンスタジアムの暑い夏でもさっぱり味わうことのできるおすすめメニューです。他にも冷やし麺メニューや、レモンや梅などでさっぱりとした味付けに仕上げたメニューを揃えています。いずれも夏にピッタリの一品ですのでぜひお召し上がりください。絶好調の千葉ロッテマリーンズ。2021年夏は熱く盛り上がっていきましょう!」とPRした。

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ロッテ佐藤都、打撃に苦しむも「まずは守備」、佐々木朗を「引っ張っていけるように」[Full-Count]

◇プロ2年目の飛躍を目指すロッテ・佐藤都志也

ロッテ待望の「打てる捕手」として期待がかかる若武者が、1軍の舞台で経験を積んでいる。2年目を迎えた佐藤都志也捕手は、代打を中心に試合に出場した1年目から、今季は捕手としての出場が増え、チームを勝利に導く責任を感じている。

「率直に言うと、凄く難しい、重要なポジションだと改めて思いました」。

2019年ドラフト2位で東洋大から入団し、ルーキーイヤーの昨年はオープン戦で楽天の則本昂大から本塁打を放つなどアピールし、開幕1軍を掴んだ。プロ初安打をサヨナラ打で飾るなど、主に途中出場ながら60試合に出場し、打率.228、2本塁打、12打点。中でも代打では打率.310、5打点を記録し、「代打の切り札」として勝負強さを発揮した。

しかし今季は交流戦終了時点で打率.170、3本塁打、8打点。勝負強い打棒は影を潜め、終盤のチャンスでは自身が代打を出される立場になっている。

「悔しいというところもあります。今年は自分が『こいつなら大丈夫だな』という存在じゃないというのは感じます」。

現在パ・リーグ4位につけるロッテ。田村龍弘が4月下旬に怪我で離脱し、吉田裕太、柿沼友哉、江村直也らとレギュラーを争う状況。佐藤都も含め、4選手の打率は1割台と打撃が課題なのは明確。それでも、正捕手獲得のためには「まずは守備」だと語る。

特にリード面で、正捕手の田村と比べると、投手からの信頼関係が薄いと感じている。「自分の弱々しいところを見せることが失点につながる。『こいつ大丈夫かな』と思われないようにしないといけない。いかに自分に自信を持てるかが大事かなと思います。もっと技術的なところもありますが、1番はそこなのかなと思います」と冷静な口ぶりで自らを分析した。

代打に集中していた昨年とは違い、今季は守備での活躍も求められている。自分が打っても、守備で失点したら元も子もない。もちろん、田村と比べれば公式戦でマスクを被った数には大きな差がある。キャッチャーは経験がものをいうポジション。正捕手の離脱はチームにとっては痛いが、佐藤都にとっては大きなチャンスでもある。

◇同期入団の佐々木朗希とはデビュー戦を含め、2度バッテリーを組んだ

ロッテは今季、佐々木朗希投手が1軍でベールを脱いだ。デビュー戦となった西武戦、プロ初勝利をあげた阪神戦でバッテリーを組んだ。1年目からブルペンでボールを受け続けてきたが、いざ試合となると、課題も浮き彫りになった。

「ポテンシャルが高くて、良い変化球を持っている。そう簡単に打たれることがない投手なので、朗希をどうを引っ張れるか。2回組んでいますけど自分の意見と朗希の意見が合わないこともある。コミュニケーションという部分で、どう埋め合わせていくかというところが大事なのかなと思います」。

誰もが認める“令和の怪物”の相棒の座を掴むことができるかどうか、今後正捕手となる上では大きな要素になる。

「自分が引っ張っていけるようになれば、もっともっと朗希の良さを引き出せるのかなと思います」。

チームは15日に中日から加藤匠馬捕手をトレードで獲得。同日に田村も2軍戦で復帰後初ヒットを放つなど1軍昇格も近づいており、正捕手争いはさらに激しさを増す。

「今年は捕手としてどんどん勝ちに貢献できるように、チャンスでの1本であったり、ここぞでの守備をレベルアップさせていきたい」。

まだ2年目。試合で起こるどんな些細な出来事も、佐藤都には大きな成長の糧となる。自信を深め、どっしりと正捕手に座る姿を思い描きながら、シーズンを過ごしている。

佐藤都志也(さとう・としや)
1998年1月27日生まれ、23歳。福島県いわき市出身。聖光学院では2年、3年夏の甲子園に出場。プロ志望届を提出するも、指名漏れし、東洋大学へ進学。1学年上に上茶谷大河(DeNA)、甲斐野央(ソフトバンク)らがいる。東都大学リーグでは4度のベストナインを受賞。2019年ドラフト会議でロッテから2位指名を受け入団。186センチ、91キロ。右投げ左打ち。

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ロッテ・マーティンの献身守備で浮き彫りに、“日本選手の課題”を専門家が解説[Full-Count]

◇ヤクルトで活躍、ソフトバンクでコーチも務めた飯田哲也氏が解説

今季の交流戦が終わり、セ・パのリーグ戦が再開した。12年ぶりにセ・リーグが勝ち越した交流戦では多くの好プレーが見られ、中でもロッテのレオネス・マーティン外野手の献身的なプレーは印象深い。5月28日のロッテ-広島(ZOZOマリン)の守備を取り上げたい。ヤクルト黄金期のリードオフマンで外野守備走塁コーチも務めた野球解説者・飯田哲也氏は好守備を称えた。一方でプロ野球OBとして、ある注文をつけることも忘れなかった。

飯田氏にはマーティンの走塁に続き、右翼守備について見て、解説してもらった。5月28日の広島戦。広島・メヒアが放った打球は右中間を破る勢いで転がっていった。しかし、マーティンがスライディングして好捕。二塁進塁を許さなかった。

「悪かった体勢から、そのあとが一生懸命ですよね。次の塁は絶対に渡さないという野球の本質がそこにありました。守っていれば、次の塁には行かせない。タッチアップは刺してやる。そういう気持ちが感じられます」。

マーティンの心意気がプレーに表れていた。だが、1990年代にヤクルトの外野手として7年連続でゴールデン・グラブ賞を獲得した飯田氏はこのプレーを見た後に、マーティンではない他の選手のプレーに疑問を抱いた。

「外野手として、マーティンのプレーは普通なんです。外国人のホームランバッターがここまでやると見ていて嬉しくなってしまいますが、外野手としてはこれくらいの守備はできないといけない」。

◇「日本人選手がこういうプレーをしないから、称賛される」

コーチ時代、次の塁を渡さない守備の意識を伝えてきた。マーティンの献身的なプレーには頭が下がるが「日本人選手がこういうプレーをしなくなってきているから、このプレーが称賛されてしまうんです」と警笛を鳴らす。

「最近は目立ちますね。ポテンヒットを回り込んで捕球しにいって、二塁打にしてしまったりすることもある。一生懸命やって、できないのではなくて、やらない人が多くなりました」。

1番の要因はミスをしたくないという消極的な心理が働いているからだと言う。安全にボールを捕球しようとするため、攻める守備が消えつつある。もちろん、積極的な守備で魅せる現役選手は存在する。守りで魅了するプレーがこれからも多く出ることを期待したい。

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